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JPH06138774A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

Info

Publication number
JPH06138774A
JPH06138774A JP4288597A JP28859792A JPH06138774A JP H06138774 A JPH06138774 A JP H06138774A JP 4288597 A JP4288597 A JP 4288597A JP 28859792 A JP28859792 A JP 28859792A JP H06138774 A JPH06138774 A JP H06138774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
developing
developing roll
toner
latent image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4288597A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Okamoto
佳和 岡本
Yoshio Inoue
義雄 井上
Yoshikazu Takahashi
良和 高橋
Takashi Fuchiwaki
隆 渕脇
Yoshio Ikeda
美穂 池田
Tomoyoshi Chihara
朋義 千原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP4288597A priority Critical patent/JPH06138774A/ja
Publication of JPH06138774A publication Critical patent/JPH06138774A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Developing For Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像ロールと潜像担持体との間の現像領域
に、均一な二成分現像剤の薄層を常に安定して供給でき
るようにすること。 【構成】 前記現像ロール20表面には凹凸が形成さ
れ、その凹部22は、凹部22内に付着したトナーだけ
で現像に消費されるトナーの大部分をまかなえるだけの
容積を有している。現像剤規制部材30は、現像剤規制
部材30を通過した後の前記現像ロール20表面に付着
したトナーの大部分が前記凹部22内のものによって占
められるように前記現像ロール20表面の凸部21表面
に接触又は接近して配置されている。前記接近して配置
しようとした場合、仮に位置合わせ精度が悪くて接触し
たとしても問題は生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真の現像装置に
関し、特に、現像ロール表面に付着した現像剤層と潜像
担持体表面とが非接触状態で、前記現像剤層の現像剤に
より、潜像担持体表面に形成された潜像を現像する現像
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】非接触でしかも潜像担持体の同一面に複
数色のトナー像を重ね現像できる現像装置はこれまでに
いくつか提案されている。例えば下記(A24)に記載し
た技術が従来公知である。 (A24) 電子写真学会誌第28巻第3号の『色がさね
現像によるカラー電子写真プロセス』には、一成分現像
によりドナーロール上にトナー層を形成し、ドナーロー
ルと潜像担持体間距離を150ミクロン程に非常に近接
させて、直流電界を印加し、既に潜像担持体上に現像さ
れている現像トナー像を乱すことなく色がさね現像を可
能とする装置の記載がある。前記(A24)の装置におい
ては一成分トナーの帯電を帯電ブレードに頼っており、
トナーの帯電量が不安定なことや、ドナーロールとトナ
ーの接触力がかなり強くトナーが選択的に現像されるた
め、現像されにくいトナーが徐々に現像装置内に残留
し、画像濃度が比較的短期に低下する欠点がある。この
ような一成分現像トナーを用いる場合、一般的に、均一
な層厚の現像剤層を現像領域(現像ロールと潜像担持体
との間の領域)に安定して供給することは、装置の構成
要素に高い精度が要求され、容易ではない。
【0003】また、下記(A22),(A23)に記載され
た技術が従来公知である。 (A22) 特開平3−113474号公報には、磁気ロ
