JPH0550914A - 車両用ブレーキ装置 - Google Patents
車両用ブレーキ装置Info
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- JPH0550914A JPH0550914A JP3240600A JP24060091A JPH0550914A JP H0550914 A JPH0550914 A JP H0550914A JP 3240600 A JP3240600 A JP 3240600A JP 24060091 A JP24060091 A JP 24060091A JP H0550914 A JPH0550914 A JP H0550914A
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Abstract
た比率の制動力で抑制される車両用ブレーキ装置を提供
する。 【構成】 摩擦係数μは、実減速度Gが目標減速度GT
の95%より大きく105%より小さい場合には変更さ
れず(S5)、95%以下の場合には小さくされ、10
5%以上の場合には大きくされる。前後加速度および横
方向加速度に基づいて算出される4個の車輪の各接地荷
重(S8),摩擦係数μ,目標減速度GT およびブレー
キファクタbに基づいて各車輪の制動液圧が算出され、
ホイールシリンダに供給されて車輪の回転が抑制される
(S9)。車両全体に必要な制動力が各車輪に、その接
地荷重に応じた比率で配分され、各車輪の制動能力が最
大限に引き出され、制動距離が短縮される。
Description
するものであり、特に、車輪の接地荷重に基づく車輪回
転の抑制制御に関するものである。
し、車両を減速,停止させる場合、車両に設けられた4
個の車輪の接地荷重はそれぞれ異なるのが普通である。
車両の構造や慣性に基づく荷重移動等によって異なるの
であり、車輪の回転を抑制する場合、その接地荷重の大
きさによって発生し得る最大制動力が異なり、接地荷重
に基づいて制動力を決定すれば車両の制動距離を短縮す
ることができる。そのため、特開平3−38458号公
報に記載のブレーキ装置においては、左右前輪を支持す
る前軸にかかる荷重と、左右後輪を支持する後軸にかか
る荷重との比率により、車両全体として必要な制動力を
前軸と後軸とに配分し、左右前輪の回転と左右後輪の回
転とがそれぞれ、前軸と後軸との荷重に応じた制動力で
抑制されるようになっている。
載のブレーキ装置における制動力の配分には、前輪の荷
重と後輪の荷重との違いは考慮されているものの、左車
輪の荷重と右車輪の荷重との違いは考慮されておらず、
車両を最も短い距離で停止させるためには不十分であ
る。本発明は、制動距離を従来より更に短くすることが
できる車両用ブレーキ装置を提供することを課題として
為されたものである。
ーキ装置は、上記の課題を解決するために、(a)4個
の車輪の各回転をそれぞれ抑制する車輪回転抑制手段
と、(b)車両全体として必要な制動力を、4個の車輪
の各々に、それら車輪の各々の接地荷重に応じた比率で
配分する制動力配分決定手段と、(c)少なくとも制動
力配分決定手段により決定された制動力比率に基づいて
車輪回転抑制手段の各々を制御する制御手段とを含むよ
うに構成される。
には、4個の車輪各々の回転抑制手段が、各車輪の接地
荷重に応じた大きさの力で作動させられる。これによっ
て、路面の摩擦係数が大きい場合でも小さい場合でも、
4個の車輪すべてが殆ど同時にロック状態に陥ることと
なる。4個の車輪の制動能力が最も有効に引き出される
こととなるのである。ただし、制御手段は必ずしも制動
力配分決定手段により決定された制動力比率そのままで
車輪回転抑制手段を制御するものである必要はなく、車
両の走行安定性等、別の観点から制動力比率に修正を加
えた上で、車輪回転抑制手段を制御するものであっても
よい。
輪の制動能力が最も有効に引き出されることとなり、制
動距離を従来より短縮することができる。また、4個の
車輪すべてについてスリップ率ができる限り小さく抑え
られることとなるため、コーナリングフォースが確保さ
