JPH0579996A - 付着物判別装置 - Google Patents
付着物判別装置Info
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- JPH0579996A JPH0579996A JP210292A JP210292A JPH0579996A JP H0579996 A JPH0579996 A JP H0579996A JP 210292 A JP210292 A JP 210292A JP 210292 A JP210292 A JP 210292A JP H0579996 A JPH0579996 A JP H0579996A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は紙葉の付着物を誤判別することなく確
実に判別する。 【構成】光源(10)から出力された被検査物(3) 及びこの
被検査物(3) の付着物(4) に対してそれぞれ共通の吸収
の波長光を被検査物(3) に照射してその透過光を受光器
(12)により受光する。そして、この受光量を受けて判別
手段(13)は被検査物(3) に対する付着物(4) の有無を判
別する。又、上記被検査物(3) を透過した光を第1受光
器(12)により受光するとともに被検査物(3) の反射光を
第2受光器(20)により受光し、判別手段(21)によりこれ
ら受光量の比を求めて被検査物(3) に対する付着物(4)
の有無を判別する。さらに、上記受光器の出力信号を対
数変換回路(34)により対数変換し、この変換出力を受け
て判別手段(35)により被検査物(3) に対する付着物(4)
の有無を判別する。
実に判別する。 【構成】光源(10)から出力された被検査物(3) 及びこの
被検査物(3) の付着物(4) に対してそれぞれ共通の吸収
の波長光を被検査物(3) に照射してその透過光を受光器
(12)により受光する。そして、この受光量を受けて判別
手段(13)は被検査物(3) に対する付着物(4) の有無を判
別する。又、上記被検査物(3) を透過した光を第1受光
器(12)により受光するとともに被検査物(3) の反射光を
第2受光器(20)により受光し、判別手段(21)によりこれ
ら受光量の比を求めて被検査物(3) に対する付着物(4)
の有無を判別する。さらに、上記受光器の出力信号を対
数変換回路(34)により対数変換し、この変換出力を受け
て判別手段(35)により被検査物(3) に対する付着物(4)
の有無を判別する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば紙葉類に貼られ
たテープの有無を判別する付着物判別装置に関する。
たテープの有無を判別する付着物判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙葉類に貼れたテープ、例えば紙を修復
するために貼られたテープを判別する技術としては、図
12に示すようにローラ1、2を設け、これらローラ
1、2間に紙葉3を挿入してテープ3の厚みを測定する
方法が取られている。従って、各ローラ1、2間にテー
プ4が貼られた部分が通過すると、このとき各ローラ
1、2の軸間の距離が長くなる。又、他の技術としては
図13に示すように可視光を紙葉3に照射し、その透過
光を受光器5で受光してその受光量からテープ4の有無
を判別している。
するために貼られたテープを判別する技術としては、図
12に示すようにローラ1、2を設け、これらローラ
1、2間に紙葉3を挿入してテープ3の厚みを測定する
方法が取られている。従って、各ローラ1、2間にテー
プ4が貼られた部分が通過すると、このとき各ローラ
1、2の軸間の距離が長くなる。又、他の技術としては
図13に示すように可視光を紙葉3に照射し、その透過
光を受光器5で受光してその受光量からテープ4の有無
を判別している。
【0003】しかしながら、ローラ1、2を使用する技
術では紙葉3の折り目などが各ローラ1、2間を通過す
ると、テープ4が貼られた部分と同様に各ローラ1、2
の各軸間の距離が長くなる。このため、紙葉3の折り目
などをテープ4の貼られた部分として誤判別する。又、
各ローラ1、2が消耗するので、これらローラ1、2の
保守が大変である。
術では紙葉3の折り目などが各ローラ1、2間を通過す
ると、テープ4が貼られた部分と同様に各ローラ1、2
の各軸間の距離が長くなる。このため、紙葉3の折り目
