JPH0561496B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0561496B2 JPH0561496B2 JP59160691A JP16069184A JPH0561496B2 JP H0561496 B2 JPH0561496 B2 JP H0561496B2 JP 59160691 A JP59160691 A JP 59160691A JP 16069184 A JP16069184 A JP 16069184A JP H0561496 B2 JPH0561496 B2 JP H0561496B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- central shaft
- cylindrical member
- lubricating oil
- shaft
- outer periphery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- General Details Of Gearings (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、自動変速機のブツシユの潤滑に関す
る。 [従来の技術] 従来、内部に潤滑油路を有した中心軸と、該中
心軸の外周にスプライン嵌合して取付けられた筒
状部材と、前記中心軸および前記筒状部材の外周
にて、前記中心軸および前記筒状部材を周方向に
内包する内包部材と、前記中心軸と前記内包部材
の間に配されたオイルシールと、前記筒状部材と
前記内包部材の間に配されたブツシユと、前記中
心軸、前記筒状部材、前記内包部材、前記オイル
シールおよび前記ブツシユにより囲まれて形成さ
れた環状の室と、前記中心軸内の油路から前記室
へ潤滑油を供給する油路とからなるブツシユの潤
滑機構では、中心軸の外周のインナースプライン
と筒状部材の内周のアウタースプラインとがスプ
ライン嵌合されるため、中心軸と筒状部材との間
にはスプライン嵌合におる隙間が形成されてい
た。 [発明が解決しようとする問題点] 上述の如く中心軸と筒状部材との間に隙間が形
成されるため、油路から室に供給された潤滑油が
隙間内に流入されてしまい、ブツシユの潤滑不足
が発生する恐れを有していた。 そのため、潤滑油の流出を防ぐために、中心軸
と筒状部材との間に例えば、オイルシール等を配
設することも考えられる。 しかし、単に、オイルシール等を配設するとそ
のためのスペースが必要となり軸方向寸法が長く
なつてしまう問題点がある。 そこで、本発明は軸方向の寸法を長くすること
なく、中心軸内の潤滑油路からの潤滑油を確実に
ブツシユに供給することのできる自動変速機の潤
滑機構の提供を目的とする。 [問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために本発明は、内部に
潤滑油路を有した中心軸と、遊星歯車装置のリン
グギヤを支持するフランジ部材、および前記中心
軸の外周にスプライン嵌合して取付けられる筒状
部材を有した連結部材と、前記中心軸および前記
筒状部材の外周にて前記中心軸および前記筒状部
材を周方向に内包する内包部材と、該内包部材と
前記フランジ部材の間に配設されたベアリング
と、前記中心軸と前記内包部材の間に配設された
オイルシールと、前記筒状部材と内包部材の間に
配設されたブツシユを有し、 前記中心軸は、前記ブツシユに潤滑油を供給す
るために前記中心軸内の潤滑油路から径方向外側
に設けられた油路と、前記筒状部材に当接される
段部を有し、 前記内包部材、前記オイルシール、前記ブツシ
ユおよび前記段部に前記筒状部材を当接させるこ
とにより環状の室を形成し、潤滑油は前記室を介
して前記ブツシユに供給される構成を有する。 [作用および発明の効果] 上記構成により本発明は、中心軸に連結部材を
スプライン嵌合することにより確実に動力を伝達
することができ、さらに中心軸に筒状部材に当接
される段部を形成し、内包部材、オイルシール、
ブツシユおよび段部に筒状部材を当接させること
により環状の室を形成し、潤滑油は室を介してブ
ツシユに供給されるので、例えば、中心軸と筒状
部材との間にオイルシール等の配設による軸方向
寸法の増大を招くことなく確実に潤滑油をブツシ
ユへ供給することができ、ブツシユの耐久性を向
上させることができる。 また、遊星歯車装置のリングギヤは、ピニオン
ギヤとの間でヘリカルギヤの誤差によりガタツキ
が生じるが、中心軸と筒状部材の間のクリアラン
すが小さいため、ガタツキを防止しノイズの発生
を防止できる。 [実施例] つぎに本発明の自動変速機の潤滑機構を図に示
す一実施例に基づき説明する。 第1図は本発明の自動変速機の潤滑機構を示す
断面図、第2図は本発明の自動変速機の潤滑機構
を適用した車両用自動変速機の断面図を示す。 自動変速機100は、流体式トルクコンバータ
200と、トランスミツシヨン300と、油圧制
