JPH0578225B2 - - Google Patents
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- JPH0578225B2 JPH0578225B2 JP57162418A JP16241882A JPH0578225B2 JP H0578225 B2 JPH0578225 B2 JP H0578225B2 JP 57162418 A JP57162418 A JP 57162418A JP 16241882 A JP16241882 A JP 16241882A JP H0578225 B2 JPH0578225 B2 JP H0578225B2
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- JP
- Japan
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- signal
- cos2π
- equation
- output
- components
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Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 12
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 8
- 238000001914 filtration Methods 0.000 claims description 6
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 6
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 3
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 17
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 11
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 230000003044 adaptive effect Effects 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- 238000010606 normalization Methods 0.000 description 1
- 230000003595 spectral effect Effects 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/01—Equalisers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はデータ伝送システムに関し、更に具体
的に言えば、伝送路の振幅−周波数応答特性が対
称的でないシステムにおいて用いるのに特に適し
ている両側波帯直交搬送波(DSB−QC)変調技
術によつて変調されたデータ信号を受信する装置
に関するものである。本文に於て、DSB−QC変
調という用語は、振幅変調された2つの直交搬送
波を重ね合わせる事につて送波信号を得る全ての
変調技術を含む様に広い意味で用いられている。
的に言えば、伝送路の振幅−周波数応答特性が対
称的でないシステムにおいて用いるのに特に適し
ている両側波帯直交搬送波(DSB−QC)変調技
術によつて変調されたデータ信号を受信する装置
に関するものである。本文に於て、DSB−QC変
調という用語は、振幅変調された2つの直交搬送
波を重ね合わせる事につて送波信号を得る全ての
変調技術を含む様に広い意味で用いられている。
DSB−QC変調技術を用いるデータ伝送システ
ムの場合、送信すべき一連のビツトは最初qビツ
トずつの群に分けられ、各グループは2q個の複素
数若しくは複素記号のうちの1つに対応づけられ
る。複素記号はT秒の間隔を於て順次定められる
信号時点毎に送信される。各複素記号の送信は、
同じ周波数を有する2つの直交搬送波の振幅を複
素記号の実部及び虚部に対応させる事によつて行
われる。2つの搬送波に結合されて伝送路の入口
に与えられる。
ムの場合、送信すべき一連のビツトは最初qビツ
トずつの群に分けられ、各グループは2q個の複素
数若しくは複素記号のうちの1つに対応づけられ
る。複素記号はT秒の間隔を於て順次定められる
信号時点毎に送信される。各複素記号の送信は、
同じ周波数を有する2つの直交搬送波の振幅を複
素記号の実部及び虚部に対応させる事によつて行
われる。2つの搬送波に結合されて伝送路の入口
に与えられる。
通常のDSB−QC受信機は伝送路から受信する
信号を帯域通過フイルタに通し、そこで帯域外の
雑音を除去する。信号のエネルギーはAGC回路
によつて正規化される。その結果を信号はデイジ
タル化された後、データを再生するための処理を
受ける。通常、この処理はデイジタル化された信
号の同相成分及び直交成分を定め、それを局部搬
送波によつて復調し、復調した信号を等化し、そ
れからデータを抽出することを含む。受信機の
種々の構成要素は受信信号と同期したクロツクに
よつて制御される。この様な受信機の例は米国特
許第4227152号に開示されている。
信号を帯域通過フイルタに通し、そこで帯域外の
雑音を除去する。信号のエネルギーはAGC回路
によつて正規化される。その結果を信号はデイジ
タル化された後、データを再生するための処理を
受ける。通常、この処理はデイジタル化された信
号の同相成分及び直交成分を定め、それを局部搬
送波によつて復調し、復調した信号を等化し、そ
れからデータを抽出することを含む。受信機の
種々の構成要素は受信信号と同期したクロツクに
よつて制御される。この様な受信機の例は米国特
許第4227152号に開示されている。
DSB−QC変調技術を用いるデータ伝送システ
ムの場合、伝送路へ送り出されるデータ信号(以
下、送信信号と呼ぶ)の周波数スペクトルは、
3dBの減衰を生じる点でみて、搬送波の周波数c
を中心として、通信速度1/Tに等しい幅を有す
る。この幅を定めるナイキスト周波数と呼ばれる
周波数1及び2は次の式によつて示される。
ムの場合、伝送路へ送り出されるデータ信号(以
下、送信信号と呼ぶ)の周波数スペクトルは、
3dBの減衰を生じる点でみて、搬送波の周波数c
を中心として、通信速度1/Tに等しい幅を有す
る。この幅を定めるナイキスト周波数と呼ばれる
周波数1及び2は次の式によつて示される。
1=c−1/2T 2=c+1/2T
例として、CCITT勧告V29に従つたシステム
において9600bps(ビツト/秒)の速度で伝送さ
れる信号の典型的なスペクトルが第1図の実線で
示されている。この例の場合、次の値が用いられ
ている。
において9600bps(ビツト/秒)の速度で伝送さ
れる信号の典型的なスペクトルが第1図の実線で
示されている。この例の場合、次の値が用いられ
ている。
c=1700Hz 1/T=2400Hz
1=500Hz 2=2900Hz
理想的な伝送路が用いられているならば、伝送
路の出力端において得られる信号(以下、受信信
号と呼ぶ)のスペクトルは送信信号のスペクトル