などをテープ4の貼られた部分として誤判別する。又、
各ローラ1、2が消耗するので、これらローラ1、2の
保守が大変である。
【0004】又、可視光を使用した技術ではテープ4の
種類や紙葉3における印刷の有無によって透過光量が変
化して誤判別する。例えば、セロハンテープと透明ビニ
ールテープとでは共に可視光がほとんど透過するので、
これらテープが貼ってあっても、貼っていないと誤判別
する。
種類や紙葉3における印刷の有無によって透過光量が変
化して誤判別する。例えば、セロハンテープと透明ビニ
ールテープとでは共に可視光がほとんど透過するので、
これらテープが貼ってあっても、貼っていないと誤判別
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように各テープ
の判別技術ではいずれもテープを誤判別する。そこで本
発明は、紙葉の付着物を誤判別することなく確実に判別
できる信頼性の高い付着物判別装置を提供することを目
的とする。
の判別技術ではいずれもテープを誤判別する。そこで本
発明は、紙葉の付着物を誤判別することなく確実に判別
できる信頼性の高い付着物判別装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、被検査物及び
この被検査物の付着物に対してそれぞれ共通する吸収波
長光を出力する光源と、この光源から出力され被検査物
を透過した光を受光する受光器と、この受光器により受
光された受光量により被検査物に対する付着物の有無を
判別する判別手段とを備えて上記目的を達成しようとす
る付着物判別装置である。
この被検査物の付着物に対してそれぞれ共通する吸収波
長光を出力する光源と、この光源から出力され被検査物
を透過した光を受光する受光器と、この受光器により受
光された受光量により被検査物に対する付着物の有無を
判別する判別手段とを備えて上記目的を達成しようとす
る付着物判別装置である。
【0007】又、本発明は、被検査物及びこの被検査物
の付着物に対してそれぞれ共通する吸収波長光を出力す
る光源と、この光源から出力され被検査物を透過した光
を受光する第1受光器と、被検査物の反射光を受光する
第2受光器と、これら第1及び第2受光器により受光さ
れた各受光量の比により被検査物に対する付着物の有無
を判別する判別手段とを備えて上記目的を達成しようと
する付着物判別装置である。
の付着物に対してそれぞれ共通する吸収波長光を出力す
る光源と、この光源から出力され被検査物を透過した光
を受光する第1受光器と、被検査物の反射光を受光する
第2受光器と、これら第1及び第2受光器により受光さ
れた各受光量の比により被検査物に対する付着物の有無
を判別する判別手段とを備えて上記目的を達成しようと
する付着物判別装置である。
【0008】さらに本発明は、被検査物及びこの被検査
物の付着物に対してそれぞれ共通する吸収波長光を出力
する光源と、この光源から出力され被検査物を透過した
光を受光する受光器と、この受光器の出力信号を対数変
換する対数変換回路と、この対数変換回路の出力により
被検査物に対する付着物の有無を判別する判別手段とを
備えて上記目的を達成しようとする付着物判別装置であ
る。
物の付着物に対してそれぞれ共通する吸収波長光を出力
する光源と、この光源から出力され被検査物を透過した
光を受光する受光器と、この受光器の出力信号を対数変
換する対数変換回路と、この対数変換回路の出力により
被検査物に対する付着物の有無を判別する判別手段とを
備えて上記目的を達成しようとする付着物判別装置であ
る。
【0009】
【作用】このような手段を備えたことにより、被検査物
及びこの被検査物の付着物に対してそれぞれ共通する吸
収波長光を光源から出力して被検査物に照射し、この被
検査物を透過した光を受光器により受光する。そして、
判別手段は受光器からの信号出力を受けて被検査物に対
する付着物の有無を判別する。
及びこの被検査物の付着物に対してそれぞれ共通する吸
収波長光を光源から出力して被検査物に照射し、この被
検査物を透過した光を受光器により受光する。そして、
判別手段は受光器からの信号出力を受けて被検査物に対
する付着物の有無を判別する。
【0010】又、上記同様に被検査物及びこの被検査物
の付着物に対してそれぞれ共通する吸収波長光を被検査
物に照射し、このときに被検査物を透過した光を第1受
光器により受光し、被検査物の反射光を第2受光器によ
り受光する。そして、判別手段によりこれら受光器の出
