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JPH06106268A - 拡管装置 - Google Patents

拡管装置

Info

Publication number
JPH06106268A
JPH06106268A JP25423792A JP25423792A JPH06106268A JP H06106268 A JPH06106268 A JP H06106268A JP 25423792 A JP25423792 A JP 25423792A JP 25423792 A JP25423792 A JP 25423792A JP H06106268 A JPH06106268 A JP H06106268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
split
pipe
split mold
expanded
row
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP25423792A
Other languages
English (en)
Inventor
Daiji Aoki
大司 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sango Co Ltd
Original Assignee
Sango Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sango Co Ltd filed Critical Sango Co Ltd
Priority to JP25423792A priority Critical patent/JPH06106268A/ja
Publication of JPH06106268A publication Critical patent/JPH06106268A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真円度の高い拡管を割り型で形成する。拡開
部の管の肉厚を全周に亘って均一化する。更に拡管率を
向上する。 【構成】 進退するテーパ状の芯金9の外周に、周方向
に分割され、かつ軸方向にも複数列に分割された割り型
13a・・・を配置する。各列の割り型相互間の間隙D
を、隣接する列の間隙Dに対して周方向に位相させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は拡管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば消音器のインレットパイプ
等のパイプ口径を修正する場合のような、金属パイプの
端部を拡開する拡管装置として、例えば図6及び図7に
示すように、周方向に分割された割り型1,2,3,4
をホルダ5に半径方向に摺動可能に備え、これらの割り
型1〜4の中心部に形成したテーパ穴1a〜4aに、そ
の傾斜と同一傾斜のテーパ面を外周に形成した芯金6を
進退可能に備えて、拡開前のパイプを割り型1〜4の外
周に嵌合し、その後芯金6を図6の矢印A方向へ進入さ
せることにより、各割り型1〜4を図7の矢印Bに示す
ように外方へ押圧移動させて、図6に示すようにパイプ
7の拡開部7aを拡開するようにしたものがある。
【0003】そして割り型1〜4で形成される間隙Dは
母線方向に全長に亘って一連に形成されている(例えば
特開平4−100648号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、周方向
に分割されている割り型においては、隣設する割り型の
相互間、例えば図7の1と2の割り型間において矢印B
方向の移動により、その割り型1,2の相互の間隙Dが
拡大するとともに該間隙D部に位置するパイプ7の一部
7bに、図8に示すように相反する水平分力P1 ,P2
が作用する。
【0005】そのため、前記従来のように間隙Dが、パ
イプの拡開部における母線方向に全長に亘って形成され
ているものにおいては、上記パイプの一部7bが図8に
示すうように平面形状になると共にこれが図9に示すよ
うに母線方向に全長に亘って形成される。
【0006】その結果、パイプの拡開部が真円になら
ず、該部を他の真円状の連結部に嵌合した場合、平面部
によって隙間が生じ、流体漏れ等の問題が生じる。更
に、前記一部7bが他の部分よりも薄肉に伸ばされ、パ
イプの肉厚の不均一が生じる上に拡管率が悪い問題もあ
る。
【0007】更に割り型1〜4の夫々の軸方向長が図1
0(a)で示すように長いため、拡管作業時に、芯金6
により受ける荷重P4 の作用点と、ホルダーとの接触抵
抗により受ける荷重P5 の作用点との間の最長距離L1
が長くなり、大きなせん断応力が生じてその割り型1〜