ールを用いて二成分現像剤をドナーロールに進ませ、前
記ドナーロール上にトナーを転移させてトナー層を形成
し、前記ドナーロール上に形成したトナー層に接触また
は近傍に配置された電極ワイヤにより、トナー雲を形成
して、潜像を現像するようになっている現像装置につい
ての記載がある。 (A23) 特開昭57−207266号公報にはブラシ
状ローラでクラウド作りワイヤ電極に交流電界と直流電
界を与えてトナーに泳動を与える方法が提案されてい
る。前記(A22)の方式によれば、前記ドナーロール上
に形成したトナー層に接触または近傍に配置された電極
ワイヤに交流電圧を印加するなどの方法により、電極ワ
イヤ近傍にトナー雲が形成され、高効率の現像が達成さ
れる。しかしながら、副次的な問題点として、前記電極
ワイヤに、粗大トナー粒子、トナーの凝集体、空中を漂
う埃の繊維、転写紙を形成する紙の繊維などの所謂異物
が現像動作中に引っ掛かり、電極ワイヤ部に局部的に蓄
積されて、前記ドナーロール上に形成したトナー層に筋
を作ったり、電極ワイヤに印加するバイアス電圧により
形成される、電界の均一性を局部的に乱す原因となる
為、様々な画像欠陥をもたらすという現象がある。ま
た、前記(A23)の方法は、ブラシ状ローラによるトナ
ー帯電の安定性が低く、また、ワイアー部へのトナーの
塊や繊維状の異物の引っ掛かりが生じるという欠点があ
る。
【0004】前記技術(A21)〜(A23)の問題点を持
たない非接触の現像方式として下記(A24)に記載され
た技術が従来公知である。 (A24) 特公平2−4903号公報及び特開昭59−
181362号公報には、二成分の薄層を潜像担持体と
非接触となるように磁石を内包した現像ロール上に形成
し、直流電界に交流電界を重畳した現像電界を、潜像担
持体と現像ロール間に印加し、現像を行う方法が提案さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記(A24)の方法
は、二成分の薄層を形成する為に現像剤の層厚を制御す
る現像剤規制部材と現像ロール間の距離を微小に設定す
る必要があり、このため現像剤規制部材と現像ロール間
隙に、トナーの塊や繊維状の異物が引っ掛かり、現像剤
層にスジを発生し、プリント上に白筋を作る欠点があ
る。また現像剤規制部材と現像ロール間隙を微小に設定
しているため、現像ロールを高速で回転させるほど現像
剤が現像剤規制部材部でスリップして、適正な現像剤層
厚を確保しづらい欠点がある。しかしながら、前記(A
24)の方法は、適切な現像剤層厚を容易に安定して形成
できる手段があれば、実用的なすぐれた現像方法とな
る。
【0006】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、下記の記載内容を課題とする。 (A11) 現像ロールと潜像担持体との間の現像領域
に、均一な二成分現像剤の薄層を常に安定して供給でき
るようにすること。
【0007】
【課題を解するための手段】次に、前記課題を解決する
ために案出した本発明の構成を説明するが、本発明の構
成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を容易に
するため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだも
のを付記している。なお、本発明を後述の実施例の符号
と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にす
るためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためで
はない。
【0008】前記課題を解決するために、本出願の第1
発明の現像装置は、(A1)潜像担持体(10)に接近
して配置され磁石(25,26,27)を内蔵する現像
ロール(20)、(A2)前記現像ロール(20)表面
に磁性キャリア及びトナーから構成される2成分現像剤
を供給す現像剤供給装置(40)、(A3)前記現像ロ
ール(20)表面に形成される現像剤の層の厚さを規制
する現像剤規制部材(30)、及び、(A4)前記現像
ロール(20)表面に付着したトナーを潜像担持体(1
0)表面に飛翔させる直流バイアス電圧及び交流電圧を
前記潜像担持体及び現像ロール間に印加する電界印加手
段(84,85)、を備え、前記現像ロール(20)表
面に付着した現像剤層と潜像担持体(10)表面とが非
接触の状態で、前記現像剤層のトナーを潜像担持体(1
0)表面に飛翔させて現像する現像装置において、下記
の要件(A5),(A6)を備えたことを特徴とする、
