JPH0582746B2 - - Google Patents
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- JPH0582746B2 JPH0582746B2 JP59085904A JP8590484A JPH0582746B2 JP H0582746 B2 JPH0582746 B2 JP H0582746B2 JP 59085904 A JP59085904 A JP 59085904A JP 8590484 A JP8590484 A JP 8590484A JP H0582746 B2 JPH0582746 B2 JP H0582746B2
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- JP
- Japan
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- gate
- source
- voltage
- region
- drain
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- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10F—INORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
- H10F39/00—Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one element covered by group H10F30/00, e.g. radiation detectors comprising photodiode arrays
- H10F39/10—Integrated devices
- H10F39/12—Image sensors
- H10F39/196—Junction field effect transistor [JFET] image sensors; Static induction transistor [SIT] image sensors
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D30/00—Field-effect transistors [FET]
- H10D30/202—FETs having static field-induced regions, e.g. static-induction transistors [SIT] or permeable base transistors [PBT]
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10F—INORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
- H10F30/00—Individual radiation-sensitive semiconductor devices in which radiation controls the flow of current through the devices, e.g. photodetectors
- H10F30/20—Individual radiation-sensitive semiconductor devices in which radiation controls the flow of current through the devices, e.g. photodetectors the devices having potential barriers, e.g. phototransistors
- H10F30/21—Individual radiation-sensitive semiconductor devices in which radiation controls the flow of current through the devices, e.g. photodetectors the devices having potential barriers, e.g. phototransistors the devices being sensitive to infrared, visible or ultraviolet radiation
- H10F30/28—Individual radiation-sensitive semiconductor devices in which radiation controls the flow of current through the devices, e.g. photodetectors the devices having potential barriers, e.g. phototransistors the devices being sensitive to infrared, visible or ultraviolet radiation the devices being characterised by field-effect operation, e.g. junction field-effect phototransistors
- H10F30/282—Insulated-gate field-effect transistors [IGFET], e.g. MISFET [metal-insulator-semiconductor field-effect transistor] phototransistors
Landscapes
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は、撮像素子として静電誘導トランジス
タを用いる固体撮像装置に関するものである。
タを用いる固体撮像装置に関するものである。
(従来技術)
従来、ビデオカメラ、フアクシミリ等に用いら
れる固体撮像装置としては、BBD,CCD等の電
荷転送素子或いはMOSトランジスタ等を用いる
ものがある。しかし、これらの固体撮像装置は、
信号電荷転送時に電荷の洩れがあること、光検出
感度が低いこと等の種々の問題点がある。
れる固体撮像装置としては、BBD,CCD等の電
荷転送素子或いはMOSトランジスタ等を用いる
ものがある。しかし、これらの固体撮像装置は、
信号電荷転送時に電荷の洩れがあること、光検出
感度が低いこと等の種々の問題点がある。
このような問題点を一挙に解決するものとし
て、静電誘導トランジスタ(Static Induction
Transistorの頭文字をとつてSITと呼ばれてい
