JPH0612149Y2 - 障子開閉用ワイヤの案内装置 - Google Patents
障子開閉用ワイヤの案内装置Info
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- JPH0612149Y2 JPH0612149Y2 JP9166087U JP9166087U JPH0612149Y2 JP H0612149 Y2 JPH0612149 Y2 JP H0612149Y2 JP 9166087 U JP9166087 U JP 9166087U JP 9166087 U JP9166087 U JP 9166087U JP H0612149 Y2 JPH0612149 Y2 JP H0612149Y2
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Links
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- 238000010276 construction Methods 0.000 description 5
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 239000000779 smoke Substances 0.000 description 2
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- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
- Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
- Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、窓枠と窓枠に枢着した障子との間に掛け渡し
たワイヤの操作により障子の開閉を行うようにした外倒
し窓または内倒し窓において、ワイヤを、開閉操作位置
まで配索された可撓導管内に導くために、窓枠の上枠見
込み壁を貫通してその上方へ案内する装置に関する。
たワイヤの操作により障子の開閉を行うようにした外倒
し窓または内倒し窓において、ワイヤを、開閉操作位置
まで配索された可撓導管内に導くために、窓枠の上枠見
込み壁を貫通してその上方へ案内する装置に関する。
従来の技術及び考案が解決しようとする問題点 例えば、障子を開窓方向に付勢して窓枠に枢着した外倒
し窓や内倒し窓において、窓枠と障子との間に滑車を介
してワイヤを張り渡して、その操作端を巻取りドラムを
有する引張操作装置に連結し、このワイヤを巻取ドラム
に巻き取ることにより障子を引つ張りつつ閉塞するよう
にした窓開閉装置を用いているが、この装置は、巻取り
ドラムから躯体壁内や天井裏などを通して窓枠まで可撓
導管を配索して、その端末からワイヤを挿通して引張操
作装置に連結することにより円滑な操作を行うようにな
つており、従来、ワイヤを窓枠の外へ引き出して可撓導
管内に導入するために、滑車を有するワイヤ案内装置を
窓枠に取り付けていた。ところが、可撓導管の窓枠の近
傍に臨む端末の向きや位置が配索経路などによつて異な
るため、可撓導管の向きと位置に対応させるために、ワ
イヤ案内装置を、その取り付け位置と向きとを施工現場
ごとに合うように製作して取り付けなければならず、し
かも、従来のワイヤ案内装置は可撓導管との接続孔を真
上に向けており、小さな半径で曲げることのできない可
撓導管を、窓枠と躯体壁との間の狭い空間内で真上に向
いた接続孔に差し込むことができないため、コンクリー
トの躯体壁や天井の一部を砕いて取付空間を形成する必
要があつて、組み付け作業に手間取り、施工費が高くつ
くという欠点があつた。
し窓や内倒し窓において、窓枠と障子との間に滑車を介
してワイヤを張り渡して、その操作端を巻取りドラムを
有する引張操作装置に連結し、このワイヤを巻取ドラム
に巻き取ることにより障子を引つ張りつつ閉塞するよう
にした窓開閉装置を用いているが、この装置は、巻取り
ドラムから躯体壁内や天井裏などを通して窓枠まで可撓
導管を配索して、その端末からワイヤを挿通して引張操
