JPH0567377B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0567377B2 JPH0567377B2 JP27349485A JP27349485A JPH0567377B2 JP H0567377 B2 JPH0567377 B2 JP H0567377B2 JP 27349485 A JP27349485 A JP 27349485A JP 27349485 A JP27349485 A JP 27349485A JP H0567377 B2 JPH0567377 B2 JP H0567377B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- workpiece
- uneven surface
- grinding
- speed
- linear motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 16
- 238000003754 machining Methods 0.000 claims description 11
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 claims description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は軸受案内面加工方法に係り、更に詳細
にはリニアモータの速度変動を利用し研削加工の
みの加工で被加工物の加工面に凹凸を生じさせ該
凹凸面に弾性流体潤滑処理を施すようにした軸受
面加工方法に関するものである。
にはリニアモータの速度変動を利用し研削加工の
みの加工で被加工物の加工面に凹凸を生じさせ該
凹凸面に弾性流体潤滑処理を施すようにした軸受
面加工方法に関するものである。
[従来の技術]
従来、軸受案内面を加工する方法としては、被
加工物の加工面に通常の研削加工を行なつた後に
“きさげ”加工と呼ばれる加工を施して被加工物
の加工面に凹凸を生じさせ、次いで該凹凸面に弾
性流体潤滑処理を施していた。
加工物の加工面に通常の研削加工を行なつた後に
“きさげ”加工と呼ばれる加工を施して被加工物
の加工面に凹凸を生じさせ、次いで該凹凸面に弾
性流体潤滑処理を施していた。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、従来の技術による軸受案内面加
工方法では、作業時間がかかるうえ、作業自体に
高度な熟練を必要としていた。また、特に“きさ
げ”加工は手作業による加工のため、被加工物の
加工面が不規則な凹凸面となり、“きさげ”加工
後の弾性流体潤滑による仕上精度も低かつたので
ある。
工方法では、作業時間がかかるうえ、作業自体に
高度な熟練を必要としていた。また、特に“きさ
げ”加工は手作業による加工のため、被加工物の
加工面が不規則な凹凸面となり、“きさげ”加工
後の弾性流体潤滑による仕上精度も低かつたので
ある。
本発明の目的は上記事情に鑑み問題を解決する
ために提案されたものであつて、リニアモータの
速度変動によりテーブルを送り方向に直交する直
交方向に振動させ研削加工のみで被加工物の加工
面に凹凸を生じさせ高精度に仕上げるようにした
軸受案内面加工方法を提供するものである。
ために提案されたものであつて、リニアモータの
速度変動によりテーブルを送り方向に直交する直
交方向に振動させ研削加工のみで被加工物の加工
面に凹凸を生じさせ高精度に仕上げるようにした
軸受案内面加工方法を提供するものである。
[問題を解決するための手段]
本発明は上記目的を達成するために、研削盤に
おけるテーブルをリニアモータで駆動し、前記テ
ーブルの送り速度の速度変動により前記テーブル
を送り方向と直交する直交方向に振動させ、テー
ブル上に載置した被加工物に研削加工を行ない、
次いで被加工物の加工面に生じた凹凸面に弾性流
体潤滑処理を施すようにしたものである。
おけるテーブルをリニアモータで駆動し、前記テ
ーブルの送り速度の速度変動により前記テーブル
を送り方向と直交する直交方向に振動させ、テー
ブル上に載置した被加工物に研削加工を行ない、
次いで被加工物の加工面に生じた凹凸面に弾性流
体潤滑処理を施すようにしたものである。
[作用]
本発明によれば、研削盤におけるテーブルをリ
ニアモータで駆動し、被加工物の加工面に研削加
工を行なつた場合、テーブルの送り速度の変動に
よりテーブルの送り方向と直交する直交方向にテ
ーブルが振動する。テーブルの送り速度の変動が
小さい場合には狭く浅い研削加工面が生じ、テー
ブルの送り速度の変動が大きい場合には広く深い