る)を用いた固体撮像装置が既に提案されてい
る。このSITは光電変換作用および光電荷蓄積作
用を有するフオトトランジスタの一種であり、電
界効果トランジスタや接合形トランジスタに比較
して、高入力インピーダンス、高速性、非飽和
性、低雑音、低消費電力等の特長を備えているも
のである。
て、静電誘導トランジスタ(Static Induction
Transistorの頭文字をとつてSITと呼ばれてい
る)を用いた固体撮像装置が既に提案されてい
る。このSITは光電変換作用および光電荷蓄積作
用を有するフオトトランジスタの一種であり、電
界効果トランジスタや接合形トランジスタに比較
して、高入力インピーダンス、高速性、非飽和
性、低雑音、低消費電力等の特長を備えているも
のである。
したがつて、このSITを固体撮像素子として用
いれば、高感度、高速応答性および広いダイナミ
ツクレンジを有する固体撮像装置を得ることがで
きるものであり、かかる装置は特開昭55−15229
号公報に開示されている。
いれば、高感度、高速応答性および広いダイナミ
ツクレンジを有する固体撮像装置を得ることがで
きるものであり、かかる装置は特開昭55−15229
号公報に開示されている。
第1図はこの既知の固体撮像装置の各画素を構
成するSITの断面図を示すものである。このSIT
1は縦形構造で、ドレイン領域はn+形の基板2
から成り、ソース領域は基板2上に堆積されたチ
ヤネル領域を構成するn-形エピタキシヤル層3
の表面に形成されたn+形領域4から成る。エピ
タキシヤル層3の表面には、さらにソース領域4
を囲むようにp+形の信号蓄積ゲート領域5が形
成されており、このゲート領域5上に絶縁膜6を
介して電極7が設けられ、これにより電極/絶縁
膜/ゲート領域から成るいわゆるMIS構造のゲー
ト電極が形成されている。なお、チヤネル領域を
構成するn-形エピタキシヤル層3の不純物濃度
は、ゲート電極7の印加バイアスがOVでもチヤ
ネル領域が空乏化され、高い電位障壁が生じてピ
ンチオフするような低濃度に選択されている。
成するSITの断面図を示すものである。このSIT
1は縦形構造で、ドレイン領域はn+形の基板2
から成り、ソース領域は基板2上に堆積されたチ
ヤネル領域を構成するn-形エピタキシヤル層3
の表面に形成されたn+形領域4から成る。エピ
タキシヤル層3の表面には、さらにソース領域4
を囲むようにp+形の信号蓄積ゲート領域5が形
成されており、このゲート領域5上に絶縁膜6を
介して電極7が設けられ、これにより電極/絶縁
膜/ゲート領域から成るいわゆるMIS構造のゲー
ト電極が形成されている。なお、チヤネル領域を
構成するn-形エピタキシヤル層3の不純物濃度
は、ゲート電極7の印加バイアスがOVでもチヤ
ネル領域が空乏化され、高い電位障壁が生じてピ
ンチオフするような低濃度に選択されている。
かかるSIT1の動作原理を以下に説明する。ド
ンイン・ソース間にバイアスが印加されていない
状態において、光がチヤネル領域3およびゲート
領域5に入射すると、ここで生成した電子−正孔
対のうち正孔はゲート領域5に蓄積され、電子は
ドレイン領域4を経てアースに流れ去る。光入力
に対応してゲート領域5に蓄積された正孔は、ゲ
ート領域5の電位を上げ、チヤネル領域3の電位
障壁を光入力に応じて下げる。ドレイン・ソース
間にバイアスが印加し、かつゲート電極7に順方
向電圧を印加すると、ゲート領域5の正孔蓄積量
に応じてドレイン・ソース間に電流が流れ、光入
力に対し増幅された出力が得られる。その光増幅
率Sは、 S∝11×12/a2 で表され、その値は通常103以上であり、従来の
バイポーラトランジスタより1桁以上も高感度で
ある。なお、上式においては2aはゲート領域
5,5間の距離、11はゲート領域5の深さ、12
はゲート・ドレイン領域間の距離を表す。上式か
ら明らかなように、一層高い光増幅率を得るに
は、2aを小さくする一方、エピタキシヤル層3
の厚さとゲート領域5の深さとを大きくする必要
がある。例えば、103〜104のSを得るには、通常
11=2〜3μm、12=5〜6μmが必要とされる。
ンイン・ソース間にバイアスが印加されていない
状態において、光がチヤネル領域3およびゲート
領域5に入射すると、ここで生成した電子−正孔
対のうち正孔はゲート領域5に蓄積され、電子は
ドレイン領域4を経てアースに流れ去る。光入力
に対応してゲート領域5に蓄積された正孔は、ゲ
ート領域5の電位を上げ、チヤネル領域3の電位
障壁を光入力に応じて下げる。ドレイン・ソース
間にバイアスが印加し、かつゲート電極7に順方
向電圧を印加すると、ゲート領域5の正孔蓄積量
に応じてドレイン・ソース間に電流が流れ、光入
力に対し増幅された出力が得られる。その光増幅
率Sは、 S∝11×12/a2 で表され、その値は通常103以上であり、従来の
バイポーラトランジスタより1桁以上も高感度で
ある。なお、上式においては2aはゲート領域
5,5間の距離、11はゲート領域5の深さ、12
はゲート・ドレイン領域間の距離を表す。上式か
ら明らかなように、一層高い光増幅率を得るに
は、2aを小さくする一方、エピタキシヤル層3
の厚さとゲート領域5の深さとを大きくする必要
がある。例えば、103〜104のSを得るには、通常
11=2〜3μm、12=5〜6μmが必要とされる。
ところで、このように構成される固体撮像装置
における各SIT間には、図示のように、分離領域
8を設けて、各SITの信号電荷を分離する必要が
あるが、この分離には酸化膜分離、拡散分離、V
字溝分離等の方法が一般に使用されている。この
場合、分離領域8はエピタキシヤル層3の表面か
ら基板2に到るまで設けられるが、エピタキシヤ
ル層3が厚いと、それだけその領域の形成が困難
になる。一方、光増幅率Sを上げるためにゲート
領域5を深く形成することは、拡散法等では限界
がある。また、ゲート領域5を深くすると、ゲー
ト領域5で光の吸収が起り分光感度が悪化する。
これらの理由により、縦形構造のSITから成る固
体撮像装置においては、感度向上にはおのずから
限界があり、これはその構造上避けられない欠点
である。
における各SIT間には、図示のように、分離領域
8を設けて、各SITの信号電荷を分離する必要が
あるが、この分離には酸化膜分離、拡散分離、V
字溝分離等の方法が一般に使用されている。この
場合、分離領域8はエピタキシヤル層3の表面か
ら基板2に到るまで設けられるが、エピタキシヤ
ル層3が厚いと、それだけその領域の形成が困難
になる。一方、光増幅率Sを上げるためにゲート
領域5を深く形成することは、拡散法等では限界
がある。また、ゲート領域5を深くすると、ゲー
ト領域5で光の吸収が起り分光感度が悪化する。
これらの理由により、縦形構造のSITから成る固