作装置に連結することにより円滑な操作を行うようにな
つており、従来、ワイヤを窓枠の外へ引き出して可撓導
管内に導入するために、滑車を有するワイヤ案内装置を
窓枠に取り付けていた。ところが、可撓導管の窓枠の近
傍に臨む端末の向きや位置が配索経路などによつて異な
るため、可撓導管の向きと位置に対応させるために、ワ
イヤ案内装置を、その取り付け位置と向きとを施工現場
ごとに合うように製作して取り付けなければならず、し
かも、従来のワイヤ案内装置は可撓導管との接続孔を真
上に向けており、小さな半径で曲げることのできない可
撓導管を、窓枠と躯体壁との間の狭い空間内で真上に向
いた接続孔に差し込むことができないため、コンクリー
トの躯体壁や天井の一部を砕いて取付空間を形成する必
要があつて、組み付け作業に手間取り、施工費が高くつ
くという欠点があつた。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記問題点を解決するための手段として、上
枠見込み壁への取付部を備えた本体に、上枠見込み方向
の2つの軸が互いに平行であり、その2つの軸に2個の
案内用滑車を回転自在に設け、本体の下部に、ワイヤを
案内用滑車に導く導入部を形成するとともに、本体の上
部に、ワイヤを挿通する可撓導管の端末を接続する2個
の接続孔を、窓枠の左右の竪枠側に開口させて設けた構
成とした。
枠見込み壁への取付部を備えた本体に、上枠見込み方向
の2つの軸が互いに平行であり、その2つの軸に2個の
案内用滑車を回転自在に設け、本体の下部に、ワイヤを
案内用滑車に導く導入部を形成するとともに、本体の上
部に、ワイヤを挿通する可撓導管の端末を接続する2個
の接続孔を、窓枠の左右の竪枠側に開口させて設けた構
成とした。
考案の作業及び効果 本考案は上記構成になり、窓枠組立て工場において、予
め、本体を窓枠の上枠見込み壁に貫通させて取り付け
て、この窓枠を施工現場にて躯体壁に固設し、その上枠
見込み壁の上方に位置する2個の接続孔のいずれか一方
に、可撓導管の端末を接続するとともに、ワイヤを、上
枠見込み壁の下方に位置する導入部から本体に導入し
て、2個の案内用滑車に掛け回して前記一方の接続孔に
導くことにより、ワイヤが、上枠見込み壁を貫通してそ
の上方に案内されて可撓導管内に導入されるのであつ
て、ワイヤの案内用滑車への掛け回し方を変えることに
よつて、ワイヤの本体への導入方向と可撓導管の接続孔
への接続方向とを複数通り選択することができるから、
ワイヤ操作装置の設置位置によつて定まる可撓導管の端
末の位置や向きに応じて、ワイヤを左右のいずれの竪枠
の側にも案内することができ、また、接続孔を左右の竪
枠に向けて開口するように設けたから、躯体壁と上枠見
込み壁との間の狭い空間内において、躯体壁を破砕する
ことなく、可撓導管を接続孔に接続することができる効
果がある。
め、本体を窓枠の上枠見込み壁に貫通させて取り付け
て、この窓枠を施工現場にて躯体壁に固設し、その上枠
見込み壁の上方に位置する2個の接続孔のいずれか一方
に、可撓導管の端末を接続するとともに、ワイヤを、上
枠見込み壁の下方に位置する導入部から本体に導入し
て、2個の案内用滑車に掛け回して前記一方の接続孔に
導くことにより、ワイヤが、上枠見込み壁を貫通してそ
の上方に案内されて可撓導管内に導入されるのであつ
て、ワイヤの案内用滑車への掛け回し方を変えることに
よつて、ワイヤの本体への導入方向と可撓導管の接続孔
への接続方向とを複数通り選択することができるから、
ワイヤ操作装置の設置位置によつて定まる可撓導管の端
末の位置や向きに応じて、ワイヤを左右のいずれの竪枠
の側にも案内することができ、また、接続孔を左右の竪
枠に向けて開口するように設けたから、躯体壁と上枠見
込み壁との間の狭い空間内において、躯体壁を破砕する
ことなく、可撓導管を接続孔に接続することができる効
果がある。
実施例 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図乃至第3図に示すのは、建物の躯体壁3の天井近
傍に取り付けた外倒し式の排煙窓に適用した第一実施例
であつて、窓枠2の上端が躯体壁3内に埋設したアンカ
ーボルト4にブラケツト5、6を介して固定され、窓枠