研削加工面が生じる。その結果、被加工物の加工
面に、より大きな凹凸面とより小さな凹凸面が生
じ、次いで該凹凸面に弾性流体潤滑処理を施すこ
とによつてより小さな凹凸面を削り取つて軸受案
内面を高精度に仕上げることができる。
ニアモータで駆動し、被加工物の加工面に研削加
工を行なつた場合、テーブルの送り速度の変動に
よりテーブルの送り方向と直交する直交方向にテ
ーブルが振動する。テーブルの送り速度の変動が
小さい場合には狭く浅い研削加工面が生じ、テー
ブルの送り速度の変動が大きい場合には広く深い
研削加工面が生じる。その結果、被加工物の加工
面に、より大きな凹凸面とより小さな凹凸面が生
じ、次いで該凹凸面に弾性流体潤滑処理を施すこ
とによつてより小さな凹凸面を削り取つて軸受案
内面を高精度に仕上げることができる。
[実施例]
以下、本発明の一実施例を図面に基いて詳細に
説明する。
説明する。
第1図は平面研削盤1の正面概略図であつて、
ベース3上にテーブル5が載置され、該テーブル
5は第1図において矢印の如く左右方向の送り方
向に移動される。テーブル5上には被加工物固定
磁性部材であるマグネテツクチヤツク7が載置さ
れ、しかも該マグネテツクチヤツク7上に被加工
物Wが固定される。砥石台9に下方へ向けて取付
けられた砥石11が図示省略の駆動装置により回
転し、マグネテツクチヤツク7上に固定された被
加工物Wに所定の研削加工が施される。なお、平
面研削盤1および砥石11は特に変わつたもので
はなく、従来あら使用されている通常のものでよ
い。
ベース3上にテーブル5が載置され、該テーブル
5は第1図において矢印の如く左右方向の送り方
向に移動される。テーブル5上には被加工物固定
磁性部材であるマグネテツクチヤツク7が載置さ
れ、しかも該マグネテツクチヤツク7上に被加工
物Wが固定される。砥石台9に下方へ向けて取付
けられた砥石11が図示省略の駆動装置により回
転し、マグネテツクチヤツク7上に固定された被
加工物Wに所定の研削加工が施される。なお、平
面研削盤1および砥石11は特に変わつたもので
はなく、従来あら使用されている通常のものでよ
い。
第2図に示すように、テーブル5は該テーブル
5のほぼ中央下部に設けられたリニアモータ13
によりベース3の表面上に形成した案内面15に
案内されて第2図において左右方向の送り方向に
移動される。
5のほぼ中央下部に設けられたリニアモータ13
によりベース3の表面上に形成した案内面15に
案内されて第2図において左右方向の送り方向に
移動される。
第1図および第2図から明らかなように、平面
研削盤1におけるテーブル5をリニアモータ13
で駆動し被加工物Wに研削加工を行なつた場合、
テーブル5の送り速度の速度変動によりテーブル
5が送り方向と直交する直交方向に振動し被加工
物Wの加工面に第3図に示すような凹凸面を生じ
る減少が生じる。
研削盤1におけるテーブル5をリニアモータ13
で駆動し被加工物Wに研削加工を行なつた場合、
テーブル5の送り速度の速度変動によりテーブル
5が送り方向と直交する直交方向に振動し被加工
物Wの加工面に第3図に示すような凹凸面を生じ
る減少が生じる。
第3図に示すように、凹凸面はより大きな凹凸
面Waとより小さな凹凸面Wbとによ構成されて
いる。より大きな凹凸面Waはテーブル5の送り
速度の速度変動により、第3図において左右方向
(X方向)である送り方向と直交する直交方向
(Y方向)の振動により生じるものである。
面Waとより小さな凹凸面Wbとによ構成されて
いる。より大きな凹凸面Waはテーブル5の送り
速度の速度変動により、第3図において左右方向
(X方向)である送り方向と直交する直交方向
(Y方向)の振動により生じるものである。
テーブル5の送り速度の速度変動が小さい場合
には第3図に示す如く、被加工物Wの加工面Wd
が狭く浅くなり、前記速度変動が大きい場合には
被加工物Wの加工面Wcが広く深くなる。このよ
うな被加工物Wの加工面Wc、Wdにおける速度
変動と凹凸面との関係は第4図に示す状態とな
る。したがつて、テーブル5の送り速度の速度変
動が増すほど凹凸面は大きくなる。
には第3図に示す如く、被加工物Wの加工面Wd
が狭く浅くなり、前記速度変動が大きい場合には
被加工物Wの加工面Wcが広く深くなる。このよ
うな被加工物Wの加工面Wc、Wdにおける速度
変動と凹凸面との関係は第4図に示す状態とな
る。したがつて、テーブル5の送り速度の速度変
動が増すほど凹凸面は大きくなる。
より小さな凹凸面Wbはリニアモータ13のト
ルク変動により生ずるものである。
ルク変動により生ずるものである。
上述したテーブル5の送り速度の速度変動を大
きくする手段としては、リニアモータ13の制御
