JPH055094U - 回収乾燥機 - Google Patents
回収乾燥機Info
- Publication number
- JPH055094U JPH055094U JP5995491U JP5995491U JPH055094U JP H055094 U JPH055094 U JP H055094U JP 5995491 U JP5995491 U JP 5995491U JP 5995491 U JP5995491 U JP 5995491U JP H055094 U JPH055094 U JP H055094U
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- Japan
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- vaporized
- evaporated
- gas
- air
- cooling
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 気化(蒸発)ガスを循環させることなく、し
かも小型でコストの高くない回収乾燥機を提供すること
である。 【構成】 回収乾燥機(10)のケーシング(12)に
は排出部(24)が設けられている。この排出部(2
4)の基端部(24A)に連続して設けられた中間部
(24B)には予冷却部(25)が形成されている。こ
の予冷却部(25)の肉厚は前記中間部(24B)の肉
厚よりも薄く形成されている。前記中間部(24B)の
先端には排出部(24)の先端部(24C)が連続して
形成されており、この先端部(24C)は前記予冷却部
(25)より大径とされており、先端部(24C)に予
冷却部(25)が貫通するようになっている。前記先端
部(24C)の中間部には気化(蒸発)ガス及び加熱さ
れた空気を冷却するクーラー(30)が内蔵されてい
る。
かも小型でコストの高くない回収乾燥機を提供すること
である。 【構成】 回収乾燥機(10)のケーシング(12)に
は排出部(24)が設けられている。この排出部(2
4)の基端部(24A)に連続して設けられた中間部
(24B)には予冷却部(25)が形成されている。こ
の予冷却部(25)の肉厚は前記中間部(24B)の肉
厚よりも薄く形成されている。前記中間部(24B)の
先端には排出部(24)の先端部(24C)が連続して
形成されており、この先端部(24C)は前記予冷却部
(25)より大径とされており、先端部(24C)に予
冷却部(25)が貫通するようになっている。前記先端
部(24C)の中間部には気化(蒸発)ガス及び加熱さ
れた空気を冷却するクーラー(30)が内蔵されてい
る。
Description
【0001】
本考案は、乾燥機に関し、詳しくは石油系溶剤を使用するドライクリーニング 用回収乾燥機において気化(蒸発)ガスを循環させることなく乾燥作業を行える 回収乾燥機に関するものである。
【0002】
図3に示されるように従来のこの種の乾燥機(1)は、回転ドラム(2)を内 蔵するケーシング(3)の上部に形成されている吸入部(4)とケーシング(3 )の下部に形成されている排出部(5)とは連通管(6)により連通されている 。 従って、回転ドラム(2)に収容された衣類(7)を乾燥させる場合は吸入部 (4)からヒーター(9)によって加熱された空気をケーシング(3)内に入れ て回転ドラム(2)が加熱されることにより衣類(7)に染み込んでいるドライ クリーニング溶剤が気化(蒸発)し、気化(蒸発)熱により衣類(7)が乾燥す る。 そして、発生した気化(蒸発)ガス及び加熱された空気はファン(5A)によ って排出部(5)から連通管(6)に排出される。連通管(6)に排出された気 化(蒸発)ガス及び加熱された空気は連通管(6)に内蔵されたクーラー(8) により冷却されて気化(蒸発)ガスからドライクリーニング溶剤を抽出、回収し ている。 しかし、前記気化(蒸発)ガスの沸点は高いためドライクリーニング溶剤を抽 出、回収するために気化(蒸発)ガスを乾燥機(1)内に循環させる必要がある 。 この結果、乾燥機(1)内の気化(蒸発)ガスは乾燥機(1)内を循環するた め序々にガス濃度が高まるという不具合がある。 また、気化(蒸発)ガスのガス濃度をあまり高めることなく気化(蒸発)ガス を低温で循環させることも可能であるが、この場合に衣類(7)を乾燥させるた めには何度も気化(蒸発)ガスを循環させる必要がある。この結果、回収乾燥機 (1)を長時間運転する必要があるため、経済的に効率がよくなく、しかも回転 ドラム(2)を長時間回転させるので回転ドラム(2)に収容されている衣類( 7)の品質への影響が問題となる。 そこで、前記乾燥機(1)内に発生した気化(蒸発)ガスを循環させずに気化 (蒸発)ガスをクーラーで冷却して気化(蒸発)ガスからドライクリーニング溶 剤を抽出、回収することも考えられるが、この場合気化(蒸発)ガスを急激に冷 却する必要がある。 従って、大型のクーラーが必要となるため、乾燥機(1)が大型になり、また コストアップにつながるという不具合がある。
【0003】
本考案は上記事実に鑑みなされたものであり、気化(蒸発)ガスを循環させる ことなく、しかも小型でコストの高くない回収乾燥機を提供することである。
【0004】
請求項1の考案は、被乾燥物を収納するドラムと、このドラムを収容するケー シングと、このケーシングに設けられてケーシング内に空気を取り入れる空気取 入部と、この空気取入部に設けられて前記空気を加熱させるヒーターと、前記被 乾燥物から発生した気化(蒸発)ガスを外部へ排出する排気部と、この排気部に 設けられて前記気化(蒸発)ガスを冷却するクーラーと、このクーラーよりもケ ーシング側の前記排気部に設けられた予冷却部と、を有することを特徴としてい る。
【0005】
本考案に係る回収乾燥機を使用して被乾燥物を乾燥させる場合は、被乾燥物を ドラムに収容してドラムを回転させる。 そして、吸気口から空気を吸い込み、ヒーターで空気を加熱し、加熱された空 気をケーシング内部に送り込む。このため、加熱された空気は前記ドラムに当た り、ドラム内の被乾燥物に含まれているドライクリーニング溶剤を気化(蒸発) させて、被乾燥物を乾燥させる。 一方、発生した気化(蒸発)ガスは排出部に送り込まれて、予冷却部によって 予冷却された後にクーラーによって冷却され回収乾燥機の外部に排出される。
【0006】
図1には本考案に係る回収乾燥機(10)の一実施例が示されている。 図1に示されるようにこの回収乾燥機(10)を構成するケーシング(12) の内部には被乾燥物としての衣類(14)を収容する回転ドラム(16)が回転 可能に配設されている。前記衣類(14)には加熱されることにより気化(蒸発 )して気化(蒸発)熱で衣類(14)を乾燥させるドライクリーニング溶剤が予 め染み込まされている。なお、このドライクリーニング溶剤は石油系溶剤(JI S KZZ01−5号)が使用されている。 前記ケーシング(12)の上部(図1の上方)には略L字形状の空気取入部( 18)が連続形成されている。この空気取入部(18)の先端部には空気を取り 入れる吸気口(20)が開口形成されている。前記空気取入部(18)の内部で 前記吸気口(20)の近傍には吸気口(20)から入った空気を加熱するヒータ ー(22)が取り付けられている。 また、前記ケーシング(12)の下部(図1の下方)にはケーシング(12) 内に取り入れられた空気及び衣類(14)から発生した気化(蒸発)ガスを排出 するクランク形状の排出部(24)が前記空気取入部(18)と別個に設けられ ている。この排出部(24)の基端部(24A)内にはファン(26)が配設さ れており、ケーシング(12)内の気化(蒸発)ガス及び加熱された空気を排出 部(24)に強制的に吸い込むようになっている。 前記排出部(24)の基端部(24A)に連続して設けられた中間部(24B )は前記基端部(24A)から上方(図1の上方)へ立ち上がって形成されてい る。 この中間部(24B)には予冷却部(25)が形成されている。この予冷却部 (25)の肉厚は前記中間部(24B)の肉厚よりも薄く形成されている。 前記中間部(24B)の先端には排出部(24)の先端部(24C)が連続し て形成されており、この先端部(24C)は略コ字形状に形成されている。この 先端部(24C)は前記予冷却部(25)より大径とされており、先端部(24 C)に予冷却部(25)が貫通するようになっている。 前記先端部(24C)の先端面には排出口(28)が開口形成されている。ま た、先端部(24C)の中間部にはクーラー(30)が内蔵されている。従って 、クーラー(30)によって冷却された空気は排出口(28)から回収乾燥機( 10)の外部へ排出される前に予冷却部(25)の外周面に当たって冷却するよ うになっている。 この結果、ケーシング(12)内から中間部(24B)に流れてきた気化(蒸 発)ガス及び加熱された空気はクーラー(30)に到達する前に一度冷却される ことになるので、クーラー(30)に到達する気化(蒸発)ガス及び加熱された 空気の温度はかなり低くなっている。このためクーラー(30)のみで気化(蒸 発)ガス及び加熱された空気を一度に冷却する必要はないので、前記クーラー( 30)を小型にすることができる。 また、クーラー(30)に対応する先端部(24C)にはクーラー(30)に よって冷却された気化(蒸発)ガスから抽出されたドライクリーニング溶剤を貯 溜する凹状の回収部(32)が形成されている。この回収部(32)に回収され たドライクリーニング溶剤はパイプ(32A)を通って図示しない回収ボックス に収容されるようになっている。
【0007】 次に、実施例の作用について説明する。 本考案に係る回収乾燥機(10)を使用して衣類(14)を乾燥させる場合は 、衣類(14)にドライクリーニング溶剤を予め染み込ませて回転ドラム(16 )に収容し、回転ドラム(16)を回転させる。 そして、吸気口(20)から新鮮な空気を取り入れ、ヒーター(22)で前記 空気を加熱させる。そして、ヒーター(22)により加熱された空気を空気取入 部(18)の内部に送り込む。このため、加熱された空気はケーシング(12) 内に入って回転ドラム(16)の外周面に当たるので、回転ドラム(16)が加 熱されることになる。この結果、衣類(14)に染み込んでいるドライクリーニ ング溶剤は気化(蒸発)され、気化(蒸発)熱により衣類(14)が乾燥する。 また、発生した気化(蒸発)ガスは加熱された空気と共にファン(26)によ って排出部(24)の基端部(24A)から中間部(24B)に送り出される。 そして、気化(蒸発)ガス及び加熱された空気が予冷却部(25)を通過する際 に気化(蒸発)ガス及び加熱された空気は先端部(24C)を通過する冷却され た気化(蒸発)ガス及び空気によって冷却される。 そして、予冷却部(25)で冷却された気化(蒸発)ガス及び加熱された空気 は前記先端部(24C)でクーラー(30)によって冷却される。従って、クー ラー(30)によって冷却される気化(蒸発)ガス及び加熱された空気は予め冷 却されているので、クーラー(30)を大型にする必要はない。 クーラー(30)によって冷却された気化(蒸発)ガスから抽出されたドライ クリーニング溶剤は回収部(32)に回収された後パイプ(32A)を通って図 示しない回収ボックスに収容されるようになっている。一方、冷却された気化( 蒸発)ガス及び空気は先端部(24C)を通って予冷却部(25)を冷却しなが ら排出口(28)から回収乾燥機(10)の外部へ排出される。 従って、本考案に係る回収乾燥機(10)では発生した気化(蒸発)ガスを循 環させることはないので、気化(蒸発)ガスの濃度が高くなることはない。 しかも、吸気口(20)から入った空気をヒーター(22)で高温に加熱して 、衣類(14)に染み込んでいるドライクリーニング溶剤を気化(蒸発)させる ため、短時間回転ドラム(16)を回転させれば衣類(14)を乾燥できる。こ のため、回転ドラム(16)を長時間回転させることはないので、衣類(14) の品質が低下する虞れはない。
