JPH0575203A - 半導体レーザの製造方法 - Google Patents
半導体レーザの製造方法Info
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- JPH0575203A JPH0575203A JP23524391A JP23524391A JPH0575203A JP H0575203 A JPH0575203 A JP H0575203A JP 23524391 A JP23524391 A JP 23524391A JP 23524391 A JP23524391 A JP 23524391A JP H0575203 A JPH0575203 A JP H0575203A
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- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] ダブルヘテロ構造部両側の下地部分に溝を具
える構成の半導体レーザを製造するに当たり、溝形成工
程での活性層の汚染を防止し、レーザストライプと溝の
ストライプとの軸ずれを防止し、かつ溝形成を簡易に行
なうこと。 [構成] ダブルヘテロ構造部形成用の各半導体層3
3、35、37の最上層の半導体層37上にストライプ
状の第1のマスク39を形成する。第1のマスクをエッ
チングマスクとし各半導体層33〜37を第1のマスク
がオーバーハング状となるようにオーバーエッチングす
る。該オーバーエッチング済みの下地10に指向性の強
い成膜手段により第2のマスク形成用薄膜43を被着さ
せ第2のマスク43aを得る。第1のマスク39及び第
2のマスク43aをエッチングマスクとし各半導体層3
3〜37及び下地10をエッチングし溝とダブルヘテロ
構造部を得る。
える構成の半導体レーザを製造するに当たり、溝形成工
程での活性層の汚染を防止し、レーザストライプと溝の
ストライプとの軸ずれを防止し、かつ溝形成を簡易に行
なうこと。 [構成] ダブルヘテロ構造部形成用の各半導体層3
3、35、37の最上層の半導体層37上にストライプ
状の第1のマスク39を形成する。第1のマスクをエッ
チングマスクとし各半導体層33〜37を第1のマスク
がオーバーハング状となるようにオーバーエッチングす
る。該オーバーエッチング済みの下地10に指向性の強
い成膜手段により第2のマスク形成用薄膜43を被着さ
せ第2のマスク43aを得る。第1のマスク39及び第
2のマスク43aをエッチングマスクとし各半導体層3
3〜37及び下地10をエッチングし溝とダブルヘテロ
構造部を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体レーザの製造
方法に関するものである。
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザは光通信用光源、計測用光
源などとして広く利用されている。このような半導体レ
ーザには、低閾値電流で発振でき、高出力で動作でき、
安定した横モードで発振できるなどの特性が要求され
る。そして、この要求を満足できる従来の半導体レーザ
として例えば文献a(アンリツテクニカルレポート,N
o.6,1990.9)に開示のものがあった。
源などとして広く利用されている。このような半導体レ
ーザには、低閾値電流で発振でき、高出力で動作でき、
安定した横モードで発振できるなどの特性が要求され
る。そして、この要求を満足できる従来の半導体レーザ
として例えば文献a(アンリツテクニカルレポート,N
o.6,1990.9)に開示のものがあった。
【0003】この文献aには、メサ形のダブルヘテロ構
造部の両側の基板部分に溝をそれぞれ具え、このダブル
ヘテロ構造部両側の溝内を含む下地部分上に電流ブロッ
ク層をそれぞれ具える半導体レーザが開示されている。
以下、この半導体レーザの製造方法について図4(A)
〜(C)と図5(A)及び(B)とを参照して説明す
る。なお、いずれの図も製造工程中の主な工程での素子
をダブルヘテロ構造部の長手方向と直交する方向に切っ
て示した断面図である先ず、Znがドープされ主面が
(100)面のp型InP基板(キャリア濃度≒5×1
018/cm3 )11の主面上に、液相エピタキシャル法
(LPE法)により、下側クラッド層を兼ねるp型In
Pバッファ層13、InGaAsP活性層15及びn型
InP上側クラッド層17がこの順に形成される。な
お、この従来技術においては、p型InP基板11を下
地10と考える。次に、n型InP上側クラッド層17
上にプラズマCVD法によりSiNX 膜が形成され(図
示せず)、次いで、このSiNX 膜が公知のフォトリソ
