JPH06115003A - 意匠性ポリオレフィン被覆鋼材 - Google Patents
意匠性ポリオレフィン被覆鋼材Info
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- JPH06115003A JPH06115003A JP4293940A JP29394092A JPH06115003A JP H06115003 A JPH06115003 A JP H06115003A JP 4293940 A JP4293940 A JP 4293940A JP 29394092 A JP29394092 A JP 29394092A JP H06115003 A JPH06115003 A JP H06115003A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリオレフィン被覆の表面が各種の模様を有
して環境に調和し、被覆の剥離や紫外線による退色を防
止した意匠性ポリオレフィン被覆鋼材を提供する。 【構成】 鋼材1の美観が必要な表面に下地処理を施
し、変性ポリオレフィン接着剤層4を介して、カーボン
ブラックを添加した黒色ポリオレフィン層5、酢酸ビニ
ル系接着剤層6、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有する
ポリ塩化ビニル層またはポリエチレンテレフタレート層
7、印刷模様層8、紫外線吸収剤を含有する透明アクリ
ル樹脂フィルム9と透明フッ素樹脂フィルム9を順次積
層したことを特徴とする意匠性ポリオレフィン被覆鋼
材。
して環境に調和し、被覆の剥離や紫外線による退色を防
止した意匠性ポリオレフィン被覆鋼材を提供する。 【構成】 鋼材1の美観が必要な表面に下地処理を施
し、変性ポリオレフィン接着剤層4を介して、カーボン
ブラックを添加した黒色ポリオレフィン層5、酢酸ビニ
ル系接着剤層6、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有する
ポリ塩化ビニル層またはポリエチレンテレフタレート層
7、印刷模様層8、紫外線吸収剤を含有する透明アクリ
ル樹脂フィルム9と透明フッ素樹脂フィルム9を順次積
層したことを特徴とする意匠性ポリオレフィン被覆鋼
材。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海洋、河川、港湾などで
用いられる鋼矢板、H形鋼、連壁用形鋼、鋼管杭、角鋼
管杭、鋼管矢板、鋼板などの鋼構造物部材に使用するポ
リオレフィン被覆鋼材に関し、更に詳しくは表面にみか
げ石、石垣などの印刷模様を有して環境に調和し、紫外
線による印刷模様の退色を防止して耐候性に優れ、かつ
ポリオレフィン被覆と印刷模様との接着性に優れた意匠
性ポリオレフィン被覆鋼材に関する。
用いられる鋼矢板、H形鋼、連壁用形鋼、鋼管杭、角鋼
管杭、鋼管矢板、鋼板などの鋼構造物部材に使用するポ
リオレフィン被覆鋼材に関し、更に詳しくは表面にみか
げ石、石垣などの印刷模様を有して環境に調和し、紫外
線による印刷模様の退色を防止して耐候性に優れ、かつ
ポリオレフィン被覆と印刷模様との接着性に優れた意匠
性ポリオレフィン被覆鋼材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の重防食被覆鋼材、中でもポリオレ
フィン被覆鋼材には、防食性の優れた黒色のポリエチレ
ンなどのポリオレフィン被覆を用いている。
フィン被覆鋼材には、防食性の優れた黒色のポリエチレ
ンなどのポリオレフィン被覆を用いている。
【0003】しかしながら、最近の都市景観あるいは河
川、港湾の鋼構造物の美観に対する市場ニーズの高まり
から、各種の模様を有して環境に調和し、かつ防食性に
優れたポリオレフィン被覆鋼材の開発が望まれている。
川、港湾の鋼構造物の美観に対する市場ニーズの高まり
から、各種の模様を有して環境に調和し、かつ防食性に
優れたポリオレフィン被覆鋼材の開発が望まれている。
【0004】かかるニーズに対しては、表面に模様を印
刷したポリ塩化ビニルやポリエチレンテレフタレートな
どの模様印刷プラスチックシートを何らかの接着剤を用
いて接着する方法が考えられる。
刷したポリ塩化ビニルやポリエチレンテレフタレートな
どの模様印刷プラスチックシートを何らかの接着剤を用
いて接着する方法が考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、重防食
被覆鋼材は長期にわたって使用されるために、例えば模
様印刷ポリ塩化ビニルシートを市販のエチレン―酢酸ビ
ニルを接着剤として従来の黒色ポリエチレン被覆鋼矢板
の表面に接着し、河川に実曝露試験すると、太陽光線中
の紫外線による模様印刷ポリ塩化ビニルシートの退色が
起こって美観が損なわれるとともに、黒色ポリエチレン
被覆の表面から模様印刷ポリ塩化ビニルシートが剥離す
る問題点があった。
被覆鋼材は長期にわたって使用されるために、例えば模
様印刷ポリ塩化ビニルシートを市販のエチレン―酢酸ビ
ニルを接着剤として従来の黒色ポリエチレン被覆鋼矢板
の表面に接着し、河川に実曝露試験すると、太陽光線中
の紫外線による模様印刷ポリ塩化ビニルシートの退色が
起こって美観が損なわれるとともに、黒色ポリエチレン
被覆の表面から模様印刷ポリ塩化ビニルシートが剥離す
る問題点があった。
【0006】このように、従来技術をもってしては模様
印刷プラスチックシートの模様の退色を防止し、模様印
刷プラスチックシートと黒色ポリオレフィン被覆との間
の接着性を同時に得ることが難しかった。
印刷プラスチックシートの模様の退色を防止し、模様印
刷プラスチックシートと黒色ポリオレフィン被覆との間
の接着性を同時に得ることが難しかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上述の課題
を解決すべく鋭意研究した結果、下地処理を施した鋼材
の表面に変性ポリオレフィン接着剤を介してカーボンブ
ラックを含有する黒色ポリオレフィンを接着した鋼材の
表面に、特定成分のエチレン―酢酸ビニル共重合体、塩
化ビニル―エチレン―酢酸ビニル共重合体あるいはアク
リル系単量体―エチレン―酢酸ビニル共重合体からなる
酢酸ビニル系接着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含
有するポリ塩化ビニルシートまたはポリエチレンテレフ
タレートからなる印刷支持フィルム、印刷模様層と紫外
線吸収剤を含有する透明アクリル樹脂フィルム、透明フ
ッ素樹脂フィルムを順次積層することによって上述の課
題が解決できることを見い出し、本発明に至った。
を解決すべく鋭意研究した結果、下地処理を施した鋼材
の表面に変性ポリオレフィン接着剤を介してカーボンブ
ラックを含有する黒色ポリオレフィンを接着した鋼材の
表面に、特定成分のエチレン―酢酸ビニル共重合体、塩
化ビニル―エチレン―酢酸ビニル共重合体あるいはアク
リル系単量体―エチレン―酢酸ビニル共重合体からなる
酢酸ビニル系接着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含
有するポリ塩化ビニルシートまたはポリエチレンテレフ
タレートからなる印刷支持フィルム、印刷模様層と紫外
線吸収剤を含有する透明アクリル樹脂フィルム、透明フ
ッ素樹脂フィルムを順次積層することによって上述の課
題が解決できることを見い出し、本発明に至った。
【0008】即ち本発明は、例えば図1〜図8に示すご
とく、鋼板、鋼矢板、H形鋼、連壁用形鋼、鋼管杭、角
鋼管杭、鋼管矢板などの鋼材1の表面をブラスト処理な
どでスケールなどを除去し、クロメート被膜2とエポキ
シプライマ層3を順次積層して下地処理を施し、その表
面に変性ポリオレフィン接着剤層4を介してカーボンブ
ラック0.1〜5重量%含有する黒色ポリオレフィン層
5、エチレン―酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル―エチ
レン―酢酸ビニル共重合体あるいはアクリル系単量体―
エチレン―酢酸ビニル共重合体からなる酢酸ビニル系接
着剤層6、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩
化ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印
刷支持フィルム7、印刷模様層8と紫外線吸収剤を含有
する透明アクリル樹脂フィルム9、ポリテトラフルオロ
エチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、
テトラフルオロエチレン―ヘキサフルオロプロピレン共
重合体、エチレン―テトラフルオロエチレン共重合体ま
たはフッ化ビニリデン―ヘキサフルオロプロピレン共重
合体からなる透明フッ素樹脂フィルム10を順次積層し
たことを特徴とする意匠性ポリオレフィン被覆鋼材であ
る。
とく、鋼板、鋼矢板、H形鋼、連壁用形鋼、鋼管杭、角
鋼管杭、鋼管矢板などの鋼材1の表面をブラスト処理な
どでスケールなどを除去し、クロメート被膜2とエポキ
シプライマ層3を順次積層して下地処理を施し、その表
面に変性ポリオレフィン接着剤層4を介してカーボンブ
ラック0.1〜5重量%含有する黒色ポリオレフィン層
5、エチレン―酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル―エチ
レン―酢酸ビニル共重合体あるいはアクリル系単量体―
エチレン―酢酸ビニル共重合体からなる酢酸ビニル系接
着剤層6、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩
化ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印
刷支持フィルム7、印刷模様層8と紫外線吸収剤を含有
する透明アクリル樹脂フィルム9、ポリテトラフルオロ
エチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、
テトラフルオロエチレン―ヘキサフルオロプロピレン共
重合体、エチレン―テトラフルオロエチレン共重合体ま
たはフッ化ビニリデン―ヘキサフルオロプロピレン共重
合体からなる透明フッ素樹脂フィルム10を順次積層し
たことを特徴とする意匠性ポリオレフィン被覆鋼材であ
る。
【0009】以下、本発明につき詳細に説明する。
【0010】本発明に用いる鋼材とは炭素鋼、ステンレ
ス鋼などの合金鋼でできた鋼板、鋼矢板、H形鋼、連壁
用形鋼、鋼管杭、角鋼管杭、鋼管矢板である。
ス鋼などの合金鋼でできた鋼板、鋼矢板、H形鋼、連壁
用形鋼、鋼管杭、角鋼管杭、鋼管矢板である。
【0011】また、鋼材の耐食性を向上させる目的で表
面に亜鉛、アルミニウム、クロムなどのめっき、亜鉛―
アルミニウム、亜鉛―ニッケルなどの合金めっき、該め
っきや合金めっきにシリカや酸化チタンなどの無機微粒
子を分散した分散めっきを施したものも用いることがで
きる。
面に亜鉛、アルミニウム、クロムなどのめっき、亜鉛―
アルミニウム、亜鉛―ニッケルなどの合金めっき、該め
っきや合金めっきにシリカや酸化チタンなどの無機微粒
子を分散した分散めっきを施したものも用いることがで
きる。
【0012】本発明の変性ポリオレフィン接着剤層4と
黒色ポリオレフィン5の形成に用いるポリオレフィンと
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン、あるいはプロ
ピレン、1―ブテン、4―メチル―1―ペンテン、1―
ヘキセン、1―オクテンなどのα―オレフィンとエチレ
ンの共重合体を用いる。
黒色ポリオレフィン5の形成に用いるポリオレフィンと
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン、あるいはプロ
ピレン、1―ブテン、4―メチル―1―ペンテン、1―
ヘキセン、1―オクテンなどのα―オレフィンとエチレ
ンの共重合体を用いる。
【0013】変性ポリオレフィン接着剤としては、ポリ
オレフィンを無水マレイン酸などの酸無水物で変性した
変性ポリオレフィン、ポリオレフィンにエチレン―プロ
ピレンラバーなどのエラストマーを添加したものを酸無
水物で変性した変性ポリオレフィン、あるいはこれらの
変性ポリオレフィンをポリオレフィンで希釈した接着剤
を用いるが、これら以外のポリオレフィン系接着剤も使
用できる。
オレフィンを無水マレイン酸などの酸無水物で変性した
変性ポリオレフィン、ポリオレフィンにエチレン―プロ
ピレンラバーなどのエラストマーを添加したものを酸無
水物で変性した変性ポリオレフィン、あるいはこれらの
変性ポリオレフィンをポリオレフィンで希釈した接着剤
を用いるが、これら以外のポリオレフィン系接着剤も使
用できる。
【0014】紫外線による印刷模様の退色を防止するた
めに、黒色ポリオレフィン層5にはカーボンブラックを
