JPH05501549A - アリルペルオキシド連鎖移動剤 - Google Patents
アリルペルオキシド連鎖移動剤Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
アリルペルオキシド連鎖移動剤
本発明は、新規なアリルペルオキシド連鎖移動剤、該ペルオキシドの存在下でモ
ノマーをラジカル重合し、それによって、生じるポリマーの分子量を制御する方
法に、並びに、本重合法により作られるポリマー、及びポリマーを含有する成形
品に関する。
重合反応の間に添加剤として分子量調節剤(molecularweight
regulating agent) (連鎖移動剤としてもまた知られる)を
使用する一般的概念が、長い間知られてきた。
この目的のために、その中にオレフィン性基を有する多くの異なる連鎖移動剤が
用いられてきた。
そのような重合調節剤の早期の開示の一つは、おそらく、1966年6月24日
に発行された米国特許3.248.374号明細書であり、そこにおいて、重合
調節剤としての式Iのオレフィンの使用が開示されている。
ここで、Rは水素原子、ハロゲン原子または飽和脂肪族残基であり、Xはハロゲ
ン原子、シアニド、フェニル、カルボキシル、カーボネート、フェニルオキシ、
−COある。塩化ビニリデンと他のオレフィン性物質との重合の間の、これらオ
レフィン性物質の存在は、得られるポリマーをより水溶性とした。
1973年4月10日に発行された米国特許3.726.832号明細書には、
ジエンの重合のための分子量調節剤としての環式エーテルまたはビニルエーテル
の使用が開示されている。
1979年11月27日に発行された米国特許第4.176、219号明細書に
は、1,2−ポリブタジェンの製造のための分子量調節剤としてのハロゲン化ア
リル、ハロゲン化ベンジルまたはハロゲン化第三級脂肪族化合物の使用が開示さ
れている。
1983年9月20日に発行された米国特許第4.405.742号明細書には
、クロロプレンを重合して改善されたポリクロロプレン生成物を製造する目的の
ための不飽和エーテル、チオエーテル、アミン、並びにアクリルアミドのアクリ
レート及びチオアクリレートの、調節剤としての使用が開示されている。
最後に、1988年6月16日に発行された国際特許出願1088104304
号公報には、ポリマーの分子量及び末端基官能性を制御する目的だめの式(n)
の化合物の使用が開示されている。
ここで、R1は水素原子またはビニル炭素をラジカル付加のために活性化し得る
基であり;YはOR2またはCH2X(R2)nであり、ここで、R2は任意的
に置換されたアルキル基、任意的に置換されたアルケニル基、任意的に置換され
たアルキニル基、または任意的に置換された飽和もしくは不飽和の炭素環もしく
はヘテロ環であり;Xは周期表の■、■、■もしくは■族から選択される炭素以
外の元素、または周期表の■、■もしくは■族から選択された元素に一以上の酸
素原子が結合した基であり;nはO〜3の、Xの原子価が満たされるような数で
あり、nが1より大きい場合、R2により表される基は同じでも異なっていても
良い。
この広い式を文字通りに解釈し、かつYをCH2XR2であるとして選択し、か
つXが一以上の酸素原子の結合した■族からの元素から選択しかつ■族からの該
元素が酸素であるとして選択すると、多くの可能性の一つとして、不飽和ペルオ
キシドが得られる。しかしながら、該出願テキスト自体は、式■の化合物が実際
ペルオキシドであり得ると言う可能性に対する言及がなされておらず、また、式
Hのペルオキシドを用いる実施例も該出願テキスト中に包含されていない。さら
に、Xのための適当な元素のより詳しいリスト中に酸素は包含されておらず、ま
た、Xにより表される適当な酸素含有基のリスト中にペルオキシドは包含されて
いない。最後に、5頁においとして用いた場合、その一端に重合性オレフィン性
基を含有するポリマーまたはオリゴマーが作られると言うことが開示されている
。本文で後に議論するように、そのような不飽和ペルオキシドの使用はポリマー
またはオリゴマーの一端において所望の重合性オレフィン性基を生じないために
、この最後の一文により、ペルオキシドは当業者によって考えられるものから明
らかに排除される。
従って、上記の特許出願の広い式は、文字通りには不飽和ペルオキシドを包含す
るものの、当業者はそのような物質をこの広い式の範囲内であるとは考えないで
