JPH0592665A - 感熱記録材料 - Google Patents
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- JPH0592665A JPH0592665A JP3283513A JP28351391A JPH0592665A JP H0592665 A JPH0592665 A JP H0592665A JP 3283513 A JP3283513 A JP 3283513A JP 28351391 A JP28351391 A JP 28351391A JP H0592665 A JPH0592665 A JP H0592665A
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Abstract
る発色物質及び加熱時反応して該発色物質を発色せしめ
る顕色剤を含有する感熱発色層を有する感熱記録材料に
おいて、顕色剤として2,4'−ジヒドロキシジフェニル
スルホンと4,4'−ジヒドロキシジフェニルスルホンと
からなる混合物を使用することを特徴とする感熱記録材
料。 【目的】発色濃度や発色感度が十分に高く、発色性に優
れ、しかも画像保存性(耐候性)も良好であるなど、優
れた性能を有する感熱記録材料を提供することを目的と
してなされたものである。
Description
らに詳しくは、特に発色性及び画像保存性を向上させた
感熱記録材料に関するものである。
ムなどの支持体上に、加熱により発色する感熱発色層を
設けた感熱記録材料は、例えばファクシミリ、電卓、マ
イコンなどのサーマルプリンタ、心電図や分析機器など
のサーモペンレコーダ、乗車券、スーパーマーケットで
のPOS用ラベルなどに幅広く用いられている。この感
熱記録材料は、通常、発色物質としての無色又は淡色の
ラクトン系、ラクタム系、スピロピラン系などのロイコ
染料と、この発色物質と加熱時反応して発色させる顕色
剤とを、それぞれ別個にボールミルやサンドミルなどで
粉砕して溶剤に分散させたのち、結合剤を加えてこれら
の分散液を混合し、必要に応じ、これにワックス、増感
剤、界面活性剤、消泡剤、無機顔料などを添加して塗工
液を調製したのち、これを紙などの支持体上に塗布し、
乾燥して感熱発色層を設けることにより製造される。画
像保存性の優れた顕色剤として特開昭56−12748
6号、特開昭63−3991号などには、2,4'−ジヒ
ドロキシジフェニルスルホンや4,4'−ジヒドロキシジ
フェニルスルホンが用いられているが、熱応答性が悪く
十分な発色濃度が得られていない。このような場合、顕
色剤に増感剤を添加して発色温度をさげることが行われ
ている。このような目的で現在使用されている増感剤と
しては、例えばパラフィンワックス、あるいは脂肪酸ア
ミド、ジメチルテレフタレートなどのアミド類やエステ
ル類、さらにはエーテル類などがあるが、これらの増感
剤は発色濃度及び発色感度の点については必ずしも十分
であるとはいえず、高濃度の画像が得られても保存性が
悪く、経時的に劣化するなどの欠点がある場合が多く満
足できるものは得られていない。また、一般に顕色剤を
2種以上併用することは、地肌カブリの原因となり望ま
しくないといわれている。
従来の感熱記録材料が有する欠点を克服し、発色濃度や
発色感度が十分に高く、発色性に優れ、しかも画像保存
性(耐候性)も良好であるなど、優れた性能を有する感
熱記録材料を提供することを目的としてなされたもので
ある。
た性能を有する感熱記録材料を開発すべく鋭意研究を重
ねた結果、顕色剤としての2,4'−ジヒドロキシジフェ
ニルスルホンと4,4'−ジヒドロキシジフェニルスルホ
ンを特定の割合付近で混合すると、その融点の低下及び
融け始めと融け終わりの温度差が小さいことを利用し
て、その目的を達成しうることを見い出し、この知見に
基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、支持体
上に、無色又は淡色のロイコ染料からなる発色物質及び
加熱時反応して該発色物質を発色せしめる顕色剤とを含
有する感熱発色層を設けてなる感熱記録材料において、
顕色剤として、2,4'−ジヒドロキシジフェニルスルホ
ンと4,4'−ジヒドロキシジフェニルスルホンとの混合
物を含有することを特徴とする感熱記録材料を提供する
ものである。
感熱記録材料における支持体上に設けられた感熱発色層
には、前記発色物質及び顕色物質として2,4'−ジヒド
ロキシジフェニルスルホン(m.p.182−5℃)と
4,4'−ジヒドロキシジフェニルスルホン(m.p.24
8−9℃)の混合物を含有させることが必要である。本
発明においては、2,4'−ジヒドロキシジフェニルスル
ホンの使用量は、通常、全顕色剤中、70〜95重量%
が望ましい。この配合率が70重量%未満では融け初め
と融け終わりの温度差が大きくなり、本発明感熱記録材
料の性能が十分に発揮されず、また、95重量%を超え
ると発色温度が高くなり感熱記録材料として不便になる
ので好ましくない。本発明に用いる2,4'−ジヒドロキ
シジフェニルスルホンと4,4'−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホンは分散時の混合でも予め混合することができ
る。
は、2,4'−ジヒドロキシジフェニルスルホン又は4,
4'−ジヒドロキシジフェニルスルホンの合成及び精製
時に適切な配合の混合物に調製する方法又は予め精製さ
れたものを混合する方法を行うことができる。後者の精
製したものを混合する方法の場合は、それぞれの溶液を
