JPH0551548A - インクジエツトプリンタ用インク - Google Patents
インクジエツトプリンタ用インクInfo
- Publication number
- JPH0551548A JPH0551548A JP3217390A JP21739091A JPH0551548A JP H0551548 A JPH0551548 A JP H0551548A JP 3217390 A JP3217390 A JP 3217390A JP 21739091 A JP21739091 A JP 21739091A JP H0551548 A JPH0551548 A JP H0551548A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- organic boron
- coloring composition
- printing
- cyanine dye
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
- C09D11/32—Inkjet printing inks characterised by colouring agents
- C09D11/328—Inkjet printing inks characterised by colouring agents characterised by dyes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M3/00—Printing processes to produce particular kinds of printed work, e.g. patterns
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M7/00—After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock
- B41M7/0009—Obliterating the printed matter; Non-destructive removal of the ink pattern, e.g. for repetitive use of the support
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 印字後、記録の消去や加工のできる省資源
化、経済性向上、機能性向上が可能なインクジェットプ
リンタ用インクを提供する。 【構成】 着色組成物としてシアニン色素の有機ホウ素
塩と有機ホウ素のアンモニウム塩を使用し、印字後の記
録面に近赤外光を照射すると記録物は消色し、記録紙の
再利用が可能となる。
化、経済性向上、機能性向上が可能なインクジェットプ
リンタ用インクを提供する。 【構成】 着色組成物としてシアニン色素の有機ホウ素
塩と有機ホウ素のアンモニウム塩を使用し、印字後の記
録面に近赤外光を照射すると記録物は消色し、記録紙の
再利用が可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクに係り、特にイ
ンクジェットプリンタ用インクに関するものである。
ンクジェットプリンタ用インクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、無騒音、高
速印刷、高品位印刷、カラー印刷など印刷技術において
多くの利点を有しているが、常温液体インクの場合、液
滴を噴出して直接記録紙上にインク滴を乗せて記録する
という原理上、記録紙の種類によって印字品質や印刷乾
燥時間が影響され、従って質の悪い紙への記録では著し
く印字品質が低下するものであった。常温液体インクに
ついて、特開平1−198671号公報では、保存性、
画像の鮮明性、耐水性、耐光性等に優れた水性インクが
開示され、その他にも多くの特許が出されているが、そ
の印字品質は十分とは言えない。
速印刷、高品位印刷、カラー印刷など印刷技術において
多くの利点を有しているが、常温液体インクの場合、液
滴を噴出して直接記録紙上にインク滴を乗せて記録する
という原理上、記録紙の種類によって印字品質や印刷乾
燥時間が影響され、従って質の悪い紙への記録では著し
く印字品質が低下するものであった。常温液体インクに
ついて、特開平1−198671号公報では、保存性、
画像の鮮明性、耐水性、耐光性等に優れた水性インクが
開示され、その他にも多くの特許が出されているが、そ
の印字品質は十分とは言えない。
【0003】このような欠点を解決する手段として、ホ
ットメルトタイプのインクを使用することにより、室温
より高い温度に融点を持つインクが記録紙の種類を選ば
ずに紙上で均一なドット径で固化するため、あらゆる質
の紙に印字できることが一般的な事実として知られてい
る。また、このようなインク組成物で公知のものとし
て、米国特許第4390369号明細書および特開昭5
8−108271号公報では、天然ワックスを含有する
インク、特開昭59−22973号公報においては、ス
テアリン酸を含有するインク、特開昭61−83268
号公報においては、C20〜C24の酸またはアルコールを
含み、更に、これらより融点が相対的に高いケトンを含
有するインク等の色材として染料を用いたものが提案さ
れている。
ットメルトタイプのインクを使用することにより、室温
