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JPH0566475B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0566475B2
JPH0566475B2 JP23185284A JP23185284A JPH0566475B2 JP H0566475 B2 JPH0566475 B2 JP H0566475B2 JP 23185284 A JP23185284 A JP 23185284A JP 23185284 A JP23185284 A JP 23185284A JP H0566475 B2 JPH0566475 B2 JP H0566475B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
cable
closing
opening
lock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP23185284A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61109888A (ja
Inventor
Jun Yamagishi
Hiromitsu Nishikawa
Fumio Kobayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Kinzoku ACT Corp
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ohi Seisakusho Co Ltd filed Critical Ohi Seisakusho Co Ltd
Priority to JP59231852A priority Critical patent/JPS61109888A/ja
Priority to US06/793,218 priority patent/US4617757A/en
Priority to DE19853538837 priority patent/DE3538837A1/de
Priority to GB08527075A priority patent/GB2168424B/en
Publication of JPS61109888A publication Critical patent/JPS61109888A/ja
Publication of JPH0566475B2 publication Critical patent/JPH0566475B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、全閉時には車体表面に円滑に連続
し、開扉時に車体表面から突出し、ケーブルによ
り動力開閉されるスライドドアの開閉装置に関す
る。
「従来の技術」 全閉時には車体表面に円滑に連続し、開扉時に
車体表面から突出し、ケーブルにより動力開閉さ
れるスライドドアを開閉する場合、スライドドア
を摺動させる力に加えて、全閉間際には車体表面
から突出したスライドドアを車内側に押入れなけ
ればならず、この方向は開閉方向とはほぼ直角を
なすので、スライドドアを相当に強く閉じないと
その力を出すことができないものである。
スライドドアを動力で開閉しようとする場合、
前記のように強い開閉力で閉じるようにすると、
手動と異なり微妙な加減ができず、常に強い開閉
力で開閉して各部に無理が生じることになるの
で、従来の開閉装置では、開閉する動力と突出し
たスライドドアを押入れる動力とを別にし、弱い
開閉力でもスライドドアを全閉することができる
ようにしていた。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来のスライドドア
の開閉装置では、動力を2つ必要とするので、取
付スペースを大きくとり、かつ重量やコストが嵩
むという問題点があつた。
本発明は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、1つの動力で各部に無理を生じ
ることなくスライドドアを全閉することができる
ようにして上記問題点を解決したスライドドアの
開閉装置を提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本発明の要旨とす
るところは、 全閉時には車体表面に円滑に連続し、開扉時に
