JPH0610624U - ボールブッシュ - Google Patents
ボールブッシュInfo
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- JPH0610624U JPH0610624U JP3643492U JP3643492U JPH0610624U JP H0610624 U JPH0610624 U JP H0610624U JP 3643492 U JP3643492 U JP 3643492U JP 3643492 U JP3643492 U JP 3643492U JP H0610624 U JPH0610624 U JP H0610624U
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- Pending
Links
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボールブッシュにおいて、保持器に設けた多
数の穴にボールを保持する手段を簡易にして製品コスト
を低減することである。 【構成】 ボール2のまわり及び保持器1の内外両面
に、いわゆるプラスチックグリース層を形成し、該ボー
ル2を上記プラスチックグリース層3の内外面から部分
的に露出させた構成とした。
数の穴にボールを保持する手段を簡易にして製品コスト
を低減することである。 【構成】 ボール2のまわり及び保持器1の内外両面
に、いわゆるプラスチックグリース層を形成し、該ボー
ル2を上記プラスチックグリース層3の内外面から部分
的に露出させた構成とした。
Description
【0001】
この考案はボールブッシュに関し、特にそのボール保持手段に関するものであ る。
【0002】
ボールブッシュは、工作機械の主軸等において、軸の伸びを支えるために使用 されるものであり、ボールスライドと称されることもある。
【0003】 従来のボールブッシュは、図3に示すように、黄銅製の環状保持器10に多数 の穴11を明け、各穴11にボール12を挿入し、各穴11の内周縁にかしめ部 13を設け、これによりボール12を穴11の内部に保持するようにしていた。
【0004】
上述の従来のボールブッシュは、ボール12を保持するために、各穴11にか しめ部13を設けているので、ボール12の個数が多くなると、かしめ加工の工 数が大きくなりコスト高になる問題があった。
【0005】 そこで、この考案はかしめによることなくボールを保持するようにして、製品 コストの低減を図ることを目的とする。
【0006】
上記の目的を達成するために、この考案は保持器に設けた多数の穴にボールを 挿入し、上記ボールを該穴内で転動自在に保持してなるボールブッシュにおいて 、超高分子量ポリエチレン又は超高分子量ポリオレフィンと潤滑グリースの混合 物とから成る固体潤滑組成物層を上記ボールのまわり及び保持器の内外両面に形 成し、該ボールを上記組成物層の内外面から部分的に露出させた構成としたもの である。
【0007】
実施例のボールブッシュは、図1に示すように、保持器1、ボール2及びいわ ゆるプラスチックグリース層3とにより構成される。
【0008】 保持器1は環状に形成され、多数のストレート穴4が形成される。該保持器1 の板厚は、ボール2の直径より薄く形成される。
【0009】 プラスチックグリース層3を構成するプラスチックグリースは、平均分子量約 1×106 〜5×106 の超高分子量ポリエチレン95〜1wt%と、その超高 分子量ポリエチレンのゲル化温度より高い滴点を有する潤滑グリース5〜99w t%とからなる混合物を軸受の所定の空所に充填したのち、上記超高分子量ポリ エチレンのゲル化温度以上の温度で焼成し、その後冷却固化せしめたものである 。
【0010】 プラスチックグリースのその他の例として、平均分子量約1×106 〜5×1 06 超高分子量ポリオレフィンのゲル化点より高い滴点を有する潤滑グリース5 〜99wt%に粒径1〜100μmの前記超高分子量ポリオレフィン粉末95〜 1wt%を混合して前記ゲル化点以上の温度で分散保持させたものでもよい。上 記いずれの場合も固体ワックス等の油の滲み出し抑制添加物を加えることがある 。
【0011】 上記のプラスチックグリース層3は、ボール2のまわり及び保持器1の内外両 面に形成され、ボール2をそのプラスチックグリース層3の内外面から部分的に 露出せしめる。
【0012】 このようなプラスチックグリース層3を形成するには、図2のように内環5と 外環6との間に保持器1及びこれに保持されたボール2を介在せしめ、その内環 5及び外環6との間の空所に前記プラスチックグリースの加熱前の組成物を充填 し、これを加熱後冷却して固化させるようにしたものである。冷却固化後、内環 5及び外環6を外すと、図1に示したボールブッシュが得られる。
【0013】 上記のボールブッシュは、工作機械の主軸等が組込まれるが、この時保持器1 の端面を押して組込む。ボール2はプラスチックグリース層3により保持され、 落下することが防止される。また、プラスチックグリース層3は、潤滑作用も兼 ねる。
【0014】
以上のように、この考案はいわゆるプラスチックグリース層によりボールを保 持するようにしたので、保持器の穴ごとにかしめ加工を施すことが不要となり、 製品コストを低減することができ、同時に潤滑性を向上させることができる。
【提出日】平成5年8月25日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【0006】
上記の目的を達成するために、この考案は保持器に設けた多数の穴にボールを 挿入し、上記ボールを該穴内で転動自在に保持してなるボールブッシュにおいて、超 高分子量ポリオレフィンと潤滑グリースの混合物とから成る固体潤滑組成物 層を上記ボールのまわり及び保持器の内外両面に形成し、該ボールを上記組成物 層の内外面から部分的に露出させた構成としたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の一部断面図
【図2】同上の製作時の一部断面図
【図3】従来例の一部断面図
1 保持器 2 ボール 3 プラスチックグリース層 4 穴 5 内環 6 外環
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (1)
- 【請求項1】 保持器に設けた多数の穴にボールを挿入
し、上記ボールを該穴内で転動自在に保持してなるボー
ルブッシュにおいて、超高分子量ポリエチレン又は超高
分子量ポリオレフィンと潤滑グリースの混合物とから成
る固形潤滑組成物層を上記ボールのまわり及び保持器の
内外両面に形成し、該ボールを上記組成物層の内外面か
ら部分的に露出させたことを特徴とするボールブッシ
ュ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3643492U JPH0610624U (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | ボールブッシュ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3643492U JPH0610624U (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | ボールブッシュ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610624U true JPH0610624U (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=12469709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3643492U Pending JPH0610624U (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | ボールブッシュ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610624U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005023152A (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-27 | Osaka Insatsu Ink Seizo Kk | 高い滑り性をもつインキ組成物及び該インキ組成物を用いて印刷されてなるシュリンクまたはストレッチラベル |
CN113090664A (zh) * | 2021-04-01 | 2021-07-09 | 山东金帝精密机械科技股份有限公司 | 一种浸塑轴承保持器 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP3643492U patent/JPH0610624U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005023152A (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-27 | Osaka Insatsu Ink Seizo Kk | 高い滑り性をもつインキ組成物及び該インキ組成物を用いて印刷されてなるシュリンクまたはストレッチラベル |
CN113090664A (zh) * | 2021-04-01 | 2021-07-09 | 山东金帝精密机械科技股份有限公司 | 一种浸塑轴承保持器 |
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