より高い温度に融点を持つインクが記録紙の種類を選ば
ずに紙上で均一なドット径で固化するため、あらゆる質
の紙に印字できることが一般的な事実として知られてい
る。また、このようなインク組成物で公知のものとし
て、米国特許第4390369号明細書および特開昭5
8−108271号公報では、天然ワックスを含有する
インク、特開昭59−22973号公報においては、ス
テアリン酸を含有するインク、特開昭61−83268
号公報においては、C20〜C24の酸またはアルコールを
含み、更に、これらより融点が相対的に高いケトンを含
有するインク等の色材として染料を用いたものが提案さ
れている。
【0004】また米国特許第4659383号明細書お
よび特公平2−18710号公報においては、65℃よ
り高い融点を有するワックスまたはC18〜C24の脂肪酸
もしくはアルコールに固体顔料を分散させたホットメル
トインクが提案されている。
よび特公平2−18710号公報においては、65℃よ
り高い融点を有するワックスまたはC18〜C24の脂肪酸
もしくはアルコールに固体顔料を分散させたホットメル
トインクが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インクジェットプリンタ用の常温液体インクやホットメ
ルトインクでは、色の永続性やインク特性の経時的安定
性、印字品質などが問題とされ、インク自体に消色ある
いは変色といった機能性を持たせるような組成の工夫は
見あたらず、プリンタによる印字を単なるハードコピー
として取り扱っている。
インクジェットプリンタ用の常温液体インクやホットメ
ルトインクでは、色の永続性やインク特性の経時的安定
性、印字品質などが問題とされ、インク自体に消色ある
いは変色といった機能性を持たせるような組成の工夫は
見あたらず、プリンタによる印字を単なるハードコピー
として取り扱っている。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、インクに消色あるいは変色の機
能を持たせることによって、記録紙の再利用を可能にし
たり、印字後の記録の加工が可能であるようなインクジ
ェットプリンタ用インクを提供することを目的とする。
になされたものであり、インクに消色あるいは変色の機
能を持たせることによって、記録紙の再利用を可能にし
たり、印字後の記録の加工が可能であるようなインクジ
ェットプリンタ用インクを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のインクジェットプリンタ用インクは、外的エ
ネルギーの付加によって消色あるいは変色可能な着色組
成物と、該着色組成物を保持するためのビヒクルを備え
ている。尚、前記インクは常温液体インクまたはホット
メルトインクでもよい。また、前記外的エネルギーは、
光エネルギーであることが好ましく、前記着色組成物
は、シアニン系色素の有機ホウ素塩と、有機ホウ素のア
ンモニウム塩であることが好ましい。
に本発明のインクジェットプリンタ用インクは、外的エ
ネルギーの付加によって消色あるいは変色可能な着色組
成物と、該着色組成物を保持するためのビヒクルを備え
ている。尚、前記インクは常温液体インクまたはホット
メルトインクでもよい。また、前記外的エネルギーは、
光エネルギーであることが好ましく、前記着色組成物
は、シアニン系色素の有機ホウ素塩と、有機ホウ素のア
ンモニウム塩であることが好ましい。
【0008】
【作用】上記の構成を有する本発明の着色組成物は、ビ
ヒクルによって保持あるいは好ましくは溶解され、外的
エネルギーの付加によって消色あるいは変色する。本発
明の該ビヒクルは常温で固体あるいは液体であって、該
着色組成物を保持する。
ヒクルによって保持あるいは好ましくは溶解され、外的
エネルギーの付加によって消色あるいは変色する。本発
明の該ビヒクルは常温で固体あるいは液体であって、該
着色組成物を保持する。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【0010】図1は本発明の着色組成物の一部であるシ
アニン色素の有機ホウ素塩の構造を示している。この色
素は青色で825nmに吸収極大をもち、この色素に有
機ホウ素のアンモニウム塩(例えば、テトラブチルアン
モニウムブチルトリフェニルボレート)を溶液中で共存
させると、近赤外光を吸収して消色する性質を帯びる。
本実施例では、該シアニン色素の有機ホウ素塩と該有機
ホウ素のアンモニウム塩を着色組成物として用い、両者
の量比率をモル比で1対2としてホットメルトインクを
調製した。このとき、該シアニン色素の有機ホウ素塩と
該有機ホウ素のアンモニウム塩のモル比が1対1あるい
は該シアニン色素の有機ホウ素塩の比率がそれ以上にな
ると近赤外光による消色効率が悪くなってしまい、ま
た、該モル比が1対3あるいは該シアニン色素の有機ホ
ウ素塩の比率をそれ以下にしても消色の効果に変化はな
い。
アニン色素の有機ホウ素塩の構造を示している。この色
素は青色で825nmに吸収極大をもち、この色素に有
機ホウ素のアンモニウム塩(例えば、テトラブチルアン
モニウムブチルトリフェニルボレート)を溶液中で共存
させると、近赤外光を吸収して消色する性質を帯びる。
本実施例では、該シアニン色素の有機ホウ素塩と該有機
ホウ素のアンモニウム塩を着色組成物として用い、両者
の量比率をモル比で1対2としてホットメルトインクを
