JPH05507933A - Cnsおよび抗高血圧活性を有する置換1―(アルコキシフェニル)ピペラジン類 - Google Patents
Cnsおよび抗高血圧活性を有する置換1―(アルコキシフェニル)ピペラジン類Info
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- JPH05507933A JPH05507933A JP91511754A JP51175491A JPH05507933A JP H05507933 A JPH05507933 A JP H05507933A JP 91511754 A JP91511754 A JP 91511754A JP 51175491 A JP51175491 A JP 51175491A JP H05507933 A JPH05507933 A JP H05507933A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
CNSおよび抗高血圧活性を有する置換1−(アルコキシフェニル)ピペラジン
類
発明の分野
本発明は、ドーパミン作動性調節障害ならびに心血管疾患によって示される症状
の治療で有用な置換1−(アルコキシフェニル)ピペラジン類を提供する。
発明の背景
ドーパミンは重要な神経伝達物質であり、ヒトの神経学的および精神医学的健康
の調節で重要である。脳幹にある黒質緻密部でドーパミン作動性ニューロンが喪
失すると老人のパーキンソン病、衰弱する神経障害の原因となる。オー・ホルニ
キービッツ(0,Horniyki−ewicz)、 フェデレーション・プロ
シーディングズ(Fed、Proc、)、32 :1383 (1973)参照
。パーキンソン病は運動不能症(運動開始の困難)および安静時振戦によって特
徴付けられる。これらの特性のため振戦麻痺ともいう。この疾患はドーパミン作
動剤で治療可能である。しかしながら、かかる作動剤はドーパミン系を余りにも
強く刺激するので、ジスキネジー(過剰異常不随意運動)を誘発する。ティ・エ
ヌ・チェイスら(T、 N、 Chase etal)、アーカイブズ・オン・
ニューロロジー(Arch、Neurol、)30 : 383(1974)参
照。
また、ドーパミン作動性調節障害は、恐ら(はすべての精神病のうち最も重症で
ある精神分裂症の病因のようである。エイ・ランドラップおよびアイ・ムクバッ
ド(A、 Randrup and 1. Mukvad)、サイフファルマコ
ロジ−(Psychopharmacol、 )11 :300 (1967)
およびニス・エイチ・ニス・エイチ・シングーら(S。
H,S、 L 5ynder et al)、サイエンス(Science)、
184:1234(1974)参照。
精神分裂症は患者間で変動する陽性および陰性症状の群によって特徴付けられる
。
陽性症状は幻覚、偏狭症、誇大妄想感、思考の支離滅裂、現実からの一般的逃避
を含む。陰性症状は引きこもり、平坦な情動、および交際の断絶を含む。精神分
裂症の陽性症状はドーパミン作動性ニューロン系における過剰活動によるもので
ある。これらの症状はドーパミンレセプター拮抗剤によって治療される。例えば
、シイ・エイ・タミンガおよびジェイ・ゲーラハ(C,A、 Tammigna
and J、 Gerhlach)、「精神薬理学:進行の第3世代(In
Psychopharma−cology : The Th1rd Gene
rationof Progress)J 、エイチ・メツツアー(H」elt
zer)編、ラーベン・プレス(RavenPress)、ニューヨーク、19
8’7年、1129頁、参照。不運にも、かかる拮抗剤はドーパミン系を完全に
封鎖するので、それらは、一般に錐体外路症状(EPS)という種々の症状を包
含し、実質的には自然なパーキンソン症候群から区別できない。シイ・エイ・タ
ミングナおよびジエイ・ゲルラバ(C,A、 TamminTammln ’
J、 Gerhlach)、「精神薬理学:進行の第3世代(In Psych
opbarmacology:TheThird Generation of
Progress)J 、xイチ・メッツy −(H,Meltzer)編、
ラーベン・プレス(Raven Press)、ニューヨーク、1987年、1
129頁、参照。
か(して、精神分裂症患者には神経学的な症状を精神医学的症状で置き換えるこ
とがめられる。さらに、ドーパミン拮抗剤は、恐らくは、精神分裂症の陰性症状
はドーパミン作動性活性における押管状態に起因するために、一般に該陰性症状
を改善できない。アール・ジェイ・ライアット(R,J、 Wyatt)、「精
神分裂症障害における研究(Research fn the 5chizop
hrenic Disorders) : スタンレイ・アール・ディーン(T
he 5tanley R,Dean)賞講演」、第2巻、アール・カンクロお
よびニス・アール・ディーン(R,Cancro and S、 R,Dean
) (編)、スペクトラム・バブル(Spectrum publ、 )、19
85年、225頁、参照。
ドーパミン作動性調IM陳害の疾患を治療するための異なるアプローチは、ドー
パミン部分作動剤によるものである。かかる薬剤はドーパミン作動剤であるが、
その最高効果はアポモルフインおよびドーパミンそれ自体のごとき完全ドーパミ
ン作動剤よりも弱い。かかる薬剤はドーパミン作動性活性をほとんどまたは全く
有さずして系において作動剤として作用し、ドーパミン作動性活性が高い場合は
拮抗剤として作用する。かくして、かかる薬剤は精神分裂症の陽性および陰性症
状を共に、ならびにパーキンソン病を治療できる。部分作動剤の概念はドーパミ
ン作動性系に特異的ではなく、当該概念の理論的基礎は他で詳細に議論されてい
る。イー・ジェイ・アリエンス(E、 J、^riens)、分子薬理学(il
olecularPharmacology)、第1巻、アカデミツク・プレス
(Academic Press)、ニューヨーク、503頁(1964)参照
。部分作動剤活性は内因性活性のレベルによつて定義される。内因性活性は最も
