JPH0575897A - ガンマ補正回路 - Google Patents
ガンマ補正回路Info
- Publication number
- JPH0575897A JPH0575897A JP3230258A JP23025891A JPH0575897A JP H0575897 A JPH0575897 A JP H0575897A JP 3230258 A JP3230258 A JP 3230258A JP 23025891 A JP23025891 A JP 23025891A JP H0575897 A JPH0575897 A JP H0575897A
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- JP
- Japan
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- output
- input
- clip
- gamma correction
- transistor
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- Pending
Links
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 abstract description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Picture Signal Circuits (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高周波特性が良好で精度が高いガンマ補正回
路を実現すること。 【構成】 エミッタホロワを用いた差動増幅器による複
数個のクリップ回路13と、各クリップ回路13の出力
を加算する加算器14と、メモリ18内の各クリップ回
路13のクリップ特性を制御する電圧をCPU17によ
って選択して各クリップ回路13に与えるDAコンバー
タ19とを具える。
路を実現すること。 【構成】 エミッタホロワを用いた差動増幅器による複
数個のクリップ回路13と、各クリップ回路13の出力
を加算する加算器14と、メモリ18内の各クリップ回
路13のクリップ特性を制御する電圧をCPU17によ
って選択して各クリップ回路13に与えるDAコンバー
タ19とを具える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、良好な高周波特性を
持ち、高精度でかつ入出力特性を変えられるガンマ補正
回路に関するものである。
持ち、高精度でかつ入出力特性を変えられるガンマ補正
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガンマ補正回路は画像信号の非線形圧縮
回路である。このガンマ補正回路はしばしばテレビジョ
ンカメラ,スチールビデオカメラ,あるいはディスプレ
イ等の入出力特性の非線形特性を補償したり、意識的に
非線形特性をもたせるために使用されている。
回路である。このガンマ補正回路はしばしばテレビジョ
ンカメラ,スチールビデオカメラ,あるいはディスプレ
イ等の入出力特性の非線形特性を補償したり、意識的に
非線形特性をもたせるために使用されている。
【0003】図5は従来のガンマ補正回路である。図に
おいて、1は入力信号(負極性)が供給される入出力端
子、2はインピーダンス変換用トランジスタ、3はその
エミッタ電流を決めるエミッタ抵抗、4k はダイオード
(k=1,2,…n)、5,6k (k=1,2,…n)
は出力信号の振幅電圧を決める分割抵抗、E1k(k=
1,2,…n)は入出力特性の折点を設定する電源電
圧、7は出力端子である。
おいて、1は入力信号(負極性)が供給される入出力端
子、2はインピーダンス変換用トランジスタ、3はその
エミッタ電流を決めるエミッタ抵抗、4k はダイオード
(k=1,2,…n)、5,6k (k=1,2,…n)
は出力信号の振幅電圧を決める分割抵抗、E1k(k=
1,2,…n)は入出力特性の折点を設定する電源電
圧、7は出力端子である。
【0004】次に動作について説明する。例えは図4に
示すような入力信号が入力端子1に供給されると、イン
ピーダンス変換用トランジスタ2およびそのエミッタに
接続される分割抵抗5を通して出力端子7から出力信号
が出力される。このとき出力端子7の電位が入出力特性
の折点設定電圧E1kより
示すような入力信号が入力端子1に供給されると、イン
ピーダンス変換用トランジスタ2およびそのエミッタに
接続される分割抵抗5を通して出力端子7から出力信号
が出力される。このとき出力端子7の電位が入出力特性
の折点設定電圧E1kより
【0005】
【外1】
【0006】だけ低い電位よりも低くなると、ダイオー
ド4k は導通してエミッタからの出力は分割抵抗5,6
k によって分圧される。4k,6k,E1kが1組ある場合、
入出力特性は折点1つの折線特性となる。このため、入
力信号と出力信号の関係は図6のようになる(入出力信
号は相対値で示す)。折点の数は、4k,6k,E1kの組の
数に等しい。ガンマ補正の精度はダイオード4k,分割抵
抗6k,折点設定電圧E1kが多くなるほど折点の数が増え
て高くなる。
ド4k は導通してエミッタからの出力は分割抵抗5,6
k によって分圧される。4k,6k,E1kが1組ある場合、
入出力特性は折点1つの折線特性となる。このため、入
力信号と出力信号の関係は図6のようになる(入出力信
号は相対値で示す)。折点の数は、4k,6k,E1kの組の
数に等しい。ガンマ補正の精度はダイオード4k,分割抵
抗6k,折点設定電圧E1kが多くなるほど折点の数が増え
て高くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のガンマ補正回路
は以上のように構成されているので、より精度が高いガ
ンマ補正を行うためには、より多くのダイオード4k
(k=1,2,…n)を使用しなければならない。この
ため、ダイイードの接合容量が回路の負荷となって、入
力信号のACおよびDCレベルによって周波数特性が劣
化するという欠点があった。
は以上のように構成されているので、より精度が高いガ
ンマ補正を行うためには、より多くのダイオード4k
(k=1,2,…n)を使用しなければならない。この
ため、ダイイードの接合容量が回路の負荷となって、入
力信号のACおよびDCレベルによって周波数特性が劣
化するという欠点があった。
【0008】本発明の目的は以上のような問題を解消し
たガンマ補正回路を提供することにある。
たガンマ補正回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるガンマ補正
回路は、トランジスタを用いた差動増幅器による複数の
クリップ回路と、該複数のクリップ回路の各出力信号を
加算する加算手段と、前記各クリップ回路の入出力特性
を制御する手段とを具えたことを特徴とする。
回路は、トランジスタを用いた差動増幅器による複数の
クリップ回路と、該複数のクリップ回路の各出力信号を
加算する加算手段と、前記各クリップ回路の入出力特性
を制御する手段とを具えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば異なった傾きを持つクリップ回
路のクリップ特性を加算することによってガンマ特性を
得ている。
路のクリップ特性を加算することによってガンマ特性を
得ている。
【0011】
【実施例】以下、本発明の1実施例について説明する。
【0012】図1は本発明を適用したガンマ補正回路の
回路図である。図1(a)において8,9はエミッタホ
ロワを用いてクリップ特性を実現する差動増幅器として
のトランジスタ、10はインピーダンス変換用のトラン
ジスタ、11,12はトランジスタ8〜10のエミッタ
抵抗である。Iはトランジスタ8のベースに接続された
入力端子、Oはトランジスタ10のエミッタに接続され
た出力端子、Cはトランジスタ9のベースに接続された
制御端子である。これらの8〜12の各構成要素によっ
てクリップ回路を構成するものであり、このクリップ回
路を1つのブロックとして13と記す。複数個のクリッ
プ回路ブロックを用いた本実施例全体の回路を図1
(b)に示す。
回路図である。図1(a)において8,9はエミッタホ
ロワを用いてクリップ特性を実現する差動増幅器として
のトランジスタ、10はインピーダンス変換用のトラン
ジスタ、11,12はトランジスタ8〜10のエミッタ
抵抗である。Iはトランジスタ8のベースに接続された
入力端子、Oはトランジスタ10のエミッタに接続され
た出力端子、Cはトランジスタ9のベースに接続された
制御端子である。これらの8〜12の各構成要素によっ
てクリップ回路を構成するものであり、このクリップ回
路を1つのブロックとして13と記す。複数個のクリッ
プ回路ブロックを用いた本実施例全体の回路を図1
(b)に示す。
【0013】図1(b)において、14は加算器、15
k (Rk )(k=1,2,…n),16はその加算抵抗
と帰還抵抗であって、各回路ブロック13の出力を加算
し、出力端子7に供給する。1は入力端子であって、入
力信号を各回路ブロック13の入力端子Iに与える。E
2k(k=1,2,…n)は入出力特性の折点を設定する
電圧であって、各ブロック13の制御端子Cに印加し、
これらをCPU17から制御することによってガンマ特
性を変えることができる。18はメモリであり、様々な
ガンマ特性を実現するための各クリップ回路ブロック1
3の折点設定電圧E2kに相当するディジタル・データを
記録している。17はCPU、19はDAコンバータで
あり、CPU17によって選択されたメモリ18からの
ディジタル・データをDAコンバータ19によってアナ
ログの折点設定電圧E2kに変換する。
k (Rk )(k=1,2,…n),16はその加算抵抗
と帰還抵抗であって、各回路ブロック13の出力を加算
し、出力端子7に供給する。1は入力端子であって、入
力信号を各回路ブロック13の入力端子Iに与える。E
2k(k=1,2,…n)は入出力特性の折点を設定する
電圧であって、各ブロック13の制御端子Cに印加し、
これらをCPU17から制御することによってガンマ特
性を変えることができる。18はメモリであり、様々な
ガンマ特性を実現するための各クリップ回路ブロック1
3の折点設定電圧E2kに相当するディジタル・データを
記録している。17はCPU、19はDAコンバータで
あり、CPU17によって選択されたメモリ18からの
ディジタル・データをDAコンバータ19によってアナ
ログの折点設定電圧E2kに変換する。
【0014】次に動作について説明する。例えば図4に
示すような入力信号が入力端子1に供給されると、クリ
ップ回路ブロック13が例えば1つの場合、入力信号と
出力信号の関係は図2のaのようになる。入力端子1の
記号レベルが折点電圧E2kより低くなると、差動増幅器
のトランジスタ9がONになるため、トランジスタ9の
エミッタ電位はE2k−VBEより低くはならない。
示すような入力信号が入力端子1に供給されると、クリ
ップ回路ブロック13が例えば1つの場合、入力信号と
出力信号の関係は図2のaのようになる。入力端子1の
記号レベルが折点電圧E2kより低くなると、差動増幅器
のトランジスタ9がONになるため、トランジスタ9の
エミッタ電位はE2k−VBEより低くはならない。
【0015】
【外2】
【0016】このためインピーダンス変換用トランジス
タ10のエミッタ出力はE2kより低くならないので、反
転の加算器14の出力はE2kより高くならない。よって
図2のaのような入出力特性となる。このときクリップ
特性の傾きは、加算器14のゲイン=|−Rf /Rk |
となる。折線設定電圧E2kと加算抵抗15k (Rk )を
変えた場合、各クリップ回路ブロック13k の入出力特
性は例えば図2のb〜dのようになる。このためガンマ
補正回路の入出力特性は、a〜dを加算したeのように
なる。
タ10のエミッタ出力はE2kより低くならないので、反
転の加算器14の出力はE2kより高くならない。よって
図2のaのような入出力特性となる。このときクリップ
特性の傾きは、加算器14のゲイン=|−Rf /Rk |
となる。折線設定電圧E2kと加算抵抗15k (Rk )を
変えた場合、各クリップ回路ブロック13k の入出力特
性は例えば図2のb〜dのようになる。このためガンマ
補正回路の入出力特性は、a〜dを加算したeのように
なる。
【0017】さらに各折点設定電圧E2kをそれぞれ変え
ることによって、本発明のガンマ補正回路の入出力特性
は図3のように様々に変えることが可能である。fのよ
うなリニア特性も可能である(図2,3の入出力信号は
相対値で示す)。
ることによって、本発明のガンマ補正回路の入出力特性
は図3のように様々に変えることが可能である。fのよ
うなリニア特性も可能である(図2,3の入出力信号は
相対値で示す)。
【0018】なお、エミッタホロワを用いたクリップ回
路は、トランジスタ8がOFFのとき、トランジスタ9
はONであり、エミッタ抵抗が小さいため、トランジス
タ8のベース・エミッタ間容量によるフィールドスルー
は無視できる程度に小さい。このため良好な高周波特性
をもち、入力信号のACおよびDCレベルによる周波数
特性の変化が少ない。
路は、トランジスタ8がOFFのとき、トランジスタ9
はONであり、エミッタ抵抗が小さいため、トランジス
タ8のベース・エミッタ間容量によるフィールドスルー
は無視できる程度に小さい。このため良好な高周波特性
をもち、入力信号のACおよびDCレベルによる周波数
特性の変化が少ない。
【0019】また、トランジスタ8と9の特性が合って
いる場合、折点の精度は高いので、ガンマ補正の精度が
高い。
いる場合、折点の精度は高いので、ガンマ補正の精度が
高い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって次
の効果が得られる。
の効果が得られる。
【0021】良好な高周波特性をもち、入力信号のA
CおよびDCレベルによる周波数特性の変化が少ない。
CおよびDCレベルによる周波数特性の変化が少ない。
【0022】ガンマ補正の精度が高い。
【0023】ガンマ特性を様々に変えることができる
ため、ガンマ特性を自動調整したり、遠隔操作すること
ができる。
ため、ガンマ特性を自動調整したり、遠隔操作すること
ができる。
【図1】(a)はクリップ回路ブロックを示す図であ
り、(b)は本発明を実施したガンマ補正回路の回路図
である。
り、(b)は本発明を実施したガンマ補正回路の回路図
である。
【図2】本発明を実施したガンマ補正回路の基本的な入
出力特性を示す図である。
出力特性を示す図である。
【図3】本発明を実施したガンマ補正回路をDCコント
ロールすることによって実現できる様々な入出力特性を
示す図である。
ロールすることによって実現できる様々な入出力特性を
示す図である。
【図4】入力波形の例を示す図である。
【図5】ガンマ補正回路の従来例の回路図である。
【図6】従来例のガンマ補正回路の入出力特性を示す図
である。
である。
13 クリップ回路 14 加算器 17 CPU 18 メモリ 19 DAコンバータ
Claims (1)
- 【請求項1】 トランジスタを用いた差動増幅器による
複数のクリップ回路と、該複数のクリップ回路の各出力
信号を加算する加算手段と、前記各クリップ回路の入出
力特性を制御する手段とを具えたことを特徴とするガン
マ補正回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3230258A JPH0575897A (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | ガンマ補正回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3230258A JPH0575897A (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | ガンマ補正回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0575897A true JPH0575897A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=16904987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3230258A Pending JPH0575897A (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | ガンマ補正回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0575897A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009033726A (ja) * | 2007-07-29 | 2009-02-12 | Advantest Corp | バッファ回路、増幅回路、および、試験装置 |
-
1991
- 1991-09-10 JP JP3230258A patent/JPH0575897A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009033726A (ja) * | 2007-07-29 | 2009-02-12 | Advantest Corp | バッファ回路、増幅回路、および、試験装置 |
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