調製した。このとき、該シアニン色素の有機ホウ素塩と
該有機ホウ素のアンモニウム塩のモル比が1対1あるい
は該シアニン色素の有機ホウ素塩の比率がそれ以上にな
ると近赤外光による消色効率が悪くなってしまい、ま
た、該モル比が1対3あるいは該シアニン色素の有機ホ
ウ素塩の比率をそれ以下にしても消色の効果に変化はな
い。
【0011】本発明のビヒクルである常温固体のワック
スは、融点が50℃以上の天然ワックス、または合成ワ
ックスの中から選ばれ、1種あるいは2種以上混合して
用いられる。また、該ビヒクルには酸化防止剤、粘度調
整剤、粘着剤などの添加剤を加えてもよい。本実施例で
は、該ワックスとしてステアロン(商品名はカオーワッ
クスT−1、融点79℃、花王社製)を用いた。本実施
例における実際のインク組成は以下のようなものであ
る。
スは、融点が50℃以上の天然ワックス、または合成ワ
ックスの中から選ばれ、1種あるいは2種以上混合して
用いられる。また、該ビヒクルには酸化防止剤、粘度調
整剤、粘着剤などの添加剤を加えてもよい。本実施例で
は、該ワックスとしてステアロン(商品名はカオーワッ
クスT−1、融点79℃、花王社製)を用いた。本実施
例における実際のインク組成は以下のようなものであ
る。
【0012】実施例1 カオーワックスT−1 97wt% シアニン色素の有機ホウ素塩 3wt% テトラブチルアンモニウムブチルトリフェニルボレート 実施例1に示したホットメルトインクの調製は、融点以
上の温度に加熱したカオーワックスT−1中にシアニン
色素の有機ホウ素塩とテトラブチルアンモニウムブチル
トリフェニルボレートを混合攪拌することによって行わ
れる。調製されたホットメルトインクは、常温で固体で
あって、融点以上に加熱すると溶融し、インク噴出装置
による噴出の可能な粘度を有する液体となる。
上の温度に加熱したカオーワックスT−1中にシアニン
色素の有機ホウ素塩とテトラブチルアンモニウムブチル
トリフェニルボレートを混合攪拌することによって行わ
れる。調製されたホットメルトインクは、常温で固体で
あって、融点以上に加熱すると溶融し、インク噴出装置
による噴出の可能な粘度を有する液体となる。
【0013】図2は、実施例1のホットメルトインクを
用いたインクジェット記録の様子を示したものである。
インク噴出装置14全体は、制御手段9に接続され制御
される加熱ヒータ8の加熱によってインクの融点以上の
温度に保たれる。ホットメルトインクはインク噴出装置
14内で加熱溶融し、噴出可能な粘度を有する溶融イン
ク1となる。溶融インク1は、制御手段7に接続され制
御される圧電素子6の圧力振動によりインク噴出装置1
4の先端部分からインク飛翔滴2として噴出する。イン
ク飛翔滴2は、記録面11をインク噴出装置14先端と
向かい合って位置し、且つ、記録面11と逆の面をプラ
テン4と当接している記録紙3の記録面11上に到達し
て冷却固化し、記録像10を形成する。このとき、記録
紙3とインク噴出装置14は、プラテン4とインク噴出
装置14に接続されている制御手段5によってお互いの
位置関係が制御され、これと連動して、圧電素子6の振
動を該制御手段7によって制御することにより文字や絵
柄としての記録像10の印字が可能となる。
用いたインクジェット記録の様子を示したものである。
インク噴出装置14全体は、制御手段9に接続され制御
される加熱ヒータ8の加熱によってインクの融点以上の
温度に保たれる。ホットメルトインクはインク噴出装置
14内で加熱溶融し、噴出可能な粘度を有する溶融イン
ク1となる。溶融インク1は、制御手段7に接続され制
御される圧電素子6の圧力振動によりインク噴出装置1
4の先端部分からインク飛翔滴2として噴出する。イン
ク飛翔滴2は、記録面11をインク噴出装置14先端と
向かい合って位置し、且つ、記録面11と逆の面をプラ
テン4と当接している記録紙3の記録面11上に到達し
て冷却固化し、記録像10を形成する。このとき、記録
紙3とインク噴出装置14は、プラテン4とインク噴出
装置14に接続されている制御手段5によってお互いの
位置関係が制御され、これと連動して、圧電素子6の振
動を該制御手段7によって制御することにより文字や絵
柄としての記録像10の印字が可能となる。
【0014】図3は、インクジェット記録によって得ら
れた記録像10を消去する方法を示している。記録紙3
の記録面11上に印字された記録像10は、一般の照明
のもとでは青色で通常の記録と同様であるが、近赤外光
を発する光源12の光の照射によって、820nm付近
の光を吸収し、色材であるシアニン色素が分解消色し、
その結果、記録像10は無色の消色像13となる。この
ように本実施例によれば、印字後、不要となった記録物
を光の照射という簡単な方法で消すことができ、この消
色後の記録紙は再利用が可能である。従って、オフィス
におけるゴミを大幅に減らす事が可能となり、また、経
済的にも効果は大きい。また、光源12の光の強さを制
御することによって、消色の程度を変化させることも可
能である。これによって、記録物をコピー不可な程度の
濃度の印字状態にすることもでき、記録物の差別化にも
使用できる。
れた記録像10を消去する方法を示している。記録紙3
の記録面11上に印字された記録像10は、一般の照明
のもとでは青色で通常の記録と同様であるが、近赤外光
を発する光源12の光の照射によって、820nm付近
の光を吸収し、色材であるシアニン色素が分解消色し、