混合してから溶媒を除去する方法が均一性の点から望ま
しいが、各粉体をサンドグラインドミルなどの機械を用
いて混合してもよい。あるいは、それぞれの分散液を調
製し、所望の適切な割合で配合したものを使用しても良
い。
色物質として用いられる無色又は淡色のロイコ染料につ
いては特に制限はなく、従来感熱記録材に発色物質とし
て慣用されているものの中から任意のものを選択して用
いることができ、ロイコ染料としては、例えば、クリス
タルバイオレットラクトン、マラカイトグリーンラクト
ン、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−
アミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフ
ェニル)−6−(p−トルエンスルホンアミド)フタリ
ド、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−
ジエチルアミノ−7−フェニルフルオラン、3−ジブチ
ルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−
シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン、3−N
−メチル−N−シクロヘキシルアミノ−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、1,3,3−トリメチル−6'−
クロロ−8'−メトキシインドリノベンゾスピロピラン
などを使用することができる。これらの発色物質は、そ
れぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて
用いてもよく、また、その使用量は、使用する顕色剤に
応じて適宜選ばれる。
目的を損なわない範囲で、所望に応じ従来の増感剤を適
宜併用することもできる。このような増感剤としては、
例えば高級脂肪酸又はそのエステル、アミド、金属塩の
ほか、各種ワックス類、芳香族カルボン酸とアミンとの
縮合物、高級直鎖グリコール類、高級ケトン類、ビスフ
ェノールS誘導体などを使用することができる。本発明
感熱記録材料においては、この感熱発色層は、通常用い
られている方法、例えば前記発色物質、顕色物質及び増
感剤を適当な結合剤とともに、水性媒体などの媒体中に
分散させて分散液を調製し、この分散液を支持体上に塗
布、乾燥する方法などによって設けることができる。前
記結合剤としては、例えばヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル、デンプン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、
スチレン−マレイン酸共重合物などが挙げられる。これ
らの結合剤は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わ
せて用いてもよい。本発明の感熱記録材料に用いられる
支持体についても特に制限はなく、従来感熱記録材に支
持体として慣用されているもの、例えば紙、合成紙、プ
ラスチックフイルムなどを用いることができる。
するが、本発明はこれらの例によってなんら限定される
ものではない。なお、実施例及び比較例で得られた感熱
記録紙の性能は次のようにして評価した。 (1)発色性 熱傾斜試験機(東洋精機製作所)を用い、サンプル加圧
2kg/cm2、加熱時間5秒間、発色温度は5℃きざみの
条件で発色を行ったのち、カラーコンピューター(スガ
試験機)を用い、色濃度C'を測定した。なお、発色前
の感熱記録紙の色濃度C0'(地肌カブリ)、発色後の色
濃度をC1'とした。 a)地肌カブリ 地肌カブリは小さい方が良い。 b)立ち上がり及び立ち終わり温度と色濃度 発色温度とその時の色濃度C'をグラフにプロットし、
接線を引いてその交点より、立ち上がり温度と色濃度
C'、立ち終わり温度と色濃度C'を求めた。立ち上がり
温度と立ち終わりと温度との差が小さい程良い。 (2)耐光性 熱傾斜試験機で、加熱発色させた感熱記録紙を、フェー
ド・オ・メーター(スガ試験機)で63℃にて20時間
露光後、地肌と発色部の色濃度C'を測定した。また、
発色部の残存率は、
途に用意し、サンドミルを用いて3時間微粉砕して分散
させた。 [A液](発色物質分散液) 3−(N−メチル−N−シクロヘキシル) アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 2.0重量部 10%ポリビニルアルコール水溶液 4.3重量部 水 2.0重量部 [B液](顕色物質分散液) ジヒドロキシジフェニルスルホン(2,4'−ジヒ ドロキシジフェニルスルホン 75%含有) 2.8重量部 10%ポリビニルアルコール水溶液 12.0重量部 水 5.2重量部 次に、B液からC液を調製した。 [C液] B液 3.0重量部 10%ポリビニルアルコール水溶液 2.6重量部 蒸留水 6.1重量部 カオリン 0.61重量部 次いで、A液0.58重量部及びC液10重量部を混合
して感熱発色層の塗布液を調製し、坪量65g/m2の
上質紙に、乾燥塗布量が約7g/m2となるように塗布
し、風乾して感熱記録紙を得た。この感熱記録紙の評価
結果を第1表に示す。
に、2,4'−ジヒドロキシジフェニルスルホン83%含
有物を使用した以外は実施例1と同様にして感熱記録紙
を得た。この感熱記録紙の評価結果を第1表に示す。
に、2,4'−ジヒドロキシジフェニルスルホン(99.