グラフィ技術及びエッチング技術によりストライプ方向
が<011>でストライプ幅Wが2〜4μm程度のスト
ライプ状のマスクパターン19に加工される(図4
(A))。
造部の両側の基板部分に溝をそれぞれ具え、このダブル
ヘテロ構造部両側の溝内を含む下地部分上に電流ブロッ
ク層をそれぞれ具える半導体レーザが開示されている。
以下、この半導体レーザの製造方法について図4(A)
〜(C)と図5(A)及び(B)とを参照して説明す
る。なお、いずれの図も製造工程中の主な工程での素子
をダブルヘテロ構造部の長手方向と直交する方向に切っ
て示した断面図である先ず、Znがドープされ主面が
(100)面のp型InP基板(キャリア濃度≒5×1
018/cm3 )11の主面上に、液相エピタキシャル法
(LPE法)により、下側クラッド層を兼ねるp型In
Pバッファ層13、InGaAsP活性層15及びn型
InP上側クラッド層17がこの順に形成される。な
お、この従来技術においては、p型InP基板11を下
地10と考える。次に、n型InP上側クラッド層17
上にプラズマCVD法によりSiNX 膜が形成され(図
示せず)、次いで、このSiNX 膜が公知のフォトリソ
グラフィ技術及びエッチング技術によりストライプ方向
が<011>でストライプ幅Wが2〜4μm程度のスト
ライプ状のマスクパターン19に加工される(図4
(A))。
【0004】次に、n型InP上側クラッド層17、活
性層15及びバッファ層13の、マスクパターン19で
覆われていない部分がn型InP上側クラッド層17表
面からp型InP基板11(下地10)表面が露出する
まで塩酸系のエッチャントによってそれぞれエッチング
される。これにより、メサ型のかつストライプ状のダブ
ルヘテロ構造部21が形成される(図4(B))。
性層15及びバッファ層13の、マスクパターン19で
覆われていない部分がn型InP上側クラッド層17表
面からp型InP基板11(下地10)表面が露出する
まで塩酸系のエッチャントによってそれぞれエッチング
される。これにより、メサ型のかつストライプ状のダブ
ルヘテロ構造部21が形成される(図4(B))。
【0005】次に、2回目のフォトリソグラフィ技術に
より、ダブルヘテロ構造部21両側のp型InP基板1
1(下地10)部分の所定領域のみを露出しそれ以外の
下地部分は覆うレジストパターン23が形成される(図
4(C))。
より、ダブルヘテロ構造部21両側のp型InP基板1
1(下地10)部分の所定領域のみを露出しそれ以外の
下地部分は覆うレジストパターン23が形成される(図
4(C))。
【0006】次に、レジストパターン23から露出して
いるp型InP基板11(下地10)部分が塩酸系のエ
ッチャントによってエッチングされ溝25が形成される
(図5(A))。溝25の断面形状はこの場合多角形に
なる。
いるp型InP基板11(下地10)部分が塩酸系のエ
ッチャントによってエッチングされ溝25が形成される
(図5(A))。溝25の断面形状はこの場合多角形に
なる。
【0007】次に、溝25形成済みのp型InP基板1
1(下地10)上に、2回目のLPE工程により、n型
InPブロック層27及びp型InPブロック層29が
順次に形成される。これら層27、29を成長させる
際、n型InPブロック層27が活性層25に接触しな
いようにかつ活性層25の横の位置に精度良く成長する
ように成長条件が制御される。
1(下地10)上に、2回目のLPE工程により、n型
InPブロック層27及びp型InPブロック層29が
順次に形成される。これら層27、29を成長させる
際、n型InPブロック層27が活性層25に接触しな
いようにかつ活性層25の横の位置に精度良く成長する
ように成長条件が制御される。
【0008】その後、周知の通り電極形成が行なわれ
(図示せず。)、さらに素子分離が行なわれて半導体レ
ーザが完成される。
(図示せず。)、さらに素子分離が行なわれて半導体レ
ーザが完成される。
【0009】この文献aに開示された半導体レーザで
は、メサ形のダブルヘテロ構造部21の両側に溝25を
設けたたためそうしない場合に比べ、下側電流ブロック
層に相当するn型InPブロック層27の、活性層25
の直ぐ横での厚さを所望の厚さとすることができた。こ
のため、高注入電流領域においてもリーク電流を小さく
でき高出力動作特性が得られた。
は、メサ形のダブルヘテロ構造部21の両側に溝25を
設けたたためそうしない場合に比べ、下側電流ブロック
層に相当するn型InPブロック層27の、活性層25
の直ぐ横での厚さを所望の厚さとすることができた。こ
のため、高注入電流領域においてもリーク電流を小さく
でき高出力動作特性が得られた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、文献a