御装置400とから構成される。 トランスミツシヨン300は、第1遊星歯車装
置U0、油圧サーボにより作動される1つの多板
クラツチC0、1つの多板ブレーキB0、および
1つの一方向クラツチF0を備えるオーバードラ
イブ変速装置300Aと、第2遊星歯車装置U
1、第3遊星歯車装置U2、油圧サーボにより作
動される2つの多板クラツチC1,C2、1つの
ベルトブレーキB1、2つの多板ブレーキB2,
B3、および2つの一方向クラツチアF1,F2
を備える前進3段後進1段のアンダードライブ変
速装置300Bとから構成される。 自動変速機100の変速機ケース110は、ト
ルクコンバータ200を収容するトルクコンバー
タハウジング120、オーバードライブ変速装置
300Aとアンダードライブ変速装置300Bと
を収容する各室とを一体に形成してなるトランス
ミツシヨンケース130、自動変速機100の後
側を蓋するエクステンシヨンハウジング140と
からなり、これらトルクコンバータハウジング1
20と、トランスミツシヨンケース130と、エ
クステンシヨンハウジング140とはそれぞれ多
数のボルトで締結されている。 トルクコンバータ200は、前方(エンジン
側)が開いたトルクコンバータハウジング120
内に収容され、図示しないエンジンの駆動を受け
て回転するフロントカバー201、該フロントカ
バー201内周に溶接された円環板状のリアカバ
ー202、該リアカバー202の内周壁面の内壁
に周設されたポンプインペラ203、該ポンプイ
ンペラ203に対向して配置されたタービンラン
ナ204、該タービンランナ204を保持してい
るタービンシエル205、一方向クラツチ206
を介し、変速機ケース110に連結された固定軸
207に支持され、入力回転数の低い時トルク容
量を増大させるステータ208と、前記フロント
カバー201とタービンシエル205との間にフ
ロントカバー201とタービンシエル205を同
一回転とする直結クラツチ(ロツクアツプクラツ
チ)209を備えている。前記トルクコンバータ
ハウジング120の後方に連続する筒状のトラン
スミツシヨンケース130とトルクコンバータハ
ウジング120の間には、内部に外歯歯車150
aと内歯歯車150bを備えた内接歯車オイルポ
ンプ150を収容し、内周で前方に突出する筒状
部151を有するオイルポンプハウジング152
がトランスミツシヨンケース130の前部に締結
され、リアカバー202の内周端部と連結された
延長部材210が筒状部151の内周を介して外
歯歯車150aの内周とスプライン嵌合されてい
る。また前記オイルポンプハウジング152の後
側には、前記筒状部151と同軸状で後向きに突
出する筒状のフロントサポート153を有するホ
イルポンプカバー154が締着されて前記オイル
ポンプハウジング152とホイルポンプカバー1
54がトルクコンバータハウジング120とトラ
ンスミツシヨンケース130との隔壁を形成して
いる。また、トランスミツシヨンケース130内
の中間にはオーバードライブ変速装置300Aが
形成されるオーバードライブ機構室130Aとア
ンダードライブ変速装置300Bが形成されるア
ンダードライブ機構室130Bとを隔壁する後方
に突出する筒状の支持部131を有するセンター
サポート132が設けられている。トランスミツ
シヨンケース130の後部(図示右側)には、前
方に突出する筒状のボス部3Aを有し、下述する
中心軸1および筒状部材2を周方向に内包する内
包部材3が設けられている。 前記フロントサポート153の内側にはトルク
コンバータ200のステータ208を支持する一
方向クラツチ206の固定軸207が嵌着され、
該固定軸207の内側にトルクコンバータ200
の出力軸であるトランスミツシヨン300の入力
軸10が回転自在に支持されている。該入力軸1
0は後方端部にフランジ部101を有し、後方端
部の中心に後向きの穴102が形成されている。
前記入力軸10の後方には、入力軸10に直列的
に配された中間伝動軸11が回転自在に装着さ
れ、該中間伝動軸11は、その先端が入力軸10
の穴102内に摺接し、中間伝動軸11の後方端
部にフランジ部111を有し、中心に本発明のか
かる動力を駆動輪側に伝達する出力軸である中心
軸1の先端が摺接する後向きの穴112が形成さ
れている。中心軸1の内部には潤滑油を各部に供
給すべく潤滑油供給路1Aが設けれている。中心
軸1は、エクステンシヨンハウジング140内で
回転数検出用のセンサロータ121、スピードメ
ータドライブギア122を固着し、後方端部は外
周に駆動輪側へ動力を伝達するスリーブヨークを
外嵌すべくスプライン溝123が形成され、スリ
ーブヨークを介してエクステンシヨンハウンジグ
140により回転自在に支持されるとともに前方
端部が中間伝動軸11の穴112内により回転自
在に支持されている。 オーバードライブ変速装置300Aは、前記入
力軸10の後方に第1遊星歯車装置U0が設けら
れ、そのリングギアR0は中間伝動軸11にフラ
ンジ板113を介して結合され、プラネタリキヤ