(A5)前記現像ロール(20)表面には凹凸が形成さ
れ、その凹部(22)は、凹部(22)内に付着した現
像剤中のトナーだけで現像に消費されるトナーの大部分
をまかなえるだけの容積を有すること、(A6)前記現
像剤規制部材(30)は、現像剤規制部材(30)を通
過した後の前記現像ロール(20)表面に付着した現像
剤の大部分が前記凹部(22)内のものによって占めら
れるように前記現像ロール(20)表面の凸部(21)
表面に接触又は接近して配置されたこと。
【0009】また、本出願の第2発明の現像装置は、前
記第1発明の現像装置において、下記の要件(A7)を
備えたことを特徴とする、(A7)前記現像ロール(2
0)内部の現像領域に対向する位置に反発磁界を形成す
る固定磁石(26)が配置されたこと。
【0010】
【作用】次に、前述の特徴を備えた本発明の作用を説明
する。前述の特徴を備えた本出願の第1発明の現像装置
は、潜像担持体(10)に接近して配置される現像ロー
ル(20)は表面に凹凸を有している。この現像ロール
(20)表面には、現像剤供給装置(40)から磁性キ
ャリア及びトナーから構成される2成分現像剤が供給さ
れる。前記現像ロール(20)に内蔵された磁石(2
5)により、前記凹凸を有する現像ロール(20)表面
には現像剤が吸着される。現像ロール(20)表面に吸
着された時点の現像剤は、キャリアビードチェインを形
成しており、キャリアビードチェインの長さは、前記凹
部(22)の深さより長くなっている。このため、前記
吸着された現像剤は、その層の厚さが凹部(22)の深
さ以上となり、現像ロール(20)の凹部(22)内か
ら外側方に盛り上がった状態(前記凹凸の突部(21)
表面からさらに突出した状態)となる。
【0011】前記現像剤規制部材(30)は、前記現像
ロール(20)表面の凸部(21)表面に接触又は接近
して配置されているので、前記現像ロール(20)表面
に吸着された現像剤は前記現像剤規制部材(30)を通
過するときに、凹部(20)にある一定量の現像剤を残
して現像ロール(20)表面から掻きおとされる。この
とき、前記キャリアビードチェインを形成する現像剤
は、前記現像ロール(20)表面の凸部(21)より外
側方に存在する部分が除去される。そして、現像ロール
(20)表面に残った前記キャリアビードチェインのほ
とんどは前記凹部(22)内に存在する。なお、現像剤
規制部材(30)を現像ロール(20)表面に接近した
位置に配置しようとする場合、仮に位置合わせ精度が悪
くて現像剤位置規制部材(30)が現像ロール(20)
表面に接触しても、本発明の場合前記凹部(22)内の
現像剤が掻き落とされることはないので、問題は生じな
い。
【0012】前記現像剤規制部材(30)で層の厚さが
規制された後の現像ロール(20)表面に付着した現像
剤の大部分は、前記凹部(22)内に存在することにな
る。この凹部(22)は、凹部(22)内に付着したト
ナーだけで現像に消費されるトナーの大部分をまかなえ
るだけの容積を有している。前記凹部(22)にある現
像剤は現像領域まで運ばれる。前記潜像担持体(10)
及び現像ロール(10)間には、電界印加手段(84,
85)により、前記現像ロール(20)表面に付着した
トナーを潜像担持体(10)表面に飛翔させる直流バイ
アス電圧及び交流電圧が印加されている。したがって、
前記現像領域まで運ばれた現像剤の中のトナーは、前記
現像領域で潜像担持体(10)の潜像に応じて潜像担持
体(10)側に飛翔し現像が行われる。現像ロール(2
0)と潜像担持体(10)とは一定の間隙が設けられて
おり、したがって凹部(22)にある現像剤は潜像担持
体(10)に接触することがない。
【0013】前述の特徴を備えた本出願の第2発明の現
像装置は、前記現像ロール(20)内部の現像領域に対
向する位置に反発磁界を形成する固定磁石(26)が配
置されているので、前記凹部(22)に吸着された現像
剤のキャリアビードチェインは、現像領域に搬送された
ときに直立せずに両側に倒れこむ。キャリアビードチェ
インはかなりの速度で倒れこむため、倒れこむときの機
械的衝撃でキャリア表面のトナーがキャリアから剥がれ
てクラウド状となり、現像効率が高まる。
【0014】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の現像装置
の実施例を説明する。 先ず、図1〜3により本発明の現像装置の実施例1を説
明する。 図1は本発明の現像装置の実施例1の全体説明図、図2
は同実施例1の要部の拡大図、図3は同実施例1の現像
ロールの拡大斜視図、である。図1において、現像装置
は、或る供給量の現像剤を貯蔵するためのハウジング4
