[go: up one dir, main page]

JPH0544411Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0544411Y2
JPH0544411Y2 JP1987152150U JP15215087U JPH0544411Y2 JP H0544411 Y2 JPH0544411 Y2 JP H0544411Y2 JP 1987152150 U JP1987152150 U JP 1987152150U JP 15215087 U JP15215087 U JP 15215087U JP H0544411 Y2 JPH0544411 Y2 JP H0544411Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roofing material
natural slate
roof
slate roofing
natural
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987152150U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6457318U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987152150U priority Critical patent/JPH0544411Y2/ja
Publication of JPS6457318U publication Critical patent/JPS6457318U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0544411Y2 publication Critical patent/JPH0544411Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は天然スレート屋根材の改良に関するも
のである。
[従来の技術] 従来の天然スレート屋根材の製造方法は、天然
スレートの原石を屋根材として使用される所定の
板厚の3〜5倍程度の厚さで、所定の幅及び長さ
に切断し、それを所定の板厚に割り裂くことによ
つて、屋根材として使用される板状のものとする
というものであつた。
そして、屋根に固定するための釘孔を必要数あ
けて、屋根材としていた。
[考案が解決しようとする問題点] 従来の天然スレート屋根材は前述のように、原
石を割り裂くことによつて平板状にしていたた
め、いわゆる石目に沿つて割られるために、その
面にヨレ、ソリあるいは板厚の不均一等がおこり
やすかつた。このため、この天然スレート屋根材
を屋根に葺上げる時には、このような板の状態を
選別しながら、又うまく利用しながら葺いてゆく
ということが必要であり、これは、熟練した屋根
職人の腕に頼らざるを得なかつた。また熟練した
職人であつても、上述のように選別しながら葺い
てゆくために非常に施工に手間がかかるという欠
点があつた。さらに、天然石であるため、潜在ク
ラツクの入つている板材も多く含まれており、こ
れは釘打で固定する時にカナヅチ等で板に衝撃を
与えた時に板が割れてしまい、施工手間を増やす
原因にもなつていた。
また、板を選別したとしても板自体の精度の悪
さのため、第4,5図の様に葺上り状態でも天然
スレート屋根材9間に隙間10を生じやすく、防
水性能が悪くなるという欠点があつた。
また、天然スレート屋根材は釘打によつて、1
枚当り複数個所を固定しなければならず、これも
施工性を落としている原因でもあつた。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、前述の問題点を解決すべくなされた
ものであり、屋根葺材として使用する天然スレー
ト屋根材において、該天然スレート屋根材の屋根
下地材側となる裏面を研削し、裏面の平坦度を高
め、表面は研削しないことを特徴とする天然スレ
ート屋根材を提供するものである。
以下、本考案をその実施例に従つて説明する。
第1図は本考案の天然スレート屋根材を屋根下地
材に施工した屋根の部分的斜視図であり、第2図
は同様の屋根部分の断面図である。図において1
は裏面研削された天然スレート屋根材、2は固定
用釘のための透孔、3は屋根下地材、4は固定用
釘、5は固定用フツク、6は溝部、7は天然スレ
ート屋根材1の裏面、8はその表面を示してい
る。本考案の天然スレート屋根材1は、その屋根
下地側となる裏面7が研削され裏面の平坦度が高
められており、又その表面8は天然スレートの原
石を割り裂いた時に割り裂き面に生ずるソリ、ヨ
レ、凹凸等の天然スレート屋根材特有の外観が屋
根の表面の意匠として発揮される様に研削せず、
割り裂いた状態のままにしておく。この天然スレ
ート屋根材の板厚としては4mm〜25mm程度であ
り、大きさとしては100mm×100mm〜300×500mm程
度であり、形状は長方形を基本とし、その隅をカ
ツトしたもの、下辺をアール状に切断したものが
最も実用的であるが、勿論これらの形状、寸法に
限定されるものではない。
本考案の一つの好ましい態様においては、第3
図に示す様に固定用フツク5を用いて屋根下地材
3上に葺くことができる様に、天然スレート屋根
材1が屋根下地材に葺かれた状態において、該天
然スレート屋根材の少なくとも下辺の中央部、又
は略中央部近傍である中央部付近、即ち天然スレ
ート屋根材の下辺、又は下辺及び上辺の中央部付
近に切欠かれた溝部6が設けられている。同図に
示した例は後者の例である。この溝の幅は、固定
用フツク5が丁度はまり込む程度となる様に、固
定用フツク5の寸法、形状に応じて適宜設計され
る。
なお、上記した様な固定用フツクを用いた施工
法に限らず、第1,2図に示した様な固定用釘2
を用いた施工法も同様に採用できる。
[作用] 本考案による裏面研削をした天然スレート屋根
材を使用することにより、従来天然スレート屋根
材自体のソリ、板厚のバラツキのために、屋根上
で選別して葺いていたのを省略することができ、
従つて使用する屋根材を選ぶことなく葺上げてゆ
けるため、施工手間がはぶけるとともに、屋根材
としての精度が上がつているため、防水上有害な
隙間が生じなくなり、防水性が向上する。
また、下辺、又は上、下辺に溝部が設けられた
天然スレート屋根材を固定用フツクを用いて固定
すれば、施工性を上げられるとともに、固定用フ
ツクが溝部にしつかりと固定されるため、釘止め
より信頼性の高い仕上りとなる。
[考案の効果] 本考案の天然スレート屋根材を使用することに
より、屋根材の下面の板として精度を高めること
ができるため、施工上のアバレ等が起こらなくな
り、施工法が一段と向上する。また、裏面の研削
をする時に衝撃が板材に加わるため、板に潜在ク
ラツクのあるものはその時点で割れを生じるた
め、従来あつた欠点品が現場に持ち込まれ、現場
での割れが起こることが減少するため、これも施
工性を向上させることになる。
また、下辺又は上、下辺に溝部が設けられた天
然スレート屋根材を使用し、これを固定用フツク
によつて固定することにすれば、フツクは1枚当
り1本でよいため、一段と施工性が向上するとと
もに、フツクが、溝部にしつかりとはまり込み板
が確実に固定されることになる。
さらに防水性も、板のアバレによる隙間もおこ
らないために、かなり改善されることになる。
また、本考案において、研削をするのは裏面の
みであるため、表面は、割り肌そのままであるた
め、葺上がつた時の天然スレートの風格のある表
情を失うことなく、上述のような効果を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第一図は本考案による天然スレート屋根材の施
工例を示す屋根の部分的斜視図、第2図は第1図
と同様の屋根の部分的断面図、第3図は本考案に
よる天然スレート屋根材を固定用フツクで施工し
た屋根の部分的斜視図、第4図は従来の天然スレ
ート屋根材を用いた屋根の部分的斜視図、第5図
は第4図と同様な屋根の部分的断面図を示してい
る。 図において1は裏面研削された天然スレート屋
根材、2は固定用釘のための透孔、3は屋根下地
材、4は固定用釘、5は固定用フツク、6は溝
部、7は天然スレート屋根材の裏面、8はその表
面、9は従来例の天然スレート屋根材、10は隙
間を示している。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 屋根葺材として使用される天然スレート屋根
    材において、該天然スレート屋根材の裏面を研
    削し、裏面の平坦度を高め、表面は研削しない
    ことを特徴とする天然スレート屋根材。 2 天然スレート屋根材が屋根下地材に葺かれた
    状態において、該天然スレート屋根材の少くと
    も下辺となる部分の中央部付近に溝部を設けた
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の天然スレート屋根材。
JP1987152150U 1987-10-06 1987-10-06 Expired - Lifetime JPH0544411Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987152150U JPH0544411Y2 (ja) 1987-10-06 1987-10-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987152150U JPH0544411Y2 (ja) 1987-10-06 1987-10-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6457318U JPS6457318U (ja) 1989-04-10
JPH0544411Y2 true JPH0544411Y2 (ja) 1993-11-11