と同一である。しかしながら、これは実際の伝送
路については当てはまらない。実際の伝送路、特
に公衆電話交換網の電話線は中心周波数に関して
非対称的な振幅−周波数応答曲線を有するので、
受信信号のスペクトルの両側部分が非対称的にな
る。第1図の破線は、実線で示されているスペク
トルを有する送信信号に対応する受信信号のスペ
クトルを示している。受信信号のスペクトルの非
対称性は受信機の動作、特にクロツクの同期化に
悪影響を及ぼす。米国特許第4039748号に開示さ
れている様に、通常、クロツクは受信信号の周波
数1及び2の成分から得られるタイミング情報に
よつて受信信号に対して同期化される様になつて
いる。
路の出力端において得られる信号(以下、受信信
号と呼ぶ)のスペクトルは送信信号のスペクトル
と同一である。しかしながら、これは実際の伝送
路については当てはまらない。実際の伝送路、特
に公衆電話交換網の電話線は中心周波数に関して
非対称的な振幅−周波数応答曲線を有するので、
受信信号のスペクトルの両側部分が非対称的にな
る。第1図の破線は、実線で示されているスペク
トルを有する送信信号に対応する受信信号のスペ
クトルを示している。受信信号のスペクトルの非
対称性は受信機の動作、特にクロツクの同期化に
悪影響を及ぼす。米国特許第4039748号に開示さ
れている様に、通常、クロツクは受信信号の周波
数1及び2の成分から得られるタイミング情報に
よつて受信信号に対して同期化される様になつて
いる。
本発明の目的はDSB−QC変調技術に従つて変
調されたデータ信号を受信する装置であつて、伝
送路の振幅−周波数応答の非対称性による悪影響
を補償するものを提供することである。
調されたデータ信号を受信する装置であつて、伝
送路の振幅−周波数応答の非対称性による悪影響
を補償するものを提供することである。
概略的に言つて、本発明による装置は通信速度
1/Tの整数倍の1/τの速度で受信信号をサン
プルした後フイルタリングを行うことにより信号
成分の位相を変えることなく周波数1及び2の成
分にほぼ等しい振幅を持たせる様に動作し、フイ
ルタリング後の信号を処理することによつてデー
タを得る。
1/Tの整数倍の1/τの速度で受信信号をサン
プルした後フイルタリングを行うことにより信号
成分の位相を変えることなく周波数1及び2の成
分にほぼ等しい振幅を持たせる様に動作し、フイ
ルタリング後の信号を処理することによつてデー
タを得る。
本発明の実施例において、フイルタの伝達関数
は次の如くである。
は次の如くである。
G()=α(1+2β cos 2πτ)
この式において、αはフイルタの利得を表わす
係数、βは実質的に次の式によつて示される係数
である。
係数、βは実質的に次の式によつて示される係数
である。
β=R−1/2(cos2π1τ−Rcos2π2τ)
この式において、R=A2/A1である。但し、
A1及びA2は受信信号の周波数1及び2を有する
成分の振幅を表わす値である。
A1及びA2は受信信号の周波数1及び2を有する
成分の振幅を表わす値である。
本発明のもう一つの実施例の場合、利得αの値
は実質的に次の式によつて定められる。
は実質的に次の式によつて定められる。
α=K/R・cos2π1τ−Rcos2π2τ/cos2π1
τ−cos2π2τ なお、Kは周波数1及び2を有する成分のフイ
ルタリング後の所望の振幅を表わす定数である。
τ−cos2π2τ なお、Kは周波数1及び2を有する成分のフイ
ルタリング後の所望の振幅を表わす定数である。
更に他の実施例の場合、α及びβは信号の受信
中に継続的に調節される。
中に継続的に調節される。
これから図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて詳しく説明する。
ついて詳しく説明する。
第2図はCCITT勧告V29に従つた9600bps用
DSB−QC受信機であつて本発明を実施したもの
のブロツク図である。伝送路から受信される信号
はAGC回路(図示せず)によつてエネルギーの
正規化を受け、帯域外の全ての雑音を除去する帯
域通過フイルタ(図示せず)を通された後、線1
を介してサンプリング回路2に与えられる。サン
プリング回路2は1/τの速度で信号をサンプル
する。受信信号を適正に表わすのに十分な数のサ
ンプルをサンプリング回路2の出力端に生じる様
に1/τを通信速度1/Tの整数倍のM/Tに等
しく選択されている。入力信号を適正に反映する
サンプルを得るためのサンプリング速度、即ち、
サンプリング信号の周波数は、周知の如く、2/
T以上であれば、任意の値でよいが、信号処理の
ための処理システム7において周波数1/Tを有
するクロツク信号を用いる関係で、このクロツク
信号に基いて容易に生成可能な周波数M/T(M
は2以上の整数)を有するサンプリング信号を用
いる方が都合がよいのである。相次ぐサンプルの
振幅値はアナログ・デイジタル変換器3によつて
デイジタル信号に変換されて、線4を介して補償
フイルタ5へ送られる。補償フイルタ5について
は、後で第3図を参照して詳しく説明する。補償
フイルタ5の出力は線6を介して処理装置7のデ
イジタル型ヒルベルト変換器8へ送られる。処理
システム7は受け取つた信号からデータの同相成
分及び直交成分を抽出するためのものである。
DSB−QC受信機であつて本発明を実施したもの
のブロツク図である。伝送路から受信される信号
はAGC回路(図示せず)によつてエネルギーの
正規化を受け、帯域外の全ての雑音を除去する帯
域通過フイルタ(図示せず)を通された後、線1
を介してサンプリング回路2に与えられる。サン
プリング回路2は1/τの速度で信号をサンプル
する。受信信号を適正に表わすのに十分な数のサ
ンプルをサンプリング回路2の出力端に生じる様
に1/τを通信速度1/Tの整数倍のM/Tに等
しく選択されている。入力信号を適正に反映する
サンプルを得るためのサンプリング速度、即ち、
サンプリング信号の周波数は、周知の如く、2/
T以上であれば、任意の値でよいが、信号処理の
ための処理システム7において周波数1/Tを有
するクロツク信号を用いる関係で、このクロツク
信号に基いて容易に生成可能な周波数M/T(M
は2以上の整数)を有するサンプリング信号を用
いる方が都合がよいのである。相次ぐサンプルの
振幅値はアナログ・デイジタル変換器3によつて
デイジタル信号に変換されて、線4を介して補償
フイルタ5へ送られる。補償フイルタ5について
は、後で第3図を参照して詳しく説明する。補償
フイルタ5の出力は線6を介して処理装置7のデ
イジタル型ヒルベルト変換器8へ送られる。処理
システム7は受け取つた信号からデータの同相成
分及び直交成分を抽出するためのものである。
ヒルベルト変換器は入力信号の同相成分及び直
交成分を2つの出力線に生じる周知の装置であ
る。デイジタル型のこの様な装置の例はDigital
Signal Processing,IEEE Press,1972内のL.R.
Rabiner及びC.M.Raderによる論文“Theory
and Implementation of the Discrete Hilbert
Transform”において説明されている。
交成分を2つの出力線に生じる周知の装置であ
る。デイジタル型のこの様な装置の例はDigital
Signal Processing,IEEE Press,1972内のL.R.