8を有す。現像ロール20、パドル40がハウジング4
8の内部に取り付けられている。現像ロール20は、潜
像担持体10の移動方向に対して逆方向に回転し、同様
にパドル40も、現像ロール20の回転方向に対して逆
の方向に回転するように構成されている。なお、現像ロ
ール20は、潜像担持体10の移動方向に対して同方向
に回転させることが可能であり、同様にパドル40も、
現像ロール20の回転方向に対して同方向に回転させる
ことが可能である。
【0015】現像ロール20表面は、円筒状のステンレ
ススチールにより構成されており、且つ、凹凸が形成さ
れている。すなわち、現像ロール20表面は図2,3に
示すように、凸部21と凹部22とを有する。凹部22
の面積は全表面の50%以上を占め、望ましくは70%
以上をしめるようにする。図2における凹部の深さは現
像ロール表面の全域にわたり均一になっており、200
ミクロンから500ミクロン程度の値が選ばれる。図2
の現像ロール表面の凸部21の先端部が描く円の直径は
30ミリであり、隣り合う凸部21間の距離は約1.9
ミリ、凸部21の上面の幅は約0.3ミリ、凸部21の
底面の幅は約0.6ミリ、隣り合う凸部21間にある凹
部22の幅は約1.3ミリ、凸部21の数は現像ロール
20表面一周で50本である。また凹部22の深さは5
00ミクロンである。潜像担持体10と現像ロール2表
面の凸部21の先端部までの距離L(図1参照)は20
0ミクロンに設定されている。なお、現像ロール20の
表面を形成する部材の材質としては、前記ステンレスス
チールの代わりに、アルミ、または、半導電領域の体積
抵抗をもつプラスチック等も採用可能である。また、現
像ロール20表面を形成する円筒状部材を導電性の金属
でつくり、その表面に他の材料製の凸条を設ける方法を
採用することも可能である。
【0016】キャリアとトナーからなる二成分現像剤
が、ほぼ図示47の高さまで入れられており、オーガ4
6によって撹拌されている。パドル40は、二成分現像
剤を回転によりくみあげて現像ロール20表面に供給す
る機能を有している。現像ロール20の内部には、磁石
25〜27が固定されている。磁石25は、前記パドル
40により現像ロール20表面に供給された二成分現像
剤を現像ロール20の表面に吸着し、付着させる機能を
有している。また、磁石26は現像領域に対向して配置
されており、現像領域において、現像ロール20表面に
付着した二成分現像剤のキャリアビードチェインを形成
する機能を有している。また、磁石27は、前記磁石2
6とともに反発磁界を発生し、現像工程終了後の現像ロ
ール20表面の凹部に残存する現像剤を現像ロール20
表面上から除去する機能を有している。
【0017】前記現像ロール20に対向して現像剤規部
材30が現像ロール20の凸部21表面に接触して設け
られている。この現像剤規部材30は支持部材35に取
付けられている。現像剤規制部材30としては、金属バ
ネやゴムのような弾性体が使用される。この現像剤規制
部材30は現像ロール20表面に付着した現像剤の中
の、凸部21よりも外方に膨れて付着した現像剤を掻き
落として現像剤の量を規制する機能を有している。
【0018】前記現像ロール表面20には直流バイアス
電圧電源84と交流バイアス電圧電源85が電気的に接
続されており、潜像担持体10(図1,2参照)と現像
ロール表面20の間隙(すなわち、現像領域)に直流電
界に交流電界が重畳された電場が形成される。図1,2
に示す潜像担持体10は有機潜像担持体であり、負の電
荷で均一にマイナス750ボルトに帯電されたあと、画
像部が露光され、画像部の部分がマイナス100ボル
ト、背景部の露光されなかった部分がマイナス700程
度になっている。この時の現像ロール表面20に印加さ
れるバイアスは、交流成分の周波数が4kHz、ピーク
電位差が2kボルト、直流成分がマイナス500ボルト
である。現像領域に搬送されたトナーはキャリアによっ
て負の電荷に帯電されており、上記バイアス条件下で潜
像担持体の露光部に現像されるようになっている。
【0019】現像剤としては、キャリアとして50ミク
ロン径のフェライトにメタクリル樹脂とシリコン系樹脂
をコートしたものを用いた。トナーはポリエステル系樹
脂を主体とし、粒径は9ミクロンのものを用いた。トナ
ーの帯電量は5〜10%のトナー濃度のとき、常温で1
0〜20マイクロクーロン/グラムとなるように、キャ
リアのコート材のメタクリル樹脂とシリコン系樹脂の配
合がコントロールされている。キャリアの材質、粒径、
形状はキャリアビードチェインの長さに影響を及ぼし、
磁化率の高い材料、大きい粒径、不定形のキャリアほど