Family

ID=31426815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987152150U Expired - Lifetime JPH0544411Y2 (ja) 1987-10-06 1987-10-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0544411Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS629523B2 (ja) * 1982-10-08 1987-02-28 Nippon Chemical Ind

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5163611U (ja) * 1974-11-14 1976-05-19
JPH0411781Y2 (ja) * 1985-07-03 1992-03-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS629523B2 (ja) * 1982-10-08 1987-02-28 Nippon Chemical Ind

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6457318U (ja) 1989-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5836572A (en) Method for constructing an outdoor structure such as a gate post, gate wing, or fence
CA1062868A (en) Insulation roof lining
US4391076A (en) Roof or sidewall construction
US3046700A (en) Weatherboarding construction and method for exterior walls
JPH0544411Y2 (ja)
US2379051A (en) Roofing installation and method of forming the same
US2130743A (en) Method of applying facing material
US2569902A (en) Paneling
US3083506A (en) Wall construction
JP2502283Y2 (ja)
JPS6043556A (ja) 降り棟の葺き上げ方法
US2238787A (en) Multiple brick unit
JPS6028982B2 (ja) 屋根
US1857534A (en) Building material
JPS6237861Y2 (ja)
JPH0425850Y2 (ja)
JP2771884B2 (ja) 壁の構造
JP2858792B2 (ja) 寄棟屋根の葺き納め方法
JPH0233546Y2 (ja)
JPS6013937Y2 (ja) 平板瓦屋根の葺上げ構造
JPH0610018Y2 (ja) けらばの構造
JP2571340Y2 (ja) 平板瓦
KR850002477Y1 (ko) 연결보강편이 있는 블록플로링
JPS6135650Y2 (ja)
JPH0545690Y2 (ja)