あろう。
本発明は、モノマーのラジカル重合における連鎖移動剤として有用な有機ペルオ
キシドに関し、該有機ペルオキシドが以下の式によって表されることを特徴とす
る:じでも異なっていても良く、水素原子または低級アルキル基から選択され、
R3は脱離基の一部であり、R3はnの原子価を有し、Xはラジカル付加のため
にオレフィン性基の反応性を促進し得る活性化基であり、mは0または1であり
、Zは−C(=O)−1−C(=O)−O−1−C(=O)−c(=O) −o
−より選択される)。
本発明はまた、連鎖移動剤として式■の有機ペルオキシドを使用する重合法、こ
の重合法により作られたポリマー及び−以上のそれらポリマーを含有する成形品
に関する。
ポリマー改質剤としての用途のための類似のペルオキシドが、欧州特許EP 0
322945号公報及び欧州特許EP0273990号公報より知られている。
しかしながら、これら特許出願の方法において、不飽和ペルオキシドは予備生成
したポリマーに直接接触し、それによってポリマー上に官能基をもたらす。さら
に、これらペルオキシドはオレフィン性基に隣接する活性化基Xを含まないため
に、本ペルオキシドとは有意に異なる。
欧州特許出願EP 0219900号公報には、開始剤及び硬化剤としての用途
のための第三級アルケニルペルオキシエステルが開示されている。しかしながら
、これらの物質を連鎖移動剤として使用することについて、また、何らかの連鎖
移動活性についてすら言及がない。さらに、これら化合物は総てエステルである
ため、本発明のそれらとは異なる。
最後に、”Deplacements Homolytiques Intra
molecu−1aires” (テトラヘドロン(Tetrahedron)
、 41巻、21号、 5039〜5043頁、 (1985年))には、いく
つかの低分子量化合物の2.3−エポキシプロパン化する(2.3−epoxy
propanating)ための不飽和ペルオキシドの使用が開示されている。
この特許に記載された不飽和ペルオキシドは、オレフィン性基に隣接する活性化
基Xを含まないために、またも本発明のそれらとは異なる。さらに、低分子量物
質の該エポキシプロパン化は、連鎖移動剤としての物質の用途への関連を、もし
あるとしても僅かしか有さない。
本発明のペルオキシドは、上記の式■に対応ず乞。それらは、類似のペルオキシ
ドのための通常の方法にて調製することができる。本発明のペルオキシドの調製
にお(ここで、Xはラジカル付加のためにオレフィン性基の反応性を促進し得る
活性化基であり、R1及びR2は同じでも異なっていても良く、水素原子または
低級アルキル基から選択され、YはC11B r 10 S O2R10Hlo
0 Hlまたは異なる脱離基から選択される)
のアルケニル誘導体を用いることができる。
適当な出発化合物の例として=2−エトキシカルボニル−2−プロペニルプロミ
ド、2−フェニル−2−プロペニルプロミド、2−エトキシカルボニル−2−プ
ロペニルクロリド、2−フェニル−2−プロペニルクロリド、2−フェニルオキ
シカルボニル−2−プロペニルプロミド、2−カルボキシ−2−プロペニルクロ
リド、2−アセチルオキシ−2−プロペニルプロミド、2−N、N−ジメチルカ
ルボニル−2−ブテニルブロミド、2−シアノ−2−プロペニルプロミド及び2
−エトキシカルボニル−2−ブテニルクロリドを挙げることができる。
本ペルオキシドの調製において、ハロゲン化アルケニル■またはVは、アルカリ
性媒質中、相間移動触媒の存在下で、ヒドロペルオキシドと通常の方法にて反応
させることができる。
本発明の不飽和ペルオキシドの調製における使用に適するヒドロペルオキシドの
例として=1.1−ジメチル−2−プロペニルヒドロペルオキシド、1−メチル
−1−エチル−2−プロペニルヒドロペルオキシド、1.1−ジエチル−2−プ
ロペニルヒドロペルオキシド、1−メチル−1−イソプロピル−2−プロペニル
ヒドロペルオキシド、1,1−ジイソプロピル−2−プロペニルヒドロペルオキ
シド、t−ブチルヒドロペルオキシド、1.1−ジメチルブチルヒドロペルオキ
シド、1.1.3.3−テトラメチルブチルヒドロペルオキシド、1.1−ジメ
チル−3−ヒドロキシブチルヒドロペルオキシド、t−ペンチルヒドロペルオキ
シド、■−エチニルー1−ヒドロペルオキシシクロヘキサン、1−(1〜ヒドロ
ペルオキシ−1−メチルエチル)−4−メチルシクロヘキサン、1−(1−ヒド