力信号の比を求めて被検査物に対する付着物の有無を判
別する。
の付着物に対してそれぞれ共通する吸収波長光を被検査
物に照射し、このときに被検査物を透過した光を第1受
光器により受光し、被検査物の反射光を第2受光器によ
り受光する。そして、判別手段によりこれら受光器の出
力信号の比を求めて被検査物に対する付着物の有無を判
別する。
【0011】さらに、上記同様に被検査物及びこの被検
査物の付着物に対してそれぞれ共通する吸収波長光を被
検査物に照射し、この被検査物を透過した光を受光器に
より受光する。そして、この受光器の出力信号を対数変
換回路により対数変換し、この変換出力を受けて判別手
段により被検査物に対する付着物の有無を判別する。
査物の付着物に対してそれぞれ共通する吸収波長光を被
検査物に照射し、この被検査物を透過した光を受光器に
より受光する。そして、この受光器の出力信号を対数変
換回路により対数変換し、この変換出力を受けて判別手
段により被検査物に対する付着物の有無を判別する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0013】図1は紙葉に貼られたテープの付着物判別
装置の構成図である。レーザ発振器10が備えられ、こ
のレーザ発振器10から出力されたレーザ光がミラー1
1により紙葉3に照射されるようになっている。このレ
ーザ発振器10はHe−Neレーザで発振波長 3.4μm
のレーザ光を出力するものである。
装置の構成図である。レーザ発振器10が備えられ、こ
のレーザ発振器10から出力されたレーザ光がミラー1
1により紙葉3に照射されるようになっている。このレ
ーザ発振器10はHe−Neレーザで発振波長 3.4μm
のレーザ光を出力するものである。
【0014】ところで、紙葉3,例えば紙幣とテープと
に対してフーリエ変換赤外分光光度計により測定をした
ところと吸収の大きい波長として表1に示す吸収波長の
結果を得た。
に対してフーリエ変換赤外分光光度計により測定をした
ところと吸収の大きい波長として表1に示す吸収波長の
結果を得た。
【0015】
【表1】
【0016】この結果から分かるように紙幣のすかし、
青色印刷、多色印刷などの各部分で共通する吸収波長は
3.4μmとなっている。従って、レーザ発振器10の発
振波長は 3.4μmに設定される。
青色印刷、多色印刷などの各部分で共通する吸収波長は
3.4μmとなっている。従って、レーザ発振器10の発
振波長は 3.4μmに設定される。
【0017】又、紙葉3を介してミラー1と対向する位
置には受光素子12が配置されている。この受光素子1
2は例えばPbSe等の赤外線検出器からなっており、
受光量に応じた電気信号を出力する。この受光素子12
から出力された電気信号は判別装置13に送られてい
る。
置には受光素子12が配置されている。この受光素子1
2は例えばPbSe等の赤外線検出器からなっており、
受光量に応じた電気信号を出力する。この受光素子12
から出力された電気信号は判別装置13に送られてい
る。
【0018】この判別装置13はこの受光素子12によ
り出力された信号、つまり紙葉3における透過光量によ
り紙葉3に対するテープ4の有無を判別する機能を有す
るもので、テープ4が貼られている部分の出力信号は減
少する。
り出力された信号、つまり紙葉3における透過光量によ
り紙葉3に対するテープ4の有無を判別する機能を有す
るもので、テープ4が貼られている部分の出力信号は減
少する。
【0019】なお、レーザ発振器10から出力されるレ
ーザ光の光路にはチョッパ14が設けられ、又判別装置
13の判別結果は表示装置15に表示されるようになっ
ている。
ーザ光の光路にはチョッパ14が設けられ、又判別装置
13の判別結果は表示装置15に表示されるようになっ
ている。
【0020】かかる構成であれば、レーザ発振器10か
ら出力された波長 3.4μmのレーザ光はチョッパ14に
よりチョッピングされミラー11により反射して紙葉3
に照射される。このとき、紙葉3は搬送装置により矢印
(イ)方向に搬送されている。受光素子12は紙葉3を
透過したレーザ光を受光してその受光量に応じた電気信
号を出力する。ここで、テープ4が貼られた部分にレー
ザ光が照射されると、波長 3.4μmに対する吸収率は紙
葉3のみと比較して大きくなる。図2は紙葉3のみの受
光素子12の出力レベルを示し、図3はテープ4の貼ら
れた部分の受光素子12の出力レベルを示す。従って、