等においては第5図に示すごとき速度指令図の最
高一定速度域で小さな速度変動Vdを生じさせた
りあるいは速度ループをかけたりすることで行な
われる。また、機械的な手段としては、例えばリ
ニアパルスモータの場合ピツチを大きく、ギヤツ
プを小さくしてトルク変動を大きくすること等で
行なわれる。
きくする手段としては、リニアモータ13の制御
等においては第5図に示すごとき速度指令図の最
高一定速度域で小さな速度変動Vdを生じさせた
りあるいは速度ループをかけたりすることで行な
われる。また、機械的な手段としては、例えばリ
ニアパルスモータの場合ピツチを大きく、ギヤツ
プを小さくしてトルク変動を大きくすること等で
行なわれる。
上記の加工方法により第3図に示されるような
被加工物Wの加工面となるが、そのままの状態で
は軸受案内面として使用できないため、さらに通
常の弾性流体潤滑を行ない、より小さな凹凸面
Wbを削り取ることにより軸受案内面が高精度に
仕上がる。
被加工物Wの加工面となるが、そのままの状態で
は軸受案内面として使用できないため、さらに通
常の弾性流体潤滑を行ない、より小さな凹凸面
Wbを削り取ることにより軸受案内面が高精度に
仕上がる。
[効果]
以上のごとき実施例の説明から理解されるよう
に、本発明によれば、研削盤におけるテーブルを
リニアモータで駆動し、前記テーブルの送り速度
の速度変動により前記テーブルを送り方向と直交
する直交方向に振動させ、テーブル上に載置した
被加工物に研削加工を行ない、次いで被加工物の
加工面に生じた凹凸面に弾性流体潤滑処理を施す
ようにしたので、“きさげ”加工を削除すること
ができる。したがつて、本発明の加工方法は作業
時間を短縮することができると共に、未熟練作業
者でも正確な軸受案内面の加工ができる。さら
に、研削加工後にできる凹凸面がより精密にな
り、弾性流体潤滑の効果を高めることができるの
で、軸受案内面を高精度に仕上げることができる
という効果を奏する。
に、本発明によれば、研削盤におけるテーブルを
リニアモータで駆動し、前記テーブルの送り速度
の速度変動により前記テーブルを送り方向と直交
する直交方向に振動させ、テーブル上に載置した
被加工物に研削加工を行ない、次いで被加工物の
加工面に生じた凹凸面に弾性流体潤滑処理を施す
ようにしたので、“きさげ”加工を削除すること
ができる。したがつて、本発明の加工方法は作業
時間を短縮することができると共に、未熟練作業
者でも正確な軸受案内面の加工ができる。さら
に、研削加工後にできる凹凸面がより精密にな
り、弾性流体潤滑の効果を高めることができるの
で、軸受案内面を高精度に仕上げることができる
という効果を奏する。
第1図は平面研削盤の正面概略図である。第2
図はテーブルの送りを説明する一部断面を示した
斜視図である。第3図は本発明の加工方法で加工
した被加工物の平面拡大説明図である。第4図は
テーブルの送り速度の速度変動と被加工物の加工
面における凹凸面の程度との関係を示す図であ
る。第5図はリニアモータの速度指令図である。 1……平面研削盤、5……テーブル、7……マ
グネテツクチヤツク、11……砥石、13……リ
ニアモータ。
図はテーブルの送りを説明する一部断面を示した
斜視図である。第3図は本発明の加工方法で加工
した被加工物の平面拡大説明図である。第4図は
テーブルの送り速度の速度変動と被加工物の加工
面における凹凸面の程度との関係を示す図であ
る。第5図はリニアモータの速度指令図である。 1……平面研削盤、5……テーブル、7……マ
グネテツクチヤツク、11……砥石、13……リ
ニアモータ。
Claims (1)
- 1 研削盤におけるテーブルをリニアモータで駆
動し、前記テーブルの送り速度の速度変動により
前記テーブルを送り方向と直交する直交方向に振
動させ、テーブル上に載置した被加工物に研削加
工を行ない、次いで被加工物の加工面に生じた凹
凸面に弾性流体潤滑処理を施すことを特徴とする
軸受案内面加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27349485A JPS62136352A (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 | 軸受案内面加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27349485A JPS62136352A (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 | 軸受案内面加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62136352A JPS62136352A (ja) | 1987-06-19 |