2内に組み込まれる障子8は、その下框に設けた枢支部
7を窓枠2の下枠に揺動自由に係合支持されて、伸縮ス
テイ9によりリンク10を介して屋外側へ揺動して開窓
する方向に付勢されているとともに、窓枠2の上枠見込
み壁12の下面の両側と障子8の上框13の上面の両側
とに、夫々、2個ずつの開閉用滑車14、14が、閉窓
状態において上枠見込み壁12と上框13との間の空間
内に収容されるように取り付けられて、図示しない一端
が窓枠2に固着されたワイヤ15が、窓枠2側の一方の
開閉用滑車14a、障子8側の2個の開閉用滑車14
b,14b及び窓枠2側の他方の開閉用滑車14aに順
に掛け回されて、窓枠2の上枠見込み壁12の下面に沿
つて一方の竪枠2a側に延出しており、このワイヤ15
を引張することによつて障子8が閉窓方向に引き起こさ
れるようになつている。
傍に取り付けた外倒し式の排煙窓に適用した第一実施例
であつて、窓枠2の上端が躯体壁3内に埋設したアンカ
ーボルト4にブラケツト5、6を介して固定され、窓枠
2内に組み込まれる障子8は、その下框に設けた枢支部
7を窓枠2の下枠に揺動自由に係合支持されて、伸縮ス
テイ9によりリンク10を介して屋外側へ揺動して開窓
する方向に付勢されているとともに、窓枠2の上枠見込
み壁12の下面の両側と障子8の上框13の上面の両側
とに、夫々、2個ずつの開閉用滑車14、14が、閉窓
状態において上枠見込み壁12と上框13との間の空間
内に収容されるように取り付けられて、図示しない一端
が窓枠2に固着されたワイヤ15が、窓枠2側の一方の
開閉用滑車14a、障子8側の2個の開閉用滑車14
b,14b及び窓枠2側の他方の開閉用滑車14aに順
に掛け回されて、窓枠2の上枠見込み壁12の下面に沿
つて一方の竪枠2a側に延出しており、このワイヤ15
を引張することによつて障子8が閉窓方向に引き起こさ
れるようになつている。
また、窓枠2と、屋内側の壁面の手の届く高さに取り付
けられた図示しない巻取りドラムとの間には、合成樹脂
製のライナ21の外周に複数本の金属細線22を螺旋巻
きして合成樹脂被覆23を施してなる可撓導管20が配
索されて、その端末が、躯体壁3と天井板24との間隙
から躯体壁3と上枠見込み壁12の間に生じる空間に臨
んでおり、この可撓導管20の端末と前記した他方の開
閉用滑車14aとの間には、ワイヤ15を可撓導管20
内に導入するため案内装置25が上枠見込み壁12に設
けられている。
けられた図示しない巻取りドラムとの間には、合成樹脂
製のライナ21の外周に複数本の金属細線22を螺旋巻
きして合成樹脂被覆23を施してなる可撓導管20が配
索されて、その端末が、躯体壁3と天井板24との間隙
から躯体壁3と上枠見込み壁12の間に生じる空間に臨
んでおり、この可撓導管20の端末と前記した他方の開
閉用滑車14aとの間には、ワイヤ15を可撓導管20
内に導入するため案内装置25が上枠見込み壁12に設
けられている。
この案内装置25は、第2図及び第3図に示すように、
外周の中間高さに鍔状の取付部27を水平方向に突成し
てなる本体26内に、一対の案内用滑車30、30を、
同一面上に左右に並べて、互いに平行なす水平方向の一
対の軸31、31により回転自在に支持したものであつ
て、本体26に下端部を窓枠2の上枠見込み壁12に透
設した取付孔32内に上から嵌入して突出させ、取付部
27を上枠見込み壁12の上面にねじ33で固定するこ
とによつて取り付けられており、本体26の下端部の左
右両側には、ワイヤ15の導入部の一態様とするワイヤ
導入孔35、35が設けられている。これらのワイヤ導
入孔35、35は、夫々、両案内用滑車30、30の共
通接線上に位置するように透設されているとともに、本
体26の上枠見込み壁12の上側に突出した上端部の左
右両側には、夫々、両案内用滑車30、30の共通接線
上の位置に、一定長さを有する一対の接続孔37、37
が、左右の竪枠2a,2aに向かって開口して形成され
て、窓枠2の開閉用滑車14a側の接続孔37が、キヤ
ツプ38を嵌着することによつて閉塞され、もう一方の
接続孔37には、前記した可撓導管20の端末が取り付
けられている。可撓導管20の端末には、筒形接続具4