れ、車両の走行安定性が増す効果も得られる。
に説明する。図2において10はブレーキ操作部材とし
てのブレーキペダル10である。ブレーキぺダル10は
マスタシリンダ12に接続されており、マスタシリンダ
12の2個の加圧室にそれぞれ、ブレーキペダル10の
踏力に対応する液圧が発生させられる。マスタシリンダ
12の一方の加圧室は、液通路14,16および分岐通
路18,20により、左右前輪22,24にそれぞれ設
けられたブレーキのフロントホイールシリンダ26,2
8に接続されており、他方の加圧室は、液通路30,3
2および分岐通路34,36により、左右後輪38,4
0にそれぞれ設けられたブレーキのリヤホイールシリン
ダ42,44に接続されている。46は後輪38,40
用の液通路32に設けられたプロポーショニングバルブ
である。
それぞれ、電磁方向切換弁50,52,54,56が設
けられ、液圧制御弁58,60,62,64が接続され
ている。電磁方向切換弁50〜56のソレノイドは常に
は消磁されて図に示す原位置にあり、ホイールシリンダ
26,28,42,44を液圧制御弁58〜64に連通
させているが、ソレノイドが励磁されれば反対側の位置
に切り換えられ、ホイールシリンダ26,28,42,
44をマスタシリンダ12に連通させる。
ムレータ70とリザーバ72とに液通路74,76によ
り接続されており、アキュムレータ70にはリザーバ7
2の液がポンプ80によって汲み上げられ、一定の範囲
で蓄えられる。液圧制御弁58〜64は、ソレノイドの
励磁電流の制御により、アキュムレータ70の液圧を車
輪の回転を抑制するために必要な高さに制御してホイー
ルシリンダ26,28,42,44に供給し、その液圧
に基づいてブレーキが作動し、車輪の回転が抑制され
る。本実施例においては、ホイールシリンダ26,2
8,42,44で作動する図示しないブレーキと、ポン
プ80,アキュムレータ70,液圧制御弁58〜64等
とが車輪回転抑制手段を構成しているのである。
ルシリンダ26,28とを接続する液通路14と16と
の間、およびマスタシリンダ12とホイールシリンダ4
2,44とを接続する液通路30と32との間にはそれ
ぞれ電磁方向切換弁84,86が設けられ、ストローク
シュミレータ88,90が接続されている。ストローク
シュミレータ88,90は、マスタシリンダ12から排
出されるブレーキ液を収容してブレーキペダル10の踏
込みを許容するとともに、踏込みストロークに応じた反
力をブレーキペダル10に与えるものである。車輪の回
転が液圧制御弁58〜64によって制御された液圧に基
づいて抑制される状態においては、電磁方向切換弁8
4,86のソレノイドが消磁されてマスタシリンダ12
がストロークシュミレータ88,90に連通させられ、
運転者にあたかもホイールシリンダ26,28,42,
44に接続されているかのような操作フィーリングを与
えるようにされているのである。
制御される。制御装置100はCPU102,ROM1
04,RAM106,入力部108,出力部110およ
びバスを含んでいる。制御装置100の入力部108に
は、ブレーキぺダル10の踏込みを検出するブレーキス
イッチ112、ブレーキぺダル10の踏込み力を検出す
る操作量検出手段としての踏力検出装置114、アキュ
ムレータ70の液圧を検出する液圧センサ116、ホイ
ールシリンダ26,28,42,44の液圧を検出する
液圧センサ118,120,122,124,左右の前
輪22,24および後輪38,40の各回転速度を検出
する車輪速センサ126,128,130,132,各
輪における車体の高さを検出する車高センサ134,1
36,138,140および車体の前後方向の減速度を
検出する前後Gセンサ144が接続されている。
左右方向の軸線まわりに回動可能に支持された扇形の錘
を有する。この錘には、その回動軸線を中心とする円弧
上に微小間隔を隔てて多数のスリットが形成されるとと
もに、比較的大きい間隔を隔てた2個の切欠が形成され
ており、これらスリットおよび切欠が光電的に検出され
ることによって、錘の原点,回動方向および回動角度を
検出し、前後方向の加速度が検出される。