判別装置13は受光素子12の出力レベル、つまり受光
素子12の受光量から図2に示す出力レベルの場合にテ
ープ4の無しと判別し、図3に示す出力レベルの場合に
テープ4の有りと判別する。
ら出力された波長 3.4μmのレーザ光はチョッパ14に
よりチョッピングされミラー11により反射して紙葉3
に照射される。このとき、紙葉3は搬送装置により矢印
(イ)方向に搬送されている。受光素子12は紙葉3を
透過したレーザ光を受光してその受光量に応じた電気信
号を出力する。ここで、テープ4が貼られた部分にレー
ザ光が照射されると、波長 3.4μmに対する吸収率は紙
葉3のみと比較して大きくなる。図2は紙葉3のみの受
光素子12の出力レベルを示し、図3はテープ4の貼ら
れた部分の受光素子12の出力レベルを示す。従って、
判別装置13は受光素子12の出力レベル、つまり受光
素子12の受光量から図2に示す出力レベルの場合にテ
ープ4の無しと判別し、図3に示す出力レベルの場合に
テープ4の有りと判別する。
【0021】このように上記第1実施例においては、レ
ーザ発振器10から出力された波長3.4μmのレーザ光
を紙葉3に照射し、紙葉3を透過した光を受光素子12
により受光し、この受光量により紙葉3に対するテープ
4の有無を判別する構成としたので、テープ4の種類や
紙葉3、例えば紙幣の折り目に影響されずに確実に紙葉
3に貼られたテープ4を判別できる。又、ローラ等を使
用しないのでローラの保守は無くなり、又非接触により
高速に判別ができる。次に本発明の第2実施例について
説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付して
その詳しい説明は省略する。
ーザ発振器10から出力された波長3.4μmのレーザ光
を紙葉3に照射し、紙葉3を透過した光を受光素子12
により受光し、この受光量により紙葉3に対するテープ
4の有無を判別する構成としたので、テープ4の種類や
紙葉3、例えば紙幣の折り目に影響されずに確実に紙葉
3に貼られたテープ4を判別できる。又、ローラ等を使
用しないのでローラの保守は無くなり、又非接触により
高速に判別ができる。次に本発明の第2実施例について
説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付して
その詳しい説明は省略する。
【0022】図4は紙葉に貼られたテープの付着物判別
装置の構成図である。レーザ発振器10から出力された
レーザ光はミラー11により所定角度で紙葉3に照射さ
れるようになっている。受光素子20は例えばPbSe
等の赤外線検出器であって、紙葉3からの反射レーザ光
を受光してその受光量に応じた電気信号を出力するもの
である。
装置の構成図である。レーザ発振器10から出力された
レーザ光はミラー11により所定角度で紙葉3に照射さ
れるようになっている。受光素子20は例えばPbSe
等の赤外線検出器であって、紙葉3からの反射レーザ光
を受光してその受光量に応じた電気信号を出力するもの
である。
【0023】判別装置21は各受光素子12、20によ
り受光された各受光量の比により紙葉3に対するテープ
4の有無を判別する機能を有している。すなわち、レー
ザ光がテープの部分に照射されると、反射光量と透過光
量との比(反射光量/透過光量)は大きくなる。
り受光された各受光量の比により紙葉3に対するテープ
4の有無を判別する機能を有している。すなわち、レー
ザ光がテープの部分に照射されると、反射光量と透過光
量との比(反射光量/透過光量)は大きくなる。
【0024】かかる構成であれば、レーザ発振器10か
ら出力された波長 3.4μmのレーザ光はチョッパ14に
よりチョッピングされミラー11により反射して所定角
度で紙葉3に照射される。このとき、紙葉3は上記同様
に搬送装置により矢印(イ)方向に搬送されている。し
かるに、受光素子12は紙葉3を透過したレーザ光を受
光してその受光量に応じた電気信号を出力し、又、受光
素子20は紙葉3からの反射レーザ光を受光してその受
光量に応じた電気信号を出力する。そして、上記同様に
テープ4が貼られた部分にレーザ光が照射されると、紙
葉3のみと比較して波長 3.4μmに対する吸収率は大き
くなる。従って、紙葉3のみの受光素子12の出力レベ
ルは上記同様に図2に示す通りとなり、テープ4の貼ら
れた部分の受光素子12の出力レベルは上記同様に図3
に示す通りとなる。一方、紙葉3のみの受光素子20の