JPH0567377B2 true JPH0567377B2 (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=17528683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27349485A Granted JPS62136352A (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 | 軸受案内面加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62136352A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0336312A3 (en) * | 1988-04-04 | 1991-01-09 | Michel A. Pierrat | Computer controlled universal grinder and method for grinding hypotrochoidal, epitrochoidal and circular bearing races |
JP2600063Y2 (ja) * | 1991-04-25 | 1999-09-27 | キヤノン株式会社 | 球面研削加工装置 |
CN109465679A (zh) * | 2018-11-18 | 2019-03-15 | 柳州中通科技有限公司 | 一种轨道交通用高精度轴承生产工艺 |
-
1985
- 1985-12-06 JP JP27349485A patent/JPS62136352A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62136352A (ja) | 1987-06-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4524543A (en) | Vibratory abrasive contour-finishing method and apparatus | |
US5083401A (en) | Method of polishing | |
JPH0567377B2 (ja) | ||
JP2835002B2 (ja) | 自動バリ取り方法 | |
JPS6347033A (ja) | 高速加工装置 | |
JPS6268269A (ja) | 回転対称の工作物の精密加工方法と装置 | |
JP3071640B2 (ja) | 工作物の深穴内面研削方法 | |
JP3088537B2 (ja) | 高硬度材の孔の仕上げ加工方法及び加工装置 | |
JPS61214963A (ja) | セラミツクスの精密振動平面切削方法 | |
JPS6362659A (ja) | 複合振動砥石による精密仕上加工方法 | |
JP2565385B2 (ja) | 電解ドレッシング研削法と導電性砥石を工具に兼用した研磨法の複合加工方法および装置 | |
JP2613081B2 (ja) | ウエハ外周部の鏡面研磨方法 | |
JPS6234678Y2 (ja) | ||
JPH10180620A (ja) | 研磨装置及び研磨方法 | |
JPS6362658A (ja) | 複合振動砥石による精密仕上加工方法 | |
JP2710857B2 (ja) | 研磨加工におけるドレッシング方法 | |
RU2490113C2 (ru) | Способ автоматического управления процессом правки соосно установленных торцешлифовальных кругов | |
JP2883279B2 (ja) | ラップ治具およびそれを使用したラップ加工方法 | |
JPH06182664A (ja) | 振動テーブル装置 | |
SU1514570A1 (ru) | Способ обработки оптических деталей | |
SU831561A1 (ru) | Способ управлени процессом доводкишАРиКОВ | |
JP2004025345A (ja) | 鉄系材料の切削加工方法 | |
JPH0349705B2 (ja) | ||
JPH11207585A (ja) | ウェ−ハの面取り方法 | |
SU576597A1 (ru) | Способ обработки рабочей поверхности магнитной головки |