JPH06109120A - 車両用無段変速装置 - Google Patents
車両用無段変速装置Info
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- JPH06109120A JPH06109120A JP25501392A JP25501392A JPH06109120A JP H06109120 A JPH06109120 A JP H06109120A JP 25501392 A JP25501392 A JP 25501392A JP 25501392 A JP25501392 A JP 25501392A JP H06109120 A JPH06109120 A JP H06109120A
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- pulley
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両の減速時におけるエンジンブレーキに起
因する車両のショックを防止することにある。 【構成】 エンジンの駆動力を伝達するクラッチ機構
(4)と、駆動輪に変速後の駆動力を伝える出力部材
(8)と、前記クラッチ機構(4)と出力部材(8)と
の間に設置された入力側プーリ装置(5)及び、出力側
プーリ装置(6)と、前記入力側プーリ装置(5)の駆
動力を前記出力側プーリ装置(6)に伝達する伝達ベル
ト(7)と、前記クラッチ機構(4)の係合圧力と前記
入力側プーリ装置(5)に導入される圧力と前記出力側
プーリ装置(6)に導入される圧力及びエンジンの燃料
噴射状態を制御することによって、変速制御を行う変速
制御装置(28)を備えた車両用無段変速装置(1)に
おいて、車両が極低速時にアクセルをはなした場合、前
記変速制御装置(28)がエンジンを燃料噴射制御状態
にすることを特徴とする車両用無段変速装置(1)。
因する車両のショックを防止することにある。 【構成】 エンジンの駆動力を伝達するクラッチ機構
(4)と、駆動輪に変速後の駆動力を伝える出力部材
(8)と、前記クラッチ機構(4)と出力部材(8)と
の間に設置された入力側プーリ装置(5)及び、出力側
プーリ装置(6)と、前記入力側プーリ装置(5)の駆
動力を前記出力側プーリ装置(6)に伝達する伝達ベル
ト(7)と、前記クラッチ機構(4)の係合圧力と前記
入力側プーリ装置(5)に導入される圧力と前記出力側
プーリ装置(6)に導入される圧力及びエンジンの燃料
噴射状態を制御することによって、変速制御を行う変速
制御装置(28)を備えた車両用無段変速装置(1)に
おいて、車両が極低速時にアクセルをはなした場合、前
記変速制御装置(28)がエンジンを燃料噴射制御状態
にすることを特徴とする車両用無段変速装置(1)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の無段変速装置は、車両用
の自動変速装置として、広く使われる。
の自動変速装置として、広く使われる。
【0002】
【従来の技術】車両用の自動変速装置としては、「ミラ
サービスマニュアル解説編」ダイハツ工業株式会社:
平成2年3月発行のII−96頁に記載されたものがあ
る。この従来技術による変速装置はトルクコンバータを
備えた自動変速装置である。この変速装置においては、
減速時にエンジン回転数が設定値以上である場合、運転
者がアクセルペダルをはなし、アイドルスイッチがオン
すると、エンジンの燃料噴射装置を燃料カット制御状態
とし、エンジンブレーキを発生させている。
サービスマニュアル解説編」ダイハツ工業株式会社:
平成2年3月発行のII−96頁に記載されたものがあ
る。この従来技術による変速装置はトルクコンバータを
備えた自動変速装置である。この変速装置においては、
減速時にエンジン回転数が設定値以上である場合、運転
者がアクセルペダルをはなし、アイドルスイッチがオン
すると、エンジンの燃料噴射装置を燃料カット制御状態
とし、エンジンブレーキを発生させている。
【0003】しかしながら、トルクコンバータを備えて
いない無段変速装置の場合、極低速領域で燃料カット制
御を行うと、エンジンブレーキ現象が顕著に現れるた
め、車両に大きなショックとなって現れる。
