JPH0584422B2 - - Google Patents
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- JPH0584422B2 JPH0584422B2 JP61022749A JP2274986A JPH0584422B2 JP H0584422 B2 JPH0584422 B2 JP H0584422B2 JP 61022749 A JP61022749 A JP 61022749A JP 2274986 A JP2274986 A JP 2274986A JP H0584422 B2 JPH0584422 B2 JP H0584422B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- area
- air
- clean
- air supply
- cleanliness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 27
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 25
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- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 3
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F3/00—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
- F24F3/12—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
- F24F3/16—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by purification, e.g. by filtering; by sterilisation; by ozonisation
- F24F3/163—Clean air work stations, i.e. selected areas within a space which filtered air is passed
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F3/00—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
- F24F3/12—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
- F24F3/16—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by purification, e.g. by filtering; by sterilisation; by ozonisation
- F24F3/167—Clean rooms, i.e. enclosed spaces in which a uniform flow of filtered air is distributed
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Ventilation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この発明は、超LSI,IC等の製造分野で、製造
する環境を超清浄に維持したい場合に必要なクリ
ーンルームに関する。
する環境を超清浄に維持したい場合に必要なクリ
ーンルームに関する。
「従来の技術」
一般に半導体装置の製造工程、とりわけ半導体
ウエーハ上に回路素子を形成する前工程では塵埃
は大敵であり、作業雰囲気における清浄度がその
まま製品歩留りに結び付く。このため、この種の
半導体装置の作業雰囲気の高清浄化を図るために
クリーンルームが使用されており、例えば第11
図に示すクリーンルームが知られている。
ウエーハ上に回路素子を形成する前工程では塵埃
は大敵であり、作業雰囲気における清浄度がその
まま製品歩留りに結び付く。このため、この種の
半導体装置の作業雰囲気の高清浄化を図るために
クリーンルームが使用されており、例えば第11
図に示すクリーンルームが知られている。
図において、符号Kはクリーンルームであり、
全体を外隔壁1によつて外界と区画されている。
そして、この区画内の中央に作業者域2を、その
両外側に高清浄度域3,3を、更にその両外側に
装置保全域4,4をそれぞれ構成しており、特に
高清浄度域3,3はその外側に配設した内隔壁
5,5と、内外に配設したスクリーン6,6とに
よつてそれぞれ装置保全域4,4と作業者域2と
に区画される。なお、内隔壁5,5とスクリーン
6,6とは、高清浄度域3,3の床7上に設置さ
れる半導体製造装置8の上でワークが処理される
位置より低いところまでその下端が延在されるよ
うな状態で吊り下げた構成とし、したがつて、そ
の下側には床7との間に〓間が形成される。
全体を外隔壁1によつて外界と区画されている。
そして、この区画内の中央に作業者域2を、その
両外側に高清浄度域3,3を、更にその両外側に
装置保全域4,4をそれぞれ構成しており、特に
高清浄度域3,3はその外側に配設した内隔壁
5,5と、内外に配設したスクリーン6,6とに
よつてそれぞれ装置保全域4,4と作業者域2と
に区画される。なお、内隔壁5,5とスクリーン
6,6とは、高清浄度域3,3の床7上に設置さ
れる半導体製造装置8の上でワークが処理される
位置より低いところまでその下端が延在されるよ
うな状態で吊り下げた構成とし、したがつて、そ
の下側には床7との間に〓間が形成される。
そして、前記高清浄度域3,3の天井にそれぞ
れ高性能フイルタ9,9を設置するとともに、こ
れを上部においてダクト10に接続する。一方、
作業者域2の天井にはプレフイルタ11を設けて
前記ダクト10に連通させ、また装置保全域4,
4の天井にもプレフイルタ12,12を設けて前
記高性能フイルタ9,9に連通させる。なお、図
中13はスクリーン6に設けた作業用の窓であ
り、作業者域2にいる作業者14はこの作業用窓