その結果、記録像10は無色の消色像13となる。この
ように本実施例によれば、印字後、不要となった記録物
を光の照射という簡単な方法で消すことができ、この消
色後の記録紙は再利用が可能である。従って、オフィス
におけるゴミを大幅に減らす事が可能となり、また、経
済的にも効果は大きい。また、光源12の光の強さを制
御することによって、消色の程度を変化させることも可
能である。これによって、記録物をコピー不可な程度の
濃度の印字状態にすることもでき、記録物の差別化にも
使用できる。
【0015】また、本発明は上記実施例にとらわれるこ
となく、種々の変形例を考えることができる。例えば、
本発明の着色組成物は、通常のカチオン染料の有機ホウ
素塩と有機ホウ素のアンモニウム塩の組み合わせであっ
てもよい。この場合にも前記実施例と同様の消色特性を
得ることができ、染料種類によって記録の際の印字色を
選ぶことができる。また、シアニン色素やこれらのカチ
オン染料は単独のみならず、2種以上混合して使用する
ことも可能である。また、着色組成物とは別に一般の染
料や顔料を一緒に混合することもできる。この場合、ホ
ットメルトインクは印字後、近赤外光の照射によって着
色組成物のみ消色するために、全体として見れば変色す
ることになる。従って、例えば局部的に近赤外光を照射
すれば、単色で印字した記録物であっても多色化ができ
るという効果が得られる。
となく、種々の変形例を考えることができる。例えば、
本発明の着色組成物は、通常のカチオン染料の有機ホウ
素塩と有機ホウ素のアンモニウム塩の組み合わせであっ
てもよい。この場合にも前記実施例と同様の消色特性を
得ることができ、染料種類によって記録の際の印字色を
選ぶことができる。また、シアニン色素やこれらのカチ
オン染料は単独のみならず、2種以上混合して使用する
ことも可能である。また、着色組成物とは別に一般の染
料や顔料を一緒に混合することもできる。この場合、ホ
ットメルトインクは印字後、近赤外光の照射によって着
色組成物のみ消色するために、全体として見れば変色す
ることになる。従って、例えば局部的に近赤外光を照射
すれば、単色で印字した記録物であっても多色化ができ
るという効果が得られる。
【0016】また、本発明のインクは前記実施例に記載
のようなホットメルトインクに限らず、常温で噴出可能
な粘度を有する液体インクとすることも可能である。こ
の場合、本発明のビヒクルには、芳香族系の溶剤、例え
ばトルエン、キシレン等を用いる。着色組成物のシアニ
ン色素の有機ホウ素塩と有機ホウ素のアンモニウム塩は
前記芳香族系溶剤に溶解し、消色特性を発現することが
可能となる。上記のような液体インクを用いる場合の実
施例として以下のようなインク組成を挙げることができ
る。
のようなホットメルトインクに限らず、常温で噴出可能
な粘度を有する液体インクとすることも可能である。こ
の場合、本発明のビヒクルには、芳香族系の溶剤、例え
ばトルエン、キシレン等を用いる。着色組成物のシアニ
ン色素の有機ホウ素塩と有機ホウ素のアンモニウム塩は
前記芳香族系溶剤に溶解し、消色特性を発現することが
可能となる。上記のような液体インクを用いる場合の実
施例として以下のようなインク組成を挙げることができ
る。
【0017】実施例2 トルエン 97wt% シアニン色素の有機ホウ素塩 3wt% テトラブチルアンモニウムブチルトリフェニルボレート 実施例2の液体インクを用いた場合のインクジェット記
録方法は、図2で説明した該ホットメルトインクを用い
た場合の原理と、加熱を除いてまったく同様である。ま
た、消色の方法も図3に示す方法と同様であって、その
消色効果や変色応用についても該ホットメルトインクの
場合とまったく変わりはない。
録方法は、図2で説明した該ホットメルトインクを用い
た場合の原理と、加熱を除いてまったく同様である。ま
た、消色の方法も図3に示す方法と同様であって、その
消色効果や変色応用についても該ホットメルトインクの
場合とまったく変わりはない。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したことから明かなように、
本発明のインクジェットプリンタ用インクによれば、外
的エネルギーの付加によってインクが消色あるいは変色
するため、記録の消去や記録の差別化を容易に行うこと
ができ、省資源化や経済性向上、記録物の機能性向上に
多大な効果がある。
本発明のインクジェットプリンタ用インクによれば、外
的エネルギーの付加によってインクが消色あるいは変色
するため、記録の消去や記録の差別化を容易に行うこと
ができ、省資源化や経済性向上、記録物の機能性向上に
多大な効果がある。
【図1】本発明の着色組成物の一部であるシアニン色素
の有機ホウ素塩の構造の説明図である。
の有機ホウ素塩の構造の説明図である。
【図2】ホットメルトインクによるインクジェット記録
の様子を示す概略構成図である。
の様子を示す概略構成図である。
【図3】消色方法を示す説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 圧力、熱などを吐出力源として印字を行
うインクジェットプリンタ用インクにおいて、 外的エネルギーの付加によって消色あるいは変色可能な
着色組成物と、 該着色組成物を保持するためのビヒクルとを含有するこ
とを特徴とするインクジェットプリンタ用インク。 - 【請求項2】 前記インクが、常温で固体であり融点以