いない無段変速装置の場合、極低速領域で燃料カット制
御を行うと、エンジンブレーキ現象が顕著に現れるた
め、車両に大きなショックとなって現れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
としては、車両の減速時におけるエンジンブレーキに起
因する車両のショックを防止することにある。
としては、車両の減速時におけるエンジンブレーキに起
因する車両のショックを防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1においては、エンジンの駆動力を伝
達するクラッチ機構と、駆動輪に変速後の駆動力を伝え
る出力部材と、前記クラッチ機構と出力部材との間に設
置され入力側可動プーリと入力側固定プーリを含んだ入
力側プーリ装置及び、出力側可動プーリと出力側固定プ
ーリを含んだ出力側プーリ装置と、前記入力側プーリ装
置の駆動力を前記出力側プーリ装置に伝達する伝達ベル
トと、シフトレバーの位置を検出するシフトポジション
信号を発生させるシフトポジション信号発生装置と、ア
クセルの作動、非作動を検出するアクセル信号を発生す
るアクセル信号発生装置と、車両速度を検出する車速信
号を発生する車速信号発生装置と、前記シフトポジショ
ン信号、前記アクセル信号、及び前記車速信号に基づい
て前記クラッチ機構の係合圧力、前記入力側プーリ装置
の可動プーリを付勢する圧力、前記出力側プーリ装置の
可動プーリを付勢する圧力及びエンジンの燃料噴射の状
態を制御することによって、変速制御を行う変速制御装
置を備えた車両用無段変速装置において、前記シフトポ
ジション信号がシフトレバーがP、N位置以外にあるこ
とを検出し、且つ前記アクセル信号がアクセルが作動し
ていないことを検出し、更に、前記車速信号が所定の第
1の速度値以下であり、且つ所定の第2の速度値以上で
あることを検出した時に、前記変速制御装置がエンジン
を燃料噴射制御状態にすることを特徴とする車両用無段
変速装置とした。
に本発明の請求項1においては、エンジンの駆動力を伝
達するクラッチ機構と、駆動輪に変速後の駆動力を伝え
る出力部材と、前記クラッチ機構と出力部材との間に設
置され入力側可動プーリと入力側固定プーリを含んだ入
力側プーリ装置及び、出力側可動プーリと出力側固定プ
ーリを含んだ出力側プーリ装置と、前記入力側プーリ装
置の駆動力を前記出力側プーリ装置に伝達する伝達ベル
トと、シフトレバーの位置を検出するシフトポジション
信号を発生させるシフトポジション信号発生装置と、ア
クセルの作動、非作動を検出するアクセル信号を発生す
るアクセル信号発生装置と、車両速度を検出する車速信
号を発生する車速信号発生装置と、前記シフトポジショ
ン信号、前記アクセル信号、及び前記車速信号に基づい
て前記クラッチ機構の係合圧力、前記入力側プーリ装置
の可動プーリを付勢する圧力、前記出力側プーリ装置の
可動プーリを付勢する圧力及びエンジンの燃料噴射の状
態を制御することによって、変速制御を行う変速制御装
置を備えた車両用無段変速装置において、前記シフトポ
ジション信号がシフトレバーがP、N位置以外にあるこ
とを検出し、且つ前記アクセル信号がアクセルが作動し
ていないことを検出し、更に、前記車速信号が所定の第
1の速度値以下であり、且つ所定の第2の速度値以上で
あることを検出した時に、前記変速制御装置がエンジン
を燃料噴射制御状態にすることを特徴とする車両用無段
変速装置とした。
【0006】又、請求項2においては、エンジンの駆動
力を伝達するクラッチ機構と、駆動輪に変速後の駆動力
を伝える出力部材と、前記クラッチ機構と出力部材との
間に設置され入力側可動プーリと入力側固定プーリを含
んだ入力側プーリ装置及び、出力側可動プーリと出力側
固定プーリを含んだ出力側プーリ装置と、前記入力側プ
ーリ装置の駆動力を前記出力側プーリ装置に伝達する伝
達ベルトと、シフトレバーの位置を検出するシフトポジ
ション信号を発生させるシフトポジション信号発生装置
と、アクセルの作動、非作動を検出するアクセル信号を
発生するアクセル信号発生装置と、車両速度を検出する
車速信号を発生する車速信号発生装置と、前記クラッチ
機構の係合完了を検出するクラッチ状態検出信号を発生
するクラッチ検出信号発生装置と、前記シフトポジショ
ン信号、前記アクセル信号、前記車速信号、及び前記ク