リアP0は入力軸10のフランジ部101と結合
され、サンギアS0は一方向クラツチF0のイン
ナーレース軸13により形成されている。第1遊
星歯車装置U0の前側には、後方に開口する第1
油圧サーボドラム14がインナーレース軸13に
固着され、第1油圧サーボドラム14の外周壁1
4Aと内周壁14Bの間に環状ピストン15が嵌
め込まれてキヤリアP0と第1油圧サーボドラム
14の係合および解放を行うクラツチC0の油圧
サーボC−0を形成すると共にインナレース軸1
3側に環状ピストン15を油圧サーボC−0側に
押圧するリターンスプリング16、外周壁14B
の内側にクラツチC0が装着され、該クラツチC
0を介して第1油圧サーボドラム14およびイン
ナーレース軸13とキヤリアP0とが連結されて
いる。第1油圧サーボドラム14の内周にインナ
ーレース軸13をインナーレースとする一方向ク
ラツチF0が設けれ、その外周にアウターレース
17とトランスミツシヨンケース130の間にク
ラツチC0およびブレーキB0が設けられ、ブレ
ーキB0の後方のセンターサポート132の前方
にブレーキB0を押圧するピストン18が嵌め込
まれピストン18とセンターサポート132の間
にはブレーキB0の油圧サーボB−0を形成し、
センターサポート132の前方先端内周部135
にピストン18を油圧サーボB−0側に押圧する
リターンスプリング19が嵌め込まれている。 アンダードライブ変速装置300Bは、まず前
方には後方に開口する第2油圧サーボドラム20
がセンターサポート132の支持部131の外周
に回転自在に外嵌され、その外周壁20Aと内周
壁20Bの間にクラツチC2を押圧する環状ピス
トン21が嵌め込まれ、環状ピストン21と第2
油圧サーボドラム20の間にクラツチC2の油圧
サーボC−2を形成すると共に内周壁20B側に
環状ピストン21を油圧サーボC−2側に押圧す
るリターンスプリング22、外周壁20Aの内側
にクラツチC2が装着されている。前記第2油圧
サーボドラム20の後方には、後方に開口すると
共に前方に環状突起23を有する第3油圧サーボ
ドラム24が中間伝動軸11の後方部のフランジ
部111の外周に固着され、中間伝動軸11の後
方端部と第3油圧サーボドラム24の外周壁24
Aとフランジ部111の外周の間にクラツチC1
を押圧する環状ピストン25が嵌め込まれて環状
ピストン25と第3油圧サーボドラム24の間に
クラツチC1の油圧サーボC−1を形成すると共
にクラツチC1の内周側に環状ピストン25と油
圧サーボC−1側に押圧するリターンスプリング
26、さらに環状突起23の外周にクラツチC2
が装着され、クラツチC2を介して第2、3油圧
サーボドラム20,24が連結されている。該第
3油圧サーボドラム24の後方には、第2遊星歯
車装置U1が設けられ、そのリングギアRは該リ
ングギアR1を中心軸1の外周で回転自在に支持
する回転支持部材27の前方に突設して設けられ
た環状突起28およびクラツチC1を介して第3
油圧サーボドラム24に連結され、キヤリアP1
は前記中心軸1の前方先端部にスプライン嵌合
し、サンギアS1は中心軸1の外周で回転自在に
設けられたサンギア軸29の先端に一体に形成さ
れている。また、第2、3油圧サーボドラム2
0,24および第2遊星歯車装置U1を最小空間
でカバーするよう成型された連結ドラム30が、
その前方先端で第2油圧サーボドラム20の外周
に固着され、後端は、第2遊星歯車装置U1の後
側でサンギア軸29に連結され、外周側に連結ド
ラム30の固定および解放を行うベルトブレーキ
B1が設けられている。 トランスミツシヨンケース130内側に形成さ
れたスプライン136には、前方にブレーキB2
のブレーキプレートb2、後方にブレーキンB3
のブレーキプレートb3がスプライン嵌合され、
ブレーキB2とブレーキB3の間には前方に開口
し、前方側に円環状突起31を有いた第4油圧サ
ーボドラム32がスプライン嵌合されている。第
4油圧サーボドラム32の外周壁32Aと円環状
突起31の間にブレーキB2を油圧する環状ピス
トン33が嵌め込まれ、環状ピストン33と第4
油圧サーボドラム32の間にブレーキンB2の油
圧サーボB−2を形成すると共に、内周壁32B
側に環状ピストン33を油圧サーボB−2側に押
圧するリターンスプリング34が設けられてい
る。またブレーキB2の内周側にはサンギア軸2
9をインナーレースとする一方向クラツチF1が
設けられ、アウターレース35の外周にブレーキ
B2が装置されている。ブレーキB2の後側の後
部支壁134のボス部3A外周側とトランスミツ
シヨンケース130の間に形成される環状穴36
にブレーキンB3を押圧する複数のピストン37
1,373とリアクシヨンスリーブ372が嵌め
込まれてブレーキB3の油圧サーボB−3を形成
し、またピストン371,373を油圧サーボB
−3側へ押圧するリターンスプリング38がボス
部3A先端に装着されたリターンスプリング取付
具38Aにより支持されている。ブレーキB3の内
周に配された一方向クラツチF2のインナレース