Rabiner及びC.M.Raderによる論文“Theory
and Implementation of the Discrete Hilbert
Transform”において説明されている。
ヒルベルト変換器8から生じる同相成分及び直
交成分は一対のサンプリング回路9及び10によ
つて通信速度1/Tでサンプルされる。サンプリ
ング回路9及び10の出力は復調器11に与えら
れる。復調器11は局部発生源(図示せず)から
cos2πcmTの形の同相搬送波とsin2πcmTの形の
直交搬送波を生じる。cは搬送周波数であり、m
は正整数である。通信時点mTにおいて復調器1
1に与えられる信号をr(mT)で表わし、その
同相成分及び直交成分をそれぞれRer(mT)及び
Imr(mT)で表わすとき、復調器11から生じる
復調信号y(mT)の同相成分Rey(mT)及び直
交成分Imy(mT)は周知の如く次の式によつて
定められる。
交成分は一対のサンプリング回路9及び10によ
つて通信速度1/Tでサンプルされる。サンプリ
ング回路9及び10の出力は復調器11に与えら
れる。復調器11は局部発生源(図示せず)から
cos2πcmTの形の同相搬送波とsin2πcmTの形の
直交搬送波を生じる。cは搬送周波数であり、m
は正整数である。通信時点mTにおいて復調器1
1に与えられる信号をr(mT)で表わし、その
同相成分及び直交成分をそれぞれRer(mT)及び
Imr(mT)で表わすとき、復調器11から生じる
復調信号y(mT)の同相成分Rey(mT)及び直
交成分Imy(mT)は周知の如く次の式によつて
定められる。
Rey(mT)=〔Rer(mT)〕cos2πcmT+〔Imr
(mT)〕sin2πcmT (1) Imy(mT)=〔Rer(mT)〕sin2πcmT+〔Imr
(mT)〕cos2πcmT (2) 復調信号の同相成分及び直交成分は線12及び
13を介して適応性等化器14へ送られる。この
様な等化器の例は米国特許第3947768号に開示さ
れている。等化された信号の同相成分及び直交成
分はデータ検出器15に与えられる。データ検出
器15は、検出したデータ記号の同相成分及び直
交成分を出力線16及び17に生じると共に、等
化された信号の同相成分及び直交成分と検出した
データ記号の同相成分及び直交成分との差を表わ
す誤差信号の同相成分及び直交成分を出力線18
及び19に生じる。データ検出回路15の例は米
国特許第4024342号に開示されている。出力線1
8及び19は等化器14に接続されている。
(mT)〕sin2πcmT (1) Imy(mT)=〔Rer(mT)〕sin2πcmT+〔Imr
(mT)〕cos2πcmT (2) 復調信号の同相成分及び直交成分は線12及び
13を介して適応性等化器14へ送られる。この
様な等化器の例は米国特許第3947768号に開示さ
れている。等化された信号の同相成分及び直交成
分はデータ検出器15に与えられる。データ検出
器15は、検出したデータ記号の同相成分及び直
交成分を出力線16及び17に生じると共に、等
化された信号の同相成分及び直交成分と検出した
データ記号の同相成分及び直交成分との差を表わ
す誤差信号の同相成分及び直交成分を出力線18
及び19に生じる。データ検出回路15の例は米
国特許第4024342号に開示されている。出力線1
8及び19は等化器14に接続されている。
受信信号に対して同期化されるクロツク20
は、米国特許第4039748号に示されているクロツ
ク等の任意の型のものでもよく、線21を介して
サンプリング回路2を制御し、線22を介してサ
ンプリング回路9及び10を制御し、且つ図示さ
れていない他の線を介して他の種々の構成要素を
制御する様に通常の態様で使用される。
は、米国特許第4039748号に示されているクロツ
ク等の任意の型のものでもよく、線21を介して
サンプリング回路2を制御し、線22を介してサ
ンプリング回路9及び10を制御し、且つ図示さ
れていない他の線を介して他の種々の構成要素を
制御する様に通常の態様で使用される。
補償フイルタ5の係数を調節するための調節器
23は補償フイルタ5の出力線に接続された入力
線24と、2つのスイツチ27及び28のそれぞ
れの一対の極のうちの一方、即ちの表示の付い
た極に接続されている出力線25及び26を有す
る。調節器23については後で第5図を参照して
詳しく説明する。スイツチ27及び28の共通出
力線29及び30は補償フイルタ5に接続されて
いる。
23は補償フイルタ5の出力線に接続された入力
線24と、2つのスイツチ27及び28のそれぞ
れの一対の極のうちの一方、即ちの表示の付い
た極に接続されている出力線25及び26を有す
る。調節器23については後で第5図を参照して
詳しく説明する。スイツチ27及び28の共通出
力線29及び30は補償フイルタ5に接続されて
いる。
補償フイルタ5の係数の初期値を定めるための
初期設定器31は、線12及び13に接続された
入力線32及び33と、スイツチ28のの表示
のある極に接続された出力線34を有する。初期
設定器31については、後で第4図を参照して詳
しく説明する。スイツチ27のの表示のある極
はどこにも接続されていない。
初期設定器31は、線12及び13に接続された
入力線32及び33と、スイツチ28のの表示
のある極に接続された出力線34を有する。初期
設定器31については、後で第4図を参照して詳
しく説明する。スイツチ27のの表示のある極
はどこにも接続されていない。
処理装置7の構成自体は周知のものであるか
ら、これ以上の詳しい説明は省くことにする。詳
しい説明については、前記米国特許第4227152号
を参照されたい。
ら、これ以上の詳しい説明は省くことにする。詳
しい説明については、前記米国特許第4227152号
を参照されたい。
補償フイルタ5は次の3つの特徴を有するデイ
ジタル・フイルタである。
ジタル・フイルタである。
(1) 通信速度1/Tより速い速度でサンプリング
を行う。
を行う。
(2) 入力信号の成分の位相を変えることはない。
(3) フイルタリング後のナイキスト周波数1及び
2の成分の振幅をほぼ等しくさせる様な伝達関
数を有する。
2の成分の振幅をほぼ等しくさせる様な伝達関
数を有する。
第3図は補償フイルタ5の具体的な構成の例を
示している。これは2つの遅延素子40及び41
から成る3タツプ遅延線と加算器42を含む対称
的なトランスバーサル・フイルタである。各遅延
素子は入力信号をサンプリング周期τに等しい時
間だけ遅延させる機能を有する。アナログ・デイ
ジタル変換器3(第2図)の出力は線4を介して
遅延素子40の入力端に与えられる。この入力端
には第1のタツプが付いている。第2のタツプは
2つの遅延素子40及び41の中間に付いてお
り、第3のタツプは遅延素子41の出力端に付い
ている。第1及び第3のタツプの信号は乗算器4
3及び44において線30からの係数βと掛け合
わされる。乗算器43及び44の出力と第2のタ
ツプの信号とは加算器42において加算される。
加算器42の出力は乗算器45の入力となる。乗
算器45のもう1つの入力は線29からの係数α
である。乗算器45は2つの入力の乗算結果を線
6を介してヒルベルト変換器8に与える。
示している。これは2つの遅延素子40及び41
から成る3タツプ遅延線と加算器42を含む対称
的なトランスバーサル・フイルタである。各遅延
素子は入力信号をサンプリング周期τに等しい時
間だけ遅延させる機能を有する。アナログ・デイ
ジタル変換器3(第2図)の出力は線4を介して
遅延素子40の入力端に与えられる。この入力端
には第1のタツプが付いている。第2のタツプは
2つの遅延素子40及び41の中間に付いてお
り、第3のタツプは遅延素子41の出力端に付い
ている。第1及び第3のタツプの信号は乗算器4
3及び44において線30からの係数βと掛け合
わされる。乗算器43及び44の出力と第2のタ
ツプの信号とは加算器42において加算される。
加算器42の出力は乗算器45の入力となる。乗
算器45のもう1つの入力は線29からの係数α
である。乗算器45は2つの入力の乗算結果を線
6を介してヒルベルト変換器8に与える。
当業者には直ぐ分かる様に、加算器42の出力
に利得係数αを掛けることによつて補償フイルタ
5のフイルタリング機能が損なわれることはな
い。
に利得係数αを掛けることによつて補償フイルタ