ラッチ状態検出信号に基づいて前記クラッチ機構の係合
圧力、前記入力側プーリ装置の可動プーリを付勢する圧
力、前記出力側プーリ装置の可動プーリを付勢する圧力
及びエンジンの燃料噴射の状態を制御することによっ
て、変速制御を行う変速制御装置を備えた車両用無段変
速装置において、前記シフトポジション信号がシフトレ
バーがP、N位置以外にあることを検出し、且つ前記ア
クセル信号がアクセルが作動していないことを検出し、
更に、前記車速信号が所定の第1の速度値以下であり、
且つ前記クラッチ状態検出信号が前記クラッチ機構の係
合が完了していることを検出した時に、前記変速制御装
置がエンジンを燃料噴射制御状態にすることを特徴とす
る車両用無段変速装置とした。
力を伝達するクラッチ機構と、駆動輪に変速後の駆動力
を伝える出力部材と、前記クラッチ機構と出力部材との
間に設置され入力側可動プーリと入力側固定プーリを含
んだ入力側プーリ装置及び、出力側可動プーリと出力側
固定プーリを含んだ出力側プーリ装置と、前記入力側プ
ーリ装置の駆動力を前記出力側プーリ装置に伝達する伝
達ベルトと、シフトレバーの位置を検出するシフトポジ
ション信号を発生させるシフトポジション信号発生装置
と、アクセルの作動、非作動を検出するアクセル信号を
発生するアクセル信号発生装置と、車両速度を検出する
車速信号を発生する車速信号発生装置と、前記クラッチ
機構の係合完了を検出するクラッチ状態検出信号を発生
するクラッチ検出信号発生装置と、前記シフトポジショ
ン信号、前記アクセル信号、前記車速信号、及び前記ク
ラッチ状態検出信号に基づいて前記クラッチ機構の係合
圧力、前記入力側プーリ装置の可動プーリを付勢する圧
力、前記出力側プーリ装置の可動プーリを付勢する圧力
及びエンジンの燃料噴射の状態を制御することによっ
て、変速制御を行う変速制御装置を備えた車両用無段変
速装置において、前記シフトポジション信号がシフトレ
バーがP、N位置以外にあることを検出し、且つ前記ア
クセル信号がアクセルが作動していないことを検出し、
更に、前記車速信号が所定の第1の速度値以下であり、
且つ前記クラッチ状態検出信号が前記クラッチ機構の係
合が完了していることを検出した時に、前記変速制御装
置がエンジンを燃料噴射制御状態にすることを特徴とす
る車両用無段変速装置とした。
【0007】
【作用】上記した構成によれば、減速時に極低速領域に
おいては燃料カット制御を行わず、燃料噴射制御を行う
ため、過大なエンジンブレーキが発生せず、車両のショ
ックを防止できる。
おいては燃料カット制御を行わず、燃料噴射制御を行う
ため、過大なエンジンブレーキが発生せず、車両のショ
ックを防止できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【0009】図1は本発明による無段変速装置1の構成
を表す。図1において無段変速装置1は、振動吸収装置
2を備え、前記振動吸収装置2は図示しないエンジンに
取付けられ駆動力を伝達するフライホイール2aと、前
記フライホイール2aに連結され緩衝機能を備えたダン
パ機構2bとからなる。4はクラッチ機構であって、ク
ラッチ4a、ブレーキ4b、及びプラネタリアギア4c
とから成る。前記クラッチ機構4は、入力部材3と入力
側プーリ装置5の固定プーリ5bとの間に設置され、前
記入力部材3と入力側プーリ装置5との間の断続機能
と、前記無段変速装置1の前進と後退の切り換え機能を
備える。前記振動吸収装置2を介して前記入力部材3に
伝達されたエンジンの回転力は、前記クラッチ機構4を
経て前記入力側プーリ装置5へと伝えられる。前記入力
側プーリ装置5は、前記した固定プーリ5bの他、可動
プーリ5aを備えており、前記可動プーリ5aの図にお
いて右方には圧力室5cが設けられている。6は出力側
プーリ装置であり、前記入力側プーリ装置5と同様に、
可動プーリ6a、固定プーリ6bを備え、前記可動プー
リ6aと接するように圧力室6cが設置されている。前
記入力側プーリ装置5と出力側プーリ装置6は伝達ベル
ト7によって連結され、前記圧力室5c、6cに各々適
宜の圧力を導入することにより、前記可動プーリ5a、
6aの位置を変化させ、前記入力側プーリ装置5と出力
側プーリ装置6の各々に対する前記伝達ベルト7の接触