4が、その中央部付近で切損cする問題もある。
【0008】そこで本発明は、このような問題を解決す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、進退するテーパ状の芯金の外周に、周方向
に分割された割り型を配置したものにおいて、上記割り
型を芯金の軸方向に対しても複数列に分割し、かつ各列
における分割された割り型相互間の間隙を、隣設する列
の割り型相互間の間隙に対して周方向に位相させたこと
を特徴とするものである。
【0010】
【作用】各割り型(13a・・・)の外周に拡開すべき
パイプ(7)を嵌合する。次で芯金(9)を矢印A方向
へ進入させ、その外周のテーパ面(9a)により各割り
型(13a・・・)を半径方向へ押し出し移動させる。
これにより、嵌合されたパイフ(7)の拡開部(7a)
は拡開される。
【0011】この拡開時によって例えば、第1列13に
おける割り型(13a),(13b)の相互間で形成さ
れる間隙(D)に位置するパイプの一部(7b)は、周
方向(水平方向)に引っ張られる。
【0012】しかし、この間隙(D)の隣りには、隣設
する第2列(14)の割り型(14a)が存在するた
め、上記第1列(13)における間隙Dに位置するパイ
プの一部(7b)には、その半径方向(上方)への拡開
力P3 も作用し、その一部(7b)は、割り型(13
a),(13b)の外周面により直接拡開された曲面と
同等の曲面になり、拡開部(7a)のパイプは真円に近
くなる。
【0013】更に上記のように間隙(D)が位相して配
置されているため、拡開力がパイプの全周に均一に作用
し、パイプの全周に対する肉厚の均一化が図られ、かつ
拡管率も向上する。
【0014】更に、図10(b)に示すように各割り型
(13a・・・)の軸方向長が短いため、拡管作業時
に、芯金6より受ける荷重P4 の作用点と、隣設する割
り型から受ける荷重P5 の作用点との最大距離(L2
が短くなり、その割り型に作用するせん断力も小さくな
る。その結果、割り型の折損が防止される。
【0015】
【実施例】図1乃至図5に示す本発明の実施例について
説明する。8はホルダで中心部に芯金9が挿通する穴8
aが形成されている。10は割り型ホルダで、上記ホル
ダ8の一端に嵌合され、ねじ11によりホルダ8に固定
されている。該割り型ホルダ10の中心にも芯金9が挿
通する穴10aが形成されている。
【0016】12は割り型支持ピンで、上記割り型ホル
ダ10の前面に形成したねじ穴10bに螺着して前方へ
植立されていると共に周方向に対して等間隔に4本配置
されている。
【0017】割り型は、芯金9の軸方向に複数に分割さ
れており、図の実施例では、第1の割り型列13、第2
の割り型列14、第3の割り型列15、第4の割り型列
16の4つに分割されている。
【0018】各列の割り型は芯金9の周方向に対して複
数に分割されており、図の実施例では、4つに等分割さ
れている。すなわち、第1の割り型列13には周方向に
4個の扇形の割り型13a〜13dが、第2の割り型列
14には周方向に4個の扇形の割り型14a〜14d
が、同様に第3、第4の割り型列15,16も夫々4個
の扇形の割り型15a〜15d,16a〜16dが配置
されている。
【0019】そして、各割り型の外周面は、夫々の列の
4個の割り型が合わさることにより円になるように形成
されている。各列における割り型は、隣設する列の相互
間における割り型が周方向に位相するようにして配置さ
れ、各列において生じる割り型間の空隙Dが隣設する列
における割り型間の空隙Dと周方向に位相している。図
の実施例では45°位相している。
【0020】各割り型13a・・・には、上記のように
配置された状態において、前記割り型支持ピン12が位
置する部分にピン挿通孔17が夫々貫通形成されてい
る。該各ピン挿通孔17は図3,4に示すようにそれが
形成された割り型の拡縮方向に長い長穴状に形成されて
いる。
【0021】また、各割り型13a・・・の中心には、
前記芯金9が挿通し、かつ芯金9のテーパ面9aに沿っ
て傾斜したテーパ穴18が形成されている。各割り型1
3a・・・の外周には、周方向への溝19が形成され、
各列における4個の割り型の溝19に共通して1本のO
リング20が嵌合され、この各割り型を夫々内方へ付勢
している。
【0022】各割り型13a・・・を組付けるには、先
ず各列の割り型を、その溝19にOリング20を嵌合し
て組み合わせる。次いで、このように組み合わせた複数
の割り型列を前記のように45°位相して配置する。そ
して割り型支持ピン12を各割り型13a・・・のピン
挿通孔17に挿通し、割り型ホルダ10に螺着固定す
る。これにより、各割り型13a・・・は割り型支持ピ
ン12に支持され、かつ割り型支持ピン12を案内とし
て半径方向に移動できる。
【0023】次にパイプの拡開作動について説明する。
図2に示すように芯金9が右方に後退している状態にお
いては、各割り型13a・・・は、Oリング20の縮小
力により芯金9の軸芯方向へ移動してそのテーパ穴18
が芯金9のテーパ面9aに当接し、割り型13a・・・
の外周で形成される円の直径が縮小されている。すなわ
ち、図3,図4の鎖線で示す状態にある。この状態にお
いて、パイプ7の拡開部7aを各割り型13a・・・の
外周部に嵌合する。
【0024】次で、芯金9を図5の矢印Aで示すよう
に、図の左方へ進入させる。これにより、その外周テー
パ面9aが各割り型13a・・・を外方へ押圧するた
め、各割り型13a・・・は夫々Oリング20の付勢力
に抗して外方へ移動し、図3,図4の実線で示すように
割り型13a・・・の外周で形成される円の直径が拡張
する。そのため嵌合されたパイプ7の拡開部7aは各割
り型13a・・・により拡開される。
【0025】このとき各割り型13a・・・間で形成さ
れる空隙Dは、隣接する割り型列の相互間では周方向に
位相しているため、例えば図3に示す第1の割り型列1
3の間隙D部に位置するパイプの一部7bには、割り型
13a,13bにより水平分力P1,2 が作用するが、
隣接する図4に示す第2の割り型列14における割り型
14aの上方への力P3 も伝達される。
【0026】そのため該パイプの一部7bは、上方へ拡
開され、割り型13a・・・の外周面により直接拡開さ
れた曲面と同等の曲面になり、拡開部7aの真円度が高
くなる。
【0027】また、間隙Dが前記のように位相している
ため、パイプの拡開力がパイプの全長に亘って均等に作
用し、間隙D部が薄肉になることなく、全周に亘って肉
厚の均一化が行われ、更に拡管率も向上する。
【0028】更に拡管時における1個の割り型に作用す
る力は、割り型13a・・・が軸方向に短いため、図1
0(b)のように、芯金9により受ける荷重P4 の作用
点と隣接する割り型から受ける荷重P5 の作用点との最
大距離L2 が短くなり、せん断応力が小さくなって前記
従来のような折損が発生しない。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、真円度の
高い拡管を割り型で形成できる。更に、拡開部のパイプ
肉厚を全周に亘って均一化することができると共に拡管
率を向上させるとができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す分解斜視図。
【図2】 同組み付け状態を示す縦断面図。
【図3】 第1列の割り型を示す正面図。
【図4】 第2列の割り型を示す正面図。
【図5】 拡管状態を示す縦断面図。
【図6】 従来構造を示す縦断面図。
【図7】 同割り型を示す正面図。
【図8】 同拡管状態を示す正面図。
【図9】 従来構造により拡開されたパイプの斜視図。
【図10】 割り型に作用する荷重の説明図で(a)は
従来の割り型、(b)は本発明の割り型を示す。
【符号の説明】
9 芯金 13a,13b・・・ 割り型 D 間隙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 進退するテーパ状の芯金の外周に、周方
    向に分割された割り型を配置したものにおいて、上記割
    り型を芯金の軸方向に対しても複数列に分割し、かつ各
    列における分割された割り型相互間の間隙を、隣設する
    列の割り型相互間の間隙に対して周方向に位相させたこ
    とを特徴とする拡管装置。
JP25423792A 1992-09-24 1992-09-24 拡管装置 Withdrawn JPH06106268A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25423792A JPH06106268A (ja) 1992-09-24 1992-09-24 拡管装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25423792A JPH06106268A (ja) 1992-09-24 1992-09-24 拡管装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06106268A true JPH06106268A (ja) 1994-04-19

Family

ID=17262179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25423792A Withdrawn JPH06106268A (ja) 1992-09-24 1992-09-24 拡管装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH06106268A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991130