キャリアビードチェインの長さは長くなる傾向にある。
ほぼ球形で粒径が20〜100ミクロンのフェライトや
磁化率の比較的低い材料で形成されたキャリアが、安定
した長さのキャリアビードチェインを形成する。
【0020】(実施例1の作用)キャリアとトナーから
なる二成分現像剤が、パドル40の回転によりくみあげ
られ、現像ロール20表面に供給される。この二成分現
像剤は現像ロール20の内部に固定された磁石26の磁
力により、現像ロール20の表面に吸着され、現像ロー
ル20の回転によって搬送される。搬送されてきた現像
ロール20上の現像剤は、前記現像剤規部材30によ
り、現像ロール表面20の凹部22にある現像剤のみを
残して、掻きおとされる。凹部22に残された現像剤
は、潜像担持体10に対向する現像領域に搬送された時
点では、図2のように凹部22に一定量の現像剤が存在
する。現像ロール20表面内部の現像領域に対向する位
置には固定磁石25が設置されており、凹部22にある
現像剤は現像領域において、ほぼ直立のビードチェイン
を形成する。この時ビードチェインの長さは、普通凹部
の深さよりやや長くなり、ビードチェインの先端部は凸
部21の先端部が描く円弧より潜像担持体10方向にと
びだす形になるが、凹部22にある現像剤が、図1の掻
きおとし部材30と現像ロール20表面の凹部22によ
り一定量に計量されているため、ビードチェインの先端
部は潜像担持体10に非常に接近するも、接触しないよ
うになっている。すなわちキャリアビードチェインの長
さは常に一定であり、環境、トナー濃度等の影響を受け
ずに潜像担持体10に非常に接近させることができる。
【0021】現像領域において、外部直流バイアス電源
84と交流バイアス電源85によって形成される電界に
より現像がおこなわれる。現像工程を終了後、磁石27
と磁石26によって発生する反発磁界により現像ロール
20表面の凹部現像剤は現像ロール20表面上から除去
される。
【0022】(実施例2)図4は本発明の現像装置の実
施例2の説明図である。この実施例2は、現像ロール2
2表面の凹凸形状が前記実施例1と相違している以外
は、前記実施例1と同じである。なお、この実施例2の
説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成
要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。この実施例2の凹部22の形状は円筒形になってい
る。このような凹部22の形状は、ケミカルエッチン
グ、プレス加工、切削加工等によって形成することがで
きる。
【0023】(実施例3)図5は本発明の現像装置の実
施例3の説明図である。この実施例3は、現像ロール2
2表面の凹凸形状が前記実施例1と相違している以外
は、前記実施例1と同じである。なお、この実施例3の
説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成
要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。この実施例3の凹部22の形状は菱形になってい
る。このような凹部22の形状は、ケミカルエッチン
グ、プレス加工、等によって形成することができる。
【0024】(実施例4)図6は本発明の現像装置の実
施例4の説明図である。この実施例4は、現像ロール2
0内部に配置された固定磁石26が前記実施例1と相違
している以外は、前記実施例1と同じである。なお、こ
の実施例4の説明において、前記実施例1の構成要素に
対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な
説明を省略する。図6において、現像領域に対向して配
置された磁石26として、反発磁界を発生する磁石が用
いられている。この場合、キャリアビードチェインは直
立せずに両側に倒れこむかたちとなる。キャリアビード
チェインはかなりの速度で倒れこむため倒れこむときの
機械的衝撃でキャリア表面のトナーがキャリアから剥が
れてクラウド状となり、現像効率が高まる。
【0025】(実施例5)図7は本発明の現像装置の実
施例5の説明図である。この実施例5は、現像剤規制部
材30が前記実施例1と相違している以外は、前記実施
例1と同じである。なお、この実施例5の説明におい
て、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同
一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。図7に
おいて、現像剤規部材30は、支持部材35にとりつけ