13を通して半導体製造装置8を操作する。
れ高性能フイルタ9,9を設置するとともに、こ
れを上部においてダクト10に接続する。一方、
作業者域2の天井にはプレフイルタ11を設けて
前記ダクト10に連通させ、また装置保全域4,
4の天井にもプレフイルタ12,12を設けて前
記高性能フイルタ9,9に連通させる。なお、図
中13はスクリーン6に設けた作業用の窓であ
り、作業者域2にいる作業者14はこの作業用窓
13を通して半導体製造装置8を操作する。
この構成によれば、清浄空気は高性能フイルタ
9,9から矢印のように下側に向けて高清浄度域
3,3を満たしここを清浄化する。清浄空気は更
に半導体製造装置8と内隔壁5及びスクリーン6
との〓間を通つてそれぞれ装置保全域4,4と作
業者域2に流れ込む。また、一部は作業用窓13
を通して作業者域2に流れ込む。そして、装置保
全域4の空気は上向きに流れ、プレフイルタ12
に吸い込まれ、直接に前記高性能フイルタ9に戻
り前述のように循環する。一方、作業者域2の空
気も上向きに流れプレフイルタ11からダクト1
0を通つて高性能フイルタ9に戻り前述のように
循環する。
9,9から矢印のように下側に向けて高清浄度域
3,3を満たしここを清浄化する。清浄空気は更
に半導体製造装置8と内隔壁5及びスクリーン6
との〓間を通つてそれぞれ装置保全域4,4と作
業者域2に流れ込む。また、一部は作業用窓13
を通して作業者域2に流れ込む。そして、装置保
全域4の空気は上向きに流れ、プレフイルタ12
に吸い込まれ、直接に前記高性能フイルタ9に戻
り前述のように循環する。一方、作業者域2の空
気も上向きに流れプレフイルタ11からダクト1
0を通つて高性能フイルタ9に戻り前述のように
循環する。
したがつて、このクリーンルームKにおいて
は、高清浄度域3,3が陽圧になる一方、作業者
域2や装置保全域4,4は陰圧となり、これによ
り高清浄度域3,3を所望の清浄度にするととも
に、作業者域2からの空気の巻き込みを防止して
高清浄度を安定に保持することができること、ま
た、高性能フイルタ9,9を高清浄度域3,3に
設けるだけでよいので、設備のイニシヤルコスト
を低減できるとともに、空気の供給量を減少させ
て電力のランニングコストを低減することができ
ること等多くの効果を得ることができる。
は、高清浄度域3,3が陽圧になる一方、作業者
域2や装置保全域4,4は陰圧となり、これによ
り高清浄度域3,3を所望の清浄度にするととも
に、作業者域2からの空気の巻き込みを防止して
高清浄度を安定に保持することができること、ま
た、高性能フイルタ9,9を高清浄度域3,3に
設けるだけでよいので、設備のイニシヤルコスト
を低減できるとともに、空気の供給量を減少させ
て電力のランニングコストを低減することができ
ること等多くの効果を得ることができる。
ところが、前記構成のクリーンルームKにおい
ては、スクリーン6が固定して設けられているた
め、頻繁に行なわれる半導体製造装置8のメンテ
ナンス及び高清浄度域3への物の搬出入の際、ス
クリーン6が障害物となり前記作業を円滑に行う
ことが困難であること、高清浄度域3に供給され
た空気の大半が、スクリーン6の下部からのみ排
気されるため、床方向へ向かう気流の流速が大き
なものとなり、床での気流の跳ね返り現象が生
じ、床に堆積している塵埃が作業者域へ舞い上が
り、作業者域2を高清浄に維持するために不都合
であること、作業者域2に面するスクリーン6表
面付近(前記第11図中の斜線部S)では、空気
の渦が生じており、ここに塵埃が流入すると速や
かに排出され難く、作業者領域2を高清浄度に維
持するための障害となること等いくつかの問題点
があつた。
ては、スクリーン6が固定して設けられているた
め、頻繁に行なわれる半導体製造装置8のメンテ
ナンス及び高清浄度域3への物の搬出入の際、ス
クリーン6が障害物となり前記作業を円滑に行う
ことが困難であること、高清浄度域3に供給され
た空気の大半が、スクリーン6の下部からのみ排
気されるため、床方向へ向かう気流の流速が大き
なものとなり、床での気流の跳ね返り現象が生
じ、床に堆積している塵埃が作業者域へ舞い上が
り、作業者域2を高清浄に維持するために不都合
であること、作業者域2に面するスクリーン6表
面付近(前記第11図中の斜線部S)では、空気
の渦が生じており、ここに塵埃が流入すると速や
かに排出され難く、作業者領域2を高清浄度に維
持するための障害となること等いくつかの問題点
があつた。
しかし、これらの問題点は、第12図、第13
図に示すように、前記スクリーン6を複数枚のパ
ネル6a,6a,…に分割するとともに、その全
面に複数の通気孔15,15,…を形成し、さら
にそれぞれのパネル6a,6a,…の上端にはパ
ネル6aを水平方向に移動させて、高清浄度域3
を開放可能なように走行車輪16,16とそれを
走行させるための平行な2本のレール17,17
とを設け、前記パネル6a,6a,…が移動した
際に互いに隣接するパネル6a,6a同士が重な
り合うように、前記レール17,17に2列に吊
持することにより解決することができる。
図に示すように、前記スクリーン6を複数枚のパ
ネル6a,6a,…に分割するとともに、その全
面に複数の通気孔15,15,…を形成し、さら
にそれぞれのパネル6a,6a,…の上端にはパ
ネル6aを水平方向に移動させて、高清浄度域3
を開放可能なように走行車輪16,16とそれを
走行させるための平行な2本のレール17,17
とを設け、前記パネル6a,6a,…が移動した
際に互いに隣接するパネル6a,6a同士が重な
り合うように、前記レール17,17に2列に吊
持することにより解決することができる。
「発明が解決しようとする問題点」
しかし、スクリーンを前記のように構成したこ
とにより、パネルを水平移動させて高清浄度域を
開放する際、隣接するパネルが重なり合い、パネ
ルに形成された通気孔が閉塞されてその部分の空
気の流れが円滑ではなくなること、また、高清浄
度域が作業者領域に対して陽圧の状態となつてい
るため、前記のようにパネルが上部だけで支持さ
れている場合、パネルが作業者領域へ傾斜した
り、振動したりする恐れがあるという新たな問題
が生じてきた。
とにより、パネルを水平移動させて高清浄度域を
開放する際、隣接するパネルが重なり合い、パネ
ルに形成された通気孔が閉塞されてその部分の空