出力レベルは図5に示す通りとなり、又テープ4の貼ら
れた部分の受光素子20の出力レベルは図6に示す通り
増加する。これら受光素子12、20から出力される各
電気信号は共に判別装置21に送られる。
ら出力された波長 3.4μmのレーザ光はチョッパ14に
よりチョッピングされミラー11により反射して所定角
度で紙葉3に照射される。このとき、紙葉3は上記同様
に搬送装置により矢印(イ)方向に搬送されている。し
かるに、受光素子12は紙葉3を透過したレーザ光を受
光してその受光量に応じた電気信号を出力し、又、受光
素子20は紙葉3からの反射レーザ光を受光してその受
光量に応じた電気信号を出力する。そして、上記同様に
テープ4が貼られた部分にレーザ光が照射されると、紙
葉3のみと比較して波長 3.4μmに対する吸収率は大き
くなる。従って、紙葉3のみの受光素子12の出力レベ
ルは上記同様に図2に示す通りとなり、テープ4の貼ら
れた部分の受光素子12の出力レベルは上記同様に図3
に示す通りとなる。一方、紙葉3のみの受光素子20の
出力レベルは図5に示す通りとなり、又テープ4の貼ら
れた部分の受光素子20の出力レベルは図6に示す通り
増加する。これら受光素子12、20から出力される各
電気信号は共に判別装置21に送られる。
【0025】この判別装置21は各受光素子12、20
から出力される電気信号の比、つまり各受光素子12、
20での受光量の比を求めて紙葉3に対するテープ4の
有無を判別する。すなわち、図7に示すようにテープ4
の貼られた部分の反射光量に対する透過光量の比は大き
くなり、同部分をテープ4の有りと判別する。
から出力される電気信号の比、つまり各受光素子12、
20での受光量の比を求めて紙葉3に対するテープ4の
有無を判別する。すなわち、図7に示すようにテープ4
の貼られた部分の反射光量に対する透過光量の比は大き
くなり、同部分をテープ4の有りと判別する。
【0026】このように上記第2実施例においては、レ
ーザ発振器10から出力されたレーザ光を紙葉3に照射
し、この紙葉3を透過したレーザ光を受光素子12によ
り受光するとともに紙葉3の反射レーザ光を受光素子2
0により受光し、これら受光量の比を求めて紙葉3に対
するテープ4の有無を判別する構成としたので、上記第
1実施例と同様にテープ4の種類や紙葉3、例えば紙幣
の折り目に影響されずに確実に紙葉3に貼られたテープ
4を判別できる。又、ローラ等を使用しないのでローラ
の保守は無くなり、又非接触により高速に判別ができ
る。次に本発明の第3実施例について説明する。
ーザ発振器10から出力されたレーザ光を紙葉3に照射
し、この紙葉3を透過したレーザ光を受光素子12によ
り受光するとともに紙葉3の反射レーザ光を受光素子2
0により受光し、これら受光量の比を求めて紙葉3に対
するテープ4の有無を判別する構成としたので、上記第
1実施例と同様にテープ4の種類や紙葉3、例えば紙幣
の折り目に影響されずに確実に紙葉3に貼られたテープ
4を判別できる。又、ローラ等を使用しないのでローラ
の保守は無くなり、又非接触により高速に判別ができ
る。次に本発明の第3実施例について説明する。
【0027】図8は紙葉に貼られたテープの付着物判別
装置の構成図である。赤外ハロゲンランプ30が紙葉3
の搬送ラインの上方に配置されている。この赤外ハロゲ
ンランプ30の僅か下方位置には光チョッパ31が配置
され、さらに波長 3.4μmのみの光を透過させる干渉フ
ィルタ32が配置されている。なお、実際には干渉フィ
ルタ32は波長 3.4μmを中心波長として光を透過する
ものである。
装置の構成図である。赤外ハロゲンランプ30が紙葉3
の搬送ラインの上方に配置されている。この赤外ハロゲ
ンランプ30の僅か下方位置には光チョッパ31が配置
され、さらに波長 3.4μmのみの光を透過させる干渉フ
ィルタ32が配置されている。なお、実際には干渉フィ
ルタ32は波長 3.4μmを中心波長として光を透過する
ものである。
【0028】一方、紙葉3の搬送ラインを挟んで赤外ハ
ロゲンランプ30と対向する側には受光素子33が配置
されている。この受光素子33は受光量に応じた電気信
号を出力するもので、その出力端子は対数変換回路34
に接続さている。この対数変換回路34は受光素子33
から出力された電気信号に対して対数変換処理を実行す
るもので、その出力端子はコンピュータ35に接続され
ている。
ロゲンランプ30と対向する側には受光素子33が配置