ロペルオキシ−1−メチルエチル)−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル
)ベンセン、4−イソプロピルクミルヒドロペルオキシド、(1−ヒドロペルオ
キシ−1−メチルエチル)ベンゼン、α−クミルヒドロペルオキシド、1,3−
ジ(1−ヒドロペルオキシ−1−メチル−1−エチル)ベンゼン、1.4−ジ(
1−ヒドロペルオキシ−1−メチル−1−エチル)ベンゼン、1.3.5− ト
リ(1−ヒドロペルオキシ−1−メチル−1=エチル)ベンゼン、2.5−ジメ
チル−2,5−ジヒドロペルオキシヘキサン、及び2.5−ジメチル−2,5−
ジヒドロペルオキシ−3−ヘキシンを挙げることができる。
本発明のペルオキシドの調製のための他の有用な方法は、初めに不飽和ヒドロペ
ルオキシドを調製し、次に、該不飽和ヒドロペルオキシドを追加的な物質と反応
させ、それによってそこに基R3をもたらすことである。
これら調製法の例は:
アルカリ性条件下での1.1−ジメチル−2−フェニル−2−プロペニルヒドロ
ペルオキシドとエビクロロヒドリンからの1.1−ジメチル−2−フェニル−2
−プロペニル−ペルオキシ−2,3−エポキシプロパン、
ピリジン中での1,1−ジメチル−2−エトキシカルボニル−2−プロペニルヒ
ドロベルオキシドと無水コハク酸からの1.1−ジメチル−2−エトキシカルボ
ニル−2−プロペニル−ペルオキシ−3−カルボキシプロピオネート、ピリジン
中での1−メチル−2−エトキシカルボニル−2−プロペニルヒドロペルオキシ
ドとクロロ蟻酸エチルからの1−メチル−2−エトキシカルボニル−2−プロペ
ニルペルオキシエチルカーボネート、
ピリジン中での1−メチル−2−エトキシカルボニル−2−プロペニルヒドロペ
ルオキシドとトリメチルクロロシランからの1−メチル−2−エトキシカルボニ
ル−2−プロペニル−トリメチルシリルペルオキシド、
1.1=ジメチル−2−エトキシカルボニル−2−プロペニルヒドロキシドとフ
ェニルイソプロパツールからの、酸触媒を用いての1−エチル−1−メチル−1
−(1,1−ジメチル−2−エトキシカルボニル−2−プロペニルペルオキシ)
ベンゼン;1−メチル−2−エトキシカルボニル−2−プロペニルヒドロペルオ
キシドと2−メトキシ−1−プロペンからの、酸触媒を用いての2−メトキシ−
2−(1−メチル−2−エトキシカルボニル−2−プロペニル−ペルオキシ)プ
ロパンの調製によって説明される。
本発明の有機ペルオキシドは、以下の式によって一般的に表される:
ここで、nは1〜4の整数であり、R1及びR2は同じでも異なっていても良く
、水素原子または低級アルキルの脂肪族環を形成していても良く、R3は脱離基
の一部であり(例えば、もしm=Qならば、脱離基はOR3である)、R3はn
の原子価を有し、Xはラジカル付加のためにオレフィン性基の反応性を促進し得
る活性化基であって、R1と結合して脂肪族環を形成していても良く、mは0ま
たは1であり、Zは−C(=O)−1−C(=O)−0−1−C(=O)−C(
=O)−0−より選択される。
特に、R3は4〜18個の炭素原子を有するアルキル基;5〜18個の炭素原子
を有するアルケニル基または1−ビニルシクロヘキシル基(それらは総て、−以
上のヒドロキシル基、アミノ基、エポキシ基またはカルボキシル基で任意的に置
換されていても良い);p−メン上−8−イル基;一般式:
(ここで、p=0.1または2であり、R7はイソプロペニル基、2−ヒドロキ
シイソプロピル基、またはイソプロピル基である)の基;または一般式:%式%
(ここで、R8、R9及びR”は夫々独立して、いずれも−以上のヒドロキシル
基、アミノ基、エポキシ基及びカルボキシル基で任意的に置換されていて良いア
ルキル基、アルケニル基及びアリール基;水素原子から成る群より選択され、ま
たはR8、R9及びR”のいずれか二つが結合して環を形成しても良い)の基か
ら選択され;n=2の場合、R3は8〜12個の炭素原子を有するアルキレン基
、8〜12個の炭素原子を有するアルキニレン基、または一般式:
(ここで、q=0または1であり、R7は上記の意味を有する)の基であり;
n=3の場合、R3は1.2.4〜トリイソプロピルベンゼン−α、α′、α′
−トリイル基または1.3.5− トリイソプロピルベンゼン−α、α−9α′
−トリイル基であり;n==1〜4について、R3はケイ素含有基であることが
できる。