【0008】 図2には別個に形成された予冷却装置(34)が示されている。 この予冷却装置(34)は冷却ファン(36)からなり、冷却ファン(36) を排出部(24)の予冷却部(25)に対向させて前記予冷却部(25)を冷却 することにより、ケーシング(12)内から中間部(24B)に流れてきた気化 (蒸発)ガス及び加熱された空気をクーラー(30)で冷却する前に一度冷却す るものである。 なお、前記予冷却部(25)の材料を熱を通しやすい材料で形成すること等に より冷却効果を高めてもよい。 また、図3には予冷却装置(34)として風を利用する冷却ファン(36)を 示したが予冷却装置(34)はこれに限定されるものではなく水を利用したり、 冷媒を利用したりして排出部(24)の予冷却部(25)を冷却するものであれ ば他のものでもよいことは勿論である。
【0009】
以上説明した如く、本考案に係る回収乾燥機は、ドライクリーニング溶剤から 発生した気化(蒸発)ガスを排出する場合に予冷却部で予め冷却できるので、気 化(蒸発)ガスを冷却するクーラーを大型にする必要がないため、回収乾燥機を 小型にすると共にコストアップを抑えることができる優れた効果を有する。
【図1】回収乾燥機の概略断面図である。
【図2】予冷却装置の側面図である。
【図3】従来の乾燥機の概略断面図である。
(10) 回収乾燥機 (12) ケーシング (14) 衣類 (16) 回転ドラム (18) 空気取入部 (22) ヒーター (24) 排出部 (25) 予冷却部 (30) クーラー
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 被乾燥物を収納するドラムと、このドラ
ムを収容するケーシングと、このケーシングに設けられ
てケーシング内に空気を取り入れる空気取入部と、この
空気取入部に設けられて前記空気を加熱させるヒーター
と、前記被乾燥物から発生した気化(蒸発)ガスを外部
へ排出する排気部と、この排気部に設けられて前記気化
(蒸発)ガスを冷却するクーラーと、このクーラーより
もケーシング側の前記排気部に設けられた予冷却部と、
を有することを特徴とする回収乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5995491U JPH055094U (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 回収乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5995491U JPH055094U (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 回収乾燥機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055094U true JPH055094U (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=13128051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5995491U Pending JPH055094U (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 回収乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH055094U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0712089U (ja) * | 1993-08-06 | 1995-02-28 | 株式会社山本製作所 | 回収乾燥機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5897398A (ja) * | 1981-11-26 | 1983-06-09 | マエストレリ・エツセ・ピ−・ア− | ドライクリ−ニング機 |
JPS6454077A (en) * | 1987-05-11 | 1989-03-01 | Asahi Chemical Ind | Coating composition |
-
1991
- 1991-07-04 JP JP5995491U patent/JPH055094U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5897398A (ja) * | 1981-11-26 | 1983-06-09 | マエストレリ・エツセ・ピ−・ア− | ドライクリ−ニング機 |
JPS6454077A (en) * | 1987-05-11 | 1989-03-01 | Asahi Chemical Ind | Coating composition |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0712089U (ja) * | 1993-08-06 | 1995-02-28 | 株式会社山本製作所 | 回収乾燥機 |
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