されている。この受光素子33は受光量に応じた電気信
号を出力するもので、その出力端子は対数変換回路34
に接続さている。この対数変換回路34は受光素子33
から出力された電気信号に対して対数変換処理を実行す
るもので、その出力端子はコンピュータ35に接続され
ている。
【0029】このコンピュータ35は対数変換回路34
の出力を取り込んで紙葉3における透過光量を求め、こ
の透過光量の変化から紙葉3に付着しているテープ4の
有無を判別する判別手段としての機能を有している。
の出力を取り込んで紙葉3における透過光量を求め、こ
の透過光量の変化から紙葉3に付着しているテープ4の
有無を判別する判別手段としての機能を有している。
【0030】かかる構成であれば、赤外ハロゲンランプ
30から放射された赤外光は光チョッパ31によりチョ
ッピングされて干渉フィルタ32に入射する。この干渉
フィルタ32では入射した赤外光のうち波長 3.4μmの
みの光が透過する。
30から放射された赤外光は光チョッパ31によりチョ
ッピングされて干渉フィルタ32に入射する。この干渉
フィルタ32では入射した赤外光のうち波長 3.4μmの
みの光が透過する。
【0031】この状態に紙葉3が赤外ハロゲンランプ3
0の下方に到達すると、波長 3.4μmの光が紙葉3を透
過する。そして、この紙葉3を透過した光は受光素子3
3に入射する。
0の下方に到達すると、波長 3.4μmの光が紙葉3を透
過する。そして、この紙葉3を透過した光は受光素子3
3に入射する。
【0032】この受光素子33は受光量に応じた電気信
号を出力する。対数変換回路34は受光素子33からの
電気信号を入力して対数変換し、その変換出力をコンピ
ュータ35に送る。
号を出力する。対数変換回路34は受光素子33からの
電気信号を入力して対数変換し、その変換出力をコンピ
ュータ35に送る。
【0033】このコンピュータ35は対数変換回路34
の出力を取り込んで紙葉3における透過光量の変化を求
め、この透過光量の変化から紙葉3に付着しているテー
プ4の有無を判別する。図9は対数変換回路34の変換
出力から求めた透過光量の変化を示す図であって、紙葉
3におけるテープ4の付着された部分の透過光量は減少
し、かつ他のテープ4の付着されない部分の透過光量は
平均化されている。
の出力を取り込んで紙葉3における透過光量の変化を求
め、この透過光量の変化から紙葉3に付着しているテー
プ4の有無を判別する。図9は対数変換回路34の変換
出力から求めた透過光量の変化を示す図であって、紙葉
3におけるテープ4の付着された部分の透過光量は減少
し、かつ他のテープ4の付着されない部分の透過光量は
平均化されている。
【0034】ここで、比較の為に受光素子33から出力
された電気信号を対数変換回路34を通さずに直接コン
ピュータ35に導いて透過光量を求めると、図10に示
す透過光量変化を示す。この図から分かるようにテープ
4の付着されない部分の透過光量は変化が大きく、特に
同部分で透過光量の大きい部分は例えば紙葉3にすかし
が形成された部分を示している。つまり、すかしの部分
は他の部分と比較して紙葉3の厚さが20μm程度薄いの
で、透過光量が大きくなる。そして、この透過光量の変
化は紙葉3の厚み変化に対して線形でなく、指数関数的
に変化する。
された電気信号を対数変換回路34を通さずに直接コン
ピュータ35に導いて透過光量を求めると、図10に示
す透過光量変化を示す。この図から分かるようにテープ
4の付着されない部分の透過光量は変化が大きく、特に
同部分で透過光量の大きい部分は例えば紙葉3にすかし
が形成された部分を示している。つまり、すかしの部分
は他の部分と比較して紙葉3の厚さが20μm程度薄いの
で、透過光量が大きくなる。そして、この透過光量の変
化は紙葉3の厚み変化に対して線形でなく、指数関数的
に変化する。
【0035】従って、テープ4の付着する部分の検出
は、受光素子33の出力を対数変換して透過光量を求め
れば、この透過光量の変化から明確に判定されることが
分かる。
は、受光素子33の出力を対数変換して透過光量を求め
れば、この透過光量の変化から明確に判定されることが
分かる。
【0036】このように上記第3実施例においては、赤
外ハロゲンランプ30から放射され干渉フィルタ32に
透過した波長 3.4μmの光を紙葉3に照射し、この紙葉
3を透過したレーザ光を受光素子12により受光してそ
の出力信号を対数変換し、この対数変換された信号から