に開示された半導体レーザの製造方法では、メサ形のダ
ブルヘテロ構造部21を形成するためのフォトリソグラ
フィ工程の他に、このダブルヘテロ構造部21両側の下
地10部分に溝25を形成するエッチング時のマスクで
あるレジストパターン23を形成するためのフォトリソ
グラフィ工程が必要であった。したがって、(1).製
造工程が長くなる。(2).ダブルヘテロ構造部21形
成用のマスクパターン19のストライプ方向と、溝25
形成用のレジストパターン23のストライプ方向とが、
これらパター19,23を形成するための露光用マスク
の位置合わせずれが原因でずれる可能性が高く、この結
果溝25の寸法がウエハ全面でばらついてしまう。
(3).溝25形成時のエッチングマスクとしてのレジ
ストパターン23を形成する際にメサ形のダブルヘテロ
構造体21側面がレジストにさらされるので活性層内に
不純物が取り込まれる。などの問題点があった。
に開示された半導体レーザの製造方法では、メサ形のダ
ブルヘテロ構造部21を形成するためのフォトリソグラ
フィ工程の他に、このダブルヘテロ構造部21両側の下
地10部分に溝25を形成するエッチング時のマスクで
あるレジストパターン23を形成するためのフォトリソ
グラフィ工程が必要であった。したがって、(1).製
造工程が長くなる。(2).ダブルヘテロ構造部21形
成用のマスクパターン19のストライプ方向と、溝25
形成用のレジストパターン23のストライプ方向とが、
これらパター19,23を形成するための露光用マスク
の位置合わせずれが原因でずれる可能性が高く、この結
果溝25の寸法がウエハ全面でばらついてしまう。
(3).溝25形成時のエッチングマスクとしてのレジ
ストパターン23を形成する際にメサ形のダブルヘテロ
構造体21側面がレジストにさらされるので活性層内に
不純物が取り込まれる。などの問題点があった。
【0011】この発明はこのような点に鑑みなされたも
のであり、従ってこの発明の目的は、ダブルヘテロ構造
部両側の下地部分に溝を具える構成の半導体レーザを製
造するに当たり、上述の問題点を解決できる製造方法を
提供することにある。
のであり、従ってこの発明の目的は、ダブルヘテロ構造
部両側の下地部分に溝を具える構成の半導体レーザを製
造するに当たり、上述の問題点を解決できる製造方法を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この発明によれば、下地にメサ形のかつストライプ
状のダブルヘテロ構造部を具え、該ダブルヘテロ構造部
両側の下地部分に溝をそれぞれ具え、前述のダブルヘテ
ロ構造部両側の溝内を含む下地部分上に電流ブロック層
をそれぞれ具える半導体レーザを製造するに当たり、溝
の形成を以下の(a)〜(e)の工程を含む工程により
行なうことを特徴とする。
め、この発明によれば、下地にメサ形のかつストライプ
状のダブルヘテロ構造部を具え、該ダブルヘテロ構造部
両側の下地部分に溝をそれぞれ具え、前述のダブルヘテ
ロ構造部両側の溝内を含む下地部分上に電流ブロック層
をそれぞれ具える半導体レーザを製造するに当たり、溝
の形成を以下の(a)〜(e)の工程を含む工程により
行なうことを特徴とする。
【0013】(a)下地にダブルヘテロ構造部形成用の
各半導体層を順次に積層する工程。(b)前述のダブル
ヘテロ構造部形成用の各半導体層の最上層の半導体層上
にストライプ状の第1のマスクを形成する工程。(c)
該第1のマスクをエッチングマスクとし前述のダブルヘ
テロ構造部形成用の各半導体層を第1のマスクがオーバ
ーハング状となるようにオーバーエッチングする工程。
(d)該オーバーエッチング済みの下地に指向性の強い
成膜手段により第2のマスク形成用薄膜を被着させ当該
第2のマスクを得る工程。(e)前述の第1のマスク及
び第2のマスクをエッチングマスクとし前述の各半導体
層及び下地をエッチングし当該ダブルヘテロ構造部及び
溝を形成する工程。
各半導体層を順次に積層する工程。(b)前述のダブル
ヘテロ構造部形成用の各半導体層の最上層の半導体層上
にストライプ状の第1のマスクを形成する工程。(c)
該第1のマスクをエッチングマスクとし前述のダブルヘ
テロ構造部形成用の各半導体層を第1のマスクがオーバ
ーハング状となるようにオーバーエッチングする工程。
(d)該オーバーエッチング済みの下地に指向性の強い
成膜手段により第2のマスク形成用薄膜を被着させ当該
第2のマスクを得る工程。(e)前述の第1のマスク及
び第2のマスクをエッチングマスクとし前述の各半導体
層及び下地をエッチングし当該ダブルヘテロ構造部及び
溝を形成する工程。
【0014】なお、この発明でいう下地とは、半導体レ
ーザ作製に通常用いられる半導体基板そのもの、また半
導体基板とバッファ層とで構成される積層体などをい
う。
ーザ作製に通常用いられる半導体基板そのもの、また半
導体基板とバッファ層とで構成される積層体などをい
う。
【0015】また、この発明でいうダブルヘテロ構造部
形成用の各半導体層とは、少なくとも下側クラッド層用
半導体層、活性層用半導体層及び上側クラッド層用半導
体層をいう。もちろん、ダブルヘテロ構造部形成用の各
半導体層には、上記3種類の半導体層以外に半導体レー
ザの種類に応じて付加される他の種々の半導体層(例え
ば、DFB型の半導体レーザにこの発明を適用する場合
でいえばグレーティングが施されたガイド層)も含まれ
る。なお、下側クラッド層をバッファ層で兼用する場
合、下側クラッド層を半導体基板で兼用する場合もこの
発明でいう下地やダブルヘテロ構造部形成用の各半導体
層の概念に含まれる。
形成用の各半導体層とは、少なくとも下側クラッド層用
半導体層、活性層用半導体層及び上側クラッド層用半導
体層をいう。もちろん、ダブルヘテロ構造部形成用の各
半導体層には、上記3種類の半導体層以外に半導体レー
ザの種類に応じて付加される他の種々の半導体層(例え
ば、DFB型の半導体レーザにこの発明を適用する場合
でいえばグレーティングが施されたガイド層)も含まれ
る。なお、下側クラッド層をバッファ層で兼用する場
合、下側クラッド層を半導体基板で兼用する場合もこの
発明でいう下地やダブルヘテロ構造部形成用の各半導体
層の概念に含まれる。
【0016】
【作用】この発明の構成によれば、第1のマスクはオー
バーハング状のマスクとされ、そしてこの第1のマスク
を有する下地に指向性の強い成膜手段によって第2のマ
スク形成用薄膜が被着される。したがって、第1のマス
クのオーバーハング部分下方の下地部分はこのオーバー
ハング部分の陰となるので、第2のマスク形成用薄膜が
非常に付着しずらくなる。この第1のマスクのオーバー
ハング部分下方の下地部分は、溝形成予定部分とでき
る。このように、この発明の製造方法では、第2のマス
クは、フォトリソグラフィ工程を用いることなく、第1
のマスクによってセルフアライン的に形成できる。
バーハング状のマスクとされ、そしてこの第1のマスク
を有する下地に指向性の強い成膜手段によって第2のマ
スク形成用薄膜が被着される。したがって、第1のマス
クのオーバーハング部分下方の下地部分はこのオーバー
ハング部分の陰となるので、第2のマスク形成用薄膜が
非常に付着しずらくなる。この第1のマスクのオーバー
ハング部分下方の下地部分は、溝形成予定部分とでき
る。このように、この発明の製造方法では、第2のマス
クは、フォトリソグラフィ工程を用いることなく、第1
のマスクによってセルフアライン的に形成できる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の半導体レー
ザの製造方法の実施例について説明する。図1(A)及
び(B)と図2(A)及び(B)と図3(A)及び
(B)は、その説明に供する製造工程図である。いずれ
の図も製造工程中の主な工程での素子をダブルヘテロ構
造部の長手方向と直交する方向に切って示した概略的な
断面図である。また、以下の説明中の成膜方法、使用材
料、導電型、及び不純物濃度、膜厚等の数値的条件は、
この発明の範囲内の一例にすぎないことは理解された
い。
ザの製造方法の実施例について説明する。図1(A)及
び(B)と図2(A)及び(B)と図3(A)及び
(B)は、その説明に供する製造工程図である。いずれ
の図も製造工程中の主な工程での素子をダブルヘテロ構
造部の長手方向と直交する方向に切って示した概略的な
断面図である。また、以下の説明中の成膜方法、使用材
料、導電型、及び不純物濃度、膜厚等の数値的条件は、
この発明の範囲内の一例にすぎないことは理解された
い。
【0018】先ず、Sn或いはSをドープした主面が
(100)面のn型InP基板(キャリア濃度≒5×1
018/cm3 )31の主面上に、液相エピタキシャル法
(LPE法)により、下側クラッド層を兼ねるn型In
Pバッファ層33、InGaAsP活性層35及びp型
InP上側クラッド層37をこの順に形成する(図1
(A))。この場合、n型InP基板31と、n型In
Pバッファ層35とで構成される積層体部分が下地10
に相当し、下側クラッド層を兼ねるn型InPバッファ
層33、InGaAsP活性層35及びp型InP上側
クラッド層37がダブルヘテロ構造部形成用の各半導体
層に相当する。なお、n型InPバッファ層33は例え
ば厚さが3〜5μmでキャリア濃度がおおよそ5〜7×
1017/cm3 の層で構成でき、InGaAsP活性層
35は例えば厚さが約0.1μmの層で構成でき、p型
InP上側クラッド層37は例えば厚さが0.1〜0.
5μmでキャリア濃度がおおよそ5〜7×1017/cm
3 の層で構成できる。
(100)面のn型InP基板(キャリア濃度≒5×1
018/cm3 )31の主面上に、液相エピタキシャル法
(LPE法)により、下側クラッド層を兼ねるn型In
Pバッファ層33、InGaAsP活性層35及びp型
InP上側クラッド層37をこの順に形成する(図1
(A))。この場合、n型InP基板31と、n型In
Pバッファ層35とで構成される積層体部分が下地10
に相当し、下側クラッド層を兼ねるn型InPバッファ
層33、InGaAsP活性層35及びp型InP上側
クラッド層37がダブルヘテロ構造部形成用の各半導体
層に相当する。なお、n型InPバッファ層33は例え
ば厚さが3〜5μmでキャリア濃度がおおよそ5〜7×
1017/cm3 の層で構成でき、InGaAsP活性層
35は例えば厚さが約0.1μmの層で構成でき、p型
InP上側クラッド層37は例えば厚さが0.1〜0.
5μmでキャリア濃度がおおよそ5〜7×1017/cm
3 の層で構成できる。
【0019】次に、ダブルヘテロ構造部形成用の各半導
体層の最上層の半導体層に相当するp型InP上側クラ
ッド層37上にストライプ状の第1のマスクを形成する
ために、この場合蒸着法により、p型InP上側クラッ
ド層37上にSiO2 膜を所定の厚さに形成する(図示
せず)。次いで、このSiO2 膜を公知のフォトリソグ
ラフィ技術及びエッチング技術によりストライプ方向が
<011>でストライプ幅がW1のストライプ状の第1
のマスク39に加工する(図1(B))。なお、この第
1のマスク39の幅W1は、この実施例の方法で製造さ
れる半導体レーザのダブルヘテロ構造部の幅(図3
(A)のW2。)に比べ所定の幅だけ広い幅としてあ
る。ここで、幅W2は半導体レーザが基本横モードで発
振できる幅である。W1をW2より所定幅広くする理由
は、第1のマスク39にオーバーハング部分(図2
(A)のL部分。)を形成するためのダブルヘテロ構造
部形成用の各半導体層33、35、37のオーバーエッ
チング及び溝形成のためのエッチングを終えた後に、基
本横モード発振を規定する幅W2(図3(A))が得ら
れるようにW1は予め広くしておく必要があるからであ
る。
体層の最上層の半導体層に相当するp型InP上側クラ
ッド層37上にストライプ状の第1のマスクを形成する
ために、この場合蒸着法により、p型InP上側クラッ
ド層37上にSiO2 膜を所定の厚さに形成する(図示
せず)。次いで、このSiO2 膜を公知のフォトリソグ
ラフィ技術及びエッチング技術によりストライプ方向が
<011>でストライプ幅がW1のストライプ状の第1
のマスク39に加工する(図1(B))。なお、この第
1のマスク39の幅W1は、この実施例の方法で製造さ
れる半導体レーザのダブルヘテロ構造部の幅(図3
(A)のW2。)に比べ所定の幅だけ広い幅としてあ
る。ここで、幅W2は半導体レーザが基本横モードで発
振できる幅である。W1をW2より所定幅広くする理由
は、第1のマスク39にオーバーハング部分(図2
(A)のL部分。)を形成するためのダブルヘテロ構造
部形成用の各半導体層33、35、37のオーバーエッ
チング及び溝形成のためのエッチングを終えた後に、基
本横モード発振を規定する幅W2(図3(A))が得ら
れるようにW1は予め広くしておく必要があるからであ
る。
【0020】次に、この第1のマスク39をエッチング
マスクとしダブルヘテロ構造部形成用の各半導体層3
7、35及び33を第1のマスク39がオーバーハング
状となるようにオーバーエッチングする。このエッチン
グは、従来公知のウエットエッチング法、ドライエッチ
ング法の何れでも行なえる、これにより、オバーハング
部分Lを有する第1のマスク39とダブルヘテロ構造部
の中間体41aが形成される(図2(A))。各半導体
層37、35及び33のオーバーエッチング量は、第1
のマスク39のオーバーハング部分Lの張り出し量をど
の程度にするか、換言すれば溝形成予定領域の幅をどの
程度にするかにより主に決定する。また、この実施例で
は図2(A)に示したように、バッファ層33の厚さを
比較的厚くしこのバッファ層33の一部分(バッファ層
33の厚み方向上側部分)と活性層35と上側クラッド
層37とでダブルヘテロ構造部が構成されるようにして
いる。これは、図3(A)に示すように溝を下地10の
バッファ層33部分に形成するようにするためである。
このようにすると、図5(A)に示した従来技術のよう
に溝25を基板11に形成する場合に比べ、特性向上が
図れると考えられるからである。
マスクとしダブルヘテロ構造部形成用の各半導体層3
7、35及び33を第1のマスク39がオーバーハング
状となるようにオーバーエッチングする。このエッチン
グは、従来公知のウエットエッチング法、ドライエッチ
ング法の何れでも行なえる、これにより、オバーハング
部分Lを有する第1のマスク39とダブルヘテロ構造部
の中間体41aが形成される(図2(A))。各半導体
層37、35及び33のオーバーエッチング量は、第1