られ現像ロール20表面に接触していないものの非常に
近接して設置されている。このように、配置した場合、
仮に現像剤規制部材30の位置がづれて現像ロール20
表面に接触しても、現像ロール20表面の凹部22内の
現像剤は掻き落とされることが無い。したがって、現像
剤規制部材30の位置が現像ロール20表面に接近する
側に位置がづれても問題が生じない。このため、現像剤
規制部材の設置作業が楽になる。
【0026】(変更例)以上、本発明による画像形成装
置の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定
されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発
明の要旨の範囲内で、種々の小設計変更を行うことが可
能である。
【0027】
【発明の効果】前述の本出願の第1発明の現像装置によ
れば、現像剤は現像ロール表面の凹部に残るため常に一
定量の現像剤を現像領域に安定して搬送することができ
る。このため、現像ロール表面の現像剤と潜像担持体と
の間に安定した非接触状態が確保できる。このため、色
重ね現像が可能である。さらには繊維状異物、トナーの
塊などが現像剤層厚規制手段に引っ掛かって蓄積される
ことが少なくなるので、プリント上に筋上の画質欠陥が
生じることが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の現像装置の実施例1の全体説
明図である。
【図2】 図2は同実施例1の要部である現像領域部分
の拡大図である。
【図3】 図3は同実施例1の現像ロールの拡大斜視図
である。
【図4】 図4は本発明の現像装置の実施例2の説明図
で、現像ロールの拡大斜視図を示し、前記実施例1の図
3に対応する図である。
【図5】 図5は本発明の現像装置の実施例3の説明図
で、現像ロールの拡大斜視図を示し、前記実施例1の図
3に対応する図である。
【図6】 図6は本発明の現像装置の実施例4の要部で
ある現像領域部分の拡大説明図で、前記実施例1の図2
に対応する図である。
【図7】 図7は本発明の現像装置の実施例5の説明図
で、前記実施例1の図1に対応する図である。
【符号の説明】
10…潜像担持体、20…現像ロール、21…凸部、2
2…凹部、25…磁石、26…磁石、27…磁石、30
…現像剤規制部材、40…現像剤供給装置(パドル)、
84…電界印加手段、85…電界印加手段、
フロントページの続き (72)発明者 渕脇 隆 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 池田 美穂 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 千原 朋義 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A1)潜像担持体に接近して配置され磁
    石を内蔵する現像ロール、(A2)前記現像ロール表面
    に磁性キャリア及びトナーから構成される2成分現像剤
    を供給す現像剤供給装置、(A3)前記現像ロール表面
    に形成される現像剤の層の厚さを規制する現像剤規制部
    材、及び、(A4)前記現像ロール表面に付着したトナ
    ーを潜像担持体表面に飛翔させる直流バイアス電圧及び
    交流電圧を前記潜像担持体及び現像ロール間に印加する
    電界印加手段、を備え、前記現像ロール表面に付着した
    現像剤層と潜像担持体表面とが非接触の状態で、前記現
    像剤層のトナーを潜像担持体表面に飛翔させて現像する
    現像装置において、下記の要件(A5),(A6)を備え
    たことを特徴とする現像装置、(A5)前記現像ロール
    表面には凹凸が形成され、その凹部は、凹部内に付着し
    た現像剤中のトナーだけで現像に消費されるトナーの大
    部分をまかなえるだけの容積を有すること、(A6)前
    記現像剤規制部材は、現像剤規制部材を通過した後の前
    記現像ロール表面に付着した現像剤の大部分が前記凹部
    内のものによって占められるように前記現像ロール表面
    の凸部表面に接触又は接近して配置されたこと。
  2. 【請求項2】 下記の要件(A7)を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の現像装置、(A7)前記現像ロー
    ル内部の現像領域に対向する位置に反発磁界を形成する
    固定磁石が配置されたこと。
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