0.1〜5重量%添加する。
めに、黒色ポリオレフィン層5にはカーボンブラックを
0.1〜5重量%添加する。
【0015】該カーボンブラックの添加量が0.1重量
%未満では印刷模様の退色が防止できず、5重量%越え
では印刷用プラスチックシートとの耐水接着性が悪化す
るため望ましくない。
%未満では印刷模様の退色が防止できず、5重量%越え
では印刷用プラスチックシートとの耐水接着性が悪化す
るため望ましくない。
【0016】酢酸ビニル系接着剤6としては、エチレン
と酢酸ビニルの二元共重合体もしくはエチレン、酢酸ビ
ニルと塩化ビニルまたはアクリル系単量体の三元共重合
体を道いる。
と酢酸ビニルの二元共重合体もしくはエチレン、酢酸ビ
ニルと塩化ビニルまたはアクリル系単量体の三元共重合
体を道いる。
【0017】ここで、アクリル系単量体としてはアクリ
ル酸、メタクリル酸、アクリロニトリル、あるいはアク
リル酸またはメタアクリル酸とメチルアルコール、エチ
ルアルコール、プロピルアルコールとのエステルを使用
する。
ル酸、メタクリル酸、アクリロニトリル、あるいはアク
リル酸またはメタアクリル酸とメチルアルコール、エチ
ルアルコール、プロピルアルコールとのエステルを使用
する。
【0018】エチレンと酢酸ビニルの二元共重合体、す
なわちエチレン―酢酸ビニル共重合体を用いる場合はエ
チレン含有量が50〜98重量%で、かつ酢酸ビニルの
含有量が2〜50重量%の範囲のものを用いる。
なわちエチレン―酢酸ビニル共重合体を用いる場合はエ
チレン含有量が50〜98重量%で、かつ酢酸ビニルの
含有量が2〜50重量%の範囲のものを用いる。
【0019】この場合、エチレン含有量が50重量%未
満および98重量%越え、あるいは酢酸ビニル含有量が
2重量%未満および50重量%越えでは河川曝露試験で
黒色ポリオレフィン被覆と印刷支持フィルムの間で剥離
する。
満および98重量%越え、あるいは酢酸ビニル含有量が
2重量%未満および50重量%越えでは河川曝露試験で
黒色ポリオレフィン被覆と印刷支持フィルムの間で剥離
する。
【0020】エチレン、酢酸ビニルと塩化ビニルまたは
アクリル系単量体の三元共重合体を用いる場合は、エチ
レン含有量が45〜70重量%、酢酸ビニル含有量が2
〜50重量%でかつ塩化ビニルまたはアクリル系単量体
の含有量が5〜28重量%のものを用いる。
アクリル系単量体の三元共重合体を用いる場合は、エチ
レン含有量が45〜70重量%、酢酸ビニル含有量が2
〜50重量%でかつ塩化ビニルまたはアクリル系単量体
の含有量が5〜28重量%のものを用いる。
【0021】この場合、エチレン含有量が45重量%未
満および70重量%越え、酢酸ビニル含有量が2重量%
未満および50重量%越え、塩化ビニルまたはアクリル
系単量体の含有量が5重量%未満および28重量%越え
では河川曝露試験で黒色ポリオレフィン被覆5と印刷支
持フィルム7の間で剥離する。
満および70重量%越え、酢酸ビニル含有量が2重量%
未満および50重量%越え、塩化ビニルまたはアクリル
系単量体の含有量が5重量%未満および28重量%越え
では河川曝露試験で黒色ポリオレフィン被覆5と印刷支
持フィルム7の間で剥離する。
【0022】印刷支持フィルム7としては、ポリ塩化ビ
ニルまたはポリエチレンテレフタレートを用いる。
ニルまたはポリエチレンテレフタレートを用いる。
【0023】これらの印刷支持フィルム7には印刷模様
層の退色をヒンダードフェノール系酸化防止剤とベンゾ
トリアゾール系紫外線吸収剤を添加する。
層の退色をヒンダードフェノール系酸化防止剤とベンゾ
トリアゾール系紫外線吸収剤を添加する。
【0024】ヒンダードフェノール系酸化防止剤として
は、オクタデシル―3―(3、5―ジ―ブチル―4―ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート、トリエチレングリ
コール―ビス[3―(t―ブチル―5―メチル―4―ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタエリスリ
チル―テトラキス[3―(3、5―ジ―t―ブチル―4
―ヒドロキシフェニル)プロピオネート]などを用い
る。
は、オクタデシル―3―(3、5―ジ―ブチル―4―ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート、トリエチレングリ
コール―ビス[3―(t―ブチル―5―メチル―4―ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタエリスリ
チル―テトラキス[3―(3、5―ジ―t―ブチル―4
―ヒドロキシフェニル)プロピオネート]などを用い
る。
【0025】オクタデシル―3―(3、5―ジ―ブチル
―4―ヒドロキシフェニル)プロピオネートとしては日
本チバガイギー社製のIRGANOX1076が、トリ
エチレングリコール―ビス[3―(t―ブチル―5―メ
チル―4―ヒドロキシフェニル)プロピオネート]とし
ては日本チバガイギー社製のIRGANOX245が、
ペンタエリスリチル―テトラキス[3―(3、5―ジ―
t―ブチル―4―ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト]としては日本チバガイギー社製のIRGANOX1
010がそれぞれ使用できる。
―4―ヒドロキシフェニル)プロピオネートとしては日
本チバガイギー社製のIRGANOX1076が、トリ
エチレングリコール―ビス[3―(t―ブチル―5―メ
チル―4―ヒドロキシフェニル)プロピオネート]とし
ては日本チバガイギー社製のIRGANOX245が、
ペンタエリスリチル―テトラキス[3―(3、5―ジ―
t―ブチル―4―ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト]としては日本チバガイギー社製のIRGANOX1
010がそれぞれ使用できる。
【0026】紫外線吸収剤としては、2―(5―メチル
―2―ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、メチ
ル―3―[3―t―ブチル―5―(2H―ベンゾトリア
ゾール―2―イル)―4―ヒドロキシフェニル]プロピ
オネート―ポリエチレングリコール縮合物などを用い
る。
―2―ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、メチ
ル―3―[3―t―ブチル―5―(2H―ベンゾトリア
ゾール―2―イル)―4―ヒドロキシフェニル]プロピ
オネート―ポリエチレングリコール縮合物などを用い
る。
【0027】2―(5―メチル―2―ヒドロキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾールとしては日本チバガイギー社製
のTINUVIN―Pが、メチル―3―[3―t―ブチ
ル―5―(2H―ベンゾトリアゾール―2―イル)―4
―ヒドロキシフェニル]プロピオネート―ポリエチレン
グリコール縮合物としては日本チバガイギー社製のTI
NUVIN213が各々使用できる。
ル)ベンゾトリアゾールとしては日本チバガイギー社製
のTINUVIN―Pが、メチル―3―[3―t―ブチ
ル―5―(2H―ベンゾトリアゾール―2―イル)―4
―ヒドロキシフェニル]プロピオネート―ポリエチレン
グリコール縮合物としては日本チバガイギー社製のTI
NUVIN213が各々使用できる。
【0028】紫外線による印刷模様層8の退色を防止す
るために、印刷支持フィルム7中にはヒンダードフェノ
ール系酸化防止剤を0.1〜3重量%、かつベンゾオリ
アゾール系紫外線吸収剤を0.1〜3重量%の範囲で添
加する。
るために、印刷支持フィルム7中にはヒンダードフェノ
ール系酸化防止剤を0.1〜3重量%、かつベンゾオリ
アゾール系紫外線吸収剤を0.1〜3重量%の範囲で添
加する。
【0029】印刷支持フィルム7中のヒンダードフェノ
ール系酸化防止剤の添加量が0.1重量%未満およびベ
ンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の添加量が0.1重量
%未満では印刷模様層8の退色を防止できず、ヒンダー
ドフェノール系酸化防止剤の添加量が3重量%越えおよ
びベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の添加量が3重量
%越えでは印刷支持フィルム7と透明アクリル樹脂フィ
ルム9の間で剥離する。
ール系酸化防止剤の添加量が0.1重量%未満およびベ
ンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の添加量が0.1重量
%未満では印刷模様層8の退色を防止できず、ヒンダー
ドフェノール系酸化防止剤の添加量が3重量%越えおよ
びベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の添加量が3重量
%越えでは印刷支持フィルム7と透明アクリル樹脂フィ
ルム9の間で剥離する。
【0030】透明アクリル樹脂フィルム9としては、ポ
リメタクリル酸メチル、メタクリル酸メチル―フッ化ビ
ニリデン共重合体またはメタクリル酸メチル―エチレン
―フッ化ビニリデンの三元共重合体を用いるが、これら
のアクリル樹脂には紫外線吸収剤を0.2〜5重量%の
範囲で添加する。
リメタクリル酸メチル、メタクリル酸メチル―フッ化ビ
ニリデン共重合体またはメタクリル酸メチル―エチレン
―フッ化ビニリデンの三元共重合体を用いるが、これら
のアクリル樹脂には紫外線吸収剤を0.2〜5重量%の
範囲で添加する。
【0031】添加する紫外線吸収剤としては、2―(5
―メチル―2―ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、メチル―3―[3―t―ブチル―5―(2H―ベン
ゾトリアゾール―2―イル)―4―ヒドロキシフェニ
ル]プロピオネート―ポリエチレングリコール縮合物な
どを用いる。
―メチル―2―ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、メチル―3―[3―t―ブチル―5―(2H―ベン
ゾトリアゾール―2―イル)―4―ヒドロキシフェニ
ル]プロピオネート―ポリエチレングリコール縮合物な
どを用いる。
【0032】2―(5―メチル―2―ヒドロキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾールとしては日本チバガイギー社製
のTINUVIN―Pが、メチル―3―[3―t―ブチ
ル―5―(2H―ベンゾトリアゾール―2―イル)―4
―ヒドロキシフェニル]プロピオネート―ポリエチレン
グリコール縮合物としては日本チバガイギー社製のTI
NUVIN213が各々使用できる。
ル)ベンゾトリアゾールとしては日本チバガイギー社製
のTINUVIN―Pが、メチル―3―[3―t―ブチ
ル―5―(2H―ベンゾトリアゾール―2―イル)―4
―ヒドロキシフェニル]プロピオネート―ポリエチレン
グリコール縮合物としては日本チバガイギー社製のTI
NUVIN213が各々使用できる。
【0033】アクリル樹脂中の紫外線吸収材の添加量が
0.2重量%未満では紫外線による退色を防止できず、
5重量%越えでは透明フッ素樹脂フィルム10との間で
剥離する。
0.2重量%未満では紫外線による退色を防止できず、
5重量%越えでは透明フッ素樹脂フィルム10との間で
剥離する。
【0034】透明フッ素樹脂フィルム10としては、ポ
リテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポ
リフッ化ビニル、テトラフルオロエチレン―ヘキサフル
オロプロピレン共重合体、エチレン―テトラフルオロエ
チレン共重合体またはフッ化ビニリデン―ヘキサフルオ
ロプロピレンの共重合体を用いる。
リテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポ
リフッ化ビニル、テトラフルオロエチレン―ヘキサフル
オロプロピレン共重合体、エチレン―テトラフルオロエ
チレン共重合体またはフッ化ビニリデン―ヘキサフルオ
ロプロピレンの共重合体を用いる。
【0035】本発明の意匠性ポリオレフィン被覆鋼材を
製造する場合、まず図9に示すようなグラビア印刷機
で、Tダイ押出成形で得た印刷支持フィルム7を圧胴1
1と写真の模様を彫った版胴12の間に挿入しインク1
3で印刷支持フィルム7の表面に印刷模様層8を印刷
し、印刷模様シート14を作成する。
製造する場合、まず図9に示すようなグラビア印刷機
で、Tダイ押出成形で得た印刷支持フィルム7を圧胴1
1と写真の模様を彫った版胴12の間に挿入しインク1
3で印刷支持フィルム7の表面に印刷模様層8を印刷
し、印刷模様シート14を作成する。
【0036】次に、図10に示すように、透明フッ素樹
