JPH06105316B2 - 壁面パネル - Google Patents
壁面パネルInfo
- Publication number
- JPH06105316B2 JPH06105316B2 JP20246387A JP20246387A JPH06105316B2 JP H06105316 B2 JPH06105316 B2 JP H06105316B2 JP 20246387 A JP20246387 A JP 20246387A JP 20246387 A JP20246387 A JP 20246387A JP H06105316 B2 JPH06105316 B2 JP H06105316B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- flange
- wall panel
- side edges
- flanges
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、病院のレントゲン室や放射線治療室のような
放射性物質を扱う部屋の隔壁に使用され、外部への放射
線の漏洩を防止する壁面パネルに関するものである。
放射性物質を扱う部屋の隔壁に使用され、外部への放射
線の漏洩を防止する壁面パネルに関するものである。
[従来の技術] 病院のレントゲン室や放射線治療室のように放射性物質
を扱う部屋においては、外部への放射線の漏洩を防止す
るため隔壁に鉛板が張設される。このような鉛板を張設
する場合、従来では、ロール状に巻き取った長尺の鉛板
を端から順次巻き戻しながら壁面に押し付けて固定する
方法が採られていたが、複数の人間が協同で作業しなけ
ればならないため多くの人手を必要とし、しかも、鉛板
は質量が大きく且つ柔軟であるため、それを支持するの
が重労働であるばかりでなく、部分的に湾曲して垂れ下
がり易いなど、張設作業が非常に面倒であった。
を扱う部屋においては、外部への放射線の漏洩を防止す
るため隔壁に鉛板が張設される。このような鉛板を張設
する場合、従来では、ロール状に巻き取った長尺の鉛板
を端から順次巻き戻しながら壁面に押し付けて固定する
方法が採られていたが、複数の人間が協同で作業しなけ
ればならないため多くの人手を必要とし、しかも、鉛板
は質量が大きく且つ柔軟であるため、それを支持するの
が重労働であるばかりでなく、部分的に湾曲して垂れ下
がり易いなど、張設作業が非常に面倒であった。
しかも、上記鉛板を張設したあとには、その上から化粧
板が張設されるが、鉛板と化粧板とを2度にわたって張
設しなければならないため、それらの張設作業に非常に
多くの手数と時間とが必要であった。
板が張設されるが、鉛板と化粧板とを2度にわたって張
設しなければならないため、それらの張設作業に非常に
多くの手数と時間とが必要であった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の課題は、鉛板と化粧板とを一体化して一枚の壁
面パネルとして構成することにより、それらを同時に且
つ簡単に張設できるようにすることにある。
面パネルとして構成することにより、それらを同時に且
つ簡単に張設できるようにすることにある。
[問題点を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本発明は、隣り合う2側辺に
外側に張り出すフランジを形成すると共に隣り合う他の
2側辺を隣接する壁面パネルの上記フランジ上に重合す
る当接辺となした方形皿状の化粧板に、鉛板を張設し、
該化粧板の角隅部に、上記フランジの一部を切除するこ
とにより隣接する壁面パネルにおけるフランジ同士の重
合を防止するための切欠を形成したことを特徴とするも
のである。
外側に張り出すフランジを形成すると共に隣り合う他の
2側辺を隣接する壁面パネルの上記フランジ上に重合す
る当接辺となした方形皿状の化粧板に、鉛板を張設し、
該化粧板の角隅部に、上記フランジの一部を切除するこ
とにより隣接する壁面パネルにおけるフランジ同士の重
合を防止するための切欠を形成したことを特徴とするも
のである。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら詳述する。
本発明の壁面パネル1は、第1図〜第3図に示すよう
に、方形皿状をなす化粧板2と、該化粧板2の裏面に一
体に張設された鉛板3とで構成されている。
に、方形皿状をなす化粧板2と、該化粧板2の裏面に一
体に張設された鉛板3とで構成されている。
上記化粧板2は、鉄、アルミニウム、ステンレスなどの
金属板によって形成されており、この金属板を、隣り合
