JPH06128580A - 潤滑油組成物 - Google Patents
潤滑油組成物Info
- Publication number
- JPH06128580A JPH06128580A JP27903892A JP27903892A JPH06128580A JP H06128580 A JPH06128580 A JP H06128580A JP 27903892 A JP27903892 A JP 27903892A JP 27903892 A JP27903892 A JP 27903892A JP H06128580 A JPH06128580 A JP H06128580A
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- JP
- Japan
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- lubricating oil
- oil composition
- carbon atoms
- acid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐熱性及び耐摩耗性に優れ、高温雰囲気下で
使用してもスラッジを発生せず、かつ抗乳化性及び防錆
性に優れた高出力の油圧装置,産業機械の軸受などに好
適に用いられる潤滑油組成物を提供すること。 【構成】 潤滑油基油に、(A)カルボン酸のアルカリ
金属塩,(B)ポリアルキレングリコールモノアルキル
エーテル,及び(C)ジチオリン酸亜鉛および(亜)リ
ン酸エステル化合物から選ばれた少なくとも一種のリン
含有化合物の各特定量を配合してなる潤滑油組成物であ
る。
使用してもスラッジを発生せず、かつ抗乳化性及び防錆
性に優れた高出力の油圧装置,産業機械の軸受などに好
適に用いられる潤滑油組成物を提供すること。 【構成】 潤滑油基油に、(A)カルボン酸のアルカリ
金属塩,(B)ポリアルキレングリコールモノアルキル
エーテル,及び(C)ジチオリン酸亜鉛および(亜)リ
ン酸エステル化合物から選ばれた少なくとも一種のリン
含有化合物の各特定量を配合してなる潤滑油組成物であ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は潤滑油組成物に関し、さ
らに詳しくは、耐熱性及び耐摩耗性に優れ、高温雰囲気
下で使用してもスラッジを発生せず、かつ抗乳化性及び
防錆性に優れた潤滑油組成物に関するものである。
らに詳しくは、耐熱性及び耐摩耗性に優れ、高温雰囲気
下で使用してもスラッジを発生せず、かつ抗乳化性及び
防錆性に優れた潤滑油組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に各種の潤滑油組成物のうち、エン
ジン用潤滑油以外に各種工業用設備に用いられる潤滑油
としては、作動油,産業機械の軸受油,ギヤ油あるいは
摺動面油等が知られている。従来、例えば、作動油ある
いは軸受油として、潤滑油基油に防錆剤(Rust inhibit
ors)と酸化防止剤(Oxidation inhibitors) とを配合し
た、いわゆるR&O型、及びジチオリン酸亜鉛,リン酸
エステルなどの耐摩耗添加剤(Anti-wear agents) を配
合した、いわゆる Anti-wear型が知られている。しかし
ながら、近年油圧装置が小型化,高出力化されるに伴
い、前者のR&O型作動油は耐摩耗性及び耐熱性がとも
に不十分となってきており、一方、後者のAnti-wear 型
作動油は耐摩耗性は高いものの、耐熱性に劣るため使用
できないという問題が生じている。そこで、耐熱性を考
慮して、清浄分散剤を比較的多量に含むエンジン用潤滑
油を転用することも考えられるが、このものは抗乳化性
及び防錆力などが不十分であるという実用上の問題を有
している。
ジン用潤滑油以外に各種工業用設備に用いられる潤滑油
としては、作動油,産業機械の軸受油,ギヤ油あるいは
摺動面油等が知られている。従来、例えば、作動油ある
いは軸受油として、潤滑油基油に防錆剤(Rust inhibit
ors)と酸化防止剤(Oxidation inhibitors) とを配合し
た、いわゆるR&O型、及びジチオリン酸亜鉛,リン酸
エステルなどの耐摩耗添加剤(Anti-wear agents) を配
合した、いわゆる Anti-wear型が知られている。しかし
ながら、近年油圧装置が小型化,高出力化されるに伴
い、前者のR&O型作動油は耐摩耗性及び耐熱性がとも
に不十分となってきており、一方、後者のAnti-wear 型
作動油は耐摩耗性は高いものの、耐熱性に劣るため使用
できないという問題が生じている。そこで、耐熱性を考
慮して、清浄分散剤を比較的多量に含むエンジン用潤滑
油を転用することも考えられるが、このものは抗乳化性
及び防錆力などが不十分であるという実用上の問題を有
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、耐熱性及び耐摩耗性に優れ、高温雰囲気
下で使用してもスラッジを発生せず、かつ抗乳化性及び
防錆力の高い、各種冷凍機,高出力の油圧装置あるいは
産業機械の軸受などに好適に用いられる潤滑油組成物を
提供することを目的になされたものである。
事情のもとで、耐熱性及び耐摩耗性に優れ、高温雰囲気
下で使用してもスラッジを発生せず、かつ抗乳化性及び
防錆力の高い、各種冷凍機,高出力の油圧装置あるいは
産業機械の軸受などに好適に用いられる潤滑油組成物を
提供することを目的になされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記の好ま
しい性質を有する潤滑油組成物を開発すべく鋭意研究を
重ねた結果、潤滑油基油に、カルボン酸のアルカリ金属
塩,ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル及
びジチオリン酸亜鉛あるいは(亜)リン酸エステル化合
物とを、それぞれ所定の割合で配合した組成物により、
その目的を達成しうることを見出した。本発明はこのよ
うな知見に基づいて完成したものである。すなわち、本
発明は、潤滑油基油に、(A)カルボン酸のアルカリ金
属塩0.01〜2重量%,(B)ポリアルキレングリコー
ルモノアルキルエーテル0.01〜5重量%及び(C)ジ
チオリン酸亜鉛,リン酸エステル化合物および亜リン酸
エステル化合物から選ばれる少なくとも一種のリン含有
化合物0.01〜2重量%を配合してなることを特徴とす
る潤滑油組成物を提供するものである。
しい性質を有する潤滑油組成物を開発すべく鋭意研究を
重ねた結果、潤滑油基油に、カルボン酸のアルカリ金属
塩,ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル及
びジチオリン酸亜鉛あるいは(亜)リン酸エステル化合
物とを、それぞれ所定の割合で配合した組成物により、
その目的を達成しうることを見出した。本発明はこのよ
うな知見に基づいて完成したものである。すなわち、本
発明は、潤滑油基油に、(A)カルボン酸のアルカリ金
属塩0.01〜2重量%,(B)ポリアルキレングリコー
ルモノアルキルエーテル0.01〜5重量%及び(C)ジ
チオリン酸亜鉛,リン酸エステル化合物および亜リン酸
エステル化合物から選ばれる少なくとも一種のリン含有
化合物0.01〜2重量%を配合してなることを特徴とす
る潤滑油組成物を提供するものである。
【0005】本発明の潤滑油組成物における潤滑油基油
としては、潤滑粘度を有する鉱油又は合成油で、具体的
には、温度40℃における動粘度が10〜500cSt
の範囲にある鉱油又は合成油が好適に用いられる。この
鉱油は、従来から潤滑油の基油として用いられているも
のが充当され、その代表例としては、例えば、水添精製
鉱油,溶剤精製鉱油などが挙げられる。また、合成油と
しては、様々なものがあるが、炭素数2〜16のポリ−
α−オレフィン(オリゴマーを含む),アルキルベンゼ
ン,アルキルナフタレン,各種エステルすなわちネオペ
ンチルグリコール,トリメチロールプロパン,ペンタエ
リスリトール等の多価アルコールと脂肪酸とのエステ
ル、あるいはアジピン酸,セバチン酸等の多価カルボン
酸と脂肪族アルコールとのエステル等を使用することが
できる。これらの鉱油及び合成油は、それぞれ単独であ
るいは任意の割合で組合せて混合使用することができ
る。
としては、潤滑粘度を有する鉱油又は合成油で、具体的
には、温度40℃における動粘度が10〜500cSt
の範囲にある鉱油又は合成油が好適に用いられる。この
鉱油は、従来から潤滑油の基油として用いられているも
のが充当され、その代表例としては、例えば、水添精製
鉱油,溶剤精製鉱油などが挙げられる。また、合成油と
しては、様々なものがあるが、炭素数2〜16のポリ−
α−オレフィン(オリゴマーを含む),アルキルベンゼ
ン,アルキルナフタレン,各種エステルすなわちネオペ
ンチルグリコール,トリメチロールプロパン,ペンタエ
リスリトール等の多価アルコールと脂肪酸とのエステ
ル、あるいはアジピン酸,セバチン酸等の多価カルボン
