JPH0598287A - 乳液状硬質表面洗浄剤組成物 - Google Patents
乳液状硬質表面洗浄剤組成物Info
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- JPH0598287A JPH0598287A JP25670391A JP25670391A JPH0598287A JP H0598287 A JPH0598287 A JP H0598287A JP 25670391 A JP25670391 A JP 25670391A JP 25670391 A JP25670391 A JP 25670391A JP H0598287 A JPH0598287 A JP H0598287A
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- Japan
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- fatty acid
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- hand
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- Detergent Compositions (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 (a)陰イオン性界面活性剤 1〜40重量
%、(b)エチレンオキシド付加型非イオン性界面活性
剤及び/又は脂肪酸アルカノールアミド 1〜20重量
%及び(c)脂肪酸残基の炭素数が16〜24であり、
かつモノグリセライドの含有率が75重量%以上である
グリセリン脂肪酸エステル 1〜20重量%を含有し、
(a)+(b)が5〜40重量%であり、かつ(c)/
〔(a)+(b)〕が重量比して0.05〜1である乳
液状硬質表面洗浄剤組成物。 【効果】 洗浄性、起泡性に優れるばかりでなく、使用
感に優れ、手荒れも生じない。
%、(b)エチレンオキシド付加型非イオン性界面活性
剤及び/又は脂肪酸アルカノールアミド 1〜20重量
%及び(c)脂肪酸残基の炭素数が16〜24であり、
かつモノグリセライドの含有率が75重量%以上である
グリセリン脂肪酸エステル 1〜20重量%を含有し、
(a)+(b)が5〜40重量%であり、かつ(c)/
〔(a)+(b)〕が重量比して0.05〜1である乳
液状硬質表面洗浄剤組成物。 【効果】 洗浄性、起泡性に優れるばかりでなく、使用
感に優れ、手荒れも生じない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食器、調理器具、流し
台、浴室、便器、床、壁、金属表面等の硬質表面の洗浄
に供する乳液状硬質表面洗浄剤組成物に関し、詳細に
は、これら硬質表面の洗浄性、起泡性に優れるばかりで
なく、使用感に優れ、手荒れの少ない乳液状硬質表面洗
浄剤組成物に関する。
台、浴室、便器、床、壁、金属表面等の硬質表面の洗浄
に供する乳液状硬質表面洗浄剤組成物に関し、詳細に
は、これら硬質表面の洗浄性、起泡性に優れるばかりで
なく、使用感に優れ、手荒れの少ない乳液状硬質表面洗
浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、食器などの硬質表面の洗浄に用いられる硬質表面洗
浄剤は、通常油脂汚れを除去することを主たる目的と
し、また、使用者は洗浄剤使用時に手或いはスポンジで
泡立てながら油脂汚れを除去する場合が殆どである。こ
の時の泡の機能は汚れを掻き取る上で必要な力を緩和す
ることであり、また多くの場合、その起泡量が油脂汚れ
の洗浄性の目安となる場合が多い。したがって、このよ
うな洗浄剤においてはその起泡力が高いことが重要な因
子であり、従来の硬質表面洗浄剤には主界面活性剤とし
てアルキルベンゼンスルホネート、αーオレフィンスル
ホネート、アルキルサルフェート、アルカンスルホネー
ト、エトキシ化されたアルキルエーテルサルフェートな
どの陰イオン性界面活性剤が使用されてきた。中でもア
ルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムは、優れた洗浄性
能をもつ基剤として広く用いられてきたが、皮膚からの
脱脂力が強く、手荒れが起きやすいという欠点を有して
いた。