脂と透明アクリル樹脂をそれぞれ押出機15と16から
二層Tダイ17に供給して押出し透明フッ素樹脂フィル
ム10と透明アクリル樹脂フィルム9の二層積層溶融シ
ートの状態で押出し、該二層シートの透明アクリル樹脂
フィルム9と前記の印刷模様シート14の印刷模様層8
を合わせるようにラミネートし、4層積層シート18を
得る。
脂と透明アクリル樹脂をそれぞれ押出機15と16から
二層Tダイ17に供給して押出し透明フッ素樹脂フィル
ム10と透明アクリル樹脂フィルム9の二層積層溶融シ
ートの状態で押出し、該二層シートの透明アクリル樹脂
フィルム9と前記の印刷模様シート14の印刷模様層8
を合わせるようにラミネートし、4層積層シート18を
得る。
【0037】ここで黒色ポリオレフィン樹脂のシートが
利用できる場合は、まず黒色ポリオレフィン樹脂を単層
Tダイから押出して黒色ポリオレフィンシートを製造
し、表面から電子線を照射して架橋し、電子線架橋ポリ
オレフィンシート5を製造する。
利用できる場合は、まず黒色ポリオレフィン樹脂を単層
Tダイから押出して黒色ポリオレフィンシートを製造
し、表面から電子線を照射して架橋し、電子線架橋ポリ
オレフィンシート5を製造する。
【0038】次いで図11に示すように、単層Tダイ1
9から酢酸ビニル系接着剤6を溶融シートの状態で押出
して前記の4層積層フィルム18と黒色ポリオレフィン
シート5をラミネートし、6層積層シート20を製造す
る。
9から酢酸ビニル系接着剤6を溶融シートの状態で押出
して前記の4層積層フィルム18と黒色ポリオレフィン
シート5をラミネートし、6層積層シート20を製造す
る。
【0039】次いで、鋼材の表面をグリットブラスト、
サンドブラストなどでブラスト処理して除錆したのち、
クロメート処理とエポキシプライマを塗布し硬化させて
下地処理を施し、次いで変性ポリオレフィン接着剤の粉
体を静電塗装して変性ポリオレフィン接着剤層4を形成
した後、前記の6層積層シート20を被覆して本発明の
意匠性ポリオレフィン被覆鋼材を得る。
サンドブラストなどでブラスト処理して除錆したのち、
クロメート処理とエポキシプライマを塗布し硬化させて
下地処理を施し、次いで変性ポリオレフィン接着剤の粉
体を静電塗装して変性ポリオレフィン接着剤層4を形成
した後、前記の6層積層シート20を被覆して本発明の
意匠性ポリオレフィン被覆鋼材を得る。
【0040】黒色ポリオレフィンのシートが利用できな
い場合は、前記の4層積層シート18の裏面に酢酸ビニ
ル系接着剤6を単層Tダイからシート状に押出してラミ
ネートし5層積層フィルム32(図1)を製造する。
い場合は、前記の4層積層シート18の裏面に酢酸ビニ
ル系接着剤6を単層Tダイからシート状に押出してラミ
ネートし5層積層フィルム32(図1)を製造する。
【0041】次いで、鋼材の表面をグリットブラスト、
サンドブラストなどでブラスト処理して除錆したのち、
クロメート処理とエポキシプライマを塗布し硬化させて
下地処理を施す。
サンドブラストなどでブラスト処理して除錆したのち、
クロメート処理とエポキシプライマを塗布し硬化させて
下地処理を施す。
【0042】次いで変性ポリオレフィン接着剤の粉体を
溶射して変性ポリオレフィン接着剤4を形成し、その表
面に黒色ポリオレフィン樹脂の粉体を溶射して黒色ポリ
オレフィン層5を被覆する。
溶射して変性ポリオレフィン接着剤4を形成し、その表
面に黒色ポリオレフィン樹脂の粉体を溶射して黒色ポリ
オレフィン層5を被覆する。
【0043】次いで、その表面に前記の5層積層フィル
ム32を圧着し、本発明の意匠性ポリオレフィン被覆鋼
材を得る。
ム32を圧着し、本発明の意匠性ポリオレフィン被覆鋼
材を得る。
【0044】本発明の骨子からして、被覆鋼材1の表面
に変性ポリオレフィン接着剤層4、黒色ポリオレフィン
層5、酢酸ビニル系接着剤層6、印刷支持フィルム7、
印刷模様層8、透明アクリル樹脂フィルム9と透明フッ
素樹脂フィルム10が強固に積層被覆されていればよ
く、下地処理に従来公知のクロメート処理、エポキシプ
ライマ、りん酸塩処理、シランカップリング処理の単
独、あるいはこれらの下地処理の組み合わせも用いるこ
とができる。
に変性ポリオレフィン接着剤層4、黒色ポリオレフィン
層5、酢酸ビニル系接着剤層6、印刷支持フィルム7、
印刷模様層8、透明アクリル樹脂フィルム9と透明フッ
素樹脂フィルム10が強固に積層被覆されていればよ
く、下地処理に従来公知のクロメート処理、エポキシプ
ライマ、りん酸塩処理、シランカップリング処理の単
独、あるいはこれらの下地処理の組み合わせも用いるこ
とができる。
【0045】次に、本発明の意匠性ポリオレフィン被覆
鋼材の製造法について鋼矢板を例にとり説明する。
鋼材の製造法について鋼矢板を例にとり説明する。
【0046】まず、鋼矢板の山面または谷面を表面をグ
リットブラストでブラスト処理して除錆したのち、クロ
メート処理とエポキシプライマを塗布し硬化させて下地
処理を施し、次いで変性ポリオレフィン接着剤の粉体を
静電塗装して溶融し変性ポリオレフィン接着剤層4を形
成する。
リットブラストでブラスト処理して除錆したのち、クロ
メート処理とエポキシプライマを塗布し硬化させて下地
処理を施し、次いで変性ポリオレフィン接着剤の粉体を
静電塗装して溶融し変性ポリオレフィン接着剤層4を形
成する。
【0047】山面の被覆では山面に溶融状態の変性ポリ
オレフィン接着剤層を被覆した鋼矢板を、図12に示す
ように、搬送ロール21と搬送テーブル22で移動させ
ながら、その表面に本発明の前記6層積層シート20を
ウエブ部圧着ロール23で圧着し、次いで補助ロール2
4、さらにフランジ部の圧着ロール25と26で順次圧
着後、水冷して本発明の着色ポリオレフィン被覆鋼矢板
(図2)を得る。
オレフィン接着剤層を被覆した鋼矢板を、図12に示す
ように、搬送ロール21と搬送テーブル22で移動させ
ながら、その表面に本発明の前記6層積層シート20を
ウエブ部圧着ロール23で圧着し、次いで補助ロール2
4、さらにフランジ部の圧着ロール25と26で順次圧
着後、水冷して本発明の着色ポリオレフィン被覆鋼矢板
(図2)を得る。
【0048】また、谷面の被覆では、溶融状態の変性ポ
リオレフィン接着剤層を被覆した鋼矢板を、図13に示
すように、搬送ロール21と搬送テーブル22で移動さ
せながら、その表面に本発明の6層積層シート20をウ
ェブ部の圧着ロール27で圧着し、次いで補助ロール2
8、フランジ部の圧着ロール29と30、さらに爪部の
圧着ロール31で順次圧着後、水冷して本発明の着色ポ
リオレフィン被覆鋼矢板(図3)を得る。
リオレフィン接着剤層を被覆した鋼矢板を、図13に示
すように、搬送ロール21と搬送テーブル22で移動さ
せながら、その表面に本発明の6層積層シート20をウ
ェブ部の圧着ロール27で圧着し、次いで補助ロール2
8、フランジ部の圧着ロール29と30、さらに爪部の
圧着ロール31で順次圧着後、水冷して本発明の着色ポ
リオレフィン被覆鋼矢板(図3)を得る。
【0049】前記クロメート処理剤の塗布方法は、ロー
ル塗布、はけ塗布、各種ブラシによるしごき塗布など従
来公知の方法が使える。
ル塗布、はけ塗布、各種ブラシによるしごき塗布など従
来公知の方法が使える。
【0050】また、エポキシプライマの塗布方法は、ス
プレー塗装、ゴムリングやゴムベラなどによるしごき塗
布など従来公知の方法を使用できる。
プレー塗装、ゴムリングやゴムベラなどによるしごき塗
布など従来公知の方法を使用できる。
【0051】変性ポリオレフィン接着剤を予め6層積層
シート20とラミネートし、該ラミネートシートを被覆
する方法なども使える。
シート20とラミネートし、該ラミネートシートを被覆
する方法なども使える。
【0052】図4に示す本発明の着色ポリオレフィン被
覆H形鋼は、H形鋼1の全面をサンドブラスト処理して
クロメート処理剤2を塗布して焼き付ける。
覆H形鋼は、H形鋼1の全面をサンドブラスト処理して
クロメート処理剤2を塗布して焼き付ける。
【0053】次いで、その表面にエポキシプライマ3を
塗布して加熱、硬化させる。
塗布して加熱、硬化させる。
【0054】その表面に、変性ポリオレフィン接着剤の
粉体4を溶射して溶融する。次いで、その表面に本発明
の5層積層シート32を圧着して本発明の意匠性ポリオ
レフィン被覆H形鋼を得る。
粉体4を溶射して溶融する。次いで、その表面に本発明
の5層積層シート32を圧着して本発明の意匠性ポリオ
レフィン被覆H形鋼を得る。
【0055】図5に示す本発明の意匠性ポリオレフィン
被覆連壁用形鋼は、連壁用形鋼1の全面をサンドブラス
ト処理しクロメート処理剤2を塗布して焼き付ける。
被覆連壁用形鋼は、連壁用形鋼1の全面をサンドブラス
ト処理しクロメート処理剤2を塗布して焼き付ける。
【0056】次いで、その表面にエポキシプライマ3を
塗布して加熱、硬化させる。
塗布して加熱、硬化させる。
【0057】その表面に変性ポリオレフィン接着剤の粉
体4を溶射し、次いで黒色ポリオレフィンの粉体5を溶
射する。
体4を溶射し、次いで黒色ポリオレフィンの粉体5を溶
射する。
【0058】その表面の意匠性が必要な壁面の表面に、
本発明の5層積層シート32を被覆して本発明の意匠性
ポリオレフィン被覆連壁用形鋼を得る。
本発明の5層積層シート32を被覆して本発明の意匠性
ポリオレフィン被覆連壁用形鋼を得る。
【0059】図6に示す本発明の意匠性ポリオレフィン
被覆鋼管杭は、鋼管1をスパイラル状に回転走行させな
がら、外表面をグリットブラスト処理しクロメート処理
剤2を塗布して加熱、焼き付ける。
被覆鋼管杭は、鋼管1をスパイラル状に回転走行させな
がら、外表面をグリットブラスト処理しクロメート処理
剤2を塗布して加熱、焼き付ける。
【0060】次いで、その表面にエポキシプライマ3を
スプレー塗装して加熱、硬化させる。
スプレー塗装して加熱、硬化させる。
【0061】その表面に、変性ポリオレフィン接着剤の
粉体4を静電塗装し鋼管の熱で溶融し、次いで黒色ポリ
オレフィン5をTダイからシート状に押出被覆する。
粉体4を静電塗装し鋼管の熱で溶融し、次いで黒色ポリ
オレフィン5をTダイからシート状に押出被覆する。
【0062】次いで、本発明の5層積層シート32を圧
着して本発明による意匠性ポリオレフィン被覆鋼管杭を
得る。
着して本発明による意匠性ポリオレフィン被覆鋼管杭を
得る。
【0063】図7に示す本発明による意匠性ポリオレフ
ィン被覆角鋼管杭は、角鋼管1を搬送テーブルで移送搬
送しながら、外表面をグリットブラスト処理しクロメー
ト処理剤2を塗布して加熱、焼き付ける。
ィン被覆角鋼管杭は、角鋼管1を搬送テーブルで移送搬
送しながら、外表面をグリットブラスト処理しクロメー
ト処理剤2を塗布して加熱、焼き付ける。
【0064】次いで、その表面にエポキシプライマ3を
スプレー塗装して加熱、硬化させる。
スプレー塗装して加熱、硬化させる。
【0065】その表面に、変性ポリオレフィン接着剤の
粉体4を静電塗装し角鋼管の熱で溶融し、次いで黒色ポ
リオレフィン5を角ダイスから角筒状に押出被覆する。
粉体4を静電塗装し角鋼管の熱で溶融し、次いで黒色ポ
リオレフィン5を角ダイスから角筒状に押出被覆する。
【0066】次いで、その表面に、本発明の5層積層シ
ート32を圧着して本発明の意匠性ポリオレフィン被覆
鋼管杭を得る。
ート32を圧着して本発明の意匠性ポリオレフィン被覆
鋼管杭を得る。
【0067】図8に示す本発明による意匠性ポリオレフ
ィン被覆鋼管矢板は、鋼管矢板1の外表面をサンドブラ
スト処理しクロメート処理剤2を塗布して焼き付ける。
ィン被覆鋼管矢板は、鋼管矢板1の外表面をサンドブラ
スト処理しクロメート処理剤2を塗布して焼き付ける。
【0068】次いで、その表面にエポキシプライマ3を
塗布して加熱、硬化させる。
塗布して加熱、硬化させる。
【0069】その表面に、変性ポリオレフィン接着剤の
粉体4を溶射後、黒色ポリオレフィンの粉体5を溶射す
る。
粉体4を溶射後、黒色ポリオレフィンの粉体5を溶射す
る。
【0070】次いで本発明の5層積層シート32を圧着
し本発明の意匠性ポリオレフィン被鋼管矢板を得る。
し本発明の意匠性ポリオレフィン被鋼管矢板を得る。
【0071】本発明の着色ポリオレフィン被覆鋼材は図
1〜図8に示すごとく、鋼板、鋼矢板、H形鋼、連壁用
形鋼、鋼管杭、角鋼管杭、鋼管矢板などの鋼材1の表面
をブラスト処理などでスケールなどを除去し、クロメー
ト被膜2とエポキシプライマ層3を順次積層して下地処
理を施し、その表面に、変性ポリオレフィン接着剤層4
を介してカーボンブラックを0.1〜5重量%含有する
黒色ポリオレフィン層5、エチレン―酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル―エチレン―酢酸ビニル共重合体あるい
はアクリル系単量体―エチレン―酢酸ビニル共重合体か
らなる酢酸ビニル系接着剤層6、酸化防止剤と紫外線吸