39はサンギア軸29の外周で第4油圧サーボド
ラム32と連結され、一方向クラツチF2のアウ
ターレース40の外周にブレーキB3が装着され
ている。第3遊星歯車装置U2は、サンギアS2
がサンギア軸29と一体に形成され、キヤリアP
2が前側の一方向クラツチF2のアウタレース4
0に連結されると共にブレーキB3と連結され、
外周にパーキングギア41を周設したリングギア
R2が中心軸1の外周にスプライン嵌合した連結
部材42を介して連結されている。前記パーキン
グギア41は自動変速機のシフトレバーをパーキ
ングP位置に選択したとき、パーキング爪43が
パーキングギア41に噛み合い中心軸1を固定す
るよう設けられている。前記連結部材42はリン
グギアR2を周方向に支持する環状フランジ2A
と、中心軸1の外周とスプライン嵌合される筒状
部材2とからなり、筒状部材2は内包部材3のボ
ス部3A内に内嵌して設けられ、筒状部2とボス
部3Aの間には内周側に軸方向に連通する溝5A
を有しだブツシユ5が介されている。また中心軸
1には、段部Aを形成し該段部Aに前記連結部材
42の筒状部材2を当接させ、中心軸1と筒状部
材2の間のクリアランスが小さく取られている。
筒状部材2の後は内包部材3の内周にオイルシー
ル4を介して中心軸が回転軸に支持されている。
中心軸1、筒状部材2、内包部材3のボス部3
A、オイルシール4およびブツシユ5のそれぞれ
の間に室6が形成され、中心軸1内の潤滑油供給
路1Aから室6に潤滑油を供給する油路7が設け
られている。中心軸1の回転および潤滑油供給路
1Aの油圧により潤滑油が油路7を介して室6内
に供給される。室6内に供給された潤滑油は、中
心軸1に段部Aを形成し該段部Aに連結部材42
の筒状部材2を当接させているため、中心軸1と
筒状部材2の間のクリアランスが小さくなり、室
6内に供給されて潤滑油の大部分は、確実にオイ
ルシール4及びブツシユ5に供給され、ブツシユ
5の耐久性を向上させることができる。またブツ
シユ5側に供給された潤滑油はブツシユ5の内周
に設けられた溝5Aを介して連結部材42の環状
フランジ2A側に流出して環状フランジ2Aとボ
ス部3Aの間に配されたロールベアリング8およ
びロールベアリング8の外周に供給され、外周の
各部材の潤滑を行う。 トランスミツシヨン300は、車速、スロツト
ル開度など車両の走行条件に応じてトランスミツ
シヨンケース130の下部にボルト401により
締結されたオイルパン402に内臓されたバルブ
ボデイ403内の油圧制御装置400から各摩擦
係合装置の油圧サーボに選択的に出力する油圧に
より、各クラツチおよびブレーキの係合または解
放が行われ、前進4段の変速または後進1段の変
速を行うようになつている。各クラツチ、ブレー
キ、一方向クラツチの作動と達成される変速段
(RANGE)の一例を表1に示す。
る。 [従来の技術] 従来、内部に潤滑油路を有した中心軸と、該中
心軸の外周にスプライン嵌合して取付けられた筒
状部材と、前記中心軸および前記筒状部材の外周
にて、前記中心軸および前記筒状部材を周方向に
内包する内包部材と、前記中心軸と前記内包部材
の間に配されたオイルシールと、前記筒状部材と
前記内包部材の間に配されたブツシユと、前記中
心軸、前記筒状部材、前記内包部材、前記オイル
シールおよび前記ブツシユにより囲まれて形成さ
れた環状の室と、前記中心軸内の油路から前記室
へ潤滑油を供給する油路とからなるブツシユの潤
滑機構では、中心軸の外周のインナースプライン
と筒状部材の内周のアウタースプラインとがスプ
ライン嵌合されるため、中心軸と筒状部材との間
にはスプライン嵌合におる隙間が形成されてい
た。 [発明が解決しようとする問題点] 上述の如く中心軸と筒状部材との間に隙間が形
成されるため、油路から室に供給された潤滑油が
隙間内に流入されてしまい、ブツシユの潤滑不足
が発生する恐れを有していた。 そのため、潤滑油の流出を防ぐために、中心軸
と筒状部材との間に例えば、オイルシール等を配
設することも考えられる。 しかし、単に、オイルシール等を配設するとそ
のためのスペースが必要となり軸方向寸法が長く
なつてしまう問題点がある。 そこで、本発明は軸方向の寸法を長くすること
なく、中心軸内の潤滑油路からの潤滑油を確実に
ブツシユに供給することのできる自動変速機の潤
滑機構の提供を目的とする。 [問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために本発明は、内部に
潤滑油路を有した中心軸と、遊星歯車装置のリン
グギヤを支持するフランジ部材、および前記中心
軸の外周にスプライン嵌合して取付けられる筒状
部材を有した連結部材と、前記中心軸および前記
筒状部材の外周にて前記中心軸および前記筒状部
材を周方向に内包する内包部材と、該内包部材と
前記フランジ部材の間に配設されたベアリング
と、前記中心軸と前記内包部材の間に配設された
オイルシールと、前記筒状部材と内包部材の間に
配設されたブツシユを有し、 前記中心軸は、前記ブツシユに潤滑油を供給す
