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JP3188686B2 - 不飽和ペルオキシ化合物連鎖移動剤 - Google Patents

不飽和ペルオキシ化合物連鎖移動剤

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JP3188686B2
JP3188686B2 JP2000278282A JP2000278282A JP3188686B2 JP 3188686 B2 JP3188686 B2 JP 3188686B2 JP 2000278282 A JP2000278282 A JP 2000278282A JP 2000278282 A JP2000278282 A JP 2000278282A JP 3188686 B2 JP3188686 B2 JP 3188686B2
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butylperoxymethyl
chain transfer
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aryl
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サング、サン・ホア
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Commonwealth Scientific and Industrial Research Organization CSIRO
Original Assignee
Commonwealth Scientific and Industrial Research Organization CSIRO
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    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/38Polymerisation using regulators, e.g. chain terminating agents, e.g. telomerisation
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不飽和種のラジカル
−誘導重合方法及びかかる方法から生成される重合生成
物の分子量の調節方法に用いられる不飽和ペルオキシ化
合物の連鎖移動剤に関する。
【0002】限られた分子量のポリマー又はオリゴマー
は、他のポリマー材料の製造におけるプレカーサーとし
て、又、プラスチック、エラストマー及び表面コーチン
グ組成物の処方の添加物又は成分として有用であり、
又、他に依存せずに多くの応用で有用である。
【0003】
【従来の技術】低分子量ポリマーの製造には、通常、フ
リーラジカル源として作用するイニシエーターと連鎖移
動剤の両方を必要とする。連鎖移動剤は、その生長を停
止させるため生長反応ポリマーラジカルと反応させるこ
とによりポリマー分子の分子量を調節する。次いでそれ
は新しいポリマー鎖の発生を起こし、これにより一つの
別個のポリマー分子から他の別個のポリマー分子への成
長方法を移動する。連鎖移動剤の少なくとも一部はポリ
マー分子内に組み込まれて、その方法中で消費される。
連鎖移動剤の混和された残基は、ポリマー上の望ましく
ない末端基をもたらす可能性がある。
【0004】最も普通に用いられる連鎖移動剤は、アル
カンチオール類で、それらは不愉快な臭気を有し、ある
モノマー類とのバッチ重合で分子量の広い分布をもたら
し、ジ−末端機能性ポリマーを生成せず、ポリマー鎖の
末端に取り付けることができる官能基の型に関して限定
を有する。加えて、チオール類の使用は、硫黄原子のポ
リマー鎖への組み込みを起こし、これはポリマーの早期
変色を起こし、そしてこれは塗料工業において特に有害
である。また、チオール類に関して、特定の重合に対し
て連鎖移動定数を最適化する余地がほとんど無い。好ま
しくない連鎖移動定数はバッチ重合において分子量の広
い分布をもたらす可能性があることはこの分野でよく知
られている。中又は高い転化率に到達するバッチ重合に
おいて分子量の狭い分布を得るための最適連鎖移動定数
は、アドバンシス・イン・ポリマー・サイエンス、6
2、95(1984)でティー・コーナーによる記事か
ら容易に推定できるように1.0である。
【0005】国際特許出願PCT/AU87/0041
2はチオール類の多くの不利益を克服し、ポリマー分子
の末端に多くの異なる型の官能基を取り付ける新しい連