有用なR3の特定な例は:t−ブチル基、t−アミル基、t−ペンチル基、t−
ペンテニル基、t−ヘキシル基、t−ヘプを包含する。
Xは、ラジカル付加のためにオレフィン性基の反応性を促進し得る活性化基であ
る。好ましくは、Xはエステル、酸、カルボニル、アルコキシカルボニル、アル
コキシ、フェニル、置換芳香族、アリールオキシカルボニル、カルボキシ、アシ
ルオキシ、アリールオキシ、エポキシ、カルバモイル、ハロゲン原子、含ハロゲ
ン炭素(halocarbon)、−C(−〇)−NH2、−C(=O) −N
< 、カーボネート、スルホン、スルホキシド、ホスホネート、ホスフィンオキ
シト、及びシアノ、またはこれら官能性の同じでも異なっていても良い二辺上を
含む基から成る群より選択される基である。Xはまた、R+と結合してロキシ基
、カルボキシ基、エポキシ基及びアミノ基を有する電子吸引性基である。
基Xは、ペルオキシドの連鎖移動係数(chain trans−fer co
efficient)に関する効果に基づき選択されて良い。
特に、理想的な連鎖移動係数は約1である。それ故、個々のペルオキシドのため
に、Xは、連鎖移動剤の活性を、連鎖移動係数が可能なだけ1に近くなるように
制御するために選択され得る。この方法において、モノマー出発物質を、それら
がポリマー生成物において望まれる比率にて加えることができる。
本発明に従う連鎖移動剤として有用な不飽和ペルオキシドの典型的な例として、
以下の化合物を挙げることができる:2−メチルー2〜(2−フェニル−2−プ
ロペニルペルオキシ)プロパン、2−メチル−2−(2−エトキシカルボニル−
2−プロペニルペルオキシ)プロパン、2−メチル−2−(1−メチル−2−エ
トキシカルボニル−2−プロペニルペルオキシ)プロパン、2−メチル−2−(
L 1−ジメチル−2−エトキシカルボニル−2−プロペニルペルオキシ)ブタ
ン、2.4−ジメチル−2,4−ジ(1,1−ジメチル−2−フェニル−2−プ
ロペニルペルオキシ)ペンタン、2−メチル−2−(1,1−ジメチル−2−カ
ルバモイル−2−プロペニルペルオキシ)ヘキサン、2、4.6− トリメチル
−2,4,6−トリ(1,1−ジメチル−2−シアノ−2−プロペニルペルオキ
シ)へブタン、2−メチル−2−[2〜(2−ヒドロキシエトキシカルボニル)
−2−プロペニルペルオキシコプロパン、2〜メチル−2−(1−メチル−2−
フェニルオキシ−2−プロペニルペルオキシ)プロパン、2−メチル−2−(1
,1−ジメチル−2−フェニル−2−プロペニルペルオキシ)プロパン、1.2
−エポキシ−3−(1,1−ジメチル−2−フェニルー2−プロペニルペルオキ
シ)プロパン、1,2−エポキシ−3−(1,1−ジメチル−2−エトキシカル
ボニル−2−プロペニルペルオキシ)プロパン、1−メチル−2−エトキシカル
ボニル−2−プロペニルトリメチルシリルペルオキシド、1−エチル−1−メチ
ル−1−(1,1−ジメチル−2−エトキシカルボニル−2−プロペニルペルオ
キシ)ベンゼン、2−メトキシ−2−(1−メチル−2−エトキシカルボニル−
2−プロペニルペルオキシ)プロパン、1,1−ジメチル−2−エトキシカルボ
ニル−2〜プロペニルペルオキシ−3−カルボキシプロピオネート、及び1−メ
チル−2−エトキシカルボニル−2−プロペニルペルオキシエチルカルボネート
。
該ペルオキシドは、そのままで、または粉末、顆粒、溶液、水性懸濁物、エマル
ション、ペーストの形で、または他の公知の任意の方法で、調製し、輸送し、貯
蔵し、使用することができる。これらの物理的形状のどれが好ましいかは、用い
られる個々の重合系に依存する。また、安全性(減感)の考慮が役割を演じ得る
。減感剤は実際、本発明のペルオキシドと共に使用することができ、特に適当な
減感剤は、固体の担体物質例えばシリカ、チョーク及びクレー、不活性可塑剤ま
たは溶媒例えば七ノーまたはジクロロベンゼン、及び当然に水を包含する。
本発明の方法は、分子量の制御のための公知の連鎖移動剤の代わりとして、式■
の化合物を使用する。本発明の方法は、慣用の連鎖移動剤例えばチオールを用い
る方法と同じ様式にて行うことができる。例えば、本方法は合成ゴム及び他のポ
リマー処方物の製造において用いることができ、そこで、減じられた分子量がポ
リマーの加工を助け、かつポリマーの特性を改善する。該方法はまた、種々の用
途のための例えば塗料及びコーティングにおける使用のための、低分子量ポリマ
ー及びオリゴマーの製造に適している。