効果的な作動剤の最高効果の分率として表される薬剤の最高効果と定義される。
ドーパミン拮抗剤はゼロの内因性活性を有する。
すなわち、それらは作動剤活性を有しないが、それらはドーパミンレセプターに
結合し、かくして、ドーパミンおよび他のドーパミン作動剤の接近を阻止する。
他方、完全ドーパミン作動剤は1の内因性活性を有し;その最高濃度で、それら
はドーパミン作動系を刺激して、その最高可能出力を表す。部分作動剤はOと1
との間の内因性活性を有する。部分作動剤それ自体はドーパミン作動系を刺激す
るが、その最高用量においてさえ、これらの系を刺激してその最高可能出力を生
じさせることができない。その最高用量において、レセプター部位を完全に飽和
するので、それらは完全作動剤(例えば、ドーパミン)の接近を阻止し、従って
、拮抗剤として作用する。
生物学的活性の完全な表現は、占拠されているレセプターの百分率と占拠する薬
剤の内因性活性との積に等しいので、ドーパミン、天然のメディエータ−によっ
て占拠されているレセプターの通常の分率に近い内因性活性を有する薬剤でレセ
プターを飽和させることによって、ドーパミン作動系を通常の範囲に「締め付け
る」ことができる。通常に占拠されているレセプターの分率は知られていないの
で、部分作動剤についての理想的な内因性活性もまた知られていない。これは、
ドーパミン部分作動剤はほとんど知られていないという事実によって強調される
。
本発明は、ドーパミン作動系の調節障害に起因する、あるいはそれによって悪化
した病気疾患の治療に部分ドーパミン作動剤として有用な十分に低い内因性活性
を持つある種のフェニル尿素を記載する。かかる疾患は精神分裂症およびパーキ
ンソン症候群を包含し、また、薬剤嗜癖、注意欠乏障害(ADD) 、)ウレッ
ト(Tourrette)症候群、自閉症、欲求制御、高プロラクチン血症およ
び他の内分泌障害、性的機能障害、ならびに高血圧および曹血性心不全のごとき
心血管障害を包含し得る。
情報の開示
本発明の化合物は米国特許第3374237号(ライトら(fright et
al))に総括的に開示されており、精神安定剤として有用であると言われて
いる。しかしながら、本発明のドーパミン作動剤活性または拮抗剤活性はいずれ
もそこに教示されていない。
多数の公知化合物がドーパミン部分作動剤として有用であると言われている。
これらは、
ビイ・クリトチェリイおよびディ’バーケス(P、 Cr1tchley an
d D、 Parkes)、クリニカル−ニューaファルマコロジ−(C1in
、 Neuropharmacolol、 )、10:57(1987)、エム
・エフ・ピエセイら(M、 F、 Piercey et al)、ジャーナル
・オン・ファルマコロジー・アンド・エクスベリメンタル・セラビューティック
ス(J、Pharmacol、Exp、Ther、)243 : 391 (1
987) 、エイチ・ワッチテルおよびアール・ドロウ(B、 Wachtel
and R,Dorov入ライフ・サイエンス(life Sci、 )32
: 421 (1983) 、およびダブリュー・ケール(W、 Kehr)
、ニーロビーアン−ジャーナル・オン・ファルマコロジ−(Euro、 J、
Pharmacol、 ) 97 : 111(1984)に開示されている(
トラントジヒドロリスライドまたは(TDHL)としても知られている)リスラ
イド誘導体1−1−ジエチル−3−(6−メチル−8α−エルゴリン)尿素二水
素ホスフェート:ニス・ヒジョルスら(S、 Hjorth et al)、サ
イコツアルマコロジー(Psychopharmacol、)81 : 89
(1983) 、Lス・ヒジョルスら(S、 Hjorth etal)、サイ
=+7フルv=+oジー(Psychophanmacol、)28 :122
5 (1981)、およびダブリュー・イー・ホフマンおよびエム・エフ・ピエ
セイ(W、 E、 Hoffraannand M、 F、 Pirecey)
、二x −0サイエンス・アブストラクツ(Neurosci、 Abs) 1
3 :908 (1987)に開示されているフェニルピペリジンC−)−3−
(3−ヒドロキシフェニル)−N−n−プロピルピペリジン((−) −3−P
PP);ダブりニー・イー・ホフマンおよびエム・エフ・ピエセイ(W、 E」
offmann andM、 F、 Pirecey)、ニューロサイエンス・
アブストラクツ(Neurosci、 Abs)、およびニス・ヒジョルスら(
S、 Hjorth et al)、ナウニンーシュミーデルベルグズ・アーカ
イブズ・オン・ファルマコロジー(Naunyn−Schmiederberg
’ s Arch、 Pharmacol、 )。
333 : 205 (1986)に開示されている7−ヒドロキシ−1,2,
3,4゜4 a、 5.6.10 b−オクタヒドロベンゾ(f)キノリン(H
W−165);ディ・ダブリュー・コワードら(D、 1. Coward e
t aL)、ジャーナル・オン・ファルマコロジー・アンド・エクスベリメンタ
ル・セラビューティックス(J。
Pharmacol、Exp、Ther、)252 : 279 (1990)
に開示されているアミノエルゴリンN−[(8−α)−2,6−ジメチル−エル
ゴリンー8−イル]−2,2−ジメチルプロパンアミド(SDZ208−911
)およびN−[(8−α)−2−クロロ−6−メチル−エルゴリン−8−イル]
−2,2−ジメチルプロパンアミド(SDZ208−912):
を包含する。
しかしながら、これらの文献はいずれも本発明の置換1−(アルコキシフェニル
)−ピペラジンを教示も示唆もしない。
発明の概要
本発明は、式1:
[式中、Xは水素またはCl:
R1およびR2は、同一または異なり、水素、メトキシ、またはエトキシよりな
る群から選択されるが、R2またはR2の一方のみが水素]で示される置換1−
(アルコキシフェニル)ピペラジンまたはその薬理学上許容される塩を提供する
。
より具体的には、本発明は、化合物1−(3−クロロフェニル)−3−C4−[
4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル]ブチルコー2−イミダリジ
ノンおよび、最も特別には、化合物1− [4−[4−(2−メトキシフェニル
)−1−ピペラジニル]ブチル]−3−フェニル−2−イミダゾリジノンを提供
する。
また、本発明は式Iの化合物またはその薬理学上許容される塩の医薬処方の調製
のための使用に関する。
より具体的には、本発明は、化合物1−(3−クロロフェニル)−3−[4−[
4−(2−メトキシフェニンリー1−ピペラジニル]ブチル]−2−イミダリジ
ノンおよび、最も特別には、化合物1− [4−[4−(2−メトキシフェニル
)−1−ピペラジニル]ブチルコー3−フェニル−2−イミダゾリジノンと医薬
上許容される担体とよりなる医薬組成物を提供する。
また、本発明は、有効量の本発明化合物でヒトを治療してドーパミン作動系疾患
を治療する方法を提供する。より具体的には、本発明は、本発明の化合物でヒト
を治療してパーキンソン症候群、精神分裂症、および薬物乱用の症状を軽減する
方法を提供する。
より具体的には、本発明は、化合物1− C4−[4−(2−メトキシフェニル
)−1−ピペラジニル]ブチル]−3−フェニル−2−イミダリジノン、化合物
1−(3−クロロフェニル)−3−[4−[4−(2−メトキシフェニル)−1
−裂症、および薬物乱用を治療する方法を提供する。
発明の詳細な記載
Xが水素またはCIであり、R1がメトキシであってR2が水素である式■の特
定の化合物が好ましく、Xが水素である化合物が最も好ましい。薬理学上許容さ
れる塩の例は塩酸塩、臭化水素酸塩、フマール酸塩、マレイン酸塩、コ/’1り
酸塩、クエン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、およびメタンスルホン酸塩を包
含する。
医薬処方として用いる場合、化合物を投与に適した形態に修飾できる。この場合
、式Iの化合物および/または医薬上許容される塩の少なくとも1種を担体の少
なくとも1種と混合するか、あるいは合する。担体は腸内、非経口、または局所
投与に適し、かつ当該新しい化合物と反応しない無機または有機物質を包含する
。適当な賦形剤の例は水、植物油、ベンジルアルコール、ポリエチレングリコ−
ル、ゼラチン、ラクトースまたは澱粉のごとき炭水化物、ステアリン酸マグネシ
ウム、タルク、およびワセリンを包含する。特に、錠剤、コーティング錠剤、カ
プセル剤、シロップ剤、液剤、滴剤、坐剤を腸内投与に用い、非経口投与には、
油性または水性の溶液が好ましいが、懸濁剤、乳剤、または植込錠も同様に用い
られる。局所投与には、軟膏、クリーム、または散剤が用いられる。また、続い
て製品の調製で用いるため、これらの化合物を滅菌および/または凍結乾燥する
こともできる。
また、該処方には、滑沢剤、保存剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、塩、緩衝剤、着
色剤、香味剤、芳香物質のような薬理学上許容される添加剤を一種またはそれ以
上含有させることもできる。
また、本発明は、式1の化合物またはその薬理学上許容される塩の、ヒトの治療
的処置およびドーパミン作動系の疾患、特に、精神分裂症、パーキンソン症候群
、および薬物嗜癖、特にコカイン乱用の制御のための使用に関する。理論と結び
付けるつもりはないが、本発明の化合物はドーパミン作動性作動剤であると共に
拮抗剤であるので、精神分裂症の陽性および陰性症状を共に治療する。それらは
、ドーパミン作動性系を完全には阻止しないので、化学的パーキンソン症候群を
誘発しない。対照的に、これらの化合物は、そのドーパミン作動性作動剤効果の
ため、およびジスキネジーを誘発しない低内因性活性のため、パーキンソン症候
群を治療するのに有用である。さらに、ドーパミン作動系に対する適法および不
適法な薬物の影響は薬物嗜癖に導く要因となり得る:例えば、コカインの種々の
生理学的効果のうちには、ドーパミンの放出がある。しかしながら、薬物乱用の
化学的治療は大いに不成功に終わっていた。かくして、そのドーパミン作動性効
果のため、本発明の化合物は、薬物嗜癖の治療で有用である。ドーパミン作動系
の調節が役割を果す可能性のある他の障害は、注意欠乏障害、トウレット症候群
、自閉症、および欲求制御を包含する。また、当該化合物は内分泌障害、例えば
、高プロラクチン血症、および高血圧および冒進性心不全のごとき心血管障害に
用いることもできる。
概して、医薬品として使用する場合、当該化合物はドーパミン作動性薬剤TDH
L、ブロモクリプチン、およびハロペリドールのごとき公知で商業的に入手可能
な製品と同様の用量にて投与する。好ましい投与法は経口投与である。好ましい
用量は、用量当たり、領2および500mgの間、特に、0.2および50mg
の間である。好ましい日用量は約0.001および10 mg/kg体重の間で
ある。しかしながら、患者についての個別的用量は広範な要因、例えば(単独で
あるいは他の医薬品と組み合わせて)使用する個々の化合物の効能、治療がめら
れる障害の重症度、患者の年令、体重、健康、性別、および食事、投与方法、な
らびに排泄速度に依存する。
これまでの記載により、当業者ならば、さらに思考を働かせることなく、本発明
を最高限に実施できるであろう。以下の実施例は説明のためのものであって、そ
の他の開示を限定するものではない。調製方法においては、全ての出発物質は公
知であるかかつ/または商業的に入手可能であり、あるいは公知の出発物質から
容易に調製される。実施例においては、特に断りのない限り、すべての温度は摂
氏℃で表し、部およびパーセントは重量で表し、買置分析データは電荷当たりの
質量にて与える。
ブチルゴー3−フェニル−2−イミダゾリジノンa)1−フェニル−3−(4−
クロロブチル)−2−イミダゾリトンの調製1−フェニル−2−イミダゾリトン
(3,24g、20.0ミリモル)、l−ブロモ−4−タロロブタン(10,2
9g、60.0ミリモル)、臭化テトラブチルアンモニウム(0,64g、2.
0ミリモル)、50%水酸化ナトリウム水溶液(60ml)、およびトルエン(
100ml)の混合物を60℃に維持した油浴中で9時間撹拌する。反応混合物
を水で希釈し、ジエチルエーテルで2回抽出する。合した抽出物を食塩水で洗浄
し、乾燥する(硫酸マグネシウム)。溶媒を真空中で除去して淡黄色油(9,2
g)を得る。フラッシュクロマトグラフィー(二酸化ケイ素、230〜400メ
ツシュ:3:1ヘキサン/酢酸エチル)による精製によって、無色固体(4,8
3g)を得る。試料(0,50g)をジエチルエーテル/ヘキサンから結晶化し
て無色結晶(1−フェニル−3−(4−クロロブチル)−2−イミダゾリトン;
0.49g、融点47.5〜49℃)を得る。
b)、1− [47[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル]ブチ
ル]−3−イミダゾリジノンの調製
(実施例1(a)からの)1−フェニル−3−(4−クロロブチル)−2−イミ
ダゾリトン(4,0Og、15.8ミリモル)、1−(2−メトキシフェニル)
ピペラジン(4,62g、24.0ミリモル)、および炭酸ナトリウム(3,4
0g、32.0ミリモル)のn−ブタノール(40m l )中混合物を14’
O℃に維持した油浴中で17時間撹拌する。溶媒を真空中で除去し、残渣を水で
希釈し、混合物を3:1ジエチルエーテル/テトラヒドロフランで抽出する。エ
ーテル溶液を水で2回洗浄し、食塩水で1回洗浄する。溶液を乾燥し、溶媒を真
空中で除去して油(7,81g)を得る。ジエチルエーテル/ヘキサンからの結
晶化および酢酸エチル/ヘキサンからの再結晶により白色固体(1−[4−[4
−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニルコブチル]−3−フェニル−2
−イミダゾリジノン;4.32g、86%:融点94〜95℃)を得る。マスス
ペクトルm/z408にてM”
正確な質量 C24H3□N40.として計算値:408.2525
実測値:408.2527
元素分析:
計算値:C,70,56:H,7,90:N、13.71実測値:C,70,6
6;H,7,83:N、13.91実施例2l−(3−クロロフェニル)−3−
[4−[4−(2−メトキンフェニル)−1−ピペラジニル]ブチル]−2−イ
ミダゾリジノン&)1− (3−クロロフェニル)−3−(4−クロロブチル)
−2−イミダゾリトンの調製
1−(3−クロロフェニル)−2−イミダゾリトン(5,92g、30.0ミリ
モル)、1−ブロモ−4−クロロブタン(10,29g、60.0ミリモル)、
臭化テトラブチルアンモニウム(0,97g、3.0ミリモル)、50%水酸化
ナトリウム水溶液(90ml)、およびトルエン(150ml)の混合物を60
℃に維持した油浴中で10時間撹拌する。反応混合物を水で希釈し、塩化メチレ
ンで抽出する。合した抽出物を食塩水で洗浄し、乾燥する(硫酸マグネシウム)
。溶媒を真空中で除去して黄色油(12,34g)を得る。フラッシュクロマト
グラフィー(二酸化ケイ素、230〜400メツシュ;3:1ヘキサン/酢酸エ
チル)による精製によって黄色油状の(1−(3−クロロフェニル)−3−(4
−クロロブチル)−2−イミダゾリトン;8.22g)を得る。マススペクトル
m/z286.288においてm′″。対応するいくつかの臭化物もまたm/
z 330.332において確認される。
正確な質量 C+5H1aC1zN20として計算値+286.0640
実測値4286.0629
b)1− (3−クロロフェニル)−3−[4−[4−(2−メトキシフェニル
)=1−ピペラジニルコブチル]−2−イミダゾリジノンの調製(実施例2(a
)からの)1−(3−クロロフェニル)−3−(4−クロロブチル)−2−イミ
ダゾリトン(4,54g、15.8ミリモル)、1−(2−メトキシフェニル)
ピペラジン(4,62g、24.0ミリモル)、および炭酸ナトリウム(3,4
0g、32.0ミリモル)のn−ブタノール(40ml)中混合物を還流下にて
18時間撹拌する。溶媒を真空中で除去し、残渣を水で希釈し、混合物を1:1
ジエチルエーテル/テトラヒドロフランで抽出する。エーテル溶液を水で2回、
食塩水で1回洗浄し、溶媒を除去して固体(8,18g)を得る。酢酸エチル/
ヘキサンからの結晶化により白色結晶(4,90g)を得る。試料(2,35g
)を酢酸エチル/ヘキサンから再結晶して白色固体(1−(3−りクロフェニル
)−3−[4−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル]ブチル]
−2−イミダゾリジノン、2.11g、融点87〜89℃)を得る。
マススペクトル m/z442にてm“正確な買置 CziHs+”(J’N4
01として計算値:442.2135
実測値:442.2148
元素分析
計算値:C,65,07;H,7,05:N、12.65;Cj’、8.00実
測値:C,64,96:H,7,33;N、12.64:C1,8,02同様の
方法で、本発明の残りの化合物は、同一または類似の反応および精製条件下で、
同一または類似のモル比を用いて合成される。例えば、(実施例1(a)からの
生成物)1−フェニル−3−(4−クロロブチル)−2−イミダゾリトンを1−
(3−メトキシフェニル)ピペラジンと組み合わせて1− [4−[4−(3−
メトキシフェニル)−1−ピペラジニル]ブチルコー3−フェラルー2−イミダ
ゾリジノンが得られ、1− C4−[4−(2−エトキシフェニル)−1−ピペ
ラジニルコブチル]−3−フェニル−2−イミダゾリジノンは、実施例1(a)
の生成物と1−(2−エトキシフェニル)ピペラジンと組み合わせることによっ
て製造され、1− [4−[4−(3−エトキシフェニル)−1−ピペラジニル
]ブチルコー3−フェニル−2−イミダゾリジノンは実施例1(a)の生成物と
1−(3−エトキシフェニル)ピペラジンとを組み合わせて製造される。同様に
、1− (3−クロロフェニル)−3−(4−クロロブチル)−2−イミダゾリ
トン(実施例2(a)の生成物)を1−(3−メトキシフェニル)ピペラジンと
組み合わせて1−(3−クロロフェニル)−3−[4−[4−(3−メトキシフ
ェニル)−1−ピペラジニルコブチルコー2−イミダゾリジノンが得られ、1−
(3−クロロフェニル)−3−[4−[4−(2−エトキンフェニル)−1−ピ
ペラジニル]ブチル]−2−イミダゾリジノンは実施例2(a)の生成物を1−
(2−エトキシフェニル)ピペラジンと組み合わせることによって製造され、1
−(3−クロロフェニル’)−3−[4−[4−(3−エトキシフェニル)−1
−ピヘーラジニル]ブチル]−2−イミダゾリジノンは実施例2(a)の生成物