半径を変化させ、所望の変速比を実現する。前記出力側
プーリ装置6に伝達された変速後の回転力は、前記出力
側固定プーリ6b上にスプライン嵌合された回転ギア8
を介してカウンタギア9へ伝わり、再び減速された後、
回転ギア10を介してデファレンシャル装置11へと伝
達され、図示しない車両の駆動輪を回転させる。
を表す。図1において無段変速装置1は、振動吸収装置
2を備え、前記振動吸収装置2は図示しないエンジンに
取付けられ駆動力を伝達するフライホイール2aと、前
記フライホイール2aに連結され緩衝機能を備えたダン
パ機構2bとからなる。4はクラッチ機構であって、ク
ラッチ4a、ブレーキ4b、及びプラネタリアギア4c
とから成る。前記クラッチ機構4は、入力部材3と入力
側プーリ装置5の固定プーリ5bとの間に設置され、前
記入力部材3と入力側プーリ装置5との間の断続機能
と、前記無段変速装置1の前進と後退の切り換え機能を
備える。前記振動吸収装置2を介して前記入力部材3に
伝達されたエンジンの回転力は、前記クラッチ機構4を
経て前記入力側プーリ装置5へと伝えられる。前記入力
側プーリ装置5は、前記した固定プーリ5bの他、可動
プーリ5aを備えており、前記可動プーリ5aの図にお
いて右方には圧力室5cが設けられている。6は出力側
プーリ装置であり、前記入力側プーリ装置5と同様に、
可動プーリ6a、固定プーリ6bを備え、前記可動プー
リ6aと接するように圧力室6cが設置されている。前
記入力側プーリ装置5と出力側プーリ装置6は伝達ベル
ト7によって連結され、前記圧力室5c、6cに各々適
宜の圧力を導入することにより、前記可動プーリ5a、
6aの位置を変化させ、前記入力側プーリ装置5と出力
側プーリ装置6の各々に対する前記伝達ベルト7の接触
半径を変化させ、所望の変速比を実現する。前記出力側
プーリ装置6に伝達された変速後の回転力は、前記出力
側固定プーリ6b上にスプライン嵌合された回転ギア8
を介してカウンタギア9へ伝わり、再び減速された後、
回転ギア10を介してデファレンシャル装置11へと伝
達され、図示しない車両の駆動輪を回転させる。
【0010】次に、21は車両変速操作用のシフトレバ
ー22に連動したシフトセンサであり、23はアクセル
ペダル24の作動、非作動状態を検知するアクセルスイ
ッチであり、25はエンジン回転速度センサ、26は入
力側プーリ回転速度センサ、27は車速センサとして働
く出力側プーリ回転速度センサである。28は変速制御
装置で、前記したシフトセンサ21によって検出される
シフトポジション信号、前記アクセルスイッチ23によ
って検出されるアクセル信号、前記エンジン回転速度セ
ンサ25によって検出されるエンジン回転速度信号、前
記入力側プーリ回転速度センサ26によって検出される
入力側プーリ回転速度信号、及び前記出力側プーリ回転
速度センサ27によって検出される車速信号に基づい
て、入力側プーリ圧力制御信号、出力側プーリ圧力制御
信号及びクラッチ係合圧力制御信号を圧力制御回路装置
29に送出して、前記無段変速装置1の変速制御を行
う。
ー22に連動したシフトセンサであり、23はアクセル
ペダル24の作動、非作動状態を検知するアクセルスイ
ッチであり、25はエンジン回転速度センサ、26は入
力側プーリ回転速度センサ、27は車速センサとして働
く出力側プーリ回転速度センサである。28は変速制御
装置で、前記したシフトセンサ21によって検出される
シフトポジション信号、前記アクセルスイッチ23によ
って検出されるアクセル信号、前記エンジン回転速度セ
ンサ25によって検出されるエンジン回転速度信号、前
記入力側プーリ回転速度センサ26によって検出される
入力側プーリ回転速度信号、及び前記出力側プーリ回転
速度センサ27によって検出される車速信号に基づい
て、入力側プーリ圧力制御信号、出力側プーリ圧力制御
信号及びクラッチ係合圧力制御信号を圧力制御回路装置
29に送出して、前記無段変速装置1の変速制御を行
う。
【0011】次に、図2に基づいて、前記変速制御装置
28による変速装置の変速制御方法とエンジンの燃料噴
射状態の制御方法を説明する。車両が通常の走行状態に
ある時、31においてシフトレバー位置はD又はS位置
と判断される。又、前記アクセルペダル24が作動され
ているため、32においてアクセルのオン状態が判断さ