体撮像装置においては、感度向上にはおのずから
限界があり、これはその構造上避けられない欠点
である。
また、ソース・ゲート構造を微細化するに必要
な自己整合(self−alignment)プロセスを行う
場合には、ゲート領域5を形成する際にソース領
域4の上部を覆う工程が必要となるため、プロセ
スが複雑になつて高価になると共に、またこのよ
うに微細化するとソース・ゲート拡散耐圧が低く
なつてリーク電流が増加するという欠点もある。
な自己整合(self−alignment)プロセスを行う
場合には、ゲート領域5を形成する際にソース領
域4の上部を覆う工程が必要となるため、プロセ
スが複雑になつて高価になると共に、またこのよ
うに微細化するとソース・ゲート拡散耐圧が低く
なつてリーク電流が増加するという欠点もある。
(発明の目的)
本発明の目的は、上述した欠点を除去し、高感
度でかつ容易に微細化でき、しかも安価にできる
よう適切に構成した固体撮像装置を提供しようと
するものである。
度でかつ容易に微細化でき、しかも安価にできる
よう適切に構成した固体撮像装置を提供しようと
するものである。
(発明の概要)
本発明の固体撮像装置は、第一導電型を有する
ドレインとなる低抵抗半導体と、この低抵抗半導
体の表面に堆積した第一導電型を有する高抵抗半
導体または真性半導体もしくは第二導電型を有す
る高抵抗半導体よりなるチヤネル層と、このチヤ
ネル層の表面に形成した第一導電型を有する低抵
抗拡散層よりなるソース領域と、このソース領域
を囲むように前記チヤネル層の表面に形成され、
光励起により発生したキヤリアを蓄積するMOS
ゲート領域とを有し、前記ソース領域の中心部下
に、ソース電流を制御する電位障壁を存在させる
ようにした静電誘導トランジスタをもつて、画素
を構成したことを特徴とするものである。
ドレインとなる低抵抗半導体と、この低抵抗半導
体の表面に堆積した第一導電型を有する高抵抗半
導体または真性半導体もしくは第二導電型を有す
る高抵抗半導体よりなるチヤネル層と、このチヤ
ネル層の表面に形成した第一導電型を有する低抵
抗拡散層よりなるソース領域と、このソース領域
を囲むように前記チヤネル層の表面に形成され、
光励起により発生したキヤリアを蓄積するMOS
ゲート領域とを有し、前記ソース領域の中心部下
に、ソース電流を制御する電位障壁を存在させる
ようにした静電誘導トランジスタをもつて、画素
を構成したことを特徴とするものである。
(実施例)
第2図AおよびBは本発明の固体撮像装置の一
画素を構成するSITの一例の構成を示す平面図お
よび断面図である。このSIT11は、基体となる
n-または真性半導体基板12をチヤネル層とし、
その表面に円状に形成した。n+ソース拡散層1
3と、このソース拡散層13に接合して設けたソ
ース電極14と、ソース拡散層13を囲むように
基板12の表面にゲート絶縁膜15を介してポリ
シリコン、SnO2、ITO等より成るリング状のゲ
ート電極16を設けて成るMOSゲート構造と、
基板12の裏面に設けたn+ドレイン拡散層17
とを具える。ゲート電極16はその表面を絶縁膜
18で覆う。また、ゲート絶縁膜15は各SIT1
1のソース拡散層13に対応する部分を除いて基
板12の表面に一様に設け、このゲート絶縁膜下
で、隣接するSIT11間の基板12の表面にはn+
アイソレーシヨン用拡散層19を設けて、各SIT
11間を電気的、光学的に分離する。
画素を構成するSITの一例の構成を示す平面図お
よび断面図である。このSIT11は、基体となる
n-または真性半導体基板12をチヤネル層とし、
その表面に円状に形成した。n+ソース拡散層1
3と、このソース拡散層13に接合して設けたソ
ース電極14と、ソース拡散層13を囲むように
基板12の表面にゲート絶縁膜15を介してポリ
シリコン、SnO2、ITO等より成るリング状のゲ
ート電極16を設けて成るMOSゲート構造と、
基板12の裏面に設けたn+ドレイン拡散層17
とを具える。ゲート電極16はその表面を絶縁膜
18で覆う。また、ゲート絶縁膜15は各SIT1
1のソース拡散層13に対応する部分を除いて基
板12の表面に一様に設け、このゲート絶縁膜下
で、隣接するSIT11間の基板12の表面にはn+
アイソレーシヨン用拡散層19を設けて、各SIT
11間を電気的、光学的に分離する。
第2図AおよびBに示すMOSゲート構造の
SIT(以下MOSSITと略記する)11において、
基板12をn-半導体とする場合の濃度は好適に
は1×1013cm-3以下とし、ソース拡散層13およ
びアイソレーシヨン用拡散層19の深さxjはほぼ
同じで好適には0.2μm以下とする。また、ソース
拡散層13の直径φ1およびゲート電極16の外
径φ2は、好適にはφ1が1.0μm以下、φ2が2.0〜
6.0μmとすると共に、ゲート絶縁膜15の厚さは
200〜1000Åとする。
SIT(以下MOSSITと略記する)11において、
基板12をn-半導体とする場合の濃度は好適に
は1×1013cm-3以下とし、ソース拡散層13およ
びアイソレーシヨン用拡散層19の深さxjはほぼ
同じで好適には0.2μm以下とする。また、ソース
拡散層13の直径φ1およびゲート電極16の外
径φ2は、好適にはφ1が1.0μm以下、φ2が2.0〜
6.0μmとすると共に、ゲート絶縁膜15の厚さは
200〜1000Åとする。
第2図CはMOSSIT11の等価回路を示すも
ので、ゲート電極16にはゲート端子21を介し
てゲート電圧VGを、ソース電極14にはソース
端子22を介してソース電圧VSを、ドレイン拡
散層17に接続されるドレイン端子23にはドレ
イン電圧VDを、またアイソレーシヨン用拡散層
19に接続されるアイソレーシヨン端子24には
アイソレーシヨン電圧VISOをそれぞれ印加する。
ので、ゲート電極16にはゲート端子21を介し
てゲート電圧VGを、ソース電極14にはソース
端子22を介してソース電圧VSを、ドレイン拡
散層17に接続されるドレイン端子23にはドレ
イン電圧VDを、またアイソレーシヨン用拡散層
19に接続されるアイソレーシヨン端子24には
アイソレーシヨン電圧VISOをそれぞれ印加する。
次に、上記MOSSIT11の動作を、第3図お
よび第4図A〜Dを参照して説明する。第3図
は、アイソレーシヨン電圧VISO、ゲート電圧VG、
ドレイン電圧VDおよびソース電圧VSの波形図を
示し、横軸は時間tを、縦軸は電圧値を表す。
MOSSIT11の受光一周期Tは、蓄積時間T1と、
読出し時間T2と、リセツト時間T3との和であり、
この周期Tにおいてアイソレーシヨン電圧VISOお
よびドレイン電圧VDが一定の等しい電圧VD2(>
0)を印加する。また、ゲート電圧VGおよびソ
ース電圧VSについては、蓄積時間T1中はゲート