収剤を含有するポリ塩化ビニルまたはポリエチレンテレ
フタレートからなる印刷支持フィルム7、印刷模様層8
と紫外線吸収剤を含有する透明アクリル樹脂フィルム
9、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリフッ化ビニル、テトラフルオロエチレン―ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体、エチレン―テトラフル
オロエチレン共重合体またはフッ化ビニリデン―ヘキサ
フルオロプロピレン共重合体からなる透明フッ素樹脂フ
ィルム10を順次積層したことを特徴とするポリオレフ
ィン被覆鋼材である。
1〜図8に示すごとく、鋼板、鋼矢板、H形鋼、連壁用
形鋼、鋼管杭、角鋼管杭、鋼管矢板などの鋼材1の表面
をブラスト処理などでスケールなどを除去し、クロメー
ト被膜2とエポキシプライマ層3を順次積層して下地処
理を施し、その表面に、変性ポリオレフィン接着剤層4
を介してカーボンブラックを0.1〜5重量%含有する
黒色ポリオレフィン層5、エチレン―酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル―エチレン―酢酸ビニル共重合体あるい
はアクリル系単量体―エチレン―酢酸ビニル共重合体か
らなる酢酸ビニル系接着剤層6、酸化防止剤と紫外線吸
収剤を含有するポリ塩化ビニルまたはポリエチレンテレ
フタレートからなる印刷支持フィルム7、印刷模様層8
と紫外線吸収剤を含有する透明アクリル樹脂フィルム
9、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリフッ化ビニル、テトラフルオロエチレン―ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体、エチレン―テトラフル
オロエチレン共重合体またはフッ化ビニリデン―ヘキサ
フルオロプロピレン共重合体からなる透明フッ素樹脂フ
ィルム10を順次積層したことを特徴とするポリオレフ
ィン被覆鋼材である。
【0072】前記クロメート被膜2は全クロム付着量換
算で200〜1500mg/m2の付着量、エポキシプ
ライマ被膜3は10〜150μmの膜厚、変性ポリオレ
フィン接着剤層4は100〜600μmの膜厚、黒色ポ
リオレフィン層5は1〜5mmの膜厚、酢酸ビニル系接
着剤層6は10〜250μmの膜厚、印刷支持フィルム
7は10〜500μmの膜厚、印刷模様層8は5〜50
μmの膜厚、透明アクリル樹脂フィルム9は10〜50
0μmの膜厚、透明フッ素樹脂フィルム10は10〜5
00μmの膜厚を有していると良好な結果が得られる。
算で200〜1500mg/m2の付着量、エポキシプ
ライマ被膜3は10〜150μmの膜厚、変性ポリオレ
フィン接着剤層4は100〜600μmの膜厚、黒色ポ
リオレフィン層5は1〜5mmの膜厚、酢酸ビニル系接
着剤層6は10〜250μmの膜厚、印刷支持フィルム
7は10〜500μmの膜厚、印刷模様層8は5〜50
μmの膜厚、透明アクリル樹脂フィルム9は10〜50
0μmの膜厚、透明フッ素樹脂フィルム10は10〜5
00μmの膜厚を有していると良好な結果が得られる。
【0073】以下、実施例に基ずき本発明を説明する。
【0074】
【0075】
【実施例1】まず図9に示すようなグラビア印刷機で、
Tダイ押出成形で得た印刷支持フィルム7を圧胴11と
石垣の写真の模様を彫った版胴12の間に挿入しインク
13で印刷支持フィルム7の表面に印刷模様層8を印刷
し、印刷模様シート14を作成した。
Tダイ押出成形で得た印刷支持フィルム7を圧胴11と
石垣の写真の模様を彫った版胴12の間に挿入しインク
13で印刷支持フィルム7の表面に印刷模様層8を印刷
し、印刷模様シート14を作成した。
【0076】次に図10に示すように、透明フッ素樹脂
と透明アクリル樹脂をそれぞれ押出機15と16から二
層Tダイ17に供給して押出し透明フッ素樹脂フィルム
10と透明アクリル樹脂フィルム9の二層積層溶融シー
トの状態で押出し、該二層シートの透明アクリル樹脂フ
ィルム9と前記の印刷模様シート14の印刷模様層8を
合わせるようにラミネートし、4層積層シート18を得
た。
と透明アクリル樹脂をそれぞれ押出機15と16から二
層Tダイ17に供給して押出し透明フッ素樹脂フィルム
10と透明アクリル樹脂フィルム9の二層積層溶融シー
トの状態で押出し、該二層シートの透明アクリル樹脂フ
ィルム9と前記の印刷模様シート14の印刷模様層8を
合わせるようにラミネートし、4層積層シート18を得
た。
【0077】一方黒色ポリオレフィン樹脂を単層Tダイ
から押出して黒色ポリオレフィンシートを製造し、表面
から電子線を照射して架橋し、電子線架橋黒色ポリオレ
フィンシート5を製造した。
から押出して黒色ポリオレフィンシートを製造し、表面
から電子線を照射して架橋し、電子線架橋黒色ポリオレ
フィンシート5を製造した。
【0078】次いで図11に示すように、単層Tダイ1
9から酢酸ビニル系接着剤6を溶融シートの状態で押出
して前記の4層積層フィルム18と黒色ポリオレフィン
シート5をラミネートし、6層積層シート20を製造し
た。該6層積層シートの組成を以下に示す。
9から酢酸ビニル系接着剤6を溶融シートの状態で押出
して前記の4層積層フィルム18と黒色ポリオレフィン
シート5をラミネートし、6層積層シート20を製造し
た。該6層積層シートの組成を以下に示す。
【0079】黒色ポリオレフィン層 樹脂:電子線架橋ポリエチレン カーボンブラック添加量:0.1重量% 膜厚:2mm
【0080】酢酸ビニル系接着剤層 樹脂:エチレン―酢酸ビニル共重合体(エチレン含有
量:50重量%) 膜厚:30μm
量:50重量%) 膜厚:30μm
【0081】印刷支持フィルム 樹脂:ポリ塩化ビニル 酸化防止剤:日本チバガイギー社製のIRGANOX1
076 酸化防止剤添加量:0.1重量% 紫外線吸収剤:日本チバガイギー社製のTINUVIN
―P 紫外線吸収剤添加量:0.1重量% 膜厚:200μm
076 酸化防止剤添加量:0.1重量% 紫外線吸収剤:日本チバガイギー社製のTINUVIN
―P 紫外線吸収剤添加量:0.1重量% 膜厚:200μm
【0082】模様印刷層 インク:フッ素系インク 厚み:10μm
【0083】透明アクリル樹脂フィルム 樹脂:ポリメタクリル酸メチル 紫外線吸収剤:日本チバガイギー社製のTINUVIN
―P 紫外線吸収剤添加量:0.1重量% 厚み:50μm
―P 紫外線吸収剤添加量:0.1重量% 厚み:50μm
【0084】透明フッ素樹脂フィルム 樹脂:ポリフッ化ビニリデン 厚み:50μm
【0085】次に、鋼矢板(FSPIII型)の山面を
グリットブラスト処理して除錆し、その山面にクロメー
ト処理剤を全クロム付着量が600mg/m2になるよ
うに塗布し160℃に加熱して焼き付けた。
グリットブラスト処理して除錆し、その山面にクロメー
ト処理剤を全クロム付着量が600mg/m2になるよ
うに塗布し160℃に加熱して焼き付けた。
【0086】該クロメート処理鋼矢板をテーブルローラ
で移送搬送しながら、その表面にエポキシプライマを膜
厚が50μになるようにスプレー塗装し、高周波誘導加
熱で190℃に加熱して硬化させた。
で移送搬送しながら、その表面にエポキシプライマを膜
厚が50μになるようにスプレー塗装し、高周波誘導加
熱で190℃に加熱して硬化させた。
【0087】次いで、その表面に無水マレイン酸変性ポ
リエチレン接着剤の粉体をその膜厚が250μになるよ
うに静電塗装し、その表面に本発明の上記の6層積層シ
ートを被覆し本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板N
o.1を製造した。
リエチレン接着剤の粉体をその膜厚が250μになるよ
うに静電塗装し、その表面に本発明の上記の6層積層シ
ートを被覆し本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板N
o.1を製造した。
【0088】また、比較例として、上記の6層積層シー
トの透明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィル
ムを欠く4層積層シートを被覆した従来の意匠性ポリエ
チレン被覆鋼矢板No.32、透明アクリル樹脂フィル
ムを欠く5層積層シートを被覆した意匠性ポリエチレン
被覆鋼矢板No.33、透明フッ素樹脂フィルムを欠く
5層積層シートを被覆した意匠性ポリエチレン被覆鋼矢
板No.34を製造した。
トの透明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィル
ムを欠く4層積層シートを被覆した従来の意匠性ポリエ
チレン被覆鋼矢板No.32、透明アクリル樹脂フィル
ムを欠く5層積層シートを被覆した意匠性ポリエチレン
被覆鋼矢板No.33、透明フッ素樹脂フィルムを欠く
5層積層シートを被覆した意匠性ポリエチレン被覆鋼矢
板No.34を製造した。
【0089】これらの被覆鋼矢板を長さ1mに切断し、
3年間河川に曝露した。
3年間河川に曝露した。
【0090】曝露後、石垣模様の退色の有無と被覆の剥
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
【0091】第1表の結果から、本発明の透明アクリル
樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルム表面に積層した
意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板はこれらのフィルムを欠
く従来の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板に比較して、模
様の退色や被覆の剥離がなく優れる。
樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルム表面に積層した
意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板はこれらのフィルムを欠
く従来の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板に比較して、模
様の退色や被覆の剥離がなく優れる。
【0092】
【実施例2】実施例1の6層積層シート中の黒色ポリエ
チレン層中のカーボンブラック添加量を2.5重量%に
変えた本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.2
と該カーボンブラック添加量を5重量%に変えた本発明
の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.3、および比較
例として該カーボンブラックを添加しない意匠性ポリエ
チレン被覆鋼矢板No.35と該カーボンブラック添加
量が6重量%である意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板N
o.36を製造した。
チレン層中のカーボンブラック添加量を2.5重量%に
変えた本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.2
と該カーボンブラック添加量を5重量%に変えた本発明
の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.3、および比較
例として該カーボンブラックを添加しない意匠性ポリエ
チレン被覆鋼矢板No.35と該カーボンブラック添加
量が6重量%である意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板N
o.36を製造した。
【0093】これらの鋼矢板を1mの長さに切断し、実
施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
【0094】曝露後、石垣模様の退色の有無と被覆の剥
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
【0095】第1表の結果から、実施例1の第1表に記
載の本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板の曝露試験
結果と合わせると、本発明の黒色ポリエチレン層中のカ
ーボンブラック添加量が0.1〜5重量%の範囲にある
場合だけ印刷模様の退色と被覆の剥離がなく良好であ
る。
載の本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板の曝露試験
結果と合わせると、本発明の黒色ポリエチレン層中のカ
ーボンブラック添加量が0.1〜5重量%の範囲にある
場合だけ印刷模様の退色と被覆の剥離がなく良好であ
る。
【0096】しかし、該カーボンブラック添加量が0.