気の流れが円滑ではなくなること、また、高清浄
度域が作業者領域に対して陽圧の状態となつてい
るため、前記のようにパネルが上部だけで支持さ
れている場合、パネルが作業者領域へ傾斜した
り、振動したりする恐れがあるという新たな問題
が生じてきた。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであ
り、高清浄度域を超清浄度にするとともに、作業
者域からの空気の巻き込みを防止して超清浄度を
安定に保持し、また、空気の供給量を低減して電
力のランニングコストを低減させるとともに、設
備のイニシヤルコストを低減させ、さらに、作業
者域を高清浄度に維持し、半導体製造装置のメン
テナンスや装置部領域への物の搬出入を容易に行
うことができるとともに、パネルを開放した際に
も重なり合つたパネル同士の通気孔が閉塞される
ことなく、また、空気の圧力差によつてパネルが
振動したり、傾斜したりすることのないクリーン
ルームを提供することを目的としている。
り、高清浄度域を超清浄度にするとともに、作業
者域からの空気の巻き込みを防止して超清浄度を
安定に保持し、また、空気の供給量を低減して電
力のランニングコストを低減させるとともに、設
備のイニシヤルコストを低減させ、さらに、作業
者域を高清浄度に維持し、半導体製造装置のメン
テナンスや装置部領域への物の搬出入を容易に行
うことができるとともに、パネルを開放した際に
も重なり合つたパネル同士の通気孔が閉塞される
ことなく、また、空気の圧力差によつてパネルが
振動したり、傾斜したりすることのないクリーン
ルームを提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」
本発明は、前記問題点を解決するために室内
を、超清浄度が要求される装置部領域と、高清浄
度が要求される通路部領域とに区分するととも
に、前記装置部領域の天井に清浄空気を吹き出す
空気供給部を設け、さらに通路部領域の上部には
前記空気供給部と隣接し、この空気供給部から吹
き出す前記清浄空気を還気させる天井排気部を設
け、前記装置部領域と通路部領域との間に上下両
端部が水平方向へ移動自在に支持された複数の仕
切部材を、それらが互いに重なり合つて移動可能
なように並設し、これら仕切部材にはそれぞれ同
一レベルに水平方向に延在するスリツト状の開口
部を複数段形成したクリーンルームとした。
を、超清浄度が要求される装置部領域と、高清浄
度が要求される通路部領域とに区分するととも
に、前記装置部領域の天井に清浄空気を吹き出す
空気供給部を設け、さらに通路部領域の上部には
前記空気供給部と隣接し、この空気供給部から吹
き出す前記清浄空気を還気させる天井排気部を設
け、前記装置部領域と通路部領域との間に上下両
端部が水平方向へ移動自在に支持された複数の仕
切部材を、それらが互いに重なり合つて移動可能
なように並設し、これら仕切部材にはそれぞれ同
一レベルに水平方向に延在するスリツト状の開口
部を複数段形成したクリーンルームとした。
「作用」
本発明のクリーンルームに設けられている仕切
部材には、水平方向に延在するスリツト状の開口
部が複数段形成されているため、仕切部材の全面
からほぼ均一に通路部領域に空気が吹き出し、通
路部領域側に面する仕切部材の表面近傍に渦を発
生させることがないとともに、開口部の面積や数
を調節することにより他の排気口から排気される
空気の流量や流速が制御される。さらに、全ての
仕切部材には、同一レベルにスリツト状の開口部
が形成されているため、仕切部材を開放した際に
仕切部材が重なり合つた場合にも、相互の開口部
が重なりあつて閉塞されることがない。また、仕
切部材の上端部と下端部を水平方向に移動自在に
支持することにより、仕切部材の剛性が高まり、
装置部領域と通路部領域との圧力差によつて仕切
部材が傾斜したり振動したりしない。
部材には、水平方向に延在するスリツト状の開口
部が複数段形成されているため、仕切部材の全面
からほぼ均一に通路部領域に空気が吹き出し、通
路部領域側に面する仕切部材の表面近傍に渦を発
生させることがないとともに、開口部の面積や数
を調節することにより他の排気口から排気される
空気の流量や流速が制御される。さらに、全ての
仕切部材には、同一レベルにスリツト状の開口部
が形成されているため、仕切部材を開放した際に
仕切部材が重なり合つた場合にも、相互の開口部
が重なりあつて閉塞されることがない。また、仕
切部材の上端部と下端部を水平方向に移動自在に
支持することにより、仕切部材の剛性が高まり、
装置部領域と通路部領域との圧力差によつて仕切
部材が傾斜したり振動したりしない。
「実施例」
以下、第1図ないし第10図を用いてこの発明
の実施例を説明する。第1図はクリーンルームの
要部を示すものであり、図において、符号Kはク
リーンルーム、21は天井版、22は床版であ
る。天井版21と床版22との間の室内には、天
井部分に天井板23が設けられており、天井板2
3の上部には主空調機(図示せず)から空気を送
風するための給気ダクト24,24が配設されて
いる。また、天井板23の下部には、中央部に天
井排気部25形成されており、それを挾んで両側
(紙面にむかつて左右)に隣接して空気供給部で
ある給気チヤンバ26,26が設けられている。
この給気チヤンバ26,26は、それぞれ上方の
給気ダクト24,24と連通されるとともに、給
気チヤンバ26,26の下部に設けられたULPA
フイルタ(又はHEPAフイルタ)27,27を
介して下方の空気部と連通されている。
の実施例を説明する。第1図はクリーンルームの
要部を示すものであり、図において、符号Kはク
リーンルーム、21は天井版、22は床版であ
る。天井版21と床版22との間の室内には、天
井部分に天井板23が設けられており、天井板2
3の上部には主空調機(図示せず)から空気を送
風するための給気ダクト24,24が配設されて
いる。また、天井板23の下部には、中央部に天
井排気部25形成されており、それを挾んで両側
(紙面にむかつて左右)に隣接して空気供給部で
ある給気チヤンバ26,26が設けられている。
この給気チヤンバ26,26は、それぞれ上方の
給気ダクト24,24と連通されるとともに、給
気チヤンバ26,26の下部に設けられたULPA
フイルタ(又はHEPAフイルタ)27,27を
介して下方の空気部と連通されている。