本発明の連鎖移動剤は、いくつかの利点を与える。第一に、これらの物質は、重
合工程において分子量を制御する予想外に良好な能力を示す。それ故、種々の分
子量のポリマーを、Mnの正確な制御を伴い、得ることができる。その最も簡単
な形において、系に添加されるペルオキシド連鎖移動剤の量を単に変化させるこ
とによって、分子量を調節することができる。
第二に、分子量調節の成功した種々の重合により明らかなように、本発明の方法
は極めて多目的である。
第三に、本発明の方法の結果として、各ポリマー鎖は少なくとも一つの二官能性
末端基によって停止されることができる。これは、不飽和ペルオキシド開始剤か
ら、生じたポリマーまたはオリゴマーの末端基への基Xの移動と組み合わされた
、ペルオキシド官能性がエポキシ官能性を形成する再配置の結果である。本発明
の方法により、テレケリツクポリマーを生成することもまた、可能である。例え
ば、官能性を有する脱離基を用いることによって。本発明の方法は、ω−置置換
クリマー並びに、α、ω−二置換ポリマーの製造において極めて有用である。
本発明の方法により作られるこれらポリマー及びオリゴマーは、他のポリマー上
へとグラフトされまたは他のモノマー、ポリマーもしくはオリゴマーと反応して
、ブロックコポリマーまたはグラフトコポリマーを生じることができる。そのよ
うなコポリマーは多くの公知の用途を有する。作られた該ポリマー/オリゴマー
は、また、架橋反応を伴っても良い。
加えて、本発明の方法により作られたポリマーまたはオリゴマー上の官能性末端
基は、公知の反応方法によって、他の官能基へと変えることができる。例えば、
エポキシ官能性は、公知の方法を用いて、ヒドロキシ官能性へと簡単に転化する
ことができる。
本方法において、式■の一以上の化合物の存在下で通常の重合工程を簡単に行い
、それによってポリマーの分子量を調節しかっポリマー上に官能性末端基を供す
ることができる。該反応は通常、重合されるモノマーのための通常の重合条件下
で行われる。
開始剤としては、当業者に公知の慣用の重合開始剤を用いることができる。最も
好ましい開始剤は、しばしば、重合される個々のモノマーに依存する。スチレン
またはメチルメタクリレートの重合の場合においては、選択される開始剤はアゾ
ビスイソブチロニトリル(A I B N)である。一般に、用いられる開始剤
の量は、個々の重合法のための公知のデータにより決定され、用いられる連鎖移
動剤のタイプ及び量には依存しない。
連鎖移動剤自体は主として、重合されるモノマー、連鎖移動剤の連鎖移動係数及
び得られる所望の分子量の範囲に依存して、種々の量にて用いることができる。
モノマーに基づき0.001モル%もの少量の連鎖移動剤を用いることかでき、
30.0モル%までもまた、用いることができる。一般に、0.1〜15モル%
の連鎖移動剤が望ましい結果を生じる。勿論、異なる連鎖移動剤の混合物もまた
、用いることができる。
連鎖移動剤の分解は、分子量を調節するようにそれが働くことを妨げる故に、重
合温度よりも高い分解温度を有する連鎖移動剤を選択するのが好ましい。しかし
ながら、このことは常に真実である必要はない。例えば、いくつかの例において
は、不飽和ペルオキシドが連鎖移動剤及び開始剤・の両方として働くことが望ま
しくあり得、その場合において、ペルオキシドの多少の分解が望ましい。
本発明はまた、本発明の方法により作られたポリマー及びオリゴマーに関する。
この関係において、これらの物質は基Xと共にエポキシ官能性を含むと言うこと
が、スペクトル分析により証明された。従って、エポキシ基と基Xの存在により
与えられる多くの合成的可能性の故に、これらのオリゴマー及びポリマーは特別
である。
最後に、本発明はまた、本発明の方法により作られた一以上のポリマーまたはオ
リゴマーを含有する物品を包含する。これらの物品は、数ある中で、コーティン
グ産業において、ポリマーのための滑剤、加工助剤及び界面剤(interfa
cial agent)として有用である。
以下の実施例は、本発明をさらに説明するために供される。
実施例1
125m1の脱イオン水(demi−vater)、0.65モルのt−ブチル
ヒドロペルオキシド(70%w/w)、0.65モルのNaOH溶液(50%w
/w)、0.02モルのテトラブチルアンモニウムプロミド(99%w/w)及
び60m1の石油エーテル60/80の、けて加えた。15〜20℃で、撹拌を
さらに60分間続けた。