1重量未満では退色防止効果がなく、また5重量%越え
では被覆が剥離する。
1重量未満では退色防止効果がなく、また5重量%越え
では被覆が剥離する。
【0097】
【実施例3】実施例1の6層積層シート中の酢酸ビニル
系接着剤に用いたエチレン―酢酸ビニル共重合体のエチ
レン―酢酸ビニル共重合体のエチレン含有量を75重量
%に変えた本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板N
o.4と該エチレン含有量を98重量%に変えた本発明
の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.5、および比較
例として該エチレン含有量を40重量%とした意匠性ポ
リエチレン被覆鋼矢板No.37、該エチレン含有量を
99重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.
38を製造した。
系接着剤に用いたエチレン―酢酸ビニル共重合体のエチ
レン―酢酸ビニル共重合体のエチレン含有量を75重量
%に変えた本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板N
o.4と該エチレン含有量を98重量%に変えた本発明
の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.5、および比較
例として該エチレン含有量を40重量%とした意匠性ポ
リエチレン被覆鋼矢板No.37、該エチレン含有量を
99重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.
38を製造した。
【0098】これらの被覆鋼矢板を1mの長さに切断
し、実施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
し、実施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
【0099】曝露後、石垣模様の退色の有無と被覆の剥
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
【0100】第1表の結果から、実施例1の第1表に記
載の本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板の曝露試験
結果と合わせると、本発明の酢酸ビニル系接着剤層にエ
チレン―酢酸ビニル共重合体を用いる場合はエチレン含
有量が50〜98重量%の範囲にある場合だけ印刷模様
の退色と被覆の剥離がなく良好である。
載の本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板の曝露試験
結果と合わせると、本発明の酢酸ビニル系接着剤層にエ
チレン―酢酸ビニル共重合体を用いる場合はエチレン含
有量が50〜98重量%の範囲にある場合だけ印刷模様
の退色と被覆の剥離がなく良好である。
【0101】しかし、該エチレン添加量が50重量未満
および98重量%越えでは被覆が剥離する。
および98重量%越えでは被覆が剥離する。
【0102】
【実施例4】実施例1の6層積層シート中の酢酸ビニル
系接着剤をエチレン―酢酸ビニル―塩化ビニル三元共重
合体に変えて、かつ該三元共重合体中のエチレン含有量
を45重量%、酢酸ビニル含有量を50重量%、塩化ビ
ニル含有量を5重量%とした本発明の意匠性ポリエチレ
ン被覆鋼矢板No.6、該三元共重合体中のエチレン含
有量を65重量%,酢酸ビニル含有量を25重量%、塩
化ビニル含有量を10重量%とした本発明の意匠性ポリ
エチレン被覆鋼矢板No.7、該三元共重合体中のエチ
レン含有量を70重量%,酢酸ビニル含有量を2重量
%、塩化ビニル含有量を28重量%とした本発明の意匠
性ポリエチレン被覆鋼矢板No.8、および比較例とし
て該三元共重合体中のエチレン含有量を30重量%,酢
酸ビニル含有量を50重量%、塩化ビニル含有量を20
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.3
9、該三元共重合体中のエチレン含有量を80重量%,
酢酸ビニル含有量を2重量%、塩化ビニル含有量を18
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.4
0、該三元共重合体中のエチレン含有量を70重量%,
酢酸ビニル含有量を1重量%、塩化ビニル含有量を29
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.4
1、該三元共重合体中のエチレン含有量を40重量%,
酢酸ビニル含有量を55重量%、塩化ビニル含有量を5
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.4
2、該三元共重合体中のエチレン含有量を49重量%,
酢酸ビニル含有量を50重量%、塩化ビニル含有量を1
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.4
3、該三元共重合体中のエチレン含有量を68重量%、
酢酸ビニル含有量を2重量%、塩化ビニル含有量を30
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.44
を製造した。
系接着剤をエチレン―酢酸ビニル―塩化ビニル三元共重
合体に変えて、かつ該三元共重合体中のエチレン含有量
を45重量%、酢酸ビニル含有量を50重量%、塩化ビ
ニル含有量を5重量%とした本発明の意匠性ポリエチレ
ン被覆鋼矢板No.6、該三元共重合体中のエチレン含
有量を65重量%,酢酸ビニル含有量を25重量%、塩
化ビニル含有量を10重量%とした本発明の意匠性ポリ
エチレン被覆鋼矢板No.7、該三元共重合体中のエチ
レン含有量を70重量%,酢酸ビニル含有量を2重量
%、塩化ビニル含有量を28重量%とした本発明の意匠
性ポリエチレン被覆鋼矢板No.8、および比較例とし
て該三元共重合体中のエチレン含有量を30重量%,酢
酸ビニル含有量を50重量%、塩化ビニル含有量を20
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.3
9、該三元共重合体中のエチレン含有量を80重量%,
酢酸ビニル含有量を2重量%、塩化ビニル含有量を18
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.4
0、該三元共重合体中のエチレン含有量を70重量%,
酢酸ビニル含有量を1重量%、塩化ビニル含有量を29
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.4
1、該三元共重合体中のエチレン含有量を40重量%,
酢酸ビニル含有量を55重量%、塩化ビニル含有量を5
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.4
2、該三元共重合体中のエチレン含有量を49重量%,
酢酸ビニル含有量を50重量%、塩化ビニル含有量を1
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.4
3、該三元共重合体中のエチレン含有量を68重量%、
酢酸ビニル含有量を2重量%、塩化ビニル含有量を30
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.44
を製造した。
【0103】これらの被覆鋼矢板を1mの長さに切断
し、実施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
し、実施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
【0104】曝露後、石垣模様の退色の有無と被覆の剥
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
【0105】第1表の結果から、本発明の酢酸ビニル系
接着剤層にエチレン―酢酸ビニル―塩化ビニル三元共重
合体を用いる場合はエチレン含有量が45〜70重量%
で、酢酸ビニル含有量が2〜50重量%でかつ塩化ビニ
ル含有量が5〜28重量%の範囲にある場合だけ被覆の
剥離がなく良好である。
接着剤層にエチレン―酢酸ビニル―塩化ビニル三元共重
合体を用いる場合はエチレン含有量が45〜70重量%
で、酢酸ビニル含有量が2〜50重量%でかつ塩化ビニ
ル含有量が5〜28重量%の範囲にある場合だけ被覆の
剥離がなく良好である。
【0106】
【実施例5】実施例1の6層積層シート中の酢酸ビニル
系接着剤をエチレン―酢酸ビニル―アクリル酸三元共重
合体に変えて、かつ該三元共重合体中のエチレン含有量
を45重量%、酢酸ビニル含有量を50重量%、アクリ
ル酸含有量を5重量%とした本発明の意匠性ポリエチレ
ン被覆鋼矢板No.9、該三元共重合体中のエチレン含
有量を65重量%,酢酸ビニル含有量を25重量%、ア
クリル酸含有量を10重量%とした本発明の意匠性ポリ
エチレン被覆鋼矢板No.10、該三元共重合体中のエ
チレン含有量を70重量%,酢酸ビニル含有量を2重量
%、アクリル酸含有量を28重量%とした本発明の意匠
性ポリエチレン被覆鋼矢板No.11、および比較例と
して該三元共重合体中のエチレン含有量を30重量%,
酢酸ビニル含有量を50重量%、アクリル酸含有量を2
0重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.4
5、該三元共重合体中のエチレン含有量を80重量%,
酢酸ビニル含有量を2重量%、アクリル酸含有量を18
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.4
6、該三元共重合体中のエチレン含有量を70重量%,
酢酸ビニル含有量を1重量%、アクリル酸含有量を29
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.4
7、該三元共重合体中のエチレン含有量を40重量%,
酢酸ビニル含有量を55重量%、アクリル酸含有量を5
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.4
8、該三元共重合体中のエチレン含有量を49重量%,
酢酸ビニル含有量を50重量%、アクリル酸含有量を1
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.4
9、該三元共重合体中のエチレン含有量を68重量%、
酢酸ビニル含有量を2重量%、アクリル酸含有量を30
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.50
を製造した。
系接着剤をエチレン―酢酸ビニル―アクリル酸三元共重
合体に変えて、かつ該三元共重合体中のエチレン含有量
を45重量%、酢酸ビニル含有量を50重量%、アクリ
ル酸含有量を5重量%とした本発明の意匠性ポリエチレ
ン被覆鋼矢板No.9、該三元共重合体中のエチレン含
有量を65重量%,酢酸ビニル含有量を25重量%、ア
クリル酸含有量を10重量%とした本発明の意匠性ポリ
エチレン被覆鋼矢板No.10、該三元共重合体中のエ
チレン含有量を70重量%,酢酸ビニル含有量を2重量
%、アクリル酸含有量を28重量%とした本発明の意匠
性ポリエチレン被覆鋼矢板No.11、および比較例と
して該三元共重合体中のエチレン含有量を30重量%,
酢酸ビニル含有量を50重量%、アクリル酸含有量を2
0重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.4
5、該三元共重合体中のエチレン含有量を80重量%,
酢酸ビニル含有量を2重量%、アクリル酸含有量を18
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.4
6、該三元共重合体中のエチレン含有量を70重量%,
酢酸ビニル含有量を1重量%、アクリル酸含有量を29
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.4
7、該三元共重合体中のエチレン含有量を40重量%,
酢酸ビニル含有量を55重量%、アクリル酸含有量を5
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.4
8、該三元共重合体中のエチレン含有量を49重量%,
酢酸ビニル含有量を50重量%、アクリル酸含有量を1
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.4
9、該三元共重合体中のエチレン含有量を68重量%、
酢酸ビニル含有量を2重量%、アクリル酸含有量を30
重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.50
を製造した。
【0107】これらの被覆鋼矢板を1mの長さに切断
し、実施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
し、実施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
【0108】曝露後、石垣模様の退色の有無と被覆の剥
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
【0109】第1表の結果から、本発明の酢酸ビニル系
接着剤層にエチレン―酢酸ビニル―アクリル酸三元共重
合体を用いる場合はエチレン含有量が45〜70重量%
で、酢酸ビニル含有量が2〜50重量%でかつアクリル
酸含有量が5〜28重量%の範囲にある場合だけ被覆の
剥離がなく良好である。
接着剤層にエチレン―酢酸ビニル―アクリル酸三元共重
合体を用いる場合はエチレン含有量が45〜70重量%
で、酢酸ビニル含有量が2〜50重量%でかつアクリル
酸含有量が5〜28重量%の範囲にある場合だけ被覆の
剥離がなく良好である。
【0110】
【実施例6】実施例1の6層積層シート中の酢酸ビニル
系接着剤をエチレン―酢酸ビニル―メタクリル酸三元共
重合体に変えて、かつ該三元共重合体中のエチレン含有
量を45重量%、酢酸ビニル含有量を50重量%、メタ
クリル酸含有量を5重量%とした本発明の意匠性ポリエ
チレン被覆鋼矢板No.12、該三元共重合体中のエチ
レン含有量を65重量%,酢酸ビニル含有量を25重量
%、メタクリル酸含有量を10重量%とした本発明の意
匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.13、該三元共重合
体中のエチレン含有量を70重量%,酢酸ビニル含有量
を2重量%、メタクリル酸含有量を28重量%とした本
発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.14、およ
び比較例として該三元共重合体中のエチレン含有量を3
0重量%,酢酸ビニル含有量を50重量%、メタクリル
酸含有量を20重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼
矢板No.51、該三元共重合体中のエチレン含有量を
80重量%,酢酸ビニル含有量を2重量%、メタクリル
酸含有量を18重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼
矢板No.52、該三元共重合体中のエチレン含有量を
70重量%,酢酸ビニル含有量を1重量%、メタクリル
酸含有量を29重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼
矢板No.53、該三元共重合体中のエチレン含有量を
40重量%,酢酸ビニル含有量を55重量%、メタクリ
ル酸含有量を5重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼
矢板No.54、該三元共重合体中のエチレン含有量を
49重量%,酢酸ビニル含有量を50重量%、メタクリ
ル酸含有量を1重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼
矢板No.55、該三元共重合体中のエチレン含有量を
68重量%、酢酸ビニル含有量を2重量%、メタクリル
酸含有量を30重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼
矢板No.56を製造した。
系接着剤をエチレン―酢酸ビニル―メタクリル酸三元共
重合体に変えて、かつ該三元共重合体中のエチレン含有
量を45重量%、酢酸ビニル含有量を50重量%、メタ
クリル酸含有量を5重量%とした本発明の意匠性ポリエ
チレン被覆鋼矢板No.12、該三元共重合体中のエチ
レン含有量を65重量%,酢酸ビニル含有量を25重量
%、メタクリル酸含有量を10重量%とした本発明の意
匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.13、該三元共重合
体中のエチレン含有量を70重量%,酢酸ビニル含有量
を2重量%、メタクリル酸含有量を28重量%とした本
発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.14、およ
び比較例として該三元共重合体中のエチレン含有量を3
0重量%,酢酸ビニル含有量を50重量%、メタクリル
酸含有量を20重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼
矢板No.51、該三元共重合体中のエチレン含有量を
80重量%,酢酸ビニル含有量を2重量%、メタクリル
酸含有量を18重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼
矢板No.52、該三元共重合体中のエチレン含有量を
70重量%,酢酸ビニル含有量を1重量%、メタクリル
酸含有量を29重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼
矢板No.53、該三元共重合体中のエチレン含有量を
40重量%,酢酸ビニル含有量を55重量%、メタクリ
ル酸含有量を5重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼
矢板No.54、該三元共重合体中のエチレン含有量を
49重量%,酢酸ビニル含有量を50重量%、メタクリ
ル酸含有量を1重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼
矢板No.55、該三元共重合体中のエチレン含有量を
68重量%、酢酸ビニル含有量を2重量%、メタクリル
酸含有量を30重量%とした意匠性ポリエチレン被覆鋼
矢板No.56を製造した。
【0111】これらの被覆鋼矢板を1mの長さに切断
し、実施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
し、実施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
【0112】曝露後、石垣模様の退色の有無と被覆の剥
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
【0113】第1表の結果から、本発明の酢酸ビニル系
接着剤層にエチレン―酢酸ビニル―メタクリル酸三元共
重合体を用いる場合はエチレン含有量が45〜70重量
%で、酢酸ビニル含有量が2〜50重量%でかつメタク
リル酸含有量が5〜28重量%の範囲にある場合だけ被
覆の剥離がなく良好である。
接着剤層にエチレン―酢酸ビニル―メタクリル酸三元共
重合体を用いる場合はエチレン含有量が45〜70重量
%で、酢酸ビニル含有量が2〜50重量%でかつメタク
リル酸含有量が5〜28重量%の範囲にある場合だけ被
覆の剥離がなく良好である。
【0114】
【実施例7】実施例1の6層積層シートの印刷支持フィ
ルムのポリ塩化ビニル中のIRGANOX1076の添
加量を1重量%、TINUVIN―Pの添加量を1重量
%とした本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.
15、該IRGANOX1076の添加量を3重量%、
TINUVIN―Pの添加量を3重量%とした本発明の
意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.16、および比較
例として該IRGANOX1076を添加せず、TIN
UVIN―Pの添加量を0.1重量%とした意匠性ポリ
エチレン被覆鋼矢板No.57、該IRGANOX10
76の添加量を0.1重量%、TINUVIN―Pを添
加しない意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.58、該
IRGANOX1076の添加量を4重量%、TINU
VIN―Pの添加量を4重量%とした意匠性ポリエチレ
ン被覆鋼矢板No.59を製造した。
ルムのポリ塩化ビニル中のIRGANOX1076の添
加量を1重量%、TINUVIN―Pの添加量を1重量
%とした本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.
15、該IRGANOX1076の添加量を3重量%、
TINUVIN―Pの添加量を3重量%とした本発明の
意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.16、および比較
例として該IRGANOX1076を添加せず、TIN
UVIN―Pの添加量を0.1重量%とした意匠性ポリ
エチレン被覆鋼矢板No.57、該IRGANOX10
76の添加量を0.1重量%、TINUVIN―Pを添
加しない意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.58、該
IRGANOX1076の添加量を4重量%、TINU
VIN―Pの添加量を4重量%とした意匠性ポリエチレ
ン被覆鋼矢板No.59を製造した。
【0115】これらの被覆鋼矢板を1mの長さに切断
し、実施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
し、実施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
【0116】曝露後、石垣模様の退色の有無と被覆の剥
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
【0117】第1表の結果から、第1表の本発明の意匠
性ポリエチレン被覆鋼矢板の結果と合わせると、本発明
の印刷支持フィルムの酸化防止剤は0.1〜3重量%の
範囲、かつ紫外線吸収剤は0.1〜3重量%の範囲で添
加する場合だけ印刷模様の退色と被覆の剥離がなく良好
である。
性ポリエチレン被覆鋼矢板の結果と合わせると、本発明
の印刷支持フィルムの酸化防止剤は0.1〜3重量%の
範囲、かつ紫外線吸収剤は0.1〜3重量%の範囲で添
加する場合だけ印刷模様の退色と被覆の剥離がなく良好
である。
【0118】
【実施例8】実施例1の6層積層シートの印刷支持フィ
ルムのポリ塩化ビニル中のIRGANOX1076をI
RGANOX1010(添加量は0.1重量%)に変え
た本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.17、
実施例1の6層積層シートの印刷支持フィルムのポリ塩
化ビニル中のTINUVIN―PをTINUVIN21
3(添加量は0.1重量%)に変えた本発明の意匠性ポ
リエチレン被覆鋼矢板No.18を製造した。
ルムのポリ塩化ビニル中のIRGANOX1076をI
RGANOX1010(添加量は0.1重量%)に変え
た本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.17、
実施例1の6層積層シートの印刷支持フィルムのポリ塩
化ビニル中のTINUVIN―PをTINUVIN21
3(添加量は0.1重量%)に変えた本発明の意匠性ポ
リエチレン被覆鋼矢板No.18を製造した。
【0119】これらの被覆鋼矢板を1mの長さに切断
し、実施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
し、実施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
【0120】曝露後、石垣模様の退色の有無と被覆の剥
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
【0121】第1表の結果から、本発明の印刷支持フィ
ルムの酸化防止剤と紫外線吸収剤を変更しても両者を組
み合わせて添加すれば印刷模様の退色と被覆の剥離がな
く良好である。
ルムの酸化防止剤と紫外線吸収剤を変更しても両者を組
み合わせて添加すれば印刷模様の退色と被覆の剥離がな
く良好である。
【0122】
【実施例9】実施例1の6層積層シートの印刷支持フィ
ルムの樹脂をポリエチレンテレフタレートに変更(但
し、酸化防止剤と紫外線吸収剤の種類と添加量はそのま
ま)し、本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.
19を製造した。
ルムの樹脂をポリエチレンテレフタレートに変更(但
し、酸化防止剤と紫外線吸収剤の種類と添加量はそのま
ま)し、本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.
19を製造した。
【0123】この被覆鋼矢板を1mの長さに切断し、実
施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
【0124】曝露後、石垣模様の退色の有無と被覆の剥
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
【0125】第1表の結果から、本発明の印刷支持フィ
ルムにポリエチレンテレフタレートを使用しても印刷模
様の退色と被覆の剥離がなく良好である。
ルムにポリエチレンテレフタレートを使用しても印刷模
様の退色と被覆の剥離がなく良好である。
【0126】
【実施例10】実施例1の6層積層シートの透明アクリ
ル樹脂フィルムに添加するTINUVIN―Pの添加量
を2重量%に変えた本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼
矢板No.20、該TINUVIN―Pの添加量を5重
量%に変えた本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板N
o.21、および比較例として該TINUVIN―Pの
添加をしない意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.6
0、該TINUVIN―Pの添加量を6重量%の意匠性
ポリエチレン被覆鋼矢板No.61を製造した。
ル樹脂フィルムに添加するTINUVIN―Pの添加量
を2重量%に変えた本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼
矢板No.20、該TINUVIN―Pの添加量を5重
量%に変えた本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板N
o.21、および比較例として該TINUVIN―Pの
添加をしない意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.6
0、該TINUVIN―Pの添加量を6重量%の意匠性
ポリエチレン被覆鋼矢板No.61を製造した。
【0127】これらの被覆鋼矢板を1mの長さに切断
し、実施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
し、実施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
【0128】曝露後、石垣模様の退色の有無と被覆の剥
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
【0129】第1表の結果から、第1表の本発明の意匠
性ポリエチレン被覆鋼矢板No.1の結果と合わせる
と、本発明の透明アクリル樹脂フィルムには紫外線吸収
剤を0.2〜5重量%の範囲で添加する場合だけ印刷模
様の退色と被覆の剥離がなく良好である。
性ポリエチレン被覆鋼矢板No.1の結果と合わせる
と、本発明の透明アクリル樹脂フィルムには紫外線吸収
剤を0.2〜5重量%の範囲で添加する場合だけ印刷模
様の退色と被覆の剥離がなく良好である。
【0130】
【実施例11】実施例1の6層積層シートの透明アクリ
ル樹脂フィルムに添加する紫外線吸収剤をTINUVI
N213に変えて本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢
板No.22を製造した。
ル樹脂フィルムに添加する紫外線吸収剤をTINUVI
N213に変えて本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢
板No.22を製造した。
【0131】この被覆鋼矢板を1mの長さに切断し、実
施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
【0132】曝露後、石垣模様の退色の有無と被覆の剥
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
【0133】第1表の結果から、本発明の透明アクリル
樹脂フィルムの紫外線吸収剤をTINUVIN213に
変更しても印刷模様の退色と被覆の剥離がなく良好であ
る。
樹脂フィルムの紫外線吸収剤をTINUVIN213に
変更しても印刷模様の退色と被覆の剥離がなく良好であ
る。
【0134】
【実施例12】実施例1の6層積層シートの透明アクリ
ル樹脂フィルムの樹脂をメタクリル酸メチル―フッ化ビ
ニリデン共重合体に変更(但し紫外線吸収剤の種類と添
加量はそのまま)した本発明の意匠性ポリエチレン被覆
鋼矢板No.23と該透明アクリル樹脂フィルムの樹脂
をメタクリル酸メチル―エチレン―フッ化ビニリデン三
元共重合体に変更(但し紫外線吸収剤の種類と添加量は
そのまま)した本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板
No.24を製造した。
ル樹脂フィルムの樹脂をメタクリル酸メチル―フッ化ビ
ニリデン共重合体に変更(但し紫外線吸収剤の種類と添
加量はそのまま)した本発明の意匠性ポリエチレン被覆
鋼矢板No.23と該透明アクリル樹脂フィルムの樹脂
をメタクリル酸メチル―エチレン―フッ化ビニリデン三
元共重合体に変更(但し紫外線吸収剤の種類と添加量は
そのまま)した本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板
No.24を製造した。
【0135】この被覆鋼矢板を1mの長さに切断し、実
施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
【0136】曝露後、石垣模様の退色の有無と被覆の剥
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
【0137】第1表の結果から、本発明の透明アクリル
樹脂フィルムの樹脂をメタクリル酸メチル―フッ化ビニ
リデン共重合体またはメタクリル酸メチル―エチレン―
フッ化ビニリデン三元共重合体に変更しても印刷模様の
退色と被覆の剥離がなく良好である。
樹脂フィルムの樹脂をメタクリル酸メチル―フッ化ビニ
リデン共重合体またはメタクリル酸メチル―エチレン―
フッ化ビニリデン三元共重合体に変更しても印刷模様の
退色と被覆の剥離がなく良好である。
【0138】
【実施例13】実施例1の6層積層シートの透明フッ素
樹脂フィルムの樹脂の種類をポリテトラフルオロエチレ
ンに変更した本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板N
o.25、該樹脂をポリフッ化ビニルに変更した本発明
の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.26、該樹脂を
テトラフルオロエチレン―ヘキサフルオロプロピレン共
重合体に変更した本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢
板No.27、該樹脂をエチレン―テトラフルオロエチ
レン共重合体に変更した本発明の意匠性ポリエチレン被
覆鋼矢板No.28、該樹脂をフッ化ビニリデン―ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体に変更した本発明の意匠
性ポリエチレン被覆鋼矢板No.29を製造した。
樹脂フィルムの樹脂の種類をポリテトラフルオロエチレ
ンに変更した本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板N
o.25、該樹脂をポリフッ化ビニルに変更した本発明
の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢板No.26、該樹脂を
テトラフルオロエチレン―ヘキサフルオロプロピレン共
重合体に変更した本発明の意匠性ポリエチレン被覆鋼矢
板No.27、該樹脂をエチレン―テトラフルオロエチ
レン共重合体に変更した本発明の意匠性ポリエチレン被
覆鋼矢板No.28、該樹脂をフッ化ビニリデン―ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体に変更した本発明の意匠
性ポリエチレン被覆鋼矢板No.29を製造した。
【0139】これらの被覆鋼矢板を1mの長さに切断
し、実施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
し、実施例1と同じ河川曝露試験に供試した。
【0140】曝露後、石垣模様の退色の有無と被覆の剥
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
離の有無を調べた結果を第1表に示した。
【0141】第1表の結果から、本発明の透明フッ素樹
脂フィルムの樹脂をポリテトラフルオロエチレン、ポリ
フッ化ビニル、テトラフルオロエチレン―ヘキサフルオ
ロプロピレン共重合体、エチレン―テトラフルオロエチ
レン共重合体あるいはフッ化ビニリデン―ヘキサフルオ
ロプロピレン共重合体に変更しても印刷模様の退色と被
覆の剥離がなく良好である。
脂フィルムの樹脂をポリテトラフルオロエチレン、ポリ
フッ化ビニル、テトラフルオロエチレン―ヘキサフルオ
ロプロピレン共重合体、エチレン―テトラフルオロエチ
レン共重合体あるいはフッ化ビニリデン―ヘキサフルオ
ロプロピレン共重合体に変更しても印刷模様の退色と被
覆の剥離がなく良好である。
【0142】
【実施例14】まず図9に示すようなグラビア印刷機
で、Tダイ押出成形で得た印刷支持フィルム7を圧胴1
1とみかげ石の写真の模様を彫った版胴12の間に挿入
しインク13で印刷支持フィルム7の表面に印刷模様層
8を印刷し、印刷模様シート14を作成した。
で、Tダイ押出成形で得た印刷支持フィルム7を圧胴1
1とみかげ石の写真の模様を彫った版胴12の間に挿入
しインク13で印刷支持フィルム7の表面に印刷模様層
8を印刷し、印刷模様シート14を作成した。
【0143】次に図10に示すように、透明フッ素樹脂
と透明アクリル樹脂をそれぞれ押出機15と16から二
層Tダイ17に供給して押出し透明フッ素樹脂フィルム
10と透明アクリル樹脂フィルム9の二層積層溶融シー
トの状態で押出し、該二層シートの透明アクリル樹脂フ
ィルム9と前記の印刷模様シート14の印刷模様層8を
合わせるようにラミネートし、4層積層シート18を得
た。
と透明アクリル樹脂をそれぞれ押出機15と16から二
層Tダイ17に供給して押出し透明フッ素樹脂フィルム
10と透明アクリル樹脂フィルム9の二層積層溶融シー
トの状態で押出し、該二層シートの透明アクリル樹脂フ
ィルム9と前記の印刷模様シート14の印刷模様層8を
合わせるようにラミネートし、4層積層シート18を得
た。
【0144】この4層積層シートの裏面、すなわち印刷
支持フィルムの面に、単層Tダイから酢酸ビニル系接着
剤6を溶融シートの状態で押出してラミネートし、5層
積層フィルム32(図1参照)を製造した。該5層積層
フィルムの組成を以下に示す。
支持フィルムの面に、単層Tダイから酢酸ビニル系接着
剤6を溶融シートの状態で押出してラミネートし、5層
積層フィルム32(図1参照)を製造した。該5層積層
フィルムの組成を以下に示す。
【0145】酢酸ビニル系接着剤層 樹脂:エチレン―酢酸ビニル共重合体(エチレン含有
量:50重量%) 膜厚:20μm
量:50重量%) 膜厚:20μm
【0146】印刷支持フィルム 樹脂:ポリエチレンテレフタレート 酸化防止剤:日本チバガイギー社製のIRGANOX1
076 酸化防止剤添加量:0.5重量% 紫外線吸収剤:日本チバガイギー社製のTINUVIN
―P 紫外線吸収剤添加量:0.5重量%膜厚:150μm
076 酸化防止剤添加量:0.5重量% 紫外線吸収剤:日本チバガイギー社製のTINUVIN
―P 紫外線吸収剤添加量:0.5重量%膜厚:150μm
【0147】模様印刷層 インク:フッ素系インク 厚み:8μm
【0148】透明アクリル樹脂フィルム 樹脂:ポリメタクリル酸メチル 紫外線吸収剤:日本チバガイギー社製のTINUVIN
―P 紫外線吸収剤添加量:2重量% 厚み:30μm
―P 紫外線吸収剤添加量:2重量% 厚み:30μm
【0149】透明フッ素樹脂フィルム 樹脂:ポリフッ化ビニリデン 厚み:30μm
【0150】次に、鋼管(SGP外径200A×長さ5
m)の外面をスパイラル状に回転走行させながらグリッ
トブラスト処理し、その表面にクロメート処理剤を全ク
ロム付着量が500mg/m2になるようにブラシでし
ごき塗布して160℃に加熱して焼き付け、更にその表
面にエポキシプライマを膜厚が50μmになるようにス
プレー塗装して硬化させ下地処理を施した。
m)の外面をスパイラル状に回転走行させながらグリッ
トブラスト処理し、その表面にクロメート処理剤を全ク
ロム付着量が500mg/m2になるようにブラシでし
ごき塗布して160℃に加熱して焼き付け、更にその表
面にエポキシプライマを膜厚が50μmになるようにス
プレー塗装して硬化させ下地処理を施した。
【0151】次いで、その表面に無水マレイン酸変性ポ
リエチレン接着剤、黒色ポリエチレン(カーボンブラッ
クの添加量が2.5%)Tダイから押出被覆した。
リエチレン接着剤、黒色ポリエチレン(カーボンブラッ
クの添加量が2.5%)Tダイから押出被覆した。
【0152】次いでその表面に、上記の5層積層フィル
ムをロールで圧着して被覆し、本発明の意匠性ポリエチ
レン被覆鋼管杭No.30を得た。
ムをロールで圧着して被覆し、本発明の意匠性ポリエチ
レン被覆鋼管杭No.30を得た。
【0153】この被覆鋼管杭を実施例1と同じ河川曝露
試験に供試した結果を第1表に示した。
試験に供試した結果を第1表に示した。
【0154】第1表の結果から、本発明の意匠性ポリエ
チレン被覆鋼管杭は3年間の河川曝露試験後でも、模様
の退色や被覆の剥離がなく良好である。
チレン被覆鋼管杭は3年間の河川曝露試験後でも、模様
の退色や被覆の剥離がなく良好である。
【0155】
【実施例15】H形鋼(高さ125mm×辺の長さ12
5mm×最大厚み9mm)の表面をサンドブラスト処理
して除錆し、その表面にクロメート処理剤を全クロム付
着量が600mg/m2になるように塗布し160℃に
加熱して焼き付けた。
5mm×最大厚み9mm)の表面をサンドブラスト処理
して除錆し、その表面にクロメート処理剤を全クロム付
着量が600mg/m2になるように塗布し160℃に
加熱して焼き付けた。
【0156】該クロメート処理H形鋼の表面にエポキシ
プライマを膜厚が50μになるようにスプレー塗装し、
硬化させた。
プライマを膜厚が50μになるようにスプレー塗装し、
硬化させた。
【0157】次いで、その表面に無水マレイン酸変性エ
チレン―1―ブテン共重合体接着剤の粉体をその膜厚が
400μになるように溶射し、その表面に膜厚が1mm
になるように黒色エチレン―1―ブテン共重合体(カー
ボンブラックの添加量が2.5%)の粉体を溶射した。
チレン―1―ブテン共重合体接着剤の粉体をその膜厚が
400μになるように溶射し、その表面に膜厚が1mm
になるように黒色エチレン―1―ブテン共重合体(カー
ボンブラックの添加量が2.5%)の粉体を溶射した。
【0158】次いで、その表面に実施例14の5層積層
フィルムをロールで圧着して本発明の意匠性エチレン―
ブテン―1共重合体被覆H形鋼No.31を製造した。
フィルムをロールで圧着して本発明の意匠性エチレン―
ブテン―1共重合体被覆H形鋼No.31を製造した。
【0159】この意匠性エチレン―1―ブテン共重合体
被覆H形鋼を長さ1mに切断加工して実施例1と同じ河
川曝露試験に供試した結果を第1表に示した。
被覆H形鋼を長さ1mに切断加工して実施例1と同じ河
川曝露試験に供試した結果を第1表に示した。
【0160】第1表の結果から、本発明の意匠性エチレ
ン―1―ブテン共重合体被覆H形鋼は3年間の河川曝露
試験後でも、模様の退色や被覆の剥離がなく良好であ
る。
ン―1―ブテン共重合体被覆H形鋼は3年間の河川曝露
試験後でも、模様の退色や被覆の剥離がなく良好であ
る。
【0161】
【表1】
【0162】
【表2】
【0163】
【表3】
【0164】
【表4】
【0165】
【発明の効果】本発明によれば、以上の実施例からも明
らかなように、下地処理を施した鋼材の表面に変性ポリ
オレフィン接着剤層を介してカーボンブラックを含有す
る黒色ポリオレフィンを接着した表面に、酢酸ビニル系
接着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩
化ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印
刷支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を含有する
透明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを
順次積層したことによって、従来の意匠性ポリオレフィ
ン被覆鋼材に比較して、長期間の実使用でも印刷模様層
の退色と剥離が防止できる優れた効果を発現する。
らかなように、下地処理を施した鋼材の表面に変性ポリ
オレフィン接着剤層を介してカーボンブラックを含有す
る黒色ポリオレフィンを接着した表面に、酢酸ビニル系
接着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩
化ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印
刷支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を含有する
透明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを
順次積層したことによって、従来の意匠性ポリオレフィ
ン被覆鋼材に比較して、長期間の実使用でも印刷模様層
の退色と剥離が防止できる優れた効果を発現する。
【図1】表面に黒色ポリオレフィン層、酢酸ビニル系接
着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩化
ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印刷
支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を含有する透
明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを積
層被覆した本発明の鋼板を示す断面図である。
着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩化
ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印刷
支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を含有する透
明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを積
層被覆した本発明の鋼板を示す断面図である。
【図2】山面に黒色ポリオレフィン層、酢酸ビニル系接
着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩化
ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印刷
支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を含有する透
明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを積
層被覆した本発明の鋼矢板を示す断面図である。
着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩化
ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印刷
支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を含有する透
明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを積
層被覆した本発明の鋼矢板を示す断面図である。
【図3】谷面に黒色ポリオレフィン層、酢酸ビニル系接
着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩化
ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印刷
支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を含有する透
明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを積
層被覆した本発明の鋼矢板を示す断面図である。
着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩化
ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印刷
支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を含有する透
明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを積
層被覆した本発明の鋼矢板を示す断面図である。
【図4】表面に黒色ポリオレフィン層、酢酸ビニル系接
着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩化
ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印刷
支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を合有する透
明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを積
層被覆した本発明のH形鋼を示す断面図である。
着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩化
ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印刷
支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を合有する透
明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを積
層被覆した本発明のH形鋼を示す断面図である。
【図5】片表面に黒色ポリオレフィン層、酢酸ビニル系
接着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩
化ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印
刷支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を含有する
透明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを
積層被覆した本発明の連壁用形鋼を示す断面図である。
接着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩
化ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印
刷支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を含有する
透明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを
積層被覆した本発明の連壁用形鋼を示す断面図である。
【図6】外面に黒色ポリオレフィン層、酢酸ビニル系接
着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩化
ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印刷
支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を含有する透
明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを積
層被覆した本発明の鋼管杭を示す断面図である。
着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩化
ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印刷
支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を含有する透
明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを積
層被覆した本発明の鋼管杭を示す断面図である。
【図7】外面に黒色ポリオレフィン層、酢酸ビニル系接
着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩化
ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印刷
支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を含有する透
明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを積
層被覆した本発明の角鋼管杭を示す断面図である。
着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩化
ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印刷
支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を含有する透
明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを積
層被覆した本発明の角鋼管杭を示す断面図である。
【図8】外面に黒色ポリオレフィン層、酢酸ビニル系接
着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩化
ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印刷
支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を合有する透
明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを積
層被覆した本発明の鋼管矢板を示す断面図である。
着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩化
ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印刷
支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を合有する透
明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを積
層被覆した本発明の鋼管矢板を示す断面図である。
【図9】本発明の印刷支持フィルム表面へのグラビア印
刷の方法の一例を示す説明図である。
刷の方法の一例を示す説明図である。
【図10】酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩
化ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印
刷支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を含有する
透明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを
積層して4層積層フィルムを製造する方法の一例を示す
説明図である。
化ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印
刷支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を含有する
透明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを
積層して4層積層フィルムを製造する方法の一例を示す
説明図である。
【図11】図10の4層積層フィルムと黒色ポリオレフ
ィン層を酢酸ビニル系接着剤を介してラミネートして6
層積層ラミネートシートを製造する方法の一例を示す説
明図である。
ィン層を酢酸ビニル系接着剤を介してラミネートして6
層積層ラミネートシートを製造する方法の一例を示す説
明図である。
【図12】鋼矢板の山面に、図11に示す方法などで製
造した6層積層ラミネートシートを被覆する方法の一例
を示す説明図である。
造した6層積層ラミネートシートを被覆する方法の一例
を示す説明図である。
【図13】鋼矢板の谷面に、図11に示す方法などで製
造した6層積層ラミネートシートを被覆する方法の一例
を示す説明図である。
造した6層積層ラミネートシートを被覆する方法の一例
を示す説明図である。
1 ブラスト処理を施した鋼板、鋼矢板、H形鋼、連壁
用形鋼、鋼管杭、角鋼管杭、鋼管矢板などの鋼材 2 クロメート被膜 3 エポキシプライマー被膜 4 変性ポリオレフィン接着剤層 5 黒色ポリオレフィン層 6 酢酸ビニル系接着剤層 7 酸化防止剤と紫外線吸収剤を合有するポリ塩化ビニ
ルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印刷支持
フィルム 8 印刷模様層 9 紫外線吸収剤による透明アクリル樹脂フィルム 10 透明フッ素樹脂フィルム 11 グラビア印刷機の圧胴 12 グラビア印刷機の彫胴 13 印刷インク 14 印刷模様層と印刷支持フィルムの積層フィルム 15 透明フッ素樹脂の押出機 16 透明アクリル樹脂の押出機 17 二層Tダイ 18 印刷支持フィルム、印刷模様層、透明アクリル樹
脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムの4層積層フィル
ム 19 単層Tダイ 20 黒色ポリオレフィン層、酢酸ビニル系接着剤層、
印刷支持フィルム、印刷模様層、透明アクリル樹脂フィ
ルムと透明フッ素樹脂フィルムの6層積層シート 21 搬送ロール 22 搬送テーブル 23 ウエブ部圧着ロール 24 補助ロール 25 フランジ部圧着ロール 26 フランジ部圧着ロール 27 ウエブ部圧着ロール 28 補助ロール 29 フランジ部圧着ロール 30 フランジ部圧着ロール 31 爪部圧着ロール 32 酢酸ビニル系接着剤層、印刷支持フィルム、印刷
模様層、透明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フ
ィルムの5層積層フィルム 33 グラビア印刷機のブレード
用形鋼、鋼管杭、角鋼管杭、鋼管矢板などの鋼材 2 クロメート被膜 3 エポキシプライマー被膜 4 変性ポリオレフィン接着剤層 5 黒色ポリオレフィン層 6 酢酸ビニル系接着剤層 7 酸化防止剤と紫外線吸収剤を合有するポリ塩化ビニ
ルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印刷支持
フィルム 8 印刷模様層 9 紫外線吸収剤による透明アクリル樹脂フィルム 10 透明フッ素樹脂フィルム 11 グラビア印刷機の圧胴 12 グラビア印刷機の彫胴 13 印刷インク 14 印刷模様層と印刷支持フィルムの積層フィルム 15 透明フッ素樹脂の押出機 16 透明アクリル樹脂の押出機 17 二層Tダイ 18 印刷支持フィルム、印刷模様層、透明アクリル樹
脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムの4層積層フィル
ム 19 単層Tダイ 20 黒色ポリオレフィン層、酢酸ビニル系接着剤層、
印刷支持フィルム、印刷模様層、透明アクリル樹脂フィ
ルムと透明フッ素樹脂フィルムの6層積層シート 21 搬送ロール 22 搬送テーブル 23 ウエブ部圧着ロール 24 補助ロール 25 フランジ部圧着ロール 26 フランジ部圧着ロール 27 ウエブ部圧着ロール 28 補助ロール 29 フランジ部圧着ロール 30 フランジ部圧着ロール 31 爪部圧着ロール 32 酢酸ビニル系接着剤層、印刷支持フィルム、印刷
模様層、透明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フ
ィルムの5層積層フィルム 33 グラビア印刷機のブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/20 Z 6122−4F 27/30 A 8115−4F D 8115−4F 101 8115−4F 102 8115−4F 27/36 7016−4F
Claims (1)
- 【請求項1】 下地処理を施した鋼材の表面に変性ポリ
オレフィン接着剤層を介してカーボンブラックを含有す
る黒色ポリオレフィンを接着した表面に、酢酸ビニル系
接着剤層、酸化防止剤と紫外線吸収剤を含有するポリ塩
化ビニルまたはポリエチレンテレフタレートからなる印
刷支持フィルム、印刷模様層、紫外線吸収剤を含有する
透明アクリル樹脂フィルムと透明フッ素樹脂フィルムを
順次積層したことを特徴とする意匠性ポリオレフィン被
覆鋼材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4293940A JPH06115003A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 意匠性ポリオレフィン被覆鋼材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4293940A JPH06115003A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 意匠性ポリオレフィン被覆鋼材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06115003A true JPH06115003A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17801147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4293940A Withdrawn JPH06115003A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 意匠性ポリオレフィン被覆鋼材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06115003A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11300905A (ja) * | 1998-04-24 | 1999-11-02 | Toppan Printing Co Ltd | 耐候性、耐汚染性及び耐溶剤性を有する化粧シート |
JP2007181969A (ja) * | 2006-01-06 | 2007-07-19 | Toppan Printing Co Ltd | 紫外線カットフィルム、及びこれを用いた容器 |
JP2012116053A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Nippon Purai Kk | 着色積層フィルム |
JP2015231698A (ja) * | 2014-06-10 | 2015-12-24 | 東洋鋼鈑株式会社 | ポリ塩化ビニル積層基材及び防水パネル基材 |
-
1992
- 1992-10-08 JP JP4293940A patent/JPH06115003A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11300905A (ja) * | 1998-04-24 | 1999-11-02 | Toppan Printing Co Ltd | 耐候性、耐汚染性及び耐溶剤性を有する化粧シート |
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