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JPH0543421A - 芳香塗料およびそれを利用してなるマニキユア製品 - Google Patents

芳香塗料およびそれを利用してなるマニキユア製品

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Publication number
JPH0543421A
JPH0543421A JP22461891A JP22461891A JPH0543421A JP H0543421 A JPH0543421 A JP H0543421A JP 22461891 A JP22461891 A JP 22461891A JP 22461891 A JP22461891 A JP 22461891A JP H0543421 A JPH0543421 A JP H0543421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fragrance
paint
resin
coating
scent
Prior art date
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Granted
Application number
JP22461891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2586764B2 (ja
Inventor
Naoyuki Takeuchi
直之 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON TAANAA KK
Original Assignee
NIPPON TAANAA KK
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Publication date
Application filed by NIPPON TAANAA KK filed Critical NIPPON TAANAA KK
Priority to JP3224618A priority Critical patent/JP2586764B2/ja
Publication of JPH0543421A publication Critical patent/JPH0543421A/ja
Application granted granted Critical
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 着色、刺激臭がなく好ましい香りを有する塗
料を提供する。 【構成】 酢酸ビニル樹脂もしくはシリコーン・アクリ
ル共重合樹脂、およびニトロセルロースもしくはロジン
等の樹脂40〜10%、香料10〜60%、エタノール
50〜0%からなる。 【効果】 この芳香塗料はマニキュア製品用の皮膜形成
剤とし利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、香料を含有させた香り
を有する塗料、およびこの塗料を利用した香りを有する
マニキュア製品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、香りを有するプラスチック製品と
して、マイクロカプセル内に香料を内在させたものをプ
ラスチック原料中に混合し、これを成形したものや、成
形品に香料を含浸したもの等がある。ところが、塗料に
香料を含有させたものは現在に至るまで知られていな
い。
【0003】これは、塗料に前記のような香料を含有し
たマイクロカプセルを用いた場合には、カプセルのつぶ
が塗装面にあらわれて塗膜表面がざらついた状態とな
り、外観上好ましくないばかりか、薄い塗膜表面のカプ
セルが脱落するといった問題があり、また一方で、従来
から塗料として用いられている例えばアルキド樹脂系、
エポキシ樹脂系、フェノール樹脂系、メラミン樹脂系、
ユリア樹脂系等の樹脂、あるいはそれらを併用してなる
樹脂塗料に直接、香料を含有させると、これらの樹脂、
あるいはそれらの樹脂塗料に硬化剤として使用される酸
性物質等により香料が酸化されて着色してしまい、塗料
本来の色が損なわれるばかりでなく、この酸化により芳
香どころか好ましくない刺激臭を発するという問題があ
ったためである。
【0004】このようなことから、従来においては、香
りを有する塗料はなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
み、着色、刺激臭を発生することなく塗料に香料を含有
させることにより、好ましい香りを有する塗料を提供せ
んとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、特定の液状樹
脂を用い、これに香料を含有させれば、従来の樹脂塗料
のように着色したり、または刺激臭を発生したりするこ
となく、好ましい香りを有する塗料として使用しうると
いうことを知見し、本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、酢酸ビニル樹脂またはシ
リコーン・アクリル共重合樹脂に香料を含有させてなる
芳香塗料;更に、この塗料にニトロセルロースもしくは
ロジン、またはその両方を含有させてなる芳香塗料;そ
して、この芳香塗料を用いてなるマニキュア製品を提供
するものである。
【0008】前記の場合、酢酸ビニル樹脂、シリコーン
・アクリル共重合樹脂等の樹脂と香料とはいずれも溶剤
としてのエタノールに溶解させた状態で使用する。この
場合の樹脂、および香料の配合割合には特に制限はな
く、必要とされる塗膜の厚み、香りの要持続時間等を考
慮して適宜設定すればよい。
【0009】また、マニキュア製品の場合は、塗り易
く、爪の表面に均一に付着し、しかも入浴や洗濯等の水
仕事をしても剥がれ難く、ツヤを失わないことが必須条
