JPH059313Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH059313Y2 JPH059313Y2 JP1988034088U JP3408888U JPH059313Y2 JP H059313 Y2 JPH059313 Y2 JP H059313Y2 JP 1988034088 U JP1988034088 U JP 1988034088U JP 3408888 U JP3408888 U JP 3408888U JP H059313 Y2 JPH059313 Y2 JP H059313Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cut
- line
- paper box
- lines
- outside
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 claims 3
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 9
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 238000004026 adhesive bonding Methods 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 235000013351 cheese Nutrition 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 235000015243 ice cream Nutrition 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Cartons (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本案は、内容物の取出し、摂食を容易にした紙
函に関するものである。
函に関するものである。
従来の技術と本考案が解決しようとしている
問題点 従来、内容物が1体となつている固体、たとえ
ばチヨコレート、チーズ、アイスクリーム、羊か
んの如きにあつては、密に容器に収容されている
関係上、これを容器から取り出し、摂食するのが
困難であつた。このため、たとえば実公昭58−
15342号にみられる如き構造が提案されているが、
これによつてもなお容器の開封が今一つ不確実に
なること、最後に残つたものの取り出しが充分に
行われがたい等の欠点があつた。本案はかかる問
題を解決したものである。以下にその詳細を説明
する。
問題点 従来、内容物が1体となつている固体、たとえ
ばチヨコレート、チーズ、アイスクリーム、羊か
んの如きにあつては、密に容器に収容されている
関係上、これを容器から取り出し、摂食するのが
困難であつた。このため、たとえば実公昭58−
15342号にみられる如き構造が提案されているが、
これによつてもなお容器の開封が今一つ不確実に
なること、最後に残つたものの取り出しが充分に
行われがたい等の欠点があつた。本案はかかる問
題を解決したものである。以下にその詳細を説明
する。
問題点を解決するための手段
本考案にかかわるカートン製の紙函の基本形状
は角筒状、殊に断面が長方形状のものであつて、
上下の底を封止することによつて形成される紙函
である。
は角筒状、殊に断面が長方形状のものであつて、
上下の底を封止することによつて形成される紙函
である。
上底はどのような封止方法によつてもよいが下
底はガゼツト状、つまり胴部両側面を内側に折り
こみつつ胴部前後面を合掌貼りの状態に密封する
ものとする。
底はガゼツト状、つまり胴部両側面を内側に折り
こみつつ胴部前後面を合掌貼りの状態に密封する
ものとする。
胴部には特定の切込みを施しその切取り除去を
可能とする。即ち、外面半切線、内面半切線及び
全切線を設ける。なお、本案において半切とは紙
函材料の厚みの半分程度まで切込を入れることを
いい、全切とは紙函材料の内外両面を貫ぬく切込
を入れることをいうものとする。
可能とする。即ち、外面半切線、内面半切線及び
全切線を設ける。なお、本案において半切とは紙
函材料の厚みの半分程度まで切込を入れることを
いい、全切とは紙函材料の内外両面を貫ぬく切込
を入れることをいうものとする。
通常、胴部の一部切り取りのためには、上下2
本の切取線を設けてその部分を切取可能にするの
であるが、本案ではかかる切取線に換え、1本の
外面半切線と1本の内面半切線とを組合わせて1
本の1種の切取線を構成することとし、かかる1
種の切取線を上下2本設けて胴部の一部切り取り
を可能とする切取面を構成するのである。この場
合、外面半切線の切込位置と内面半切線のそれと
は異つており、2個の内面半切線が形成する切取
面より2個の外面半切線が形成する切取面の方が
大きくなるように設ける。このような切取面は連
続的に又は非連続的に適宜の個数設けたらよい。
本の切取線を設けてその部分を切取可能にするの
であるが、本案ではかかる切取線に換え、1本の
外面半切線と1本の内面半切線とを組合わせて1
本の1種の切取線を構成することとし、かかる1
種の切取線を上下2本設けて胴部の一部切り取り
を可能とする切取面を構成するのである。この場
合、外面半切線の切込位置と内面半切線のそれと
は異つており、2個の内面半切線が形成する切取
面より2個の外面半切線が形成する切取面の方が
大きくなるように設ける。このような切取面は連
続的に又は非連続的に適宜の個数設けたらよい。
上述のように2個の外面半切線によつて設けら
れた切取面領域の線上又はそれより僅かに外側に
全切線を設ける。もつとも全切線は本案紙函の胴
貼り部の相当部分にのみ設けることとし、それを
こえて紙函の内部が外気と貫通するようなことは
ないように配慮してあるから全切線の長さは一般
に短いものとなる。
れた切取面領域の線上又はそれより僅かに外側に
全切線を設ける。もつとも全切線は本案紙函の胴
貼り部の相当部分にのみ設けることとし、それを
こえて紙函の内部が外気と貫通するようなことは
ないように配慮してあるから全切線の長さは一般
に短いものとなる。
第2考案(本件実用新案登録請求の範囲の記
載の考案を第1考案といい、以下同様に又は
記載の考案を夫々第2考案又は第3考案という。
以下おなじ)においては、第1考案の構成に加え
て2種の押線を設ける。押線とは押圧により刻印
されてできる線のことである。1つの押線は下底
寄りの胴部前後面において、上底に向け凸の円弧
状のものであつて、その円弧の両端が下底と胴部
前面又は後面との間の折曲線、好ましくはその折
曲線の両端部分と交わるように設ける。他の1種
の押線は胴部の左右両側面に夫々1個設ければ充
分である。この押線は縦方向、つまり上底から下
底を結ぶ方向に多少の長さの線分状のものとす
る。
載の考案を第1考案といい、以下同様に又は
記載の考案を夫々第2考案又は第3考案という。
以下おなじ)においては、第1考案の構成に加え
て2種の押線を設ける。押線とは押圧により刻印
されてできる線のことである。1つの押線は下底
寄りの胴部前後面において、上底に向け凸の円弧
状のものであつて、その円弧の両端が下底と胴部
前面又は後面との間の折曲線、好ましくはその折
曲線の両端部分と交わるように設ける。他の1種
の押線は胴部の左右両側面に夫々1個設ければ充
分である。この押線は縦方向、つまり上底から下
底を結ぶ方向に多少の長さの線分状のものとす
る。
第3考案にいう外装紙は格別なものではない。
要は胴部周面を密におおい胴部から簡単にはずり
落ちない程度の寸法のものとする。
要は胴部周面を密におおい胴部から簡単にはずり
落ちない程度の寸法のものとする。
作用
本案紙函は上述の構造としたため、まず、切取
面を切りとるには切取面の端部をつまみこれを引
張ると全切線に沿い胴部が切れこみつぎにこれに
案内されて外面半切線に沿い紙函材料が破れはじ
めるのであるがこれが内面半切線に逢着してこれ
に沿つて切取面が切取られ、胴部一周後胴貼り部
に至り完全に胴部から引きはなされることとな
る。第2考案の押線は、これを指で押せばその部
分が内側へ凹みやすくしたものであり、そのため
にも下底はガゼツト状密封としたものである。ま
た第3考案の外装紙は紙函内外間の熱伝導性を低
下させる作用をもつている。
面を切りとるには切取面の端部をつまみこれを引
張ると全切線に沿い胴部が切れこみつぎにこれに
案内されて外面半切線に沿い紙函材料が破れはじ
めるのであるがこれが内面半切線に逢着してこれ
に沿つて切取面が切取られ、胴部一周後胴貼り部
に至り完全に胴部から引きはなされることとな
る。第2考案の押線は、これを指で押せばその部
分が内側へ凹みやすくしたものであり、そのため
にも下底はガゼツト状密封としたものである。ま
た第3考案の外装紙は紙函内外間の熱伝導性を低
下させる作用をもつている。
実施例
本案実施の1例として、本明細書に図面を添付
したが、以下、それに基き本案を説明する。
したが、以下、それに基き本案を説明する。
第1図は本案紙函のブランク(展開図)であ
り、第2図及び第3図はその組立図である。ここ
では胴部3はのりしろ面18を前面15の裏側に
はりつけて形成され、上底1と下底2は共にガゼ
ツト貼りにしてある。
り、第2図及び第3図はその組立図である。ここ
では胴部3はのりしろ面18を前面15の裏側に
はりつけて形成され、上底1と下底2は共にガゼ
ツト貼りにしてある。
切取面4の端部には、これを引張りやすくする
ためつまみ12があり、1切取面を形成するため
の上方の外面半切線8と内面半切線7は右上り
に、下方の外面半切線8と内面半切線7は水平に
延長されている。上側の全切線9は外面半切線8
の外側に、下側の全切線9は外面半切線8と同レ
ベルに設けてある。そでつまみ12を持つてこれ
を引張るとまず全切線9のところで、次いで外面
半切線8で、最後に内面半切線7のところで紙函
材料が引き裂かれ、のりしろ面18に設けた切込
13に案内されて切取面4が紙函から離脱する。
最下段の切取面は短冊状にしてあり、これを切り
取つたのちは押線5及び又は押線6を押圧して内
容物を取り出すのである。なお、最初に取除かれ
た上底部分はこれを蓋として再利用してもよい。
ためつまみ12があり、1切取面を形成するため
の上方の外面半切線8と内面半切線7は右上り
に、下方の外面半切線8と内面半切線7は水平に
延長されている。上側の全切線9は外面半切線8
の外側に、下側の全切線9は外面半切線8と同レ
ベルに設けてある。そでつまみ12を持つてこれ
を引張るとまず全切線9のところで、次いで外面
半切線8で、最後に内面半切線7のところで紙函
材料が引き裂かれ、のりしろ面18に設けた切込
13に案内されて切取面4が紙函から離脱する。
最下段の切取面は短冊状にしてあり、これを切り
取つたのちは押線5及び又は押線6を押圧して内
容物を取り出すのである。なお、最初に取除かれ
た上底部分はこれを蓋として再利用してもよい。
外装紙10が用済みのときはジツパー用切込み
に沿つてこれを開裂すれば胴部から分離容易であ
る。
に沿つてこれを開裂すれば胴部から分離容易であ
る。
効果
切取面切取用に当初から半切線のみによつて行
なおうとすると中途半端に胴部材料がちぎれて切
取面全体を切取れなくなることがある。本案では
内外の半切線の外側であつて切取面切取開始部分
に全切線を設けたので、この全切線が切取の案内
をして確実に半切線へと切取作業をつなぐことが
でき、所望の目的を達することができるのであ
る。
なおうとすると中途半端に胴部材料がちぎれて切
取面全体を切取れなくなることがある。本案では
内外の半切線の外側であつて切取面切取開始部分
に全切線を設けたので、この全切線が切取の案内
をして確実に半切線へと切取作業をつなぐことが
でき、所望の目的を達することができるのであ
る。
なお、押線はこれを指で押せばその部分が内側
へ凹みやすいため、内容物を押し上げこれの取出
しを容易にしたものであり、外装紙は熱伝導を小
さくして、本案紙函を把持したときの指の温みが
内容物に又は内容物の品温が指に伝導し、ために
指や内容物を傷めることがないようにしたもので
ある。
へ凹みやすいため、内容物を押し上げこれの取出
しを容易にしたものであり、外装紙は熱伝導を小
さくして、本案紙函を把持したときの指の温みが
内容物に又は内容物の品温が指に伝導し、ために
指や内容物を傷めることがないようにしたもので
ある。
第1図……本案1例の紙函のブランク(展開
図)、第2図……第1図のものの組立図、第3図
……第2図のものに外装紙を装着したものの斜視
図。 1……上底、2……下底、3……胴部、4……
切取面、5……押線、6……押線、7……内面半
切線、8……外面半切線、9……全切線、10…
…外装紙、11……ジツパー用切込、12……つ
まみ。
図)、第2図……第1図のものの組立図、第3図
……第2図のものに外装紙を装着したものの斜視
図。 1……上底、2……下底、3……胴部、4……
切取面、5……押線、6……押線、7……内面半
切線、8……外面半切線、9……全切線、10…
…外装紙、11……ジツパー用切込、12……つ
まみ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 通常の角筒状カートン製紙函において、その
下底をガゼツト状に密封することとし、胴部に
はその内外両面から夫々半切状に切込んでなる
一対の半切線の2組をもつて切取面を形成さ
せ、その外面半切線を2個の内面半切線が囲む
領域の外側に設けることとし、全切線を2個の
外面半切線が囲む領域の線上又は僅かにその外
側であつて胴部貼り合わせ部相当部分に設けた
ことを特徴とする包装用紙函。 下底寄りの胴部前後面には上方に凸の円弧状
の押線を、胴部左右側面には縦方向の押線とを
設けたことを特徴とする実用新案登録請求の範
囲の記載の包装用紙函。 下底寄りの胴部を外装紙で巻回したことを特
徴とする実用新案登録請求の範囲の又は記
載の包装用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988034088U JPH059313Y2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988034088U JPH059313Y2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01137818U JPH01137818U (ja) | 1989-09-20 |
JPH059313Y2 true JPH059313Y2 (ja) | 1993-03-08 |
Family
ID=31260808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988034088U Expired - Lifetime JPH059313Y2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH059313Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5815342U (ja) * | 1981-07-22 | 1983-01-31 | アルプス電気株式会社 | 小型バリコン |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56113630U (ja) * | 1980-02-01 | 1981-09-01 | ||
JPS6075292U (ja) * | 1983-10-24 | 1985-05-27 | 大日本印刷株式会社 | 紙箱 |
JPS6276166U (ja) * | 1985-10-30 | 1987-05-15 |
-
1988
- 1988-03-14 JP JP1988034088U patent/JPH059313Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5815342U (ja) * | 1981-07-22 | 1983-01-31 | アルプス電気株式会社 | 小型バリコン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01137818U (ja) | 1989-09-20 |
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