るために前記中心軸内の潤滑油路から径方向外側
に設けられた油路と、前記筒状部材に当接される
段部を有し、 前記内包部材、前記オイルシール、前記ブツシ
ユおよび前記段部に前記筒状部材を当接させるこ
とにより環状の室を形成し、潤滑油は前記室を介
して前記ブツシユに供給される構成を有する。 [作用および発明の効果] 上記構成により本発明は、中心軸に連結部材を
スプライン嵌合することにより確実に動力を伝達
することができ、さらに中心軸に筒状部材に当接
される段部を形成し、内包部材、オイルシール、
ブツシユおよび段部に筒状部材を当接させること
により環状の室を形成し、潤滑油は室を介してブ
ツシユに供給されるので、例えば、中心軸と筒状
部材との間にオイルシール等の配設による軸方向
寸法の増大を招くことなく確実に潤滑油をブツシ
ユへ供給することができ、ブツシユの耐久性を向
上させることができる。 また、遊星歯車装置のリングギヤは、ピニオン
ギヤとの間でヘリカルギヤの誤差によりガタツキ
が生じるが、中心軸と筒状部材の間のクリアラン
すが小さいため、ガタツキを防止しノイズの発生
を防止できる。 [実施例] つぎに本発明の自動変速機の潤滑機構を図に示
す一実施例に基づき説明する。 第1図は本発明の自動変速機の潤滑機構を示す
断面図、第2図は本発明の自動変速機の潤滑機構
を適用した車両用自動変速機の断面図を示す。 自動変速機100は、流体式トルクコンバータ
200と、トランスミツシヨン300と、油圧制
御装置400とから構成される。 トランスミツシヨン300は、第1遊星歯車装
置U0、油圧サーボにより作動される1つの多板
クラツチC0、1つの多板ブレーキB0、および
1つの一方向クラツチF0を備えるオーバードラ
イブ変速装置300Aと、第2遊星歯車装置U
1、第3遊星歯車装置U2、油圧サーボにより作
動される2つの多板クラツチC1,C2、1つの
ベルトブレーキB1、2つの多板ブレーキB2,
B3、および2つの一方向クラツチアF1,F2
を備える前進3段後進1段のアンダードライブ変
速装置300Bとから構成される。 自動変速機100の変速機ケース110は、ト
ルクコンバータ200を収容するトルクコンバー
タハウジング120、オーバードライブ変速装置
300Aとアンダードライブ変速装置300Bと
を収容する各室とを一体に形成してなるトランス
ミツシヨンケース130、自動変速機100の後
側を蓋するエクステンシヨンハウジング140と
からなり、これらトルクコンバータハウジング1
20と、トランスミツシヨンケース130と、エ
クステンシヨンハウジング140とはそれぞれ多
数のボルトで締結されている。 トルクコンバータ200は、前方(エンジン
側)が開いたトルクコンバータハウジング120
内に収容され、図示しないエンジンの駆動を受け
て回転するフロントカバー201、該フロントカ
バー201内周に溶接された円環板状のリアカバ
ー202、該リアカバー202の内周壁面の内壁
に周設されたポンプインペラ203、該ポンプイ
ンペラ203に対向して配置されたタービンラン
ナ204、該タービンランナ204を保持してい
るタービンシエル205、一方向クラツチ206
を介し、変速機ケース110に連結された固定軸
207に支持され、入力回転数の低い時トルク容
量を増大させるステータ208と、前記フロント
カバー201とタービンシエル205との間にフ
ロントカバー201とタービンシエル205を同
一回転とする直結クラツチ(ロツクアツプクラツ
チ)209を備えている。前記トルクコンバータ
ハウジング120の後方に連続する筒状のトラン
スミツシヨンケース130とトルクコンバータハ
ウジング120の間には、内部に外歯歯車150
aと内歯歯車150bを備えた内接歯車オイルポ
ンプ150を収容し、内周で前方に突出する筒状
部151を有するオイルポンプハウジング152
がトランスミツシヨンケース130の前部に締結
され、リアカバー202の内周端部と連結された
延長部材210が筒状部151の内周を介して外
歯歯車150aの内周とスプライン嵌合されてい
る。また前記オイルポンプハウジング152の後
側には、前記筒状部151と同軸状で後向きに突
出する筒状のフロントサポート153を有するホ
イルポンプカバー154が締着されて前記オイル
ポンプハウジング152とホイルポンプカバー1
54がトルクコンバータハウジング120とトラ
ンスミツシヨンケース130との隔壁を形成して
いる。また、トランスミツシヨンケース130内
の中間にはオーバードライブ変速装置300Aが
形成されるオーバードライブ機構室130Aとア
ンダードライブ変速装置300Bが形成されるア
ンダードライブ機構室130Bとを隔壁する後方
に突出する筒状の支持部131を有するセンター
サポート132が設けられている。トランスミツ
シヨンケース130の後部(図示右側)には、前
方に突出する筒状のボス部3Aを有し、下述する
中心軸1および筒状部材2を周方向に内包する内
包部材3が設けられている。 前記フロントサポート153の内側にはトルク
コンバータ200のステータ208を支持する一
方向クラツチ206の固定軸207が嵌着され、
該固定軸207の内側にトルクコンバータ200
の出力軸であるトランスミツシヨン300の入力
軸10が回転自在に支持されている。該入力軸1
0は後方端部にフランジ部101を有し、後方端
部の中心に後向きの穴102が形成されている。
前記入力軸10の後方には、入力軸10に直列的
に配された中間伝動軸11が回転自在に装着さ
れ、該中間伝動軸11は、その先端が入力軸10
の穴102内に摺接し、中間伝動軸11の後方端
部にフランジ部111を有し、中心に本発明のか
かる動力を駆動輪側に伝達する出力軸である中心
軸1の先端が摺接する後向きの穴112が形成さ
れている。中心軸1の内部には潤滑油を各部に供
給すべく潤滑油供給路1Aが設けれている。中心
軸1は、エクステンシヨンハウジング140内で
回転数検出用のセンサロータ121、スピードメ
ータドライブギア122を固着し、後方端部は外
周に駆動輪側へ動力を伝達するスリーブヨークを
外嵌すべくスプライン溝123が形成され、スリ
ーブヨークを介してエクステンシヨンハウンジグ
140により回転自在に支持されるとともに前方
端部が中間伝動軸11の穴112内により回転自
在に支持されている。 オーバードライブ変速装置300Aは、前記入
力軸10の後方に第1遊星歯車装置U0が設けら
れ、そのリングギアR0は中間伝動軸11にフラ
ンジ板113を介して結合され、プラネタリキヤ
リアP0は入力軸10のフランジ部101と結合
され、サンギアS0は一方向クラツチF0のイン
ナーレース軸13により形成されている。第1遊
星歯車装置U0の前側には、後方に開口する第1
油圧サーボドラム14がインナーレース軸13に
固着され、第1油圧サーボドラム14の外周壁1
4Aと内周壁14Bの間に環状ピストン15が嵌
め込まれてキヤリアP0と第1油圧サーボドラム
14の係合および解放を行うクラツチC0の油圧
サーボC−0を形成すると共にインナレース軸1
3側に環状ピストン15を油圧サーボC−0側に
押圧するリターンスプリング16、外周壁14B
の内側にクラツチC0が装着され、該クラツチC
0を介して第1油圧サーボドラム14およびイン
ナーレース軸13とキヤリアP0とが連結されて
いる。第1油圧サーボドラム14の内周にインナ
ーレース軸13をインナーレースとする一方向ク
ラツチF0が設けれ、その外周にアウターレース
17とトランスミツシヨンケース130の間にク
ラツチC0およびブレーキB0が設けられ、ブレ
ーキB0の後方のセンターサポート132の前方
にブレーキB0を押圧するピストン18が嵌め込
まれピストン18とセンターサポート132の間
にはブレーキB0の油圧サーボB−0を形成し、
センターサポート132の前方先端内周部135
にピストン18を油圧サーボB−0側に押圧する
リターンスプリング19が嵌め込まれている。 アンダードライブ変速装置300Bは、まず前
方には後方に開口する第2油圧サーボドラム20
がセンターサポート132の支持部131の外周
に回転自在に外嵌され、その外周壁20Aと内周
壁20Bの間にクラツチC2を押圧する環状ピス
トン21が嵌め込まれ、環状ピストン21と第2
油圧サーボドラム20の間にクラツチC2の油圧
サーボC−2を形成すると共に内周壁20B側に
環状ピストン21を油圧サーボC−2側に押圧す
るリターンスプリング22、外周壁20Aの内側
にクラツチC2が装着されている。前記第2油圧
サーボドラム20の後方には、後方に開口すると
共に前方に環状突起23を有する第3油圧サーボ
ドラム24が中間伝動軸11の後方部のフランジ
部111の外周に固着され、中間伝動軸11の後
方端部と第3油圧サーボドラム24の外周壁24
Aとフランジ部111の外周の間にクラツチC1
を押圧する環状ピストン25が嵌め込まれて環状
ピストン25と第3油圧サーボドラム24の間に
クラツチC1の油圧サーボC−1を形成すると共
にクラツチC1の内周側に環状ピストン25と油
圧サーボC−1側に押圧するリターンスプリング
26、さらに環状突起23の外周にクラツチC2
が装着され、クラツチC2を介して第2、3油圧
サーボドラム20,24が連結されている。該第
3油圧サーボドラム24の後方には、第2遊星歯
車装置U1が設けられ、そのリングギアRは該リ
ングギアR1を中心軸1の外周で回転自在に支持
する回転支持部材27の前方に突設して設けられ
た環状突起28およびクラツチC1を介して第3
油圧サーボドラム24に連結され、キヤリアP1
は前記中心軸1の前方先端部にスプライン嵌合
し、サンギアS1は中心軸1の外周で回転自在に
設けられたサンギア軸29の先端に一体に形成さ
れている。また、第2、3油圧サーボドラム2
0,24および第2遊星歯車装置U1を最小空間
でカバーするよう成型された連結ドラム30が、
その前方先端で第2油圧サーボドラム20の外周
に固着され、後端は、第2遊星歯車装置U1の後
側でサンギア軸29に連結され、外周側に連結ド