5のフイルタリング機能が損なわれることはな
い。
乗算器45を除外した第3図のフイルタのイン
パルス応答は次の式で示される。但し、Z=exp
(j2πτ)、j=√−1である。
パルス応答は次の式で示される。但し、Z=exp
(j2πτ)、j=√−1である。
G(Z)=βZ+1+βZ-1 (3)
インパルス応答G(Z)に対応する伝達関数G
()は次の式で示される。
()は次の式で示される。
G()=1+2βcos2πτ (4)
フイルタリング後の信号の周波数1及び2の成
分に一定振幅を持たせるためには、次の関数式が
成り立たなければならない。
分に一定振幅を持たせるためには、次の関数式が
成り立たなければならない。
A1G(1)=A2G(2) (5)
なお、A1及びA2は受信信号中の周波数1及び
2の成分の振幅を表わす値である。R=A2/A1
とすることにより、式(5)は次の様に書き換えられ
る。
2の成分の振幅を表わす値である。R=A2/A1
とすることにより、式(5)は次の様に書き換えられ
る。
G(1)=RG(2) (6)
式(4)の関係を用いることによつて式(6)は次の様
になる。
になる。
1+2βcos2π1τ=R(1+2βcos2π2τ) (7)
この式(7)を整理すると、係数βを求める式が得
られる。
られる。
β=R−1/2(cos2π1τ−Rcos2π2τ) (8)
乗算器45を除外して考えると、係数βがほぼ
式(8)によつて定められる値を持つならば、第3図
の補償フイルタは周波数1及び2を有する2つの
成分の振幅が等しい様な出力信号を生じる。本発
明の好適な実施例の場合、この2つの成分の振幅
を一定値Kに等しくするために乗算器42の出力
に係数αを掛けているのである。この様にする理
由は、振幅の値を監視することに基いて受信機の
上流部分にある構成要素の最適動作を維持するこ
とを可能ならしめるためである。
式(8)によつて定められる値を持つならば、第3図
の補償フイルタは周波数1及び2を有する2つの
成分の振幅が等しい様な出力信号を生じる。本発
明の好適な実施例の場合、この2つの成分の振幅
を一定値Kに等しくするために乗算器42の出力
に係数αを掛けているのである。この様にする理
由は、振幅の値を監視することに基いて受信機の
上流部分にある構成要素の最適動作を維持するこ
とを可能ならしめるためである。
従つて、第3図の補償フイルタのインパルス応
答G(Z)及び伝達関数G()は次の式で示され
る。
答G(Z)及び伝達関数G()は次の式で示され
る。
G(Z)=α(βZ+1+βZ-1) (9)
G()=α(1+2βcos2πτ) (10)
βの値は式(8)によつて定められる値のままであ
る。αの値を求めるために、先ず式(6)に基いて次
の式を得る。
る。αの値を求めるために、先ず式(6)に基いて次
の式を得る。
αG(1)=αRG(2)=K (11)
式(4)及び(11)から、次の式が得られる。
α(1+2βcos2π1τ)=K (12)
式(8)によつて定められるβを式(12)に代入す
ると、次の様になる。
ると、次の様になる。
α〔1+(R−1)cos2π1τ/cos2π1τ−Rcos
2π2τ〕= K (13) これを整理することによつて、αを定める次の
式が得られる。
2π2τ〕= K (13) これを整理することによつて、αを定める次の
式が得られる。
α=K/R・cos2π1τ−Rcos2π2τ/cos2π1
τ−cos2π2τ(14) 前述の様に、補償フイルタ5が所望のフイルタ
リング機能を発揮するためには、βはほぼ式(8)に
よつて定められる値でなければならない。この値
はR、即ち受信信号中の周波数1を有する成分の
振幅と周波数2を有する成分の振幅との比に依存
している。実際にβを定めるための第1の技法
は、予め計算された複数のβの値を記憶しておい
て、実際のRの値に応じて最適のβの値を選択す
るものである。この技法は、伝送路の特性が十分
正確に知られていて、時間の経過につれてあまり
変化しない場合に満足のできる結果を生じる単純
な妥協策である。本発明の実施例において用いら
れる第2の技法は、データ信号に先立つて受信機
ターンオン時間中に受信される同期化信号からβ
の値を得るものである。CCITT勧告V29に従つ
て、2つの予定の記号の繰り返しから成る第2の
セグメントを有する同期化信号をデータ信号の前
に送ることができる。
τ−cos2π2τ(14) 前述の様に、補償フイルタ5が所望のフイルタ
リング機能を発揮するためには、βはほぼ式(8)に
よつて定められる値でなければならない。この値
はR、即ち受信信号中の周波数1を有する成分の
振幅と周波数2を有する成分の振幅との比に依存
している。実際にβを定めるための第1の技法
は、予め計算された複数のβの値を記憶しておい
て、実際のRの値に応じて最適のβの値を選択す
るものである。この技法は、伝送路の特性が十分
正確に知られていて、時間の経過につれてあまり
変化しない場合に満足のできる結果を生じる単純
な妥協策である。本発明の実施例において用いら
れる第2の技法は、データ信号に先立つて受信機
ターンオン時間中に受信される同期化信号からβ
の値を得るものである。CCITT勧告V29に従つ
て、2つの予定の記号の繰り返しから成る第2の
セグメントを有する同期化信号をデータ信号の前
に送ることができる。
この同期化信号は3つの周波数c,1及び2を
含む周波数スペクトルを含む。受信機において得
られる同期化信号は次の式によつて示される。
含む周波数スペクトルを含む。受信機において得
られる同期化信号は次の式によつて示される。
x(t)=A1exp〔j(2π1t+φ1)〕+Acexp〔
j(2πct+φc)〕+A2exp〔j(2π2t+φ2)
〕(15) この式において、A1,Ac及びA2は受信された
同期化信号中の周波数1,c及び2を有する成分
の振幅、φ1,φc及びφ2は3つの成分の位相、j
=√−1である。
j(2πct+φc)〕+A2exp〔j(2π2t+φ2)
〕(15) この式において、A1,Ac及びA2は受信された
同期化信号中の周波数1,c及び2を有する成分
の振幅、φ1,φc及びφ2は3つの成分の位相、j
=√−1である。
1=c−1/2Tであり且つ2=c+1/2Tである
か ら、式(15)は次の様に書き換えられる。
か ら、式(15)は次の様に書き換えられる。
x(t)=A1exp{j〔2π(c−1/2T)t+φ1〕
}+ Acexp〔j(2πct+φc)〕+A2exp{j〔2π(c
+1/2T)t+φ2〕}(16) 周波数cの搬送波を用いて復調を行うことによ
り、受信同期化信号は次の様になる。
}+ Acexp〔j(2πct+φc)〕+A2exp{j〔2π(c
+1/2T)t+φ2〕}(16) 周波数cの搬送波を用いて復調を行うことによ
り、受信同期化信号は次の様になる。
y(t)=A1exp〔j(φ1−πt/T)〕+Acexp(j
φc)+A2exp〔j(φ2−πt/T)〕(17) 信号y(t)を1/Tの速度でサンプルするこ
とにより、式(17)は次の様になる。
φc)+A2exp〔j(φ2−πt/T)〕(17) 信号y(t)を1/Tの速度でサンプルするこ
とにより、式(17)は次の様になる。
y(nT)=A1exp〔j(φ1−nπ)〕+Acexp(jφc)
+A2exp〔j(φ2−nπ)〕(18) これに基いて次の式が得られる。
+A2exp〔j(φ2−nπ)〕(18) これに基いて次の式が得られる。
y(nT)−y〔(n+1)T〕=2(−1)n〔A1exp
(jφ1)+A2exp(jφ2)〕(19) 信号y(t)を2/Tの速度でサンプルすれば、
式(17)に従つて次の式が得られる。
(jφ1)+A2exp(jφ2)〕(19) 信号y(t)を2/Tの速度でサンプルすれば、
式(17)に従つて次の式が得られる。
y(nT+T/2)=(−1)n(−j)A1exp(jφ1)
+Acexp(jφc)+(−1)njA2exp(jφ2)(20) これに基いて次の式が得られる。
+Acexp(jφc)+(−1)njA2exp(jφ2)(20) これに基いて次の式が得られる。
y(nT+T/2)−y〔(n+1)T+T/2〕=2j
(−1)n〔A2exp(jφ2)−A1exp(jφ1)〕(21) 次の式(22)の関係を導入すると、式(23)が
得られる。
(−1)n〔A2exp(jφ2)−A1exp(jφ1)〕(21) 次の式(22)の関係を導入すると、式(23)が
得られる。
Δ(nT)=y(nT)−y〔(n+1)T〕(22)
Δ(nT+T/2)=y(nT+T/2)−y〔(n+1
)T+T/2〕(23) 式(19)と式(21)とを組合わせることによつ
て式(24)及び(25)が得られる。
)T+T/2〕(23) 式(19)と式(21)とを組合わせることによつ
て式(24)及び(25)が得られる。
Δ1=Δ(nT)+jΔ(nT+T/2)=4(−1)nA1e
xp(jφ1)(24) Δ2=Δ(nT)−jΔ(nT+T/2)=4(−1)nA2e
xp(jφ2)(25) こうして、受信同期化信号の周波数1及び2を
有する成分が分離される。次にA1及びA2の値を
定めるためにデカルト座標から極座標への変換を
行い、それに基いてRの値を定めることによつ
て、補償フイルタ5の係数βの適当な値を求める
ことができる。
xp(jφ1)(24) Δ2=Δ(nT)−jΔ(nT+T/2)=4(−1)nA2e
xp(jφ2)(25) こうして、受信同期化信号の周波数1及び2を
有する成分が分離される。次にA1及びA2の値を
定めるためにデカルト座標から極座標への変換を
行い、それに基いてRの値を定めることによつ
て、補償フイルタ5の係数βの適当な値を求める
ことができる。
第4図は式(8),(24)及び(25)を用いて係
数βを定める様に働く初期設定器31の具体的な
構成を示している。復調器11(第2図)の出力
はそれぞれ線32及び33を介して4タツプ遅延
線50及び51に与えられる。各遅延線はそれぞ
れT/2秒の遅延をもたらす3つの遅延素子を有
する。遅延線50の入力端に付いている第1のタ
ツプは減算器52の(−)入力端に接続されてお
り、減算器52の(+)入力端は遅延線50の第
3のタツプに接続されている。遅延線50の第2
のタツプは減算器53の(−)入力端に接続され
ており、減算器53の(+)入力端は遅延線50
の第4のタツプに接続されている。遅延線51の
入力端に付いている第1のタツプは減算器54の
(−)入力端に接続されており、減算器54の
(+)入力端は遅延線51の第3のタツプに接続
されている。遅延線51の第2のタツプは減算器
55の(−)入力端に接続されており、減算器5
5の(+)入力端は第4のタツプに接続されてい
る。減算器53の出力端は加算器56の2つの入
力端のうちの一方と減算器57の(+)入力端に
接続されている。減算器54の出力端は加算器5
6の他方の入力端と減算器57の(−)入力端に
接続されている。減算器52の出力端は加算器5
8の2つの入力端のうちの一方と減算器59の
(−)入力端に接続されている。減算器55の出
力端は加算器58の他方の入力端と減算器59の
(+)入力端に接続されている。加算器56の出
力及び減算器59の出力は線60及び61を介し
て通常のデカルト座標−極座標変換器62に与え
らえる。加算器58の出力及び減算器57の出力
は線63及び64を介してもう1つのデカルト座
標−極座標変換器65に与えられる。変換器62
の第1の出力及び変換器65の第1の出力は線6
7及び68を介して第1の計算器66に与えられ
る。変換器62の第2の出力及び変換器65の第
2の出力は線69及び70に現われる。計算器6
6の出力は第2の計算器71に与えられる。計算
器71の出力は線34を介してスイツチ28(第
2図)の極に与えられる。
数βを定める様に働く初期設定器31の具体的な
構成を示している。復調器11(第2図)の出力
はそれぞれ線32及び33を介して4タツプ遅延
線50及び51に与えられる。各遅延線はそれぞ
れT/2秒の遅延をもたらす3つの遅延素子を有
する。遅延線50の入力端に付いている第1のタ
ツプは減算器52の(−)入力端に接続されてお
り、減算器52の(+)入力端は遅延線50の第
3のタツプに接続されている。遅延線50の第2
のタツプは減算器53の(−)入力端に接続され
ており、減算器53の(+)入力端は遅延線50
の第4のタツプに接続されている。遅延線51の
入力端に付いている第1のタツプは減算器54の
(−)入力端に接続されており、減算器54の
(+)入力端は遅延線51の第3のタツプに接続
されている。遅延線51の第2のタツプは減算器
55の(−)入力端に接続されており、減算器5
5の(+)入力端は第4のタツプに接続されてい
る。減算器53の出力端は加算器56の2つの入
力端のうちの一方と減算器57の(+)入力端に
接続されている。減算器54の出力端は加算器5
6の他方の入力端と減算器57の(−)入力端に
接続されている。減算器52の出力端は加算器5
8の2つの入力端のうちの一方と減算器59の
(−)入力端に接続されている。減算器55の出
力端は加算器58の他方の入力端と減算器59の
(+)入力端に接続されている。加算器56の出
力及び減算器59の出力は線60及び61を介し
て通常のデカルト座標−極座標変換器62に与え
らえる。加算器58の出力及び減算器57の出力
は線63及び64を介してもう1つのデカルト座
標−極座標変換器65に与えられる。変換器62
の第1の出力及び変換器65の第1の出力は線6
7及び68を介して第1の計算器66に与えられ
る。変換器62の第2の出力及び変換器65の第
2の出力は線69及び70に現われる。計算器6
6の出力は第2の計算器71に与えられる。計算
器71の出力は線34を介してスイツチ28(第
2図)の極に与えられる。
第4図の装置の動作について説明する前に、動
作原理について簡単に触れておくことにする。第
2図の受信機内のヒルベルト変換器以降で取り扱
われる信号は全てRe及びImの表示によつて区別
される同相成分及び直交成分から成る複合信号で
ある。従つて、信号y(nT),y〔(n+1)T〕,
y(nT+T/2)及びy〔(n+1)T+T/2〕
は次の如く表現される。
作原理について簡単に触れておくことにする。第
2図の受信機内のヒルベルト変換器以降で取り扱
われる信号は全てRe及びImの表示によつて区別
される同相成分及び直交成分から成る複合信号で
ある。従つて、信号y(nT),y〔(n+1)T〕,
y(nT+T/2)及びy〔(n+1)T+T/2〕
は次の如く表現される。
y(nT)=Re y(nT)+j Im y(nT)(26)
y〔(n+1)T〕=Re y〔(n+1)T〕+j I
m y〔(n+1)T〕(27) y(nT+T/2)=Re y(nT+T/2)+j Im y
(nT+T/2)(28) y〔(n+1)T+T/2〕=Re y〔(n+1)T
+T/2〕+j Im y〔(n+1)T+T/2〕(29) 式(22)及び(23)に従つて次の式が得られ
る。
m y〔(n+1)T〕(27) y(nT+T/2)=Re y(nT+T/2)+j Im y
(nT+T/2)(28) y〔(n+1)T+T/2〕=Re y〔(n+1)T
+T/2〕+j Im y〔(n+1)T+T/2〕(29) 式(22)及び(23)に従つて次の式が得られ
る。
Re Δ(nT)=Re y(nT)−Re y〔(n+1)
T〕 (30) Im Δ(nT)=Im y(nT)−Im y〔(n+1)
T〕 (31) Re Δ(nT+T/2)=Re y(nT+T/2)−
Re y〔(n+1)T+T/2〕 (32) Im Δ(nT+T/2)=Im y(nT+T/2)−
Im y〔(n+1)T+T/2〕 (33) 更に、式(24)及び(25)に従つて次の式が得
られる。
T〕 (30) Im Δ(nT)=Im y(nT)−Im y〔(n+1)
T〕 (31) Re Δ(nT+T/2)=Re y(nT+T/2)−
Re y〔(n+1)T+T/2〕 (32) Im Δ(nT+T/2)=Im y(nT+T/2)−
Im y〔(n+1)T+T/2〕 (33) 更に、式(24)及び(25)に従つて次の式が得
られる。
Re Δ1=Re Δ(nT)−Im Δ(nT+T/2)
(34) Im Δ1=Im Δ(nT)+Re Δ(nT+T/2)
(35) Re Δ2=Re Δ(nT)+Im Δ(nT+T/2)
(36) Im Δ2=Im Δ(nT)−Re Δ(nT+T/2)
(37) これから第2図及び第4図を参照しながら話を
進める。受信機のターンオン時間中、スイツチ2
7及び28は極にセツトされており、サンプリ
ング回路9及び10はクロツク20の制御の下に
2/Tの速度でヒルベルト変換器8の出力をサン
プルする。復調器11は2/Tの速度で復調され
た受信同期化信号の同相成分及び直交成分のサン
プルを同時に線32及び33に生じる。任意のサ
ンプリング時点において遅延線50の第4のタツ
プから得られるサンプルをRe y(nT)で表わす
と、第3、第2及び第1のタツプから得られるサ
ンプルはそれぞれRe y(nT+T/2),Re y
〔(n+1)T〕及びRe y〔(n+1)T+T/
2〕で示される。同じサンプリング時点において
遅延線51の第4、第3、第2及び第1のタツプ
から得られるサンプルはそれぞれIm y(nT),
Im y(nT+T/2),Im y〔(n+1)T〕及び
Im y〔(n+1)T+T/2〕で示される。結
局、式(30)乃至(33)に従つて、信号ReΔ
(nT),ImΔ(nT),ReΔ(nT+T/2)及びImΔ
(nT+T/2)が減算器53,55,52及び5
4の出力として得られる。
(34) Im Δ1=Im Δ(nT)+Re Δ(nT+T/2)
(35) Re Δ2=Re Δ(nT)+Im Δ(nT+T/2)
(36) Im Δ2=Im Δ(nT)−Re Δ(nT+T/2)
(37) これから第2図及び第4図を参照しながら話を
進める。受信機のターンオン時間中、スイツチ2
7及び28は極にセツトされており、サンプリ
ング回路9及び10はクロツク20の制御の下に
2/Tの速度でヒルベルト変換器8の出力をサン
プルする。復調器11は2/Tの速度で復調され
た受信同期化信号の同相成分及び直交成分のサン
プルを同時に線32及び33に生じる。任意のサ
ンプリング時点において遅延線50の第4のタツ
プから得られるサンプルをRe y(nT)で表わす
と、第3、第2及び第1のタツプから得られるサ
ンプルはそれぞれRe y(nT+T/2),Re y
〔(n+1)T〕及びRe y〔(n+1)T+T/
2〕で示される。同じサンプリング時点において
遅延線51の第4、第3、第2及び第1のタツプ
から得られるサンプルはそれぞれIm y(nT),
Im y(nT+T/2),Im y〔(n+1)T〕及び
Im y〔(n+1)T+T/2〕で示される。結
局、式(30)乃至(33)に従つて、信号ReΔ
(nT),ImΔ(nT),ReΔ(nT+T/2)及びImΔ
(nT+T/2)が減算器53,55,52及び5
4の出力として得られる。
これらの4つの信号は加算器56,58と減算
器57,59に於て式(34)乃至(36)に従つて
処理され、その結果、信号ReΔ1,ImΔ1,ReΔ2
及びImΔ2が線64,63,60及び61に現わ
れる。信号ReΔ1及びImΔ1を受け取る変換器65
は受信同期化信号中の周波数1を有する成分の振
幅及び位相を現わす信号4A1及びφ1+nπを生じ
る。信号ReΔ2及びImΔ2を受け取る変換器62は
受信同期化信号中の周波数2を有する成分の振幅
及び位相を表わす信号4A2及びφ2+nπを生じる。
線70及び69に現われる信号φ1+nπ及びφ2+
nπはクロツク同期化等の為の受信機において利
用される。線68及び67を介して信号4A1及び
4A2を受け取る計算器66はこれに基いて振幅比
Rを計算する。Rは計数器71に与えられ、これ
は式(8)に従つてβを計算する。βは線34、スイ
ツチ28及び線30を介して補償フイルタ5に与
えられる。
器57,59に於て式(34)乃至(36)に従つて
処理され、その結果、信号ReΔ1,ImΔ1,ReΔ2
及びImΔ2が線64,63,60及び61に現わ
れる。信号ReΔ1及びImΔ1を受け取る変換器65
は受信同期化信号中の周波数1を有する成分の振
幅及び位相を現わす信号4A1及びφ1+nπを生じ
る。信号ReΔ2及びImΔ2を受け取る変換器62は
受信同期化信号中の周波数2を有する成分の振幅
及び位相を表わす信号4A2及びφ2+nπを生じる。
線70及び69に現われる信号φ1+nπ及びφ2+
nπはクロツク同期化等の為の受信機において利
用される。線68及び67を介して信号4A1及び
4A2を受け取る計算器66はこれに基いて振幅比
Rを計算する。Rは計数器71に与えられ、これ
は式(8)に従つてβを計算する。βは線34、スイ
ツチ28及び線30を介して補償フイルタ5に与
えられる。
次に、データ信号の伝送中に補償フイルタ5の
係数を継続的に調節する調節器23について説明
する。伝送路の振幅−周波数応答が時間と共に変
化する場合には、この様な装置を用いることが望
ましいのである。一般に、補償フイルタ5の伝達
関数は、ここに再記する式(10)によつて定められ
る。
係数を継続的に調節する調節器23について説明
する。伝送路の振幅−周波数応答が時間と共に変
化する場合には、この様な装置を用いることが望
ましいのである。一般に、補償フイルタ5の伝達
関数は、ここに再記する式(10)によつて定められ
る。
G()=α(1+2β cos2πτ) (10)
なお、α=1のとき式(10)は式(4)に等しくなる。
補償フイルタ5の出力信号中の周波数1及び2を
有する成分の振幅が一定値Kに等しくなるために
は、次の関係が成り立つ必要がある。
補償フイルタ5の出力信号中の周波数1及び2を
有する成分の振幅が一定値Kに等しくなるために
は、次の関係が成り立つ必要がある。
―H(1)―2―G(1)―2=
―H(2)―2―G(2)―2=K (38)
但し、H()は補償フイルタの入力信号のス
ペクトルである。
ペクトルである。
そのために、係数βは次の式で示されるQの値
を最小にする様に調節されなければならない。
を最小にする様に調節されなければならない。
Q=〔―H(1)―2―G(1)―2−―H(2)
―2
―G(2)―2〕2 (39) 係数βは次の式で規定される傾斜法を用いて調
節可能である。
―2
―G(2)―2〕2 (39) 係数βは次の式で規定される傾斜法を用いて調
節可能である。
βo+1=βo−λ1δQ/δβ (40)
但し、λ1>0である。
式(40)は次の式によつて近似される。
βo+1=βo−λ1〔―H(1)―2―G(1)―2−
―H
(2)―2―G(2)―2〕 (41) 本発明に従つて、式(41)は大括弧内の項を|
po―2−|qo―2で置き換えた次の式によつて近似
される。
―H
(2)―2―G(2)―2〕 (41) 本発明に従つて、式(41)は大括弧内の項を|
po―2−|qo―2で置き換えた次の式によつて近似
される。
βo+1=βo−λ2〔|po―2−|qo―2〕 (42)
但し、po及びqoはそれぞれ周波数1及び2を中
心とする2つの狭帯域フイルタの出力を表わし、
λ2は調節ステツプ・パラメータを表わす。
心とする2つの狭帯域フイルタの出力を表わし、
λ2は調節ステツプ・パラメータを表わす。
同様に、係数αは次の式で示されるPの値を最
小にする様に調節されなければならない。
小にする様に調節されなければならない。
P=〔―H(1)―2―G(1)―2−K〕2 (43)
係数αは次の式で規定される傾斜法を用いて調
節可能である。
節可能である。
αo+1=λo−λ3δP/δα (44)
式(44)は次の式によつて近似される。
αo+1=αo−λ3〔―H(1)―2―G(1)―2−
K〕
(45) 係数βの調節の場合と同様に、式(45)は次の
式に変換される。
K〕
(45) 係数βの調節の場合と同様に、式(45)は次の
式に変換される。
αo+1=αo−λ4〔―po―2−K/γ〕 (46)
但し、λ4は調節ステツプ・パラメータを表わ
し、γは前述の2つの狭帯域フイルタの利得を表
わす。
し、γは前述の2つの狭帯域フイルタの利得を表
わす。
パラメータλ2及びλ4はγ/Kに比して小さくな
ければならない。
ければならない。
この技法の場合、係数αの調節は周波数1を有
する成分に基いて行われているが、当業者には直
ぐ分かる様に、周波数2を有する成分に基いて係
数αの調節を行うことも可能である。これについ
て次に簡単に説明しておくことにする。
する成分に基いて行われているが、当業者には直
ぐ分かる様に、周波数2を有する成分に基いて係
数αの調節を行うことも可能である。これについ
て次に簡単に説明しておくことにする。
係数αは次の式で示されるP′の値を最小にする
様に調節される。
様に調節される。
P′=〔―H(2)―2―G(2)―2−K〕2(43′)
これに適用される傾斜法は次の式で規定され
る。
る。
αo+1=αo−λ5δP′/δα (44′)
式(44′)は次の式で近似される。
αo+1=αo−λ5〔―H(2)―2―G(2)―2−
K〕