および電磁方向切換弁50,52,54,56,84,
86が接続されている。また、ROM104には、図3
にグラフで示すブレーキぺダル10の踏込み力と目標減
速度GT との関係を規定するマップおよび図1にフロー
チャートで示す車輪回転抑制ルーチンが格納されてい
る。以下、このフローチャートに基づいて車輪回転の抑
制について説明する。
液圧制御弁58〜64により制御された液圧に基づいて
行われるのであって、電磁方向切換弁50〜56,8
4,86は常には消磁され、ホイールシリンダ26,2
8,42,44は液圧制御弁58〜64に連通させら
れ、マスタシリンダ12はストロークシュミレータ8
8,90に連通させられている。そして、イグニッショ
ンスイッチがONにされると同時に図示しないメインル
ーチンが実行され、その初期設定においてブレーキの摩
擦材の摩擦係数μが基本値μB に設定されてRAM10
6に設けられた摩擦係数記憶エリアに格納される。基本
値μB は設計上定められ、あるいは乾燥状態の摩擦材の
常温における実測値である。
ず、ステップS1(以下、S1と略記する)が実行さ
れ、ブレーキぺダル10の踏込み力,車体の減速度Gお
よび車高が読み込まれた後、S2において目標減速度G
T が演算される。ブレーキぺダル10の踏込み力と目標
減速度GT との関係を規定する前記マップから目標減速
度GT が演算されるのである。
の目標減速度GT に対する割合に応じて摩擦材の摩擦係
数μが決定される。S3においては実減速度Gが目標減
速度GT の95%以下であるか否かの判定が行われ、9
5%以下であればS3の判定結果がYESとなってS6
が実行され、摩擦係数μが0.99μに決定されて、そ
れまで摩擦係数記憶エリアに格納されていた摩擦係数μ
と置き換えられる。また、実減速度Gが目標減速度GT
の95%より大きい場合にはS4が実行され、実減速度
Gが目標減速度GT の105%以上であるか否かの判定
が行われる。目標減速度GT の105%以上であればS
4の判定がYESとなってS7が実行され、摩擦係数μ
が1.01μに決定される。さらに、実減速度Gが目標
減速度GT の95%より大きく、105%より小さい場
合にはS5が実行され、摩擦係数μはそれまで通りの値
に決定される。これによって、実減速度Gが目標減速度
GT の95%以下である間は、車輪回転抑制ルーチンの
1実行サイクル毎に摩擦係数μが1%ずつ減じられ、1
05%以上である間は1%ずつ増やされ、95%と10
5%との間では変更されないこととなる。
4および後輪38,40の各車輪荷重が決定される。4
輪の各荷重の大きさは車両の構造や制動時に生ずる車両
後方から前方への荷重移動によって異なり、同じ制動力
では4輪が同時にロックするように車輪の回転を抑制す
ることができないため、各輪毎に適切な制動力が得られ
るように車輪荷重を決定するのである。左前輪22の荷
重FFLは次式に従って決定される。 FFL=WFL+{(H・GX )/2L−(H・RF ・
GY )/T}・M ただし、 WFL:停車状態において左前輪22にかかる車両重量 H:車両の重心高さ GX :前後加速度 L:ホイールベース RF :前輪のロール剛性配分 GY :横加速度 T:トレッド M:車両の質量
の高さHおよび車両の質量Mを掛けた大きさのモーメン
ト(M・H・GX )が生じ、このモーメントは前輪に地
面から加えられる反力FにホイールベースLを掛けたモ
ーメント(F・L)と釣り合うことからF=(M・H・
GX )/Lが得られ、さらに、この反力Fは左右の前輪
22,24に加えられるのであるから、左前輪22の荷
重は(M・H・GX )/2Lだけ増大することとなる。
重移動が生ずる。車両旋回時には横加速度GY に重心高
さHを掛けた大きさのモーメント(M・H・GY )が生
じ、トレッドTに左の前後輪に地面から加えられる反力
Fを掛けたモーメント(F・T)と釣り合うことからF
=(M・H・GY )/Tが得られる。この力Fは前輪と
後輪と がそのロール剛性配分RF ,RR の大きさに応
じて分担する。ロール剛性配分は、車両が前後方向の軸
線まわりに回動する際に、懸架装置からばね上重量に伝
えられる復元モーメントの前輪と後輪との配分比率であ
り、(M・H・GY )/Tに前輪22,24のロール剛
性配分RF を掛けた値が旋回に伴う左前輪22の荷重の
変化量である。左旋回時における横加速度GY を正で表
すとすれば、左前輪22の場合、車両の左旋回時には荷
重移動により荷重が減少するため、上記式において(M
・H・RF ・GY )/Tが引かれ、右旋回時にはGY が
負の値となり、荷重が増大することとなる。
て求められる。 FFR=WFR+{(H・GX )/2L+(H・RF ・
GY )/T}・M ただし、 WFR=停車状態において右前輪24にかかる車両重量 右前輪24の場合、車両の左旋回時には横方向の荷重移
動により荷重が大きくなり、これを加えることにより荷
重FFRが求められ、右旋回時にはGY の値が負になるた
め、荷重が減少する。
荷重FRL,FRRは次式によって求められる。 FRL=WRL−{(H・GX )/2L+(H・RR ・
GY )/T}M FRR=WRR−{(H・GX )/2L−(H・RR ・
GY )/T}M ただし、 WRL:停車状態において左後輪38にかかる車両重量 RR :後輪のロール剛性配分 WRR:停車状態において右後輪40にかかる車両重量 制動に伴う前後方向の荷重移動により後輪の荷重は減少
するため、(M・H・GX )/2Lを引くのである。ま
た、左右方向の移動荷重は(M・H・GY )/Tに後輪
のロール剛性の分担率RR を掛けることにより求めら
れ、この値を左後輪38の場合には引き、右後輪40の
場合には加えることとなる。
輪38,40の接地荷重が求められたならばS9が実行
され、接地荷重の大きさに応じた制動力が得られるよう
に、各輪のホイールシリンダ26,28,42,44に
供給される制動液圧PFL,PFR,PRL,PRRが次式によ
り算出される。 PFL=(FFL・GT )/(μ・bF ) PFR=(FFR・GT )/(μ・bF ) PRL=(FRL・GT )/(μ・bR ) PRR=(FRR・GT )/(μ・bR ) ただし、bF は前輪のブレーキファクタ、bR は後輪の
ブレーキファクタであり、それぞれ次式によって表され
る。 bF =2・AF ・(r/R) bR =2・AR ・(r/R) ただし、 AF :左右前輪22,24のブレーキのピストン断面積 AR :左右後輪38,40のブレーキのピストン断面積 r:ディスクロータ有効半径 R:タイヤ有効半径
RRは車輪22,24,38,40の各接地荷重に基づい
て決定され、これら制動液圧PFL,PFR,PRL,PRRを
ホイールシリンダ26,28,42,44に供給するこ
とにより、車輪22,24,38,40にそれぞれ得ら
れる制動力は、車両全体として必要な制動力を4個の車
輪22,24,38,40の接地荷重に応じた比率で配
分した制動力であることとなる。
PRL,PRRが求められることにより、実減速度Gが目標
減速度GT の95%以下であって摩擦係数μが減少させ
られれば、制動液圧Pが高められることとなる。この場
合には車輪回転の抑制量が不足しているため、制動液圧
Pが高く決定され、車輪回転の抑制量が大きくなるよう
にされるのである。また、実減速度Gが目標減速度GT
の105%以上の場合には、車輪回転の抑制が過大なの
であるから、摩擦係数が増大させられて制動液圧Pが低
く決定され、車輪回転の抑制量が小さくされる。
圧が各ホイールシリンダ26,28,42,44に供給
されるように液圧制御弁58〜64のソレノイドの励磁
電流の大きさが制御される。液圧センサ118〜124
によって検出されるホイールシリンダ26,28,4
2,44に供給される液圧と設定された制動液圧Pとが
比較され、制動液圧Pが得られるように電流がフィード
バック制御されるのであり、4個の車輪22,24,3
8,40の各接地荷重に基づいて設定された制動液圧P
が供給されることにより、各車輪毎に最大限の制動力が
得られ、制動距離が短縮される。
に対応する目標減速度GT を得るために、実減速度Gの
目標減速度GT に対する割合によって制動液圧Pの高さ
が変えられる。実減速度Gが目標減速度GT の95%以
下である間はS6が実行される毎に摩擦係数μが1%ず
