JPH0567471B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0567471B2 JPH0567471B2 JP62100866A JP10086687A JPH0567471B2 JP H0567471 B2 JPH0567471 B2 JP H0567471B2 JP 62100866 A JP62100866 A JP 62100866A JP 10086687 A JP10086687 A JP 10086687A JP H0567471 B2 JPH0567471 B2 JP H0567471B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- vehicle
- solenoid valve
- engine
- rear wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 6
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 6
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 34
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 25
- 230000008859 change Effects 0.000 description 5
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 5
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 238000012795 verification Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D7/00—Steering linkage; Stub axles or their mountings
- B62D7/06—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
- B62D7/14—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
- B62D7/148—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering provided with safety devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D7/00—Steering linkage; Stub axles or their mountings
- B62D7/06—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
- B62D7/14—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
- B62D7/15—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
- B62D7/1518—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a mechanical interconnecting system between the steering control means of the different axles
- B62D7/1536—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a mechanical interconnecting system between the steering control means of the different axles provided with hydraulic assistance
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は車両の後輪操舵装置の改良に関する。
(従来技術とその問題点)
近年、前輪とともに後輪を操舵する車両の4輪
操舵装置は、車両の走行特性を大きく変え得るも
のとして注目されており、基本的には、低車速時
や大舵角時に前後輪の転舵比を逆位相に制御し、
ステアリング特性をオーバーステア特性にして車
両の回頭性を高める一方、高車速時あるいは小舵
角時には、転舵比を同位相に保ち、ステアリング
特性をアンダステア特性にして車両の走行安定性
を確保するようにしたものである。
操舵装置は、車両の走行特性を大きく変え得るも
のとして注目されており、基本的には、低車速時
や大舵角時に前後輪の転舵比を逆位相に制御し、
ステアリング特性をオーバーステア特性にして車
両の回頭性を高める一方、高車速時あるいは小舵
角時には、転舵比を同位相に保ち、ステアリング
特性をアンダステア特性にして車両の走行安定性
を確保するようにしたものである。
そして、この4輪操舵装置の一例として、例え
ば実開昭61−57082号公報等に開示されるように、
前輪の転舵をアシストするパワーステアリング機
構における油圧ポンプ(エンジンにより駆動され
る)からの作動油を、後輪を転舵する後輪転舵機
構のリヤパワーシリンダに供給して、該油圧ポン
プにより実質的に後輪を転舵するようにしたもの
が知られている(従来技術1)。
ば実開昭61−57082号公報等に開示されるように、
前輪の転舵をアシストするパワーステアリング機
構における油圧ポンプ(エンジンにより駆動され
る)からの作動油を、後輪を転舵する後輪転舵機
構のリヤパワーシリンダに供給して、該油圧ポン
プにより実質的に後輪を転舵するようにしたもの
が知られている(従来技術1)。
また、例えば特開昭61−77570号公報等に開示
されるように、電気系のフエールセーフのため
に、後輪転舵機構のリヤパワーシリンダにセンタ