件となる。そこで、前記樹脂塗料にニトロセルロース、
ロジン等を含有させることにより、塗料の速乾性と塗膜
の剥離強度を向上させることができ、この塗料をマニキ
ュア製品等に使用する場合には特に好ましいものであ
る。
【0010】また、香料としては天然香料、合成香料の
いずれでも使用可能であって、香材をエタノールに溶解
させた状態で上記のような液体樹脂に混合して使用す
る。この香料としては、例えば、ローズ、キンモクセ
イ、ビャクダン、チョウジ等の植物性香料、ジャコウ等
の動物性香料等の天然香料、またはこれらの天然香料か
ら香成分を単離した抽出香料、あるいは化学合成した合
成香料、更にはこれらを適宜ブレンドした調合香料等、
いずれの香料を用いてもよい。
【0011】上記の芳香塗料は、これをそのまま塗料と
して用いることができ、装飾品等の表面に塗布して使用
すれば芳香を有する装飾品となり、また装飾品自体にも
香料を含浸等したうえで本芳香塗料をその上から塗布す
ることにより、香りをより長期間にわたって維持するこ
とができる。また、この芳香塗料を印刷材料として使用
して香りを有する印刷物を作成可能である。更に、この
塗料を有機多孔質材、無機多孔質材、あるいは不織布、
織布等に含浸させて芳香材として使用してもよく、この
ように多孔質材等に含浸させて使用する場合でも、香料
が樹脂により保持されていることから、従来のように単
に香料を含浸させる場合に較べて安定した香りを長期間
にわたって維持することができる。
【0012】また、前記芳香塗料をネイルラッカー、ベ
ースコート、トップコート等のマニキュア製品に用いる
ことにより、香りを有するマニキュア製品を作成するこ
とができる。このマニキュア製品に使用する場合には、
通常のマニキュア製品中に使用されている皮膜形成剤と
してのアルキド樹脂、アクリル樹脂等のかわりにこの芳
香塗料を配合すればよい。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げる。
【0014】(実施例1)本発明に係る芳香塗料を、塗
料としての一般用途に使用する場合の配合例を下記に示
す。塗料配合 香 料 10〜60% 樹 脂 40〜10% 溶剤(エタノール) 50〜0 % 色 材 適 量 更に、上記に加えて、ニトロセルロース、ロジン等を適
宜配合することもできる。上記のように配合した塗料を
コサージ等の装飾品に塗布すれば、香りを有する装飾品
を得ることができる。また、この塗料を多孔質物質や不
織布等に含浸させて芳香材として使用することもでき
る。
【0015】(実施例2)本発明に係る芳香塗料を、マ
ニキュア製品に利用する場合の処方例を、ネイルラッカ
ーを例に挙げて説明する。
【0016】芳香塗料配合 香 料 30% 樹 脂 30〜10% エタノール 40〜60%
【0017】ネイルラッカー処方例 ニトロセルローズ 15% 芳香塗料 12% カンファー 6% 酢酸ブチル 23% 酢酸エチル 9% エタノール 7% トルエン 28% 色 材 適量 酸化防止剤 適量
【0018】ネイルラッカー処方例 ニトロセルローズ 14% 芳香塗料 13% カンファー 6% 酢酸エチル 25% 酢酸ブチル 10% エタノール 5% トルエン 27% 色 材 適量 酸化防止剤 適量
【0019】ネイルラッカー処方例 ニトロセルローズ 16% 芳香塗料 10% カンファー 6% 酢酸エチル 23% 酢酸ブチル 13% エタノール 6% トルエン 26% 色 材 適量 酸化防止剤 適量
【0020】ネイルラッカー処方例 ニトロセルローズ 13% 芳香塗料 13% カンファー 7% 酢酸エチル 20% 酢酸ブチル 14% エタノール 6% トルエン 27% 色 材 適量 酸化防止剤 適量
【0021】上記〜の処方により調製したネイルラ
ッカーを爪に塗布したところ、塗布直後にはトルエンそ
の他の溶剤臭が感じられるが、塗布1〜2分後ラッカー
が乾燥硬化するにしたがって溶剤臭にかわって香料によ
る好ましい香りがするようになり、この香りは塗布後3
〜4日間持続した。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明は塗料の変色、刺
激臭等の発生を防止して樹脂塗料に香料を含有させるこ
とを可能として、香りを有する塗料を提供しうるもので
ある。この塗料は、香りの成分である香料を樹脂塗膜中
に保持してなるので、好ましい香りを長期間にわたって
維持することができ、これを装飾品その他の物品に塗布
するだけで、香り付き装飾品等を簡単に作成することが
でき、また、マニキュア製品に応用した場合には香り付
きマニキュア製品ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 183/04 PMT 6939−4J //(C09D 131/04 101:18) 6770−4J (C09D 131/04 193:04) 6770−4J (C09D 151/08 101:18) 6770−4J (C09D 151/08 193:04) 6770−4J

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酢酸ビニル樹脂またはシリコーン・アク
    リル共重合樹脂に香料を含有させてなることを特徴とす
    る芳香塗料。
  2. 【請求項2】 ニトロセルロースもしくはロジン、また
    はその両方を含有させてなる請求項1記載の芳香塗料。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の芳香塗料
    を皮膜成形剤として用いてなるマニキュア製品。
JP3224618A 1991-08-09 1991-08-09 芳香塗料を利用してなるマニキュア製品 Expired - Fee Related JP2586764B2 (ja)

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