電圧VGを蓄積ゲート電圧VG1(<0)に、ソース
電圧VSをドレイン電圧VDと等しい電圧VS2(=
VD2)とし、読出し時間T2中はゲート電圧VGを読
出しゲート電圧VG2(VG1<VG2<0)に、ソース
電圧VSをグランド電圧VS1(<VS2)とし、リセツ
ト時間T3中はゲート電圧VGのみをリセツトゲー
ト電圧VG3(>0)としてソース電圧VSはグラン
ド電圧VS1のままとする。
よび第4図A〜Dを参照して説明する。第3図
は、アイソレーシヨン電圧VISO、ゲート電圧VG、
ドレイン電圧VDおよびソース電圧VSの波形図を
示し、横軸は時間tを、縦軸は電圧値を表す。
MOSSIT11の受光一周期Tは、蓄積時間T1と、
読出し時間T2と、リセツト時間T3との和であり、
この周期Tにおいてアイソレーシヨン電圧VISOお
よびドレイン電圧VDが一定の等しい電圧VD2(>
0)を印加する。また、ゲート電圧VGおよびソ
ース電圧VSについては、蓄積時間T1中はゲート
電圧VGを蓄積ゲート電圧VG1(<0)に、ソース
電圧VSをドレイン電圧VDと等しい電圧VS2(=
VD2)とし、読出し時間T2中はゲート電圧VGを読
出しゲート電圧VG2(VG1<VG2<0)に、ソース
電圧VSをグランド電圧VS1(<VS2)とし、リセツ
ト時間T3中はゲート電圧VGのみをリセツトゲー
ト電圧VG3(>0)としてソース電圧VSはグラン
ド電圧VS1のままとする。
リセツト直後においては、第4図Aに示すよう
に、ゲート絶縁膜15と基板12との界面から空
乏層31が基板方向に大きくのびる。この状態
は、ゲート電極16に光が入射しない場合には読
出し時間まで続くが、光が入射すると空乏層31
およびその周辺で電子−正孔対が生成され、その
うち正孔32が第4図Bに示すようにゲート絶縁
膜15直下の基板12の表面に蓄積され、その結
果空乏層31の広がりが小さくなつて、第4図A
に比べて縦方向での電子に対するポテンシヤル障
壁が低くなる。
に、ゲート絶縁膜15と基板12との界面から空
乏層31が基板方向に大きくのびる。この状態
は、ゲート電極16に光が入射しない場合には読
出し時間まで続くが、光が入射すると空乏層31
およびその周辺で電子−正孔対が生成され、その
うち正孔32が第4図Bに示すようにゲート絶縁
膜15直下の基板12の表面に蓄積され、その結
果空乏層31の広がりが小さくなつて、第4図A
に比べて縦方向での電子に対するポテンシヤル障
壁が低くなる。
以上の蓄積時間T1が経過して、ゲート電圧VG
がVG1からVG2に上昇すると、第4図Cに示すよ
うに、そのゲート電圧VGの上昇分だけ電子に対
応するポテンシヤル障壁が更に低くなり、その結
果ソース−ドレイン間に増幅された信号電流が流
れる。この出力電流は、蓄積時間T1における入
射積分光量に近似的に比例することが実験により
確かめられている。
がVG1からVG2に上昇すると、第4図Cに示すよ
うに、そのゲート電圧VGの上昇分だけ電子に対
応するポテンシヤル障壁が更に低くなり、その結
果ソース−ドレイン間に増幅された信号電流が流
れる。この出力電流は、蓄積時間T1における入
射積分光量に近似的に比例することが実験により
確かめられている。
この読出し時間T2が経過して、ゲート電圧VG
がVG2からVG3(>VS1)に更に上昇すると、ゲー
ト絶縁膜15直下の基板12の表面に蓄積されて
いた正孔32は、第4図Dに示すように、ソース
拡散層13およびソース電極14を経てはき出さ
れる。その後、このリセツト時間T3が終了して
ゲート電圧VGがVG1に、ソース電圧VSがVS2とな
ることにより、次の受光周期が開始される。
がVG2からVG3(>VS1)に更に上昇すると、ゲー
ト絶縁膜15直下の基板12の表面に蓄積されて
いた正孔32は、第4図Dに示すように、ソース
拡散層13およびソース電極14を経てはき出さ
れる。その後、このリセツト時間T3が終了して
ゲート電圧VGがVG1に、ソース電圧VSがVS2とな
ることにより、次の受光周期が開始される。
なお、ゲート絶縁膜15の直下に蓄積された正
孔32の隣接する画素への移動は、アイソレーシ
ヨン電圧VISO(=VD2)が印加されたアイソレーシ
ヨン用拡散層19が高い正孔に対しての横方向の
障壁を形成することによつて防止される。
孔32の隣接する画素への移動は、アイソレーシ
ヨン電圧VISO(=VD2)が印加されたアイソレーシ
ヨン用拡散層19が高い正孔に対しての横方向の
障壁を形成することによつて防止される。
第5図Aは第2図A〜Cに示したMOSSITを
用いる本発明の固体撮像装置の一例の全体の回路
構成を示し、第5図Bはその部分平面図を示す。
本例では、m×n個のMOSSIT11−11〜1
1−mnをマトリツクス状に配列し、ソース・ゲ
ート選択方式によるXYアドレス方式により順次
画素信号を読出す。X方向に配列された各行の
MOSSIT群11−11〜11−1n,……,1
1−m1〜11−mnのゲート端子には各行ライ
ン41−1,……,41−mを接続し、これらの
行ラインに垂直走査回路42から垂直走査信号
φG1,……,φGnを印加する。また、Y方向に配列
された各列のMOSSIT群11−11〜11−m
1,……,11−1n〜11−mnのソース端子
には各列ライン43−1,……,43−nを接続
し、これら列ラインをそれぞれ列選択トランジス
タ44−1,……,44−nおよび反選択トラン
ジスタ45−1,……,45−nを経てグランド
ライン47およびビデオライン46にそれぞれ接
続して、列選択トランジスタ44−1,……,4
4−nのゲート端子に水平走査回路48から水平
走査信号φS1,……,φSoを、反選択トランジスタ
45−1,……,45−nのゲート端子にその
各々の反転信号をそれぞれ印加する。更に、ビデ
オライン46に各画素を構成するMOSSIT11
−11〜11−mnのドレインを共通に接続して、
負荷抵抗49を経てビデオ電源VDDを印加する。
なお、隣接する画素間のアイソレーシヨン用拡散
層には、ビデオ電源VDDと同じ電圧を印加する。
用いる本発明の固体撮像装置の一例の全体の回路
構成を示し、第5図Bはその部分平面図を示す。
本例では、m×n個のMOSSIT11−11〜1
1−mnをマトリツクス状に配列し、ソース・ゲ
ート選択方式によるXYアドレス方式により順次
画素信号を読出す。X方向に配列された各行の
MOSSIT群11−11〜11−1n,……,1
1−m1〜11−mnのゲート端子には各行ライ
ン41−1,……,41−mを接続し、これらの
行ラインに垂直走査回路42から垂直走査信号
φG1,……,φGnを印加する。また、Y方向に配列
された各列のMOSSIT群11−11〜11−m
1,……,11−1n〜11−mnのソース端子
には各列ライン43−1,……,43−nを接続
し、これら列ラインをそれぞれ列選択トランジス
タ44−1,……,44−nおよび反選択トラン
ジスタ45−1,……,45−nを経てグランド
ライン47およびビデオライン46にそれぞれ接
続して、列選択トランジスタ44−1,……,4
4−nのゲート端子に水平走査回路48から水平
走査信号φS1,……,φSoを、反選択トランジスタ
45−1,……,45−nのゲート端子にその
各々の反転信号をそれぞれ印加する。更に、ビデ
オライン46に各画素を構成するMOSSIT11
−11〜11−mnのドレインを共通に接続して、
負荷抵抗49を経てビデオ電源VDDを印加する。
なお、隣接する画素間のアイソレーシヨン用拡散
層には、ビデオ電源VDDと同じ電圧を印加する。
第5図Cは、行ライン41−1,41−2……
に印加する垂直走査信号φG1,φG2……および列選
択トランジスタ44−1,44−2……のゲート
端子に印加する水平走査信号φS1,φS2……の波形
図を示すものである。垂直走査信号φG1,φG2……
は、小さい振幅の読出しゲート電圧VφGと、それ
より大きい振幅のリセツト電圧VφRとを有し、一
つの行ラインの走査期間THの間はVφG、次の行
ラインの水平走査に移るまでのブランキング期間
tBLにはVφRの値になるように設定する。また、
水平走査信号φS1,φS2……は、列ラインを選択す
るための信号で、低レベルは列選択トランジスタ
44−1,44−2……をオフ、反選択トランジ
スタ45−1,45−2……をオン、高レベルは
列選択トランジスタ44−1,44−2……をオ
ン、反選択トランジスタ45−1,45−2……
をオフする電圧値に設定する。
に印加する垂直走査信号φG1,φG2……および列選
択トランジスタ44−1,44−2……のゲート
端子に印加する水平走査信号φS1,φS2……の波形
図を示すものである。垂直走査信号φG1,φG2……
は、小さい振幅の読出しゲート電圧VφGと、それ
より大きい振幅のリセツト電圧VφRとを有し、一
つの行ラインの走査期間THの間はVφG、次の行
ラインの水平走査に移るまでのブランキング期間
tBLにはVφRの値になるように設定する。また、
水平走査信号φS1,φS2……は、列ラインを選択す
るための信号で、低レベルは列選択トランジスタ
44−1,44−2……をオフ、反選択トランジ
スタ45−1,45−2……をオン、高レベルは
列選択トランジスタ44−1,44−2……をオ
ン、反選択トランジスタ45−1,45−2……
をオフする電圧値に設定する。
次に、第5図Aに示した固体撮像装置の動作を
第5図Cに示す信号波形図を参照しながら説明す
る。垂直走査回路42の作動により、信号φG1が
読出しレベルVφGになると、行ライン41−1に
接続されたMOSSIT群11−11〜11−1n
が選択され、水平走査回路48から出力される信
号φS1〜φSoにより、列選択トランジスタ44−1
〜44−nが順次オンすることにより、順次の
MOSSIT11−11,11−12,……,11
−1nの画素信号がビデオライン46から出力さ
れる。続いて、このMOSSIT群11−11〜1
1−1nは、信号φG1が高レベルVφRになると同
時に、信号φS1〜φSoが高レベルとなることにより
リセツトされる。次いで、信号φG2が読出しレベ
ルVφGになると、行ライン41−2に接続された
MOSSIT群11−21〜11−2nが選択され、
水平走査信号φS1〜φSoにより、MOSSIT11−2
1,11−22,……,11−2nの画素信号が
順次読出され、続いて一斉にリセツトされる。以
下同様にして順次の画素信号が読出されて一フイ
ールドのビデオ信号が得られる。
第5図Cに示す信号波形図を参照しながら説明す
る。垂直走査回路42の作動により、信号φG1が
読出しレベルVφGになると、行ライン41−1に
接続されたMOSSIT群11−11〜11−1n
が選択され、水平走査回路48から出力される信
号φS1〜φSoにより、列選択トランジスタ44−1
〜44−nが順次オンすることにより、順次の
MOSSIT11−11,11−12,……,11
−1nの画素信号がビデオライン46から出力さ
れる。続いて、このMOSSIT群11−11〜1
1−1nは、信号φG1が高レベルVφRになると同
時に、信号φS1〜φSoが高レベルとなることにより
リセツトされる。次いで、信号φG2が読出しレベ
ルVφGになると、行ライン41−2に接続された
MOSSIT群11−21〜11−2nが選択され、
水平走査信号φS1〜φSoにより、MOSSIT11−2
1,11−22,……,11−2nの画素信号が
順次読出され、続いて一斉にリセツトされる。以
下同様にして順次の画素信号が読出されて一フイ
ールドのビデオ信号が得られる。
本実施例によれば、反選択トランジスタ45−
1〜45−nにより非選択SITのソース・ドレイ
ンを相互接続するようにしたから、非選択
MOSSITからは信号(非選択信号)が全く出力
されない特長がある。
1〜45−nにより非選択SITのソース・ドレイ
ンを相互接続するようにしたから、非選択
MOSSITからは信号(非選択信号)が全く出力
されない特長がある。
第5図Aに示す固体撮像装置は、各画素を構成
するMOSSIT11−11〜11−mnを有する受
光デバイスと、これを駆動するための垂直走査回
路42、列選択トランジスタ44−1〜44−
n、反選択トランジスタ45−1〜45−n、水
平走査回路48等の周辺回路デバイスとを同一基
体に形成する。
するMOSSIT11−11〜11−mnを有する受
光デバイスと、これを駆動するための垂直走査回
路42、列選択トランジスタ44−1〜44−
n、反選択トランジスタ45−1〜45−n、水
平走査回路48等の周辺回路デバイスとを同一基
体に形成する。
以下、これら受光デバイスと周辺回路デバイス
とを形成するプロセスを第6図A〜Hを参照して
説明する。
とを形成するプロセスを第6図A〜Hを参照して
説明する。
先ず、第6図Aに示すように、基体となるウエ
ハー12の表面に熱酸化等によりフイールド絶縁
膜51を厚さ、7000Å程度まで一様に形成し、そ
の後ホトリソグラフイにより受光デバイス部分5
2上にレジスト膜53を形成してから、周辺回路
デバイス部分54のウエルを形成すべき領域の絶
縁膜をエツチングして、この領域にボロン等のウ
エル用アクセプタ不純物を濃度1×1013cm-2程度
にデポジシヨンすよる。次に、基板12の裏面に
受光デバイスのn+ドレイン拡散層17を形成し
た後、ウエル形成用のレジスト膜53を除去する
と共に、第6図Bに示すように、ウエルドライブ
インを行つて深さ5μm程度のウエル55を形成
し、その後ゲート絶縁膜を形成すべき領域上の絶
縁膜を、それ以外の領域上にホトリソグラフイに