リングバネが設けられ、フエール時に、後輪に供
給される油圧をドレーンさせて、後輪をセンタリ
ングバネで中立位置に復帰させるためのソレノイ
ドバルブが設けられたものも知られている(従来
技術2)。
されるように、電気系のフエールセーフのため
に、後輪転舵機構のリヤパワーシリンダにセンタ
リングバネが設けられ、フエール時に、後輪に供
給される油圧をドレーンさせて、後輪をセンタリ
ングバネで中立位置に復帰させるためのソレノイ
ドバルブが設けられたものも知られている(従来
技術2)。
ところで、上記各従来技術1〜2を組合わせた
ような4輪操舵装置においては、エンジンをオフ
したと同時にソレノイドバルブが開作動されて油
圧がドレーンされるが、エンジンをオフした直後
は、油圧ポンプは慣性で回転し、油圧が圧送され
ているので、急激な油圧開放となり、油圧が配管
をたたいて“ドーン”という衝撃音が発生すると
いう問題があつた。
ような4輪操舵装置においては、エンジンをオフ
したと同時にソレノイドバルブが開作動されて油
圧がドレーンされるが、エンジンをオフした直後
は、油圧ポンプは慣性で回転し、油圧が圧送され
ているので、急激な油圧開放となり、油圧が配管
をたたいて“ドーン”という衝撃音が発生すると
いう問題があつた。
(発明の目的)
本発明は上記問題を解決するためになされたも
ので、特にエンジンをオフした直後の急激な油圧
開放に伴う不快な衝撃音を有効に抑制することを
目的とするものである。
ので、特にエンジンをオフした直後の急激な油圧
開放に伴う不快な衝撃音を有効に抑制することを
目的とするものである。
(発明の構成)
このため本発明は、エンジンにより駆動される
ポンプからの吐出油圧で後輪を操舵するととも
に、該後輪を中立位置に復帰させるセンタリング
バネが設けられた後輪操舵装置において、上記後
輪に供給される油圧を開時にドレーン可能なソレ
ノイドバルブと、該ソレノイドバルブをエンジン
オフ信号により開作動させる制御手段と、エンジ
ンオフ信号に伴なうソレノイドバルブの開作動に
よつて生ずる油圧の降下を遅延させるデイレイ手
段とが設けられていることを特徴とするものであ
る。
ポンプからの吐出油圧で後輪を操舵するととも
に、該後輪を中立位置に復帰させるセンタリング
バネが設けられた後輪操舵装置において、上記後
輪に供給される油圧を開時にドレーン可能なソレ
ノイドバルブと、該ソレノイドバルブをエンジン
オフ信号により開作動させる制御手段と、エンジ
ンオフ信号に伴なうソレノイドバルブの開作動に
よつて生ずる油圧の降下を遅延させるデイレイ手
段とが設けられていることを特徴とするものであ
る。
(発明の作用・効果)
本発明によれば、後輪操舵装置において、フエ
ール時に油圧をドレーンさせるソレノイドバルブ
のエンジンオフ時の開作動に伴なう油圧の降下を
遅延させるようにしたものであるから、急激な油
圧開放がなくなり、不快な衝撃音の発生が抑制さ
れるようになる。
ール時に油圧をドレーンさせるソレノイドバルブ
のエンジンオフ時の開作動に伴なう油圧の降下を
遅延させるようにしたものであるから、急激な油
圧開放がなくなり、不快な衝撃音の発生が抑制さ
れるようになる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図において、1L〜2Rは4輪操舵式車両
の4つの車輪であつて、左右の前輪1L,1Rは
前輪転舵機構3により、また左右の後輪2L,2
Rは後輪転舵機構21によりそれぞれ連係されて
いる。
の4つの車輪であつて、左右の前輪1L,1Rは
前輪転舵機構3により、また左右の後輪2L,2
Rは後輪転舵機構21によりそれぞれ連係されて
いる。
上記前輪転舵機構3は、左右一対のナツクルア
ーム4L,4Rおよびタイロツド5L,5Rと、
該左右のタイロツド5L,5R同士を連結するリ
レーロツド6とを備えてなる。また、この前輪転
舵機構3にはステアリングホイール10が連係さ
れている。すなわち、上記リレーロツド6にはラ
ツク8が形成されている一方、上端にステアリン
グホイール10を連結せしめたステアリングシヤ
フト11の下端には上記ラツク8と噛み合うピニ
オン9が取り付けられており、ステアリングホイ
ール10の操作に応じて左右の前輪1L,1Rを
転舵するようになされている。
ーム4L,4Rおよびタイロツド5L,5Rと、
該左右のタイロツド5L,5R同士を連結するリ
レーロツド6とを備えてなる。また、この前輪転
舵機構3にはステアリングホイール10が連係さ
れている。すなわち、上記リレーロツド6にはラ
ツク8が形成されている一方、上端にステアリン
グホイール10を連結せしめたステアリングシヤ
フト11の下端には上記ラツク8と噛み合うピニ
オン9が取り付けられており、ステアリングホイ
ール10の操作に応じて左右の前輪1L,1Rを
転舵するようになされている。
また、上記前輪転舵機構3は油圧式のフロント
パワーステアリング機構12を備えている。該フ
ロントパワーステアリング機構12は、車体に固
定されかつ上記リレーロツド6をピストンロツド
とするパワーシリンダ13を有し、該パワーシリ
ンダ13内に上記リレーロツド6に一体的に取り
付けたピストン13aによつて2つの油圧室13
b,13cに区画形成され、この油圧室13b,
13cはそれぞれ油圧配管14,15を介してス
テアリングシヤフト11に設けたコントロールバ
ルブ16に接続されている。また、該コントロー
ルバルブ16にはリザーブタンク17に至る油供
給管18および油排出管19の2本の配管が接続
され、上記油供給管18には車載エンジンEによ
り駆動される油圧ポンプ20が配設されている。
上記コントロールバルブ16は、公知のロータリ
バルブ式のもので構成されていて、上記ステアリ
ングシヤフト11に一体的に取り付けられた筒状
のバルブケーシング16aと、該バルブケーシン
グ16a内に嵌装された図示しないロータリバル
ブとを備えてなり、ロータリバルブのバルブケー
シング16aに対する相対回動に応じてパワーシ
リンダ13の一方の油圧室13b,13cに油圧
ポンプ20からの作動油を供給してリレーロツド
6に対する駆動力をアシストするものである。
パワーステアリング機構12を備えている。該フ
ロントパワーステアリング機構12は、車体に固
定されかつ上記リレーロツド6をピストンロツド
とするパワーシリンダ13を有し、該パワーシリ
ンダ13内に上記リレーロツド6に一体的に取り
付けたピストン13aによつて2つの油圧室13
b,13cに区画形成され、この油圧室13b,
13cはそれぞれ油圧配管14,15を介してス
テアリングシヤフト11に設けたコントロールバ
ルブ16に接続されている。また、該コントロー
ルバルブ16にはリザーブタンク17に至る油供
給管18および油排出管19の2本の配管が接続
され、上記油供給管18には車載エンジンEによ
り駆動される油圧ポンプ20が配設されている。
上記コントロールバルブ16は、公知のロータリ
バルブ式のもので構成されていて、上記ステアリ
ングシヤフト11に一体的に取り付けられた筒状
のバルブケーシング16aと、該バルブケーシン
グ16a内に嵌装された図示しないロータリバル
ブとを備えてなり、ロータリバルブのバルブケー
シング16aに対する相対回動に応じてパワーシ
リンダ13の一方の油圧室13b,13cに油圧
ポンプ20からの作動油を供給してリレーロツド
6に対する駆動力をアシストするものである。
一方、上記後輪転舵機構21は上記前輪転舵機
構3と同様に、左右のナツクルアーム22L,2
2Rおよびタイロツド23L,23Rと、該タイ
ロツド23L,23R同士を連結するリレーロツ
ド24とを有し、さらに上記フロントパワーステ
アリング機構12と同様の油圧式リヤパワーステ
アリング機構25を備えている。該リヤパワース
テアリング機構25は、車体に固定されかつ上記
リレーロツド24をピストンロツドとするパワー
シリンダ26を備え、該パワーシリンダ26内は
上記リレーロツド24に一体的に設けたピストン
26aによつて2つの油圧室26b,26cに区
画形成され、このシリンダ26内の油圧室26
b,26cはそれぞれ油圧通路27,28を介し
てコントロールバルブ29に接続されている。ま
た、このコントロールバルブ29には上記フロン
トパワーステアリング機構用の油圧ポンプ20お
よびリザーブタンク17に至る油供給管30およ
び油排出管31の2本の配管が接続されている。
上記コントロールバルブ29は、公知のスプール
バルブ式のもので構成されていて、上記リレーロ
ツド24に連結部材32を介して一体的に取り付
けられた筒状のバルブケーシング29aと、該バ
ルブケーシング29a内に嵌装されたスプールバ
ルブ29bとを備えてなり、スプールバルブ29
bの移動に応じてパワーシリンダ26の一方の油
圧室26b,26cに油圧ポンプ20からの作動
油を供給してリレーロツド24に対する駆動力を
アシストするものである。上記シリンダ26内に
は上記リレーロツド24をニユートラル位置(後
輪2L,2Rの転舵角θRが零となる位置)に付
勢するセンタリングバネ26dが設けられてい
る。このセンタリングバネ26dは、フエール時
に油圧をカツトしたとき、走行安全性を確保する
ために、後輪2L,2Rを、転舵角θRが零とな
る中立位置に自動復帰させるためのものである。
構3と同様に、左右のナツクルアーム22L,2
2Rおよびタイロツド23L,23Rと、該タイ
ロツド23L,23R同士を連結するリレーロツ
ド24とを有し、さらに上記フロントパワーステ
アリング機構12と同様の油圧式リヤパワーステ
アリング機構25を備えている。該リヤパワース
テアリング機構25は、車体に固定されかつ上記
リレーロツド24をピストンロツドとするパワー
シリンダ26を備え、該パワーシリンダ26内は
上記リレーロツド24に一体的に設けたピストン
26aによつて2つの油圧室26b,26cに区
画形成され、このシリンダ26内の油圧室26
b,26cはそれぞれ油圧通路27,28を介し
てコントロールバルブ29に接続されている。ま
た、このコントロールバルブ29には上記フロン
トパワーステアリング機構用の油圧ポンプ20お
よびリザーブタンク17に至る油供給管30およ
び油排出管31の2本の配管が接続されている。
上記コントロールバルブ29は、公知のスプール
バルブ式のもので構成されていて、上記リレーロ
ツド24に連結部材32を介して一体的に取り付
けられた筒状のバルブケーシング29aと、該バ
ルブケーシング29a内に嵌装されたスプールバ
ルブ29bとを備えてなり、スプールバルブ29
bの移動に応じてパワーシリンダ26の一方の油
圧室26b,26cに油圧ポンプ20からの作動
油を供給してリレーロツド24に対する駆動力を
アシストするものである。上記シリンダ26内に
は上記リレーロツド24をニユートラル位置(後
輪2L,2Rの転舵角θRが零となる位置)に付
勢するセンタリングバネ26dが設けられてい
る。このセンタリングバネ26dは、フエール時
に油圧をカツトしたとき、走行安全性を確保する
ために、後輪2L,2Rを、転舵角θRが零とな
る中立位置に自動復帰させるためのものである。
上記前輪転舵機構3のリレーロツド6には上記
ラツク8の他にラツク36が形成され、該ラツク
36には車体前後方向に延びる回転軸37の前端
に取り付けたピストン38が噛み合わされ、上記
回転軸37の後端は転舵比制御機構39を介して
上記後輪転舵機構21に連係されている。
ラツク8の他にラツク36が形成され、該ラツク
36には車体前後方向に延びる回転軸37の前端
に取り付けたピストン38が噛み合わされ、上記
回転軸37の後端は転舵比制御機構39を介して
上記後輪転舵機構21に連係されている。
上記転舵比制御機構39は、第2図に詳示する
ように、車体に対し車幅方向に移動軸線l1上を摺
動自在に保持されたコントロールロツド40を有
し、該コントロールロツド40の一端は上記コン
トロールバルブ29のスプールバルブ29bに一
体に連結されている。また、転舵比制御機構39
は、基端部がU字状ホルダ41に支持ピン42を
介して揺動自在に支承された揺動アーム43を備
え、上記ホルダ41は車体に固定したケーシング
(図示せず)に上記コントロールロツド40の移
動軸線l1と直交する回動軸線l2を持つ支持軸44
を介して回動自在に支持されている。上記揺動ア
ーム43の支持ピン42は上記両軸線l1,l2の交
差部に位置して回動軸線l2と直交する方向に延び
ており、ホルダ41を支持軸44(回動軸線l2)
回りに回動させることにより、その先端の支持ピ
ン42とコントロールロツド40との移動軸線l1
とのなす傾斜角、つまり支持ピン42を中心とす
る揺動アーム43の揺動軌跡面が移動軸線l1と直
交する面(以下、基準面という)に対してなす傾
斜角を変化させるようになされている。
ように、車体に対し車幅方向に移動軸線l1上を摺
動自在に保持されたコントロールロツド40を有
し、該コントロールロツド40の一端は上記コン
トロールバルブ29のスプールバルブ29bに一
体に連結されている。また、転舵比制御機構39
は、基端部がU字状ホルダ41に支持ピン42を
介して揺動自在に支承された揺動アーム43を備
え、上記ホルダ41は車体に固定したケーシング
(図示せず)に上記コントロールロツド40の移
動軸線l1と直交する回動軸線l2を持つ支持軸44
を介して回動自在に支持されている。上記揺動ア
ーム43の支持ピン42は上記両軸線l1,l2の交
差部に位置して回動軸線l2と直交する方向に延び
ており、ホルダ41を支持軸44(回動軸線l2)
回りに回動させることにより、その先端の支持ピ
ン42とコントロールロツド40との移動軸線l1
とのなす傾斜角、つまり支持ピン42を中心とす
る揺動アーム43の揺動軌跡面が移動軸線l1と直
交する面(以下、基準面という)に対してなす傾
斜角を変化させるようになされている。
また、上記揺動アーム43の先端部にはボール
ジヨイント45を介してコネクテイングロツド4
6の一端部が連結され、該コネクテイングロツド
46の他端部はボールジヨイント47を介して上
記コントロールロツド40の他端部に連結されて
おり、揺動アーム43先端部の第2図左右方向の
変位に応じてコントロールロツド40を左右方向
に変位されるようになされている。
ジヨイント45を介してコネクテイングロツド4
6の一端部が連結され、該コネクテイングロツド
46の他端部はボールジヨイント47を介して上
記コントロールロツド40の他端部に連結されて
おり、揺動アーム43先端部の第2図左右方向の
変位に応じてコントロールロツド40を左右方向
に変位されるようになされている。
上記コネクテイングロツド46は、そのボール
ジヨイント45に近い部位において回転付与アー
ム48にボールジヨイント49を介して揺動可能
に支持されている。この回転付与アーム48は、
上記移動軸線l1上に支持軸50を介して回動自在
に支持した大径の傘歯車51と一体に設けられ、
該傘歯車51には上記回転軸37の後輪に取り付
けた傘歯車52が噛合されており、ステアリング
ホイール10の回動を回転付与アーム48に伝達
するようになされている。このため、ステアリン
グホイール10の回転角に応じた量だけ回転付与
アーム48およびコネクテイングロツド46が移
動軸線l1回りに回動し、それに伴つて揺動アーム
43が支持ピン42を中心にして揺動された場
合、ピン42の軸線がコントロールロツド40の
移動軸線l1と一致しているときには、揺動アーム
43先端のボールジヨイント45は上記基準面を
揺動するのみで、コントロールロツド40は静止
保持されるが、ピン42の軸線が移動軸線l1に対
し傾斜して揺動アーム43の揺動軌跡面が基準面
からずれていると、このピン42を中心にした揺
動アーム43の揺動に伴つてボールジヨイント4
5が第2図の左右方向に変位して、この変位はコ
ネクテイングロツド46を介してコントロールロ
ツド40に伝達されて、該コントロールロツド4
0が移動軸線l1に沿つて移動して、コントロール
バルブ29のスプールバルブ29bを作動させる
ように構成されている。すなわち、支持ピン42
の軸線を中心として揺動アーム43の揺動角が同
じであつても、コントロールロツド40の左右方
向の変位はピン42の傾斜角つまりホルダ41の
回動角の変化に伴つて変化する。
ジヨイント45に近い部位において回転付与アー
ム48にボールジヨイント49を介して揺動可能
に支持されている。この回転付与アーム48は、
上記移動軸線l1上に支持軸50を介して回動自在
に支持した大径の傘歯車51と一体に設けられ、
該傘歯車51には上記回転軸37の後輪に取り付
けた傘歯車52が噛合されており、ステアリング
ホイール10の回動を回転付与アーム48に伝達
するようになされている。このため、ステアリン
グホイール10の回転角に応じた量だけ回転付与
アーム48およびコネクテイングロツド46が移
動軸線l1回りに回動し、それに伴つて揺動アーム
43が支持ピン42を中心にして揺動された場
合、ピン42の軸線がコントロールロツド40の
移動軸線l1と一致しているときには、揺動アーム
43先端のボールジヨイント45は上記基準面を
揺動するのみで、コントロールロツド40は静止
保持されるが、ピン42の軸線が移動軸線l1に対
し傾斜して揺動アーム43の揺動軌跡面が基準面
からずれていると、このピン42を中心にした揺
動アーム43の揺動に伴つてボールジヨイント4
5が第2図の左右方向に変位して、この変位はコ
ネクテイングロツド46を介してコントロールロ
ツド40に伝達されて、該コントロールロツド4
0が移動軸線l1に沿つて移動して、コントロール
バルブ29のスプールバルブ29bを作動させる
ように構成されている。すなわち、支持ピン42
の軸線を中心として揺動アーム43の揺動角が同
じであつても、コントロールロツド40の左右方
向の変位はピン42の傾斜角つまりホルダ41の
回動角の変化に伴つて変化する。
そして、上記支持ピン42の移動軸線l1に対す
る傾斜角すなわちホルダ41の基準面に対する傾
斜角を変化させるために、ホルダ41の支持軸4
4にはウオームホイールとしてのセクタギヤ53
が取り付けられ、このセクタギヤ53には回転軸
54上のウオームギヤ55が噛合されている。ま
た、上記回転軸54には傘歯車56が取り付けら
れ、この傘歯車56にはアクチユエータとしての
ステツピングモータ58の出力軸58a上に取り
付けた傘歯車57が噛合されており、ステツピン
グモータ58を作動させてセクタギヤ53を回動
させることにより、ホルダ41の基準面に対する
傾斜角を変更して後輪2L,2Rの転舵角θRつ
まり前後輪1L,2L,1R,2Rの転舵比(後
輪転舵θR/前輪転舵角θF)を制御し、例えばセ
クタギヤ53を、その中心線がウオームギヤ55
の回転軸54の中心線と直角になる中立位置(こ
のとき、上記揺動アーム43先端部のボールジヨ
イント45は基準面上を回動し、後輪2L,2R
の転舵角θRはθR=0になる)から一方向に回動
させたときには、前後輪1L,2Lの転舵比を後
輪2L,2Rが前輪1L,1Rと逆方向に向く逆
位相に制御する一方、反対に他方向に回動させた
ときには、転舵比を後輪2L,2Rが前輪1L,
1Rと同じ方向に向く同位相に制御するように構
成させている。
る傾斜角すなわちホルダ41の基準面に対する傾
斜角を変化させるために、ホルダ41の支持軸4
4にはウオームホイールとしてのセクタギヤ53
が取り付けられ、このセクタギヤ53には回転軸
54上のウオームギヤ55が噛合されている。ま
た、上記回転軸54には傘歯車56が取り付けら
れ、この傘歯車56にはアクチユエータとしての
ステツピングモータ58の出力軸58a上に取り
付けた傘歯車57が噛合されており、ステツピン
グモータ58を作動させてセクタギヤ53を回動
させることにより、ホルダ41の基準面に対する
傾斜角を変更して後輪2L,2Rの転舵角θRつ
まり前後輪1L,2L,1R,2Rの転舵比(後
輪転舵θR/前輪転舵角θF)を制御し、例えばセ
クタギヤ53を、その中心線がウオームギヤ55
の回転軸54の中心線と直角になる中立位置(こ
のとき、上記揺動アーム43先端部のボールジヨ
イント45は基準面上を回動し、後輪2L,2R
の転舵角θRはθR=0になる)から一方向に回動
させたときには、前後輪1L,2Lの転舵比を後
輪2L,2Rが前輪1L,1Rと逆方向に向く逆
位相に制御する一方、反対に他方向に回動させた
ときには、転舵比を後輪2L,2Rが前輪1L,
1Rと同じ方向に向く同位相に制御するように構
成させている。
尚、上記ホルダ41の支持軸44には、上記ス
テツピングモータ58により制御された実際の転
舵比を上記セクタギヤ53の回動角に基づいて検
出するポテンシヨメータよりなる転舵比センサ1
01が設けられている。また、上記ホルダ41を
支持するケーシングには、上記セクタギヤ53の
左右両側方にセクタギヤ53の回動範囲を規制す
るピンよりなる逆位相側および同位相側のストツ
パ部材59,60が取り付けられ、セクタギヤ5
3が上記逆位相側のストツパ部材59に当接した
ときのステツピングモータ58の制御位置をその
初期位置とするようになされている。また、第2
図中、61は後輪転舵機構21におけるリレーロ
ツド24の最大移動範囲を規制するロツドストツ
パである。
テツピングモータ58により制御された実際の転
舵比を上記セクタギヤ53の回動角に基づいて検
出するポテンシヨメータよりなる転舵比センサ1
01が設けられている。また、上記ホルダ41を
支持するケーシングには、上記セクタギヤ53の
左右両側方にセクタギヤ53の回動範囲を規制す
るピンよりなる逆位相側および同位相側のストツ
パ部材59,60が取り付けられ、セクタギヤ5
3が上記逆位相側のストツパ部材59に当接した
ときのステツピングモータ58の制御位置をその
初期位置とするようになされている。また、第2
図中、61は後輪転舵機構21におけるリレーロ
ツド24の最大移動範囲を規制するロツドストツ
パである。
上記ステツピングモータ58は、マイクロコン
ピユータを内蔵したコントロールユニツト100
からの出力によつて作動制御されるように構成さ
れ、このコントロールユニツト100には車両の
走行速度V(車速)を検出する車速センサ102
および上記転舵比センサ101からの各検出信号
が入力されており、このコントロールユニツト1
00のマイクロコンピユータにおける信号処理機
能により、上記後輪転舵機構39を作動制御して
前後輪1L,2Lの転舵比を所定の転舵比特性に
基づいて決定された目標転舵比に制御するように
した転舵比制御手段が構成される。
ピユータを内蔵したコントロールユニツト100
からの出力によつて作動制御されるように構成さ
れ、このコントロールユニツト100には車両の
走行速度V(車速)を検出する車速センサ102
および上記転舵比センサ101からの各検出信号
が入力されており、このコントロールユニツト1
00のマイクロコンピユータにおける信号処理機
能により、上記後輪転舵機構39を作動制御して
前後輪1L,2Lの転舵比を所定の転舵比特性に
基づいて決定された目標転舵比に制御するように
した転舵比制御手段が構成される。
尚、上記転舵比特性は、第3図および第4図に
示すように、車速Vに応じて前後輪1L,2Lの
転舵比が変化し、車速Vが低い場合には、車両の
回頭性を良好にするために、後輪2L,2Rが前
輪1L,1Rに対して逆方向につまり逆位相で転
舵されて、転舵比が負となる一方、車速Vが所定
値に達したときには、転舵比が零になり、前輪1
L,1Rの転舵に関係なく後輪2L,2Rの舵角
θRがθR=0に保たれて車両が通常の2輪操舵状
態になる。さらに高速走行の場合には、コーナリ
ング時の後輪2L,2Rのグリツプ力を向上させ
て走行安定性を高めるために、後輪2L,2Rが
前輪1L,1Rと同方向につまり同位相に転舵さ
れて、転舵比が正となるように設定されている。
そして、この転舵比特性に対し車速センサ102
で検出された車速Vを照合することにより、該車
速Vに対応する目標転舵比を決定する。第3図は
車速変化時におけるハンドル舵角(ステアリング
ホイール10の回動角)に対する後輪舵角の特性
を、第4図は所定ハンドル舵角時における車速に
対する転舵比特性をそれぞれ示している。
示すように、車速Vに応じて前後輪1L,2Lの
転舵比が変化し、車速Vが低い場合には、車両の
回頭性を良好にするために、後輪2L,2Rが前
輪1L,1Rに対して逆方向につまり逆位相で転
舵されて、転舵比が負となる一方、車速Vが所定
値に達したときには、転舵比が零になり、前輪1
L,1Rの転舵に関係なく後輪2L,2Rの舵角
θRがθR=0に保たれて車両が通常の2輪操舵状
態になる。さらに高速走行の場合には、コーナリ
ング時の後輪2L,2Rのグリツプ力を向上させ
て走行安定性を高めるために、後輪2L,2Rが
前輪1L,1Rと同方向につまり同位相に転舵さ
れて、転舵比が正となるように設定されている。
そして、この転舵比特性に対し車速センサ102
で検出された車速Vを照合することにより、該車
速Vに対応する目標転舵比を決定する。第3図は
車速変化時におけるハンドル舵角(ステアリング
ホイール10の回動角)に対する後輪舵角の特性
を、第4図は所定ハンドル舵角時における車速に
対する転舵比特性をそれぞれ示している。
上記後輪側の油供給管30と油排出管31との
間には、開時に、油供給管30の油圧を油排出管
31にバイパス(ドレーン)させるソレノイドバ
ルブ67が設けられ、該ソレノイドバルブ67は
上記コントロールユニツト100の出力信号で開
閉制御される。
間には、開時に、油供給管30の油圧を油排出管
31にバイパス(ドレーン)させるソレノイドバ
ルブ67が設けられ、該ソレノイドバルブ67は
上記コントロールユニツト100の出力信号で開
閉制御される。
上記コントロールユニツト100は、エンジン
オフ時及び電気系のフエール時に、上記ソレノイ
ドバルブ67を開作動させる信号を出力するよう
になつている。
オフ時及び電気系のフエール時に、上記ソレノイ
ドバルブ67を開作動させる信号を出力するよう
になつている。
また、コントロールユニツト100に対して
は、エンジンオフ時に、上記ソレノイドバルブ6
7の開作動を所定時間(数秒)だけ遅延させるタ
イマー68が設けられている。
は、エンジンオフ時に、上記ソレノイドバルブ6
7の開作動を所定時間(数秒)だけ遅延させるタ
イマー68が設けられている。
次に、上記実施例の作動について説明する。
先ず、使用停止状態にある車両を運転すべく、
そのイグニツシヨンキースイツチをON操作する
と、それに伴つてステツピングモータ58の制御
初期位置が位置決めされる。この後、車両が走行
状態に移行すると、そのときの車速Vが車速セン
サ102により検出されて該車速センサ102か
らコントロールユニツト100に検出信号が出力
され、このコントロールユニツト100において
転舵比特性との比較照合により車速Vに応じた目
標転舵比が算出され、この目標転舵比に対応した
パルス信号がステツングモータ58に出力されて
モータ58が駆動される。このモータ58の駆動
によりセクタギヤ53が回動して該セクタギヤ5
3に連結している揺動アーム43の揺動軌跡面が
基準面に対し傾斜変更され、この変更によりステ
アリングホイール10の操作つまり前輪1L,1
Rの転舵に連動して移動軸線l1回りに回動するコ
ネクテイングロツド46の動きに対するコントロ
ールロツド40の移動方向および移動距離が変化
し、このコントロールロツド40の移動に応じて
後輪2L,2Rが前輪1L,1Rに対し上記算出
された目標転舵比になるように転舵され、このこ
とにより、車両の4輪1L〜2Rが低車速時には
転舵比が逆位相に、高車速時には転舵比が同位相
にそれぞれなるように制御される。そして、上記
前輪1L,1Rの転舵は、油圧ポンプ20から供
給された作動油により作動するフロントパワース
テアリング機構12のパワーシリンダ13によ
り、また後輪2L,2Rの転舵は同様に油圧ポン
プ20からの作動油により作動するリヤパワース
テアリング機構25のパワーシリンダ26により
それぞれアシストされる。
そのイグニツシヨンキースイツチをON操作する
と、それに伴つてステツピングモータ58の制御
初期位置が位置決めされる。この後、車両が走行
状態に移行すると、そのときの車速Vが車速セン
サ102により検出されて該車速センサ102か
らコントロールユニツト100に検出信号が出力
され、このコントロールユニツト100において
転舵比特性との比較照合により車速Vに応じた目
標転舵比が算出され、この目標転舵比に対応した
パルス信号がステツングモータ58に出力されて
モータ58が駆動される。このモータ58の駆動
によりセクタギヤ53が回動して該セクタギヤ5
3に連結している揺動アーム43の揺動軌跡面が
基準面に対し傾斜変更され、この変更によりステ
アリングホイール10の操作つまり前輪1L,1
Rの転舵に連動して移動軸線l1回りに回動するコ
ネクテイングロツド46の動きに対するコントロ
ールロツド40の移動方向および移動距離が変化
し、このコントロールロツド40の移動に応じて
後輪2L,2Rが前輪1L,1Rに対し上記算出
された目標転舵比になるように転舵され、このこ
とにより、車両の4輪1L〜2Rが低車速時には
転舵比が逆位相に、高車速時には転舵比が同位相
にそれぞれなるように制御される。そして、上記
前輪1L,1Rの転舵は、油圧ポンプ20から供
給された作動油により作動するフロントパワース
テアリング機構12のパワーシリンダ13によ
り、また後輪2L,2Rの転舵は同様に油圧ポン
プ20からの作動油により作動するリヤパワース
テアリング機構25のパワーシリンダ26により
それぞれアシストされる。
一方、電気系のフエール時に、それがコントロ
ールユニツト100で検出されると、フエール信
号がソレノイドバルブ67に入力され、該ソレノ
イドバルブ67が開作動され、油供給管30の油
圧が油排出管31にドレーンされることにより、
センタリングバネ26dが作用して後輪2L,2
Rが、転舵角θRが零となる中立位置に復帰され
るようになり、安全に走行できる。
ールユニツト100で検出されると、フエール信
号がソレノイドバルブ67に入力され、該ソレノ
イドバルブ67が開作動され、油供給管30の油
圧が油排出管31にドレーンされることにより、
センタリングバネ26dが作用して後輪2L,2
Rが、転舵角θRが零となる中立位置に復帰され
るようになり、安全に走行できる。
次に、エンジンオフ時には、エンジンをオフし
た直後は、油圧ポンプ20は慣性で回転している
ので、油圧が油供給管30に作用しており、この
ときソレノイドバネ67を開作動させると、急激
な油圧開放で衝撃音が発生する(第6図a参照)。
た直後は、油圧ポンプ20は慣性で回転している
ので、油圧が油供給管30に作用しており、この
ときソレノイドバネ67を開作動させると、急激
な油圧開放で衝撃音が発生する(第6図a参照)。
そこで、エンジンオフ時は、タイマー68で所
定時間の遅延後、具体的には油圧ポンプ20の回
転が停止した後にエンジンオフ信号をソレノイド
バルブ67に入力して開作動させ、油供給管30
の油圧を油排出管31にドレーンさせる(第6図
b参照)。
定時間の遅延後、具体的には油圧ポンプ20の回
転が停止した後にエンジンオフ信号をソレノイド
バルブ67に入力して開作動させ、油供給管30
の油圧を油排出管31にドレーンさせる(第6図
b参照)。
これにより、油供給管30内の油圧が低下した
後にソレノイドバルブ67が開作動させることに
なるので、急激な油圧開放がなくなり、油圧が油
排出管31をたたいて衝撃音が発生するのが抑制
されることになる。
後にソレノイドバルブ67が開作動させることに
なるので、急激な油圧開放がなくなり、油圧が油
排出管31をたたいて衝撃音が発生するのが抑制
されることになる。
上記実施例は、ソレノイドバルブ67の開作動
を遅延させる手段としてタイマー68を用いた
が、タイマー68に代えて第5図aに示すよう
に、ソレノイドバルブ67の供給側の配管にオリ
フイス69を設け、あるいは第5図bに示すよう
に、ソレノイドバルブ67の排出側の配管にダン
パー70を設けたものであつてもよい。この場合
には第6図cに示すような特性となる。
を遅延させる手段としてタイマー68を用いた
が、タイマー68に代えて第5図aに示すよう
に、ソレノイドバルブ67の供給側の配管にオリ
フイス69を設け、あるいは第5図bに示すよう
に、ソレノイドバルブ67の排出側の配管にダン
パー70を設けたものであつてもよい。この場合
には第6図cに示すような特性となる。
第1図は本発明に係る4輪操舵装置の全体構成
を概略的に示す平面図、第2図は後輪転舵機構を
斜視状態で示すスケルトン図、第3図は車速変化
時におけるハンドル舵角に対する後輪舵角の特性
を例示する特性図、第4図は所定ハンドル舵角時
における車速に対する転舵比特性を示す特性図、
第5図a及び第5図bは第1図の変形例を示す要
部平面図、第6図a〜第6図cはエンジンオフタ
イミングと衝撃音との関係をそれぞれ示すグラフ
である。 1L,1R……前輪、2L,2R……後輪、3
……前輪転舵機構、10……ステアリングホイー
ル、12……フロントパワーステアリング機構、
13……パワーシリンダ、21……後輪転舵機
構、25……リヤパワーステアリング機構、26
……パワーシリンダ、26d……センタリングバ
ネ、39……転舵比制御機構、67……ソレノイ
ドバルブ、68……タイマー、69……オリフイ
ス、70……ダンパー、100……コントロール
ユニツト。
を概略的に示す平面図、第2図は後輪転舵機構を
斜視状態で示すスケルトン図、第3図は車速変化
時におけるハンドル舵角に対する後輪舵角の特性
を例示する特性図、第4図は所定ハンドル舵角時
における車速に対する転舵比特性を示す特性図、
第5図a及び第5図bは第1図の変形例を示す要
部平面図、第6図a〜第6図cはエンジンオフタ
イミングと衝撃音との関係をそれぞれ示すグラフ
である。 1L,1R……前輪、2L,2R……後輪、3
……前輪転舵機構、10……ステアリングホイー
ル、12……フロントパワーステアリング機構、
13……パワーシリンダ、21……後輪転舵機
構、25……リヤパワーステアリング機構、26
……パワーシリンダ、26d……センタリングバ
ネ、39……転舵比制御機構、67……ソレノイ
ドバルブ、68……タイマー、69……オリフイ
ス、70……ダンパー、100……コントロール
ユニツト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エンジンにより駆動されるポンプからの吐出
油圧で後輪を操舵するとともに、該後輪を中立位
置に復帰させるセンタリングバネが設けられた後
輪操舵装置において、 上記後輪に供給される油圧を開時にドレーン可
能なソレノイドバルブと、該ソレノイドバルブを
エンジンオフ信号により開作動させる制御手段
と、エンジンオフ信号に伴なうソレノイドバルブ
の開作動によつて生じる油圧の降下を遅延させる
デイレイ手段とが設けられていることを特徴とす
る車両の後輪操舵装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62100866A JPS63265770A (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | 車両の後輪操舵装置 |
US07/184,982 US4896737A (en) | 1987-04-22 | 1988-04-22 | Four-wheel steering apparatus for vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62100866A JPS63265770A (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | 車両の後輪操舵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63265770A JPS63265770A (ja) | 1988-11-02 |
JPH0567471B2 true JPH0567471B2 (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=14285233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62100866A Granted JPS63265770A (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | 車両の後輪操舵装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4896737A (ja) |
JP (1) | JPS63265770A (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2639599B1 (fr) * | 1988-11-29 | 1993-09-03 | Renault | Dispositif auxiliaire du traitement des defaillances d'un systeme d'actionnement d'un verin electrique lineaire |
US5293953A (en) * | 1989-06-30 | 1994-03-15 | Mazda Motor Corporation | Rear wheel steering system for a vehicle |
JPH07115651B2 (ja) * | 1989-11-06 | 1995-12-13 | マツダ株式会社 | 車両の後輪操舵装置 |
US5295550A (en) * | 1990-09-07 | 1994-03-22 | Nsk Ltd. | Four-wheel steering apparatus |
JPH05213215A (ja) * | 1992-01-31 | 1993-08-24 | Mazda Motor Corp | 車両の後輪操舵装置 |
KR100328998B1 (ko) | 1999-12-13 | 2002-03-20 | 류정열 | 자동차용 동력 조향 장치의 압력 파이프와 오일 펌프의조립 구조 |
US6499558B2 (en) | 2001-05-17 | 2002-12-31 | Delphi Technologies, Inc. | Modular motor and controller assembly for rear-wheel steering system |
JP4483410B2 (ja) * | 2004-05-31 | 2010-06-16 | 日産自動車株式会社 | ステアリング装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6031184Y2 (ja) * | 1982-12-28 | 1985-09-18 | 富士通株式会社 | 中継用回路板 |
US4572316A (en) * | 1984-03-15 | 1986-02-25 | Mazda Motor Corporation | Four-wheel steering system for vehicle |
JPS61112585U (ja) * | 1984-12-25 | 1986-07-16 | ||
JPH0779987B2 (ja) * | 1986-09-18 | 1995-08-30 | 株式会社日立製作所 | 多色化粧板の表面処理方法 |
-
1987
- 1987-04-22 JP JP62100866A patent/JPS63265770A/ja active Granted
-
1988
- 1988-04-22 US US07/184,982 patent/US4896737A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4896737A (en) | 1990-01-30 |
JPS63265770A (ja) | 1988-11-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0774000B2 (ja) | 車両の4輪操舵装置 | |
JPH0679900B2 (ja) | 車両の4輪操舵装置 | |
JPH0567471B2 (ja) | ||
JPH0567472B2 (ja) | ||
JPH07108669B2 (ja) | 後輪操舵車両の後輪懸架装置 | |
JP2506702B2 (ja) | 車両の4輪操舵装置 | |
JPH05178251A (ja) | 走行車両 | |
JPS63151578A (ja) | 車両の4輪操舵装置 | |
JPH0679901B2 (ja) | 車両の4輪操舵装置 | |
JPS62168762A (ja) | 車両の4輪操舵装置 | |
JPH0679897B2 (ja) | 車両の4輪操舵装置 | |
JP2528455B2 (ja) | 車両の4輪操舵装置 | |
JPH0679899B2 (ja) | 車両の4輪操舵装置 | |
JPS63151580A (ja) | 車両の4輪操舵装置 | |
JP2563901B2 (ja) | 車両の4輪操舵装置 | |
JPH0557949B2 (ja) | ||
JPS63151581A (ja) | 車両の4輪操舵装置 | |
JPS62227866A (ja) | 車両の4輪操舵装置 | |
JPH0825477B2 (ja) | 車両の4輪操舵装置 | |
JPS62227867A (ja) | 車両の4輪操舵装置 | |
JPH0679902B2 (ja) | 車両の4輪操舵装置 | |
JPS63151579A (ja) | 車両の4輪操舵装置 | |
JPH0679903B2 (ja) | 車両の4輪操舵装置 | |
JPH01273771A (ja) | 車両の後輪操舵装置 | |
JPS62139759A (ja) | 車両の4輪操舵装置 |