上の温度においては加熱溶融して噴出可能な粘度を有す
る液体となるようなホットメルトインクであることを特
徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ用イン
ク。 - 【請求項3】 前記インクが、常温で噴出可能な粘度を
有する液体インクであることを特徴とする請求項1記載
のインクジェットプリンタ用インク。 - 【請求項4】 前記外的エネルギーが光エネルギーであ
って、前記着色組成物が、シアニン系色素の有機ホウ素
塩と、有機ホウ素のアンモニウム塩であることを特徴と
する請求項1乃至請求項3記載のインクジェットプリン
タ用インク。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3217390A JPH0551548A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | インクジエツトプリンタ用インク |
US07/922,248 US5290346A (en) | 1991-08-28 | 1992-07-31 | Ink for printer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3217390A JPH0551548A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | インクジエツトプリンタ用インク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0551548A true JPH0551548A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=16703431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3217390A Pending JPH0551548A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | インクジエツトプリンタ用インク |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5290346A (ja) |
JP (1) | JPH0551548A (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5846682A (en) * | 1993-03-02 | 1998-12-08 | Showa Denko K.K. | Light decolorizable recording material, ink and toner |
JP3620097B2 (ja) * | 1995-04-28 | 2005-02-16 | 株式会社リコー | 水性インク |
US5593486A (en) * | 1995-12-05 | 1997-01-14 | Xerox Corporation | Photochromic hot melt ink compositions |
USD403699S (en) * | 1997-03-10 | 1999-01-05 | Tektronix, Inc. | Solid ink stick for a color printer |
USD416936S (en) * | 1997-03-10 | 1999-11-23 | Tektronix, Inc. | Solid ink stick for a color printer |
USD409235S (en) * | 1997-03-10 | 1999-05-04 | Tektronix, Inc. | Solid ink stick for a color printer |
US6378906B1 (en) * | 1999-12-09 | 2002-04-30 | Morgan Adhesives Company | Inserted label for monitoring use of a container |
GB2433228A (en) * | 2005-12-19 | 2007-06-20 | Carglass Luxembourg Sarl Zug | Reclamation or rejuvenation of printed matter |
Citations (5)
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JPH01138275A (ja) * | 1987-11-24 | 1989-05-31 | Agency Of Ind Science & Technol | 加熱消色性インクジェットインク組成物 |
JPH01223446A (ja) * | 1988-03-03 | 1989-09-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光像形成材料及びそれを用いた光像形成システム |
JPH0297576A (ja) * | 1988-09-30 | 1990-04-10 | Sakura Color Prod Corp | 消色性インクジェット記録用滅菌表示インキ組成物 |
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