[go: up one dir, main page]

JPH0612123Y2 - 隣接地狭間型枠 - Google Patents

隣接地狭間型枠

Info

Publication number
JPH0612123Y2
JPH0612123Y2 JP1895788U JP1895788U JPH0612123Y2 JP H0612123 Y2 JPH0612123 Y2 JP H0612123Y2 JP 1895788 U JP1895788 U JP 1895788U JP 1895788 U JP1895788 U JP 1895788U JP H0612123 Y2 JPH0612123 Y2 JP H0612123Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adjacent
formwork
horizontal
reinforcing frame
shaft portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1895788U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01122141U (ja
Inventor
隆夫 米永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Corp
Original Assignee
Takenaka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Corp filed Critical Takenaka Corp
Priority to JP1895788U priority Critical patent/JPH0612123Y2/ja
Publication of JPH01122141U publication Critical patent/JPH01122141U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0612123Y2 publication Critical patent/JPH0612123Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、隣家との隙間が狭くて、外側から壁型枠の組
立、解体を行えないような場所に使用される隣接地狭間
型枠に関するものである。
〔従来の技術〕
隣家等、既存の建造物に近接して建物を構築する場合、
隙間が少なくとも40cm程度ないと、作業員が入れない
ので、角パイプやフォームタイ等の支保工を用いた在来
工法による型枠の組立、解体作業は行うことができな
い。
隣接地狭間型枠はこのような条件下で使用されるもので
ある。隣接地狭間型枠としては、四角形の大きな支圧面
を有し、その中央部に円錐状部分を有し、該円錐状部分
の中央に、セパレータをネジ込み可能なネジ孔を有する
パット状金具を、せき板の裏面に釘やビスで取り付け、
室内側からセパレータを前記パット状金具のネジ孔にネ
ジ込むようにしたものや、特公昭45-10090号公報に見ら
れるように、セパレータをネジ込み可能なネジ孔を有す
る略L字状の金具を、せき板裏面の補強枠に、前記ネジ
孔がせき板表面と面一状になるように取り付けたものな
どが既に知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の従来例においては、いずれも、次のような問題点
があった。
即ち、隣接地狭間型枠の上端側については、型枠の外側
に横長の端太材(角パイプ)をあてがって、隣接する型
枠同士を面一状に保持できるが、下端側については、横
長の端太材をあてがうと、脱型時にこれを上方からの作
業によって取り外すことができないので、隣接する型枠
同士を面一状に保持できず、いわゆる型枠のアバレが生
じて、型枠同士の継目の位置で壁面に段差が発生しやす
かった。
この段差は、隣家と近接した壁面では、殆ど目につかな
いが、将来、隣家が取り壊されたり、建て直された際、
非常に見苦しいものとなる。また壁面の一部だけが隣家
よりも上方や横方向にはみ出している場合、このはみ出
した部分だけに在来工法を採用するよりも、隣接地狭間
型枠を使用して同様に施工してしまう方が能率は良い
が、この場合には、壁面に段差が生じると、非常に見苦
しいものとなるのである。
上記の従来欠点に鑑み、本考案は、隣接する型枠同士を
面一状に保持できて型枠のアバレによる壁面の段差を防
止できると共に、隣接する型枠同士を面一状に保持する
ための部材をセパレータを利用して補強できるようにし
た非常に堅牢な隣接地狭間型枠を提供しようとするもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案が講じた技術的手
段は、次の通りである。即ち、本考案による隣接地狭間
型枠は、矩形状せき板の裏面に、複数本の縦枠と横枠と
を備えた補強枠を設け、補強枠の裏面には、複数本の縦
枠間にわたって位置する複数本の横桟を、上下方向適当
間隔おきに、且つ、同一側一端部が前記補強枠の一側縁
から側方へ突出した状態に取り付け、前記横桟には、セ
パレータをネジ込み可能なネジ孔を有する筒軸部とその
基端に連設された鍔部とからなる金物を、前記筒軸部が
前記横桟を貫通し且つ前記鍔部が前記横桟の裏面に当接
すると共に、筒軸部先端がせき板の表面と略面一状にな
るように取り付けて成るものである。
〔作用〕
上記の構成によれば、複数の隣接地狭間型枠を並べて設
置した状態において、補強枠の一側縁から側方へ突出し
た横桟一端部で、隣の隣接地狭間型枠の補強枠裏面を外
側から支持することができるので、隣接する型枠同士を
面一状に保持できて型枠のアバレによる壁面の段差を防
止できる。
また前記横桟には、セパレータをネジ込み可能なネジ孔
を有する筒軸部とその基端に連接された鍔部とからなる
金物を、前記筒軸部が前記横桟を貫通し且つ前記鍔部が
前記横桟の裏面に当接する状態に取り付けてあるので、
隣接する型枠がコンクリート側圧を受けて、当該型枠か
ら横桟の突出側の一端部へと大きな外方への力が作用し
ても、横桟の裏面を前記金物の鍔部が支え、該金物をセ
パレータが引っ張ることになるから、横桟が補強枠から
引き剥がされることがなく、非常に堅牢である。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図、第2図は、本考案に係る隣接地狭間型枠Aを示
す。この隣接地狭間型枠Aは、次のように構成されてい
る。即ち、合板製の矩形状せき板1の裏面に、当該せき
板1の左右両側辺部と中間部とに位置する複数本の縦枠
2と上下両辺部に位置する少なくとも2本の横枠3とか
ら成る木製の補強枠4を釘等で取り付け、補強枠4の裏
面には、一側辺部に位置する縦枠2と中間部に位置する
縦枠2とにわたって、複数本の木製の横桟5を、上下方
向適当間隔おきに、且つ、同一側の一端部5aが前記補強
枠4の一側縁から、つまり一側辺部に位置する縦枠2か