0が、その後端部を外嵌してかしめ付けることによつて
固着され、一方、接続孔37側においては、その孔縁外
周にラツパ形の挿入案内筒41が嵌着されているととも
に、第4図に示すように、その奥端側の外周にU字形を
なし、かつ、接続孔37の内周壁の一部を削るように形
成した嵌合溝42に、U字形の掛止ばね43が嵌着され
ており、挿入案内筒41の案内により、筒形接続具40
を、同図に鎖線で示すように、掛止ばね43を押し広げ
つつ接続孔37内に嵌入して、その係止ばね43が筒形
接続具40の外周に形成された掛止溝44に掛止するこ
とによつて、可撓導管20の端末が接続孔37に抜け不
能に接続されている。
外周の中間高さに鍔状の取付部27を水平方向に突成し
てなる本体26内に、一対の案内用滑車30、30を、
同一面上に左右に並べて、互いに平行なす水平方向の一
対の軸31、31により回転自在に支持したものであつ
て、本体26に下端部を窓枠2の上枠見込み壁12に透
設した取付孔32内に上から嵌入して突出させ、取付部
27を上枠見込み壁12の上面にねじ33で固定するこ
とによつて取り付けられており、本体26の下端部の左
右両側には、ワイヤ15の導入部の一態様とするワイヤ
導入孔35、35が設けられている。これらのワイヤ導
入孔35、35は、夫々、両案内用滑車30、30の共
通接線上に位置するように透設されているとともに、本
体26の上枠見込み壁12の上側に突出した上端部の左
右両側には、夫々、両案内用滑車30、30の共通接線
上の位置に、一定長さを有する一対の接続孔37、37
が、左右の竪枠2a,2aに向かって開口して形成され
て、窓枠2の開閉用滑車14a側の接続孔37が、キヤ
ツプ38を嵌着することによつて閉塞され、もう一方の
接続孔37には、前記した可撓導管20の端末が取り付
けられている。可撓導管20の端末には、筒形接続具4
0が、その後端部を外嵌してかしめ付けることによつて
固着され、一方、接続孔37側においては、その孔縁外
周にラツパ形の挿入案内筒41が嵌着されているととも
に、第4図に示すように、その奥端側の外周にU字形を
なし、かつ、接続孔37の内周壁の一部を削るように形
成した嵌合溝42に、U字形の掛止ばね43が嵌着され
ており、挿入案内筒41の案内により、筒形接続具40
を、同図に鎖線で示すように、掛止ばね43を押し広げ
つつ接続孔37内に嵌入して、その係止ばね43が筒形
接続具40の外周に形成された掛止溝44に掛止するこ
とによつて、可撓導管20の端末が接続孔37に抜け不
能に接続されている。
そして、前記のように上枠見込み壁12の下側において
開閉用滑車14aから延出したワイヤ15は、左側のワ
イヤ導入孔35から案内用滑車30の接線方向に本体2
6内に挿入され、左側の案内用滑車30に掛け回される
ことにより水平方向から斜め方向に向きを変えるととも
に、右側の案内用滑車30に掛け回されることにより斜
め方向から再び水平方向に向きを変えて、上枠見込み壁
12の上側において接続孔37から可撓導管20内に導
入され、可撓導管20内に挿通されて図示しない巻取り
ドラムに連結されている。
開閉用滑車14aから延出したワイヤ15は、左側のワ
イヤ導入孔35から案内用滑車30の接線方向に本体2
6内に挿入され、左側の案内用滑車30に掛け回される
ことにより水平方向から斜め方向に向きを変えるととも
に、右側の案内用滑車30に掛け回されることにより斜
め方向から再び水平方向に向きを変えて、上枠見込み壁
12の上側において接続孔37から可撓導管20内に導
入され、可撓導管20内に挿通されて図示しない巻取り
ドラムに連結されている。
本実施例は上記構成になり、案内装置25は、予め窓枠
組立て工場にて、窓枠2の上枠見込み壁12に取り付け
られる。その取り付け状態において、接続孔37は窓枠
2の上縁よりやや上方に突出している。この窓枠2を、
施工現場にて躯体開口部に取り付けることにより、上記
接続孔37は、上枠見込み壁12と躯体壁3との間に生
じる狭い空間内に位置し、窓枠2の外部から見える状態
となつている。可撓導管20の端末は、躯体壁3をハツ
ルことなく空間内に通入できるのであり、上記接続孔3
7に、端末に予め筒形接続具40を固着した可撓導管2
0を差し込んで接続することができる。その後、ワイヤ
15を案内装置25及び可撓導管20に通して巻取りド
ラムに巻き取らせる。なお、巻取りドラムの駆動により
ワイヤ15を可撓導管20内を摺動させつつ巻き取る
と、ワイヤ15が案内装置25の両案内用滑車30、3
0を回転させつつ引張されることによつて障子8が閉塞
され、巻取りドラムの逆転によりワイヤ15を繰り出す
と、伸縮ステイ9の付勢力によつて障子8が開放され、
この際に、ワイヤ15が引張されるのにともなつて、可
撓導管20には相対的に押し方向の力が作用するため、
可撓導管20が案内装置25の接続孔37から抜けて外
れるおそれがない。
組立て工場にて、窓枠2の上枠見込み壁12に取り付け
られる。その取り付け状態において、接続孔37は窓枠
2の上縁よりやや上方に突出している。この窓枠2を、
施工現場にて躯体開口部に取り付けることにより、上記
接続孔37は、上枠見込み壁12と躯体壁3との間に生
じる狭い空間内に位置し、窓枠2の外部から見える状態
となつている。可撓導管20の端末は、躯体壁3をハツ
ルことなく空間内に通入できるのであり、上記接続孔3
7に、端末に予め筒形接続具40を固着した可撓導管2
0を差し込んで接続することができる。その後、ワイヤ
15を案内装置25及び可撓導管20に通して巻取りド
ラムに巻き取らせる。なお、巻取りドラムの駆動により
ワイヤ15を可撓導管20内を摺動させつつ巻き取る
と、ワイヤ15が案内装置25の両案内用滑車30、3
0を回転させつつ引張されることによつて障子8が閉塞
され、巻取りドラムの逆転によりワイヤ15を繰り出す
と、伸縮ステイ9の付勢力によつて障子8が開放され、
この際に、ワイヤ15が引張されるのにともなつて、可
撓導管20には相対的に押し方向の力が作用するため、
可撓導管20が案内装置25の接続孔37から抜けて外
れるおそれがない。
本第一実施例においては、ワイヤ15を左右両側の案内
用滑車30、30が掛け回すようにしたが、施工条件に
応じて、例えば、右側のワイヤ導入孔35からワイヤ1
5を挿入して右側の案内用滑車30のみに掛け回して右
側の接続孔37から可撓導管20に導入することもでき
る。
用滑車30、30が掛け回すようにしたが、施工条件に
応じて、例えば、右側のワイヤ導入孔35からワイヤ1
5を挿入して右側の案内用滑車30のみに掛け回して右
側の接続孔37から可撓導管20に導入することもでき
る。
次に、窓枠2の下枠に障子8を屋内側へ付勢して枢着し
た内倒し式の排煙窓に適用した第二実施例を、第5図及
び第6図によつて説明すると、本第二実施例の案内装置
50は、一対の案内用滑車52、52を同一傾斜面上に
上下に並べて、軸53、53により回転自由に支持した
ものであつて、本体54の下端部の左右両側には、一対
のワイヤ導入孔55、55が、下側の案内用滑車52の
下端を通る接線上に位置するように形成されているとと
もに、本体54の上端部の左右両側には、一対の接続孔
56、56が、上側の案内用滑車の上端を通る接線上に
位置するように形成されており、ワイヤ15が左側のワ
イヤ導入孔55から水平方向に挿入され、下側の案内用
滑車52から上側の案内用滑車52にS字形に掛け回さ
れて右側の接続孔56から可撓導管20内に導入されて
いる。
た内倒し式の排煙窓に適用した第二実施例を、第5図及
び第6図によつて説明すると、本第二実施例の案内装置
50は、一対の案内用滑車52、52を同一傾斜面上に
上下に並べて、軸53、53により回転自由に支持した
ものであつて、本体54の下端部の左右両側には、一対
のワイヤ導入孔55、55が、下側の案内用滑車52の
下端を通る接線上に位置するように形成されているとと
もに、本体54の上端部の左右両側には、一対の接続孔
56、56が、上側の案内用滑車の上端を通る接線上に
位置するように形成されており、ワイヤ15が左側のワ
イヤ導入孔55から水平方向に挿入され、下側の案内用
滑車52から上側の案内用滑車52にS字形に掛け回さ
れて右側の接続孔56から可撓導管20内に導入されて
いる。
なお、上記した二つの実施例においては、案内装置2
5、50のワイヤ導入部を、夫々、独立した孔35、5
5として説明したが、これに限らずワイヤ導入部を本体
26、54の下端を幅方向に開口したものにしてもよ
い。
5、50のワイヤ導入部を、夫々、独立した孔35、5
5として説明したが、これに限らずワイヤ導入部を本体
26、54の下端を幅方向に開口したものにしてもよ
い。
添付図面の第1図乃至第4図は本考案の第一実施例を示
し、第1図は一部切欠側面図、第2図は一部切欠部分拡
大斜視図、第3図は案内装置の一部切欠正面図、第4図
は第3図のA−A線断面図であり、第5図及び第6図
は、夫々、第二実施例の一部切欠側面図と一部切欠部分
拡大斜視図である。 2:窓枠、2a:竪枠、8:障子、12:上枠見込み
壁、13:上框、14a、14b:開閉用滑車、15:
ワイヤ、20:可撓導管、25、50:案内装置、2
6、54:本体、27:取付部、30、52:案内用滑
車、31、53:軸、35、55:ワイヤ導入孔、3
7、56:接続孔
し、第1図は一部切欠側面図、第2図は一部切欠部分拡
大斜視図、第3図は案内装置の一部切欠正面図、第4図
は第3図のA−A線断面図であり、第5図及び第6図
は、夫々、第二実施例の一部切欠側面図と一部切欠部分
拡大斜視図である。 2:窓枠、2a:竪枠、8:障子、12:上枠見込み
壁、13:上框、14a、14b:開閉用滑車、15:
ワイヤ、20:可撓導管、25、50:案内装置、2
6、54:本体、27:取付部、30、52:案内用滑
車、31、53:軸、35、55:ワイヤ導入孔、3
7、56:接続孔
Claims (1)
- 【請求項1】窓枠の上枠と、該窓枠の下枠に開閉自由に
枢着した障子の上框とに、夫々、取り付けた滑車に掛け
渡される障子開閉用ワイヤを、窓枠の上枠見込み壁を貫
通して該上枠見込み壁の上方へ案内するワイヤの案内装
置であつて、前記上枠見込み壁への取付部を備えた本体
に、上枠見込み方向の2つの軸が互いに平行であり、そ
の2つの軸に2個の案内用滑車を回転自在に設け、前記
本体の下部に、前記ワイヤを前記案内用滑車に導く導入
部を形成するとともに、前記本体の上部に、前記ワイヤ
を挿通する可撓導管の端末を接続する2個の接続孔を、
前記窓枠の左右の竪枠側に開口させて設けたことを特徴
とする障子開閉用ワイヤの案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9166087U JPH0612149Y2 (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | 障子開閉用ワイヤの案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9166087U JPH0612149Y2 (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | 障子開閉用ワイヤの案内装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63201183U JPS63201183U (ja) | 1988-12-26 |
JPH0612149Y2 true JPH0612149Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=30952648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9166087U Expired - Lifetime JPH0612149Y2 (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | 障子開閉用ワイヤの案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0612149Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-06-15 JP JP9166087U patent/JPH0612149Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63201183U (ja) | 1988-12-26 |
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