よりレジスト膜56を形成してエツチングにより
除去してから、第6図Cに示すように、厚さ200
〜1000Åのゲート絶縁膜15を形成する。
ハー12の表面に熱酸化等によりフイールド絶縁
膜51を厚さ、7000Å程度まで一様に形成し、そ
の後ホトリソグラフイにより受光デバイス部分5
2上にレジスト膜53を形成してから、周辺回路
デバイス部分54のウエルを形成すべき領域の絶
縁膜をエツチングして、この領域にボロン等のウ
エル用アクセプタ不純物を濃度1×1013cm-2程度
にデポジシヨンすよる。次に、基板12の裏面に
受光デバイスのn+ドレイン拡散層17を形成し
た後、ウエル形成用のレジスト膜53を除去する
と共に、第6図Bに示すように、ウエルドライブ
インを行つて深さ5μm程度のウエル55を形成
し、その後ゲート絶縁膜を形成すべき領域上の絶
縁膜を、それ以外の領域上にホトリソグラフイに
よりレジスト膜56を形成してエツチングにより
除去してから、第6図Cに示すように、厚さ200
〜1000Åのゲート絶縁膜15を形成する。
次に、第6図Dに示すように、厚さ500〜3000
Åのゲート電極となる電極膜57を形成した後、
この電極膜57上にホトリソグラフイにより、受
光デバイスのMOSSITおよび周辺回路デバイス
のNMOSFETのそれぞれのゲート電極を形成す
るためのレジスト膜58を形成する。その後、第
6図Eに示すように、エツチングにより電極膜5
7を除去して、MOSSITおよびNMOSFETのそ
れぞれのゲート電極16を形成してから、これら
ゲート電極16をマスクとしてMOSSITのn+ソ
ース拡散層13およびn+アイソレーシヨン用拡
散層19と、NMOSFETのn+ソース拡散層59
およびn+ドレイン拡散層60とを、それぞれイ
オン注入法等でヒ素、リン等を濃度1〜10×1015
cm-2にデポジシヨンして形成する。
Åのゲート電極となる電極膜57を形成した後、
この電極膜57上にホトリソグラフイにより、受
光デバイスのMOSSITおよび周辺回路デバイス
のNMOSFETのそれぞれのゲート電極を形成す
るためのレジスト膜58を形成する。その後、第
6図Eに示すように、エツチングにより電極膜5
7を除去して、MOSSITおよびNMOSFETのそ
れぞれのゲート電極16を形成してから、これら
ゲート電極16をマスクとしてMOSSITのn+ソ
ース拡散層13およびn+アイソレーシヨン用拡
散層19と、NMOSFETのn+ソース拡散層59
およびn+ドレイン拡散層60とを、それぞれイ
オン注入法等でヒ素、リン等を濃度1〜10×1015
cm-2にデポジシヨンして形成する。
その後、ゲート電極形成に用いたレジスト膜5
8を除去して、ゲート電極16の表面に絶縁膜1
8を被着した後、第6図Fに示すように、ホトリ
ソグラフイによりレジスト膜61を形成して、受
光デバイスのソース電極およびアイソレーシヨン
用電極と、周辺回路デバイスのNMOSFETのソ
ース電極およびドレイン電極とをそれぞれ形成す
るためのコンタクト穴62を形成する。次に、こ
のコンタクト穴形成に用いたレジスト膜61を除
去してから、受光デバイスのソース電極およびア
イソレーシヨン用電極と、周辺回路デバイスの
NMOSFETのソース電極およびドレイン電極と
をそれぞれ形成するための電極膜を形成する。そ
の後、第6図Gに示すように、ホトリソグラフイ
によりレジスト膜63を形成し、エツチングによ
り余分な電極膜を除去して受光デバイスのソース
電極14およびアイソレーシヨン用電極(図示せ
ず)と、周辺回路デバイスのNMOSFETのソー
ス電極64およびドレイン電極65とをそれぞれ
形成してから、これら電極上のレジスト膜63を
除去して第6図Hに示すように、同一基板12上
にMOSSITを有する受光デバイスと、
NMOSFETを有する周辺回路デバイスとを形成
する。
8を除去して、ゲート電極16の表面に絶縁膜1
8を被着した後、第6図Fに示すように、ホトリ
ソグラフイによりレジスト膜61を形成して、受
光デバイスのソース電極およびアイソレーシヨン
用電極と、周辺回路デバイスのNMOSFETのソ
ース電極およびドレイン電極とをそれぞれ形成す
るためのコンタクト穴62を形成する。次に、こ
のコンタクト穴形成に用いたレジスト膜61を除
去してから、受光デバイスのソース電極およびア
イソレーシヨン用電極と、周辺回路デバイスの
NMOSFETのソース電極およびドレイン電極と
をそれぞれ形成するための電極膜を形成する。そ
の後、第6図Gに示すように、ホトリソグラフイ
によりレジスト膜63を形成し、エツチングによ
り余分な電極膜を除去して受光デバイスのソース
電極14およびアイソレーシヨン用電極(図示せ
ず)と、周辺回路デバイスのNMOSFETのソー
ス電極64およびドレイン電極65とをそれぞれ
形成してから、これら電極上のレジスト膜63を
除去して第6図Hに示すように、同一基板12上
にMOSSITを有する受光デバイスと、
NMOSFETを有する周辺回路デバイスとを形成
する。
このように、本実施例によれば、5〜6枚とい
う少ないマスクで、同一基板上に受光デバイスと
周辺回路デバイスとを形成することができるから
簡単かつ安価にできる。
う少ないマスクで、同一基板上に受光デバイスと
周辺回路デバイスとを形成することができるから
簡単かつ安価にできる。
なお、本発明は上述した例にのみ限定されるも
のではなく、幾多の変形または変更が可能であ
る。例えば、第2図A〜Cに示したMOSSIT1
1においては、半導体基板をn-または真性半導
体をもつて構成したが、n-/n+、真性半導体/
n+またはp-/n+の複層構造をもつて構成するこ
ともできる。この場合のプロセスは、第6図A〜
Hに示す工程にn+基板上にn-、真性半導体また
はp-の半導体層を堆積するエピタキシヤル工程
が加わるのみで、マスク枚数は5〜6枚と変わら
ず、少なくて済む。また、このように半導体を複
層構造とした場合には、第2図A〜Cに示した
MOSSIT11に比べて寄生ドレイン抵抗を小さ
くできると共に、正孔に対する画素間のアイソレ
ーシヨンもより確実にできる等の効果がある他、
エピタキシヤル層の厚さでポテンシヤルバリヤ長
を決定できる特長を利用したプロセス、デバイス
設計ができる利点もある。更に、かかる変形例お
よび第2図〜第6図に示す実施例において、画素
間のアイソレーシヨンはn+拡散層に限らず、絶
縁溝を形成して分離することもできる。更にま
た、本発明の固体撮像装置は、nチヤネルに限ら
ずpチヤネルをもつて構成することもできる。こ
の場合には、上述した実施例および変形例におい
て、印加する電圧の極性を反対にすればよい。更
に、第5図Aに示したソース・ゲート選択方式に
おいては、第5図Cに示した読出し時のゲート電