一方、室内の床部分には、床版22の上方に開
口部を有する床部28が設置されており、それら
の間には床下フリーアクセスフロア28aが形成
されている。さらに、室内は給気チヤンバ26,
26の両外側部と床部28との間に立設されたバ
ツクパネル29,29によつて、作業室30とユ
ーテイリテイ室31,31とに区画されている。
口部を有する床部28が設置されており、それら
の間には床下フリーアクセスフロア28aが形成
されている。さらに、室内は給気チヤンバ26,
26の両外側部と床部28との間に立設されたバ
ツクパネル29,29によつて、作業室30とユ
ーテイリテイ室31,31とに区画されている。
バツクパネル29,29の下部付近には、半導
体等の製造装置32,32が配設されており、バ
ツクパネル29の下端部にはバツクパネル排気口
33,33が形成されている。製造装置32が長
くユーテイリテイ室31にはみ出す場合は、製造
装置32の上部と接する付近のバツクパネル29
にダンパー付きのガラリを設け、製造装置32が
作業室30に納まる場合には、床部28の上部と
接する付近のパツクパネル29にダンパー付きの
ガラリを設けることによりバツクパネル排気口3
3を構成している。
体等の製造装置32,32が配設されており、バ
ツクパネル29の下端部にはバツクパネル排気口
33,33が形成されている。製造装置32が長
くユーテイリテイ室31にはみ出す場合は、製造
装置32の上部と接する付近のバツクパネル29
にダンパー付きのガラリを設け、製造装置32が
作業室30に納まる場合には、床部28の上部と
接する付近のパツクパネル29にダンパー付きの
ガラリを設けることによりバツクパネル排気口3
3を構成している。
前記、作業室30の空間部は、製造装置32,
32の上方の装置部領域A,Aと、作業室30の
ほぼ中央部で作業者34が行動する通路部領域B
とに区分されており、前記給気チヤンバ26,2
6は装置部領域A,Aの上部に、また天井排気部
25は通路部領域Bの上部に位置している。
32の上方の装置部領域A,Aと、作業室30の
ほぼ中央部で作業者34が行動する通路部領域B
とに区分されており、前記給気チヤンバ26,2
6は装置部領域A,Aの上部に、また天井排気部
25は通路部領域Bの上部に位置している。
また、前記給気チヤンバ26,26には、ユー
テイリテイ室31,31側にフアン内蔵型の空調
機35,35が設けられており、天井排気部25
の下部両側には、装置部領域Aと天井排気部25
とを連通させる通気口36,36が給気チヤンバ
26,26の側面に設けられているとともに、こ
の通気口36,36内の下部には、装置部領域A
と通路部領域Bとを区画する仕切部材であり、互
いに側端部が重なり合うように交互に並設された
複数枚の前面パネル37,37,…が取り付けら
れている。
テイリテイ室31,31側にフアン内蔵型の空調
機35,35が設けられており、天井排気部25
の下部両側には、装置部領域Aと天井排気部25
とを連通させる通気口36,36が給気チヤンバ
26,26の側面に設けられているとともに、こ
の通気口36,36内の下部には、装置部領域A
と通路部領域Bとを区画する仕切部材であり、互
いに側端部が重なり合うように交互に並設された
複数枚の前面パネル37,37,…が取り付けら
れている。
この前面パネル37は、第2図、第3図に示す
ように、透明な矩形の板に水平方向に延在するス
リツト状の開口部38,38,…を複数段形成し
たものであり、前面パネル37の上部には、通気
口36内の下部に横方向(紙面に対して直交する
方向)に固定された二本の溝状をなすガイドレー
ル39,39上を走行する上部走行車輪39a,
39a取り付けられているとともに、前面パネル
37の下部には後述する有孔床に横方向に敷設さ
れた平行な2本の溝状をなすガイドレール40,
40上を走行する下部走行車輪40a,40aが
固定されている。そして、前面パネル37はこれ
ら上部走行車輪39a,39a、及び下部走行車
輪40a,40aによつて水平方向(横方向)へ
移動自在に支持されている。また、前面パネル3
7に複数段形成された開口部38,38,…は、
前面パネル37を水平方向に移動させたときに互
いに隣接する前面パネル37の開口部38,3
8,…と互いに重なり合うように、同一レベルに
設けられている。さらに、前記パネル37の一側
面には、第4図ないし第7図に示すように、前面
パネル37の開口部38の面積を調節するために
盲板37aを嵌め込むための凹部38aが、開口
部38,38,…の外周部に沿つて形成されてい
る。
ように、透明な矩形の板に水平方向に延在するス
リツト状の開口部38,38,…を複数段形成し
たものであり、前面パネル37の上部には、通気
口36内の下部に横方向(紙面に対して直交する
方向)に固定された二本の溝状をなすガイドレー
ル39,39上を走行する上部走行車輪39a,
39a取り付けられているとともに、前面パネル
37の下部には後述する有孔床に横方向に敷設さ
れた平行な2本の溝状をなすガイドレール40,
40上を走行する下部走行車輪40a,40aが
固定されている。そして、前面パネル37はこれ
ら上部走行車輪39a,39a、及び下部走行車
輪40a,40aによつて水平方向(横方向)へ
移動自在に支持されている。また、前面パネル3
7に複数段形成された開口部38,38,…は、
前面パネル37を水平方向に移動させたときに互
いに隣接する前面パネル37の開口部38,3
8,…と互いに重なり合うように、同一レベルに
設けられている。さらに、前記パネル37の一側
面には、第4図ないし第7図に示すように、前面
パネル37の開口部38の面積を調節するために
盲板37aを嵌め込むための凹部38aが、開口
部38,38,…の外周部に沿つて形成されてい
る。
ここで、微弱な磁界が問題にならない場所にお
いては、第4図に示すように、凹部38aの底面
側に金属板38bを固定し、盲板37aには金属
板38bと接する部分に磁石を取り付けることに
より、前面パネル37に盲板37aを固定するよ
うにしており、また、磁界が問題となる場所にお
いては、第6図、第7図に示すように、凹部38
aの外周部に複数のバネ板状の止め金37b,3
7b,…を回転自在に設け、盲板37aを凹部3
8aに嵌め込んだ後、その上部に止め金37b,
37b,…を回転させ、盲板37aを押圧するこ