鎖移動剤を開示する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、不愉
快な臭気を持たず、ポリマー鎖中への硫黄原子の組み込
みを伴わず、および特定の重合に対する連鎖移動定数の
調整の余地を有する新規の連鎖移動剤を提供することで
ある。
【0007】また、本発明の別の目的は、得られるポリ
マーの一端にエポキシ基を導入し、それを用いるさらな
る反応によってネットワークを形成することができるポ
リマーを与えることができる新規の連鎖移動剤を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、フリーラジカ
ル重合による低分子量ポリマーの生成方法に用いられる
連鎖移動剤を提供し、その連鎖移動剤は一般式Iの化合
物であることを特徴とする。
【0009】
【化2】 式中R1は、所望により置換されたフェニルもしくは他
の芳香族基、アルコキシカルボニルもしくはアリールオ
キシカルボニル(−COOR)、カルボキシ(−COO
H)、アシロキシ(−O2CR)、カルバモイル(−C
ONR2)、又はシアノ(−CN)基である。
【0010】R2は水素、又は所望により置換されたア
ルキル、アルケニル又はアリール基或いは−CO−Z基
である(式中、ZはR3又はOR3である(式中R3は水
素又は所望により置換されたアルキル、アルケニル又は
アリール基である))。
【0011】Xは水素原子、アルキル又はアリール基、
又はハロゲンである。2つのX基は同一又は異なりう
る。
【0012】好ましくは、R2は、第三ブチル、クミル
又はジフェニルメチル基、又は所望によりアリール又は
アルキル基で置換されたシクロヘキシル又はシクロペン
チル基である。
【0013】基Xは、好ましくは水素である。
【0014】
【発明の実施の形態】本明細書中で用いられる用語「所
望により置換された」及び「所望の置換分」は、それが
存在する式(1)の化合物の作用に望ましくなく又は不
利に影響せず、生成されるべきポリマーの分子量を調節
するいかなる置換基の存在をも含むと理解される。所望
の置換分は、従って非常に広い範囲の既知の置換分から
運ばれ、この分野の当業者にとって自明である。例とし
てのみ、置換分は以下の例から選ばれうる。エーテル、
アルキル、エステル、ハロアルキル、ハロゲン、アリー
ル、ヒドロキシアルキル、ニトリル。
【0015】基R1及びR2の少なくとも一つは、反応性
置換分であり得又はこれを含みうる。即ち、重合反応に
続いて起こる次の化学反応を受けることができ、これに
より生成したポリマーは、該反応基を含み、それ自身、
それにより重合反応に続く次の化学反応を受けることが
できる。
【0016】適当な反応置換基は、例えば、ハロゲン、
シアノ、エポキシ、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシ、
アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、カ
ルバモイル、アシルオキシ、トリアルキルシリルオキ
シ、トリアルコキシシリル、ホスホン酸エステル、アリ
ル又はアルケニル基を含む。
【0017】式Iの化合物において、置換された環は、
直接環に結合した、或いはメチレン基又は他の側鎖によ
り間接に環に結合した反応性置換基を有しうる。
【0018】本発明の方法は、分子量の調節のため、チ
オール類又は連鎖移動剤類の代わりとして、一般式Iの
化合物類を使用する。式Iの化合物類は、純粋の形で加
えうるし、又は安全および容易な取り扱いを可能にする
希釈剤とともに混合しうる。本発明の方法は、チオール
類を用いる慣用方法と類似の手段で操作しうる。望まし
い分子量を与えうるのに要求される式Iの化合物の量
は、慣用の連鎖移動剤に適用可能な通常の方法により決
定しうる。
【0019】例えばここに記載された方法は、合成ゴム
及び他のポリマー調合の製造に適用可能であり、ここで
減少した分子量が加工を促進し、特性を改良する。その
方法は又、種々の応用、例えばハイ−ソリッド表面コー
チング、ペイント及び接着剤用の低分子量ポリマー類及
びオリゴマー類を生成するのに用いることができる。本
発明の付加特質は、その方法の利用によって生成された
低分子量ポリマー類がポリマー鎖の一端にエポキシ基類
を含有することである。エポキシ含有ポリマー類は、他
の官能性ポリマー類、例えばアミノ基類を含むものと反
応できることはこの分野でよく知られている。かかるエ
ポキシ含有ポリマー類の反応は、進んだポリマー系、例
えば、特に相溶化剤(compatibilizing
agents)としての利用を有するブロック又はグ
ラフトポリマー類を製造するのに用いることができる。
【0020】一般式Iの化合物類は、安価な出発材料か
ら製造できる。チオール類と異なり、それらは不愉快な
臭気を有しないし、ポリマーの早期の退化又は変色に寄
与するいかなる硫黄含有基類をも含まない。式Iの化合
物類は、重合反応において分子量を調節するのに予期し
ない高活性を示し、チオール類よりもすぐれた連鎖移動
定数を有する。ほとんどの例で、それらの活性は、それ
らの連鎖移動定数がバッチ重合に対し1.0の至適に近
づくものであり、この活性は、チオール類の活性ほど高
度には、用いられるモノマー類の種類に依存しない。加
えて、本発明で式Iの化合物の妥当な選択により、そし
て特に置換分R1の妥当な選択により、特定の重合に対
して連鎖移動定数を適応させる余地がある。
【0021】本明細書で引用されるアルキル基は、1か
ら32の炭素原子を含みうる。アルケニル及びアルキニ
ル基は2から32の炭素原子を含みうる。飽和、不飽和
又は芳香族の炭素環式環は3から14の原子を含みう
る。
【0022】適当なシクロアルキル基は、所望によりア
リール又はアルキル基で置換されたシクロペンチル、シ
クロヘキシル、シクロヘプチルである。上記の全てにお
いてアリールは、芳香族炭化水素から一つの水素原子を
除去することにより誘導される有機基を意味する。
【0023】オーストラリア特許第586,285(ア
クゾエヌ・ヴイ)は、本発明の式Iのそれらと類似した
パーオキシエステル化合物類及びそれらの重合のイニシ
エーターとしての、又は、不飽和ポリエステル樹脂のキ
ュアリング用の使用を開示する。この特許では請求され
た化合物類のポリマー分子量への効果について教えると
ころ又はデータはない。
【0024】本発明は、式Iの化合物類がフリーラジカ
ル重合において分子量の有効な調節を提供し、イニシエ
ーターとは対称的に、連鎖移動剤として作用するという
予期しない発見に基づく。式Iの化合物類は、生成ポリ
マーの分子量が加えられた化合物の量に逆比例する点
で、慣用の連鎖移動剤について予期されるように作用す
る。
【0025】オーストラリア特許第586,285号に
開示された化合物類から離れて、R 1が水素以外のもの
である式Iの化合物類は新規であり、本発明の一部を形
成する。
【0026】以下は、式Iの好ましい化合物類の例であ
る。
【0027】 α−(t−ブチルパーオキシメチル)スチレンIa α−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリロニトリル
Ib α−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリル酸メチル
Ic α−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリル酸エチル
Id α−(クメンパーオキシメチル)スチレンIe 即ち化合物は以下の式を有する。
【0028】
【化3】 チオール類又は国際特許出願PCT/AU87/004
12の実施例に記載された連鎖移動剤を使用する方法と
は対照的に、この方法は、硫黄を含まず、加水分解に対
してより安定であり、末端不飽和を含まないポリマー類
を生成する、異った範囲の活性を有する試薬を利用する
ものである。本発明方法のさらにユニークな特質は、そ
れが末端エポキシ基を有するポリマー類を、直接に且つ
便利に生成することである。この分野でよく知られてい
るように、この末端エポキシ基は架橋反応に利用でき、
アミン、ヒドロキシ、カルボン酸又はチオール基を含む
材料との反応によりネットワークを形成する。上記の官
能基を含むポリマー類、オリゴマー類及び低分子量化合
物類との制御された反応によりブロック及びグラフトコ
ポリマー類を製造することも可能である。
【0029】式Iの化合物類の製造方法は以下の実施例
により示される。
【0030】式Iの化合物類の製造のための一般方法α
−(t−ブチルパーオキシメチル)スチレン(Ia)の
製造は一般的方法を例示する。
【0031】α−(ブロモメチル)スチレン(1.9
g)を、tert−ブチルヒドロパーオキシドのナトリ
ウム塩(1.12g)及びジメチルホルムアミド(5m
l)の混合物に、氷−塩浴中に冷却しながら滴加した。
添加が完全に終了した後、混合物を4時間21℃で攪拌
し、次いで水に注ぎ、ペンタンで3回抽出した。混合し
た抽出物を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を除き
油(1.3g)を得、これを溶出液として2%酢酸エチ
ル/ミネラルスピリットを用いるシリカゲル上のクロマ
トグラフィーに付し、精製Ia(499mg)を得る。
1H NMR δ1.23(9H,s)、4.80(2