ラム30の固定および解放を行うベルトブレーキ
B1が設けられている。 トランスミツシヨンケース130内側に形成さ
れたスプライン136には、前方にブレーキB2
のブレーキプレートb2、後方にブレーキンB3
のブレーキプレートb3がスプライン嵌合され、
ブレーキB2とブレーキB3の間には前方に開口
し、前方側に円環状突起31を有いた第4油圧サ
ーボドラム32がスプライン嵌合されている。第
4油圧サーボドラム32の外周壁32Aと円環状
突起31の間にブレーキB2を油圧する環状ピス
トン33が嵌め込まれ、環状ピストン33と第4
油圧サーボドラム32の間にブレーキンB2の油
圧サーボB−2を形成すると共に、内周壁32B
側に環状ピストン33を油圧サーボB−2側に押
圧するリターンスプリング34が設けられてい
る。またブレーキB2の内周側にはサンギア軸2
9をインナーレースとする一方向クラツチF1が
設けられ、アウターレース35の外周にブレーキ
B2が装置されている。ブレーキB2の後側の後
部支壁134のボス部3A外周側とトランスミツ
シヨンケース130の間に形成される環状穴36
にブレーキンB3を押圧する複数のピストン37
1,373とリアクシヨンスリーブ372が嵌め
込まれてブレーキB3の油圧サーボB−3を形成
し、またピストン371,373を油圧サーボB
−3側へ押圧するリターンスプリング38がボス
部3A先端に装着されたリターンスプリング取付
具38Aにより支持されている。ブレーキB3の内
周に配された一方向クラツチF2のインナレース
39はサンギア軸29の外周で第4油圧サーボド
ラム32と連結され、一方向クラツチF2のアウ
ターレース40の外周にブレーキB3が装着され
ている。第3遊星歯車装置U2は、サンギアS2
がサンギア軸29と一体に形成され、キヤリアP
2が前側の一方向クラツチF2のアウタレース4
0に連結されると共にブレーキB3と連結され、
外周にパーキングギア41を周設したリングギア
R2が中心軸1の外周にスプライン嵌合した連結
部材42を介して連結されている。前記パーキン
グギア41は自動変速機のシフトレバーをパーキ
ングP位置に選択したとき、パーキング爪43が
パーキングギア41に噛み合い中心軸1を固定す
るよう設けられている。前記連結部材42はリン
グギアR2を周方向に支持する環状フランジ2A
と、中心軸1の外周とスプライン嵌合される筒状
部材2とからなり、筒状部材2は内包部材3のボ
ス部3A内に内嵌して設けられ、筒状部2とボス
部3Aの間には内周側に軸方向に連通する溝5A
を有しだブツシユ5が介されている。また中心軸
1には、段部Aを形成し該段部Aに前記連結部材
42の筒状部材2を当接させ、中心軸1と筒状部
材2の間のクリアランスが小さく取られている。
筒状部材2の後は内包部材3の内周にオイルシー
ル4を介して中心軸が回転軸に支持されている。
中心軸1、筒状部材2、内包部材3のボス部3
A、オイルシール4およびブツシユ5のそれぞれ
の間に室6が形成され、中心軸1内の潤滑油供給
路1Aから室6に潤滑油を供給する油路7が設け
られている。中心軸1の回転および潤滑油供給路
1Aの油圧により潤滑油が油路7を介して室6内
に供給される。室6内に供給された潤滑油は、中
心軸1に段部Aを形成し該段部Aに連結部材42
の筒状部材2を当接させているため、中心軸1と
筒状部材2の間のクリアランスが小さくなり、室
6内に供給されて潤滑油の大部分は、確実にオイ
ルシール4及びブツシユ5に供給され、ブツシユ
5の耐久性を向上させることができる。またブツ
シユ5側に供給された潤滑油はブツシユ5の内周
に設けられた溝5Aを介して連結部材42の環状
フランジ2A側に流出して環状フランジ2Aとボ
ス部3Aの間に配されたロールベアリング8およ
びロールベアリング8の外周に供給され、外周の
各部材の潤滑を行う。 トランスミツシヨン300は、車速、スロツト
ル開度など車両の走行条件に応じてトランスミツ
シヨンケース130の下部にボルト401により
締結されたオイルパン402に内臓されたバルブ
ボデイ403内の油圧制御装置400から各摩擦
係合装置の油圧サーボに選択的に出力する油圧に
より、各クラツチおよびブレーキの係合または解
放が行われ、前進4段の変速または後進1段の変
速を行うようになつている。各クラツチ、ブレー
キ、一方向クラツチの作動と達成される変速段
(RANGE)の一例を表1に示す。
【表】
【表】
表1において、Eは対応するクラツチ、ブレー
キが係合していることを示す。×は対応するクラ
ツチおよびブレーキが解放していることを示す。
Lは対応する一方向クラツチがエンジンドライブ
状態において係合しているが、その係合はこれと
並列に組込まれたクラツチあるいはブレーキによ
つて動力の伝達が保証されていることから必ずし
も必要とされないこと(ロツク)を示す。Lは対
応する一方向クラツチがエンジンドライブ状態に
おいてのみ係合し、エンジンブレーキ状態におい
は係合しないことを示す。さらにfは対応する一
方向クラツチがフリーであることを示す。