(45′) 更に、式(45′)は次の式で近似される。
K〕
(45′) 更に、式(45′)は次の式で近似される。
αo+1=αo−λ5〔|qo|2−K/γ〕 (46′)
但し、λ5は正の調節ステツプ・パラメータであ
る。
る。
ここで調節器23の具体的な構成を示す第5図
を参照する。これは式(46)及び(42)に従つて
係数α及びβを調節するものである。データ信号
が受信機に受信されるとき、スイツチ27及び2
8(第2図)が極にセツトされ、調節器23は
係数α及びβを調節できる様になる。
を参照する。これは式(46)及び(42)に従つて
係数α及びβを調節するものである。データ信号
が受信機に受信されるとき、スイツチ27及び2
8(第2図)が極にセツトされ、調節器23は
係数α及びβを調節できる様になる。
補償フイルタ5の出力は線24を介して2つの
狭帯域フイルタ80及び81に与えられる。これ
らのフイルタはそれぞれ周波数1及び2を中心と
しており、2つの出力端にフイルタリング済みの
同相成分及び直交成分を生じる。この様なフイル
タの例は米国特許第4039748号に開示されている。
フイルタ80の出力の同相成分Re po及び直交成
分Im poはそれぞれ乗算器82及び83において
自乗される。乗算器82及び83の出力を受け取
る加算器84は、これらを加算して、次の式で示
される信号を生じる。
狭帯域フイルタ80及び81に与えられる。これ
らのフイルタはそれぞれ周波数1及び2を中心と
しており、2つの出力端にフイルタリング済みの
同相成分及び直交成分を生じる。この様なフイル
タの例は米国特許第4039748号に開示されている。
フイルタ80の出力の同相成分Re po及び直交成
分Im poはそれぞれ乗算器82及び83において
自乗される。乗算器82及び83の出力を受け取
る加算器84は、これらを加算して、次の式で示
される信号を生じる。
―po―2=(Re po)2+(Im po)2
一方、フイルタ81の出力の同相成分Re qo及
び直交成分Im qoはそれぞれ乗算器85及び86
において自乗される。乗算器85及び86の出力
を受け取る加算器87は、これらを加算して、次
の式で示される信号を生じる。
び直交成分Im qoはそれぞれ乗算器85及び86
において自乗される。乗算器85及び86の出力
を受け取る加算器87は、これらを加算して、次
の式で示される信号を生じる。
―qo―2=(Re qo)2+(Im qo)2
減算器88は信号―po―2から信号―qo―2を減
じる。差信号―po―2−―qo―2は通常の更新回路
89に与えられる。更新回路89は式(42)に従
つてβo+1の値を線26に生じる。減算器91は、
予め計算されて記憶手段90に記憶されている。
K/γを信号―po―2から減じて、差信号―po―2
−K/γを更新回路92に与える。更新回路92
は式(46)に従つてαo+1の値を線25に生じる。
じる。差信号―po―2−―qo―2は通常の更新回路
89に与えられる。更新回路89は式(42)に従
つてβo+1の値を線26に生じる。減算器91は、
予め計算されて記憶手段90に記憶されている。
K/γを信号―po―2から減じて、差信号―po―2
−K/γを更新回路92に与える。更新回路92
は式(46)に従つてαo+1の値を線25に生じる。
以上、特定の実施例について説明したが、本発
明はこれだけに限定されるものではなく、種々の
態様で実施可能である。
明はこれだけに限定されるものではなく、種々の
態様で実施可能である。
第1図は伝送路へ送り出される典型的なDSB
−QCデータ信号のスペクトル(実線)及び伝送
路の出力端で得られる信号のスペクトル(破線)
を示す図、第2図は本発明によるDSB−QC受信
機の略図、第3図は補償フイルタの具体的な構成
を示す図、第4図は初期設定器の具体的な構成を
示す図、第5図は調節器の具体的な構成を示す図
である。 2……サンプリング回路、3……アナログ・デ
イジタル変換器、5……補償フイルタ、8……ヒ
ルベルト変換器、9及び10……サンプリング回
路、11……復調器、14……等化器、15……
データ検出器、20……クロツク、23……調節
器、31……初期設定器。
−QCデータ信号のスペクトル(実線)及び伝送
路の出力端で得られる信号のスペクトル(破線)
を示す図、第2図は本発明によるDSB−QC受信
機の略図、第3図は補償フイルタの具体的な構成
を示す図、第4図は初期設定器の具体的な構成を
示す図、第5図は調節器の具体的な構成を示す図
である。 2……サンプリング回路、3……アナログ・デ
イジタル変換器、5……補償フイルタ、8……ヒ
ルベルト変換器、9及び10……サンプリング回
路、11……復調器、14……等化器、15……
データ検出器、20……クロツク、23……調節
器、31……初期設定器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 両側波帯直交搬送波変調技術に従つて通信速
度1/Tで周波数cを有する搬送波を変調して得
られるデータ信号を伝送路を介して受信する装置
であつて、 受信信号を上記通信速度の整数倍の速度1/τ
でサンプルするサンプリング手段と、 サンプルされた信号をデイジタル信号に変換す
るアナログ・デイジタル変換手段と、 利得係数をα、可変係数をβとして、伝達関数
G()=α(1+2βcos2πτ)を有し、上記デイ
ジタル信号に対してデイジタル的フイルタリング
を施して、フイルタ出力信号を生じるように上記
アナログ・デイジタル変換手段に接続されてお
り、且つ上記受信信号中の周波数1=c−1/2T及 び2=c+1/2Tを有する2つの成分の振幅A1及び A2のA2/A1の比をR、上記フイルタ出力信号中
の上記周波数1及び2を有する2つの成分の所望
の振幅をKとしたとき、利得係数αが実質的に α=K/R・cos2π1τ−Rcos2π2τ/cos2π1
τ−cos2π2τ に等しくなるように定められたトランスバーサ
ル・フイルタ手段と、 上記フイルタ出力信号からデータを再生する手
段と、 受信動作の初期において、 β=R−1/2(cos2π1τ−Rcos2π2τ) に従つて上記トランスバーサル・フイルタ手段の
可変係数βを設定する制御手段と、 を有する受信装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP814300414 | 1981-11-30 | ||
EP81430041A EP0080544B1 (fr) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | Procédé de réception d'un signal de données en modulation à double bande latérale-porteuses en quadrature |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5899047A JPS5899047A (ja) | 1983-06-13 |
JPH0578225B2 true JPH0578225B2 (ja) | 1993-10-28 |
Family
ID=8188604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57162418A Granted JPS5899047A (ja) | 1981-11-30 | 1982-09-20 | 受信装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4481646A (ja) |
EP (1) | EP0080544B1 (ja) |
JP (1) | JPS5899047A (ja) |
CA (1) | CA1188369A (ja) |
DE (1) | DE3174147D1 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2176356A (en) * | 1985-06-12 | 1986-12-17 | Philips Electronic Associated | Method of, and demodulator for, digitally demodulating an ssb signal |
US4676250A (en) * | 1985-11-07 | 1987-06-30 | North American Philips Corporation | Method and apparatus for estimating the attenuation-vs-frequency slope of a propagation medium from the complex envelope of a signal |
US4759037A (en) * | 1986-04-28 | 1988-07-19 | American Telephone And Telegraph Company | Passband equalization of modulated quadrature-related carrier signals |
US4750214A (en) * | 1986-06-11 | 1988-06-07 | Rockwell International Corporation | Digital FM demodulator using delayed signal product with arctangent |
GB2215945A (en) * | 1988-03-26 | 1989-09-27 | Stc Plc | Digital direct conversion radio |
FR2643765A1 (fr) * | 1989-02-27 | 1990-08-31 | Meuriche Bernard | Dispositif de decomposition a cadence d'echantillonnage optimale d'un signal a bande passante en ses composantes sur deux porteuses en quadrature |
US5400269A (en) * | 1993-09-20 | 1995-03-21 | Rockwell International Corporation | Closed-loop baseband controller for a rebalance loop of a quartz angular rate sensor |
US5696796A (en) * | 1995-06-07 | 1997-12-09 | Comsat Corporation | Continuously variable if sampling method for digital data transmission |
US6909736B2 (en) * | 2000-12-14 | 2005-06-21 | Nokia Corporation | System for method for fine acquisition of a spread spectrum signal |
US9686690B2 (en) * | 2014-08-29 | 2017-06-20 | Blackberry Limited | Method and apparatus for calculating a coverage signal strength indicator |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5374815A (en) * | 1976-12-16 | 1978-07-03 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Selective fading automatic equalizer |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1353018A (en) * | 1970-04-21 | 1974-05-15 | Xerox Corp | Automatic transversal equalizer |
NL175575C (nl) * | 1976-05-28 | 1984-11-16 | Philips Nv | Filter- en demodulatie-inrichting. |
US4087757A (en) * | 1976-12-30 | 1978-05-02 | Rockwell International Corporation | Constant delay resonant tank circuit combination for frequency discrimination |
IT1159939B (it) * | 1978-10-18 | 1987-03-04 | Sits Soc It Telecom Siemens | Ricevitore per sistemi di trasmissione dati con modulazione d'ampiezza a banda laterale unica con portante attenuata |
FR2445079A1 (fr) * | 1978-12-20 | 1980-07-18 | Ibm France | Procede et dispositif pour detecter une sequence pseudo-aleatoire de changements de phase de 0o et 180o de la porteuse dans un recepteur de donnees |
US4247940A (en) * | 1979-10-15 | 1981-01-27 | Bell Telephone Laboratories, Incorporated | Equalizer for complex data signals |
US4333063A (en) * | 1979-12-03 | 1982-06-01 | Nippon Electric Co., Ltd. | Amplitude equalizer |
FR2482808B1 (fr) * | 1980-05-14 | 1986-11-14 | Labo Electronique Physique | Systeme adaptatif de reception de donnees numeriques a compensation des distorsions d'amplitude et de phase introduites par le canal de transmission des donnees |
-
1981
- 1981-11-30 DE DE8181430041T patent/DE3174147D1/de not_active Expired
- 1981-11-30 EP EP81430041A patent/EP0080544B1/fr not_active Expired
-
1982
- 1982-09-20 JP JP57162418A patent/JPS5899047A/ja active Granted
- 1982-10-06 CA CA000412956A patent/CA1188369A/en not_active Expired
- 1982-11-19 US US06/442,983 patent/US4481646A/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5374815A (en) * | 1976-12-16 | 1978-07-03 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Selective fading automatic equalizer |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5899047A (ja) | 1983-06-13 |
DE3174147D1 (en) | 1986-04-24 |
EP0080544A1 (fr) | 1983-06-08 |
US4481646A (en) | 1984-11-06 |
EP0080544B1 (fr) | 1986-03-19 |
CA1188369A (en) | 1985-06-04 |
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