酸と脂肪族アルコールとのエステル等を使用することが
できる。これらの鉱油及び合成油は、それぞれ単独であ
るいは任意の割合で組合せて混合使用することができ
る。
【0006】本発明の潤滑油組成物において、潤滑油基
油に配合される(A)成分のカルボン酸のアルカリ金属
塩としては、各種のものがあるが、例えば、一般式
(I)
油に配合される(A)成分のカルボン酸のアルカリ金属
塩としては、各種のものがあるが、例えば、一般式
(I)
【0007】
【化1】
【0008】(式中、R1 は炭素数8〜24のアルキル
基または炭素数8〜24のアルケニル基を示し、Meは
アルカリ金属である。)で表される一価カルボン酸から
なる飽和脂肪酸または不飽和脂肪酸のアルカリ金属塩が
挙げられる。この飽和脂肪酸または不飽和脂肪酸は、そ
の脂肪鎖中に水酸基を有するものであってもよい。そし
て、アルカリ金属塩のアルカリ金属は、ナトリウム,カ
リウムあるいはリチウムである。ここで、この飽和脂肪
酸としては、具体的には、例えば、ノナン酸,ラウリン
酸,パルミチン酸,ステアリン酸,イソステアリン酸,
ベヘン酸などが挙げられる。そして、不飽和脂肪酸とし
ては、具体的には、例えば、オレイン酸,リノレン酸,
エルカ酸,リノール酸,リシノレン酸などが挙げられ
る。
基または炭素数8〜24のアルケニル基を示し、Meは
アルカリ金属である。)で表される一価カルボン酸から
なる飽和脂肪酸または不飽和脂肪酸のアルカリ金属塩が
挙げられる。この飽和脂肪酸または不飽和脂肪酸は、そ
の脂肪鎖中に水酸基を有するものであってもよい。そし
て、アルカリ金属塩のアルカリ金属は、ナトリウム,カ
リウムあるいはリチウムである。ここで、この飽和脂肪
酸としては、具体的には、例えば、ノナン酸,ラウリン
酸,パルミチン酸,ステアリン酸,イソステアリン酸,
ベヘン酸などが挙げられる。そして、不飽和脂肪酸とし
ては、具体的には、例えば、オレイン酸,リノレン酸,
エルカ酸,リノール酸,リシノレン酸などが挙げられ
る。
【0009】また、(A)成分のカルボン酸のアルカリ
金属塩としては、一般式(II) MeOOC−R2 −COOMe ・・・(II) (式中、R2 は炭素数4〜36のアルキレン基,アルキ
ルアルキレン基あるいはアルケニルアルキレン基を示
し、Meはアルカリ金属である。)で表される二価カル
ボン酸からなる飽和ジカルボン酸または不飽和ジカルボ
ン酸のアルカリ金属塩をあげることもできる。そして、
アルカリ金属塩のアルカリ金属は、ナトリウム,カリウ
ムあるいはリチウムである。ここで、この飽和ジカルボ
ン酸は、具体的には、炭素数4〜36のアルキレン基を
有する飽和ジカルボン酸として、例えば、アジピン酸,
アゼライン酸,セバシン酸,ドデカン二酸,イソエイコ
サン二酸,オレイン酸の二量体などが挙げられる。ま
た、炭素数4〜36のアルキルアルキレン基を有する飽
和ジカルボン酸として、例えば、オクチルコハク酸,オ
クタデシルコハク酸などが挙げられる。そして、不飽和
ジカルボン酸は、具体的には、炭素数12〜18のアル
ケニルアルキレン基を有する不飽和ジカルボン酸とし
て、例えば、オクテニルコハク酸,ペンタデセニルコハ
ク酸,オクタデセニルコハク酸などが挙げられる。
金属塩としては、一般式(II) MeOOC−R2 −COOMe ・・・(II) (式中、R2 は炭素数4〜36のアルキレン基,アルキ
ルアルキレン基あるいはアルケニルアルキレン基を示
し、Meはアルカリ金属である。)で表される二価カル
ボン酸からなる飽和ジカルボン酸または不飽和ジカルボ
ン酸のアルカリ金属塩をあげることもできる。そして、
アルカリ金属塩のアルカリ金属は、ナトリウム,カリウ
ムあるいはリチウムである。ここで、この飽和ジカルボ
ン酸は、具体的には、炭素数4〜36のアルキレン基を
有する飽和ジカルボン酸として、例えば、アジピン酸,
アゼライン酸,セバシン酸,ドデカン二酸,イソエイコ
サン二酸,オレイン酸の二量体などが挙げられる。ま
た、炭素数4〜36のアルキルアルキレン基を有する飽
和ジカルボン酸として、例えば、オクチルコハク酸,オ
クタデシルコハク酸などが挙げられる。そして、不飽和
ジカルボン酸は、具体的には、炭素数12〜18のアル
ケニルアルキレン基を有する不飽和ジカルボン酸とし
て、例えば、オクテニルコハク酸,ペンタデセニルコハ
ク酸,オクタデセニルコハク酸などが挙げられる。
【0010】本発明の潤滑油組成物において、潤滑油基
油に、前記の(A)成分のカルボン酸のアルカリ金属塩
を配合するにあたっては、該組成物全重量に対して、0.
01〜2重量%、好ましくは0.03〜0.5重量%配合さ
れる。ここで、配合量が0.01重量%未満では、耐熱
性,耐摩耗性および抗乳化性にその効果が認められな
い。また、2重量%を超えると、溶解しにくい上に、抗
乳化性が低下して好ましくない。
油に、前記の(A)成分のカルボン酸のアルカリ金属塩
を配合するにあたっては、該組成物全重量に対して、0.
01〜2重量%、好ましくは0.03〜0.5重量%配合さ
れる。ここで、配合量が0.01重量%未満では、耐熱
性,耐摩耗性および抗乳化性にその効果が認められな
い。また、2重量%を超えると、溶解しにくい上に、抗
乳化性が低下して好ましくない。
【0011】次に、本発明の潤滑油組成物において、潤
滑油基油に配合される(B)成分のポリアルキレングリ
コールモノアルキルエーテルは、各種のものがあるが、
例えば、一般式(III) R3 −O(R4 O)m H ・・・(III) (式中、R3 は炭素数1〜20のアルキル基または炭素
数6〜20のアリール基を示し、R4 は炭素数2または
3のアルキレン基を示す。mは1〜6の整数である。)
で表される化合物を挙げることができる。ここで、炭素
数1〜20のアルキル基としては、具体的には、例え
ば、ブチル基,ヘキシル基,オクチル基,2エチル−ヘ
キシル基,ノニル基,ドデシル基,パルミチル基、ステ
アリル基,イソステアリル基,オレイル基などが挙げら
れる。また、炭素数6〜20のアリール基としては、具
体的には、例えば、ノニルフェニル基,オクチルフェニ
ル基,ドデシルフェニル基などが挙げられる。このポリ
アルキレングリコールモノアルキルエーテルとしては、
具体的には、オクチルアルコールにエチレングリコール
2モルが付加結合したポリオキシエチレン(2モル付
加)オクチルエーテル,ラウリルアルコールにプロピレ
ングリコール3モルが付加結合したポリオキシプロピレ
ン(3モル付加)ラウリルエーテル,オレイルアルコー
ルにエチレングリコール4モルが付加結合したポリオキ
シエチレン(4モル付加)オレイルエーテル,イソステ
アリルアルコールにプロピレングリコール3モルが付加
結合したポリオキシプロピレン(3モル付加)イソステ
アリルエーテルなどが挙げられる。本発明の潤滑油組成
物において、潤滑油基油に、(B)成分のポリアルキレ
ングリコールモノアルキルエーテルを配合するにあたっ
ては、該組成物全重量に対して、0.01〜5重量%、好
ましくは0.3〜3重量%配合される。ここで、配合量が
0.01重量%未満では、耐熱性,酸化防止性にその効果
が認められない。また、5重量%を超えると、抗乳化性
が低下して好ましくない。
滑油基油に配合される(B)成分のポリアルキレングリ
コールモノアルキルエーテルは、各種のものがあるが、
例えば、一般式(III) R3 −O(R4 O)m H ・・・(III) (式中、R3 は炭素数1〜20のアルキル基または炭素
数6〜20のアリール基を示し、R4 は炭素数2または
3のアルキレン基を示す。mは1〜6の整数である。)
で表される化合物を挙げることができる。ここで、炭素
数1〜20のアルキル基としては、具体的には、例え
ば、ブチル基,ヘキシル基,オクチル基,2エチル−ヘ
キシル基,ノニル基,ドデシル基,パルミチル基、ステ
アリル基,イソステアリル基,オレイル基などが挙げら
れる。また、炭素数6〜20のアリール基としては、具
体的には、例えば、ノニルフェニル基,オクチルフェニ
ル基,ドデシルフェニル基などが挙げられる。このポリ
アルキレングリコールモノアルキルエーテルとしては、
具体的には、オクチルアルコールにエチレングリコール
2モルが付加結合したポリオキシエチレン(2モル付
加)オクチルエーテル,ラウリルアルコールにプロピレ
ングリコール3モルが付加結合したポリオキシプロピレ
ン(3モル付加)ラウリルエーテル,オレイルアルコー
ルにエチレングリコール4モルが付加結合したポリオキ
シエチレン(4モル付加)オレイルエーテル,イソステ
アリルアルコールにプロピレングリコール3モルが付加
結合したポリオキシプロピレン(3モル付加)イソステ
アリルエーテルなどが挙げられる。本発明の潤滑油組成
物において、潤滑油基油に、(B)成分のポリアルキレ
ングリコールモノアルキルエーテルを配合するにあたっ
ては、該組成物全重量に対して、0.01〜5重量%、好
ましくは0.3〜3重量%配合される。ここで、配合量が
0.01重量%未満では、耐熱性,酸化防止性にその効果
が認められない。また、5重量%を超えると、抗乳化性
が低下して好ましくない。
【0012】そして、本発明の潤滑油組成物において、
潤滑油基油に配合される(C)成分は、ジチオリン酸亜
鉛,リン酸エステルおよび亜リン酸エステルから選ばれ
る少なくとも一種のリン含有化合物である。(C)成分
の一つとして配合されるジチオリン酸亜鉛としては、一
般式(IV)
潤滑油基油に配合される(C)成分は、ジチオリン酸亜
鉛,リン酸エステルおよび亜リン酸エステルから選ばれ
る少なくとも一種のリン含有化合物である。(C)成分
の一つとして配合されるジチオリン酸亜鉛としては、一
般式(IV)
【0013】
【化2】
【0014】(式中、R5 ,R6 ,R7 及びR8 はそれ
ぞれ一級もしくは二級アルキル基,アリール基又はアラ
ルキル基であり、それらはたがいに同一でも異なってい
てもよいが、総炭素数は3〜20である。)で表される
リン含有化合物を挙げることができる。このようなもの
の具体例としては、ジヘキシルジチオリン酸亜鉛,ジオ
クチルジチオリン酸亜鉛,ジノニルジチオリン酸亜鉛,
ジデシルジチオリン酸亜鉛,ジドデシルジチオリン酸亜
鉛,ジノニルフェニルジチオリン酸亜鉛,ジドデシルフ
ェニルジチオリン酸亜鉛,ジトリルジチオリン酸亜鉛な
どが挙げられる。これらのジチオリン酸亜鉛は、一種用
いてもよいし、二種以上を組合わせて用いてもよい。そ
して、その含有量は該組成物全重量に対して0.01〜2
重量%の範囲で選ばれる。この含有量が0.01重量%未
満では、耐摩耗性,酸化防止性の向上効果が十分に発揮
されない。また、2重量%を超えると、抗乳化性が低下
する傾向がみられる。
ぞれ一級もしくは二級アルキル基,アリール基又はアラ
ルキル基であり、それらはたがいに同一でも異なってい
てもよいが、総炭素数は3〜20である。)で表される
リン含有化合物を挙げることができる。このようなもの
の具体例としては、ジヘキシルジチオリン酸亜鉛,ジオ
クチルジチオリン酸亜鉛,ジノニルジチオリン酸亜鉛,
ジデシルジチオリン酸亜鉛,ジドデシルジチオリン酸亜
鉛,ジノニルフェニルジチオリン酸亜鉛,ジドデシルフ
ェニルジチオリン酸亜鉛,ジトリルジチオリン酸亜鉛な
どが挙げられる。これらのジチオリン酸亜鉛は、一種用
いてもよいし、二種以上を組合わせて用いてもよい。そ
して、その含有量は該組成物全重量に対して0.01〜2
重量%の範囲で選ばれる。この含有量が0.01重量%未
満では、耐摩耗性,酸化防止性の向上効果が十分に発揮
されない。また、2重量%を超えると、抗乳化性が低下
する傾向がみられる。
【0015】また、(C)成分として配合される他の成
分のうち、リン酸エステル化合物としては、例えば、一
般式(V)
分のうち、リン酸エステル化合物としては、例えば、一
般式(V)
【0016】
【化3】
【0017】(式中、R9 ,R10及びR11は、それぞれ
水素,炭素数1〜20のアルキル基,炭素数6〜20の
アリール基又は炭素数7〜20のアルキル置換アリール
基である。ただし、R9 〜R11は、同時に水素になるこ
とはない。)で表されるリン含有化合物を挙げることが
できる。そして、亜リン酸エステル化合物としては、例
えば、一般式(VI)
水素,炭素数1〜20のアルキル基,炭素数6〜20の
アリール基又は炭素数7〜20のアルキル置換アリール
基である。ただし、R9 〜R11は、同時に水素になるこ
とはない。)で表されるリン含有化合物を挙げることが
できる。そして、亜リン酸エステル化合物としては、例
えば、一般式(VI)
【0018】
【化4】
【0019】(式中、R9 ,R10及びR11は、前記と同
じである。)で表されるリン含有化合物を挙げることが
できる。ここで、上記のリン酸エステル化合物として
は、具体的には、例えば、オレイルアシッドホフォフェ
ート,ラウリルアシッドフォスフェート,o−エチルヘ
キシルアシッドフォスフェート,ステアリルアシッドフ
ォスフェート,ブチルアシッドフォスフェート,ジオレ
イルアシッドフォスフェート,ジラウリルアシッドフォ
スフェート,ジ2−エチルヘキシルアシッドフォスフェ
ート,ジステアリルアシッドフォスフェート,ジブチル
アシッドフォスフェートなどが挙げられる。また、上記
の亜リン酸エステル化合物としては、具体的には、例え
ば、ジラウリルハイドロゲンフォスファィト,ジオレイ
ルハイドロゲンフォスファィト,ジブチルハイドロゲン
フォスファィト,ジステアリルハイドロゲンフォスファ
ィト,ジフェニルハイドロゲンフォスファィトなどが挙
げられる。これらのリン酸エステル化合物および亜リン
酸エステル化合物は、それぞれ一種用いてもよいし、二
種以上を組合わせて用いてもよい。そして、その含有量
は該組成物全重量に対して0.01〜2重量%の範囲で選
ばれる。この含有量が0.01重量%未満では、耐摩耗性
の向上効果が十分に発揮されない。また、2重量%を超
えると、耐熱性,抗乳化性が低下する傾向がみられる。
じである。)で表されるリン含有化合物を挙げることが
できる。ここで、上記のリン酸エステル化合物として
は、具体的には、例えば、オレイルアシッドホフォフェ
ート,ラウリルアシッドフォスフェート,o−エチルヘ
キシルアシッドフォスフェート,ステアリルアシッドフ
ォスフェート,ブチルアシッドフォスフェート,ジオレ
イルアシッドフォスフェート,ジラウリルアシッドフォ
スフェート,ジ2−エチルヘキシルアシッドフォスフェ
ート,ジステアリルアシッドフォスフェート,ジブチル
アシッドフォスフェートなどが挙げられる。また、上記
の亜リン酸エステル化合物としては、具体的には、例え
ば、ジラウリルハイドロゲンフォスファィト,ジオレイ
ルハイドロゲンフォスファィト,ジブチルハイドロゲン
フォスファィト,ジステアリルハイドロゲンフォスファ
ィト,ジフェニルハイドロゲンフォスファィトなどが挙
げられる。これらのリン酸エステル化合物および亜リン
酸エステル化合物は、それぞれ一種用いてもよいし、二
種以上を組合わせて用いてもよい。そして、その含有量
は該組成物全重量に対して0.01〜2重量%の範囲で選
ばれる。この含有量が0.01重量%未満では、耐摩耗性
の向上効果が十分に発揮されない。また、2重量%を超
えると、耐熱性,抗乳化性が低下する傾向がみられる。
【0020】本発明の潤滑油組成物には、必要に応じ
て、本発明の目的が損なわれない範囲で、(D)成分と
して従来潤滑油に慣用されている他の添加剤、例えば、
酸化防止剤,消泡剤,防錆剤などを添加することができ
る。該酸化防止剤としては、例えば、フェノール系やア
ミン系のものが挙げられる。また、消泡剤としては、シ
リコーンオイル,エステル類,シリケートなどが挙げら
れる。そして、防錆剤としては、例えば、石油スルホン
酸,ジノニルナフタレンスルホン酸,重質アルキルベン
ゼンスルホン酸などのスルホン酸のアルカリ金属塩やア
ルカリ土類金属塩のようなスルホネートや、アルキル又
はアルケニルコハク酸の部分エステルなどが好ましく用
いられる。
て、本発明の目的が損なわれない範囲で、(D)成分と
して従来潤滑油に慣用されている他の添加剤、例えば、
酸化防止剤,消泡剤,防錆剤などを添加することができ
る。該酸化防止剤としては、例えば、フェノール系やア
ミン系のものが挙げられる。また、消泡剤としては、シ
リコーンオイル,エステル類,シリケートなどが挙げら
れる。そして、防錆剤としては、例えば、石油スルホン
酸,ジノニルナフタレンスルホン酸,重質アルキルベン
ゼンスルホン酸などのスルホン酸のアルカリ金属塩やア
ルカリ土類金属塩のようなスルホネートや、アルキル又
はアルケニルコハク酸の部分エステルなどが好ましく用
いられる。
【0021】
【実施例】更に、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらの例によってなんら限定されるもの
ではない。なお、潤滑油組成物の外観及び性能は次のよ
うにして求めた。 (1)外観 目視観察による。 (2)抗乳化性 JIS K−2520に準じて、乳化相が3ミリリット
ル以下になる時間(分)を測定した。 (3)耐摩耗性 ASTM D−2783に準じて、1200rpm,3
0kgf,30分の条件で摩耗試験を行い、摩耗痕径
(mm)を測定した。 (4)防錆性 JIS K−2510の2.5.1法に準じて求めた。
なお、評価は次にしたがった。 判定 ×:発錆あり,○:発錆なし (5)熱劣化方法(耐熱性) JIS K−2540の潤滑油熱安定試験法に準じて、
170℃で48時間熱劣化試験を行ったのちの性能を求
めた。
が、本発明はこれらの例によってなんら限定されるもの
ではない。なお、潤滑油組成物の外観及び性能は次のよ
うにして求めた。 (1)外観 目視観察による。 (2)抗乳化性 JIS K−2520に準じて、乳化相が3ミリリット
ル以下になる時間(分)を測定した。 (3)耐摩耗性 ASTM D−2783に準じて、1200rpm,3
0kgf,30分の条件で摩耗試験を行い、摩耗痕径
(mm)を測定した。 (4)防錆性 JIS K−2510の2.5.1法に準じて求めた。
なお、評価は次にしたがった。 判定 ×:発錆あり,○:発錆なし (5)熱劣化方法(耐熱性) JIS K−2540の潤滑油熱安定試験法に準じて、
170℃で48時間熱劣化試験を行ったのちの性能を求
めた。
【0022】実施例1〜3及び比較例1〜12 第1表に示す組成の潤滑油組成物を調製し、その性能を
評価した。その結果を第1表に示す。
評価した。その結果を第1表に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】第1表から、実施例1〜3の組成からなる
潤滑油(本発明品)は、耐摩耗性,抗乳化性,防錆性を
有し、熱劣化試験後もその特性を維持し、耐熱性に優れ
ることが判る。一方、比較例においては、くもりを生じ
たり、耐摩耗性は良好であるが、抗乳化性,防錆性が劣
ると言った問題を有したり、また、熱劣化試験後に性能
が低下し、耐熱性が劣るなどして、商品価値のないもの
であることが判る。なお、表中の注書は、次の通りであ
る。 *1:水添精製鉱油(40℃の動粘度46cSt) *2:ポリオキシエチレン(2モル付加)オクチルエー
テル *3:ポリオキシプロピレン(3モル付加)ラウリルエ
ーテル *4: 塩基価20mgKOH/g *5:4,4'−メチレンビス(2,6-ジ-t- ブチルフェノー
ル)
潤滑油(本発明品)は、耐摩耗性,抗乳化性,防錆性を
有し、熱劣化試験後もその特性を維持し、耐熱性に優れ
ることが判る。一方、比較例においては、くもりを生じ
たり、耐摩耗性は良好であるが、抗乳化性,防錆性が劣
ると言った問題を有したり、また、熱劣化試験後に性能
が低下し、耐熱性が劣るなどして、商品価値のないもの
であることが判る。なお、表中の注書は、次の通りであ
る。 *1:水添精製鉱油(40℃の動粘度46cSt) *2:ポリオキシエチレン(2モル付加)オクチルエー
テル *3:ポリオキシプロピレン(3モル付加)ラウリルエ
ーテル *4: 塩基価20mgKOH/g *5:4,4'−メチレンビス(2,6-ジ-t- ブチルフェノー
ル)
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の潤滑油組成物
は、耐熱性及び耐摩耗性に優れ、高温雰囲気下で使用し
てもスラッジを発生せず、かつ抗乳化性及び防錆性に優
れたものである。従って、本発明の潤滑油組成物は、高
出力の油圧装置の作動油、例えば、建設機械,射出成形
機,ダイキャストマシンなどの油圧駆動機械用潤滑油な
どとして、さらに、紡績機,製紙機などの軸受を有する
産業機械用潤滑油として好適に用いられる。
は、耐熱性及び耐摩耗性に優れ、高温雰囲気下で使用し
てもスラッジを発生せず、かつ抗乳化性及び防錆性に優
れたものである。従って、本発明の潤滑油組成物は、高
出力の油圧装置の作動油、例えば、建設機械,射出成形
機,ダイキャストマシンなどの油圧駆動機械用潤滑油な
どとして、さらに、紡績機,製紙機などの軸受を有する
産業機械用潤滑油として好適に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 137:04 137:10) A 9159−4H C10N 10:04 30:00 B 8217−4H 30:04 30:06 30:08 30:12 40:02 40:08 70:00
Claims (7)
- 【請求項1】 潤滑油基油に、(A)カルボン酸のアル
カリ金属塩0.01〜2重量%,(B)ポリアルキレング
リコールモノアルキルエーテル0.01〜5重量%及び
(C)ジチオリン酸亜鉛,リン酸エステル化合物および
亜リン酸エステル化合物から選ばれる少なくとも一種の
リン含有化合物0.01〜2重量%を配合してなることを
特徴とする潤滑油組成物。 - 【請求項2】 (A)成分が、炭素数4〜36の脂肪酸
のアルカリ金属塩であることを特徴とする請求項1記載
の潤滑油組成物。 - 【請求項3】 (A)成分が、炭素数8〜18のアルケ
ニル基を有するコハク酸のカリウム塩であることを特徴
とする請求項2記載の潤滑油組成物。 - 【請求項4】 (B)成分が、炭素数6〜22の飽和ま
たは不飽和アルコールと炭素数2〜12のポリエチレン
グリコールまたは炭素数3〜18のポリプロピレングリ
コールとのエーテルであることを特徴とする請求項1記
載の潤滑油組成物。 - 【請求項5】 (C)成分が、炭素数3〜12のジアル
キルジチオリン酸亜鉛,炭素数12〜22の飽和または
不飽和アルコールのリン酸エステル化合物あるいは炭素
数12〜22の飽和または不飽和アルコールの亜リン酸
エステル化合物であることを特徴とする請求項1記載の
潤滑油組成物。 - 【請求項6】 請求項1記載の潤滑油組成物からなるこ
とを特徴とする油圧作動油。 - 【請求項7】 請求項1記載の潤滑油組成物からなるこ
とを特徴とする軸受油。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27903892A JP3352123B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 潤滑油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27903892A JP3352123B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 潤滑油組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06128580A true JPH06128580A (ja) | 1994-05-10 |
JP3352123B2 JP3352123B2 (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=17605537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27903892A Expired - Fee Related JP3352123B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 潤滑油組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3352123B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1048711A1 (en) * | 1999-03-03 | 2000-11-02 | Ethyl Petroleum Additives Limited | Lubricant compositions exhibiting improved demulse performance |
JP2001323293A (ja) * | 2000-03-08 | 2001-11-22 | Pooraito Kk | 含油軸受および該軸受に用いられる潤滑油 |
WO2013003405A1 (en) | 2011-06-30 | 2013-01-03 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Lubricating compositions containing polyalkylene glycol mono ethers |
WO2013003392A1 (en) | 2011-06-30 | 2013-01-03 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Method of improving pour point of lubricating compositions containing polyalkylene glycol mono ethers |
WO2013003394A1 (en) | 2011-06-30 | 2013-01-03 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Lubricating compositions containing polyetheramines |
CN116134082A (zh) * | 2020-07-31 | 2023-05-16 | 国际壳牌研究有限公司 | 沥青抗老化添加剂 |
EP4053253A4 (en) * | 2019-10-30 | 2023-11-22 | NOF Corporation | Lubricant additive and lubricant composition comprising same |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP27903892A patent/JP3352123B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1048711A1 (en) * | 1999-03-03 | 2000-11-02 | Ethyl Petroleum Additives Limited | Lubricant compositions exhibiting improved demulse performance |
US6255263B1 (en) | 1999-03-03 | 2001-07-03 | Ethyl Petroleum Additives, Ltd | Lubricant compositions exhibiting improved demulse performance |
SG89319A1 (en) * | 1999-03-03 | 2002-06-18 | Ethyl Petroleum Aditives Ltd | Lubricant compositions exhibiting improved demulse performance |
JP2001323293A (ja) * | 2000-03-08 | 2001-11-22 | Pooraito Kk | 含油軸受および該軸受に用いられる潤滑油 |
WO2013003405A1 (en) | 2011-06-30 | 2013-01-03 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Lubricating compositions containing polyalkylene glycol mono ethers |
WO2013003392A1 (en) | 2011-06-30 | 2013-01-03 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Method of improving pour point of lubricating compositions containing polyalkylene glycol mono ethers |
WO2013003394A1 (en) | 2011-06-30 | 2013-01-03 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Lubricating compositions containing polyetheramines |
EP4053253A4 (en) * | 2019-10-30 | 2023-11-22 | NOF Corporation | Lubricant additive and lubricant composition comprising same |
US12098343B2 (en) | 2019-10-30 | 2024-09-24 | Nof Corporation | Lubricant additive and lubricant composition comprising same |
CN116134082A (zh) * | 2020-07-31 | 2023-05-16 | 国际壳牌研究有限公司 | 沥青抗老化添加剂 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3352123B2 (ja) | 2002-12-03 |
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