JPH056895Y2 - - Google Patents
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- JPH056895Y2 JPH056895Y2 JP14543486U JP14543486U JPH056895Y2 JP H056895 Y2 JPH056895 Y2 JP H056895Y2 JP 14543486 U JP14543486 U JP 14543486U JP 14543486 U JP14543486 U JP 14543486U JP H056895 Y2 JPH056895 Y2 JP H056895Y2
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- 239000002537 cosmetic Substances 0.000 claims description 25
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 19
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 12
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000008094 contradictory effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、口紅等の固形化粧品である棒状化粧
品を、螺合構造を利用して単純な回動動作により
繰出しおよび収納すべく構成した棒状化粧品の繰
出し容器に取付けられるキヤツプの構造に関する
もので、繰出し容器である容体の密閉を強固にか
つ確実に達成保持することを目的としたものであ
る。
品を、螺合構造を利用して単純な回動動作により
繰出しおよび収納すべく構成した棒状化粧品の繰
出し容器に取付けられるキヤツプの構造に関する
もので、繰出し容器である容体の密閉を強固にか
つ確実に達成保持することを目的としたものであ
る。
最近の棒状化粧品として、化粧料の塗布操作を
行い易くすると共に化粧料の使用状態時における
清涼感を得ることができるように、化粧料内に芳
香剤を含めた揮発成分を多量に含有するものが多
く利用されるようになつている。
行い易くすると共に化粧料の使用状態時における
清涼感を得ることができるように、化粧料内に芳
香剤を含めた揮発成分を多量に含有するものが多
く利用されるようになつている。
この揮発成分を多量に含有する棒状化粧品の収
納容器は、当然のことながら、収納している棒状
化粧品に含有されている揮発成分の妄りな放散を
阻止すべく、充分に高い気密性を持つていなけれ
ばばらない。
納容器は、当然のことながら、収納している棒状
化粧品に含有されている揮発成分の妄りな放散を
阻止すべく、充分に高い気密性を持つていなけれ
ばばらない。
しかしながら、この種の棒状化粧品の収納容器
は、化粧品を保持する部分と化粧品を収納する部
分とを螺合組合わせし、この保持する部分と収納
する部分との相対回動により化粧品の出入れを達
成する構成となつているので、この棒状化粧品の
繰出し容器である容体を開閉すべく組付けられる
キヤツプは、前記容体に対して螺合組付けするこ
とは不適当となり、このため単なる嵌込みによつ
て組付けられていた。
は、化粧品を保持する部分と化粧品を収納する部
分とを螺合組合わせし、この保持する部分と収納
する部分との相対回動により化粧品の出入れを達
成する構成となつているので、この棒状化粧品の
繰出し容器である容体を開閉すべく組付けられる
キヤツプは、前記容体に対して螺合組付けするこ
とは不適当となり、このため単なる嵌込みによつ
て組付けられていた。
このように、容体の開閉を達成するキヤツプの
容体への組付け手段が、単なる嵌込みによるもの
に限定されていたので、キヤツプによつて容体を
密閉するのが難しく、また例えば容体を密閉する
ことができたとしても、このキヤツプによる容体
の密閉保持を長期間にわたつて維持することが極
めて困難であつた。
容体への組付け手段が、単なる嵌込みによるもの
に限定されていたので、キヤツプによつて容体を
密閉するのが難しく、また例えば容体を密閉する
ことができたとしても、このキヤツプによる容体
の密閉保持を長期間にわたつて維持することが極
めて困難であつた。
上記した問題点を解決するべく、本出願人は、
先にキヤツプ本体内にシール体を組込む構成の繰
出し容器用キヤツプを提案した(実願昭59−
129386号(実公平1−5545))。
先にキヤツプ本体内にシール体を組込む構成の繰
出し容器用キヤツプを提案した(実願昭59−
129386号(実公平1−5545))。
この考案は、シール体の下端に周設された弁片
がキヤツプ本体の内周面に密に接触して逆止弁構
造を形成する構成であつて、上記要請に充分応え
ることができるものであるが、このシール体内に
容体の上端部が密に嵌入するものであるから、組
付けが容易でなければならない一方で、キヤツプ
本体の内周面とのシール性も確保しなければなら
ない。すなわち、組付けの容易性とシールの確実
性と云う相矛盾する要請を一つのシール体で解決
しなければならない点で、不満の残るものであつ
た。
がキヤツプ本体の内周面に密に接触して逆止弁構
造を形成する構成であつて、上記要請に充分応え
ることができるものであるが、このシール体内に
容体の上端部が密に嵌入するものであるから、組
付けが容易でなければならない一方で、キヤツプ
本体の内周面とのシール性も確保しなければなら
ない。すなわち、組付けの容易性とシールの確実
性と云う相矛盾する要請を一つのシール体で解決
しなければならない点で、不満の残るものであつ
た。
また、弁片はキャツプ本体の内周面全周に密に
接触しなければならないものであるから、シール
体自体が或る程度の大きさになり、それゆえに成
形寸法精度を確保するのが困難であつて、シール
性に問題を生じた。
接触しなければならないものであるから、シール
体自体が或る程度の大きさになり、それゆえに成
形寸法精度を確保するのが困難であつて、シール
性に問題を生じた。
この従来例の問題は、容体の上端開口部を密閉
シールする機能と逆止弁機能とを単一部材で発揮
させるべく構成したためであるが、上記密閉シー
ル機能と逆止弁機能とは全く独立した機能であ
り、両者を一体的に発揮させなければならないと
云う必要性は何等ない。
シールする機能と逆止弁機能とを単一部材で発揮
させるべく構成したためであるが、上記密閉シー
ル機能と逆止弁機能とは全く独立した機能であ
り、両者を一体的に発揮させなければならないと
云う必要性は何等ない。
よつて、本考案は、容体の上端開口部を密閉シ
ールする機能を果す部分と逆止弁機能を発揮する
部分とを別部材により構成し、もつてより確実で
安定した密閉シール機能と逆止弁機能とを発揮さ
せることを技術的課題とするものである。
ールする機能を果す部分と逆止弁機能を発揮する
部分とを別部材により構成し、もつてより確実で
安定した密閉シール機能と逆止弁機能とを発揮さ
せることを技術的課題とするものである。
以下、本考案を、本考案の実施例を示す図面を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
本考案による繰出し容器用キヤツプは、口紅等
の棒状化粧品を保持する部分と、この化粧品を収
納する部分とを相互に回動自在に螺合組付けし、
前記した保持する部分と収納する部分との相対回
動により化粧品を、収納する部分から出入れする
繰出し容器である容体25に着脱自在に組付けら
れるキヤツプ1である。
の棒状化粧品を保持する部分と、この化粧品を収
納する部分とを相互に回動自在に螺合組付けし、
前記した保持する部分と収納する部分との相対回
動により化粧品を、収納する部分から出入れする
繰出し容器である容体25に着脱自在に組付けら
れるキヤツプ1である。
このキヤツプ1は、容体25の収納する部分を
構成する収納筒26に被冠状に組付けることので
きる直線筒形状をした筒体3の上端に天板4を一
体設した本体2と、この本体2内の上端部に強固
に嵌入組付けされると共に収納筒26の上端部が
密に嵌入できる短円筒形状をした筒壁6の上端に
頂壁7を連接し、この頂壁7上面に連通孔10を
有する短筒形状の連通筒8を立設した嵌合体5
と、連通筒8に密に組付けられて連通孔10を閉
鎖することのできる逆止弁構造となつた弁片20
を一部に設けた弾性材料製のシール体19とを有
している。
構成する収納筒26に被冠状に組付けることので
きる直線筒形状をした筒体3の上端に天板4を一
体設した本体2と、この本体2内の上端部に強固
に嵌入組付けされると共に収納筒26の上端部が
密に嵌入できる短円筒形状をした筒壁6の上端に
頂壁7を連接し、この頂壁7上面に連通孔10を
有する短筒形状の連通筒8を立設した嵌合体5
と、連通筒8に密に組付けられて連通孔10を閉
鎖することのできる逆止弁構造となつた弁片20
を一部に設けた弾性材料製のシール体19とを有
している。
そして、嵌合体5と本体2との間に空気通路を
形成して構成される。
形成して構成される。
すなわち、嵌合体5は本体2の内部上端部に嵌
入組付け固定されているが、嵌合体5の頂壁7に
連通筒8が立設されているために嵌合体5の頂壁
7と本体2の天板4との間に空間が形成され、こ
の空間と前記した空気通路とによつて、本体2と
の間に一定の通路を形成した状態で組付け保持さ
れるものである。
入組付け固定されているが、嵌合体5の頂壁7に
連通筒8が立設されているために嵌合体5の頂壁
7と本体2の天板4との間に空間が形成され、こ
の空間と前記した空気通路とによつて、本体2と
の間に一定の通路を形成した状態で組付け保持さ
れるものである。
また、嵌合体5の筒壁6は、キヤツプ1を容体
25に被冠組付けした際に、収納筒26の上端が
この筒壁6内に或る程度侵入位置できる高さ寸法
に設定されていて、この筒壁6と収納筒26との
間の密閉性を高いものとしている。
25に被冠組付けした際に、収納筒26の上端が
この筒壁6内に或る程度侵入位置できる高さ寸法
に設定されていて、この筒壁6と収納筒26との
間の密閉性を高いものとしている。
本考案によるキヤツプ1は上記の如き構成とな
つているので、キヤツプ1を棒状化粧品を収納し
た状態の容体25に被冠状に組付けていくと、収
納筒26の上端が嵌合体5の筒壁6の下端に、そ
の全周にわたつて密接触し、収納筒26と嵌合体
5との間の密閉が達成される。
つているので、キヤツプ1を棒状化粧品を収納し
た状態の容体25に被冠状に組付けていくと、収
納筒26の上端が嵌合体5の筒壁6の下端に、そ
の全周にわたつて密接触し、収納筒26と嵌合体
5との間の密閉が達成される。
この状態のまま、キヤツプ1の容体25への被
冠組付けをさらに押し進めると、収納筒26が筒
壁6との密接触を保持したままこの筒壁6内に嵌
入していくことになり、この収納筒26と嵌合体
5との間に形成される空間の容積が減少し、もつ
てこの空間内の空気が圧縮されることになる。
冠組付けをさらに押し進めると、収納筒26が筒
壁6との密接触を保持したままこの筒壁6内に嵌
入していくことになり、この収納筒26と嵌合体
5との間に形成される空間の容積が減少し、もつ
てこの空間内の空気が圧縮されることになる。
収納筒26と嵌合体5との間に形成された空間
内の圧縮された空気は、嵌合体5の連通筒8の連
通孔10から、この連通筒8に密に嵌合組付けさ
れるシール体19の弁片20を押し広げ、嵌合体
5の頂壁7と本体2の天板4との間に形成される
空間に押し出され、さらに、嵌合体5と本体2と
の間に形成された空気通路を通つて外部に流出す
る。
内の圧縮された空気は、嵌合体5の連通筒8の連
通孔10から、この連通筒8に密に嵌合組付けさ
れるシール体19の弁片20を押し広げ、嵌合体
5の頂壁7と本体2の天板4との間に形成される
空間に押し出され、さらに、嵌合体5と本体2と
の間に形成された空気通路を通つて外部に流出す
る。
収納筒26と嵌合体5との間に形成された空間
内の圧縮された空気が排出されて、前記空間内の
圧力がほぼ大気圧程度になつたならば、弁片20
はその弾力によつて連通筒8に密接触して連通孔
10を閉鎖し、この空間、すなわち容体25を密
閉することになる。つまり、弁片20は、上記空
間からの空気の出入流動を阻止する逆止弁機能を
発揮し、もつてこの空間の密閉を維持するのであ
る。
内の圧縮された空気が排出されて、前記空間内の
圧力がほぼ大気圧程度になつたならば、弁片20
はその弾力によつて連通筒8に密接触して連通孔
10を閉鎖し、この空間、すなわち容体25を密
閉することになる。つまり、弁片20は、上記空
間からの空気の出入流動を阻止する逆止弁機能を
発揮し、もつてこの空間の密閉を維持するのであ
る。
この場合、嵌合体5とシール体19とは別体物
であるので、嵌合体5は収納筒26を円滑に嵌入
ガイドし、かつ密に嵌入する構成であれば足り、
また上記状態が確実に達成される材料が選択され
ることになるのに対し、シール体19は弁片20
が円滑に動作できる材料が選択され、本体2との
組付きのための構成を必要とせず、連通孔10の
みを対象としてこの連通孔10の閉鎖が確実に達
成できる構造であれば良い。
であるので、嵌合体5は収納筒26を円滑に嵌入
ガイドし、かつ密に嵌入する構成であれば足り、
また上記状態が確実に達成される材料が選択され
ることになるのに対し、シール体19は弁片20
が円滑に動作できる材料が選択され、本体2との
組付きのための構成を必要とせず、連通孔10の
みを対象としてこの連通孔10の閉鎖が確実に達
成できる構造であれば良い。
特に、ここでのシール体19は、連通筒8に密
に組付けされ、全体よりするとこの弁片20は極
めて小さい部分であるので、所定の樹脂で成形し
た場合の寸法精度を高く維持することが可能であ
り、シール精度も極めて良好で密閉効果の高い状
態にすることができる。
に組付けされ、全体よりするとこの弁片20は極
めて小さい部分であるので、所定の樹脂で成形し
た場合の寸法精度を高く維持することが可能であ
り、シール精度も極めて良好で密閉効果の高い状
態にすることができる。
上述したように、キヤツプ1によつて容体25
の密閉保持が行なわれれば、容体25内に収納さ
れている棒状化粧品の揮発成分の放散を阻止する
ことになる。
の密閉保持が行なわれれば、容体25内に収納さ
れている棒状化粧品の揮発成分の放散を阻止する
ことになる。
キヤツプ1による容体25の密閉は、弁片20
による連通筒8との密接触に伴う連通孔10の閉
鎖の他に、収納筒26の筒壁6内への密嵌入によ
つて達成されるものであるので、収納筒26が筒
壁6内から妄りに抜け出る恐れがないため、安定
してかつ強固に保持される。
による連通筒8との密接触に伴う連通孔10の閉
鎖の他に、収納筒26の筒壁6内への密嵌入によ
つて達成されるものであるので、収納筒26が筒
壁6内から妄りに抜け出る恐れがないため、安定
してかつ強固に保持される。
すなわち機械的には、キヤツプ1の容体25へ
の組付きは、容体25の収納筒26の筒壁6内へ
の密嵌入によつて比較的強固に保持されることに
なるので、他の物品との接触とか外部から作用す
る振動等によつて容体25に対するキヤツプ1の
組付きが劣化することがなく、もつて容体25の
密閉を強固に保持することができることになる。
の組付きは、容体25の収納筒26の筒壁6内へ
の密嵌入によつて比較的強固に保持されることに
なるので、他の物品との接触とか外部から作用す
る振動等によつて容体25に対するキヤツプ1の
組付きが劣化することがなく、もつて容体25の
密閉を強固に保持することができることになる。
さらに、収納筒26と筒壁6との間に形成され
る空間内の圧縮される空気が弁片20を通つて円
滑に排出されるので、キヤツプ1の容体25への
組付けを円滑に達成することができ、前記した空
間内の圧縮された空気がキヤツプ1の容体25へ
の組付き強度を劣化させる不都合の生じる恐れが
ない。
る空間内の圧縮される空気が弁片20を通つて円
滑に排出されるので、キヤツプ1の容体25への
組付けを円滑に達成することができ、前記した空
間内の圧縮された空気がキヤツプ1の容体25へ
の組付き強度を劣化させる不都合の生じる恐れが
ない。
先ず第1図ないし第3図の実施例に付き説明す
る。
る。
ここでの連通筒8は、頂壁7上面の中央部に立
設され、その上端に内鍔11が周設されて前記し
た連通孔10が形成され、連通筒8の外周面には
係止条12が周設されている。
設され、その上端に内鍔11が周設されて前記し
た連通孔10が形成され、連通筒8の外周面には
係止条12が周設されている。
また、シール体19は、連通筒8に密に嵌合組
付けされる有頂筒体であつて、その筒片21が連
通筒8の係止条12に食い込む如くして組付けら
れるものであり、この筒片21の上端に、連通筒
8の上端面に密に接触して逆止弁構造を形成する
弁片20を切欠き形成した頂板22を、一体連設
したものである。
付けされる有頂筒体であつて、その筒片21が連
通筒8の係止条12に食い込む如くして組付けら
れるものであり、この筒片21の上端に、連通筒
8の上端面に密に接触して逆止弁構造を形成する
弁片20を切欠き形成した頂板22を、一体連設
したものである。
従つて、前述したキヤツプ1の容体25への被
冠組付けに際し、収納筒26と嵌合体5との間に
形成される空間の容積が減少してこの空間内の空
気が圧縮されると、この空気は、嵌合体5の連通
筒8の連通孔10から、この連通筒8に密に嵌合
組付けされるシール体19の弁片20を上方に押
し上げて、嵌合体5の頂壁7と本体2の天板4と
の間に形成される空間に押し出されることにな
る。
冠組付けに際し、収納筒26と嵌合体5との間に
形成される空間の容積が減少してこの空間内の空
気が圧縮されると、この空気は、嵌合体5の連通
筒8の連通孔10から、この連通筒8に密に嵌合
組付けされるシール体19の弁片20を上方に押
し上げて、嵌合体5の頂壁7と本体2の天板4と
の間に形成される空間に押し出されることにな
る。
そして、連通筒8に密に嵌合組付けされるシー
ル体19の弁片20が開閉変位動作をすることが
できるスペースが形成されるように、頂壁7上面
における連通筒8を挟んだ周端部には、一対のス
トツパー片13が立設されている。ただし、この
ストツパー片13は上記した弁片20の開閉変位
動作が確保されれば良いのであるから、逆に、ス
トツパー片13を、本体2の天板4下面における
同一位置に垂下設する構成であつても良い。
ル体19の弁片20が開閉変位動作をすることが
できるスペースが形成されるように、頂壁7上面
における連通筒8を挟んだ周端部には、一対のス
トツパー片13が立設されている。ただし、この
ストツパー片13は上記した弁片20の開閉変位
動作が確保されれば良いのであるから、逆に、ス
トツパー片13を、本体2の天板4下面における
同一位置に垂下設する構成であつても良い。
つまり、前記したような嵌合体5の頂壁7と本
体2の天板4との間に形成される空間は、ここで
はこのストツパー片13によつて確保されること
になる。
体2の天板4との間に形成される空間は、ここで
はこのストツパー片13によつて確保されること
になる。
次に第4図ないし第6図の実施例につき説明す
る。
る。
ここでの連通筒8は、頂壁7上面の中央部に立
設され、その周壁9に前記した連通孔10を開孔
した短筒形状であり、周壁9の上端には頂板が連
設され、周壁9の上端部に前記した連通孔10、
また下端部外周面は係止溝14が周設されてい
る。
設され、その周壁9に前記した連通孔10を開孔
した短筒形状であり、周壁9の上端には頂板が連
設され、周壁9の上端部に前記した連通孔10、
また下端部外周面は係止溝14が周設されてい
る。
また、シール体19は、連通筒8の周壁9外周
面に密に嵌合組付けされる筒体であつて、その筒
片21は、上半部の肉薄な弁片20と下版部の固
定片23とから構成されており、連通筒8の周壁
9外周面に組付けられた際に、弁片20が周壁9
の連通孔10を閉止し、固定片23が周壁9の係
止溝14に係止して固定が図られる。それゆえ
に、前記した如く、弁片20は、収納筒19と嵌
合体5との間に形成された空間内の圧縮された空
気の排出に際して弾性変形し、或いはその弾力に
よつて連通筒8の周壁9の外周に密に接触して、
連通孔10を閉止する逆止弁的な作用を行うので
ある。
面に密に嵌合組付けされる筒体であつて、その筒
片21は、上半部の肉薄な弁片20と下版部の固
定片23とから構成されており、連通筒8の周壁
9外周面に組付けられた際に、弁片20が周壁9
の連通孔10を閉止し、固定片23が周壁9の係
止溝14に係止して固定が図られる。それゆえ
に、前記した如く、弁片20は、収納筒19と嵌
合体5との間に形成された空間内の圧縮された空
気の排出に際して弾性変形し、或いはその弾力に
よつて連通筒8の周壁9の外周に密に接触して、
連通孔10を閉止する逆止弁的な作用を行うので
ある。
ここでのシール体19は、単なる筒形状であれ
ば良いために、寸法精度に厳格さが要求されるこ
とはなく、しかも連通筒8の外周面に密に組付け
られるものであるから、シール精度も極めて良好
で密閉効果の高いものにできる。
ば良いために、寸法精度に厳格さが要求されるこ
とはなく、しかも連通筒8の外周面に密に組付け
られるものであるから、シール精度も極めて良好
で密閉効果の高いものにできる。
さらには、ここでの実施例でも先の実施例と同
様に、所定の状態で弁片20が確実に押し広げら
れることができるようにするためのスペースを形
成するべく、一対のストツパー片13が立設され
ている。
様に、所定の状態で弁片20が確実に押し広げら
れることができるようにするためのスペースを形
成するべく、一対のストツパー片13が立設され
ている。
次いで、第7図ないし第9図の実施例につき説
明する。
明する。
ここでは、嵌合体5の頂壁7に前記した連通孔
10を開孔すると共にこの連通孔10を囲つて、
頂壁7上面の中央部に短筒形状の連通筒8を立設
し、さらにこの連通筒8の上端に複数の切欠き1
5を形成したものであり、また、この連通筒8の
中心部分の頂壁7には、連通孔10とは別に固定
孔18が開孔されている。
10を開孔すると共にこの連通孔10を囲つて、
頂壁7上面の中央部に短筒形状の連通筒8を立設
し、さらにこの連通筒8の上端に複数の切欠き1
5を形成したものであり、また、この連通筒8の
中心部分の頂壁7には、連通孔10とは別に固定
孔18が開孔されている。
そして、シール体19は、上方にテーパー状に
開いて周縁部が連通筒8の内周面に密に接触する
皿形状の弁片20の中央部下端に、頂壁7の固定
孔18に嵌合組付けされる脚片24を垂下設した
構成である。
開いて周縁部が連通筒8の内周面に密に接触する
皿形状の弁片20の中央部下端に、頂壁7の固定
孔18に嵌合組付けされる脚片24を垂下設した
構成である。
従つて、キヤツプ1の容体25への被冠組付け
に際し、収納筒26と嵌合体5との間に形成され
る空間の容積が減少してこの空間内の空気が圧縮
されると、この空気は、嵌合体5の連通筒8の連
通孔10から、この連通筒8内周面に密に接触し
ているシール体19の弁片20周端部を上方に押
し上げて、切欠15部分から嵌合体5の頂壁7と
本体2の天板4との間に形成される空間に押し出
されることになり、弁片20は逆止弁の作用を行
うことになる。
に際し、収納筒26と嵌合体5との間に形成され
る空間の容積が減少してこの空間内の空気が圧縮
されると、この空気は、嵌合体5の連通筒8の連
通孔10から、この連通筒8内周面に密に接触し
ているシール体19の弁片20周端部を上方に押
し上げて、切欠15部分から嵌合体5の頂壁7と
本体2の天板4との間に形成される空間に押し出
されることになり、弁片20は逆止弁の作用を行
うことになる。
次に、上述した各実施例に共通する構成を以下
に説明する。
に説明する。
すなわち、嵌合体5の筒壁6の外周面には軸方
向に沿つて連通溝16、筒壁6の下端にはこの筒
壁6の外径よりも小さい外径の肉薄筒17が垂下
設されていて、キヤツプ1の筒体3上端部内に固
定された際の前記した空気通路が形成されるよう
になつている。
向に沿つて連通溝16、筒壁6の下端にはこの筒
壁6の外径よりも小さい外径の肉薄筒17が垂下
設されていて、キヤツプ1の筒体3上端部内に固
定された際の前記した空気通路が形成されるよう
になつている。
また、図示実施例における容体25は、棒状化
粧品を保持する部分の一部である摘み部28の延
長部分となつている筒片にキヤツプ1の開口部が
嵌合組付きする構成となつていて、このキヤツプ
1が組付く筒片部分にキヤツプ1の嵌合を保持す
るための複数個の突片27が突設されている。
粧品を保持する部分の一部である摘み部28の延
長部分となつている筒片にキヤツプ1の開口部が
嵌合組付きする構成となつていて、このキヤツプ
1が組付く筒片部分にキヤツプ1の嵌合を保持す
るための複数個の突片27が突設されている。
それゆえ、キヤツプ1を取去つた状態で、一方
の手の指で収納筒26を摘み、他方の手の指で摘
み部22を摘んで相互に反対方向に回動させるこ
とによつて、収納する部分内にある棒状化粧品を
出入れすることになる。
の手の指で収納筒26を摘み、他方の手の指で摘
み部22を摘んで相互に反対方向に回動させるこ
とによつて、収納する部分内にある棒状化粧品を
出入れすることになる。
以上の説明から明らかな如く、本考案によるキ
ヤツプは、繰出し容器における化粧品の出入り口
を強固に密閉することができ、またこの密閉状態
を強力に保持することが可能であり、さらにキヤ
ツプの容体への組付けを円滑に達成することがで
き、そして弾性材料製で簡単な構造のシール体お
よび嵌合体を本体内に挿入組付けしただけの構成
であるので、その構造が簡単でかつ組立ても容易
であり、シール体と嵌合体とを別体物として成形
しているので、それぞれの機能を充分に発揮させ
ることができる等、多くの優れた効果を有するも
のである。
ヤツプは、繰出し容器における化粧品の出入り口
を強固に密閉することができ、またこの密閉状態
を強力に保持することが可能であり、さらにキヤ
ツプの容体への組付けを円滑に達成することがで
き、そして弾性材料製で簡単な構造のシール体お
よび嵌合体を本体内に挿入組付けしただけの構成
であるので、その構造が簡単でかつ組立ても容易
であり、シール体と嵌合体とを別体物として成形
しているので、それぞれの機能を充分に発揮させ
ることができる等、多くの優れた効果を有するも
のである。
第1図は、本考案の一実施例におけるシール体
および嵌合体の構造を示す斜視図である。第2図
は、第1図に示したシール体および嵌合体を使用
して構成された本考案の一実施例を示す縦断面図
である。第3図は、第1図に示したシール体と嵌
合体の組付き構造を示す要部拡大縦断面図であ
る。第4図は、本考案の他の実施例におけるシー
ル体および嵌合体の構造を示す斜視図である。第
5図は、第4図に示したシール体および嵌合体を
使用して構成された本考案の他の実施例を示す縦
断面図である。第6図は、第4図に示したシール
体と嵌合体の組付き構造を示す要部拡大縦断面図
である。第7図は、本考案のさらに他の実施例に
おけるシール体および嵌合体の構造を示す斜視図
である。第8図は、第7図に示したシール体およ
び嵌合体を使用して構成された本考案の他の実施
例を示す縦断面図である。第9図は、第7図に示
したシール体と嵌合体の組付き構造を示す要部拡
大縦断面図である。 符号の説明、1……キヤツプ、2……本体、3
……筒体、4……天板、5……嵌合体、6……筒
壁、7……頂壁、8……連通筒、9……周壁、1
0……連通孔、11……内鍔、12……係止条、
13……ストツパー片、14……係止溝、15…
…切欠、16……連通溝、17……肉薄筒、18
……固定孔、19……シール体、20……弁片、
21……筒片、22……頂板、23……固定片、
24……脚片、25……容体、26……収納筒、
27……突片、28……摘み部。
および嵌合体の構造を示す斜視図である。第2図
は、第1図に示したシール体および嵌合体を使用
して構成された本考案の一実施例を示す縦断面図
である。第3図は、第1図に示したシール体と嵌
合体の組付き構造を示す要部拡大縦断面図であ
る。第4図は、本考案の他の実施例におけるシー
ル体および嵌合体の構造を示す斜視図である。第
5図は、第4図に示したシール体および嵌合体を
使用して構成された本考案の他の実施例を示す縦
断面図である。第6図は、第4図に示したシール
体と嵌合体の組付き構造を示す要部拡大縦断面図
である。第7図は、本考案のさらに他の実施例に
おけるシール体および嵌合体の構造を示す斜視図
である。第8図は、第7図に示したシール体およ
び嵌合体を使用して構成された本考案の他の実施
例を示す縦断面図である。第9図は、第7図に示
したシール体と嵌合体の組付き構造を示す要部拡
大縦断面図である。 符号の説明、1……キヤツプ、2……本体、3
……筒体、4……天板、5……嵌合体、6……筒
壁、7……頂壁、8……連通筒、9……周壁、1
0……連通孔、11……内鍔、12……係止条、
13……ストツパー片、14……係止溝、15…
…切欠、16……連通溝、17……肉薄筒、18
……固定孔、19……シール体、20……弁片、
21……筒片、22……頂板、23……固定片、
24……脚片、25……容体、26……収納筒、
27……突片、28……摘み部。
Claims (1)
- 口紅等の棒状化粧品を保持する部分と、前記化
粧品を収納する部分とを相互に回動自在に螺合組
付けし、前記保持する部分と収納する部分との相
対回動により前記化粧品を前記収納する部分から
出入れする繰出し容器である容体25に着脱自在
に組付けられるキヤツプ1であつて、前記容体2
5の収納する部分を構成する収納筒26に被冠状
に組付けることのできる直線筒形状をした筒体3
の上端に天板4を一体設した本体2と、該本体2
内上端部に強固に嵌入組付けされると共に前記収
納筒26の上端部が密に嵌入できる短円筒形状を
した筒壁6の上端に頂壁7を連接し、該頂壁7上
面に連通孔10を有する短筒形状の連通筒8を立
設した嵌合体5と、前記連通筒8に密に組付けら
れて前記連通孔10を閉鎖することのできる逆止
弁構造となつた弁片20を一部に設けた弾性材料
製のシール体19とを有し、前記嵌合体5と本体
2との間に空気通路を形成して成る繰出し容器用
キヤツプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14543486U JPH056895Y2 (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14543486U JPH056895Y2 (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6352516U JPS6352516U (ja) | 1988-04-08 |
JPH056895Y2 true JPH056895Y2 (ja) | 1993-02-22 |
Family
ID=31056969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14543486U Expired - Lifetime JPH056895Y2 (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH056895Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101945666B1 (ko) * | 2018-03-13 | 2019-02-08 | 주식회사 삼화플라스틱 | 립스틱 용기 |
-
1986
- 1986-09-22 JP JP14543486U patent/JPH056895Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6352516U (ja) | 1988-04-08 |
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