れると、変速装置は変速制御状態38、又、エンジンは
燃料噴射制御状態38となり、前記入力側プーリ装置5
と出力側プーリ装置6に適宜の制御圧が導入されて所望
の変速比を選択され、エンジンには走行状態に応じて燃
料が適量供給される。次に、車両が減速状態の初期段階
にある時に、32において前記アクセルペダルが非作動
状態と判断され、更に、33において車速が第1の設定
値以上であると判断されれば、変速装置は前記入力側プ
ーリ装置5への制御圧が減圧され、出力側プーリ装置6
への制御圧が増圧され、LOW側への変速が進行する減
速制御状態37となり、エンジンは燃料カット制御状態
37となって燃料の供給が制限される。次に、車両の減
速が進行し車速が充分低下した場合、33において車速
が前記第1の設定値以下であると判断され、更に34に
おいて車速が前記第1の設定値より低い第2の設定値よ
りも低いと判断された場合は、変速装置はLOW固定制
御状態35となり、前記圧力室5cの圧力はドレーンさ
れ、エンジンはアイドル制御状態となって、アイドル回
転数が一定に保持される。
28による変速装置の変速制御方法とエンジンの燃料噴
射状態の制御方法を説明する。車両が通常の走行状態に
ある時、31においてシフトレバー位置はD又はS位置
と判断される。又、前記アクセルペダル24が作動され
ているため、32においてアクセルのオン状態が判断さ
れると、変速装置は変速制御状態38、又、エンジンは
燃料噴射制御状態38となり、前記入力側プーリ装置5
と出力側プーリ装置6に適宜の制御圧が導入されて所望
の変速比を選択され、エンジンには走行状態に応じて燃
料が適量供給される。次に、車両が減速状態の初期段階
にある時に、32において前記アクセルペダルが非作動
状態と判断され、更に、33において車速が第1の設定
値以上であると判断されれば、変速装置は前記入力側プ
ーリ装置5への制御圧が減圧され、出力側プーリ装置6
への制御圧が増圧され、LOW側への変速が進行する減
速制御状態37となり、エンジンは燃料カット制御状態
37となって燃料の供給が制限される。次に、車両の減
速が進行し車速が充分低下した場合、33において車速
が前記第1の設定値以下であると判断され、更に34に
おいて車速が前記第1の設定値より低い第2の設定値よ
りも低いと判断された場合は、変速装置はLOW固定制
御状態35となり、前記圧力室5cの圧力はドレーンさ
れ、エンジンはアイドル制御状態となって、アイドル回
転数が一定に保持される。
【0012】次に、車両が極低速状態にある時には、3
3、34において車速が前記第1の設定値と第2の設定
値(例えば5km/h程度)との間にあると判断され、
変速装置は減速制御状態36となってプーリのLOW側
への移動が進行する。しかし、ここで、エンジンは燃料
噴射制御状態36となるため、燃料の供給が制限される
ことがなく、過大なエンジンブレーキが発生しない。
3、34において車速が前記第1の設定値と第2の設定
値(例えば5km/h程度)との間にあると判断され、
変速装置は減速制御状態36となってプーリのLOW側
への移動が進行する。しかし、ここで、エンジンは燃料
噴射制御状態36となるため、燃料の供給が制限される
ことがなく、過大なエンジンブレーキが発生しない。
【0013】又、上記したように34において車速が第
2の設定値より低いか判断するのにかえて、39に示す
ように前記クラッチ機構4の係合が完了しているかを判
断するクラッチ状態検出信号を使用してもよい。この場
合、クラッチ検出信号発生装置としてエンジン回転速度
センサと入力側プーリ回転速度センサを用いてもよく、
又それにかえて、クラッチ機構の係合圧力センサを用い
てもよい。
2の設定値より低いか判断するのにかえて、39に示す
ように前記クラッチ機構4の係合が完了しているかを判
断するクラッチ状態検出信号を使用してもよい。この場
合、クラッチ検出信号発生装置としてエンジン回転速度
センサと入力側プーリ回転速度センサを用いてもよく、
又それにかえて、クラッチ機構の係合圧力センサを用い
てもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明による無段変速装置では、極低速
においてアクセルペダルをはなしても、エンジンが燃料
噴射制御状態となるため、燃料の供給が制限されず、過