とによつて前面パネル37に固定するような構成
とする。なお、さらに開口部38の面積を微調整
するために、第5図に示すように、盲板37aに
スリツト部38cを形成するようにしてもよい。
さらに、前面パネル37の所定の場所には、作業
者34が製造装置32を操作するための作業用窓
(図示せず)が設けられている。
いては、第4図に示すように、凹部38aの底面
側に金属板38bを固定し、盲板37aには金属
板38bと接する部分に磁石を取り付けることに
より、前面パネル37に盲板37aを固定するよ
うにしており、また、磁界が問題となる場所にお
いては、第6図、第7図に示すように、凹部38
aの外周部に複数のバネ板状の止め金37b,3
7b,…を回転自在に設け、盲板37aを凹部3
8aに嵌め込んだ後、その上部に止め金37b,
37b,…を回転させ、盲板37aを押圧するこ
とによつて前面パネル37に固定するような構成
とする。なお、さらに開口部38の面積を微調整
するために、第5図に示すように、盲板37aに
スリツト部38cを形成するようにしてもよい。
さらに、前面パネル37の所定の場所には、作業
者34が製造装置32を操作するための作業用窓
(図示せず)が設けられている。
また、第1図に示すように、天井排気部25に
は、その下部付近で給気チヤンバ26,26間に
ダンパー付きのガラリ41が架設されており、そ
の上方には給気チヤンバ26,26の側面に付設
された排気フアン42,42が設けられている。
また、バツクパネル29,29の上部背面には、
照明具29a,29aが配設されている。
は、その下部付近で給気チヤンバ26,26間に
ダンパー付きのガラリ41が架設されており、そ
の上方には給気チヤンバ26,26の側面に付設
された排気フアン42,42が設けられている。
また、バツクパネル29,29の上部背面には、
照明具29a,29aが配設されている。
一方、床部28には、開口部としてグレーチン
グまたはパンチングメタル等の有孔床43,4
3,…が設置されるとともに、製造装置32,3
2や通路部領域Bにはコンクリートの固定床4
4,44が設けられている。また、製造装置32
と前面パネル37との間の有効床43上には、製
造装置32にウエハーカセツトを運搬、載置する
ための自動搬送装置45を走行させるためのレー
ル46、及び前面パネル37のレール40,40
が敷設された構成とされている。
グまたはパンチングメタル等の有孔床43,4
3,…が設置されるとともに、製造装置32,3
2や通路部領域Bにはコンクリートの固定床4
4,44が設けられている。また、製造装置32
と前面パネル37との間の有効床43上には、製
造装置32にウエハーカセツトを運搬、載置する
ための自動搬送装置45を走行させるためのレー
ル46、及び前面パネル37のレール40,40
が敷設された構成とされている。
つぎに、前記の構成のクリーンルームKの作用
について説明する。
について説明する。
まず、主空調機から給気ダクト24,24を通
つて送られた空気が、天井に設けられた左右の給
気チヤンバ26,26へ供給される。給気チヤン
バ26,26へ供給された空気は、ULPA(又は
HEPA)フイルタ27,27を通過して清浄化
され、装置部領域A内へ吹き出される。吹き出さ
れた清浄空気は、主に4種類の流路を通つて、再
び、給気チヤンバ26,26へ還気される。
つて送られた空気が、天井に設けられた左右の給
気チヤンバ26,26へ供給される。給気チヤン
バ26,26へ供給された空気は、ULPA(又は
HEPA)フイルタ27,27を通過して清浄化
され、装置部領域A内へ吹き出される。吹き出さ
れた清浄空気は、主に4種類の流路を通つて、再
び、給気チヤンバ26,26へ還気される。
まず、第1の流路は、給気チヤンバ26から
吹き出された清浄空気が製造装置32の上面に当
たつた後、バツクパネル排気口33を通過してユ
ーテイリテイ室31に達し、次いで空調機35を
経て給気チヤンバ26へ還気する流路。つぎに、
第2の流路は、給気チヤンバ26から吹き出さ
れた清浄空気が製造装置32の上面に当たつた
後、有孔床43から床下フリーアクセスフロア2
8aを通過してユーテイリテイ室31に達し、次
いで空調機35を経て給気チヤンバ26へ還気す
る流路。さらに、第3の流路は、給気チヤンバ
26から吹き出した清浄空気が製造装置32に当
たらず前面パネル37の開口部38,38,…を
通過して通路部領域Bへ流出した後、上昇してそ
の上部に設けられた天井ガラリ41から天井排気
部25に達し、次いで、排気フアン42により給
気チヤンバ26へ還気する流路。最後に、第4の
流路は、給気チヤンバ26から吹き出した清浄
空気が通気口36を通過して天井排気部25へ直
接流出した後、排気フアン42により給気チヤン
バ26へ還気する流路である。
吹き出された清浄空気が製造装置32の上面に当
たつた後、バツクパネル排気口33を通過してユ
ーテイリテイ室31に達し、次いで空調機35を
経て給気チヤンバ26へ還気する流路。つぎに、
第2の流路は、給気チヤンバ26から吹き出さ
れた清浄空気が製造装置32の上面に当たつた
後、有孔床43から床下フリーアクセスフロア2
8aを通過してユーテイリテイ室31に達し、次
いで空調機35を経て給気チヤンバ26へ還気す
る流路。さらに、第3の流路は、給気チヤンバ
26から吹き出した清浄空気が製造装置32に当
たらず前面パネル37の開口部38,38,…を
通過して通路部領域Bへ流出した後、上昇してそ
の上部に設けられた天井ガラリ41から天井排気
部25に達し、次いで、排気フアン42により給
気チヤンバ26へ還気する流路。最後に、第4の
流路は、給気チヤンバ26から吹き出した清浄
空気が通気口36を通過して天井排気部25へ直
接流出した後、排気フアン42により給気チヤン
バ26へ還気する流路である。
前記流路の流れる空気は、有孔床43を通過
する際、前面パネル37や自動搬送装置45が移
動する時に車輪の摺動によつて発生する塵埃を有
孔床43から床下フリーアクセスフロア28aへ
排出し、床部28からの塵埃の舞い上がりを防止
することができる。
する際、前面パネル37や自動搬送装置45が移
動する時に車輪の摺動によつて発生する塵埃を有
孔床43から床下フリーアクセスフロア28aへ
排出し、床部28からの塵埃の舞い上がりを防止
することができる。