キが係合していることを示す。×は対応するクラ
ツチおよびブレーキが解放していることを示す。
Lは対応する一方向クラツチがエンジンドライブ
状態において係合しているが、その係合はこれと
並列に組込まれたクラツチあるいはブレーキによ
つて動力の伝達が保証されていることから必ずし
も必要とされないこと(ロツク)を示す。Lは対
応する一方向クラツチがエンジンドライブ状態に
おいてのみ係合し、エンジンブレーキ状態におい
は係合しないことを示す。さらにfは対応する一
方向クラツチがフリーであることを示す。
第1図は本発明の自動変速機の潤滑機構を示す
側面断面図、第2図は本発明の自動変速機の潤滑
機構を適用した車両用自動変速機の断面図であ
る。 1……中心軸、1A……潤滑油路、2……筒状
部材、2A……フランジ部材、3……内包部材、
4……オイルシール、5……ブツシユ、5A……
油溝、6……室、7……油路、8……ベアリン
グ、42……連結部材、R2……リングギヤ。
側面断面図、第2図は本発明の自動変速機の潤滑
機構を適用した車両用自動変速機の断面図であ
る。 1……中心軸、1A……潤滑油路、2……筒状
部材、2A……フランジ部材、3……内包部材、
4……オイルシール、5……ブツシユ、5A……
油溝、6……室、7……油路、8……ベアリン
グ、42……連結部材、R2……リングギヤ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 内部に潤滑油路を有した中心軸と、遊星歯車
装置のリングギヤを支持するフランジ部材、およ
び前記中心軸の外周にスプライン嵌合して取付け
られる筒状部材を有した連結部材と、前記中心軸
および前記筒状部材の外周にて前記中心軸および
前記筒状部材を周方向に内包する内包部材と、該
内包部材と前記フランジ部材の間に配設されたベ
アリングと、前記中心軸と前記内包部材の間に配
設されたオイルシールと、前記筒状部材と内包部
材の間に配設されたブツシユを有し、 前記中心軸は、前記ブツシユに潤滑油を供給す
るために前記中心軸内の潤滑油路から径方向外側
に設けられた油路と、前記筒状部材に当接される
段部を有し、 前記内包部材、前記オイルシール、前記ブツシ
ユおよび前記段部に前記筒状部材を当接させるこ
とにより環状の室を形成し、潤滑油は前記室を介
して前記ブツシユに供給させることを特徴とする
自動変速機の潤滑機構。 2 前記ブツシユは内周または外周に軸方向に連
通する油溝を設け、前記室から供給された潤滑油
を前記油溝を介して前記ベアリングに供給するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の自動
変速機の潤滑機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16069184A JPS6138247A (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | 自動変速機の潤滑機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16069184A JPS6138247A (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | 自動変速機の潤滑機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6138247A JPS6138247A (ja) | 1986-02-24 |
JPH0561496B2 true JPH0561496B2 (ja) | 1993-09-06 |
Family
ID=15720379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16069184A Granted JPS6138247A (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | 自動変速機の潤滑機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6138247A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4782931A (en) * | 1987-09-03 | 1988-11-08 | General Motors Corporation | Overrunning clutch with lubricant collecting and distributing means |
-
1984
- 1984-07-30 JP JP16069184A patent/JPS6138247A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6138247A (ja) | 1986-02-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |