JPH0610755Y2 - コンバインの刈取部駆動装置 - Google Patents
コンバインの刈取部駆動装置Info
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- JPH0610755Y2 JPH0610755Y2 JP1986119968U JP11996886U JPH0610755Y2 JP H0610755 Y2 JPH0610755 Y2 JP H0610755Y2 JP 1986119968 U JP1986119968 U JP 1986119968U JP 11996886 U JP11996886 U JP 11996886U JP H0610755 Y2 JPH0610755 Y2 JP H0610755Y2
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- shaft
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Links
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Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
- Combines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本件考案は全量供給軸流コンバインの刈取部駆動装置に
関するものである。
関するものである。
(ロ)従来技術 従来から、刈取部と上部搬送装置と下部搬送装置を1単
位ユニットとした技術は、特開昭61−124314号
の技術が公知とされている。また刈取部と搬送装置を1
本の駆動系統として、エンジンとの間に無段変速装置を
介装した技術は、実開昭57−189329号公報や、
実開昭58−105842号公報の如き技術が公知とさ
れている。
位ユニットとした技術は、特開昭61−124314号
の技術が公知とされている。また刈取部と搬送装置を1
本の駆動系統として、エンジンとの間に無段変速装置を
介装した技術は、実開昭57−189329号公報や、
実開昭58−105842号公報の如き技術が公知とさ
れている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし上述のような従来構造のコンバインにあっては次
に述べるような問題点を生じていたのである。
に述べるような問題点を生じていたのである。
すなわち、刈取部と搬送装置への動力伝動経路が1本で
あり、その中途部に無段変速装置を介装し、搬送速度を
調節していたので、穀稈の搬送速度を低くすると、刈取
部の回転数も低下するので、切味が低下し、刈取部にお
ける詰まりが発生していたのである。本考案において
は、刈取部の駆動系統と、上部搬送装置や下部搬送装置
の駆動系統を完全に分離して、並列した2系統とし、上
部搬送装置と下部搬送装置の駆動系統のみに、無段変速
装置を介装することにより、搬送速度を調整しても、刈
取部の速度が低下することの無いように構成したのであ
る。
あり、その中途部に無段変速装置を介装し、搬送速度を
調節していたので、穀稈の搬送速度を低くすると、刈取
部の回転数も低下するので、切味が低下し、刈取部にお
ける詰まりが発生していたのである。本考案において
は、刈取部の駆動系統と、上部搬送装置や下部搬送装置
の駆動系統を完全に分離して、並列した2系統とし、上
部搬送装置と下部搬送装置の駆動系統のみに、無段変速
装置を介装することにより、搬送速度を調整しても、刈
取部の速度が低下することの無いように構成したのであ
る。
(ニ)問題を解決するための手段 よって本件考案は上記の問題点を解消するために、次の
如く構成したものである。
如く構成したものである。
刈取部4と左右の上部搬送装置2,2並びに左右の下部
搬送装置3,3とを一単位ユニットで構成し、刈取・搬
送の条数によりユニットを左右に連結する構成におい
て、各ユニットごとに、エンジンからの動力を並列した
2系統にて伝達する刈取用駆動軸27と搬送用駆動軸3
1を装備して、該刈取用駆動軸27により刈取部4を駆
動し、搬送用駆動軸31により上部搬送装置2と下部搬
送装置3を駆動すべく構成し、更にエンジンから搬送用
駆動軸31に至る動力伝達経路にのみ無段変速装置を配
置したものである。
搬送装置3,3とを一単位ユニットで構成し、刈取・搬
送の条数によりユニットを左右に連結する構成におい
て、各ユニットごとに、エンジンからの動力を並列した
2系統にて伝達する刈取用駆動軸27と搬送用駆動軸3
1を装備して、該刈取用駆動軸27により刈取部4を駆
動し、搬送用駆動軸31により上部搬送装置2と下部搬
送装置3を駆動すべく構成し、更にエンジンから搬送用
駆動軸31に至る動力伝達経路にのみ無段変速装置を配
置したものである。
(ホ)実施例 本件考案の目的は以上の如くであり、次に添付の図面の
構成に基づいて、本考案の構成を説明する。
構成に基づいて、本考案の構成を説明する。
まず第1図及び第2図に基づいて全量供給軸流コンバイ
ンの全体構成を説明する。先端部に位置するディバイダ
1にて倒伏した穀稈等を分草し、搬送装置を構成する上
部搬送装置2及び下部搬送装置3にて分草された穀稈を
引き起こしながら後方に搬送し、刈取部4にて穀稈の株
元を刈り取る。刈り取られた穀稈は横送りオーガ5によ
り一定位置に送られ、コンベア6にてスクリュー型脱穀
装置7へ搬送される。コクリュー型脱穀装置7は作物に
応じて回転数を変化させ、米、麦、大豆等を脱穀する。
脱穀された穀粒は下部のクリンプ網8の網目から下部の
揺動選別装置9上に落下し、さらに穀粒とともに落下し
た籾や藁屑は揺動選別装置9及び送風ファン10の風選
により穀粒と選別される。穀粒すなわち一番物は後方の
一番コンベア11から揚穀筒12により穀粒タンク13
内に送られ、さらに籾や藁屑は後方に排出される。な
お、刈取搬送装置をなす刈取部4及び左右1組で構成さ
れる上部搬送装置2と下部搬送装置3は一体支持された
一単位ユニットとして構成され、刈取搬送の条数に応じ
て左右方向にユニットを連結する構造としてある。
ンの全体構成を説明する。先端部に位置するディバイダ
1にて倒伏した穀稈等を分草し、搬送装置を構成する上
部搬送装置2及び下部搬送装置3にて分草された穀稈を
引き起こしながら後方に搬送し、刈取部4にて穀稈の株
元を刈り取る。刈り取られた穀稈は横送りオーガ5によ
り一定位置に送られ、コンベア6にてスクリュー型脱穀
装置7へ搬送される。コクリュー型脱穀装置7は作物に
応じて回転数を変化させ、米、麦、大豆等を脱穀する。
脱穀された穀粒は下部のクリンプ網8の網目から下部の
揺動選別装置9上に落下し、さらに穀粒とともに落下し
た籾や藁屑は揺動選別装置9及び送風ファン10の風選
により穀粒と選別される。穀粒すなわち一番物は後方の
一番コンベア11から揚穀筒12により穀粒タンク13
内に送られ、さらに籾や藁屑は後方に排出される。な
お、刈取搬送装置をなす刈取部4及び左右1組で構成さ
れる上部搬送装置2と下部搬送装置3は一体支持された
一単位ユニットとして構成され、刈取搬送の条数に応じ
て左右方向にユニットを連結する構造としてある。
次に本件考案の要部となる刈取部4及び左右の上下搬送
装置2,2,3,3への動力伝達構造を第3図〜第6図
に基づいて説明する。
装置2,2,3,3への動力伝達構造を第3図〜第6図
に基づいて説明する。
本件考案は従来の刈取搬送装置において刈取部4及び左
右の上下搬送装置2,2,3,3に送る動力を一本の軸
から分断して取り出すことによって生じていた動力の低
下を防ぐために、刈取用駆動軸27と搬送用駆動軸31
とを独立して装備したものである。このために各単位ユ
ニットのフレーム67の左右上部に立設してある支持板
68,68によって刈取用駆動軸27と搬送用駆動軸3
1が左右方向に軸支してある。
右の上下搬送装置2,2,3,3に送る動力を一本の軸
から分断して取り出すことによって生じていた動力の低
下を防ぐために、刈取用駆動軸27と搬送用駆動軸31
とを独立して装備したものである。このために各単位ユ
ニットのフレーム67の左右上部に立設してある支持板
68,68によって刈取用駆動軸27と搬送用駆動軸3
1が左右方向に軸支してある。
まず、刈取用駆動軸27への動力伝達構造を説明する。
エンジンより発生した動力はフィーダーハウス14の駆
動軸85の端部に装着してあるプーリー86に伝達さ
れ、チェーンスプロケット87及びチェーン88を介し
て軸15のチェーンスプロケット89に至る構成として
ある。軸15はユニバーサルジョイント16にて駆動軸
18と連結され、また該駆動軸18の他端にはチェーン
スプロケット19及びプーリー23が装着してある。該
チェーンスプロケット19とオーガ軸22端のチェーン
スプロケット21との間にはチェーン20が掛けてあ
り、オーガ7を回転させる構造としてある。
動軸85の端部に装着してあるプーリー86に伝達さ
れ、チェーンスプロケット87及びチェーン88を介し
て軸15のチェーンスプロケット89に至る構成として