を1−(3−エトキシフェニル)ピペラジンと組み合わせることによって製造さ
れる。適当には、当業者は反応比または条件を変更する化合物を認識するであろ
う。かかる場合、当業者に公知の常法的修飾を用いて反応を首尾よく行うことが
ドーパミン部分作動剤としての活性の予測として、本発明の化合物を当業者に知
られた一連のアッセイでテストする。米国特許第3374237号(ライトら(
fright et al))に記載されている一連の構造的に類似の先行化合
物もまた、作動剤または拮抗剤としてのその使用を示す2つのテストでスクリー
ニングを行う。ライトら(fright et al)の特許に記載されている
手法に従って、以下の化合物を合成する:1−(m−クロロフェニル) −3−
[3−[4−(p−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル]プロビルコー2−
イミダゾリジノン(実施例11)+1−(m−クロロフェニル) −3−[3−
[4−(m−トリル)−1−ピペラジニル]プロピル]−2−イミダゾリジノン
(実施例14):および1−フェニル−3−[3−(4−フェニル−1−ピペラ
ジニル)プロピル]−2−イミダゾリジノン塩酸塩(実施例17)。
薬剤 これらの実験で用いる薬剤標準、およびその供給源は:TDHL。
Schering AG、ベルリン、F、R,G、;(−)−3−PPPおよび
HW−165、スウェーデン国、ゲーテベルブ、ゲーテベルブ大学、薬理学部、
アビラド・カールソン(Arvid Carlsson)博士:およびSDZ
208−911および−912、スウェーデン国、パスル(Basle)、スタ
ントス(Standoz) Ltd、である。特に断りのない限り、すべての他
の化学薬品は商業的供給源から広く入手できる。
1、ドーパミンレセプター結合
ドーパミン部分作動剤はドーパミンレセプターに結合しなければならないので、
結合実験を用いてレセプターに対する化合物の親和性を測定する。ベンズアミト
ラクロブライドは、in vivoおよびin vitroで行う結合実験に基
づき、D2レセプターについての選択的リガンドであると報告されていめ。シイ
・コーラ−ら(C,Kohler et al)、「3H−ラクロプライドの特
異的in vitroおよびin vivo結合(Specific In V
itro and In vivo Binding of ”H−Raclo
pride)、バイオケミカル−7フルマコロジー(Biochem、 Pha
rmacol、 )、34 :2251−2259 (1985)参照。ヒトに
おけるPETスキャンニングにより、ラクロプライドはD2レセプターに結合す
ることが確認されている。エル・ファルデら(L、 Fardeet al)、
「陽電子発光断層写真技術によるヒト脳におけるドーパミンレセプター結合の可
視化のためのりガントとしての置換ベンズアミド(SubstitutedBe
nzamides as Ligands for the Visualiz
ation of Dopamine Recepto窒■
Binding in the Human Brain by Po5itr
on Emission Tomography)J 、PmAS82 :
3863〜3867 (1985)参照。Cambridge細胞収穫器を試料
濾過に用いる以外は、アール・エイチ・ロス(R,H,Roth)、コム・サイ
フファルム(Ca闘。
Psychopharm、 )、3 : 429(1979)に記載されている
手法に従い、先行技術化合物のドーパミンレセプター親和性を本発明の2種の化
合物と比較する。3H−ラクロプライドは二ニー・イングランド・ニクレア(N
ew England Nuclear)から入手したものであり、83.4C
j/ナノモルの特異的活性を有する。コーラ−(Kohler)による実験は、
ラクロプライドはラット線条体において約1.2HMのKdおよび23.5ピコ
モル/g組織に等しいB1.8を有することが証明されている。全うット脳を用
い、本発明者らは1.24 nMのKdおよび1.6ピコモル/g組織のB1.
8を見い出す。化合物を二連にて少なくとも4濃度でテストする。1HMチオリ
ダジンを用いて非特異的結合を測定する。一般に、合計結合リガンドは添加した
ものの約1.5%であり、特異的結合は合計結合の93%である。試料間のバラ
ツキはほぼ6.0%である。結果はに、(=レセプターの50パーセント(50
%)結合するに要する化合物量)で表す。表1を参照し、実施例1および2化合
物は、2.6のKiおよび3.7HMを各々有し、極端な高親和性でもってドー
パミンレセプターに結合する。対照的に、最も関連する先行化合物はレセプター
に対してほとんど親和性を有しない。かくして、1−フェニル−3−[3−(4
−フェニル−1−ピペラジニル)プロピルコー2−イミダゾリジノンは323n
MのKiを有するが、1−(m−りcooフェニル)−3−[3−[4−(m−
トリル)−1−ピペラジニル]プロピルコー2−イミダゾリジノンおよび1−(
m−クロロフェニル) −3−[3−[4−(p−メトキシフェニル)−1=ピ
ペラジニル]プロピル]−2−イミダゾリジノンは、各々、11000nおよび
11000nもの高濃度においても、全く結合しない。
比較すると、他の公知のドーパミン作動剤および部分作動剤は0.47ないしア
ポモルフインは公知の完全トーパーミン作動剤である。マウスへの投与はドーパ
ミン作動性レセプターを刺激し、その結果、ワイヤ・ケージのサイドによじ登る
ことを含めた運動活性を増進する。ハーセおよびジャンセン(Haase an
dJanssen)、「神経弛緩性薬剤の作用(The Action of
Neuroleptic Drugs)J、エルセビエ(Elsevier)、
アムステルダム、1985年、301頁、参照。その拮抗剤効果の特異的測定と
して、先行技術化合物および本発明の化合物双方を、作動剤誘発運動活性をブロ
ックするその能力についてテストする。この手法では、0.25%メチルセルロ
ース中で調製したテスト化合物をCF−1マウス(各々18〜22gm)の群に
腹腔内注射する。25分後、アポモルフイン塩酸塩を2.5mg/kg腹腔内投
与にて該動物に注射する。次いで、4匹の各群をワイヤ・ケージ(5”×5”X
12”)の床に置き、「ケージ・クライミング」の測定のためにアポモルフイン
を注射した後に5〜10分間観察する。この間、頂上までの半分(6“)以上壁
を上ったマウスをケージから取り出す。2匹またはそれ以上のマウスが10分の
最後にケージに残っていれば、化合物は拮抗剤と考えられる。スペアマンおよび