8%)を使用した以外は実施例1と同様にして感熱記録
紙を得た。この感熱記録紙の評価結果を第1表に示す。
に、4,4'−ジヒドロキシジフェニルスルホン(99.
8%)を使用した以外は実施例1と同様にして感熱記録
紙を得た。この感熱記録紙の評価結果を第1表に示す。
に、ビスフェノールAを使用した以外は実施例1と同様
にして感熱記録紙を得た。この感熱記録紙の評価結果を
第1表に示す。
2,4'−ジヒドロキシジフェニルスルホン及び4,4'−
ジヒドロキシジフェニルスルホンが有する耐候性が高い
利点を損なわず発色温度を下げ、発色性を向上できる利
点がある上、本発明感熱記録材料は、顕色剤の混合によ
る地肌カブリがない利点もあるので品質の良い感熱紙を
得ることができる。
らに詳しくは、特に発色性及び画像保存性を向上させた
感熱記録材料に関するものである。
ムなどの支持体上に、加熱により発色する感熱発色層を
設けた感熱記録材料は、例えばファクシミリ、電卓、マ
イコンなどのサーマルプリンタ、心電図や分析機器など
のサーモペンレコーダ、乗車券、スーパーマーケットで
のPOS用ラベルなどに幅広く用いられている。この感
熱記録材料は、通常、発色物質としての無色又は淡色の
ラクトン系、ラクタム系、スピロピラン系などのロイコ
染料と、この発色物質と加熱時反応して発色させる顕色
剤とを、それぞれ別個にボールミルやサンドミルなどで
粉砕して溶剤に分散させたのち、結合剤を加えてこれら
の分散液を混合し、必要に応じ、これにワックス、増感
剤、界面活性剤、消泡剤、無機顔料などを添加して塗工
液を調製したのち、これを紙などの支持体上に塗布し、
乾燥して感熱発色層を設けることにより製造される。画
像保存性の優れた顕色剤として特開昭56−12748
6号、特開昭63−3991号などには、2,4’−ジ
ヒドロキシジフェニルスルホンや4,4’−ジヒドロキ
シジフェニルスルホンが用いられているが、熱応答性が
悪く十分な発色濃度が得られていない。このような場
合、顕色剤に増感剤を添加して発色温度をさげることが
行われている。このような目的で現在使用されている増
感剤としては、例えばパラフィンワックス、あるいは脂
肪酸アミド、ジメチルテレフタレートなどのアミド類や
エステル類、さらにはエーテル類などがあるが、これら
の増感剤は発色濃度及び発色感度の点については必ずし
も十分であるとはいえず、高濃度の画像が得られても保
存性が悪く、経時的に劣化するなどの欠点がある場合が
多く満足できるものは得られていない。また、一般に顕
色剤を2種以上併用することは、地肌カブリの原因とな
り望ましくないといわれている。
従来の感熱記録材料が有する欠点を克服し、発色濃度や
発色感度が十分に高く、発色性に優れ、しかも画像保存
性(耐候性)も良好であるなど、優れた性能を有する感
熱記録材料を提供することを目的としてなされたもので
ある。
た性能を有する感熱記録材料を開発すべく鋭意研究を重
ねた結果、顕色剤としての2,4’−ジヒドロキシジフ
ェニルスルホンと4,4’−ジヒドロキシジフェニルス
ルホンを特定の割合付近で混合すると、その融点の低下
及び融け始めと融け終わりの温度差が小さいことを利用
して、その目的を達成しうることを見い出し、この知見
に基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、支持
体上に、無色又は淡色のロイコ染料からなる発色物質及
び加熱時反応して該発色物質を発色せしめる顕色剤とを
含有する感熱発色層を設けてなる感熱記録材料におい
て、顕色剤として、2,4’−ジヒドロキシジフェニル
スルホンと4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン
との混合物を含有することを特徴とする感熱記録材料を
提供するものである。
感熱記録材料における支持体上に設けられた感熱発色層
には、前記発色物質及び顕色物質として2,4’−ジヒ
ドロキシジフェニルスルホン(m.p.182−5℃)
と4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン(m.
p.248−9℃)の混合物を含有させることが必要で
ある。本発明においては、2,4’−ジヒドロキシジフ
ェニルスルホンの使用量は、通常、全顕色剤中、70〜
95重量%が望ましい。この配合率が70重量%未満で
は融け初めと融け終わりの温度差が大きくなり、本発明
感熱記録材料の性能が十分に発揮されず、また、95重
量%を超えると発色温度が高くなり感熱記録材料として
不便になるので好ましくない。本発明に用いる2,4’
−ジヒドロキシジフェニルスルホンと4,4’−ジヒド
ロキシジフェニルスルホンは分散時の混合でも予め混合
することができる。
は、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン又は
4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンの合成及び
精製時に適切な配合の混合物に調製する方法又は予め精
製されたものを混合する方法を行うことができる。後者
の精製したものを混合する方法の場合は、それぞれの溶
液を混合してから溶媒を除去する方法が均一性の点から
望ましいが、各粉体をサンドグラインドミルなどの機械
を用いて混合してもよい。あるいは、それぞれの分散液
を調製し、所望の適切な割合で配合したものを使用して
も良い。
色物質として用いられる無色又は淡色のロイコ染料につ
いては特に制限はなく、従来感熱記録材に発色物質とし
て慣用されているものの中から任意のものを選択して用
いることができ、ロイコ染料としては、例えば、クリス
タルバイオレットラクトン、マラカイトグリーンラクト
ン、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6
−アミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノ
フェニル)−6−(p−トルエンスルホンアミド)フタ
リド、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3
−ジエチルアミノ−7−フェニルフルオラン、3−ジブ
チルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン、3−
N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、1,3,3−トリメチル−
6’−クロロ−8’−メトキシインドリノベンゾスピロ
ピランなどを使用することができる。これらの発色物質
は、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を組み合
わせて用いてもよく、また、その使用量は、使用する顕
色剤に応じて適宜選ばれる。
目的を損なわない範囲で、所望に応じ公知の増感剤を適
宜併用することもできる。このような増感剤としては、
例えば高級脂肪酸又はそのエステル、アミド、金属塩の
ほか、メタターフェニル、2−ベンジルオキシナフタレ
ン、p−ベンジルビフェニル、1−ヒドロキシナフトエ
酸フェニルエステル、エチレングリコールビス(m−ト
ルイル)エーテル、ジ(p−メチルベンジル)シュウ酸
エステルなどや、各種ワックス類、芳香族カルボン酸と
アミンとの縮合物、高級直鎖グリコール類、高級ケトン
類、ビスフェノールS誘導体などを使用することができ
る。本発明感熱記録材料においては、この感熱発色層
は、通常用いられている方法、例えば前記発色物質、顕
色物質及び増感剤を適当な結合剤とともに、水性媒体な
どの媒体中に分散させて分散液を調製し、この分散液を
支持体上に塗布、乾燥する方法などによって設けること
ができる。前記結合剤としては、例えばヒドロキシエチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニ
ルアルコール、デンプン、ポリアクリル酸、ポリアクリ
ルアミド、スチレン−マレイン酸共重合物などが挙げら
れる。これらの結合剤は1種用いてもよいし、2種以上
を組み合わせて用いてもよい。本発明の感熱記録材料に
用いられる支持体についても特に制限はなく、従来感熱
記録材に支持体として慣用されているもの、例えば紙、
合成紙、プラスチックフイルムなどを用いることができ
る。
するが、本発明はこれらの例によってなんら限定される
ものではない。なお、実施例及び比較例で得られた感熱
記録紙の性能は次のようにして評価した。 (1)発色性 熱傾斜試験機(東洋精機製作所)を用い、サンプル加圧
2kg/cm2、加熱時間5秒間、発色温度は5℃きざ
みの条件で発色を行ったのち、カラーコンピューター
(スガ試験機)を用い、色濃度C’を測定した。なお、
発色前の感熱記録紙の色濃度C0’(地肌カブリ)、発
色後の色濃度をC1’とした。 a)地肌カブリ 地肌カブリは小さい方が良い。 b)立ち上がり及び立ち終わり温度と色濃度 発色温度とその時の色濃度C’をグラフにプロットし、
接線を引いてその交点より、立ち上がり温度と色濃度
C’、立ち終わり温度と色濃度C’を求めた。立ち上が
り温度と立ち終わりと温度との差が小さい程良い。 (2)耐光性 熱傾斜試験機で、加熱発色させた感熱記録紙を、フェー
ド・オ・メーター(スガ試験機)で63℃にて20時間
露光後、地肌と発色部の色濃度C’を測定した。また、
発色部の残存率は、
い。
途に用意し、サンドミルを用いて3時間微粉砕して分散
させた。 [A液](発色物質分散液) 3−(N−メチル−N−シクロヘキシル) アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 2.0重量部 10%ポリビニルアルコール水溶液 4.3重量部 水 2.0重量部 [B液](顕色物質分散液) ジヒドロキシジフェニルスルホン(2,4’−ジヒ ドロキシジフェニルスルホン 75%含有) 2.8重量部 10%ポリビニルアルコール水溶液 12.0重量部 水 5.2重量部 次に、B液からC液を調製した。 [C液] B液 3.0重量部 10%ポリビニルアルコール水溶液 2.6重量部 蒸留水 6.1重量部 カオリン 0.61重量部 次いで、A液0.58重量部及びC液10重量部を混合
して感熱発色層の塗布を調製し、坪量65g/m2の上
質紙に、乾燥塗布量が約7g/m2となるように塗布
し、風乾して感熱記録紙を得た。この感熱記録紙の評価
結果を第1表に示す。
に、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン83%
含有物を使用した以外は実施例1と同様にして感熱記録
紙を得た。この感熱記録紙の評価結果を第1表に示す。
に、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン(9
9.8%)を使用した以外は実施例1と同様にして感熱
記録紙を得た。この感熱記録紙の評価結果を第1表に示
す。
に、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン(9
9.8%)を使用した以外は実施例1と同様にして感熱
記録紙を得た。この感熱記録紙の評価結果を第1表に示
す。
に、ビスフェノールAを使用した以外は実施例1と同様
にして感熱記録紙を得た。この感熱記録紙の評価結果を
第1表に示す。
ぞれ別途に用意し、サンドミルを用いて3時間微粉砕し
て分散させた。 [A液](発色物質分散液) 3−ジブチルアミノ−6−メチル− 7−アニリノフルオラン 2.0重量部 10%ポリビニルアルコール水溶液 4.3重量部 水 2.0重量部 [B液](顕色物質分散液) ジヒドロキシジフェニルスルホン(2,4’−ジヒ ドロキシジフェニルスルホン 75%含有) 2.8重量部 10%ポリビニルアルコール水溶液 12.0重量部 水 5.2重量部 [C液](増感物質分散液) 2−ベンジルオキシナフタレン 2.8重量部 10%ポリビニルアルコール水溶液 12.0重量部 水 5.2重量部 次に、B液とC液からD液を調製した。 [D液] B液 3.0 重量部 C液 3.0 重量部 10%ポリビニルアルコール水溶液 0.8重量部 カオリン 0.61重量部 次いで、A液0.58重量部及びD液10重量部を混合
して感熱発色層の塗布液を調製し、坪量65g/m2の
上質紙に、乾燥塗布量が約7g/m2となるように塗布
し、風乾して感熱記録紙を得た。この感熱記録紙の評価
結果を第2表に示す。
の代わりにメタターフェニルを使用した以外は実施例3
と同様にして感熱記録紙を得た。この感熱記録紙の評価
結果を第2表に示す。
の代わりにp−ベンジルビフェニルを使用した以外は実
施例3と同様にして感熱記録紙を得た。この感熱記録紙
の評価結果を第2表に示す。
の代わりに1−ヒドロキシナフトエ酸フェニルエステル
を使用した以外は実施例3と同様にして感熱記録紙を得
た。この感熱記録紙の評価結果を第2表に示す。
の代わりにエチレングリコールビス(m−トルイル)エ
ーテルを使用した以外は実施例3と同様にして感熱記録
紙を得た。この感熱記録紙の評価結果を第2表に示す。
の代わりにジ(p−メチルベンジル)シュウ酸エステル
を使用した以外は実施例3と同様にして感熱記録紙を得
た。この感熱記録紙の評価結果を第2表に示す。
ビスフェノールAを使用した以外は実施例3と同様にし
て感熱記録紙を得た。この感熱記録紙の評価結果を第2
表に示す。
2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン及び4,
4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンが有する耐候性
が高い利点を損なわず発色温度を下げ、発色性を向上で
きる利点がある上、本発明感熱記録材料は、顕色剤の混
合による地肌カブリがない利点もあるので品質の良い感
熱紙を得ることができる。
らに詳しくは、特に発色性及び画像保存性を向上させた
感熱記録材料に関するものである。
ムなどの支持体上に、加熱により発色する感熱発色層を
設けた感熱記録材料は、例えばファクシミリ、電卓、マ
イコンなどのサーマルプリンタ、心電図や分析機器など
のサーモペンレコーダ、乗車券、スーパーマーケットで
のPOS用ラベルなどに幅広く用いられている。この感
熱記録材料は、通常、発色物質としての無色又は淡色の
ラクトン系、ラクタム系、スピロピラン系などのロイコ
染料と、この発色物質と加熱時反応して発色させる顕色
剤とを、それぞれ別個にボールミルやサンドミルなどで
粉砕して溶剤に分散させたのち、結合剤を加えてこれら
の分散液を混合し、必要に応じ、これにワックス、増感
剤、界面活性剤、消泡剤、無機顔料などを添加して塗工
液を調製したのち、これを紙などの支持体上に塗布し、
乾燥して感熱発色層を設けることにより製造される。画
像保存性の優れた顕色剤として特開昭56−12748
6号、特開昭63−3991号などには、2,4’−ジ
ヒドロキシジフェニルスルホンや4,4’−ジヒドロキ
シジフェニルスルホンが用いられているが、熱応答性が
悪く十分な発色濃度が得られていない。このような場
合、顕色剤に増感剤を添加して発色温度をさげることが
行われている。このような目的で現在使用されている増
感剤としては、例えばパラフィンワックス、あるいは脂
肪酸アミド、ジメチルテレフタレートなどのアミド類や
エステル類、さらにはエーテル類などがあるが、これら
の増感剤は発色濃度及び発色感度の点については必ずし
も十分であるとはいえず、高濃度の画像が得られても保
存性が悪く、経時的に劣化するなどの欠点がある場合が
多く満足できるものは得られていない。また、一般に顕
色剤を2種以上併用することは、地肌カブリの原因とな
り望ましくないといわれている。
従来の感熱記録材料が有する欠点を克服し、発色濃度や
発色感度が十分に高く、発色性に優れ、しかも画像保存
性(耐候性)も良好であるなど、優れた性能を有する感
熱記録材料を提供することを目的としてなされたもので
ある。
た性能を有する感熱記録材料を開発すべく鋭意研究を重
ねた結果、顕色剤としての2,4’−ジヒドロキシジフ
ェニルスルホンと4,4’−ジヒドロキシジフェニルス
ルホンを特定の割合付近で混合すると、その融点の低下
及び融け始めと融け終わりの温度差が小さいことを利用
して、その目的を達成しうることを見い出し、この知見
に基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、支持
体上に、無色又は淡色のロイコ染料からなる発色物質及
び加熱時反応して該発色物質を発色せしめる顕色剤とを
含有する感熱発色層を設けてなる感熱記録材料におい
て、顕色剤として、2,4’−ジヒドロキシジフェニル
スルホンと4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン
との混合物を含有することを特徴とする感熱記録材料を
提供するものである。
感熱記録材料における支持体上に設けられた感熱発色層
には、前記発色物質及び顕色物質として2,4’−ジヒ
ドロキシジフェニルスルホン(m.p.182−5℃)
と4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン(m.