H,s)、5.35(1H,s)、5.53(1H,
s)、7.1−7.6(5H,m)。マススペクトル
(NH3)m/e224(MNH4,40%)、73(1
00%)。
【0032】α−(t−ブチルパーオキシメチル)アク
リロニトリルIbを、同様に製造した。1H NMR
(CDCl3)δ1.22(9H,s)、4.49(2
H,s)、6.05(1H,s)、6.09(1H,
s)。
【0033】α−(クメンパーオキシメチル)スチレン
Ieを、クメンヒドロパーオキシドのナトリウム塩を用
いて同様に製造した。1H NMR δ1.53(6
H,s)、4.67(2H,s)、5.20(1H,
s)、5.42(1H,s)、6.9−7.5(10
H,m)。
【0034】Ic及びIdのアクリル酸エステル誘導体
は以下のように製造した。
【0035】α−(t−ブチルパーオキシメチル)アク
リル酸メチルIc 1,3−ジブロモプロパン−2−カルボン酸メチル(2
4.4g)を、ジメチルスルホキシド(160ml)中
tert−ブチルヒドロパーオキシド(37g)のナト
リウム塩の攪拌液に、温度を水浴中での冷却により5℃
に保ちつつ、滴加した。反応混合物をさらに2時間5
℃、次いで15時間18℃で攪拌した。この時間の後、
水に注いでミネラルスピリット(bp30−40℃)と
エーテルの混合物(1:1)で抽出した。抽出物を水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥して溶媒を蒸留に
より除去し、粗製パーオキシドを得た(8g)。この材
料を安全スクリーンの背後における注意深い蒸留により
Ic(bp37−38℃/0.5mmHg)(2.3
g)1H NMR(CDCl3)δ1.22(9H,
s)、3.75(3H,s)、4.64(2H,s)、
5.86(1H,m)、6.33(1H,s)を得た。
【0036】α−(t−ブチルパーオキシメチル)アク
リル酸エチルIdを、同様に製造した。1H NMR
(CDCl3)δ1.21(9H,s)、1.30(3
H,t,J 7Hz)、4.20(2H,q,J 7H
z)、4.63(2H,s)、5.87(1H,br
s)、6.33(1H,brs)。
【0037】以下の実施例は、調節された分子量及び末
端基官能性のポリマー類を生成するための本発明の利用
を示す。
【0038】実施例1 α−(t−ブチルパーオキシメチル)スチレンIaを用
いるスチレンの低分子量エポキシド末端基ポリマー類の
製造 アゾビスイソブチロニトリル(34.9mg)を新しく
蒸留したスチレン(25ml)に溶解した。アリコット
(5ml)を取り出し、下記表1に示す量の(t−ブチ
ルパーオキシメチル)スチレンIaを含むアンプルに加
えた。混合物を酸素を不存在下に60℃で1時間重合し
た。次いでアンプルの内容物をメタノールに注ぎ、沈澱
したポリマーを集めて真空下に一夜乾燥した。小部分を
6つのμ−ステラーゲル(Stylagel)カラム(106、1
5、104、103、500及び100Å細孔径)に結
合したウォーターズ・インスツルメントを用いるゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により試
験した。テトラヒドロフランを1ml/分の流速で溶出
液として用い、および系を狭い分布のポリスチレン標準
(ウォーターズ)を用いて検定した。
【0039】
【表1】 加えたIaの量(mg) Mn* 0 93000 20.6 31000 41.8 20000 * GPCにより得られたポリスチレン−等価の数平均分子量 これらのデータから計算された連鎖移動定数(Cx)は
0.89で、これは、n−ブタンチオールからのもの
(Cx=0.66)に比較して有利である。これらの結
果は、化合物が効果的な連鎖移動剤であり、方法が調節
された方法で低分子量のポリマー類を生成したことを示
す。364mgの連鎖移動剤Ia及び25mlのスチレ
ン/AIBN混合物を用い同様に生成したポリスチレン
の試料を酢酸エチル/メタノールから2回沈澱して痕跡
量の未反応連鎖移動剤を除去した。得られる数平均分子
量4600のポリマーは、NMRスペクトルにおいてδ
3.2ppmにシグナルを有し、エポキシ基の存在を確
認した。オーガニック・アナリシス第1巻、インターサ
イエンス、ニューヨーク1953、127頁においてジ
ャンニケル等により記載されているようピリジニウムク
ロリド/クロロホルムでの滴定によるエポキシ基の定量
は、ポリマー鎖当り0.8−1個のエポキシド基が存在
することを示した。
【0040】以下は反応性エポキシ基の存在についてさ
らに証拠を得ることを目ざした実験例を記載する。
【0041】4−メトキシベンジルメルカプタン(0.
92g)を、乾燥テトラヒドロフラン(30ml)中水
素化ナトリウム(0.12g)に加えた。混合物を環流
下に4時間煮沸して未反応水素化ナトリウムが残ってい
ないことを確かめ、その後、Iaを用いて生成されたポ
リスチレン(Mn=10200)のテトラヒドロフラン
(20ml)溶液を加えた。混合物をさらに環流下に1
7時間煮沸し、次いで冷却し、水に注ぎ、酢酸エチルで
抽出した。抽出物を3回水で洗浄し、乾燥した(MgS
4)。溶媒を除去し、ポリマーを真空で乾燥した。次
いで乾燥ポリマーを酢酸エチルに溶解し、非溶媒として
メタノールで2回沈澱した。完全に乾燥後、1H NM
R分光法により試験し、δ3.6及び3.7において、
それぞれベンジル及びメトキシプロトンからのシグナル
を示した。これらのシグナルは、ポリマーへの出発4−
メトキシベンジルメルカプト基のそれらと異なり、該混
入の最も事実らしい手段がポリマーのエポキシ基と反応
によるものであることはこの分野でよく知られる。従っ
て、エポキシ末端基の存在のさらなる確認である。
【0042】実施例2 α−(t−ブチルパーオキシメチル)スチレンIaを用
いる低分子量ポリ(メタクリル酸メチル)の製造 アゾビスイソブチロニトリル(48.2mg)を新しく
蒸留したメタクリル酸メチル(25ml)に溶解したア
リコット(2ml)を取り、下記表2に示す量のα−
(t−ブチルパーオキシメチル)スチレンIaを含むア
ンプルに加えた。混合物を酸素の不存在下60℃で1時
間重合した。次いでアンプルの内容物をヘキサンに注ぎ
沈澱したポリマーを集め、乾燥し、先のように試験し
た。
【0043】
【表2】 加えたIaの量(mg) Mn* 0 149000 6.5 44400 19.7 18600 * GPCにより得られたポリスチレン−等価の数平均分子量 データから計算された連鎖移動定数(Cx)は0.83
であり、これはn−ブタンチオールからのそれ(Cx=
0.66)に比較して有利である。これらの結果は、化
合物がすぐれた連鎖移動剤であること、及び方法が調節
された手段で低分子量のポリマーを生成することを示
す。
【0044】実施例3 α−(t−ブチルパーオキシメチル)スチレンIaを用
いる低分子量ポリ(アクリル酸メチル)の製造 アゾビスイソブチロニトリル(9.1mg)を、新しく
蒸留したアクリル酸メチル(25ml)に溶解した。ア
リコット(2ml)を取り、チオフェンフリーのベンゼ
ン(8ml)及び下記に示す量のα−(t−ブチルパー
オキシメチル)スチレンIaを含むアンプルに加えた。
混合物を酸素の不存在下、60℃で1時間重合した。次
いで揮発分を除き、ポリマーを恒量まで真空で乾燥し、
GPCで試験した。0mg、13.7mg及び25.9
mgのα−(t−ブチルパーオキシメチル)スチレンI
aを用いこの方法で製造したポリ(アクリル酸メチル)
の試料は、それぞれ414000、7600及び420
0の数平均分子量を有した。これらのデータから計算さ
れた連鎖移動定数は、17.7であった。これらの結果
は、化合物がすぐれた連鎖移動剤であること及び方法が
調節された手段で低分子量のポリマーを生成することを
示す。
【0045】実施例4 α−(t−ブチルパーオキシメチル)スチレンIaを用
いる低分子量ポリ(酢酸ビニル)の製造 アゾビスイソブチロニトリル(8.0mg)を新しく蒸
留した酢酸ビニル(50ml)に溶解した。アリコット
(10ml)を取り、下に示す量のα−(t−ブチルパ
ーオキシメチル)スチレンIaを含むアンプルに加え
た。混合物を酸素の不存在下、60℃で1時間重合し
た。次いで揮発分を除去し、ポリマーを真空で恒量まで
乾燥し、上で記載したようにGPCにより試験した。0
mg、5.1mg及び9.6mgのα−(t−ブチルパ
ーオキシメチル)スチレンIaを用いこの方法で製造し
たポリ(アクリル酸メチル)の試料は、それぞれ243
000、14800、8000の数平均分子量を有し
た。これらのデータから計算した連鎖移動定数は24で
あった。これらの結果は、化合物が優れた連鎖移動剤で
あること及び方法が調節された方法で低分子量のポリマ
ーを生成することを示す。
【0046】実施例5 α−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリロニトリル
Ibを用いる低分子量ポリスチレンの製造 0mg、20.7mg、39.0mg及び77.7mg
のα−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリロニトリ
ルIbを用いる実施例1の方法で製造したポリスチレン
の試料は、それぞれ134000、10200、680
0、4700の数平均分子量を有した。これらのデータ
から計算された連鎖移動定数は2であった。これらの結
果はα−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリロニト
リルIbがスチレンに関するすぐれた連鎖移動剤として
作用すること及び方法が低分子量のポリマーを生成する
ことを示す。
【0047】実施例6 α−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリロニトリル
Ibを用いる低分子量ポリ(メタクリル酸メチル)の製
造 9.4mg、20mg及び39mgのα−(t−ブチル
パーオキシメチル)アクリロニトリルIbを用いる実施
例2の方法で製造したポリ(メタクリル酸メチル)の試
料は、それぞれ27000、14000及び8100の
数平均分子量を有した。これらのデータから計算された
連鎖移動定数は0.85であった。これらの結果は、α
−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリロニトリルI
bがメタクリル酸メチルに対するすぐれた連鎖移動剤と
して作用すること及び方法が低分子量のポリマーを生成
することを示す。
【0048】実施例7 α−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリロニトリル
Ibを用いる低分子量ポリ(アクリル酸メチル)の製造 0mg、13.1mg、23.4mg、46.9mgの
α−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリロニトリル
Ibを用いる実施例3の方法で製造したポリ(アクリル
酸メチル)の試料は、それぞれ673000、2570
0、15000及び8500の数平均分子量を有した。
これらのデータから計算した連鎖移動定数は0.73で
あった。これらの結果はα−(t−ブチルパーオキシメ
チル)アクリロニトリルIbはアクリル酸メチルに対し
てすぐれた連鎖移動剤として作用すること及び方法が低
分子量のポリマーを生成することを示す。
【0049】実施例8 α−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリロニトリル
Ibを用いる低分子量ポリ(酢酸ビニル)の製造 0mg、5.0mg及び11.3mgのα−(t−ブチ
ルパーオキシメチル)アクリロニトリルIbを用いる実
施例4の方法で製造したポリ(酢酸ビニル)の試料は、
それぞれ54000、3700及び1450の数平均分
子量を有した。これらのデータから計算した連鎖移動定
数は90であった。これらの結果は、α−(t−ブチル
パーオキシメチル)アクリロニトリルIbは酢酸ビニル
に対して非常に活性な連鎖移動剤として作用すること及
び方法が低分子量のポリマーを生成することを示す。
【0050】実施例9 α−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリル酸メチル
Icを用いる低分子量ポリスチレンの製造 0mg、21.2mg、41.1mg及び80.7mg
のα−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリル酸メチ
ルIcを用いる実施例1の方法で製造したポリスチレン
の試料は、それぞれ134000、22900、115
00及び6800の数平均分子量を有した。これらのデ
ータから計算した連鎖移動定数は1.64であった。こ
れらの結果は、α−(t−ブチルパーオキシメチル)ア
クリル酸メチルIcはスチレンに対してすぐれた連鎖移
動剤として作用すること及び方法が低分子量のポリマー
を生成することを示す。
【0051】実施例10 α−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリル酸メチル
Icを用いる低分子ポリ(メタクリル酸メチル)の製造 0mg、11.7mg、20.8mg及び39.5mg
のα−(t−ブチルパーオキシ)アクリル酸メチルIc
を用いる実施例2の方法で製造したポリ(メタクリル酸
メチル)の試料はそれぞれ364000、45200、
27900及び15200の数平均分子量を有した。こ
れらのデータから計算された連鎖移動定数は0.63で
あった。これらの結果は、α−(t−ブチルパーオキシ
メチル)アクリル酸メチルIcがメタクリル酸メチルに
対して有用な連鎖移動剤として作用すること及び方法が
低分子量のポリマーを生成することを示す。
【0052】実施例11 α−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリル酸メチル
Icを用いる低分子量ポリ(アクリル酸メチル)の製造 0mg、15.4mg、25.6mg及び50.3mg
のα−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリル酸メチ
ルIcを用いる実施例3の方法で製造したポリ(アクリ
ル酸メチル)の試料は、それぞれ937000、232
00、13600及び7500の数平均分子量を有し
た。これらのデータから計算した連鎖移動定数は1.0
2であった。これらの結果は、α−(t−ブチルパーオ
キシメチル)アクリル酸メチルIcがアクリル酸メチル
に対しすぐれた連鎖移動剤として作用すること及び方法
が低分子量のポリマーを生成することを示す。
【0053】実施例12 α−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリル酸メチル
Icを用いる低分子量ポリ(酢酸ビニル)の製造 0mg、6.0mg、10.7mg及び18.5mgの
α−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリル酸メチル
Icを用いる実施例4(?)の方法で製造したポリ(酢
酸ビニル)の試料は、それぞれ291000、1500
0、4300及び1800の数平均分子量を有した。こ
れらのデータから計算した連鎖移動定数は45であっ
た。これらの結果はα−(t−ブチルパーオキシメチ
ル)アクリル酸メチルIcが酢酸ビニルに対して非常に
活性な連鎖移動剤として作用することを示す。
【0054】実施例13 α−(t−クメンパーオキシメチル)スチレンIeによ
る低分子量ポリ(メタクリル酸メチル)の製造 AIBN(48.3mg)を新しく蒸留したメタクリル
酸メチル(25ml)に溶解した。アリコット(5m
l)をとり、0mg、16.6mg及び35.3mgの
α−(クメンパーオキシメチル)スチレンIeを含むア
ンプルに加えた。混合物を酸素の不存在下60℃で1時
間重合した。アンプルの内容物を次いでヘキサン中で沈
澱し、真空で乾燥し、それぞれ分子量555000(6
73mg)、47900(297mg)及び26000
(129mg)のポリマーを与えた。
【0055】これらのデータから計算した連鎖移動定数
は0.8で、α−(クメンパーオキシメチル)スチレン
Ieを用いる方法が低分子量のポリマーを生成すること
を示す。1.0の連鎖移動定数は、中程度から高い転化
率におけるバルク重合で低分布の分子量を得るのに理想
的である。
【0056】実施例14 α−(クメンパーオキシメチル)スチレンIeによる低
分子量ポリスチレンの製造 AIBN(34.9mg)を新しく蒸留したスチレン
(25ml)に溶解した。アリコット(5ml)を取
り、0mg、29.4mg及び52.3mgのα−(ク
メンパーオキシメチル)スチレンIeを含むアンプルに
加えた。混合物を酸素の不存在で60℃で2時間重合し
た。次いでアンプルの内容物をメタノール中で沈澱させ
て真空で乾燥して、それぞれ分子量89300(160
mg)、32700(139mg)及び22700(1
70mg)のポリマーを得た。これらのデータから計算
した連鎖移動定数は0.8で、α−(クメンパーオキシ
メチル)スチレンIeを用いる方法は低分子量のポリマ
ーを生成することを示す。0.8の連鎖移動定数は、I
eによる方法は、分子量を減ずるのに有効であることを
示す。
【0057】
【発明の効果】上記のように、本発明の不飽和ペルオキ
シ化合物は、不愉快な臭気を持たず、ポリマー鎖中への
硫黄原子の組み込みを伴わず、および特定の重合に対す
る連鎖移動定数の調整の余地を有する新規の連鎖移動剤
として有用である。
【0058】また、本発明の不飽和ペルオキシ化合物を
用いた反応は、得られるポリマーの分子量を制御すると
ともに、該ポリマーの一端にエポキシ基を導入し、それ
を用いるさらなる反応によってネットワークを形成する
ことができるポリマーを与えることができる。この反応
は、例えばハイ−ソリッド表面コーチング、ペイント及
び接着剤用の低分子量ポリマー類及びオリゴマー類を生
成するのに有用である。
フロントページの続き (72)発明者 リッサルド、エジオ オーストラリア連邦、3150、ヴィクトリ ア、ホイーラーズ・ヒル、アレックス・ アベニュー26番 (72)発明者 ミーズ、ゴードン・フランシス オーストラリア連邦、3163、ヴィクトリ ア、ミュルンビーナ、ヘンティ・ストリ ート3番 (72)発明者 サング、サン・ホア オーストラリア連邦、3169、ヴィクトリ ア、クレイトン・サウス、クラリンダ・ ロード180番 (56)参考文献 特開 平2−1703(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 409/16 C07C 409/40 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I 【化1】 [式中、 R1は、所望により置換されたフェニルもしくは他の芳
    香族基、アルコキシカルボニルもしくはアリールオキシ
    カルボニル、カルボキシ、アシロキシ、カルバモイル、
    又はシアノ基である;R2は所望により置換されたアル
    キル、アルケニル、アリール、シクロアルケニルまたは
    シクロアルキル基、又は基−COOR3(式中R3は水素
    又は所望により置換されたアルキル、アルケニル又はア
    リール基である)である;Xは水素原子、アルキル又は
    アリール基或いはハロゲン原子である、そして2つのX
    基は同一又は異なりうる。]の化合物。
  2. 【請求項2】 R2が所望により置換されたアルキル、
    アルケニル、アリール、シクロアルケニル又はシクロア
    ルキル基或いは基−COOR3(式中R3は水素原子又は
    所望により置換されたアルキル、アルケニル又はアリー
    ル基である)であり、Xがハロゲンである、請求項2の
    化合物。
  3. 【請求項3】 基R2が第三ブチル、クミル又はジフェ
    ニルメチル基或はアリール又はアルキル基で所望により
    置換されたシクロへキシル又はシクロぺンチル基であ
    る、請求項1または2の化合物。
  4. 【請求項4】 基R1及びR2の少なくとも一つがそれら
    の基を有する化合物を含む重合反応の後、更に化学反応
    を受けることができる反応性置換基であるか、又はそれ
    を含むものであり、前記反応性置換基がハロゲン、シア
    ノ、エポキシ、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシ、アル
    コキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、カルバ
    モイル、アシルオキシ、トリアルキルシリルオキシ、ト
    リアルコキシシリル、ホスホン酸エステル、アリル、又
    はアルケニル基である、請求項1〜3のいずれか一つの
    化合物。
  5. 【請求項5】 α−(t−ブチルパーオキシメチル)ス
    チレン、 α−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリロニトリ
    ル、 α−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリル酸メチ
    ル、 α−(t−ブチルパーオキシメチル)アクリル酸エチ
    ル、及びα−(クメンパーオキシメチル)スチレンのい
    ずれかである、請求項1の化合物。
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