ら側方へ突出した状態に釘等の止め具6で取り付けてあ
る。前記各横桟5には、第3図や第4図に示すようなセ
パレータ7をネジ込むことが可能なネジ孔aを有する筒
軸部8aとその基端に連設された鍔部8bとからなる金物8
を、前記筒軸部8aが前記横桟5を貫通し且つ前記鍔部8b
が前記横桟5の裏面に当接すると共に、筒軸部8a先端が
せき板1の表面と略面一状になるようにスクリュー釘等
の止め具9で取り付けてある。
前記隣接地狭間型枠Aの寸法は、建物の階高や型枠重量
を勘案して適宜設定されるものである。例えば、多くの
場合、隣接地狭間型枠Aは、せき板1として、定尺の合
板を幅450mmに切断した物を2枚縦につなげて使用し、
縦3600mm横450mmに設定される。この場合、横桟5とし
ては、例えば、幅80mm、厚さ30mm、長さ300mm程度の角
材が使用され、一端部の突出長さは、50mm程度に設定さ
れ、横桟5同士の間隔は450mm程度に設定される。金物
8は、筒軸部8aの長さが100mm、鍔部8bが50mm角程度あ
るいはそれに近い直径の円形に設定される。
上記の隣接地狭間型枠Aは、次のようにして使用され
る。
(1)建物内側からの作業により型枠Aの足元を決める。
(2)第4図に示すように、先行して配置した型枠Aの側
方から次の型枠を送り込み、当該型枠Aの横桟5の突出
一端部5aを先行して配置した型枠Aの補強枠4の一側縁
に重ねる。尚、全ての型枠Aの建込みが完了するまで、
型枠Aの頭部同士を補助桟(図示せず)でつないでおく
ことが望ましい。図中の10は隣家を示している。
(3)型枠Aの建込みが完了したら、第3図、第4図に示
すように、セパレータ7をコンクリートとの付着を防ぐ
ための塩ビ等のパイプ11に通して、一端部を金物8にネ
ジ込む。
(4)壁配筋を行い、第5図(イ)に示すように、内側型
枠Bの建込み、コンクリート12打設を行う。
(5)所定の養生期間が経過したら、内側型枠Bを解体
し、第5図(ロ)に示すように、セパレータ7を抜き取
り、外側の型枠Aを解体した後、第5図(ハ)に示すよ
うに、パイプ11内に、室内側から一次シール材13、バッ
クアップ材14を押し込み、セパレータ跡の凹部に二次シ
ール材15を施工し、断熱材16、内装材17等よりなる適当
な仕上げ層を施工するのである。
型枠Aの解体作業をより詳しく説明すると、次の通りで
ある。
先ず、第6図(イ)に示すように、内側型枠Bを全部解
体した後、プライヤー等を使用して前記セパレータ7を
回し、前記金物8から抜き取る。
次に、上階のスラブ上に乗った作業員が型枠Aの上端部
を一旦隣家10側に押し出す。この押し出し操作を数回繰
り返すことにより、第6図(ロ)に示すように、型枠A
上部とコンクリート12面との間に隙間18ができる。
第6図(ハ)に示すように、針金19で吊るした桟木20を
隙間18に落とし込み、型枠Aの上部を室内側に数回振り
動かすことにより、型枠Aをコンクリート12面から剥が
すことができる。
次いで、第6図(ニ)に示すように、型枠Aを上方へ引
き上げ、撤去するのである。
尚、図示の実施例では、補強枠4の縦枠2が3本であ
り、横桟5を、せき板1の一側辺部と中間部に位置する
2本の縦枠2間にわたって架設したが、第7図に示すよ
うに、横桟5をせき板1の左右両側辺に位置する縦枠2
間にわたって架設してもよい。但し、この場合には、隣
接する型枠Aの横桟5の端面同士が突き当たらないよう
に、少なくとも横桟5の幅分だけ型枠A同士の位置を上
下にずらせることが必要となる。第8図は、この点を改
良したもので、横桟5の両端部に切欠き部bcを設け、
横桟5の突出一端部5aが隣接する型枠Aの横桟5の切欠
き部bと嵌合するようにした点に特徴がある。
〔考案の効果〕
本考案は、上述した構成よりなるから、次の効果を奏し
得るのである。
複数の隣接地狭間型枠を並べて設置した状態におい
て、補強枠の一側縁から側方へ突出した横桟一端部で、
隣の隣接地狭間型枠の補強枠裏面を外側から支持するこ
とができるので、隣接する型枠同士を面一状に保持でき
て型枠のアバレによる壁面の段差を防止できる。
前記横桟には、セパレータをネジ込み可能なネジ孔を
有する筒軸部とその基端に連設された鍔部とからなる金
物を、前記筒軸部が前記横桟を貫通し且つ前記鍔部が前
記横桟の裏面に当接する状態に取り付けてあるので、隣
接する型枠がコンクリート側圧を受けて、当該型枠から
横桟の突出側の一端部へと大きな外方への力が作用して
も、横桟の裏面を前記金物の鍔部が支え、該金物をセパ
レータが引っ張ることになるから、横桟がセパレータに
よって補強されることになり、横桟が補強枠から引き剥
がされることがなく、非常に堅牢である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す隣接地狭間型枠の斜視
図、第2図は上記隣接地狭間型枠の横断平面図、第3図
は要部の分解斜視図である。第4図は使用方法を説明す
る平面図、第5図(イ),(ロ),(ハ)は使用方法を
説明する要部の縦断側面図、第6図(イ),(ロ),
(ハ),(ニ)は使用方法を説明する概略側面図であ
る。 第7図と第8図は各々本考案の別実施例を示す正面図で
ある。 A……隣接地狭間型枠、1……せき板、2……縦枠、3
……横枠、4……補強枠、5……横桟、5a……一端部、
8……金物、8a……筒軸部、8b……鍔部、a……ネジ
孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形状せき板の裏面に、複数本の縦枠と横
    枠とを備えた補強枠を設け、補強枠の裏面には、複数本
    の縦枠間にわたって位置する複数本の横桟を、上下方向
    適当間隔おきに、且つ、同一側の一端部が前記補強枠の
    一側縁から側方へ突出した状態に取り付け、前記横桟に
    は、セパレータをネジ込み可能なネジ孔を有する筒軸部
    とその基端に連設された鍔部とからなる金物を、前記筒
    軸部が前記横桟を貫通し且つ前記鍔部が前記横桟の裏面
    に当接すると共に、筒軸部先端がせき板の表面と略面一
    状になるように取り付けて成る隣接地狭間型枠。
JP1895788U 1988-02-15 1988-02-15 隣接地狭間型枠 Expired - Lifetime JPH0612123Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1895788U JPH0612123Y2 (ja) 1988-02-15 1988-02-15 隣接地狭間型枠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1895788U JPH0612123Y2 (ja) 1988-02-15 1988-02-15 隣接地狭間型枠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01122141U JPH01122141U (ja) 1989-08-18
JPH0612123Y2 true JPH0612123Y2 (ja) 1994-03-30