カルベール・ファニイ・ディ・ジェイ(Spearman and Karbe
r。
Funney、 D、 J、 )、生物学的アッセイにおける統計学的方法(S
tatistical Methodsin Biological As5a
y)、ハフナー・パブリケーション・カンパニー(Hafner Publ。
ω、)、ニューヨーク、ニューヨーク州、524頁、1952年、のごと<、O
,’3または0.5対数間隔で減少させる用量レベルにて活性化合物を再度テス
トし、ケージに残っているマウス数を計数的反応メタメーター(metamet
er)として用いて、EDS。を計算する。明らかなごと(、先行技術化合物は
アポモルフイン誘発クライミング挙動に影響を有しないが、実施例1および2化
合物は、各々、12および42mg/kgにて効果を逆行させる。
先行技術化合物はモデル系において作動剤効果も拮抗剤効果も示さないので、さ
らにテストは進めなかった。
3、ドーパミン神経衝撃発生
アポモルフインのごときドーパミン作動性作動剤は、ドーパミン作動性ニューロ
ンによって発生する神経衝撃を抑止する。事実、すべての完全ドーパミン作動剤
は、ドーパミン細胞が発射を完全に停止するように衝撃発生を完全に抑制する。
その名が意味するごとく、部分作動剤は衝撃発生を部分的にしか抑制しない。ド
ーパミン完全および部分作動剤の効果とは対照的に、ドーパミン拮抗剤はドーパ
ミンニューロンの神経衝撃活性に影響せず、あるいはそれらを増大もしない。
ドーパミン部分作動剤はドーパミン作動性活性が過剰である場合にドーパミン拮
抗剤として作用する。過剰なドーパミン作動性活性はアンフェタミンによって誘
導でき、尾状核のごときドーパミン作動性シナプス後領域における神経終末でド
ーパミンの放出を引き起こす。この放出されたドーパミンは、シナプス後ドーパ
ミン作動性領域をドーパミン細胞に結合させる陰性フィードバック系を活性化す
る(例えば、黒賞ニューロンに対する尾状核フィードバック)。この陰性フィー
ドバック系を通じて、アンフェタミンはドーパミンニューロンにおいて神経衝撃
を抑制する。ドーパミン拮抗剤はドーパミンがそのレセプターに接近するのをブ
ロックするため、これらの薬剤は陰性フィードバック経路の活性化をブロックす
る。かくして、ドーパミン拮抗剤およびドーパミン部分作動剤は、ドーパミン神
経衝撃活性剤においてアンフェタミンの抑制をブロックまたは逆行させる。ドー
パミン拮抗剤はアンフェタミンによって放出されたドーパミンのみならず通常の
生理学的状態の維持のために放出されたドーパミンをもブロックするゆえ、ドー
パミン拮抗剤はアンフェタミンの効果を完全に逆行させるのみならず、ドーパミ
ンニューロン衝撃活性の増加を現実に引き起こし得る(即ち、100%を超える
逆行アンフェタミン抑制)。対照的に、部分作動剤はアンフェタミンの効果を逆
行させるが、通常を超える衝撃活性を増加させない。事実、高内因性活性をもつ
部分作動剤はアンフェタミンの効果を部分的にしか逆行させない。
本発明の2種の化合物の活性をその神経衝撃発生に対する効果について他の公知
薬剤と比較する。体重250〜350gのスプラグードーレイラットをクロラー
ル水和物(400mg/kg腹腔内投与)で麻酔する。必要があれば、補足用量
(50〜100mg/kg)を投与する。大腿動脈および静脈にカニユーレを装
着し、血圧を測定し、また薬剤の静脈内投与ができるようにする。デルタ相等温
パッドを用いて体温を37℃に維持する。該動物の頭部を定位装置中に固定し、
小さなバ一孔を頭蓋につ(る。2M塩化ナトリウム中のボンタミンスカイブルー
染料を具備したガラス微小電極(先端サイズ〈1μm)で細胞外活動電位を記録
する。
ビイ・ニス・ブンネイおよびシイ・ケイ・アグハヤニアン(B、 S、 Bun
ney and G。
K、 Aghajanian)、r抗精神病薬および中枢ドーパミン作動性ニュ
ーロン:治療効果および錐体路外副作用の発生を予測するためのモデル:精神薬
理学における予測性(Antipsychotic Drugs and Ce
ntral Dopaminergic Neurons:A 1lodel@
for
Predicting Therapeutic Efficacy and
Incidence of Extrapyramidal@5ide
Effects、 In:Predictability in Psycho
pharmacology)J 、前臨床および臨床協会編、ラベン・プレス(
Raven Press)、ニューヨーク、225〜245頁(1975)に従
い、その長持続活動電位(>2.5m5) 、形状および発射パターン(〉スパ
イク/S)によってドーパミン作動性ニューロンを同定する。シイ・パキンノス
およびシイ・ワトフン(G、 Paxinos and C,fatson)、
「定位座標におけるラット脳(The Rat Brain in 5tere
otaxic Coordinates)J 、アカデミツク・プレス(Aca
demic Press)、シドニ(Sydney) (1982)の座標に従
い、記録電極を水圧によって黒質、ドーパミンニューロンの領域(P 5. O
〜6゜Omm、L2.0〜2.2mm、 v 7. O〜8.0mm)まで低下
させる。
各記録期間の最後に、記録電極に10μAのカソード電流を10〜20分間通じ
ることによって、該黒質における細胞の位置を確認する。次いで、脳を取り出し
、10%ホルマリンで固定し、切断し、染色し、ポンタミンスカイブルー沈積を
各動物で確認する。
すべての薬物溶液は蒸留水で作成する。各薬物注射は所与の濃度の0.15m
1未満を含有させ、続いて領2〜0.4mlの生理食塩水を含有させて、いずれ
の残存する薬物のカテーテルも洗浄する。薬物効果は実験間における積分出力に
より示された発射速度の変化として測定する。
1− [4−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル]ブチル]−
3−フェニル−2−イミダゾリジノンまたは1−(3−クロロフェニル)−3−
[4−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル〕ブチル]−2−イ
ミダゾリジノンは5NPC細胞を完全には抑止せず、むしろドーパミン部分作動
剤として挙動した。1− [4−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラ
ジニル]ブチル]−3−フェニル−2−イミダゾリジノンのDA細胞発射に対す
る最高抑止は1mg/kg静脈内投与にて対照の32%であったが、1−(3−