う2側辺2a,2bが外側に向けて傾斜し、且つ隣り合う他
の2側辺2c,2dが内側に向けて傾斜するような方形皿状
に折り曲げ、内側に向けて傾斜する上記2側辺2c,2dに
外側に張り出すフランジ4を形成すると共に、外側に向
けて傾斜する他の2側辺2a,2bを、隣接する壁面パネル
1の上記フランジ4を有する側辺2c,2dに該フランジ4
上へ重合した状態で当接する当接辺となしたもので、化
粧板2の角隅部には、上記フランジ4の一部を切除する
ことにより、隣接する壁面パネル1におけるフランジ同
士の重合を防止するための切欠5が形成されている。ま
た、上記フランジ4には、壁面材を壁面に螺子で固定す
るための取付孔6で形成されている。
金属板によって形成されており、この金属板を、隣り合
う2側辺2a,2bが外側に向けて傾斜し、且つ隣り合う他
の2側辺2c,2dが内側に向けて傾斜するような方形皿状
に折り曲げ、内側に向けて傾斜する上記2側辺2c,2dに
外側に張り出すフランジ4を形成すると共に、外側に向
けて傾斜する他の2側辺2a,2bを、隣接する壁面パネル
1の上記フランジ4を有する側辺2c,2dに該フランジ4
上へ重合した状態で当接する当接辺となしたもので、化
粧板2の角隅部には、上記フランジ4の一部を切除する
ことにより、隣接する壁面パネル1におけるフランジ同
士の重合を防止するための切欠5が形成されている。ま
た、上記フランジ4には、壁面材を壁面に螺子で固定す
るための取付孔6で形成されている。
上記化粧板2には、予めメッキや塗装、ビニールコーテ
ィングなどの表面加工を施しておいてもよい。
ィングなどの表面加工を施しておいてもよい。
また、上記鉛板3は、上記切欠5の部分を含めて平面的
に化粧板2の全面を覆うように張設されており、従っ
て、上記切欠5の部分では鉛板3が表面に露出してい
る。
に化粧板2の全面を覆うように張設されており、従っ
て、上記切欠5の部分では鉛板3が表面に露出してい
る。
上記構成を有する壁面パネル1は、第4図〜第6図に示
すように、一枚づつ同じ向きで壁面7に押し当て、フラ
ンジ5の位置において螺子8で壁面7に固定しながら順
次張設していく。このとき、壁面パネル1の外向きに傾
斜する側辺2a,2bを、隣接する壁面パネル1の内向きに
傾斜する側辺2c,2dにそのフランジ4上へ重合させた状
態で当接させる。これにより、各壁面パネル1における
鉛板3はその端部が若干重合した状態で張設されるこに
より、壁面パネル1,1間の継ぎ目から外部に放射線が漏
洩することがない。また、フランジ4に取り付けられた
螺子8が隣接する壁面パネル1によって覆い隠されるた
め、該螺子8が露出することによる美観の低下が生じな
い。
すように、一枚づつ同じ向きで壁面7に押し当て、フラ
ンジ5の位置において螺子8で壁面7に固定しながら順
次張設していく。このとき、壁面パネル1の外向きに傾
斜する側辺2a,2bを、隣接する壁面パネル1の内向きに
傾斜する側辺2c,2dにそのフランジ4上へ重合させた状
態で当接させる。これにより、各壁面パネル1における
鉛板3はその端部が若干重合した状態で張設されるこに
より、壁面パネル1,1間の継ぎ目から外部に放射線が漏
洩することがない。また、フランジ4に取り付けられた
螺子8が隣接する壁面パネル1によって覆い隠されるた
め、該螺子8が露出することによる美観の低下が生じな
い。
なお、フランジ4上へ重合される側辺2a,2bの高さを、
それをフランジ4上に重合させた状態で両壁面パネル1,
1が互いに同じ高さとなるように形成しておくのが望ま
しい。
それをフランジ4上に重合させた状態で両壁面パネル1,
1が互いに同じ高さとなるように形成しておくのが望ま
しい。
また、4つの壁面パネル1の角隅部が衝合する部分にお
いては、フランジ4に上記切欠5が形成されていない場
合には、3つの壁面パネル1のフランジ4と鉛板3とが
交互に且つそれぞれ3重に重合し、その上に、他の1つ
の壁面パネル1の外向きに傾斜する側辺2a,2bで挟まれ
た部分が覆い被さるように重合することになるが、実際
には、フランジ4に上記切欠5が形成されているため、
該フランジ4が互いに重合することはなく、柔軟な鉛板
3が3重に重合するのみである。従って、硬質のフラン
ジ4が多重に重合することによって壁面パネル1が取り
付けにくくなるようなことがなく、その取付けが非常に
容易になる。
いては、フランジ4に上記切欠5が形成されていない場
合には、3つの壁面パネル1のフランジ4と鉛板3とが
交互に且つそれぞれ3重に重合し、その上に、他の1つ
の壁面パネル1の外向きに傾斜する側辺2a,2bで挟まれ
た部分が覆い被さるように重合することになるが、実際
には、フランジ4に上記切欠5が形成されているため、
該フランジ4が互いに重合することはなく、柔軟な鉛板
3が3重に重合するのみである。従って、硬質のフラン
ジ4が多重に重合することによって壁面パネル1が取り
付けにくくなるようなことがなく、その取付けが非常に
容易になる。
なお、上記実施例では、化粧板2における側辺2a〜2dを
傾斜させているが、これらは傾斜させることなく、直角
に形成してもよい。
傾斜させているが、これらは傾斜させることなく、直角
に形成してもよい。
[発明の効果] このように、本発明によれば、鉛板と化粧板とを一体化
して一枚の壁面パネルを構成したので、それを順次壁面
に固定するだけで、鉛板と化粧板とを同時に且つ簡単に
張設することができる。
して一枚の壁面パネルを構成したので、それを順次壁面
に固定するだけで、鉛板と化粧板とを同時に且つ簡単に
張設することができる。
また、各壁面パネルにフランジを設け、隣接する壁面パ
ネルを該フランジによって重合状態で固定できるように
したので、該壁面パネルの固定によって鉛板を端部が互
いに重合する状態に自動的に張設することができ、これ
によって、壁面パネルの継ぎ目から放射線が漏洩するの
を確実に防止することができる。
ネルを該フランジによって重合状態で固定できるように
したので、該壁面パネルの固定によって鉛板を端部が互
いに重合する状態に自動的に張設することができ、これ
によって、壁面パネルの継ぎ目から放射線が漏洩するの
を確実に防止することができる。
化粧板の角隅部に、隣接する壁面パネルにおけるフラン
ジ同士の重合を防止するための切欠を形成したので、壁
面パネルの角隅部が衝合する部分においてフランジが多
重に重合するのを防止し、壁面パネルを簡単に取り付け
ることができる。
ジ同士の重合を防止するための切欠を形成したので、壁
面パネルの角隅部が衝合する部分においてフランジが多
重に重合するのを防止し、壁面パネルを簡単に取り付け
ることができる。
第1図は本発明の壁面パネルの一実施例を示す正面図、
第2図及び第3図は第1図におけるA−A線及びB−B
線での断面図、第4図は本発明の壁面パネルの使用状態
の正面図、第5図及び第6図は第4図におけるC−C線
及びD−D線での拡大断面図である。 1……壁面パネル、2……化粧板、2a〜2d……側辺、3
……鉛板、4……フランジ、5……切欠。
第2図及び第3図は第1図におけるA−A線及びB−B
線での断面図、第4図は本発明の壁面パネルの使用状態
の正面図、第5図及び第6図は第4図におけるC−C線
及びD−D線での拡大断面図である。 1……壁面パネル、2……化粧板、2a〜2d……側辺、3
……鉛板、4……フランジ、5……切欠。
Claims (1)
- 【請求項1】隣り合う2側辺に外側に張り出すフランジ
を形成すると共に、隣り合う他の2側辺を隣接する壁面
パネルの上記フランジ上に重合する当接辺となした方形
皿状の化粧板に、鉛板を張設し、該化粧板の角隅部に、
上記フランジの一部を切除することにより隣接する壁面
パネルにおけるフランジ同士の重合を防止するための切
欠を形成したことを特徴とする壁面パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20246387A JPH06105316B2 (ja) | 1987-08-13 | 1987-08-13 | 壁面パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20246387A JPH06105316B2 (ja) | 1987-08-13 | 1987-08-13 | 壁面パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6444896A JPS6444896A (en) | 1989-02-17 |
JPH06105316B2 true JPH06105316B2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=16457945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20246387A Expired - Lifetime JPH06105316B2 (ja) | 1987-08-13 | 1987-08-13 | 壁面パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06105316B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63212379A (ja) * | 1988-01-22 | 1988-09-05 | ヤマハ発動機株式会社 | 四輪立乗りゴルフカート |
JPH01117598U (ja) * | 1988-02-03 | 1989-08-08 | ||
JPH0318332U (ja) * | 1989-07-04 | 1991-02-22 | ||
JPH0318335U (ja) * | 1989-07-04 | 1991-02-22 | ||
JPH0318334U (ja) * | 1989-07-04 | 1991-02-22 | ||
JPH0318333U (ja) * | 1989-07-04 | 1991-02-22 | ||
DE59713045D1 (de) * | 1996-05-15 | 2010-11-18 | Areva Np Gmbh | Betriebsgebäude einer kerntechnischen Anlage mit Innenraumverkleidung |
US6612077B2 (en) * | 2001-06-15 | 2003-09-02 | Inscape Corporation | Mounting arrangement for whiteboard |
JP2007092519A (ja) * | 2006-12-04 | 2007-04-12 | Takiron Co Ltd | 壁体 |
JP4833379B1 (ja) * | 2011-07-25 | 2011-12-07 | 技研興業株式会社 | 鉛板貼り合わせ用部品および鉛板貼り合わせ工法 |
JP2015155806A (ja) * | 2014-02-20 | 2015-08-27 | 積水樹脂株式会社 | 放射線遮蔽板 |
JP6004559B2 (ja) * | 2014-11-27 | 2016-10-12 | 株式会社安藤・間 | 中性子照射室 |
CN109281434B (zh) * | 2018-11-08 | 2023-12-26 | 远大住宅工业(天津)有限公司 | 一种具有防雷钢板的预制叠合墙板及其防雷钢板预埋方法 |
-
1987
- 1987-08-13 JP JP20246387A patent/JPH06105316B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6444896A (en) | 1989-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06105316B2 (ja) | 壁面パネル | |
US3491486A (en) | Wall closure unit | |
US4081941A (en) | Flexible protective cover sections, assemblies and form system | |
CA1091887A (en) | Panel assemblies and components | |
US4837997A (en) | Sealing System Including T-joint Corner Piece | |
JPH07107431B2 (ja) | 仮設天井 | |
US4020602A (en) | Stall shower panel kit | |
US4291783A (en) | Acoustical panel for suspended ceilings | |
JPH04228741A (ja) | 鉄骨躯体の耐火被覆構造 | |
KR200199128Y1 (ko) | 저준위 방사선의 차폐벽 구조 | |
US3620176A (en) | Trim fastenings for shelving unit | |
JPH0111821Y2 (ja) | ||
JPH0446763Y2 (ja) | ||
JPH0428388Y2 (ja) | ||
JPH0526620Y2 (ja) | ||
JPS5937629Y2 (ja) | レンジフ−ド | |
JPH0227052Y2 (ja) | ||
JP3174429B2 (ja) | 胴縁及び胴縁を用いたサイディング施工方法 | |
JPH0810096Y2 (ja) | 間仕切壁 | |
JPH0634719Y2 (ja) | 放射能汚染管理区域間仕切装置 | |
JPS6350682Y2 (ja) | ||
JPH02172413A (ja) | システム什器 | |
JPH028037Y2 (ja) | ||
JPH0439927Y2 (ja) | ||
JPH074259Y2 (ja) | パネル材の取付構造 |