Family

ID=31234054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1895788U Expired - Lifetime JPH0612123Y2 (ja) 1988-02-15 1988-02-15 隣接地狭間型枠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0612123Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01122141U (ja) 1989-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5735093A (en) Concrete formwork with backing plates
US5697196A (en) Element based foam and concrete wall construction and method and apparatus therefor
US20060101784A1 (en) Skirting wall system
US2859503A (en) Concrete form tie-tensioning means
US2325694A (en) Wall and partition construction
KR101791043B1 (ko) 천정보 슬리브 거푸집 고정바
JP2008038483A (ja) 外壁用のコンクリート型枠
JPH0612123Y2 (ja) 隣接地狭間型枠
JPH11159030A (ja) 躯体壁・擁壁の構築方法及びその躯体壁・擁壁の構築に使用される構築材料体
US4106743A (en) Adjustable bulkhead for concrete wall forms
KR200277910Y1 (ko) 콘크리트 벽체 시공용 유로폼 조립구조
US3834094A (en) Track system wall assembly for houses or the like
JP2010090647A (ja) 化粧用プレート部材兼用型枠構造
JPH0649756Y2 (ja) コンクリート型枠用パネル
KR101791041B1 (ko) 천정보 슬리브 거푸집 고정바
KR101825818B1 (ko) 각도조절용 타이가 일체화된 클립
US4215519A (en) Method for cast-in-place concrete walls
JP2786412B2 (ja) コンクリート建築物の外装パネル被覆構造及び被覆施工方法
KR200317486Y1 (ko) 규격폼과 규격폼의 연결구조
JPH0634514Y2 (ja) 壁材取付構造
JP2507912Y2 (ja) 構築用目地材支持装置
JP2939760B2 (ja) 鉄筋コンクリート打設型枠用のセパレータ固定具
KR200163444Y1 (ko) 거푸집용수평지지장치
JP3750093B2 (ja) コンクリート壁構築用型枠装置
KR100392031B1 (ko) 건물시공용 철골조와 이를 이용한 건물 시공방법