つ小さくされ、制動液圧Pが増大させられるのであり、
実減速度Gが目標減速度GTの105%以上である間は
S7が実行される毎に摩擦係数μが1%ずつ大きくさ
れ、制動液圧Pが減少させられる。そして、実減速度G
が目標減速度GT の95%より大きく、105%より小
さくなれば摩擦係数μは一定値に保たれ、実減速度Gが
目標減速度GT と正確に一致しなくても、その範囲内で
は制動液圧Pが一定に保たれる。そのため、電磁液圧制
御弁58〜64が増圧状態と減圧状態に頻繁に切り換え
られることがなく、振動を生ずることなく車輪の回転が
抑制される。
においては、ROM104のS9の制動液圧Pの決定を
行う部分を記憶する部分ならびにCPU102のその部
分を実行する部分が制動力配分決定手段を構成し、RO
M104のS9の制動液圧Pのフィードバック制御を行
う部分を記憶する部分ならびにCPU102のその部分
を実行する部分が制御手段を構成しているのである。
本実施例は、前後Gセンサ144により検出された実減
速度Gを車体の路面に対する傾斜および路面の勾配に基
づいて補正するようにしたものである。前後Gセンサ1
44は、車両の左右方向の軸線まわりに回動する錘の回
動角度および方向を検出することにより減速度を検出す
るセンサであるため、減速度が生じた場合の他、車体が
路面に対して傾斜している場合および路面が傾斜してい
る場合にも回動し、出力が得られる。そのため、前後G
センサ144の出力値には減速度,路面の勾配角度およ
び車体の傾斜角度が含まれ、車体や路面に傾斜がある場
合には実際の減速度とは異なる値となり、この出力値を
そのまま目標減速度GT と比較して制動液圧を決定すれ
ば、ブレーキぺダル10の踏込み力に対応する減速度が
得られないため、補正するのである。
角度演算用コンピュータ150によって演算される。こ
のコンピュータ150には、車輪速センサ126〜13
2,車高センサ134〜140,前後Gセンサ144お
よびピッチレイトセンサ152が接続され、各検出値が
入力されるようになっている。ピッチレイトセンサ15
2は、コリオリ力を利用して車両の垂直軸線まわりの回
動角速度を検出するヨーレイトセンサ(トヨタソアラ新
型車解説書1991年5月3−126〜3−127頁に
記載されている)と同様のセンサを、センサ軸が車体の
左右方向の軸に平行となる姿勢で使用し、ピッチレイ
ト、すなわち車体のその左右方向の軸線まわりの回動角
速度ωを検出するものである。また、コンピュータ15
0のROMには図6に示す路面勾配角度演算ルーチンが
格納されており、このルーチンに基づいて路面勾配角度
θが演算され、車輪回転抑制用の前記制御装置100に
供給される。
21において車輪速,前後G,車高およびピッチレイト
の各センサ126〜132,144,134〜140,
152の出力値がそれぞれ読み込まれる。次いでS12
2が実行され、車体速度が一定であるか否かの判定が行
われる。前回S122の判定が行われたときの車体速度
と、今回S122の判定が行われるときの車体速度とが
比較され、今回の車体速度が前回の車体速度に対して設
定範囲内にあれば一定であると判定されるのである。
がYESとなり、S123においてカウンタのカウント
値Cが1増加させられた後、S124においてカウント
値Cが設定値C0 以上であるか否かにより、車速が設定
時間以上一定であったか否かが判定される。S124の
判定は当初はNOであり、S129が実行され、ピッチ
レイトセンサ152の出力値に基づいて車体の前後方向
の回動角度の変化量Δθが演算される。ピッチレイトセ
ンサ152が検出するのは回動角速度ωであり、路面勾
配角度演算ルーチンの1回の実行サイクルタイムΔtを
掛けることにより変化量Δθが算出され、S130にお
いて路面勾配角度θにΔθが加えられる。このθについ
ては後に説明する。
の判定がYESとなり、S125において前後Gセンサ
144の出力値から車体の前後方向の傾斜角度θA が算
出される。車体速度が一定の場合には減速度は0であ
り、前後Gセンサ144の出力値は車体の前後方向の傾
斜角度θA に対応した値となるため、前後方向傾斜角度
θA を算出することができるのであり、この前後方向傾
斜角度θA は車体の路面に対する傾斜角度と路面の勾配
角度との和である。したがって、次いでS126におい
て車高センサ134〜140の出力に基づいて路面に対
する車体の相対傾斜角度θB が算出された後、S127
において車体の前後方向傾斜角度θA から車体の相対傾
斜角度θB を引くことにより、路面勾配角度θが求めら
れる。
が繰り返し実行され、路面勾配角度θが更新される。車
体速度が一定でなくなればS122の判定がNOとな
り、S128においてカウント値Cがリセットされた
後、S129において車体の前後方向角度の変化量Δθ
が演算され、S130において路面勾配角度θに加えら
れ、この値が路面勾配角度θとされる。減速度が生じ、
車体速度が一定でなくなれば、前後Gセンサ144の出
力値には減速度が含まれることとなるため、S125〜
S127の実行によっては路面勾配角度θを演算するこ
とはできない。したがって、車体速度が一定でない間
は、ピッチレイトセンサ152の検出値に基づいて得ら
れる車体の前後方向の回動角度の変化量Δθが求めら
れ、先に求められている路面勾配角度θに加えられるこ
とにより、現在の路面勾配角度θが求められるのであ
る。
ッチレイトセンサ152が検出する車体の前後方向の回
動角速度ωにより、車体の前後方向の回動角度の変化量
Δθを求め、路面勾配角度θを求めることはできるので
あるが、ピッチレイトセンサ152の出力値のみに基づ
いて路面勾配角度θを求めれば、ピッチレイトセンサ1
52の出力値の誤差が累積して路面勾配角度θに含まれ
ることとなる。それに対し、本実施例におけるように車
体速度が一定の間は前後Gセンサ144の出力値と車体
傾斜角度とに基づいて路面勾配角度θを求め、車体速度
が一定でなくなったときにピッチレイトセンサ152の
出力値に基づいて路面勾配角度θを求めるようにすれ
ば、ピッチレイトセンサ152の検出誤差の累積が車体
速度が一定になる毎に解消されることとなり、路面勾配
角度を精度良く求めることができる。
いては、車体速度が一定の間はS125〜S127の実
行により、一定でない間はS129およびS130の実
行により路面勾配角度θが演算されるのであり、その演
算結果は制御装置100のコンピュータに出力される。
制御装置100のコンピュータのROMには図5に示す
車輪回転抑制ルーチンが格納されており、S101にお
いてブレーキぺダルの踏込み力,車体の実減速度G,路
面勾配角度θおよび車高が読み込まれ、S102におい
て目標減速度GT が演算された後、S103において実
減速度Gが路面勾配角度θおよび車体傾斜角度θB に基
づいて補正される。路面の勾配および車体の路面に対す
る傾斜の影響が除去されるのであり、S104〜S11
0においては真の実減速度Gに基づいてホイールシリン
ダの制動液圧Pが決定されることとなり、車両は正確に
ブレーキぺダル10の踏力に応じた減速度で制動される
こととなる。
施例は、左右の前輪22,24の各ホイールシリンダ2
6,28に供給される制動液圧PFL,PFRを、実際のヨ
ーレイト(以下、実ヨーレイトと称する)γが目標ヨー
レイトγM に追従するように修正するものである。本実
施例においても、制動液圧PFL,PFRは前輪22,24
の接地荷重に応じて決定されるのであるが、その決定さ
れた制動液圧PFL,PFRが、実ヨーレイトγと目標ヨー
レイトγM との差を小さくするように修正されるのであ
る。目標ヨーレイトγM は運転者の操舵操作によって決
まるが、左右路面の摩擦係数の差等、何らかの事情によ
り実ヨーレイトγが目標ヨーレイトγM から外れること
があり、操縦性が低下する。そのため、実ヨーレイトγ
が目標ヨーレイトγM に追従し、できる限り運転者の意
図通りに車両が走行するようにされるのである。
制御装置100に、前記ブレーキスイッチ112,踏力
検出装置114,アキュムレータ70の液圧を検出する
液圧センサ116,ホイールシリンダ26,28,4
2,44の液圧を検出する液圧センサ118〜124,
車輪速センサ126〜132,車高センサ134〜14
0および前後Gセンサ144の他、ヨーレイトセンサ1
60が接続されている。ヨーレイトセンサ160は、前
記トヨタソアラ新型車解説書1991年5月3−126
〜3−127頁に記載されているように、コリオリ力を
利用して車両の垂直軸線まわりの回動角速度を検出する
ものである。また、車輪回転の抑制は、前記図1に示す
車輪回転抑制ルーチンと同様のルーチンに従って行われ
るが、本実施例においてはS9の制動液圧の決定ステッ
プが図1〜図3に示す実施例とは異なっている。以下、
この制動液圧の決定ステップについて説明する。
ダ26,28に供給される制動液圧PFL,PFRの制御に
よって、実ヨーレイトγを目標ヨーレイトγM に追従さ
せるためには、左前輪22の制動力と右前輪24の制動
力とに、目標ヨーレイトγM と実ヨーレイトγとの差に
対応する差ΔBY を生じさせればよい。左右車輪のうち
少なくとも一方の制動力を変えれば、実ヨーレイトγを
変えることができるが、そのヨーレイトの変化量は制動
力の変更量にほぼ比例するため、制動力差ΔBY は次式
に従って求められる。 ΔBY =KY (γM −γ) ただし、KY は係数である。
求められる。 γM ={1/(1+T・s)}・{1/(1+Kh ・V
2 )}・θ/NG ・V/L ただし、 T:時定数 s:ラプラス演算子 Kh :スタビリティファクタ NG :ステアリングギヤ比 θ:操舵角 V:車速 L:ホイールベース
操舵角θに対して舵角α0 回動するとき、車両の回動角
速度βは、β=(V・α0 )/Lで表される。前輪2
2,24が操舵輪であり、後輪38,40が非操舵輪で
あって、車両が速度Vで走行する際に前輪22,24が
舵角α0 だけ回動した場合、車両の進行方向と直角な方
向に生ずる速度成分はほぼV・α0 であり、後輪38,
40には車両の進行方向と直角な方向の成分は生じない
ため、L・β=V・α0 となって、β=(V・α0 )/
Lが得られる。また、車両を旋回させるべくステアリン
グホイールが操舵されるとき、その操舵角θはギヤ列に
よって減速されて前輪22,24に伝達される。そのた
め、ギヤ比をNG とすれば、α0 =θ/NG となる。
半径は舵角α0 で決まるが、速度Vで旋回する場合には
スタビリティファクタKh の影響を受ける。スタビリテ
ィファクタKh は車両の設計仕様によって決まるもので
あり、車両が速度Vで旋回する場合にごく低速で走行す
る場合と同じ旋回半径となるようにするために必要な舵
角をαとすれば、α,α0 の関係は次式で表される。 α/α0 =1+Kh ・V2 換言すれば、現実の舵角がα0 である場合に、実質的な
舵角αは、α0 /(1+Kh ・V2 )であることとなる
のである。
0 をα0 /(1+Kh ・V2 )に置き換えるとともに、
α0 にθ/NG を代入すれば、β=V/L・θ/NG ・
{1/(1+Kh ・V2 )}が得られる。そして、ステ
アリングホイールの操舵角θを入力とし、車両の回動角
速度βを出力とする系は一次遅れ系と見做すことができ
るため、β={1/(1+T・s)}・{1/(1+K
h ・V2 )}・θ/NG ・V/Lが得られる。本実施例
においては、この回動角速度βが目標ヨーレイトγM と
されており、目標ヨーレイトγM が前記式で求められる
のである。
れ、その目標ヨーレイトγM と実ヨーレイトγとから左
右の制動力差ΔBY が求められたならば、制動力差ΔB
Y を設けるために必要な左右の液圧差ΔPY が次式に従
って求められる。 ΔPY =ΔBY /(μF ・bF ) そして、制動液圧PFL,PFRは次式に従って求められ、
PRL,PRR は前記実施例の場合と同様の式によって求
められる。 PFL=FFL・GT /μ・bF +ΔPY /2 PFR=FFR・GT /μ・bF −ΔPY /2 PRL=FRL・GT /μ・bR PRR=FRR・GT /μ・bR 前輪22,24の制動液圧PFL,PFRについては、図1
〜図3の実施例と同様に車輪の接地荷重に応じて決まる
制御液圧に、実ヨーレイトγを目標ヨーレイトγM に追
従させるための修正が施されるのである。なお、ΔPの
符号は、反時計方向のヨーレイトを正とした場合に+Δ
Pが正の値となるように定められる。
輪の回転が抑制されれば、左前輪22の制動力と右前輪
24の制動力とに、実ヨーレイトγを目標ヨーレイトγ
M に追従させるための差が生じ、車両は目標ヨーレイト
γM が得られるように旋回することとなる。
は、スリップ率がある範囲のときに最大の摩擦力が得ら
れ、その範囲に到達するまではスリップ率の増大に対し
て摩擦力が比較的急速に増大し、その範囲を越えた後は
スリップ率の増大に対して摩擦力が緩やかに減少する関
係がある。したがって、スリップ率の増大に対して摩擦
力が比較的急速に増大する領域においては、液圧差ΔP
Y を左車輪と右車輪とに1/2ずつ配分して目的とする
ヨーレイトを生じさせることができるのであるが、スリ
ップ率の増大に対して摩擦力が殆ど変化しない領域や、
摩擦力が緩やかに減少する領域では、制動液圧を増大さ
せても制動力は殆ど増大せず、あるいは逆に減少してし
まうこととなる。
が比較的急速に増大する領域においては、ブレーキ操作
力を大きくすれば制動距離を短縮し得るため、各車輪の
接地荷重に応じて制動液圧を決定することによるメリッ
トは、制動距離を短縮し得るということよりも、できる
限り各車輪のスリップ率を低くしてコーナリングフォー
スを確保し得るということである。その上で、実ヨーレ
イトが目標ヨーレイトに追従するように制動液圧が制御
されるのであるから、本実施例のブレーキ装置は、制動
液圧に対して路面の摩擦係数が高い領域で使用される場
合には、走行安定性を向上させ得るブレーキ装置という
ことになる。
距離短縮効果が得られるのは、スリップ率の増大に対し
て摩擦力が殆ど変化せず、あるいは緩やかに低下する領
域においてであるが、この領域においては制動液圧を増
大させても制動力を増大させることはできない。この観
点からすれば、実ヨーレイトγを目標ヨーレイトγM に
追従させるための液圧差ΔPY の左車輪と右車輪への配
分を1/2ずつとはせず、一方を−3ΔPY /4、他方
を+ΔPY /4とし、あるいは一方を−ΔPY 、他方を
0とする等、他の配分比率とすることが推奨される。
2,24について、実ヨーレイトが目標ヨーレイトに追
従するように左右の制動力差が設けられるようになって
いたが、左右後輪38,40について制動力差を設けて
もよく、4輪全部について左右の制動力差を設けてもよ
い。
図6に示す実施例と同様に、実減速度を路面勾配角度お
よび車体の路面に対する傾斜に基づいて修正するように
してもよい。
車輪の接地荷重が前後加速度GX および横加速度GY に
基づいて算出されるようになっていたが、各車輪毎に荷
重検出装置を設けて検出してもよい。
・マニュアル2系統式のブレーキ装置に本発明を適用し
た場合を例に取って説明したが、本発明は、電気制御系
統のみのブレーキ装置等、他のブレーキ装置にも適用す
ることができる。
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
置の制御装置の主体を成すコンピュータのROMに格納
された車輪回転抑制ルーチンを示すフローチャートであ
る。
み力と目標減速度との関係を示すグラフである。
装置の路面勾配角度演算用コンピュータを車輪回転抑制
用の制御装置と共に示す図である。
のROMに格納された車輪回転抑制ルーチンを示すフロ
ーチャートである。
に格納された路面勾配角度演算ルーチンを示すフローチ
ャートである。
ーキ装置の制御装置を、その制御装置に検出信号を供給
する各種センサと共に示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 4個の車輪の各回転をそれぞれ抑制する
車輪回転抑制手段と、 車両全体として必要な制動力を、前記4個の車輪の各々
に、それら車輪の各々の接地荷重に応じた比率で配分す
る制動力配分決定手段と、 少なくとも制動力配分決定手段により決定された制動力
比率に基づいて前記車輪回転抑制手段の各々を制御する
制御手段とを含むことを特徴とする車両用ブレーキ装
置。
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