その後、有機層を分離し、続いて150m1のNaOH溶液(10%w/w)で
二回、150m1の脱イオン水で4回、そして150m1のN a HCO3溶
液(5%w/w)で洗浄した。5gを加えた後、溶媒を減ぜられた圧力5 mb
ar下20℃にて除去シた。GLCにより測定して84.1%のペルオキシド含
有率を有する無色液体(44,5g)が得られた(46.3%の収率に対応する
)。その構造を、IR及びN M R,スペクトル分析により確認した。該ペル
オキシドの0.1時間半減期温度(half−1ife temperatur
e)を表1に示す。
実施例2
オキシ)プロパン(TBPPP)の調製75m1の脱イオン水、150m1の塩
化メチレン、0.15モルモルの臭化テトラブチルアンモニウム(99%w/w
) (7)、攪拌された混合物に、0.30モルのKOH溶液(45%w/w)
を、15〜20℃の温度で60分間かけて加えた。撹拌を20’Cで、さらに1
6時間続けた。その後、有機層を分離し、続いて150m1のNaOH溶液(1
0%v/w)で3回、150m1の脱し、7.5mgの4−メトキシフェノール
を加えた後、溶媒を減ぜられた圧力2mbar下20℃にて除去した。GLCに
より測定して89.7%のペルオキシド含有率を有する無色液体(26,1g)
が得られた(75.7%の収率に対応する)。その構造を、IR及びNMRスペ
クトル分析により確認した。該ペルオキシドの0.1.1.0及び10時間半減
期温度を表1に示す。
実施例3
28m1の脱イオン水及び0.25モルのt−ペンテニルヒドロペルオキシド(
76%w/w)の、攪拌された混合物に、0.25モルのKOH溶液(45%w
/w)を、20℃で15分間にて加えた。得られた反応混合物に、0.25モル
のエビクロロヒドリン(99%W/W)を、20℃で30分間にて加えた。その
後、温度を30℃に上昇させ、撹拌を30℃にてさらに6時間続けた。有機層を
分離し、続いて25m1のKOH溶液(10%w/w)で2回洗浄した。3,5
gのNa2SO4で有機層を乾燥し、濾過した後、無色液体(30,4g)が、
NMRスペクトル分析により測定して約80%のペルオキシド含有率を有して得
られた(62.4%の収率に対応する)。重合実験の前に、ペルオキシド(3)
をカラムクロマトグラフィーにより95%の純度まで精製した。ペルオキシド3
の構造は、IR及びNMRスペクトル分析により確認した。該ペルオキシドの半
減期温度を表1に示す。
表 1
2 97.0120.1146.2
3 105.2123.9144.5
°推定、−次分解ではない
実施例4
エチル−t−ブチルペルオキシメチルプロペノx −ト(E T B PMP)
の存在下でのメチルメタクリレートの重合
0−ジクロロベンゼン中のメチルメタクリレートの1.2モル溶液に、0.5モ
ル%のAIBN及び連鎖移動調節剤としての種々の量のETBPMPを添加した
。80℃の温度にて60分間に渡り、重合を行った。その結果を表2に示す。さ
らに、表2はまた、連鎖移動調節剤を用いなかったが他の総ての条件は同じに保
たれた対照の重合を包含する。それ故、生じたポリマーの分子量における連鎖移
動調節剤の効果が、明確に示される。メチルメタクリレート重合のためのETB
PMPの連鎖移動係数の計算は、0.42の値を与えた。
実施例5
0−ジクロロベンゼン中のスチレンの1.2モル溶液に、0.5モル%のAIB
N及び連鎖移動調節剤としての種々の量のETBPMPを添加した。80℃の温
度にて60分間に渡り、重合を行った。その結果を表2に示し、連鎖移動剤を用
いなかった対照の重合を包含する。スチレン重合のためのETBPMPの連鎖移
動係数は、1.30である。
実施例5及び6からのポリマー生成物をスペクトル分析に付し、これらのポリマ
ーは次式のグリシデートである末端基を含有したと言うことが確認された:この
ことは、初めのペルオキシ官能性からのエポキシ基の生成及び基X (COOE
t)の最終ポリマーへの移動を確証する。
表 2
0 23523 55.3−868812.40.0110180 41.02
6.1253611.829.30.02 6826 35.822.0169
210.627.90.04 4336 27.719.4116116.53
2.80.07 3294 25.119.284010.326.60.1
2416 19.019.670510.726.52−メチル−2−(2−フ
ェニル−2−プロペニルペルオキシ)プロパン(TBPPP)存在下でのメチル
メタクリレートの重合
0−ジクロロベンゼン中のメチルメタクリレートの1.2モル溶液に、0.5モ
ル%のAIBN及び連鎖移動調節剤としての種々の量のTBPPPを添加した。
80℃の温度にて60分間に渡り、重合を行った。その結果を表3に示し、連鎖
移動剤を用いなかった対照の重合を包含する。
メチルメタクリレート重合のためのTBPPPの連鎖移動係数は、0.51であ
った。
実施例7
叶ジクロロベンゼン中のスチレンの1.2モル溶液に、0.5モル%のAIBN
及び連鎖移動調節剤としての種々の量のTBPPPを添加]また。80℃の温度
にて60分間に渡り、重合を行った。その結果を表3に示し、連鎖移動剤を用い
なかった対照の重合を包含する。スチレン重合のためのTBPPPの連鎖移動係
数は、0.46であった。
実施例6及び7の生成物をスペクトル分析により同定し、これらのポリマーは次
式のフェニルエポキシドである末端基を含有したと言うことが確認された:官能
性の生成及び基X(フェニル)の最終ポリマーまたはオリゴマー中への移動を確
証する。
表 3
0 21306 52.7 9624 12.40.016960 47.4
5277 11.00.02433g 39.9 4103 10.00.04
2724 29.6 2844 9.80.071930 20.0 1964
g、80.11572 15.2 1600 5.8比較例8
t−ペンチルペルオキシ−2,3−エポキシプロパン(TP P E P)存在
下でのメチルメタクリレートの重合0−ジクロロベンゼン中のメチルメタクリレ
ートの1.25モル溶液に、0.5モル%のAIBN及び種々の量のTPPEP
を添加した。80℃の温度にて60分間に渡り、重合を行った。重合の結果を表
4に示す。メチルメタクリレート重合のためのTPPEPの連鎖移動係数は、0
.0055であった。
比較例9
0−ジクロロベンゼン中のスチレンの1.25モル溶液に、0.5モル%のAI
BN及び種々の量のTPPEPを添加した。80℃の温度にて60分間に渡り、
重合を行った。重合の結果を表4に示す。スチレン重合のためのTPPEPの連
鎖移動係数は、0.0047であった。
表 4
TPPEP存在下でのMMA及びスチレンの重合のためのMn及びモノマー転化
率
0.0 19005 55.8
0.1 17290 54.8
MMAO,21595554,8
0,41340253,2
0,71093453,1
1,0926849,3
0,0906117,1
0,1871217,0
0,4764217,1
0,7706818,7
1,064121g、3
実施例10
TBPPP及びETBPMPの存在下でのブチルアクリレートの重合
100m1のt−ブチルアセテート中のブチルアクリレートの0.70モル/リ
ットル溶液を、0.12モル/リットルのペルオキシドと共に調製した。該反応
混合物を解放反応フラスコ(open reaction flask)中に移
し、反応溶液上にアルゴン流を通じることによって酸素を除去した。該フラスコ
を次に、80℃の油浴中に置いた。0.035モル/リットルのAIBN開始剤
を添加することにより、重合反応が開始した。
2時間後、さらに半分の量の開始剤を該溶液中に加えた。反応をさらに2時間続
け、次に該混合物を室温へと冷却した。
連鎖移動係数はETBPMPについては1.34、TBPPPについては2.6
6であった。分子量及びポリマー転化率は、表5に与えられている。
表 5
TBPPP O,00002166040,4−0,0201244015,8
,71,30,039814016,946,4
0,08015840,08,5
0,16065770,05,2
0,20085470,02,2
ETBPMP O,00002105041,4−0,0208333518,
772,10,0408211214,554,40,122711149,4
22,6
0,16329787,918,2
0,20408806,814,9
先の実施例は説明及び記述の目的のためにのみ供されたものであって、本発明の
範囲をどのような形であれ限定すると解されるべきではない。本発明の範囲は、
後に付された請求の範囲により決定されるべきである。
国際調査報告
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0国際調査報告
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WKtW+sRe@11b@kWINl1wwpx+evl*nThlvckM
e+wttllpw’sPwtmMdWw’ea−〉−1
Claims (9)
- 1.モノマーのラジカル(共)重合における連鎖移動剤として有用なペルオキシ ドであって、該有機ペルオキシドが次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(III)(ここで、nは1〜4の整数であ り、R1及びR2は同じでも異なっていても良く、水素原子または低級アルキル 基から選択され、またはR1とR2とが結合してC5〜C7の脂肪族環を形成し ても良く、R3は脱離基の一部であり、R3はnの原子価を有し、Xはラジカル 付加のためにオレフィン性不飽和の反応性を促進し得る活性化基であって、R1 と結合してC5〜C7の脂肪族環を形成しても良く、mは0または1であり、Z は−C(=O)−、−C(=O)−O−及び−C(=O)−C(=O)−O−よ り選択される) によって表されることを特徴とするペルオキシド。
- 2.R3が、4〜18個の炭素原子を有するアルキル基;5〜18個の炭素原子 を有するアルケニル基または1−ビニルシクロヘキシル基(それらは総て、一以 上のヒドロキシ基、アミノ基、エポキシ基及びカルボキシル基で任意的に置換さ れていても良い);p−メント−8−イル基;一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここで、p=0、1または2であり、R7はイソプロペニル基、2−ヒドロキ シイソプロピル基、またはイソプロペニル基である)の基;または一般式▲数式 、化学式、表等があります▼ (ここで、R8、R9及びR10は夫々独立して、いずれも一以上のヒドロキシ ル基、アミノ基、エポキシ基及びカルボキシル基で任意的に置換されていて良い アルキル基、アルケニル基及びアリール基、水素原子から成る群より選択され、 またはR8、R9及びR10のいずれか二つが結合して環を形成しても良い)の 基から選択され;n=2の場合、R3は8〜12個の炭素原子を有するアルキレ ン基、8〜12個の炭素原子を有するアルキニレン基、または一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここで、q=0または1であり、R7は上記の意味を有する)の基であり; n=3の場合、R3は1,2,4−トリイソプロピルベンゼン−α,α′,α′ ′−トリイル基または1,3,5−トリイソプロピルベンゼン−α,α′,α′ ′−トリイル基であり;n=1〜4について、R3はケイ素含有基であることが できる、請求項1記載のペルオキシド。
- 3.Xが、任意的にヒドロキシ基、アミノ基、エポキシ基またはカルボキシル基 で置換された電子吸引性基である、請求項1または2記載のペルオキシド。
- 4.Xが、アルコキシカルボニル、アルコキシ、カルボニル、フェニル、置換芳 香族、アリールオキシカルボニル、カルボキシ、アシルオキシ、アリールオキシ 、エポキシ、カルバモイル、ハロゲン原子、含ハロゲン炭素、カーボネート、ス ルホン、スルホキシド、ホスホネート、ホスフィンオキシド、ヒドロキシ、アミ ノ、−C(=O)−NH2、−C(=O)−N<、及びシアノ、またはこれら官 能性の同じでも異なっていても良い二以上を含む基から成る群より選択される基 である、請求項1または2記載のペルオキシド。
- 5.モノマーのラジカル(共)重合法において、重合反応を有効量の請求項1〜 4のいずれか一つに記載の一以上のペルオキシドの存在下で行い、それによって 、生じるポリマーの分子量を調節することを特徴とする改善された方法。
- 6.重合性モノマーのモル数に基づき0.001〜30.0モル%の該ペルオキ シドを使用する、請求項5記載の方法。
- 7.該重合性モノマーが、アクリレート、メタクリレート、スチレン、スチレン 誘導体、ビニルエステル、ジエン、アクリロニトリル及びα−オレフィンから成 る群より選択される、請求項5または6記載の方法。
- 8.請求項5〜7のいずれか一つに記載の方法により作られた(コ)ポリマー。
- 9.請求項5〜7のいずれか一つに記載の方法により作られた一以上の(コ)ポ リマーを含有する成形品。
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