クロロフェニル)−3−[4−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジ
ニルコブチルコー2−イミダゾリジノンについてのそれは1mg/kg静脈内投
与にて対照の54%であった。1−(3−クロロフェニル)−3−[4−[4−
(2−メトキシフェニル)−1−ビペランニルコブチル]−2−イミダゾリジノ
ンの用量を3mg/kgまで増加させると、さらには5NPOC細胞における抑
止を増大させなかった。最高効果の50%を達成するのに必要な用量は1−[4
−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル]ブチルコー3−フェニ
ル−2−イミダゾリジノンについては16:8μg/kg (n=7)であり、
1−(3−クロロフェニル)−3−[4−[4−(2−メトキンフェニル)−1
−ピペラジニルコブチルコー2−イミダゾリジノンについては108出68μg
/kg(n=6)であった。
最後に、水系においては、1− [4−[4−(2−メトキシフェニル)−1−
ピペラジニル]ブチル]−3−フェニル−2−イミダゾリジノンはアンフェタミ
ンによって誘発される過剰のドーパミン作動性活性に拮抗した。その部分作動剤
効果に合致して、それは部分的にしかアンフェタミンに拮抗しなかった(表3)
。
4、挙動効果
アンフェタミンは過剰のドーパミンを放出し、陽性症状精神分裂症のモデルとし
て供される動物での状態を誘発する。アンフェタミンは、ラットで、嘗めること
および咀哨することによって特徴付けられる未制御の常開性運動を含めた過剰の
運動活性を刺激する。このモデルはヒトにおける精神分裂症様挙動によって特徴
付けられるアンフェタミン乱用としてのヒト応答を示す。かくして、化合物をア
ンフェタミンに拮抗するその能力についてテストし得る。
拮抗する常開性運動に加え、標準的なドーパミン拮抗神経弛緩剤である710ペ
リドールはアンフェタミンに拮抗するに要すると同様の用量にてカタレプシーを
誘発する。かくして、有効である範囲は非常に狭い。カタレプシーの誘発は治療
用量におけるEPS副作用の予測指針であると考えられる。
アンフェタミン誘発常開性挙動の拮抗についてのスクリーニングとして、本発明
者らは、以下の方法を使用した。スブラグードーレイラットにアポモルフイン3
mg/kgまたはd−アンフェタミン10mg/kgいずれかを皮下注射する。
次いで、該動物について嘗めることおよび咀噛することを30分間観察する。5
分間毎にO〜2のスコアが与えられ、可能な最高値12が得られる。拮抗剤とし
てテストした薬物をアンフェタミンの30分前に膜腔内注射する。ドーパミン作
動剤のみを摂取させた対照群は統計的評価のために常に平行してテストする。結
果は観察される挙動を誘導するのに要する閾値用量で表し、表4に示す。
実施例1化合物はハロペリドールよりも大きい能力を有するアンフェタミン常同
性に拮抗するが、アンフェタミン誘発常同性を阻止するのに要するよりも大用量
にてカタレプシーを生じるに過ぎない。かくして、ドーパミン部分作動剤として
のその作用に合致して、実施例1化合物は治療用量にてEPSを生じないようで
ある。
表1
ドーパミンレセプター結合
Ki (nM)’
1− [4−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル]ブチル]−
3−フェニル−2−イミダゾリジノン(実施例1) 2.6l−(3−クロロフ
ェニル)−3−[4−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル〕ブ
チル〕−2
一イミダゾリジノン(実施例2) 3.71−フェニル−3−[3−(4−フェ
ニル−1−ピペラジニル)プロピル]−2
−イミダゾリジノン 323
1−(m−クロロフェニル)−3−[3−(4−(m−トリル)−1−
ピペラジニル]プロピル]−2−1000においてイミダゾリジノン i、a。
1−(m−クロロフェニル) −3−[3−[4−(p−メトキシフェニル)−
1−ピペラジニル]プロピル]−210000において一イミダゾリジノン i
、a。
ハロペリドール 1.8
アポモルフイン 177
SD2208−911 0.74
5D2208−912 15.7
(−)−z−(ジプロピルアミノ)
−2,3−ジヒドロ−1−H−
フェナレン−5−オール 0.47
150%占拠についての用量
i、a、=特異的濃度において不活性
表2
アポモルフイン・ケージ・クライミングのブロックED、。1
1− [4−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル]ブチル]−
3−フェニル−2−イミダゾリジノン(実施例1) 121−(3−クロロフェ
ニル)−3−[4−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニルコブチ
ル]−2
一イミダゾリジノン(実施例2) 421−(m−クロロフェニル) −3−[
3−(4−(p−メトキシフェニル)−1−ビペラジニルコプロピルコ−2
一イミダゾリジノン i、 a。
1−フェニル−3−[3−(4−フェニル−1−ピペラジニル)プロピルコー2
−イミダゾリジノン i、 a。
1−(m−クロロフェニル)−3−[3−(4−(m−トリル)−1
一ピペラジニルコプロビル]−2
一イミダゾリジノン t、 a。
TDHL 35
クロザピン 6
12または4匹の動物における挙動の解除についての用量(mg/kg)i、a
、=50mg/kgのトップ用量における不活性表3
ドーパミン作動性薬剤がドーパミン神経衝撃発生に与える影響作動剤 拮抗剤
印■1 ハと2 臣■3 胚す
アポモルフイン 10 100% i、a、 0駕HW−16518085%
n、 t。
C−’I −3−PPP 86 70% n、 t。
TDHL 21 53% 136 60%1−(3−クロロフェニ8)−3−[
4−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニルコブチル]−2−イミ
ダゾリノノン(災隻慨2) 108 54% 343 73%1−[4−[4−
(2−メトキシフェニル)−1−ビベラノニル]ブチル]−3−フェニト2−イ
ミダゾリジノン(実施l1l) 16 36% 40 70%5DZ208−9
11 38 、38% 132 92%5DZ208−912 21 16%
115 93%ハロペリドール i、a、 0% 8163%1 発射を50%
抑制する用量(μg/kg)2 最大抑制
3 アンフェタミンを50%逆行させる用量(μg/kg)4 最大逆行
i、 a、 =不活性
n、 t、 =テストせず
1− [4−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニルコブチルゴー
3−フェニル−2−イミダゾリジノンおよびハロペリドール1の挙動効果ハロペ
リドール 1.0 1.0
1− [4−[4−(2−メトキシ
フェニル)−1−ピペラジニル]
ブチルター3−フェニル−2
一イミダゾリジノン(実施例1) 0.3 101 効果についての閾値用量(
mg/kg)2 ラットが助力無しで箱にもたれるのに消資する時間の200%
増加として定義される。
要約書
ドーパミン作動性調節障害の治療で有用な部分作動剤としての置換1−(アルコ
キシフェニル)ピペラジンを開示する。化合物1− [4−C4−(2−メトキ
シフェニル)−1−ピペラジニルコブチルコー3−フェニル−2−イミダゾリジ
ノンおよび1−(3−クロロフェニル)−3−[4−[4−(2−メトキシフェ
ニル)−1−ピペラジニルコブチルツー2−イミダゾリジノンがパーキンソン症
候群、精神分裂症、および薬物嗜癖の治療で好ましい。
国際調査報告
1..11.1111〜 PCTルS 911039431−m−PCTAIS
91103943
Claims (20)
- 1.式I: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Xは水素またはCl; R1およびR2は、同一または巽なり、水素、メトキシ、またはエトキシよりな る群から選択されるが、R1またはR2のうち一方のみが水素]で示される化合 物またはその薬理学上許容される塩。
- 2.Xが水素である請求の範囲第1項記載の化合物。
- 3.XがClである請求の範囲第1項記載の化合物。
- 4.1−[4−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル]ブチル] −3−フェニル−2−イミダゾリジノン、1−[4−[4−(2−エトキシフェ ニル)−1−ピペラジニル]ブチル]−3−フェニル−2−イミダゾリジノン、 1−[4−[4−(3−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル]ブチル]−3 −フェニル−2−イミダゾリジノン、および1−[4−[4−(3−エトキシフ ェニル)−1−ピペラジニル]ブチル]−3−フェニル−2−イミダゾリジノン よりなる群から選択される請求の範囲第2項記載の化合物。
- 5.1−[4−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル]ブチル] −3−フェニル−2−イミダゾリジノンである請求の範囲第4項記載の化合物。
- 6.1−(3−クロロフェニル)−3−[4−[4−(2−メトキシフェニル) −1−ピペラジニル]ブチル]−2−イミダゾリジノン、1−(3−クロロフェ ニル)−3−〔4−[4−(2−エトキシフェニル)−1−ピペラジニル]ブチ ル〕−2−イミダゾリジノン、1−(3−クロロフェニル)−3−[4−[4− (3−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル]ブチル]−2−イミダゾリジノ ン、および1−(3−クロロフェニル)−3−[4−[4−(3−エトキシフェ ニル)−1−ピペラジニル〕ブチル]−2−イミダゾリジノン、よりなる群から 選択される請求の範囲第3項記載の化合物。
- 7.1−(3−クロロフェニル)−3−[4−[4−(2−メトキシフェニル) −1−ピペラジニル]ブチル]−2−イミダゾリジノンである請求の範囲第6項 記載の化合物。
- 8.式I: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Xは水素またはCl: R1およびR2は、同一または異なり、水素、メトキシ、またはエトキシよりな る群から選択されるが、R1またはR2のうち一方のみが水素]で示される化合 物またはその薬理学上許容される塩の有効量よりなるドーパミン作動性疾患の治 療用医薬組成物。
- 9.該化合物が1−[4−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル ]ブチル]−3−フェニル−2−イミダゾリジノンである請求の範囲第8項記載 の組成物。
- 10.該化合物が1−(3−クロロフェニル)−3−[4−[4−(2−メトキ シフェニル)−1−ピペラジニル]ブチル]−2−イミダゾリジノンである請求 の範囲第9項記載の組成物。
- 11.式I: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xは水素またはCl; R1およびR2は、同一または異なり、水素、メトキシ、またはエトキシよりな る群から選択されるが、R1またはR2のうち一方のみが水素]で示される化合 物またはその薬理学上許容される塩の有効量を投与することによりドーパミン作 動性系疾患を治療する方法。
- 12.該疾患が精神分裂症である請求の範囲第11項記載の方法。
- 13.該化合物が1−[4−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニ ル]ブチル]−3−フェニル−2−イミダゾリジノンである請求の範囲第12項 記載の方法。
- 14.該化合物が1−(3−クロロフェニル)−3−[4−[4−(2−メトキ シフェニル)−1−ピペラジニル]ブチル]−2−イミダゾリジノンである請求 の範囲第12項記載の方法。
- 15.該疾患がパーキンソン症候群である請求の範囲第11項記載の方法。
- 16.該化合物が1−[4−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニ ル]ブチル]−3−フェニル−2−イミダゾリジノンである請求の範囲第15項 記載の方法。
- 17.該化合物が1−(3−クロロフェニル)−3−[4−〔4−(2−メトキ シフェニル)−1−ピペラジニル]ブチル]−2−イミダゾリジノンである請求 の範囲第15項記載の方法。
- 18.該疾患が薬物嗜癖である請求の範囲第11項記載の方法。
- 19.該化合物が1−[4−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニ ル]ブチル]−3−フェニル−2−イミダゾリジノンである請求の範囲第18項 記載の方法。
- 20.該化合物が1−(3−クロロフェニル)−3−[4−[4−(2−メトキ シフェニル)−1−ピペラジニル]ブチル]−2−イミダゾリジノンである請求 の範囲第18項記載の方法。
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