ある。軸15はユニバーサルジョイント16にて駆動軸
18と連結され、また該駆動軸18の他端にはチェーン
スプロケット19及びプーリー23が装着してある。該
チェーンスプロケット19とオーガ軸22端のチェーン
スプロケット21との間にはチェーン20が掛けてあ
り、オーガ7を回転させる構造としてある。
また駆動軸18端のプーリー23とプーリー軸26端の
プーリー25間にはVベルト24が掛けられ、さらにユ
ニバーサルジョイント29を介して刈取用駆動軸27端
に連結してある。刈取用駆動軸27は左右2本にて構成
され、かつ各2本がスプライン筒体28によって連結さ
れたジョイント軸にて構成してある。これは左右の上部
搬送装置2,2の間隔及び左右の下部搬送装置3,3の
間隔を調節するために対応させたものである。そして刈
取用駆動軸27の入力側の反対側にはギア75を装着し
てあり、刈取用駆動軸27を搬送用駆動軸31よりも若
干後方に位置させてある。
プーリー25間にはVベルト24が掛けられ、さらにユ
ニバーサルジョイント29を介して刈取用駆動軸27端
に連結してある。刈取用駆動軸27は左右2本にて構成
され、かつ各2本がスプライン筒体28によって連結さ
れたジョイント軸にて構成してある。これは左右の上部
搬送装置2,2の間隔及び左右の下部搬送装置3,3の
間隔を調節するために対応させたものである。そして刈
取用駆動軸27の入力側の反対側にはギア75を装着し
てあり、刈取用駆動軸27を搬送用駆動軸31よりも若
干後方に位置させてある。
さらに搬送用駆動軸31端にはベアリング70を嵌装
し、該ベアリング70上には遊転するギア33が装備し
てあり、刈取用駆動軸29端のギア75が該ギア33と
噛合させてある。さらに該ギア33と噛合するギア60
が支持板68によって軸支してあり、該ギア60の外面
に突出する軸58端とクランク杆61の一端とがボール
59によって連結してあり、該クランク杆61の他端が
ボール62によって刈取部4に連結してある。なおギア
60を直接に刈取用駆動軸27により回転させなかった
のは刈取用駆動軸27及び搬送用駆動軸31の端部には
他のユニットに動力を伝達するためにユニバーサルジョ
イント72,73を装着してあり、該ユニバーサルジョ
イント72,73がクランク杆61の一端が回転するの
に障害となるからである。
し、該ベアリング70上には遊転するギア33が装備し
てあり、刈取用駆動軸29端のギア75が該ギア33と
噛合させてある。さらに該ギア33と噛合するギア60
が支持板68によって軸支してあり、該ギア60の外面
に突出する軸58端とクランク杆61の一端とがボール
59によって連結してあり、該クランク杆61の他端が
ボール62によって刈取部4に連結してある。なおギア
60を直接に刈取用駆動軸27により回転させなかった
のは刈取用駆動軸27及び搬送用駆動軸31の端部には
他のユニットに動力を伝達するためにユニバーサルジョ
イント72,73を装着してあり、該ユニバーサルジョ
イント72,73がクランク杆61の一端が回転するの
に障害となるからである。
次に左右の上部搬送装置2,2及び左右の下部搬送装置
3,3への動力伝達構造を説明する。
3,3への動力伝達構造を説明する。
駆動軸18には更に各搬送装置2,2、3,3に動力を
伝達するために無段変速プーリー17が装備してあり、
該プーリー17と軸43の一端に装着してある無段変速
プーリー42間にはVベルト41が掛けてある。すなわ
ち無段変速プーリー17,42によって各搬送装置2,
2、3,3へ送られる動力を無段変速することが可能と
なる。これら無段変速プーリー17,42はコンバイン
の走行に合わせて変速作動出来る構造としてあるが、必
要に応じてコンバインの走行とは関係なく変速作動出来
ることも可能な構造としてある。更に軸43の他端には
プーリー44が装着してあり、該プーリー44とカウン
ター軸39の一端に装着してあるプーリー40との間に
はVベルト45が掛けてある。そしてカウンター軸39
の他端のチェーンスプロケット38と支持板68の一端
側面に軸支してある入力軸35のチェーンスプロケット
36間にチェーン37を掛けてある。続いて入力軸35
の一端と搬送用駆動軸31の端部とをユニバーサルジョ
イント34にて連結させ、搬送用駆動軸31に動力を伝
達する構造としてある。搬送用駆動軸31も前記の刈取
用駆動軸27の場合と同様に左右2本にて分断されスプ
ライン筒体32によって連結されたジョイント軸にて構
成してある。また搬送用駆動軸31には左右にベベルギ