p.248−9℃)の混合物を含有させることが必要で
ある。本発明においては、2,4’−ジヒドロキシジフ
ェニルスルホンの使用量は、通常、全顕色剤中、70〜
95重量%が望ましい。この配合率が70重量%未満で
は融け初めと融け終わりの温度差が大きくなり、本発明
感熱記録材料の性能が十分に発揮されず、また、95重
量%を超えると発色温度が高くなり感熱記録材料として
不便になるので好ましくない。本発明に用いる2,4’
−ジヒドロキシジフェニルスルホンと4,4’−ジヒド
ロキシジフェニルスルホンは分散時の混合でも予め混合
することができる。
は、2,4,−ジヒドロキシジフェニルスルホン又は
4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンの合成及び
精製時に適切な配合の混合物に調製する方法又は予め精
製されたものを混合する方法を行うことができる。後者
の精製したものを混合する方法の場合は、それぞれの溶
液を混合してから溶媒を除去する方法が均一性の点から
望ましいが、各粉体をサンドグラインドミルなどの機械
を用いて混合してもよい。あるいは、それぞれの分散液
を調製し、所望の適切な割合で配合したものを使用して
も良い。
色物質として用いられる無色又は淡色のロイコ染料につ
いては特に制限はなく、従来感熱記録材に発色物質とし
て慣用されているものの中から任意のものを選択して用
いることができ、ロイコ染料としては、例えば、クリス
タルバイオレットラクトン、マラカイトグリーンラクト
ン、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6
−アミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノ
フェニル)−6−(p−トルエンスルホンアミド)フタ
リド、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3
−ジエチルアミノ−7−フェニルフルオラン、3−ジブ
チルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン、3−
N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、1,3,3−トリメチル−
6’−クロロ−8’−メトキシインドリノベンゾスピロ
ピランなどを使用することができる。これらの発色物質
は、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を組み合
わせて用いてもよく、また、その使用量は、使用する顕
色剤に応じて適宜選ばれる。
目的を損なわない範囲で、所望に応じ公知の増感剤を適
宜併用することもできる。このような増感剤としては、
例えば高級脂肪酸又はそのエステル、アミド、金属塩の
ほか、メタターフェニル、2−ベンジルオキシナフタレ
ン、p−ベンジルビフェニル、1−ヒドロキシナフトエ
酸フェニルエステル、エチレングリコールビス(m−ト
ルイル)エーテル、ジ(p−メチルベンジル)シュウ酸
エステルなどや、各種ワックス類、芳香族カルボン酸と
アミンとの縮合物、高級直鎖グリコール類、高級ケトン
類、ビスフェノールS誘導体などを使用することができ
る。本発明感熱記録材料においては、この感熱発色層
は、通常用いられている方法、例えば前記発色物質、顕
色物質及び増感剤を適当な結合剤とともに、水性媒体な
どの媒体中に分散させて分散液を調製し、この分散液を
支持体上に塗布、乾燥する方法などによって設けること
ができる。前記結合剤としては、例えばヒドロキシエチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニ
ルアルコール、デンプン、ポリアクリル酸、ポリアクリ
ルアミド、スチレン−マレイン酸共重合物などが挙げら
れる。これらの結合剤は1種用いてもよいし、2種以上
を組み合わせて用いてもよい。本発明の感熱記録材料に
用いられる支持体についても特に制限はなく、従来感熱
記録材に支持体として慣用されているもの、例えば紙、
合成紙、プラスチックフイルムなどを用いることができ
る。
するが、本発明はこれらの例によってなんら限定される
ものではない。なお、実施例及び比較例で得られた感熱
記録紙の性能は次のようにして評価した。 (1)発色性 熱傾斜試験機(東洋精機製作所)を用い、サンプル加圧
2kg/cm2、加熱時間5秒間、発色温度は5℃きざ
みの条件で発色を行ったのち、カラーコンピューター
(スガ試験機)を用い、色濃度C’を測定した。なお、
発色前の感熱記録紙の色濃度C0’(地肌カブリ)、発
色後の色濃度をC1’とした。 a)地肌カブリ 地肌カブリは小さい方が良い。 b)立ち上がり及び立ち終わり温度と色濃度 発色温度とその時の色濃度C’をグラフにプロットし、
接線を引いてその交点より、立ち上がり温度と色濃度
C’、立ち終わり温度と色濃度C’を求めた。立ち上が
り温度と立ち終わりと温度との差が小さい程良い。 (2)耐光性 熱傾斜試験機で、加熱発色させた感熱記録紙を、フェー
ド・オ・メーター(スガ試験機)で63℃にて20時間
露光後、地肌と発色部の色濃度C’を測定した。また、
発色部の残存率は、
途に用意し、サンドミルを用いて3時間微粉砕して分散
させた。 [A液](発色物質分散液) 3−(N−メチル−N−シクロヘキシル) アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 2.0重量部 10%ポリビニルアルコール水溶液 4.3重量部 水 2.0重量部 [B液](顕色物質分散液) ジヒドロキシジフェニルスルホン(2,4’−ジヒ ドロキシジフェニルスルホン 75%含有) 2.8重量部 10%ポリビニルアルコール水溶液 12.0重量部 水 5.2重量部 次に、B液からC液を調製した。 [C液] B液 3.0重量部 10%ポリビニルアルコール水溶液 2.6重量部 蒸留水 6.1重量部 カオリン 0.61重量部 次いで、A液0.58重量部及びC液10重量部を混合