また、流路を流れる空気は、通路部領域Bへ
流出する際、前面パネル37に複数段形成された
開口部38,38,…を通過して前面パネルの全
面から均一に流出するため、前面パネル37の通
路部領域側の表面に空気の渦を生じることが少な
い。さらに、本実施例においては、前面パネル3
7を水平移動させて装置部領域Aを開放した場合
にも、重なり合つた前面パネル37,37相互の
開口部38,38,…が互いに重なり合うことに
なり、重なり合つた前面パネル37によつて相互
の開口部38が閉塞されて空気の流出を阻害され
ることなく、常に均一な空気の流れを維持するこ
とができる。また、前面パネル37の開口部3
8,38,…の数と面積を変えることにより、前
面パネル37面からの空気の流出量を制御するこ
とができるとともに、他の開口部の空気の流量を
制御することが可能となる。
流出する際、前面パネル37に複数段形成された
開口部38,38,…を通過して前面パネルの全
面から均一に流出するため、前面パネル37の通
路部領域側の表面に空気の渦を生じることが少な
い。さらに、本実施例においては、前面パネル3
7を水平移動させて装置部領域Aを開放した場合
にも、重なり合つた前面パネル37,37相互の
開口部38,38,…が互いに重なり合うことに
なり、重なり合つた前面パネル37によつて相互
の開口部38が閉塞されて空気の流出を阻害され
ることなく、常に均一な空気の流れを維持するこ
とができる。また、前面パネル37の開口部3
8,38,…の数と面積を変えることにより、前
面パネル37面からの空気の流出量を制御するこ
とができるとともに、他の開口部の空気の流量を
制御することが可能となる。
さらに、前記流路を流れる空気は、通気口3
6を通過する際、前面パネル37の上端部付近に
停滞する塵埃を天井排気部25へ排出するため、
上部からの塵埃の巻き込みを防止することができ
る。
6を通過する際、前面パネル37の上端部付近に
停滞する塵埃を天井排気部25へ排出するため、
上部からの塵埃の巻き込みを防止することができ
る。
なお、室外への排気を必要とする装置(図示せ
ず)がクリーンルームK内に設置されている場合
には、流路を流れるいずれかの空気が装置内
へ取り込まれ、装置内部を通過した後、排気ダク
ト(図示せず)を通じて建物外へ排出される。
ず)がクリーンルームK内に設置されている場合
には、流路を流れるいずれかの空気が装置内
へ取り込まれ、装置内部を通過した後、排気ダク
ト(図示せず)を通じて建物外へ排出される。
ここで、クリーンルームの必要清浄度は、半導
体の製造が行なわれる装置部領域Aでクラス10以
下(対象粒子径≧0.1μm)、作業者34が移動す
る通路部領域Bでクラス100(対象粒子径≧
0.1μm)であり、装置部領域Aでは超清浄度が通
路部領域Bでは高清浄度が維持される必要があ
る。また、装置部領域Aの清浄空気は、通路部領
域Cの清浄空気に比べて清浄度が高く、装置部領
域Aから流れ出る清浄空気を用いて通路部領域B
を清浄化することができる。
体の製造が行なわれる装置部領域Aでクラス10以
下(対象粒子径≧0.1μm)、作業者34が移動す
る通路部領域Bでクラス100(対象粒子径≧
0.1μm)であり、装置部領域Aでは超清浄度が通
路部領域Bでは高清浄度が維持される必要があ
る。また、装置部領域Aの清浄空気は、通路部領
域Cの清浄空気に比べて清浄度が高く、装置部領
域Aから流れ出る清浄空気を用いて通路部領域B
を清浄化することができる。
したがつて、このクリーンルームKにおいて
は、装置部領域Aがバツクパネル29及び前面パ
ネル37によつて囲われているため、超清浄度域
である装置部領域Aが陽圧になる一方、高清浄度
域である通路部領域Bやユーテイリテイ室31は
陰圧となり、少量の清浄空気を供給するだけで
(本実施例においては、装置部領域の清浄空気の
流速を0.2m/s以下とすることができる)装置
部領域Aを所望の清浄度にするとともに、通路部
領域Bからの塵埃の拡散、流入が完全に防止さ
れ、超清浄度を安定に保持することができる。
は、装置部領域Aがバツクパネル29及び前面パ
ネル37によつて囲われているため、超清浄度域
である装置部領域Aが陽圧になる一方、高清浄度
域である通路部領域Bやユーテイリテイ室31は
陰圧となり、少量の清浄空気を供給するだけで
(本実施例においては、装置部領域の清浄空気の
流速を0.2m/s以下とすることができる)装置
部領域Aを所望の清浄度にするとともに、通路部
領域Bからの塵埃の拡散、流入が完全に防止さ
れ、超清浄度を安定に保持することができる。
また、空気供給部である給気チヤンバ26,2
6が装置部領域A,Aの上部にしか設けられてお
らず、天井の全面から清浄空気が吹き出すことが
ないので、空気の絶対供給量を減少させることが
可能になるとともに、ULPAフイルタ27は供給
チヤンバ26,26に設けるだけでよいので、フ
アンの駆動動力等電力のランニングコストを低減
できるとともに、設備のイニシヤルコストを低減
できる。
6が装置部領域A,Aの上部にしか設けられてお
らず、天井の全面から清浄空気が吹き出すことが
ないので、空気の絶対供給量を減少させることが
可能になるとともに、ULPAフイルタ27は供給
チヤンバ26,26に設けるだけでよいので、フ
アンの駆動動力等電力のランニングコストを低減
できるとともに、設備のイニシヤルコストを低減
できる。
また、前面パネル37は両端部、即ち上端部の
上部走行車輪39aを介してレール39に、また
下端部の下部走行車輪40aを介してレール40
に水平方向に移動自在に支持されているので、装
置部領域Aを開放することにより製造装置32の
メンテナンスや装置部領域Aへの物の搬出入を容
易に行うことが可能であるとともに、装置部領域
Aが陽圧であるのに対し通路部領域Bが陰圧とな
ることにより生じる圧力差によつて、前面パネル
37が通路部領域B側へ傾斜したり、振動したり
するのを防止することができる。
上部走行車輪39aを介してレール39に、また
下端部の下部走行車輪40aを介してレール40
に水平方向に移動自在に支持されているので、装
置部領域Aを開放することにより製造装置32の
メンテナンスや装置部領域Aへの物の搬出入を容
易に行うことが可能であるとともに、装置部領域
Aが陽圧であるのに対し通路部領域Bが陰圧とな
ることにより生じる圧力差によつて、前面パネル
37が通路部領域B側へ傾斜したり、振動したり
するのを防止することができる。
さらに、装置部領域Aに供給された空気を4種
類の流路から排気することができるので、床部2
8の全面を有孔床43とする必要がなくなり、装
置部領域Aと通路部領域Bの境界面付近の直下に
僅かな開口部を設けるだけで、通路部領域Bと製
造装置32,32の直下は固定床44とすること
ができる。その結果、作業者34は歩行時に通路
部領域Bの固定床44を歩くことにより、また、
通路部領域Bの固定床44と製造装置32,32
の固定床44とが分離していることにより、歩行
時に振動が発生するのを押さえ、振動が製造装置
32,32へ伝わるのを防止することができると
ともに、歩行時の作業者34に、全面グレーチン
グ床を歩く時に感じられる不快感を与えることが
ない。
類の流路から排気することができるので、床部2
8の全面を有孔床43とする必要がなくなり、装
置部領域Aと通路部領域Bの境界面付近の直下に
僅かな開口部を設けるだけで、通路部領域Bと製
造装置32,32の直下は固定床44とすること
ができる。その結果、作業者34は歩行時に通路
部領域Bの固定床44を歩くことにより、また、
通路部領域Bの固定床44と製造装置32,32
の固定床44とが分離していることにより、歩行
時に振動が発生するのを押さえ、振動が製造装置
32,32へ伝わるのを防止することができると
ともに、歩行時の作業者34に、全面グレーチン
グ床を歩く時に感じられる不快感を与えることが
ない。
次に、第8図ないし第10図を用いて第2の実
施例を説明する。この第2の実施例は、前記第1
の実施例のクリーンルームKにおける、前面パネ
ル37を次のように構成したものである。第8図
ないし第10図において、第1図ないし第7図に
示した第1の実施例と同一の構成要素については
同一符号を付し、その説明を省略する。
施例を説明する。この第2の実施例は、前記第1
の実施例のクリーンルームKにおける、前面パネ
ル37を次のように構成したものである。第8図
ないし第10図において、第1図ないし第7図に
示した第1の実施例と同一の構成要素については
同一符号を付し、その説明を省略する。
図において、符号47は前面パネル37の開口
部38,38,…の上部に設けられた盲板37a
の収納部である。収納部47の両端には開口部3
8の側部に沿つて凸部47a,47aが形成され
ており、この凸部47aには盲板37aを固定す
るために取り付けられたネジ48をスライドさせ
るための縦長の溝部49が形成されている。その
他については、前記第1の実施例と同様の構成と
されている。
部38,38,…の上部に設けられた盲板37a
の収納部である。収納部47の両端には開口部3
8の側部に沿つて凸部47a,47aが形成され
ており、この凸部47aには盲板37aを固定す
るために取り付けられたネジ48をスライドさせ
るための縦長の溝部49が形成されている。その
他については、前記第1の実施例と同様の構成と
されている。
このように構成された前面パネル37において
は、盲板37aを収納部47内で上下に摺動させ
た後、ネジ48によつて開口部38の任意の位置
に固定することにより、開口部38の面積を任意
に調整することができる。
は、盲板37aを収納部47内で上下に摺動させ
た後、ネジ48によつて開口部38の任意の位置
に固定することにより、開口部38の面積を任意
に調整することができる。
したがつて、この第2の実施例においては、第
1の実施例に比べさらに前面パネル37面からの
空気の流量を微妙に制御することができるととも
に、その他の作用、効果については、前記第1の
実施例と同様である。
1の実施例に比べさらに前面パネル37面からの
空気の流量を微妙に制御することができるととも
に、その他の作用、効果については、前記第1の
実施例と同様である。
「発明の効果」
以上説明したように本発明は、装置部領域と通
路部領域との間に上下両端部が水平方向へ移動自
在に支持された複数の仕切部材を、それらが互い
に重なり合つて移動可能なように並設し、これら
仕切部材には同一レベルに、水平方向に延在する
スリツト状の開口部を複数段形成したものである
ので、超清浄度域である装置部領域が陽圧になる
一方、高清浄度域である通路部領域は陰圧とな
り、少量の清浄空気を供給するだけで装置部領域
を所望の清浄度にできること、また、通路部領域
からの塵埃の侵入を完全に無くして超清浄度を安
定に保持することができること、また、空気供給
部が装置部領域の上部にしか設けられたおらず、
天井の全面から清浄空気が吹き出すことがないの
で、空気の絶対供給量を減少させることができる
とともに、ULPAフイルタは空気供給部に設ける
だけでよいので、フアンの駆動動力等電力のラン
ニングコストを低減できるとともに、設備のイニ
シヤルコストを低減できる。
路部領域との間に上下両端部が水平方向へ移動自
在に支持された複数の仕切部材を、それらが互い
に重なり合つて移動可能なように並設し、これら
仕切部材には同一レベルに、水平方向に延在する
スリツト状の開口部を複数段形成したものである
ので、超清浄度域である装置部領域が陽圧になる
一方、高清浄度域である通路部領域は陰圧とな
り、少量の清浄空気を供給するだけで装置部領域
を所望の清浄度にできること、また、通路部領域
からの塵埃の侵入を完全に無くして超清浄度を安
定に保持することができること、また、空気供給
部が装置部領域の上部にしか設けられたおらず、
天井の全面から清浄空気が吹き出すことがないの
で、空気の絶対供給量を減少させることができる
とともに、ULPAフイルタは空気供給部に設ける
だけでよいので、フアンの駆動動力等電力のラン
ニングコストを低減できるとともに、設備のイニ
シヤルコストを低減できる。
さらに本発明においては、製造装置のメンテナ
ンスや装置部領域への物の搬出入を容易におこな
うことができ、仕切部材の通路部領域側の表面付
近に空気の渦を発生させることが少なく、また、
開口部の面積や数を変化させることにより仕切部
材の表面や他の開口部から流出する空気の流量や
流速を制御し、装置部領域の外部からの塵埃の巻
き込みを防止しする。また、水平方向へ移動させ
た仕切部材が、隣接する仕切部材と重なつた場合
にも開口部が閉塞されることなく、常に仕切部材
表面から空気を流出させることができるととも
に、仕切部材を両端部で支持することにより、装
置部領域と通路部領域との圧力差によつて仕切部
材が傾斜したり振動したりするのを防止すること
が可能である。
ンスや装置部領域への物の搬出入を容易におこな
うことができ、仕切部材の通路部領域側の表面付
近に空気の渦を発生させることが少なく、また、
開口部の面積や数を変化させることにより仕切部
材の表面や他の開口部から流出する空気の流量や
流速を制御し、装置部領域の外部からの塵埃の巻
き込みを防止しする。また、水平方向へ移動させ
た仕切部材が、隣接する仕切部材と重なつた場合
にも開口部が閉塞されることなく、常に仕切部材
表面から空気を流出させることができるととも
に、仕切部材を両端部で支持することにより、装
置部領域と通路部領域との圧力差によつて仕切部
材が傾斜したり振動したりするのを防止すること
が可能である。
第1図ないし第7図は本発明の第1の実施例を
示すものであり、第1図はクリーンルームの要部
の側断面図、第2図は第1図におけるクリーンル
ームの前面パネルの正面図、第3図は第2図の前
面パネルの側面図、第4図は前面パネルの開口部
とそれに嵌め込んで磁石によつて固定する形式の
盲板の側断面図、第5図はスリツト部を設けた盲
板の側断面図、第6図は止め金によつて盲板を固
定する形式の前面パネルの側断面図、第7図は第
6図の斜視図、第8図ないし第10図は第2の実
施例を示すものであり、第8図は盲板の収納部を
設けた前面パネルの正面図、第9図は第8図の側
面図、第10図は第8図の一部拡大をした斜視
図、第11図ないし第13図は従来の技術を示す
ものであり、第11図はクリーンルームの要部の
側断面図、第12図は第11図のクリーンルーム
の問題点を解決するための前面パネルの一部斜視
図、第13図は第12図の側断面図である。 A……装置部領域、B……通路部領域、25…
…天井排気部、26……給気チヤンバ(空気供給
部)、37……前面パネル(仕切部材)、38……
開口部、39,40……レール、39a……上部
走行車輪、40a……下部走行車輪。
示すものであり、第1図はクリーンルームの要部
の側断面図、第2図は第1図におけるクリーンル
ームの前面パネルの正面図、第3図は第2図の前
面パネルの側面図、第4図は前面パネルの開口部
とそれに嵌め込んで磁石によつて固定する形式の
盲板の側断面図、第5図はスリツト部を設けた盲
板の側断面図、第6図は止め金によつて盲板を固
定する形式の前面パネルの側断面図、第7図は第
6図の斜視図、第8図ないし第10図は第2の実
施例を示すものであり、第8図は盲板の収納部を
設けた前面パネルの正面図、第9図は第8図の側
面図、第10図は第8図の一部拡大をした斜視
図、第11図ないし第13図は従来の技術を示す
ものであり、第11図はクリーンルームの要部の
側断面図、第12図は第11図のクリーンルーム
の問題点を解決するための前面パネルの一部斜視
図、第13図は第12図の側断面図である。 A……装置部領域、B……通路部領域、25…
…天井排気部、26……給気チヤンバ(空気供給
部)、37……前面パネル(仕切部材)、38……
開口部、39,40……レール、39a……上部
走行車輪、40a……下部走行車輪。
Claims (1)
- 1 室内30を、超清浄度が要求される装置部領
域Aと、高清浄度が要求される通路部領域Bとに
区分するとともに、前記装置部領域Aの天井に清
浄空気を吹き出す空気供給部26を設け、さらに
通路部領域Bの上部には前記空気供給部26と隣
接し、この空気供給部26から吹き出す前記清浄
空気を環気させる天井排気部25を設け、前記装
置部領域Aと通路部領域Bとの間に上下両端部が
水平方向へ移動自在に支持された複数の仕切部材
37を、それらが互いに重なり合つて移動可能な
ように並設し、これら仕切部材37にはそれぞれ
同一レベルに、水平方向に延在するスリツト状の
開口部38を複数段形成したクリーンルーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61022749A JPS62182541A (ja) | 1986-02-04 | 1986-02-04 | クリ−ンル−ム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61022749A JPS62182541A (ja) | 1986-02-04 | 1986-02-04 | クリ−ンル−ム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62182541A JPS62182541A (ja) | 1987-08-10 |
JPH0584422B2 true JPH0584422B2 (ja) | 1993-12-01 |
Family
ID=12091339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61022749A Granted JPS62182541A (ja) | 1986-02-04 | 1986-02-04 | クリ−ンル−ム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62182541A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2006275731A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Shibuya Machinery Co Ltd | 容器搬送装置 |
KR100626091B1 (ko) | 2005-11-25 | 2006-09-20 | (주)태연이엔지 | 에어샤워장치 |
JP2010223465A (ja) * | 2009-03-23 | 2010-10-07 | Dainippon Printing Co Ltd | クリーン空調システム |
-
1986
- 1986-02-04 JP JP61022749A patent/JPS62182541A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS62182541A (ja) | 1987-08-10 |
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