JPH057400A - 音像の移動感制御方法 - Google Patents
音像の移動感制御方法Info
- Publication number
- JPH057400A JPH057400A JP3156469A JP15646991A JPH057400A JP H057400 A JPH057400 A JP H057400A JP 3156469 A JP3156469 A JP 3156469A JP 15646991 A JP15646991 A JP 15646991A JP H057400 A JPH057400 A JP H057400A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- sound image
- speakers
- input signal
- movement
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 聴取者との距離が変化する方向の音像の移動
感を制御できるようにすること。 【構成】 音場10内に配置されたスピーカ12,13
から音声信号を放射するに際して、入力信号20を2チ
ャンネルに分離する前に、入力信号20の周波数を周波
数変換器21で変化させるとともに入力信号20の振幅
をアッテネータ22で変化させ、音像Aを聴取者11と
の距離が変化するY方向に移動させるようにしたもの。
感を制御できるようにすること。 【構成】 音場10内に配置されたスピーカ12,13
から音声信号を放射するに際して、入力信号20を2チ
ャンネルに分離する前に、入力信号20の周波数を周波
数変換器21で変化させるとともに入力信号20の振幅
をアッテネータ22で変化させ、音像Aを聴取者11と
の距離が変化するY方向に移動させるようにしたもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音像の移動感制御方法に
係り、特に、音場内に形成される音像の移動感を制御す
るに好適な音像の移動感制御方法に関する。
係り、特に、音場内に形成される音像の移動感を制御す
るに好適な音像の移動感制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音場内の音像の位置を制御するに
際しては、特開昭61−130000号公報に記載され
ている装置が用いられている。この装置は図2に示され
るように、アッテネータ24,26、可変遅延回路2
5,27、コントローラ28、スピーカ12,13を備
えており、スピーカ12,13が音場10内に配置され
ている。
際しては、特開昭61−130000号公報に記載され
ている装置が用いられている。この装置は図2に示され
るように、アッテネータ24,26、可変遅延回路2
5,27、コントローラ28、スピーカ12,13を備
えており、スピーカ12,13が音場10内に配置され
ている。
【0003】上記音場位置制御装置においては、入力信
号20が2チャンネルに分配され、それぞれアッテネー
タ24,26と可変遅延回路25,27によって音量と
伝送時間が制御され、各スピーカ12,13から音場1
0内に放射されるようになっている。この時音像Aはス
ピーカ12とスピーカ13との間に生じる。この音像A
を聴取者11が聴取することができる。音像AをX軸に
沿って移動するに際しては、コントローラ28からの指
令によってアッテネータ24,26の減衰量を調整する
とともに可変遅延回路25,27の遅延時間を制御する
と、スピーカ12,13から放射される信号の音量比と
時間差が変化し、音像Aがスピーカ12,13間のX軸
上の任意の位置に生じることになる。またスピーカ1
2,13から放射される信号の音量比と時間差を連続的
に変化させると、音像AがX軸上を連続的に移動するこ
とになる。
号20が2チャンネルに分配され、それぞれアッテネー
タ24,26と可変遅延回路25,27によって音量と
伝送時間が制御され、各スピーカ12,13から音場1
0内に放射されるようになっている。この時音像Aはス
ピーカ12とスピーカ13との間に生じる。この音像A
を聴取者11が聴取することができる。音像AをX軸に
沿って移動するに際しては、コントローラ28からの指
令によってアッテネータ24,26の減衰量を調整する
とともに可変遅延回路25,27の遅延時間を制御する
と、スピーカ12,13から放射される信号の音量比と
時間差が変化し、音像Aがスピーカ12,13間のX軸
上の任意の位置に生じることになる。またスピーカ1
2,13から放射される信号の音量比と時間差を連続的
に変化させると、音像AがX軸上を連続的に移動するこ
とになる。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の音像位置制御装置では、入力信号20はそのまま2
つのチャンネルに分配された後アッテネータ24,26
で減衰量が制御され、可変遅延回路25,27によって
遅延時間が制御されるだけであるため、音像Aの位置を
聴取者11との距離が変化する方向、即ちY軸上に変化
させることができない。このため、聴取者11との距離
が変化する方向の音像Aの移動感を制御することができ
ず、音像Aが近づく印象や遠ざかる印象を聴取者11に
与えることができない。
来の音像位置制御装置では、入力信号20はそのまま2
つのチャンネルに分配された後アッテネータ24,26
で減衰量が制御され、可変遅延回路25,27によって
遅延時間が制御されるだけであるため、音像Aの位置を
聴取者11との距離が変化する方向、即ちY軸上に変化
させることができない。このため、聴取者11との距離
が変化する方向の音像Aの移動感を制御することができ
ず、音像Aが近づく印象や遠ざかる印象を聴取者11に
与えることができない。
【0005】本発明はこのような従来技術の問題点を解
決するものであり、聴取者との距離が変化する方向の音
像の移動感を制御することができる音像の移動感制御方
法を提供することを目的とするものである。
決するものであり、聴取者との距離が変化する方向の音
像の移動感を制御することができる音像の移動感制御方
法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、音響信号の周波数と振幅を変化させ、そ
の後この音響信号を2系統の音響信号に分離し、分離し
た各音響信号を音場内の一対のスピーカに入力し、各ス
ピーカから音場内に音声信号を放射して音場内に音像を
形成する音像の移動感制御方法を採用したものである。
成するために、音響信号の周波数と振幅を変化させ、そ
の後この音響信号を2系統の音響信号に分離し、分離し
た各音響信号を音場内の一対のスピーカに入力し、各ス
ピーカから音場内に音声信号を放射して音場内に音像を
形成する音像の移動感制御方法を採用したものである。
【0007】
【作用】従って、本発明によれば、入力信号としての音
響信号が2系統に分離される前に、音響信号の周波数と
振幅を変化させ、その後分離された音響信号をそれぞれ
一対のスピーカから音場内に音声信号として放射するよ
うにしたため、音響信号の周波数と振幅を変化させるこ
とによって聴取者との距離が変化する方向の音像の移動
感を制御することができる。
響信号が2系統に分離される前に、音響信号の周波数と
振幅を変化させ、その後分離された音響信号をそれぞれ
一対のスピーカから音場内に音声信号として放射するよ
うにしたため、音響信号の周波数と振幅を変化させるこ
とによって聴取者との距離が変化する方向の音像の移動
感を制御することができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例の構成を示すもので
ある。図1において、音場10内には聴取者11に相対
向して一対のスピーカ12,13が配置されている。各
スピーカ12,13はそれぞれ可変遅延回路25,2
7、アッテネータ24,26、アッテネータ22を介し
て周波数変換器21に接続されている。周波数変換器2
1には音響信号としての入力信号20が入力されてお
り、入力信号の周波数が周波数変換器21で制御され、
入力信号20の振幅がアッテネータ22で制御されるよ
うになっている。これらの制御はコントローラ23から
の指令によって行なわれ、周波数及び振幅が制御された
入力信号20は2チャンネルに分離され、各音響信号が
アッテネータ24,26、可変遅延回路25,27を介
してスピーカ12,13へ供給される。各チャンネルの
入力信号はアッテネータ24,26によって減衰量が制
御され、遅延時間が可変遅延回路25,27によって制
御され、スピーカ12,13から音場10内に放射され
る。この時各チャンネルの信号の減衰量と遅延時間はコ
ントローラ28からの指令によって行なわれる。
ある。図1において、音場10内には聴取者11に相対
向して一対のスピーカ12,13が配置されている。各
スピーカ12,13はそれぞれ可変遅延回路25,2
7、アッテネータ24,26、アッテネータ22を介し
て周波数変換器21に接続されている。周波数変換器2
1には音響信号としての入力信号20が入力されてお
り、入力信号の周波数が周波数変換器21で制御され、
入力信号20の振幅がアッテネータ22で制御されるよ
うになっている。これらの制御はコントローラ23から
の指令によって行なわれ、周波数及び振幅が制御された
入力信号20は2チャンネルに分離され、各音響信号が
アッテネータ24,26、可変遅延回路25,27を介
してスピーカ12,13へ供給される。各チャンネルの
入力信号はアッテネータ24,26によって減衰量が制
御され、遅延時間が可変遅延回路25,27によって制
御され、スピーカ12,13から音場10内に放射され
る。この時各チャンネルの信号の減衰量と遅延時間はコ
ントローラ28からの指令によって行なわれる。
【0009】上記構成において、入力信号20は周波数
変換器21とアッテネータ22を経た後2チャンネルに
分離されてスピーカ12,13から音場10内に放射さ
れる。これにより音像Aはスピーカ12,13の間に生
じる。この時コントローラ23からの指令によって入力
信号20の周波数と振幅を変化させると、音像AはY軸
上の任意の位置に生じる。またコントローラ28からの
指令によって各チャンネルを伝送する信号の音量比と時
間差を変化させると、音像AはX軸上の任意の位置に生
じる。即ち音像AはX軸上及びY軸上の任意の位置に生
じることになる。またスピーカ12,13から放射され
る信号の周波数と振幅を連続的に変化させると、音像A
はY軸上を連続的に移動することになる。
変換器21とアッテネータ22を経た後2チャンネルに
分離されてスピーカ12,13から音場10内に放射さ
れる。これにより音像Aはスピーカ12,13の間に生
じる。この時コントローラ23からの指令によって入力
信号20の周波数と振幅を変化させると、音像AはY軸
上の任意の位置に生じる。またコントローラ28からの
指令によって各チャンネルを伝送する信号の音量比と時
間差を変化させると、音像AはX軸上の任意の位置に生
じる。即ち音像AはX軸上及びY軸上の任意の位置に生
じることになる。またスピーカ12,13から放射され
る信号の周波数と振幅を連続的に変化させると、音像A
はY軸上を連続的に移動することになる。
【0010】
【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、音響信号を2系統の信号に分離する前に、入力信号
の周波数と振幅を変化させるようにしたため、入力信号
が2系統の信号に分離されて一対のスピーカから音場内
に放射された際、入力信号の周波数と振幅を変化させる
ことにより、聴取者との距離が変化する方向の音像の移
動感を制御することができる。
に、音響信号を2系統の信号に分離する前に、入力信号
の周波数と振幅を変化させるようにしたため、入力信号
が2系統の信号に分離されて一対のスピーカから音場内
に放射された際、入力信号の周波数と振幅を変化させる
ことにより、聴取者との距離が変化する方向の音像の移
動感を制御することができる。
【図1】本発明に係る音像の移動感制御方法を適用した
装置のブロック構成図
装置のブロック構成図
【図2】従来例の構成図
10 音場 11 聴取者 12,13 スピーカ 20 入力信号 21 周波数変換器 22 アッテネータ 23 コントローラ 24 アッテネータ 25 可変遅延回路 26 アッテネータ 27 可変遅延回路 28 コントローラ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 音響信号の周波数と振幅を変化させ、そ
の後この音響信号を2系統の音響信号に分離し、分離し
た各音響信号を音場内の一対のスピーカに入力し、各ス
ピーカから音場内に音声信号を放射して音場内に音像を
形成する音像の移動感制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3156469A JPH057400A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 音像の移動感制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3156469A JPH057400A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 音像の移動感制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH057400A true JPH057400A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=15628432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3156469A Pending JPH057400A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 音像の移動感制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH057400A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999051061A1 (fr) * | 1998-03-30 | 1999-10-07 | Sony Corporation | Lecteur audio |
KR100834562B1 (ko) * | 2000-07-25 | 2008-06-02 | 소니 가부시끼 가이샤 | 음성신호 처리장치, 각속도센서의 인터페이스 회로장치 및신호처리장치 |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP3156469A patent/JPH057400A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999051061A1 (fr) * | 1998-03-30 | 1999-10-07 | Sony Corporation | Lecteur audio |
GB2340705B (en) * | 1998-03-30 | 2003-06-04 | Sony Corp | Audio reproducing apparatus |
KR100834562B1 (ko) * | 2000-07-25 | 2008-06-02 | 소니 가부시끼 가이샤 | 음성신호 처리장치, 각속도센서의 인터페이스 회로장치 및신호처리장치 |
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