紙葉3の透過光量変化を求めてテープ4の有無を判別す
る構成としたので、上記各実施例と同様に紙葉3におけ
るテープ4の付着している部分と付着してない部分とを
確実に検出でき、かつローラ等を使用しないのでローラ
の保守は無くなり、又非接触により高速に判別ができ
る。そのうえ、テープ4の有無検出の精度が高い。
外ハロゲンランプ30から放射され干渉フィルタ32に
透過した波長 3.4μmの光を紙葉3に照射し、この紙葉
3を透過したレーザ光を受光素子12により受光してそ
の出力信号を対数変換し、この対数変換された信号から
紙葉3の透過光量変化を求めてテープ4の有無を判別す
る構成としたので、上記各実施例と同様に紙葉3におけ
るテープ4の付着している部分と付着してない部分とを
確実に検出でき、かつローラ等を使用しないのでローラ
の保守は無くなり、又非接触により高速に判別ができ
る。そのうえ、テープ4の有無検出の精度が高い。
【0037】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものでなくその要旨を逸脱しない範囲で変形してもよ
い。例えば、図11に示すように紙葉3の逆面に対して
レーザ光を照射してその透過レーザ光及び反射レーザ光
を各受光素子40、41で受光し、これら受光量の比を
判別装置21で求めて紙葉3の裏面に貼られたテープ4
を判別するように構成してもよい。又、判別するのはテ
ープに限ることはない。
ものでなくその要旨を逸脱しない範囲で変形してもよ
い。例えば、図11に示すように紙葉3の逆面に対して
レーザ光を照射してその透過レーザ光及び反射レーザ光
を各受光素子40、41で受光し、これら受光量の比を
判別装置21で求めて紙葉3の裏面に貼られたテープ4
を判別するように構成してもよい。又、判別するのはテ
ープに限ることはない。
【0038】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、紙
葉の付着物を誤判別することなく確実に判別できる付着
物判別装置を提供できる。
葉の付着物を誤判別することなく確実に判別できる付着
物判別装置を提供できる。
【図1】本発明に係わる付着物判別装置の第1実施例を
示す構成図。
示す構成図。
【図2】同装置における紙葉のみの受光量に応じた受光
素子の出力レベルを示す図。
素子の出力レベルを示す図。
【図3】同装置におけるテープ有り部分の受光量に応じ
た受光素子の出力レベルを示す図。
た受光素子の出力レベルを示す図。
【図4】本発明に係わる付着物判別装置の第2実施例を
示す構成図。
示す構成図。
【図5】同装置における紙葉のみの受光量に応じた受光
素子の出力レベルを示す図。
素子の出力レベルを示す図。
【図6】同装置におけるテープ有りの受光量に応じた受
光素子の出力レベルを示す図。
光素子の出力レベルを示す図。
【図7】同装置におけるテープ有り部分の反射光量と透
過光量との比を示す図。
過光量との比を示す図。
【図8】本発明に係わる付着物判別装置の第3実施例を
示す構成図。
示す構成図。
【図9】同装置により対数変換した透過光量変化を示す
図。
図。
【図10】対数変換を施さない場合の透過光量変化を示
す図。
す図。
【図11】同装置の変形例を示す構成図。
【図12】従来装置の構成図。
【図13】従来装置の構成図。
3…紙葉、4…テープ、10…レーザ発振器、11…ミ
ラー、12,20,30,31,33…受光素子、1
3,21…判別装置、30…赤外ハロゲンランプ、31
…光チョッパ、32…干渉フィルタ、34…対数変換回
路、35…コンピュータ。
ラー、12,20,30,31,33…受光素子、1
3,21…判別装置、30…赤外ハロゲンランプ、31
…光チョッパ、32…干渉フィルタ、34…対数変換回
路、35…コンピュータ。
Claims (3)
- 【請求項1】 被検査物及びこの被検査物の付着物に対
してそれぞれ共通する吸収波長光を出力する光源と、こ
の光源から出力され前記被検査物を透過した光を受光す
る受光器と、この受光器により受光された受光量により
前記被検査物に対する前記付着物の有無を判別する判別
手段とを具備したことを特徴とする付着物判別装置。 - 【請求項2】 被検査物及びこの被検査物の付着物に対
してそれぞれ共通する吸収波長光を出力する光源と、こ
の光源から出力され前記被検査物を透過した光を受光す
る第1受光器と、前記被検査物の反射光を受光する第2
受光器と、これら第1及び第2受光器により受光された