に、食器などの硬質表面の洗浄に用いられる硬質表面洗
浄剤は、通常油脂汚れを除去することを主たる目的と
し、また、使用者は洗浄剤使用時に手或いはスポンジで
泡立てながら油脂汚れを除去する場合が殆どである。こ
の時の泡の機能は汚れを掻き取る上で必要な力を緩和す
ることであり、また多くの場合、その起泡量が油脂汚れ
の洗浄性の目安となる場合が多い。したがって、このよ
うな洗浄剤においてはその起泡力が高いことが重要な因
子であり、従来の硬質表面洗浄剤には主界面活性剤とし
てアルキルベンゼンスルホネート、αーオレフィンスル
ホネート、アルキルサルフェート、アルカンスルホネー
ト、エトキシ化されたアルキルエーテルサルフェートな
どの陰イオン性界面活性剤が使用されてきた。中でもア
ルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムは、優れた洗浄性
能をもつ基剤として広く用いられてきたが、皮膚からの
脱脂力が強く、手荒れが起きやすいという欠点を有して
いた。
【0003】この欠点を防止するために、従来、陰イオ
ン性界面活性剤を主洗浄基剤とし、これと第三級アミン
オキサイド、高級脂肪酸アルカノールアミド、アルキル
ベタイン等の含窒素、両性又は非イオン性界面活性剤と
を併用したものが用いられていた。
ン性界面活性剤を主洗浄基剤とし、これと第三級アミン
オキサイド、高級脂肪酸アルカノールアミド、アルキル
ベタイン等の含窒素、両性又は非イオン性界面活性剤と
を併用したものが用いられていた。
【0004】しかしながら、この様な洗浄剤組成物は主
基剤である陰イオン性界面活性剤の皮膚に対する作用は
ある程度緩和されているもののいまだ満足し得る水準に
は達しておらず、更に、手肌の皮脂成分を除去し、使用
後手肌がつっぱる等の感触の悪化があり、問題であっ
た。従って、洗浄力及び起泡力に優れ、しかも手荒れを
起こさず、洗浄後の手肌の感触が良好な硬質表面洗浄剤
組成物が望まれていた。
基剤である陰イオン性界面活性剤の皮膚に対する作用は
ある程度緩和されているもののいまだ満足し得る水準に
は達しておらず、更に、手肌の皮脂成分を除去し、使用
後手肌がつっぱる等の感触の悪化があり、問題であっ
た。従って、洗浄力及び起泡力に優れ、しかも手荒れを
起こさず、洗浄後の手肌の感触が良好な硬質表面洗浄剤
組成物が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯かる実情において、本
発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結
果、陰イオン性界面活性剤及び特定の非イオン性界面活
性剤に、特定のグリセリン脂肪酸エステルを一定量配合
すれば、洗浄力、起泡力に優れ、しかも手荒れを起こさ
ず、洗浄後の手肌の感触が良好な硬質表面洗浄剤組成物
が得られることを見出し本発明を完成した。
発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結
果、陰イオン性界面活性剤及び特定の非イオン性界面活
性剤に、特定のグリセリン脂肪酸エステルを一定量配合
すれば、洗浄力、起泡力に優れ、しかも手荒れを起こさ
ず、洗浄後の手肌の感触が良好な硬質表面洗浄剤組成物
が得られることを見出し本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は次の成分(a)〜
(c) (a)陰イオン性界面活性剤 1〜40重量% (b)エチレンオキシド付加型非イオン性界面活性剤及び/又は脂肪酸アルカノ ールアミド 1〜20重量% (c)脂肪酸残基の炭素数が16〜24であり、かつモノグリセライドの含有率 が75重量%以上であるグリセリン脂肪酸エステル 1〜20重量% を含有し、(a)+(b)が5〜40重量%であり、か
つ(c)/〔(a)+(b)〕が重量比で0.05〜1
である乳液状硬質表面洗浄剤組成物を提供するものであ
る。
(c) (a)陰イオン性界面活性剤 1〜40重量% (b)エチレンオキシド付加型非イオン性界面活性剤及び/又は脂肪酸アルカノ ールアミド 1〜20重量% (c)脂肪酸残基の炭素数が16〜24であり、かつモノグリセライドの含有率 が75重量%以上であるグリセリン脂肪酸エステル 1〜20重量% を含有し、(a)+(b)が5〜40重量%であり、か
つ(c)/〔(a)+(b)〕が重量比で0.05〜1
である乳液状硬質表面洗浄剤組成物を提供するものであ
る。
【0007】本発明に用いられる(a)成分の陰イオン
性界面活性剤は、特に限定されるものではない。経済的
に好ましいものとしては、次のものが例示される。
性界面活性剤は、特に限定されるものではない。経済的
に好ましいものとしては、次のものが例示される。
【0008】(1)一般式(1)で表わされるポリオキ
シアルキレンアルキルエーテル硫酸塩あるいはアルキル
硫酸塩。 R1O(R2O)mSO3M (1) (式中、R1 は炭素数10〜18のアルキル基又はアル
ケニル基を示し、R2 は炭素数2〜3のアルキレン基
を、mは0〜7の数を示し、Mはアルカリ金属、アルカ
リ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアミンを示
す。) (2)一般式(2)で表わされるアルキルベンゼンスル
ホン酸塩。
シアルキレンアルキルエーテル硫酸塩あるいはアルキル
硫酸塩。 R1O(R2O)mSO3M (1) (式中、R1 は炭素数10〜18のアルキル基又はアル
ケニル基を示し、R2 は炭素数2〜3のアルキレン基
を、mは0〜7の数を示し、Mはアルカリ金属、アルカ
リ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアミンを示
す。) (2)一般式(2)で表わされるアルキルベンゼンスル
ホン酸塩。
【0009】
【化1】
【0010】(式中、R3 は炭素数8〜18のアルキル
基又はアルケニル基を示し、M1 はアルカリ金属、アル
カリ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアミンを
示す)
基又はアルケニル基を示し、M1 はアルカリ金属、アル
カリ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアミンを
示す)
【0011】(3)一般式(3)で表わされるα−スル
ホ脂肪酸エステル塩。
ホ脂肪酸エステル塩。
【化2】
【0012】(式中、R4 は炭素数8〜18のアルキル
基又はアルケニル基を示し、R5 は炭素数1〜3のアル
キル基を示し、M2 はアルカリ金属、アルカリ土類金
属、アンモニウム又はアルカノールアミンを示す)
基又はアルケニル基を示し、R5 は炭素数1〜3のアル
キル基を示し、M2 はアルカリ金属、アルカリ土類金
属、アンモニウム又はアルカノールアミンを示す)
【0013】(4)炭素数10〜18のα−オレフィン
スルホン酸塩。 塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、ア
ンモニウム塩、アルカノールアミン塩等が挙げられる。 (5)炭素数10〜18のアルカンスルホン酸塩。 塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、ア
ンモニウム塩、アルカノールアミン塩等が挙げられる。
これらの陰イオン性界面活性剤は単独で、あるいは2種
以上を混合して用いることができる。 (a)成分は、本発明洗浄剤組成物中に1〜40重量
%、好ましくは10〜30重量%配合される。配合量が
1重量%未満では洗浄力、起泡力が不十分となり、40
重量%を超えると溶液安定性が著しく悪化する為好まし
くない。
スルホン酸塩。 塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、ア
ンモニウム塩、アルカノールアミン塩等が挙げられる。 (5)炭素数10〜18のアルカンスルホン酸塩。 塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、ア
ンモニウム塩、アルカノールアミン塩等が挙げられる。
これらの陰イオン性界面活性剤は単独で、あるいは2種
以上を混合して用いることができる。 (a)成分は、本発明洗浄剤組成物中に1〜40重量
%、好ましくは10〜30重量%配合される。配合量が
1重量%未満では洗浄力、起泡力が不十分となり、40
重量%を超えると溶液安定性が著しく悪化する為好まし
くない。
【0014】(b)成分のエチレンオキシド付加型非イ
オン性界面活性剤及び脂肪酸アルカノールアミドは、
(a)成分の陰イオン性界面活性剤と併用することによ
り、起泡力増強、皮膚に対する作用の緩和といった効果
を発現する。この効果及び経済性の面から好適なものと
して、以下のものが例示される。 (1)一般式(4)で表わされるポリオキシエチレンア
ルキルエーテル
オン性界面活性剤及び脂肪酸アルカノールアミドは、
(a)成分の陰イオン性界面活性剤と併用することによ
り、起泡力増強、皮膚に対する作用の緩和といった効果
を発現する。この効果及び経済性の面から好適なものと
して、以下のものが例示される。 (1)一般式(4)で表わされるポリオキシエチレンア
ルキルエーテル
【0015】
【化3】
【0016】(式中、R6 は炭素数10〜18のアルキ
ル又はアルケニル基を示し、nは平均付加モル数で、3
〜30の数を表わす) (2)次の一般式(5)、(6)で表わされるポリオキ
シプロピレンポリオキシエチレンアルキルエーテル
ル又はアルケニル基を示し、nは平均付加モル数で、3
〜30の数を表わす) (2)次の一般式(5)、(6)で表わされるポリオキ
シプロピレンポリオキシエチレンアルキルエーテル
【0017】
【化4】
【0018】(式中、R7 及びR8 は同一又は異なって
いてもよい、炭素数6〜18のアルキル又はアルケニル
基を示し、p及びsは平均付加モル数として1〜20の
数を示し、q及びrは平均付加モル数として3〜30の
数を示す) (3)一般式(7)で表わされるアルカノールアミド
いてもよい、炭素数6〜18のアルキル又はアルケニル
基を示し、p及びsは平均付加モル数として1〜20の
数を示し、q及びrは平均付加モル数として3〜30の
数を示す) (3)一般式(7)で表わされるアルカノールアミド
【0019】
【化5】
【0020】(式中、R9 は炭素数9〜17のアルキル
又はアルケニル基を示し、Xは炭素数1〜3のアルカノ
ール基を、Yは炭素数1〜3のアルカノール基又は水素
原子を示す) (b)成分は、組成物中1重量%以上配合する必要があ
る。一方、配合量が20重量%を超えると溶液安定性が
著しく悪化するため好ましくない。特に好ましい配合量
は1〜10重量%である。また(a)成分との重量比
(b)/(a)は0.1〜0.5であることが、上記効
果発現のために好ましい。
又はアルケニル基を示し、Xは炭素数1〜3のアルカノ
ール基を、Yは炭素数1〜3のアルカノール基又は水素
原子を示す) (b)成分は、組成物中1重量%以上配合する必要があ
る。一方、配合量が20重量%を超えると溶液安定性が
著しく悪化するため好ましくない。特に好ましい配合量
は1〜10重量%である。また(a)成分との重量比
(b)/(a)は0.1〜0.5であることが、上記効
果発現のために好ましい。
【0021】(c)成分のグリセリン脂肪酸エステル
は、皮脂成分の1つであることから、本発明組成物中に
特定の割合で配合せしめることにより、使用後、皮膚に
残留し、しっとりとした使用感を与え、更に手肌を保護
する働きを有する。従って、この成分が皮膚に残留する
ためには、疎水性の強いものが好ましいといえる。しか
しながら、トリグリセライド、ジグリセライドの含有率
が高く疎水性の強いものを用いると、組成物の溶液安定
性が悪化し、洗浄力、起泡力が阻害され、更に油性感が
強まり、使用感も悪化する。このため、グリセリン脂肪
酸エステルは適度に疎水性・親水性のバランスがとれた
もの、すなわち、脂肪酸残基の炭素数が16〜24、特
に18〜22で、かつモノグリセライドの含有率が75
〜100重量%のものが好ましい。 (c)成分は洗浄剤組成物中に1〜20重量%含有せし
める。この量が1重量%未満であると上記の効果が少な
く、また20重量%を超えると溶液安定性が悪化し、泡
立ちが損なわれるため好ましくない。特に好ましい含有
率は3〜15重量%である。
は、皮脂成分の1つであることから、本発明組成物中に
特定の割合で配合せしめることにより、使用後、皮膚に
残留し、しっとりとした使用感を与え、更に手肌を保護
する働きを有する。従って、この成分が皮膚に残留する
ためには、疎水性の強いものが好ましいといえる。しか
しながら、トリグリセライド、ジグリセライドの含有率
が高く疎水性の強いものを用いると、組成物の溶液安定
性が悪化し、洗浄力、起泡力が阻害され、更に油性感が
強まり、使用感も悪化する。このため、グリセリン脂肪
酸エステルは適度に疎水性・親水性のバランスがとれた
もの、すなわち、脂肪酸残基の炭素数が16〜24、特
に18〜22で、かつモノグリセライドの含有率が75
〜100重量%のものが好ましい。 (c)成分は洗浄剤組成物中に1〜20重量%含有せし
める。この量が1重量%未満であると上記の効果が少な
く、また20重量%を超えると溶液安定性が悪化し、泡
立ちが損なわれるため好ましくない。特に好ましい含有
率は3〜15重量%である。
【0022】本発明の洗浄剤組成物において(c)成分
の皮膚への残留性を高め、かつ洗浄剤としての基本性能
である洗浄力及び起泡力を損なわないためには、上記3
成分の配合比率を調整する必要がある。すなわち、
(a)成分と(b)成分の合計は5〜40重量%であ
り、この含有率が5重量%未満では洗浄力、起泡力が不
充分であり、40重量%を超えると溶液安定性が著しく
損なわれるため好ましくない。尚、特に好ましい含有率
は10〜30重量%である。まだ、(a)〜(c)成分
は(c)/〔(a)+(b)〕=0.05〜1(重量
比)であることが必要であり、好ましくは0.1〜0.
5である。これが0.05未満であると(c)成分の皮
膚への残留性が低下し、1を超えると洗浄力、起泡力を
阻害する為好ましくない。
の皮膚への残留性を高め、かつ洗浄剤としての基本性能
である洗浄力及び起泡力を損なわないためには、上記3
成分の配合比率を調整する必要がある。すなわち、
(a)成分と(b)成分の合計は5〜40重量%であ
り、この含有率が5重量%未満では洗浄力、起泡力が不
充分であり、40重量%を超えると溶液安定性が著しく
損なわれるため好ましくない。尚、特に好ましい含有率
は10〜30重量%である。まだ、(a)〜(c)成分
は(c)/〔(a)+(b)〕=0.05〜1(重量
比)であることが必要であり、好ましくは0.1〜0.
5である。これが0.05未満であると(c)成分の皮
膚への残留性が低下し、1を超えると洗浄力、起泡力を
阻害する為好ましくない。
【0023】本発明の洗浄剤組成物には、上記の必須成
分の他に、目的とする性能を損じない範囲で必要に応じ
て種々の成分を配合することが出来る。界面活性剤とし
ては、例えば、アルキルベタイン、アルキルスルホベタ
イン等の両性界面活性剤が挙げられる。液体洗浄剤に用
いられる可溶化剤としては、エタノール、イソプロパノ
ール等の低級アルコール類、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、グリセリン、ソルビトール等の多価
アルコール類、p−トルエンスルホン酸塩、m−キシレ
ンスルホン酸塩等の芳香族スルホン酸塩類が挙げられ
る。また、香料、色素、防腐・防かび剤、増粘剤等を所
望に応じて添加することができる。
分の他に、目的とする性能を損じない範囲で必要に応じ
て種々の成分を配合することが出来る。界面活性剤とし
ては、例えば、アルキルベタイン、アルキルスルホベタ
イン等の両性界面活性剤が挙げられる。液体洗浄剤に用
いられる可溶化剤としては、エタノール、イソプロパノ
ール等の低級アルコール類、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、グリセリン、ソルビトール等の多価
アルコール類、p−トルエンスルホン酸塩、m−キシレ
ンスルホン酸塩等の芳香族スルホン酸塩類が挙げられ
る。また、香料、色素、防腐・防かび剤、増粘剤等を所
望に応じて添加することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明の乳液状硬質表面洗浄剤組成物
は、洗浄性、起泡性に優れるばかりでなく、使用感に優
れ、手荒れを起こさない。また、乳液状の外観を呈して
いることから、使用者に温和感を与える。また用途は硬
質表面の洗浄であれば特に限定されず、食器、調理器
具、浴室、床、壁、ガラス、家具、便器等の硬質表面の
洗浄全般に用いることができる。
は、洗浄性、起泡性に優れるばかりでなく、使用感に優
れ、手荒れを起こさない。また、乳液状の外観を呈して
いることから、使用者に温和感を与える。また用途は硬
質表面の洗浄であれば特に限定されず、食器、調理器
具、浴室、床、壁、ガラス、家具、便器等の硬質表面の
洗浄全般に用いることができる。
【0025】
【実施例】次に実施例によって本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。まず、実施例で採用した起泡力、洗浄
力、手荒れ性試験及び使用感試験について説明する。 (1)起泡力試験 汚れ成分として市販のバターを洗浄剤組成物濃度0.5
重量%の洗剤溶液(用水;硬度3.5°DHの水)に
0.1重量%添加した時の起泡力を測定する。測定法
は、直径5cmのガラス円筒にバターを添加した上記洗剤
溶液を40ml入れ、20℃で15分間回転攪拌を行い、
停止直後の泡高さを測定する。 (2)洗浄力の評価 牛脂に指示薬としてスダンIII (赤色色素)を0.1%
添加し、この2.5gを磁製の皿(直径25cm)に塗布
したものを洗剤3g、水(用水;硬度3.5°DHの
水)27gをしみ込ませたスポンジを用いて20℃でこ
すり洗いし、もはや皿より牛脂がきれいに取れなくなる
までの洗浄された皿の枚数(有効洗浄枚数とする)をも
って示した。
明するが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。まず、実施例で採用した起泡力、洗浄
力、手荒れ性試験及び使用感試験について説明する。 (1)起泡力試験 汚れ成分として市販のバターを洗浄剤組成物濃度0.5
重量%の洗剤溶液(用水;硬度3.5°DHの水)に
0.1重量%添加した時の起泡力を測定する。測定法
は、直径5cmのガラス円筒にバターを添加した上記洗剤
溶液を40ml入れ、20℃で15分間回転攪拌を行い、
停止直後の泡高さを測定する。 (2)洗浄力の評価 牛脂に指示薬としてスダンIII (赤色色素)を0.1%
添加し、この2.5gを磁製の皿(直径25cm)に塗布
したものを洗剤3g、水(用水;硬度3.5°DHの
水)27gをしみ込ませたスポンジを用いて20℃でこ
すり洗いし、もはや皿より牛脂がきれいに取れなくなる
までの洗浄された皿の枚数(有効洗浄枚数とする)をも
って示した。
【0026】(3)使用感試験 洗浄剤組成物5重量%の洗剤溶液を調製し、液温を30
℃に保ち、10分間手を浸漬した後、30℃の水ですす
ぐ。乾いたタオルで手の水分をよく拭き取った後5分間
静止し、その後の手肌の感触を下記の判断基準にて判定
する。 ○:手肌がしっとりとした感じ △:手肌がややつっぱる感じ ×:手肌がつっぱる感じ (4)手荒れ性試験 洗浄剤組成物5重量%の洗剤溶液を調製し、液温を30
℃に保ち、20分間手を浸漬した後、よく水洗する。こ
の操作を3日間繰り返す。被験者5人の手の状態を4日
後に次の基準により目視判定し、平均点で示した。この
時の評価基準は以下の通りである。この試験においては
平均点は4点以上であることが望ましい。 5点 : 手荒れが殆ど認められない 4点 : 手荒れがほんの僅かに認められる 3点 : 手荒れが若干認められる 2点 : 手荒れがかなり認められる 1点 : 手荒れが著しく認められる
℃に保ち、10分間手を浸漬した後、30℃の水ですす
ぐ。乾いたタオルで手の水分をよく拭き取った後5分間
静止し、その後の手肌の感触を下記の判断基準にて判定
する。 ○:手肌がしっとりとした感じ △:手肌がややつっぱる感じ ×:手肌がつっぱる感じ (4)手荒れ性試験 洗浄剤組成物5重量%の洗剤溶液を調製し、液温を30
℃に保ち、20分間手を浸漬した後、よく水洗する。こ
の操作を3日間繰り返す。被験者5人の手の状態を4日
後に次の基準により目視判定し、平均点で示した。この
時の評価基準は以下の通りである。この試験においては
平均点は4点以上であることが望ましい。 5点 : 手荒れが殆ど認められない 4点 : 手荒れがほんの僅かに認められる 3点 : 手荒れが若干認められる 2点 : 手荒れがかなり認められる 1点 : 手荒れが著しく認められる
【0027】実施例1 表1に示す組成物を調製し、洗浄力、起泡力、使用感及
び手荒れ性について試験を行った。結果を表1に示す。
び手荒れ性について試験を行った。結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】実施例2 表2に示す如く(c)成分を変化させて、洗浄力、起泡
力、使用感及び手荒れ性について試験した。結果を表2
に示す。
力、使用感及び手荒れ性について試験した。結果を表2
に示す。
【0030】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 1:52 3:20) (C11D 1/83 1:72 3:20) (C11D 1/86 1:72 1:52 3:20)
Claims (1)
- 【請求項1】 次の成分(a)〜(c) (a)陰イオン性界面活性剤 1〜40重量% (b)エチレンオキシド付加型非イオン性界面活性剤及び/又は脂肪酸アルカノ ールアミド 1〜20重量% (c)脂肪酸残基の炭素数が16〜24であり、かつモノグリセライドの含有率 が75重量%以上であるグリセリン脂肪酸エステル 1〜20重量% を含有し、(a)+(b)が5〜40重量%であり、か
つ(c)/〔(a)+(b)〕が重量比で0.05〜1
である乳液状硬質表面洗浄剤組成物。
Priority Applications (11)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25670391A JPH0598287A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 乳液状硬質表面洗浄剤組成物 |
MYPI92001741A MY109460A (en) | 1991-10-03 | 1992-09-29 | Liquid detergent composition. |
AU26058/92A AU657796B2 (en) | 1991-10-03 | 1992-09-30 | Liquid detergent composition with opaque appearance containing a pearlescent agent |
TW81107806A TW208715B (en) | 1991-10-03 | 1992-10-01 | Liquid detergent composition |
ES92116891T ES2084902T3 (es) | 1991-10-03 | 1992-10-02 | Composicion detergente liquida. |
DE69209207T DE69209207T2 (de) | 1991-10-03 | 1992-10-02 | Flüssige Detergenszusammensetzung |
PH45039A PH31292A (en) | 1991-10-03 | 1992-10-02 | Liquid detergent composition. |
SG1996000494A SG46201A1 (en) | 1991-10-03 | 1992-10-02 | Liquid detergent composition |
EP92116891A EP0535693B1 (en) | 1991-10-03 | 1992-10-02 | Liquid detergent composition |
US08/269,900 US5466395A (en) | 1991-10-03 | 1994-07-06 | Liquid detergent composition |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25670391A JPH0598287A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 乳液状硬質表面洗浄剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0598287A true JPH0598287A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17296305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25670391A Pending JPH0598287A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 乳液状硬質表面洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0598287A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100860602B1 (ko) * | 2007-03-02 | 2008-09-26 | 주식회사 엘지생활건강 | 주방용 액체 세제 조성물 |
-
1991
- 1991-10-03 JP JP25670391A patent/JPH0598287A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100860602B1 (ko) * | 2007-03-02 | 2008-09-26 | 주식회사 엘지생활건강 | 주방용 액체 세제 조성물 |
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