JPH0543370A - 果実の品質向上方法 - Google Patents
果実の品質向上方法Info
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- JPH0543370A JPH0543370A JP3181570A JP18157091A JPH0543370A JP H0543370 A JPH0543370 A JP H0543370A JP 3181570 A JP3181570 A JP 3181570A JP 18157091 A JP18157091 A JP 18157091A JP H0543370 A JPH0543370 A JP H0543370A
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- fruit
- weight
- potassium
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- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Abstract
量%含有し、このリカーの成分を含めて、窒素(N)、
りん酸(P2 O5 )及びカリウム(K2 O)の割合が
0.5〜2.0:7〜9:4〜6から成るように肥料成
分を配合した肥料組成物を希釈して果樹、果菜類に葉面
散布する果実の品質向上方法。 【効果】 果実の糖度増進及び柑橘類以外の果実の着色
促進の効果があり、果実の早期出荷が可能になる。
Description
カー(以下CSLと略称する)を含有し、窒素、りん
酸、カリウムが一定割合からなる組成物を果樹、果菜類
に葉面散布することで果実の着色促進、糖度増進する方
法に関する。
上方法として、従来からの種々の薬品の使用が試みられ
ている。例えばみかんの品質向上剤としてはヒ酸鉛、エ
チクローゼ、フィガロン、エチレン、フェノキシ酢酸、
硫黄合剤、炭酸カルシウムなどが挙げられる。しかしな
がら、ヒ酸鉛は人畜に対する毒性の問題があり現在は使
用されておらず、エチクローゼ、フィガロン、エチレン
及びフェノキシ酢酸などの植物ホルモン剤は樹勢を弱め
たり、葉が落ちたり、根を痛めるなど作物に対する薬害
の問題がある。また硫黄合剤、炭酸カルシウムなどは効
果が弱いという問題がある。
をCSLと接触させる農作物の生長促進方法が記載され
ている。この公報には、0.00025〜0.01%水
溶液を葉面散布してもよいことが記載されているが、こ
の目的は農作物の増収、特に地下部分の生長を促進する
ことにある。
Lとトウモロコシ油のアルカリ油滓とを混合させ、混合
物のpHを最終的に5.0〜6.5に調整する肥効の優
れた肥料の製造法が開示されている。効果としては農作
物の発芽、発根、分蘖(ぶんげつ)、開花、登熟等が促
進されること、果菜、果実の肥大および着色も促進され
ることが記載され、収量および品質も向上すると記載さ
れているが、CSLの場合、効果のある濃度範囲が限定
されていることを考慮すると、前記は文言的記載で、実
際には水稲の草丈、葉数、トマト、メロンの果実数、果
実重、糖度、馬鈴薯のいも重量、茎葉重量の肥効が確認
されているだけであり、施用も土壌施用である。
SLと植物の生長に適した窒素、りん酸、カリウム比を
植物栄養物に与えるのに十分な添加源との混合物、この
混合物中のCSLの量を、混合物中の窒素の少なくとも
5%がCSLから来るようにした植物栄養物と使用方法
が開示されている。この文献には、CSLと他の肥料成
分を混合して、N:P2 O5 :K2 Oの肥料比をある比
率にするという思想は認められるが、対象植物、施用方
法、目的効果によって、これらの最適肥料比が大きく異
なってくることを考えると、この文献にはダイコンにつ
いてN:P2 O5 :K2Oの比が5:10:5、またダ
イコン、短寸ニンジン、ズッキーニ、カボチャについて
N:P2 O5 :K2 Oの比が4:4:4のものが確認さ
れているだけである。
アルカリ分解した後、分解液をりん酸液によってpH7
以下に調整し、ついで肥料塩類を添加溶解する液体肥料
の製造方法が開示されている。この発明は有機質と無機
質の肥料塩類を含有し、二層分離、結晶析出などのない
安定性の優れた液体肥料を製造するもので、例えばN:
P2 O5 :K2 Oの比が8:3:5の液肥が記載されて
いるが、対象植物、施用方法、植物への目的効果の記載
はない。
のごとく特殊な環境下においても作物に対する薬害や人
畜に対する毒性がない、安全な果樹類(桃、温州ミカ
ン、夏ミカン、ハッサク、オレンジ類、グレープフルー
ツなど)及び果菜類(トマト、メロン、イチゴなど)の
果実の着色促進、増糖効果などの果実の品質向上方法を
提供することを目的とする。
的を達成するため鋭意研究を行った結果、CSLの有効
適用範囲は比較的限られていること、対象植物、施用方
法、目的とする効果によって、最適とするN:P
2 O5 :K2 Oの比が異なる事を知見し、果実の着色促
進、増糖効果に最適なN:P2 O5 :K2 Oの比を見い
出し、本発明に到達した。
SL)を水分50重量%に換算して15〜65重量%含
有し、該リカーの成分を含めて窒素(N)、りん酸(P
2 O5 )及びカリウム(K2 O)の割合が0.5〜2.
0:7〜9:4〜6からなるように肥料成分を配合した
肥料組成物を希釈して果樹、果菜類に葉面散布すること
を特徴とする果実の品質向上方法である。
は後記比較例(組成物7)に示す通り、着色促進、増糖
効果が低く、65重量%超となると、総固形分量が多く
なるため結晶化等の問題で製剤化が難しくなる。また後
記比較例により明らかなように、N:P2 O5 :K2 O
の割合を外れた場合には、果皮の着色および増糖の面で
実施例に比較して顕著な効果が認められなかった。
ターチ)を製造する際の副産物であって、トウモロコシ
殻実を亜硫酸水で浸漬軟化する工程で、可溶性成分が溶
出し、自然に乳酸醗酵した浸漬液を濃縮したものであ
る。
3.5〜4.2重量%、アミノ態窒素0.7〜1.5重
量%、全糖分10重量%以下、水分50〜55重量%、
pH3.8〜4.2の性状を示す。CSLにはグルタミ
ン酸、プロリン、ロイシン、アラニン、アスパラギン酸
などの各種のアミノ酸やカリウム、りん酸、マグネシウ
ムなどの無機物、グルコース、フラクトース、ガラクト
ースなどの糖類、イノシトール、コリン、ナイアシンな
どのビタミン類、その他多くの栄養素が含まれている。
尿素、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム等、りん酸
源としてはりん酸一カリウム、りん酸、りん酸アンモニ
ウム等、カリウム源としては硝酸カリウム、りん酸カリ
ウム等を添加してN:P2 O5 :K2 Oの割合を0.5
〜2:7〜9:4〜6にするものである。
リウムの他にマグネシウム、マンガン、ほう素、鉄、
銅、亜鉛、モリブテンなどの肥料成分、クエン酸、リン
ゴ酸、グルコン酸などの有機酸やEDTA塩などの沈殿
防止剤、アミノ酸、ビタミン、展着剤、さらに殺菌剤、
殺虫剤、殺ダニ剤などの農薬を混用することができる。
は、窒素(N)、りん酸(P2 O5 )、カリウム(K2
O)、マグネシウム(MgO)の割合は0.5〜2:7
〜9:4〜6:0.5〜2となるように組成物を構成
し、これを葉面散布するのが効果的である。
通取扱い上の観点から、CSL 15〜65重量%を含
めて、N 0.5〜2重量%、P2 O5 7〜9重量
%、K2 O 4〜6重量%とした肥料組成物を作成して
おき、使用時に水で200〜1,000倍、好ましくは
400〜800倍に希釈して、果樹、果菜類の葉面に散
布するのが好ましい。
なるが、収穫前1週間〜3ケ月、好ましくは1週間〜2
ケ月の時期に数回葉面散布することが好ましい。
に説明するが、本発明は、この実施例に限定されるもの
ではない。
0重量部、りん酸一カリウム11.8重量部、りん酸1
重量部を攪拌しながら加えよく混合した後、濾過して窒
素(N)1.2%、りん酸(P2 O5 )8.0%、カリ
ウム(K2 O)5.0%を含有する品質向上組成物を得
た。ハウス栽培の温州ミカン(品種: 宮川早生)の1
5年3樹に対し、上記組成物を水で600倍に希釈して
3回散布した。1樹より10果ずつ収穫し、カラーチャ
ートによる果皮色と糖度を調べた。その結果は表1に示
す通りで、試験区は着色、紅のりが良く、糖度の上昇も
認められた。また、薬害は全く認められなかった。 散布日: 8月20日 9月 3日 9月14日 収 穫:10月15日
生4樹に対し、実施例1で調製した品質向上組成物を水
で500倍に希釈して3回散布した。1樹25果ずつ収
穫し、着色度合と糖度を調べた。その結果は表2に示す
通りで、試験区は無散布区と比較し着色が優れ、糖度の
増進も認められた。 散布日: 7月25日 8月 4日 8月12日 収 穫: 8月21日
株に対し、実施例1で調製した品質向上組成物を水で6
00倍に希釈して4回散布した。収穫初めの1月10日
以降、時期別に収穫量と糖度を調査した。尚、糖度は果
頂部、中央部及び果梗部の平均を示した。また、総収穫
重量は試験区23.2kg、無散布区22.7kg総収穫個
数は試験区133個、無散布区126個であった。その
結果は表3に示す通りで、試験区は無散布区に比べ着色
が優れたことから収穫時期が早まり、糖度の増進も認め
られた。 は種日: 9月 5日 散布日:11月20日 12月 1日 12月10日 :12月19日
後、濾過したものを、実施例2と同じように試験行っ
た。その結果は表5に示す通りで、実施例に比較して顕
著な効果が認めれなかった。
窒素、りん酸、カリウムを一定割合含有する組成物を果
樹、果菜類に葉面散布することにより、果実の着色促
進、糖度増進の効果があり、果実の早期出荷が可能にな
る。
カー(以下CSLと略称する)を含有し、窒素、りん
酸、カリウムが一定割合からなる組成物を果樹、果菜類
に葉面散布することで果実の着色促進、糖度増進する方
法に関する。
上方法として、従来からの種々の薬品の使用が試みられ
ている。例えばみかんの品質向上剤としてはヒ酸鉛、エ
チクローゼ、フィガロン、エチレン、フェノキシ酢酸、
硫黄合剤、炭酸カルシウムなどが挙げられる。しかしな
がら、ヒ酸鉛は人畜に対する毒性の問題があり現在は使
用されておらず、エチクローゼ、フィガロン、エチレン
及びフェノキシ酢酸などの植物ホルモン剤は樹勢を弱め
たり、葉が落ちたり、根を痛めるなど作物に対する薬害
の問題がある。また硫黄合剤、炭酸カルシウムなどは効
果が弱いという問題がある。
をCSLと接触させる農作物の生長促進方法が記載され
ている。この公報には、0.00025〜0.01%水
溶液を葉面散布してもよいことが記載されているが、こ
の目的は農作物の増収、特に地下部分の生長を促進する
ことにある。
Lとトウモロコシ油のアルカリ油滓とを混合させ、混合
物のpHを最終的に5.0〜6.5に調整する肥効の優
れた肥料の製造法が開示されている。効果としては農作
物の発芽、発根、分蘖(ぶんげつ)、開花、登熟等が促
進されること、果菜、果実の肥大および着色も促進され
ることが記載され、収量および品質も向上すると記載さ
れているが、CSLの場合、効果のある濃度範囲が限定
されていることを考慮すると、前記は文言的記載で、実
際には水稲の草丈、葉数、トマト、メロンの果実数、果
実重、糖度、馬鈴薯のいも重量、茎葉重量の肥効が確認
されているだけであり、施用も土壌施用である。
SLと植物の生長に適した窒素、りん酸、カリウム比を
植物栄養物に与えるのに十分な添加源との混合物、この
混合物中のCSLの量を、混合物中の窒素の少なくとも
5%がCSLから来るようにした植物栄養物と使用方法
が開示されている。この文献には、CSLと他の肥料成
分を混合して、N:P2 O5 :K2 Oの肥料比をある比
率にするという思想は認められるが、対象植物、施用方
法、目的効果によって、これらの最適肥料比が大きく異
なってくることを考えると、この文献にはダイコンにつ
いてN:P2 O5 :K2Oの比が5:10:5、またダ
イコン、短寸ニンジン、ズッキーニ、カボチャについて
N:P2 O5 :K2 Oの比が4:4:4のものが確認さ
れているだけである。
アルカリ分解した後、分解液をりん酸液によってpH7
以下に調整し、ついで肥料塩類を添加溶解する液体肥料
の製造方法が開示されている。この発明は有機質と無機
質の肥料塩類を含有し、二層分離、結晶析出などのない
安定性の優れた液体肥料を製造するもので、例えばN:
P2 O5 :K2 Oの比が8:3:5の液肥が記載されて
いるが、対象植物、施用方法、植物への目的効果の記載
はない。本出願人は先に特願平1−338089号に、
本発明と同一成分についての柑橘類果実の着色促進方法
について出願している。本発明はこの肥料組成物につい
て先願以外の効果を見出した事に基くものである。
のごとく特殊な環境下においても作物に対する薬害や人
畜に対する毒性がない、安全な果樹類(桃、温州ミカ
ン、夏ミカン、ハッサク、オレンジ類、グレープフルー
ツなど)及び果菜類(トマト、メロン、イチゴなど)の
果実の増糖効果及び柑橘類以外の果実の着色促進などの
果実の品質向上方法を提供することを目的とする。
的を達成するため鋭意研究を行った結果、CSLの有効
適用範囲は比較的限られていること、対象植物、施用方
法、目的とする効果によって、最適とするN:P
2 O5 :K2 Oの比が異なる事を知見し、果実の増糖効
果及び柑橘類以外の果実の着色促進に最適なN:P2 O
5 :K2 Oの比を見い出し、本発明に到達した。
SL)を水分50重量%に換算して15〜65重量%含
有し、該リカーの成分を含めて窒素(N)、りん酸(P
2 O5 )及びカリウム(K2 O)の割合が0.5〜2.
0:7〜9:4〜6からなるように肥料成分を配合した
肥料組成物を希釈して果樹、果菜類に葉面散布すること
を特徴とする柑橘類の果実の着色促進以外の果実の品質
向上方法である。
は後記比較例(組成物7)に示す通り、着色促進、増糖
効果が低く、65重量%超となると、総固形分量が多く
なるため結晶化等の問題で製剤化が難しくなる。また後
記比較例により明らかなように、N:P2 O5 :K2 O
の割合を外れた場合には、果皮の着色および増糖の面で
実施例に比較して顕著な効果が認められなかった。
ターチ)を製造する際の副産物であって、トウモロコシ
殻実を亜硫酸水で浸漬軟化する工程で、可溶性成分が溶
出し、自然に乳酸醗酵した浸漬液を濃縮したものであ
る。
3.5〜4.2重量%、アミノ態窒素0.7〜1.5重
量%、全糖分10重量%以下、水分50〜55重量%、
pH3.8〜4.2の性状を示す。CSLにはグルタミ
ン酸、プロリン、ロイシン、アラニン、アスパラギン酸
などの各種のアミノ酸やカリウム、りん酸、マグネシウ
ムなどの無機物、グルコース、フラクトース、ガラクト
ースなどの糖類、イノシトール、コリン、ナイアシンな
どのビタミン類、その他多くの栄養素が含まれている。
尿素、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム等、りん酸
源としてはりん酸一カリウム、りん酸、りん酸アンモニ
ウム等、カリウム源としては硝酸カリウム、りん酸カリ
ウム等を添加してN:P2 O5 :K2 Oの割合を0.5
〜2:7〜9:4〜6にするものである。
リウムの他にマグネシウム、マンガン、ほう素、鉄、
銅、亜鉛、モリブテンなどの肥料成分、クエン酸、リン
ゴ酸、グルコン酸などの有機酸やEDTA塩などの沈殿
防止剤、アミノ酸、ビタミン、展着剤、さらに殺菌剤、
殺虫剤、殺ダニ剤などの農薬を混用することができる。
は、窒素(N)、りん酸(P2 O5 )、カリウム(K2
O)、マグネシウム(MgO)の割合は0.5〜2:7
〜9:4〜6:0.5〜2となるように組成物を構成
し、これを葉面散布するのが効果的である。
通取扱い上の観点から、CSL 15〜65重量%を含
めて、N 0.5〜2重量%、P2 O5 7〜9重量
%、K2 O 4〜6重量%とした肥料組成物を作成して
おき、使用時に水で200〜1,000倍、好ましくは
400〜800倍に希釈して、果樹、果菜類の葉面に散
布するのが好ましい。
なるが、収穫前1週間〜3ケ月、好ましくは1週間〜2
ケ月の時期に数回葉面散布することが好ましい。
に説明するが、本発明は、この実施例に限定されるもの
ではない。
0重量部、りん酸一カリウム11.8重量部、りん酸1
重量部を攪拌しながら加えよく混合した後、濾過して窒
素(N)1.2%、りん酸(P2 O5 )8.0%、カリ
ウム(K2 O)5.0%を含有する品質向上組成物を得
た。ハウス栽培の温州ミカン(品種: 宮川早生)の1
5年3樹に対し、上記組成物を水で600倍に希釈して
3回散布した。1樹より10果ずつ収穫し、糖度を調べ
た。その結果は表1に示す通りで、試験区は糖度の上昇
が認められた。また、薬害は全く認められなかった。 散布日: 8月20日 9月 3日 9月14日 収 穫:10月15日
生4樹に対し、実施例1で調製した品質向上組成物を水
で500倍に希釈して3回散布した。1樹25果ずつ収
穫し、着色度合と糖度を調べた。その結果は表2に示す
通りで、試験区は無散布区と比較し着色が優れ、糖度の
増進も認められた。 散布日: 7月25日 8月 4日 8月12日 収 穫: 8月21日
株に対し、実施例1で調製した品質向上組成物を水で6
00倍に希釈して4回散布した。収穫初めの1月10日
以降、時期別に収穫量と糖度を調査した。尚、糖度は果
頂部、中央部及び果梗部の平均を示した。また、総収穫
重量は試験区23.2kg、無散布区22.7kg総収穫個
数は試験区133個、無散布区126個であった。その
結果は表3に示す通りで、試験区は無散布区に比べ着色
が優れたことから収穫時期が早まり、糖度の増進も認め
られた。 は種日: 9月 5日 散布日:11月20日 12月 1日 12月10日 :12月19日
後、濾過したものを、実施例2と同じように試験行っ
た。その結果は表5に示す通りで、実施例に比較して顕
著な効果が認めれなかった。
窒素、りん酸、カリウムを一定割合含有する組成物を果
樹、果菜類に葉面散布することにより、果実の糖度増進
柑橘類以外の果実の着色促進の効果があり、果実の早期
出荷が可能になる。
Claims (4)
- 【請求項1】 コーン・スティープ・リカーを水分50
重量%に換算して、15〜65重量%含有し、該リカー
の成分を含めて窒素(N)、りん酸(P2 O5 )及びカ
リウム(K2 O)の割合が0.5〜2.0:7〜9:4
〜6から成るように肥料成分を配合した肥料組成物を希
釈して果樹、果菜類に葉面散布することを特徴とする果
実の品質向上方法。 - 【請求項2】 窒素(N)、りん酸(P2 O5 )、カリ
ウム(K2 O)、マグネシウム(MgO)の割合が0.
5〜2:7〜9:4〜6:0.5〜2から成るように配
合した肥料組成物を希釈して葉面散布する請求項1記載
の果実の品質向上方法。 - 【請求項3】 窒素(N)、りん酸(P2 O5 )及びカ
リウム(K2 O)を夫々0.5〜2.0重量%、7〜9
重量%、4〜6重量%含有する肥料組成物を水で200
〜1,000倍に希釈して果樹、果菜類に葉面散布する
請求項1記載の果実の品質向上方法。 - 【請求項4】 肥料組成物の希釈液を収穫前1週間〜3
ケ月の間に数回散布する請求項3記載の果実の品質向上
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3181570A JP3064045B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 果実の品質向上方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3181570A JP3064045B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 果実の品質向上方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0543370A true JPH0543370A (ja) | 1993-02-23 |
JP3064045B2 JP3064045B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=16103118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3181570A Expired - Fee Related JP3064045B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 果実の品質向上方法 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3064045B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009096647A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Oji Paper Co Ltd | 有機質肥料並びにその製造方法 |
JPWO2015166683A1 (ja) * | 2014-04-28 | 2017-04-20 | アサヒグループホールディングス株式会社 | 還元性肥料を植物体に適用する方法及び落葉果樹に使用される薬剤 |
WO2017196533A1 (en) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | True Organic Products, Inc. | Fish soluble by-product and grain by-product based organic fertilizer |
US10301226B2 (en) | 2016-04-13 | 2019-05-28 | True Organic Products, Inc. | Ph adjusted organic fertilizer from anaerobic digestate and grain by-products |
CN110150014A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-08-23 | 广西壮族自治区农业科学院 | 一种沃柑产业化种植方法 |
WO2020226032A1 (ja) | 2019-05-08 | 2020-11-12 | 株式会社アクアソリューション | 品質が向上した果実の製造方法 |
US11155504B1 (en) | 2019-01-10 | 2021-10-26 | True Organic Products, Inc. | Combination fertilizer |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP3181570A patent/JP3064045B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US10301226B2 (en) | 2016-04-13 | 2019-05-28 | True Organic Products, Inc. | Ph adjusted organic fertilizer from anaerobic digestate and grain by-products |
WO2017196533A1 (en) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | True Organic Products, Inc. | Fish soluble by-product and grain by-product based organic fertilizer |
US11155504B1 (en) | 2019-01-10 | 2021-10-26 | True Organic Products, Inc. | Combination fertilizer |
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CN110150014A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-08-23 | 广西壮族自治区农业科学院 | 一种沃柑产业化种植方法 |
CN110150014B (zh) * | 2019-05-31 | 2021-08-03 | 广西壮族自治区农业科学院 | 一种沃柑产业化种植方法 |
Also Published As
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JP3064045B2 (ja) | 2000-07-12 |
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