ア30,30が装備してあり、該ベベルギア30,30
と噛合するベベルギア46,46が搬送縦軸47,47
の下端に装着してあり、左右2組のベベルギア30,4
6、30,46はベベルギアケース69,69によって
保持されている。さらに搬送縦軸47の上部のチェーン
スプロケット48からチェーン49及びチェーンスプロ
ケット50を介して下部搬送装置3内のチェーンスプロ
ケット51を駆動し、該スプロケット51とスプロケッ
ト63との間に掛けてある搬送タインを装備したチェー
ン52を回動する構成としてある。また、縦搬送軸47
の上端のチェーンスプロケット53からチェーン54及
びチェーンスプロケット56を介して上部搬送装置2内
のチェーンスプロケット57を駆動し、該スプロケット
57とスプロケット64,65間に掛けてある搬送タイ
ンを装備したチェーン55を回動する構成としてある。
伝達するために無段変速プーリー17が装備してあり、
該プーリー17と軸43の一端に装着してある無段変速
プーリー42間にはVベルト41が掛けてある。すなわ
ち無段変速プーリー17,42によって各搬送装置2,
2、3,3へ送られる動力を無段変速することが可能と
なる。これら無段変速プーリー17,42はコンバイン
の走行に合わせて変速作動出来る構造としてあるが、必
要に応じてコンバインの走行とは関係なく変速作動出来
ることも可能な構造としてある。更に軸43の他端には
プーリー44が装着してあり、該プーリー44とカウン
ター軸39の一端に装着してあるプーリー40との間に
はVベルト45が掛けてある。そしてカウンター軸39
の他端のチェーンスプロケット38と支持板68の一端
側面に軸支してある入力軸35のチェーンスプロケット
36間にチェーン37を掛けてある。続いて入力軸35
の一端と搬送用駆動軸31の端部とをユニバーサルジョ
イント34にて連結させ、搬送用駆動軸31に動力を伝
達する構造としてある。搬送用駆動軸31も前記の刈取
用駆動軸27の場合と同様に左右2本にて分断されスプ
ライン筒体32によって連結されたジョイント軸にて構
成してある。また搬送用駆動軸31には左右にベベルギ
ア30,30が装備してあり、該ベベルギア30,30
と噛合するベベルギア46,46が搬送縦軸47,47
の下端に装着してあり、左右2組のベベルギア30,4
6、30,46はベベルギアケース69,69によって
保持されている。さらに搬送縦軸47の上部のチェーン
スプロケット48からチェーン49及びチェーンスプロ
ケット50を介して下部搬送装置3内のチェーンスプロ
ケット51を駆動し、該スプロケット51とスプロケッ
ト63との間に掛けてある搬送タインを装備したチェー
ン52を回動する構成としてある。また、縦搬送軸47
の上端のチェーンスプロケット53からチェーン54及
びチェーンスプロケット56を介して上部搬送装置2内
のチェーンスプロケット57を駆動し、該スプロケット
57とスプロケット64,65間に掛けてある搬送タイ
ンを装備したチェーン55を回動する構成としてある。
なお、第4図において示す如く、ユニット化された上下
搬送装置2,2,3,3及び刈取装置4は搬送用駆動軸
31を軸支点として前後が上下に回動する構造としてあ
る。刈取搬送時においては自重により自然に前端部が下
がって地面上を這うような姿勢となるのであるが、非作
業時における走行時などにおいては前端部のディバイダ
1を上昇させた状態にさせておく必要がある。この際に
ユニット化された上下搬送装置2,2,3,3及び刈取
装置4の前部をたやすく上昇させるために、上部搬送装
置2と下方の支持板68との間にバネ78を装備した杆
77を装備させ、さらに上昇させた状態で係止させるた
めのフック79aを基部に設けたレバー79を装備させ
てある。
搬送装置2,2,3,3及び刈取装置4は搬送用駆動軸
31を軸支点として前後が上下に回動する構造としてあ
る。刈取搬送時においては自重により自然に前端部が下
がって地面上を這うような姿勢となるのであるが、非作
業時における走行時などにおいては前端部のディバイダ
1を上昇させた状態にさせておく必要がある。この際に
ユニット化された上下搬送装置2,2,3,3及び刈取
装置4の前部をたやすく上昇させるために、上部搬送装
置2と下方の支持板68との間にバネ78を装備した杆
77を装備させ、さらに上昇させた状態で係止させるた
めのフック79aを基部に設けたレバー79を装備させ
てある。
またディバイダ1の前端も上下に回動することができる
構造としてある。すなわち、後方に伸びた支持杆1aの
後端と前端フレーム84とをピン1cにて枢着してあ
り、さらにディバイダ1の前端が自重により必要以上に
下がり過ぎないように、支持杆1aの後部と上部搬送装
置2の下端との間にバネ82を装備した構成としてあ
る。
構造としてある。すなわち、後方に伸びた支持杆1aの
後端と前端フレーム84とをピン1cにて枢着してあ
り、さらにディバイダ1の前端が自重により必要以上に
下がり過ぎないように、支持杆1aの後部と上部搬送装
置2の下端との間にバネ82を装備した構成としてあ
る。
(ヘ)考案の作用 よって上記の如く刈取部駆動装置を構成したことによ
り、エンジンより発生した動力は、プーリー86からチ
ェーンスプロケット87,チェーン88,チェーンスプ
ロケット89を経て軸15に至り、さらに駆動軸18の
端部プーリー23から、Vベルト24,プーリー25,
プーリー軸26,ユニバーサルジョイント29を経て刈
取用駆動軸27に至る。そして刈取用駆動軸27に伝達
された動力はギア75を回転させ、遊転するギア33を
介してギア60を回転させる。そしてギア60の回転に
よりクランク杆61をクランク運動させて刈取部4を駆
動させることが出来るのである。
り、エンジンより発生した動力は、プーリー86からチ
ェーンスプロケット87,チェーン88,チェーンスプ
ロケット89を経て軸15に至り、さらに駆動軸18の
端部プーリー23から、Vベルト24,プーリー25,
プーリー軸26,ユニバーサルジョイント29を経て刈
取用駆動軸27に至る。そして刈取用駆動軸27に伝達
された動力はギア75を回転させ、遊転するギア33を
介してギア60を回転させる。そしてギア60の回転に
よりクランク杆61をクランク運動させて刈取部4を駆
動させることが出来るのである。
また動力は駆動軸18から無段変速装置をなす無段変速
プーリー17,Vベルト41,無段変速プーリー42に
よりコンバインの走行に合わせて適切に変速されて軸4
3に至りプーリー44を回転させる。そしてVベルト4
5を経てプーリー40からカウンター軸39へ、さらに
チェーンスプロケット38からチェーン37,チェーン
スプロケット36を経て入力軸35に至り、該入力軸3
5からユニバーサルジョイント34を経て搬送用駆動軸
31に動力が伝達されるのである。
プーリー17,Vベルト41,無段変速プーリー42に
よりコンバインの走行に合わせて適切に変速されて軸4
3に至りプーリー44を回転させる。そしてVベルト4
5を経てプーリー40からカウンター軸39へ、さらに
チェーンスプロケット38からチェーン37,チェーン
スプロケット36を経て入力軸35に至り、該入力軸3
5からユニバーサルジョイント34を経て搬送用駆動軸
31に動力が伝達されるのである。
このようにして伝達された動力はベベルギア30,30
と噛合するベベルギア46,46により搬送縦軸47,
47に至り、左右の下部搬送装置3,3のスプロケット
51,51及び左右の上部搬送装置2,2のスプロケッ
ト57,57を駆動し、左右の上下搬送装置2,2,
3,3の搬送タインを装備したチェーン52,52,5
5,55を回動させることが出来るのである。
と噛合するベベルギア46,46により搬送縦軸47,
47に至り、左右の下部搬送装置3,3のスプロケット
51,51及び左右の上部搬送装置2,2のスプロケッ
ト57,57を駆動し、左右の上下搬送装置2,2,
3,3の搬送タインを装備したチェーン52,52,5
5,55を回動させることが出来るのである。
(ト)考案の効果 以上の如く本件考案を構成したことにより次のような効
果が生じる。
果が生じる。
第1に、刈取用駆動軸27により刈取部4を駆動し、搬
送用駆動軸31により上部搬送装置2と下部搬送装置3
を駆動すべく、動力伝達経路を並列した2系統に2分し
たので、一方の動力伝達経路に掛かった過負荷が、他方
の動力伝達経路に影響を及ぼすことが少なくなり、過負
荷による機体の各部の停止の可能性が低くなったのであ
る。
送用駆動軸31により上部搬送装置2と下部搬送装置3
を駆動すべく、動力伝達経路を並列した2系統に2分し
たので、一方の動力伝達経路に掛かった過負荷が、他方
の動力伝達経路に影響を及ぼすことが少なくなり、過負
荷による機体の各部の停止の可能性が低くなったのであ
る。
第2に、従来の如く、刈取部4の上部搬送装置2と下部
搬送装置3の伝達経路が、直列に配置されることなく、
並列に配置されたので、搬送用駆動軸31の経路に無段
搬送装置を介装したとしても、刈取部4の振動数は変速
されないので、従来の如く、搬送速度を遅くすると刈取
部4が詰まりを発生するという不具合を解消することが