して感熱発色層の塗布液を調製し、坪量65g/m2の
上質紙に、乾燥塗布量が約7g/m2となるように塗布
し、風乾して感熱記録紙を得た。この感熱記録紙の評価
結果を第1表に示す。
に、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン83%
含有物を使用した以外は実施例1と同様にして感熱記録
紙を得た。この感熱記録紙の評価結果を第1表に示す。
に、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン(9
9.8%)を使用した以外は実施例1と同様にして感熱
記録紙を得た。この感熱記録紙の評価結果を第1表に示
す。
に、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン(9
9.8%)を使用した以外は実施例1と同様にして感熱
記録紙を得た。この感熱記録紙の評価結果を第1表に示
す。
に、ビスフェノールAを使用した以外は実施例1と同様
にして感熱記録紙を得た。この感熱記録紙の評価結果を
第1表に示す。
ぞれ別途に用意し、サンドミルを用いて3時間微粉砕し
て分散させた。 [A液](発色物質分散液) 3−ジブチルアミノ−6−メチル− 7−アニリノフルオラン 2.0重量部 10%ポリビニルアルコール水溶液 4.3重量部 水 2.0重量部 [B液](顕色物質分散液) ジヒドロキシジフェニルスルホン(2,4’−ジヒ ドロキシジフェニルスルホン 75%含有) 2.8重量部 10%ポリビニルアルコール水溶液 12.0重量部 水 5.2重量部 [C液](増感物質分散液) 2−ベンジルオキシナフタレン 2.8重量部 10%ポリビニルアルコール水溶液 12.0重量部 水 5.2重量部 次に、B液とC液からD液を調製した。 [D液] B液 3.0重量部 C液 3.0重量部 10%ポリビニルアルコール水溶液 0.8重量部 カオリン 0.61重量部 次いで、A液0.58重量部及びD液10重量部を混合
して感熱発色層の塗布液を調製し、坪量65g/m2の
上質紙に、乾燥塗布量が約7g/m2となるように塗布
し、風乾して感熱記録紙を得た。この感熱記録紙の評価
結果を第2表に示す。
の代わりにメタターフェニルを使用した以外は実施例3
と同様にして感熱記録紙を得た。この感熱記録紙の評価
結果を第2表に示す。
の代わりにp−ベンジルビフェニルを使用した以外は実
施例3と同様にして感熱記録紙を得た。この感熱記録紙
の評価結果を第2表に示す。
の代わりに1−ヒドロキシナフトエ酸フェニルエステル
を使用した以外は実施例3と同様にして感熱記録紙を得
た。この感熱記録紙の評価結果を第2表に示す。
の代わりにエチレングリコールビス(m−トルイル)エ
ーテルを使用した以外は実施例3と同様にして感熱記録
紙を得た。この感熱記録紙の評価結果を第2表に示す。
の代わりにジ(p−メチルベンジル)シュウ酸エステル
を使用した以外は実施例3と同様にして感熱記録紙を得
た。この感熱記録紙の評価結果を第2表に示す。
ビスフェノールAを使用した以外は実施例3と同様にし
て感熱記録紙を得た。この感熱記録紙の評価結果を第2
表に示す。
2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン及び4,
4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンが有する耐候性
が高い利点を損なわず発色温度を下げ、発色性を向上で
きる利点がある上、本発明感熱記録材料は、顕色剤の混
合による地肌カブリがない利点もあるので品質の良い感
熱紙を得ることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】支持体上に、無色又は淡色のロイコ染料か
らなる発色物質及び加熱時反応して該発色物質を発色せ
しめる顕色剤を含有する感熱発色層を有する感熱記録材
料において、顕色剤として2,4'−ジヒドロキシジフェ
ニルスルホンと4,4'−ジヒドロキシジフェニルスルホ
ンとからなる混合物を使用することを特徴とする感熱記
録材料。 - 【請求項2】顕色剤中に2,4'−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホンが70〜95重量%存在することを特徴とす
る請求項1記載の感熱記録材料。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP3283513A JP2745172B2 (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 感熱記録材料 |
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-
1991
- 1991-10-03 JP JP3283513A patent/JP2745172B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2013141224A1 (ja) | 2012-03-21 | 2013-09-26 | 株式会社ファインエース | 感熱記録材料 |
US9434199B2 (en) | 2012-03-21 | 2016-09-06 | Fine Ace Corporation | Thermal recording material |
JP2015030264A (ja) * | 2013-08-07 | 2015-02-16 | 王子ホールディングス株式会社 | 感熱記録体 |
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