大なエンジンブレーキが発生することがないため、車両
のショックが現れず、快適性、安全性の高い車両用無段
変速装置を実現できる。
においてアクセルペダルをはなしても、エンジンが燃料
噴射制御状態となるため、燃料の供給が制限されず、過
大なエンジンブレーキが発生することがないため、車両
のショックが現れず、快適性、安全性の高い車両用無段
変速装置を実現できる。
【図1】本発明に車両用無段変速装置の構成図
【図2】車両用無段変速装置の制御フローチャート
1 無段変速装置 4 クラッチ機構 5 入力側
プーリ装置 6 出力側プーリ装置 5a、6a 可動プーリ 5b、6b 固定プーリ 7 伝達ベルト 8 出
力部材 21 シフトセンサ 23 アクセルスイッチ 25 エンジン回転速度センサ 26 入力側プーリ
回転速度センサ 27 出力側プーリ回転速度センサ 28 変速制御
装置
プーリ装置 6 出力側プーリ装置 5a、6a 可動プーリ 5b、6b 固定プーリ 7 伝達ベルト 8 出
力部材 21 シフトセンサ 23 アクセルスイッチ 25 エンジン回転速度センサ 26 入力側プーリ
回転速度センサ 27 出力側プーリ回転速度センサ 28 変速制御
装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:56 8009−3J
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンの駆動力を伝達するクラッチ機
構と、駆動輪に変速後の駆動力を伝える出力部材と、前
記クラッチ機構と出力部材との間に設置され入力側可動
プーリと入力側固定プーリを含んだ入力側プーリ装置及
び、出力側可動プーリと出力側固定プーリを含んだ出力
側プーリ装置と、前記入力側プーリ装置の駆動力を前記
出力側プーリ装置に伝達する伝達ベルトと、シフトレバ
ーの位置を検出するシフトポジション信号を発生させる
シフトポジション信号発生装置と、アクセルの作動、非
作動を検出するアクセル信号を発生するアクセル信号発
生装置と、車両速度を検出する車速信号を発生する車速
信号発生装置と、前記シフトポジション信号、前記アク
セル信号、及び前記車速信号に基づいて前記クラッチ機
構の係合圧力、前記入力側プーリ装置の可動プーリを付
勢する圧力、前記出力側プーリ装置の可動プーリを付勢
する圧力及びエンジンの燃料噴射の状態を制御すること
によって、変速制御を行う変速制御装置を備えた車両用
無段変速装置において、前記シフトポジション信号がシ
フトレバーがP、N位置以外にあることを検出し、且つ
前記アクセル信号がアクセルが作動していないことを検
出し、更に、前記車速信号が所定の第1の速度値以下で
あり、且つ所定の第2の速度値以上であることを検出し
た時に、前記変速制御装置がエンジンを燃料噴射制御状
態にすることを特徴とする車両用無段変速装置。 - 【請求項2】 エンジンの駆動力を伝達するクラッチ機
構と、駆動輪に変速後の駆動力を伝える出力部材と、前
記クラッチ機構と出力部材との間に設置され入力側可動
プーリと入力側固定プーリを含んだ入力側プーリ装置及
び、出力側可動プーリと出力側固定プーリを含んだ出力
側プーリ装置と、前記入力側プーリ装置の駆動力を前記
出力側プーリ装置に伝達する伝達ベルトと、シフトレバ
ーの位置を検出するシフトポジション信号を発生させる
シフトポジション信号発生装置と、アクセルの作動、非
作動を検出するアクセル信号を発生するアクセル信号発
生装置と、車両速度を検出する車速信号を発生する車速
信号発生装置と、前記クラッチ機構の係合完了を検出す
るクラッチ状態検出信号を発生するクラッチ検出信号発
生装置と、前記シフトポジション信号、前記アクセル信
号、前記車速信号、及び前記クラッチ状態検出信号に基
づいて前記クラッチ機構の係合圧力、前記入力側プーリ
装置の可動プーリを付勢する圧力、前記出力側プーリ装
置の可動プーリを付勢する圧力及びエンジンの燃料噴射
の状態を制御することによって、変速制御を行う変速制
御装置を備えた車両用無段変速装置において、前記シフ
トポジション信号がシフトレバーがP、N位置以外にあ
ることを検出し、且つ前記アクセル信号がアクセルが作
動していないことを検出し、更に、前記車速信号が所定
の第1の速度値以下であり、且つ前記クラッチ状態検出