車体表面から突出し、ケーブルにより動力開閉さ
れるスライドドアの開閉装置において、 スライドドアの開閉軌跡に沿い該スライドドア
を連結して移動する部分を有する開扉側ケーブル
と閉扉側ケーブルとをスライドドア内に引き込
み、 ドアロツクに連結される閉扉中継ケーブルおよ
び施解錠機構に連結される開扉中継ケーブルと、
該各中継ケーブルと前記開扉側ケーブルおよび閉
扉側ケーブルとの間にそれぞれ介装される開扉側
中継部材および閉扉側中継部材と、をスライドド
ア内に配設し、 開扉側ケーブルおよび閉扉側ケーブルの開閉張
力が所定以上になるまで伝達系の前記各中継部材
の揺動を規制する付勢手段を設け、 前記施解錠機構を、中間の伝達部材を介してド
アロツクに備えられドアロツクをロツク解除する
オープンレバーに連結し、解錠時のみ前記開扉側
ケーブルの動作を前記中間の伝達部材に伝達可能
な空振機構を前記施解錠機構に設け、前記開扉側
ケーブルが所定以上の張力になるときの前記ドア
ロツクの解錠時のみロツク解除して開扉するよう
構成し、 前記ドアロツクのラツチをハーフラツチ位置か
らフルラツチ位置へ強制回動させる強制レバー
に、該強制レバーを回動させるよう前記閉扉側ケ
ーブルを連結して、閉扉する際の前記閉扉側ケー
ブルの張力が所定以上になつたとき閉扉時のハー
フラツチ状態からラツチを強制的にフルラツチ位
置に回動させてスライドドアを全閉させるよう構
成したことを特徴とするスライドドアの開閉装置
に存する。
「作用」 しかして、同一の1個の動力源に連結された開
扉側ケーブルと閉扉側ケーブルとをスライドドア
内に引き込み、閉扉時には閉扉側ケーブルの張力
によりドアロツクのラツチをハーフラツチ位置か
らフルラツチ位置へ強制回動させラツチをストラ
イカに完全に噛合させることによりスライドドア
を押入れて全閉するとともに、開扉時には施解錠
機構が解錠状態にあるときのみ開扉側ケーブルの
張力によりドアロツクをロツク解除し、施解錠機
構が施錠状態にあるときは開扉できないようにし
たものである。
「実施例」 以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明す
る。
図は本発明の一実施例を示しており、第1図に
示すように、車体10にスライドドア20が全閉
時には車体表面に円滑に連続し、開扉時に車体表
面から突出するよう支持されている。この支持構
造は周知の構造とすることができる。
車体10にはアクチユエータとしてモータ11
が固設され、このモータ11とクラツチ12aを
介してモータ11作動時のみ連動するドラム12
には開扉側ケーブル13と閉扉側ケーブル14と
が互いに逆向きに巻きつけられて夫々の始端が連
結されている。開扉側ケーブル13,閉扉側ケー
ブル14の一部はそれぞれアウタケース13a,
14a内を通して案内されている。
開扉側ケーブル13の後部は車体10に固設し
た開扉案内部材15を回り、スライドドア20に
固設された被駆動ブラケツト21の案内ローラに
巻掛けられ、スライドドア20に固設された分配
器30に延ばされている。
閉扉側ケーブル14の後部は、全閉時のスライ
ドドア20の前端部に対応して車体10に配設さ
れた案内ローラ16および案内シユー17を通
り、スライドドア20に固設された被駆動ブラケ
ツト21の案内ローラに巻掛けられ、スライドド
ア20に固設された分配器30に延ばされてい
る。
スライドドア20内に引き込まれた開扉側ケー
ブル13,閉扉側ケーブル14は被駆動ブラケツ
ト21と分配器30との間ではそれぞれアウタケ
ース13b,14bに案内されている。
第2図に示すように、分配器30は、スライド
ドア20に固定されるベース31に、閉扉側中継
部材40と開扉側中継部材50とがそれぞれ枢軸
41,51により枢支されている。
閉扉側中継部材40を臨んで閉扉側ケーブル1
4のアウタケース14bが連結部材14cを介し
てベース31に固結され、開扉側中継部材50を
臨んで開扉側ケーブル13のアウタケース13b
が連結部材13cを介して固結されている。
閉扉側中継部材40は、閉扉側ケーブル14と
閉扉中継ケーブル22との間に介在するもので、
閉扉中継ケーブル22が連結される伝達レバー4
2と、閉扉側ケーブル14が連結される逃げレバ
ー43とが重畳され、伝達レバー42は周端部に
ケーブル連結部42aを有し、ベース31に切起
した弛緩側ストツパ32に当接する抑止端42b
が一端に形成され、他端には、逃げレバー43の
押動端43aが当接する伝達端42cが形成され
ている。伝達端42cはベース31に固設したス
トツパ部材の動作側ストツパ33に対向してい
る。
逃げレバー43はばね34により押動端43a
が伝達レバー42の伝達端42cから離れる方向
に付勢され、周端にケーブル連結部43bが設け
られている。
伝達レバー42の外周端とベース31との間に
は伝達端42cを動作側ストツパ33から離れる
方向に付勢するばね35が張設されている。この
ばね35は、閉扉側ケーブル14の閉扉張力が通
常の閉扉力程度の所定以上になるまでは伝達系の
中継部材の揺動を規制する付勢手段をなしてい
る。
開扉側中継部材50は、開扉側ケーブル13と
開扉中継ケーブル23との間に介在するもので閉
扉側中継部材40と同様の構造を有しており、開
扉中継ケーブル23が連結される伝達レバー52
と、開扉側ケーブル13が連結される逃げレバー
53とが重畳され、伝達レバー52は周端部にケ
ーブル連結部52aを有し、ベース31に切起し
た弛緩側ストツパ36に当接する抑止端52bが
一端に形成され、他端には、逃げレバー53の押
動端53aが当接する伝達端52cが形成されて
いる。伝達端52cはベース31に固設したスト
ツパ部材の動作側ストツパ37に対向している。
逃げレバー53はばね38により押動端53a
が伝達レバー52の伝達端52cから離れる方向
に付勢され、周端にケーブル連結部53bが設け
られている。
伝達レバー52の外周端とベース31との間に
は伝達端52cを動作側ストツパ37から離れる
方向に付勢するばね39が張設されている。この
ばね39は、開扉側ケーブル13の開扉張力が通
常の開扉力程度の所定以上になるまでは伝達系の
中継部材の揺動を規制する付勢手段をなしてい
る。
第2図は開閉装置が動作していないときで、閉
扉側中継部材40では、逃げレバー43は閉扉側
ケーブル14に引かれ、ばね34の付勢力に抗し
て伝達レバー42に対し相対的に回動され、押動
端43aが伝達レバー42の伝達端42cに当接
乃至近接していて、伝達レバー42は閉扉中継ケ
ーブル22に引かれるとともに、ばね35の付勢
力により、抑止端42bが弛緩側ストツパ32に
当接乃至近接している。
開扉側中継部材50では、逃げレバー53は開
扉側ケーブル13に引かれ、ばね38の付勢力に
抗して伝達レバー52に対し相対的に回動され、
押動端53aが伝達レバー52の伝達端52cに
当接乃至近接していて、伝達レバー52は開扉中
継ケーブル23に引かれるとともに、ばね39の
付勢力により、抑止端52bが弛緩側ストツパ3
6に当接乃至近接している。
第1図および第2図でわかるように、閉扉中継
ケーブル22、開扉中継ケーブル23は、分配器
30から開扉側ケーブル13,閉扉側ケーブル1
4の反対側で、閉扉中継ケーブル22のアウタケ
ース22aが連結部材22bを介してベース31
に固結され、開扉中継ケーブル23のアウタケー
ス23aが連結部材23bを介して固結されてお
り、アウタケース22a,23aに案内されて閉
扉中継ケーブル22はドアロツク60に延び、開
扉中継ケーブル23は施解錠機構70に延びてい
る。
第1図,第3図〜第6図に示すように、ドアロ
ツク60はスライドドア20に固定されるベース
61に各種機能部品が装着されて成る。
すなわち、ベース61には、車体10のドア開
口部に固設されたストライカ18とかみ合うよう
枢支されたラツチ62,ラツチ62を係止するポ
ール63(第6図参照、ラツチ62の取付部位に
ついては第3図を参照),ポール63に固結され
たオープンレバー64(オープンレバー64はポ
ール63の枢支軸に一体的に固結されていて、第
5図に示すようにベース61の面を間にしてポー
ル63の反対側に位置している。),中間解除レバ
ー65,強制レバー66(オープンレバー64と
中間解除レバー65との係合状態は第4図に、ラ
ツチ62と強制レバー66との係合状態は第3図
に示されている。)等が装着されている。
第6図でわかるように、ラツチ62はベース6
1の表面である傾斜した面に沿つて揺動するよう
枢支され、図示省略した付勢ばねにより第6図に
おいて時計方向であるストライカ18を開放する
方向に付勢されている。
ラツチ62は第6図でわかるように、フオーク
形で、ストライカ18を引き込む噛み込端62a
と、ハーフラツチ及びフルラツチ位置でポール6
3に係脱する被係止端62b,62dと、被押端
62cとを有しており、第4図,第5図でわかる
ように、オープンレバー64は中間解除レバー6
5の押動端65aに係合する被押端64aを有し
ている。周知であるので省略したが、オープンレ
バー64およびポール63は図示省略した付勢ば
ねによりラツチ62に係合する方向に付勢されて
いる。
中間解除レバー65の入力端65bには施解錠
機構70への伝達ロツド67の端部が連結されて
いる。
強制レバー66は第3図および第6図でわかる
ように、ラツチ62の被押端62cに係合可能な
強制端66aと被駆動端66bとを有し、強制端
66aは非動作時にはラツチ62の被押端62c
の軌跡外に位置している。強制レバー66を臨ん
で閉扉中継ケーブル22のアウタケース22aが
連結部材22cを介してベース61に固結され、
アウタケース22aから延びた閉扉中継ケーブル
22が強制レバー66の被駆動端66bに連結さ
れている。強制レバー66はばね66cにより閉
扉中継ケーブル22に張力を与える方向に付勢さ
れている。
第1図,第7図,第8図でわかるように、施解
錠機構70は、ベース70aに施解錠レバー7
1,ロツク解除レバー72,インサイドレバー7
3等が枢着されて成る。
施解錠レバー71は枢軸71aを介して施錠位
置と解錠位置とに反転可能に枢支され、その一端
部71bには、施解錠ノブ74が頭部に設けられ
るノブロツド74aと、施解錠用のアクチユエー
タ75に連結される自動ロツド75aと、キーシ
リンダ76に連結されるキーロツド76aとが連
結されている。
ロツク解除レバー72は枢軸72aを介して枢
支され、その一端はインサイド操作端72bをな
しており、インサイド操作端72bに穿設された
長孔にインサイドレバー73の一端がピン73a
を介して連結され、ロツク解除レバー72の他端
はアウトサイド操作端72cをなしていて、アウ
トサイド操作端72cに係合するアウトサイドハ
ンドル77が配置されている。インサイドレバー
73の他端にはインサイドハンドル78に連結さ
れるインサイドロツド78aが連結されている。
施解錠レバー71とロツク解除レバー72とは
施解錠ピン79を介して連結されている。施解錠
ピン79はベース70a,施解錠レバー71,ロ
ツク解除レバー72に穿設された溝に摺動可能に
嵌合している。
施解錠レバー71には、それが解錠位置にある
ときロツク解除レバー72の枢軸72aに同心に
なる施解錠案内溝71cが形成され、ロツク解除
レバー72には、枢軸72aに同心の施解錠72
dと枢軸71aに対して同心の解錠溝72eとが
屈曲し連なつて形成され、ベース70aには施解
錠ピン79の移動軌跡に沿つた案内溝70bが形
成されている。施解錠ピン79とこれに係合する
前記各溝により解錠時のみ開扉側ケーブル13の
動作を後述する中間の伝達部材に伝達可能な空振
機構が形成されている。
ロツク解除レバー72のインサイド操作端72
bを臨んで開扉中継ケーブル23のアウタケース
23aが連結部材23cを介してベース70aに
固結され、インサイド操作端72bに開扉中継ケ
ーブル23の端部が連結されている。インサイド
レバー73の枢軸にはばね73bが巻回され、そ
の付勢力によりロツク解除レバー72とインサイ
ドレバー73とは開扉中継ケーブル23に張力を
与える方向に付勢されている。
施解錠ピン79の動作を伝える伝達リンク24
の一端は施解錠ピン79に連結されている。伝達
リンク24の他端はドアロツク60から延びた伝
達ロツド67との間に介在するベルクランク68
に延び、伝達ロツド67の端部が一端に連結され
たクランクアーム68aの他端に伝達リンク24
の他端が連結されている。このように、施解錠機
構70は、伝達リンク24,伝達ロツド67,ベ
ルクランク68等の中間の伝達部材を介し、中間
解除レバー65からドアロツク60をロツク解除
するオープンレバー64に連結されている。
次に作用を説明する。
クラツチ12aは開閉装置が作動してないとき
はモータ11と開扉側ケーブル13,閉扉側ケー
ブル14が巻きつけられたドラム12との接続を
断つており、モータ11の抵抗を受けることなく
スライドドア20を手動により開閉することがで
きる。
第1図に想像線で示すスライドドア20の全閉
位置から、モータ11が起動されると、クラツチ
12aが開扉側ケーブル13,閉扉側ケーブル1
4が巻きつけられたドラム12とモータ11とを
接続し、開扉側ケーブル13は引かれ、閉扉側ケ
ーブル14は繰出される。
開扉側ケーブル13が引かれると、ケーブル連
結部53bにより開扉側中継部材50の逃げレバ
ー53が回動され、押動端53aに伝達端52c
が押されて伝達レバー52もばね39の付勢力に
抗して回動し、伝達レバー52の抑止端52bは
弛緩側ストツパ36を離れ、伝達端52cは動作
側ストツパ37に近接し、ケーブル連結部52a
により開扉中継ケーブル23が引かれる。
繰出されてたるんだ閉扉側ケーブル14は、閉
扉側中継部材40に向け延び、ケーブル連結部4
3bに引かれてばね34の付勢力により逃げレバ
ー43は伝達レバー42に対して相対的に回動
し、それにより閉扉側ケーブル14のたるみが吸
収され、作用は閉扉中継ケーブル22に及ばな
い。
スライドドア20開扉の初期には、スライドド
ア20はロツクされているので、前記のように先
ず分配器30が作動し、伝達端52cが動作側ス
トツパ37に当接しあるいは近接するまで伝達レ
バー52が逃げレバー53とともに回動し第9図
に示す状態になる。
施解錠機構70では、第7図に示すように施錠
状態にあると、盗みをしようとする者などがとり
まわした各種ケーブルを外部から無理に異物によ
り引くなどして結果的に開扉中継ケーブル23が
引かれても、施解錠ピン79がロツク解除レバー
72の施錠溝72dの内部で移動するだけで他に
動作を伝達することがなく、空振りし、ドアロツ
ク60に動作が伝達されないので、ロツク解除さ
れることがなく、スライドドア20を開くことは
できない。
施解錠ノブ74,アクチユエータ75,キーシ
リンダ76のいずれかによりノブロツド74a,
自動ロツド75a,キーロツド76aのいずれか
を介して施解錠レバー71を第7図において時計
方向に回動させて解錠位置に反転させると、施解
錠ピン79は施解錠案内溝71cに押されてロツ
ク解除レバー72の解錠溝72e中に移動して施
解錠機構70は解錠状態になる。
解錠状態では、開扉中継ケーブル23がロツク
解除レバー72のインサイド操作端72bを引く
と、施解錠ピン79が解錠溝72eに係合して移
動し、伝達リンク24が引かれ、それによりベル
クランク68のクランクアーム68aが回動し、
伝達ロツド67が押される。
ドアロツク60では、伝達ロツド67により中
間解除レバー65の入力端65bが押され、押動
端65aがオープンレバー64の被押端64aを
押し、ポール63を回動させ被係止端62dを解
除してラツチ62を開放し、ラツチ62はストラ
イカ18を開放し、ドアロツク60はロツク解除
される。
ロツク解除されるとスライドドア20は開扉可
能になり、分配器30の開扉側中継部材50にお
いて伝達レバー52の伝達端52cが動作側スト
ツパ37に当接してそれ以上回動できないので、
開扉側ケーブル13は被駆動ブラケツト21を介
してスライドドア20を引くことになり、スライ
ドドア20が開かれる。
スライドドア20を閉じる場合は、第1図に実
線で示した全開状態から、閉扉側ケーブル14を
引き開扉側ケーブル13を繰出すようにモータ1
1を作動させる。
閉扉の当初は扉の移動抵抗が小さいので、閉扉
中継部材40の伝達レバー42がばね35の付勢
力に抗して回動することはなく、被駆動ブラケツ
ト21によりスライドドア20が引かれて閉扉方
向に摺動される。
全閉直前になると、ロツク本体60のラツチ6
2の被係止端62bにストライカ18が当接して
進み、ラツチ62を第6図において反時計方向で
ある拘束方向に回動させ、被係止端62bがポー
ル63に係止されて復帰できない位置になり、さ
らに噛み込端62aがストライカ18の後方に突
出したハーフラツチ状態になる。
このようになると、スライドドア20の閉扉力
は扉の移動方向、シール反力などの影響を受け大
きなものが必要になり、閉扉側ケーブル14が強
く引かれるので、分配器30の閉扉側中継部材4
0において逃げレバー43が回動され、押動端4
3aに伝達端42cが押されて伝達レバー42が
ばね35の付勢力に抗して回動し閉扉中継ケーブ
ル22が引かれる。
一方、開扉側ケーブル13はたるむが、開扉の
場合の開扉側中継部材50と同様に逃げレバー5
3がばね38の付勢力により伝達レバー52に対
し相対的に回動して開扉側ケーブル13のたるみ
を吸収し、作用は開扉中継ケーブル23に及ばな
い。
閉扉中継ケーブル22が引かれるとそれにより
ドアロツク60において強制レバー66の被駆動
端66bが引かれ、強制レバー66は第3図にお
いて反時計方向に回動する。このとき、ラツチ6
2はすでにハーフラツチ位置になつているので被
押端62cは強制レバー66の強制端66aの前
にあり、強制端66aは被押端62cの後方に突
出する。
伝達レバー42がさらに回動すると、強制レバ
ー66の強制端66aはラツチ62の被押端62
cを後方から押し、ラツチ62を回動させる。ラ
ツチ62は、噛み込端62aがストライカ18を
引き込みながら回動し、噛み込端62aがポール
63の位置を過ぎ、被係止端62dがポール63
に係止されるとフルラツチ位置になる。ストライ
カ18は前後を噛み込端62aおよび被係止端6
2bに挟まれて係止される。
これによりスライドドア20の後端部は車室内
側に引き込まれ、ドアロツク60はロツク状態に
なり、スライドドア20は全閉され、その表面は
車体表面に円滑に連続する。
「発明の効果」 本発明に係るスライドドアの開閉装置によれ
ば、単一の動力により一連の動作で、小さい力で
各部に衝撃を与えることなく、スライドドアを閉
じることができ、施解錠機構が施錠されていると
きは自動開扉することができず、解錠されている
ときのみ開扉することができ、構造を単純にして
コストダウンすることができるとともに、防盗性
にも配慮され、かつ、重量を低減して自動車の軽
量化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示しており、第1図は
概略的配置図、第2図は不作動状態の分配器の正
面図、第3図はドアロツク近傍の平面図、第4図
は第3図矢視図、第5図は第3図矢視図、第
6図はラツチ近傍の要部平面図、第7図は施解錠
機構の正面図、第8図は第7図−線断面図、
第9図は開扉時の分配器の正面図である。 10……車体、11……モータ、12……ドラ
ム、13……開扉側ケーブル、14……閉扉側ケ
ーブル、20……スライドドア、30……分配
器、40……閉扉側中継部材、42……伝達レバ
ー、43……逃げレバー、50……開扉側中継部
材、52……伝達レバー、53……逃げレバー、
60……ドアロツク、62……ラツチ、63……
ポール、64……オープンレバー、65……中間
解除レバー、66……強制レバー、70……施解
錠機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 全閉時には車体表面に円滑に連続し、開扉時
    に車体表面から突出し、ケーブルにより動力開閉
    されるスライドドアの開閉装置において、 スライドドアの開閉軌跡に沿い該スライドドア
    を連結して移動する部分を有する開扉側ケーブル
    と閉扉側ケーブルとをスライドドア内に引き込
    み、 ドアロツクに連結される閉扉中継ケーブルおよ
    び施解錠機構に連結される開扉中継ケーブルと、
    該各中継ケーブルと前記開扉側ケーブルおよび閉
    扉側ケーブルとの間にそれぞれ介装される開扉側
    中継部材および閉扉側中継部材と、をスライドド
    ア内に配設し、 開扉側ケーブルおよび閉扉側ケーブルの開閉張
    力が所定以上になるまで伝達系の前記各中継部材
    の揺動を規制する付勢手段を設け、 前記施解錠機構を、中間の伝達部材を介してド
    アロツクに備えられドアロツクをロツク解除する
    オープンレバーに連結し、解錠時のみ前記開扉側
    ケーブルの動作を前記中間の伝達部材に伝達可能
    な空振機構を前記施解錠機構に設け、前記開扉側
    ケーブルが所定以上の張力になるときの前記ドア
    ロツクの解錠時のみロツク解除して開扉するよう
    構成し、 前記ドアロツクのラツチをハーフラツチ位置か
    らフルラツチ位置へ強制回動させる強制レバー
    に、該強制レバーを回動させるよう前記閉扉側ケ
    ーブルを連結して、閉扉する際の前記閉扉側ケー
    ブルの張力が所定以上になつたとき閉扉時のハー
    フラツチ状態からラツチを強制的にフルラツチ位
    置に回動させてスライドドアを全閉させるよう構
    成したことを特徴とするスライドドアの開閉装
    置。
JP59231852A 1984-11-02 1984-11-02 スライドドアの開閉装置 Granted JPS61109888A (ja)

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DE19853538837 DE3538837A1 (de) 1984-11-02 1985-10-31 Oeffnungs- und schliessmechanismus fuer eine schiebetuer
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