のマスク39のオーバーハング部分Lの張り出し量をど
の程度にするか、換言すれば溝形成予定領域の幅をどの
程度にするかにより主に決定する。また、この実施例で
は図2(A)に示したように、バッファ層33の厚さを
比較的厚くしこのバッファ層33の一部分(バッファ層
33の厚み方向上側部分)と活性層35と上側クラッド
層37とでダブルヘテロ構造部が構成されるようにして
いる。これは、図3(A)に示すように溝を下地10の
バッファ層33部分に形成するようにするためである。
このようにすると、図5(A)に示した従来技術のよう
に溝25を基板11に形成する場合に比べ、特性向上が
図れると考えられるからである。
【0021】次に、オーバーエッチング済みの下地に指
向性の強い成膜手段により第2のマスク形成用の薄膜4
3を被着させる。この実施例では蒸着法によりSiO2
膜43を基板31の主面に垂直な方向から被着させる。
第1のマスク39のオーバーハング部分L下方の下地部
分はオーバーハング部分Lの陰になるためこの下地部分
上にはSiO2 膜が実質的に被着しない。この結果、第
1のマスク39から離れた下地部分上にSiO2 膜から
成る第2のマスク43aが形成できる(図2(B))。
向性の強い成膜手段により第2のマスク形成用の薄膜4
3を被着させる。この実施例では蒸着法によりSiO2
膜43を基板31の主面に垂直な方向から被着させる。
第1のマスク39のオーバーハング部分L下方の下地部
分はオーバーハング部分Lの陰になるためこの下地部分
上にはSiO2 膜が実質的に被着しない。この結果、第
1のマスク39から離れた下地部分上にSiO2 膜から
成る第2のマスク43aが形成できる(図2(B))。
【0022】次に、第1のマスク39及び第2のマスク
43aをエッチングマスクとし、例えばダブルヘテロ構
造部41a形成時のエッチング方法と同様なエッチング
方法により、下地10の第2のマスクで覆われていない
部分をエッチングしここに深さ0.3〜0.5μmの溝
45を形成する。このエッチングの際にダブルヘテロ構
造部の中間体41aもエッチングされ規定の幅W2(基
本横モード発振する幅。)を有するダブルヘテロ構造部
41が形成できる(図3(A))。
43aをエッチングマスクとし、例えばダブルヘテロ構
造部41a形成時のエッチング方法と同様なエッチング
方法により、下地10の第2のマスクで覆われていない
部分をエッチングしここに深さ0.3〜0.5μmの溝
45を形成する。このエッチングの際にダブルヘテロ構
造部の中間体41aもエッチングされ規定の幅W2(基
本横モード発振する幅。)を有するダブルヘテロ構造部
41が形成できる(図3(A))。
【0023】次に、第1のマスク39及び第2のマスク
43aを好適なエッチング方法によって除去する。その
後、溝45形成済みの下地10上に、2回目のLPE工
程により、p型InPブロック層47、n型InPブロ
ック層49、p型InP埋込み層51及びp型InGa
AsPキャップ層53を順次に形成する(図3
(B))。このLPE工程では、電流狭窄を行なうため
のp型InPブロック層47及びn型InPブロック層
49p型InPブロック層47は、ダブルヘテロ構造部
41の極近傍まで所望の厚さに形成され、然も両層4
7,49はダブルヘテロ構造部41の肩口より成長す
る。なお、p型InPブロック層47は例えば1.5〜
2μmの厚さの層で、n型InPブロック層49は例え
ば0.5〜0.7μmの厚さの層で、p型InP埋込み
層51は例えば1〜2μmの厚さの層で、p型InGa
AsPキャップ層53は例えば0.5〜1μmの厚さの
層でそれぞれ構成することができる。
43aを好適なエッチング方法によって除去する。その
後、溝45形成済みの下地10上に、2回目のLPE工
程により、p型InPブロック層47、n型InPブロ
ック層49、p型InP埋込み層51及びp型InGa
AsPキャップ層53を順次に形成する(図3
(B))。このLPE工程では、電流狭窄を行なうため
のp型InPブロック層47及びn型InPブロック層
49p型InPブロック層47は、ダブルヘテロ構造部
41の極近傍まで所望の厚さに形成され、然も両層4
7,49はダブルヘテロ構造部41の肩口より成長す
る。なお、p型InPブロック層47は例えば1.5〜
2μmの厚さの層で、n型InPブロック層49は例え
ば0.5〜0.7μmの厚さの層で、p型InP埋込み
層51は例えば1〜2μmの厚さの層で、p型InGa
AsPキャップ層53は例えば0.5〜1μmの厚さの
層でそれぞれ構成することができる。
【0024】その後、周知の通り電極形成を行ない(図
示せず。)、さらに素子分離を行なって半導体レーザが
得られる。
示せず。)、さらに素子分離を行なって半導体レーザが
得られる。
【0025】上述においてはこの発明の半導体レーザの
製造方法の実施例について説明したが、この発明は上述
の実施例に限られない。
製造方法の実施例について説明したが、この発明は上述
の実施例に限られない。
【0026】例えば、上述の実施例では、下地を基板3
1及びバッファ層33で構成し、溝45をこの下地のバ
ッファ層33部分のみに形成する構成としていた。しか
し、下地は基板31のみで構成されると考え、溝45を
基板31に至る深さまで設ける場合にもこの発明の方法
を適用できる。
1及びバッファ層33で構成し、溝45をこの下地のバ
ッファ層33部分のみに形成する構成としていた。しか
し、下地は基板31のみで構成されると考え、溝45を
基板31に至る深さまで設ける場合にもこの発明の方法
を適用できる。
【0027】また、上述の実施例ではバッファ層は下側
クラッド層を兼ねていた。しかし、バッファ層とは別に
下側クラッド層をさらに具えた構成の半導体レーザに対
してもこの発明の方法は適用できる。
クラッド層を兼ねていた。しかし、バッファ層とは別に
下側クラッド層をさらに具えた構成の半導体レーザに対
してもこの発明の方法は適用できる。
【0028】また、上述の実施例では、第1及び第2の
マスクを何れもSiO2 膜で構成していた。しかし、こ
れらマスクは他の材料例えばSiNX 膜、Al2 O3 膜
等で構成しても良い。
マスクを何れもSiO2 膜で構成していた。しかし、こ
れらマスクは他の材料例えばSiNX 膜、Al2 O3 膜
等で構成しても良い。
【0029】また、上述の実施例では、ダブルヘテロ構
造部形成用の各半導体層33,35,37の形成をLP
E法を用いて行なっていた。しかし、これら層の形成は
LPE法以外の他の成膜方法例えばMOCVD法などで
行なっても良い。
造部形成用の各半導体層33,35,37の形成をLP
E法を用いて行なっていた。しかし、これら層の形成は
LPE法以外の他の成膜方法例えばMOCVD法などで
行なっても良い。
【0030】また、上述の実施例では、電流ブロック層
47,49の形成に当たって第1のマスク39及び第2
のマスク43aを先ず除去していた。しかし、第2のマ
スク43aのみを選択的に除去し第1のマスク39はダ
ブルヘテロ構造部41上に残存させた状態で、電流ブロ
ック層47,49を形成し、その後、第1のマスク39
を除去するようにしても良い。このようにすると、電流
ブロック層47,49の成膜手段としてLPE法以外の
手段が使用できる。ただし、この場合は第1のマスク3
9と第2のマスク43aとを異なる材料で構成し両マス
クの間にエッチング選択性を持たせる必要がある。これ
は、第1のマスク39を例えばSiO2 膜で構成し、第
2のマスク43aを例えばSiNX 膜で構成することで
達成できる。
47,49の形成に当たって第1のマスク39及び第2
のマスク43aを先ず除去していた。しかし、第2のマ
スク43aのみを選択的に除去し第1のマスク39はダ
ブルヘテロ構造部41上に残存させた状態で、電流ブロ
ック層47,49を形成し、その後、第1のマスク39
を除去するようにしても良い。このようにすると、電流
ブロック層47,49の成膜手段としてLPE法以外の
手段が使用できる。ただし、この場合は第1のマスク3
9と第2のマスク43aとを異なる材料で構成し両マス
クの間にエッチング選択性を持たせる必要がある。これ
は、第1のマスク39を例えばSiO2 膜で構成し、第
2のマスク43aを例えばSiNX 膜で構成することで
達成できる。
【0031】また、上述の実施例では第2のマスク形成
用薄膜の成膜手段を蒸着法としていたが、この成膜手段
はこれに限られず指向性の強い成膜手段であれば他の好
適な方法でも勿論良い。
用薄膜の成膜手段を蒸着法としていたが、この成膜手段
はこれに限られず指向性の強い成膜手段であれば他の好
適な方法でも勿論良い。
【0032】また、上述の実施例では、この発明の製造
方法をInGaAsP/InP系の半導体レーザを製造
する例に適用していたが、GaAs系など他の材料を用
いた半導体レーザの製造にも適用できる。
方法をInGaAsP/InP系の半導体レーザを製造
する例に適用していたが、GaAs系など他の材料を用
いた半導体レーザの製造にも適用できる。
【0033】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明の半導体レーザの製造方法によれば、第1のマス
クはオーバーハング状のマスクとされ、そしてこの第1
のマスクを有する下地に指向性の強い成膜手段によって
第2のマスク形成用薄膜が被着される。第1のマスクの
オーバーハング部分下方の下地部分はこのオーバーハン
グ部分の陰となり、第2のマスク形成用薄膜は実質的に
付着しないので、第2のマスクは、特別なフォトリソグ
ラフィ工程を用いることなく、第1のマスクによってセ
ルフアライン的に形成できる。
の発明の半導体レーザの製造方法によれば、第1のマス
クはオーバーハング状のマスクとされ、そしてこの第1
のマスクを有する下地に指向性の強い成膜手段によって
第2のマスク形成用薄膜が被着される。第1のマスクの
オーバーハング部分下方の下地部分はこのオーバーハン
グ部分の陰となり、第2のマスク形成用薄膜は実質的に
付着しないので、第2のマスクは、特別なフォトリソグ
ラフィ工程を用いることなく、第1のマスクによってセ
ルフアライン的に形成できる。
【0034】したがって、フォトリソグラフィ工程を1
回省略できるのでその分従来より製造プロセスが簡易に
なる。また、第2のマスク作製時にレジストを用いない
で済むので活性層がレジストにより汚染されることがな
い。また、第2のマスクが第1のマスクによりセルフア
ライン的に形成できるのでダブルヘテロ構造部のストラ
イプ方向と溝のストライプ方向とのずれは従来より低減
できる。
回省略できるのでその分従来より製造プロセスが簡易に
なる。また、第2のマスク作製時にレジストを用いない
で済むので活性層がレジストにより汚染されることがな
い。また、第2のマスクが第1のマスクによりセルフア
ライン的に形成できるのでダブルヘテロ構造部のストラ
イプ方向と溝のストライプ方向とのずれは従来より低減
できる。
【0035】これがため、光出力−注入電流特性が従来
より優れる半導体レーザの提供が、期待できる
より優れる半導体レーザの提供が、期待できる
【図1】(A)及び(B)は実施例の説明に供する製造
工程図である。
工程図である。
【図2】(A)及び(B)は実施例の説明に供する図1
に続く製造工程図である。
に続く製造工程図である。
【図3】(A)及び(B)は実施例の説明に供する図2
に続く製造工程図である。
に続く製造工程図である。
【図4】(A)〜(C)は従来技術の説明に供する工程
図である。
図である。
【図5】(A)及び(B)は従来技術の説明に供する図
4に続く工程図である。
4に続く工程図である。
10:下地 31:n型InP基板 33:n型InPバッファ層 35:InGaAsP活性層 37:p型InP上側クラッド層 39:第1のマスク L:第1のマスクのオーバーハング部分 41a:ダブルヘテロ構造部の中間体 41:ダブルヘテロ構造部 43:第2のマスク形成用薄膜 43a:第2のマスク 45:溝 47:p型InPブロック層 49:n型InPブロック層 51:p型Inp埋込み層 53:p型InGaAsPキャップ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 洋 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 下地にメサ形のかつストライプ状のダブ
ルヘテロ構造部を具え、該ダブルヘテロ構造部両側の下
地部分に溝をそれぞれ具え、前記ダブルヘテロ構造部両
側の溝内を含む下地部分上に電流ブロック層をそれぞれ
具える半導体レーザを製造するに当たり、 溝の形成を以下の(a)〜(e)の工程を含む工程によ
り行なうことを特徴とする半導体レーザの製造方法。 (a)下地にダブルヘテロ構造部形成用の各半導体層を
順次に積層する工程。 (b)前記ダブルヘテロ構造部形成用の各半導体層の最
上層の半導体層上にストライプ状の第1のマスクを形成
する工程。 (c)該第1のマスクをエッチングマスクとし前記ダブ
ルヘテロ構造部形成用の各半導体層を前記第1のマスク
がオーバーハング状となるようにオーバーエッチングす
る工程。 (d)該オーバーエッチング済みの下地に指向性の強い
成膜手段により第2のマスク形成用薄膜を被着させ当該
第2のマスクを得る工程。 (e)前記第1のマスク及び第2のマスクをエッチング
マスクとし前記各半導体層及び下地をエッチングし当該
ダブルヘテロ構造部及び溝を形成する工程。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23524391A JPH0575203A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 半導体レーザの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23524391A JPH0575203A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 半導体レーザの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0575203A true JPH0575203A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=16983197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23524391A Withdrawn JPH0575203A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 半導体レーザの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0575203A (ja) |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP23524391A patent/JPH0575203A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981203 |