圧VφGを蓄積時のレベルと同レベルにすることも
できるし、反選択トランジスタ45−1〜45−
nが無くても光電荷を蓄積することができるか
ら、これらを除くこともできる。また、本発明の
固体撮像装置においては、上述したソース・ゲー
ト選択方式に限らず、ドレイン・ゲート選択方式
あるいはソース・ドレイン選択方式によりラスタ
走査してビデオ信号を取出すよう構成することも
できる。
のではなく、幾多の変形または変更が可能であ
る。例えば、第2図A〜Cに示したMOSSIT1
1においては、半導体基板をn-または真性半導
体をもつて構成したが、n-/n+、真性半導体/
n+またはp-/n+の複層構造をもつて構成するこ
ともできる。この場合のプロセスは、第6図A〜
Hに示す工程にn+基板上にn-、真性半導体また
はp-の半導体層を堆積するエピタキシヤル工程
が加わるのみで、マスク枚数は5〜6枚と変わら
ず、少なくて済む。また、このように半導体を複
層構造とした場合には、第2図A〜Cに示した
MOSSIT11に比べて寄生ドレイン抵抗を小さ
くできると共に、正孔に対する画素間のアイソレ
ーシヨンもより確実にできる等の効果がある他、
エピタキシヤル層の厚さでポテンシヤルバリヤ長
を決定できる特長を利用したプロセス、デバイス
設計ができる利点もある。更に、かかる変形例お
よび第2図〜第6図に示す実施例において、画素
間のアイソレーシヨンはn+拡散層に限らず、絶
縁溝を形成して分離することもできる。更にま
た、本発明の固体撮像装置は、nチヤネルに限ら
ずpチヤネルをもつて構成することもできる。こ
の場合には、上述した実施例および変形例におい
て、印加する電圧の極性を反対にすればよい。更
に、第5図Aに示したソース・ゲート選択方式に
おいては、第5図Cに示した読出し時のゲート電
圧VφGを蓄積時のレベルと同レベルにすることも
できるし、反選択トランジスタ45−1〜45−
nが無くても光電荷を蓄積することができるか
ら、これらを除くこともできる。また、本発明の
固体撮像装置においては、上述したソース・ゲー
ト選択方式に限らず、ドレイン・ゲート選択方式
あるいはソース・ドレイン選択方式によりラスタ
走査してビデオ信号を取出すよう構成することも
できる。
(発明の効果)
以上述べたところから明らかなように、本発明
によれば、各画素を構成するSITのゲート構造
を、ゲート拡散層を有しないMOS形としたから
少ないマスク枚数でソース・ゲート構造を微細化
するに必要な自己整合プロセスを使用でき、しか
も周辺回路デバイスとのプロセスの融合性も高く
できるから高密度の固体撮像装置を安価に得るこ
とができると共に、ゲート電極を薄くできるか
ら、これにより長波長から単波長に亘つて高感度
の固体撮像装置を得ることができる。また、光蓄
積電荷のリセツトもゲート拡散層を有するものと
比べ容易かつ確実にできると共にゲート・ソース
耐圧も高くでき、しかもデバイス特性のばらつき
も小さくできる。
によれば、各画素を構成するSITのゲート構造
を、ゲート拡散層を有しないMOS形としたから
少ないマスク枚数でソース・ゲート構造を微細化
するに必要な自己整合プロセスを使用でき、しか
も周辺回路デバイスとのプロセスの融合性も高く
できるから高密度の固体撮像装置を安価に得るこ
とができると共に、ゲート電極を薄くできるか
ら、これにより長波長から単波長に亘つて高感度
の固体撮像装置を得ることができる。また、光蓄
積電荷のリセツトもゲート拡散層を有するものと
比べ容易かつ確実にできると共にゲート・ソース
耐圧も高くでき、しかもデバイス特性のばらつき
も小さくできる。
第1図は従来のSITの構成を示す断面図、第2
図A〜Cは本発明の固体撮像装置を構成するSIT
の一実施例を示す図、第3図および第4図A〜D
は第2図A〜Cに示すSITの動作を説明するため
の図、第5図A〜Cは本発明の固体撮像装置の全
体の一例の回路構成および動作を説明するための
図、第6図A〜Hは第5図Aに示す固体撮像装置
の製造プロセスを示す図である。 11,11−11〜11−mn……MOSSIT、
12……基板、13……ソース拡散層、14……
ソース電極、15……ゲート絶縁膜、16……ゲ
ート電極、17……ドレイン拡散層、18……絶
縁膜、19……アイソレーシヨン用拡散層、41
−1〜41−m……行ライン、42……垂直走査
回路、43−1〜43−n……列ライン、44−
1〜44−n……列選択トランジスタ、45−1
〜45−n……反選択トランジスタ、46……ビ
デオライン、47……グランドライン、48……
水平走査回路、49……負荷抵抗、51……フイ
ールド絶縁膜、52……受光デバイス部分、5
3,56,58,61,63……レジスト膜、5
4……周辺回路デバイス部分、55……pウエ
ル、57……電極膜、59……ソース拡散層、6
0……ドレイン拡散層、62……コンタクト穴、
64……ソース電極、65……ドレイン電極。
図A〜Cは本発明の固体撮像装置を構成するSIT
の一実施例を示す図、第3図および第4図A〜D
は第2図A〜Cに示すSITの動作を説明するため
の図、第5図A〜Cは本発明の固体撮像装置の全
体の一例の回路構成および動作を説明するための
図、第6図A〜Hは第5図Aに示す固体撮像装置
の製造プロセスを示す図である。 11,11−11〜11−mn……MOSSIT、
12……基板、13……ソース拡散層、14……
ソース電極、15……ゲート絶縁膜、16……ゲ
ート電極、17……ドレイン拡散層、18……絶
縁膜、19……アイソレーシヨン用拡散層、41
−1〜41−m……行ライン、42……垂直走査
回路、43−1〜43−n……列ライン、44−
1〜44−n……列選択トランジスタ、45−1
〜45−n……反選択トランジスタ、46……ビ
デオライン、47……グランドライン、48……
水平走査回路、49……負荷抵抗、51……フイ
ールド絶縁膜、52……受光デバイス部分、5
3,56,58,61,63……レジスト膜、5
4……周辺回路デバイス部分、55……pウエ
ル、57……電極膜、59……ソース拡散層、6
0……ドレイン拡散層、62……コンタクト穴、
64……ソース電極、65……ドレイン電極。
Claims (1)
- 1 第一導電型を有するドレインとなる低抵抗半
導体と、この低抵抗半導体の表面に堆積した第一
導電型を有する高抵抗半導体または真性半導体も
しくは第二導電型を有する高抵抗半導体よりなる
チヤネル層と、このチヤネル層の表面に形成した
第一導電型を有する低抵抗拡散層よりなるソース
領域と、このソース領域を囲むように前記チヤネ
ル層の表面に形成され、光励起により発生したキ
ヤリアを蓄積するMOSゲート領域とを有し、前
記ソース領域の中心部下に、ソース電流を制御す
る電位障壁を存在させるようにした静電誘導トラ
ンジスタをもつて、画素を構成したことを特徴と
する固体撮像装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59085904A JPS60229368A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 固体撮像装置 |
US06/709,804 US4677453A (en) | 1984-04-27 | 1985-03-08 | Solid state image sensor |
DE19853515013 DE3515013A1 (de) | 1984-04-27 | 1985-04-25 | Festkoerper-bildsensor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59085904A JPS60229368A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 固体撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60229368A JPS60229368A (ja) | 1985-11-14 |
JPH0582746B2 true JPH0582746B2 (ja) | 1993-11-22 |
Family
ID=13871830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59085904A Granted JPS60229368A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 固体撮像装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4677453A (ja) |
JP (1) | JPS60229368A (ja) |
DE (1) | DE3515013A1 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6312161A (ja) * | 1986-07-03 | 1988-01-19 | Olympus Optical Co Ltd | 半導体撮像装置 |
JPS6442992A (en) * | 1987-08-08 | 1989-02-15 | Olympus Optical Co | Solid-state image pickup device |
KR910006705B1 (ko) * | 1988-11-17 | 1991-08-31 | 삼성전자 주식회사 | 발광다이오드 어레이 및 그 제조방법 |
EP0444696B1 (en) * | 1990-03-02 | 1996-05-22 | Sony Corporation | Solid state image sensor |
KR100223826B1 (ko) * | 1997-06-04 | 1999-10-15 | 구본준 | 씨씨디(ccd) 영상소자의 제조방법 |
JP3403062B2 (ja) * | 1998-03-31 | 2003-05-06 | 株式会社東芝 | 固体撮像装置 |
US6091093A (en) | 1999-06-01 | 2000-07-18 | Intel Corporation | Photodiode having transparent insulating film around gate islands above p-n junction |
US6580106B2 (en) * | 2001-01-12 | 2003-06-17 | Isetex. Inc | CMOS image sensor with complete pixel reset without kTC noise generation |
US6965102B1 (en) * | 2002-04-05 | 2005-11-15 | Foveon, Inc. | Large dynamic range, low-leakage vertical color pixel sensor |
DE102013110695A1 (de) | 2012-10-02 | 2014-04-03 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Bildsensor, Verfahren zum Betreiben desselben und Bildverarbeitungssystem mit demselben |
KR102484157B1 (ko) | 2017-03-19 | 2023-01-03 | 코빌타 오와이 | 변조된 이미지 캡처를 위한 시스템 및 방법 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4427990A (en) * | 1978-07-14 | 1984-01-24 | Zaidan Hojin Handotai Kenkyu Shinkokai | Semiconductor photo-electric converter with insulated gate over p-n charge storage region |
JPS55124259A (en) * | 1979-03-19 | 1980-09-25 | Semiconductor Res Found | Semiconductor device |
US4364167A (en) * | 1979-11-28 | 1982-12-21 | General Motors Corporation | Programming an IGFET read-only-memory |
JPS5688363A (en) * | 1979-12-20 | 1981-07-17 | Nec Corp | Field effect transistor |
JPS5754361A (en) * | 1980-09-19 | 1982-03-31 | Nec Corp | Cmos logic circuit device |
JPS58105672A (ja) * | 1981-12-17 | 1983-06-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | 半導体撮像装置 |
JPH0666446B2 (ja) * | 1984-03-29 | 1994-08-24 | オリンパス光学工業株式会社 | 固体撮像素子 |
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