信号が前記クラッチ機構の係合が完了していることを検
出した時に、前記変速制御装置がエンジンを燃料噴射制
御状態にすることを特徴とする車両用無段変速装置。 - 【請求項3】 前記クラッチ検出信号発生装置は、エン
ジンの回転速度を検出するエンジン回転速度検出装置と
前記入力側プーリ装置の回転速度を検出する入力側プー
リ回転速度検出装置を備えたことを特徴とする請求項2
を満足する車両用無段変速装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25501392A JPH06109120A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 車両用無段変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25501392A JPH06109120A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 車両用無段変速装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06109120A true JPH06109120A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17272987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25501392A Pending JPH06109120A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 車両用無段変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06109120A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6377882B1 (en) | 1999-04-06 | 2002-04-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle control apparatus having power source and continuously variable transmission, and control method of the apparatus |
US6569059B1 (en) * | 1999-02-12 | 2003-05-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control apparatus for vehicle provided with power source and continuously variable transmission and control method therefor |
-
1992
- 1992-09-24 JP JP25501392A patent/JPH06109120A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6569059B1 (en) * | 1999-02-12 | 2003-05-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control apparatus for vehicle provided with power source and continuously variable transmission and control method therefor |
US6377882B1 (en) | 1999-04-06 | 2002-04-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle control apparatus having power source and continuously variable transmission, and control method of the apparatus |
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