出来たのである。
搬送装置3の伝達経路が、直列に配置されることなく、
並列に配置されたので、搬送用駆動軸31の経路に無段
搬送装置を介装したとしても、刈取部4の振動数は変速
されないので、従来の如く、搬送速度を遅くすると刈取
部4が詰まりを発生するという不具合を解消することが
出来たのである。
第1図はコンバインの全体側面図、第2図は同じく正面
図、第3図はコンバインの動力伝動機構線図、第4図は
刈取搬送装置の側面図、第5図は刈取駆動軸及び搬送駆
動軸の取付位置を示した斜視図、第6図は刈取部駆動の
動力伝達側面図である。 2,2……左右の上部搬送装置 3,3……左右の下部搬送装置 4……刈取部 27……刈取用駆動軸 31……搬送用駆動軸
図、第3図はコンバインの動力伝動機構線図、第4図は
刈取搬送装置の側面図、第5図は刈取駆動軸及び搬送駆
動軸の取付位置を示した斜視図、第6図は刈取部駆動の
動力伝達側面図である。 2,2……左右の上部搬送装置 3,3……左右の下部搬送装置 4……刈取部 27……刈取用駆動軸 31……搬送用駆動軸
Claims (1)
- 【請求項1】刈取部4と左右の上部搬送装置2,2並び
に左右の下部搬送装置3,3とを一単位ユニットで構成
し、刈取・搬送の条数によりユニットを左右に連結する
構成において、各ユニットごとに、エンジンからの動力
を並列した2系統にて伝達する刈取用駆動軸27と搬送
用駆動軸31を装備して、該刈取用駆動軸27により刈
取部4を駆動し、搬送用駆動軸31により上部搬送装置
2と下部搬送装置3を駆動すべく構成し、更にエンジン
から搬送用駆動軸31に至る動力伝達経路にのみ無段変
速装置を配置したことを特徴とするコンバインの刈取部
駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986119968U JPH0610755Y2 (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | コンバインの刈取部駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986119968U JPH0610755Y2 (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | コンバインの刈取部駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6326232U JPS6326232U (ja) | 1988-02-20 |
JPH0610755Y2 true JPH0610755Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=31007844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986119968U Expired - Lifetime JPH0610755Y2 (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | コンバインの刈取部駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610755Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7134140B2 (ja) * | 2019-06-25 | 2022-09-09 | 株式会社クボタ | 収穫機 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57189329U (ja) * | 1981-05-28 | 1982-12-01 | ||
JPS58105842U (ja) * | 1982-01-14 | 1983-07-19 | ヤンマー農機株式会社 | コンパインの刈取搬送変速装置 |
JPS61124314A (ja) * | 1984-11-16 | 1986-06-12 | ヤンマー農機株式会社 | コンバイン |
-
1986
- 1986-08-04 JP JP1986119968U patent/JPH0610755Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6326232U (ja) | 1988-02-20 |
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