各受光量の比により前記被検査物に対する前記付着物の
有無を判別する判別手段とを具備したことを特徴とする
付着物判別装置。 - 【請求項3】 被検査物及びこの被検査物の付着物に対
してそれぞれ共通する吸収波長光を出力する光源と、こ
の光源から出力され前記被検査物を透過した光を受光す
る受光器と、この受光器の出力信号を対数変換する対数
変換回路と、この対数変換回路の出力により前記被検査
物に対する前記付着物の有無を判別する判別手段とを具
備したことを特徴とする付着物判別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP210292A JPH0820376B2 (ja) | 1991-04-17 | 1992-01-09 | 付着物判別装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8527291 | 1991-04-17 | ||
JP3-85272 | 1991-04-17 | ||
JP210292A JPH0820376B2 (ja) | 1991-04-17 | 1992-01-09 | 付着物判別装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0579996A true JPH0579996A (ja) | 1993-03-30 |
JPH0820376B2 JPH0820376B2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=26335426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP210292A Expired - Fee Related JPH0820376B2 (ja) | 1991-04-17 | 1992-01-09 | 付着物判別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0820376B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0916837A (ja) * | 1995-07-03 | 1997-01-17 | Eeshitsuku Kk | 通過物検知器 |
GB2423574A (en) * | 2005-02-25 | 2006-08-30 | Macon Man And Design Ltd | Optical tape sensor |
JP2009300279A (ja) * | 2008-06-13 | 2009-12-24 | Glory Ltd | テラヘルツ光を用いた紙葉類の検査方法および検査装置 |
WO2016060094A1 (ja) * | 2014-10-14 | 2016-04-21 | ローレル精機株式会社 | THz帯を用いた検査装置 |
-
1992
- 1992-01-09 JP JP210292A patent/JPH0820376B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0916837A (ja) * | 1995-07-03 | 1997-01-17 | Eeshitsuku Kk | 通過物検知器 |
GB2423574A (en) * | 2005-02-25 | 2006-08-30 | Macon Man And Design Ltd | Optical tape sensor |
JP2009300279A (ja) * | 2008-06-13 | 2009-12-24 | Glory Ltd | テラヘルツ光を用いた紙葉類の検査方法および検査装置 |
WO2016060094A1 (ja) * | 2014-10-14 | 2016-04-21 | ローレル精機株式会社 | THz帯を用いた検査装置 |
US11385186B2 (en) | 2014-10-14 | 2022-07-12 | Laurel Precision Machines Co., Ltd. | Inspection apparatus using THzBAND |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0820376B2 (ja) | 1996-03-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |