JPH0541519A - 薄膜トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents
薄膜トランジスタおよびその製造方法Info
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- JPH0541519A JPH0541519A JP19680791A JP19680791A JPH0541519A JP H0541519 A JPH0541519 A JP H0541519A JP 19680791 A JP19680791 A JP 19680791A JP 19680791 A JP19680791 A JP 19680791A JP H0541519 A JPH0541519 A JP H0541519A
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Landscapes
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- Recrystallisation Techniques (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 素子サイズを増加させることなく、またオン
特性を劣化させることなく、オフ電流の少ない薄膜トラ
ンジスタを提供すること。 【構成】 ソース電極部2s、ドレイン電極部2dおよび
それらの間に形成されたチャネル領域2cが多結晶シリ
コン(poly-Si)により形成された薄膜トランジスタ
(TFT)において、前記チャネル領域2cのソース/
ドレイン接合付近の結晶粒界が、トランジスタ動作時の
電流方向と平行になっている。前記TFTを製造する
際、前記多結晶シリコンの結晶成長過程は、レーザ照
射、およびシリコンイオン注入後熱処理する2段階より
なる。
特性を劣化させることなく、オフ電流の少ない薄膜トラ
ンジスタを提供すること。 【構成】 ソース電極部2s、ドレイン電極部2dおよび
それらの間に形成されたチャネル領域2cが多結晶シリ
コン(poly-Si)により形成された薄膜トランジスタ
(TFT)において、前記チャネル領域2cのソース/
ドレイン接合付近の結晶粒界が、トランジスタ動作時の
電流方向と平行になっている。前記TFTを製造する
際、前記多結晶シリコンの結晶成長過程は、レーザ照
射、およびシリコンイオン注入後熱処理する2段階より
なる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LCDなどのアクティ
ブ・マトリックスディスィスプレイ装置の画素スイッチ
ング素子として用いられるpoly-Si TETの構造及び
製造方法に関するものである。
ブ・マトリックスディスィスプレイ装置の画素スイッチ
ング素子として用いられるpoly-Si TETの構造及び
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、LCDのスイッチング素子として
アモルファスシリコン(a-Si)TFTが用いられてきた
が、周辺回路の高集積化をねらってpoly-Si TFTを
用いることが検討され始めている。ところが、従来のpo
ly-Si TFTでは、オフ電流がゲ−ト電圧に依存して
増大するために、スイッチング素子として用いた場合に
映像信号の保持特性が悪くなるという問題があった。こ
のオフ電流の増大は、ドレイン接合近傍に存在する結晶
粒界上の欠陥準位に起因する。すなわち、前記オフ電流
の増大は、ドレイン接合付近において、主に結晶粒界上
の欠陥準位を介したキャリア発生が強電界により助長さ
れることに起因する。前記キャリアの増大を防ぐ方法と
してドレイン接合部近傍の電界を緩和することを目的と
した、デュアル・ゲ−ト構造やLDD構造を適用したも
のが提案されているが、素子面積が増大する上、トラン
ジスタのオン特性が悪くなるので、素子の微細化、高速
動作性能の保持という点で、必ずしも充分ではなかっ
た。
アモルファスシリコン(a-Si)TFTが用いられてきた
が、周辺回路の高集積化をねらってpoly-Si TFTを
用いることが検討され始めている。ところが、従来のpo
ly-Si TFTでは、オフ電流がゲ−ト電圧に依存して
増大するために、スイッチング素子として用いた場合に
映像信号の保持特性が悪くなるという問題があった。こ
のオフ電流の増大は、ドレイン接合近傍に存在する結晶
粒界上の欠陥準位に起因する。すなわち、前記オフ電流
の増大は、ドレイン接合付近において、主に結晶粒界上
の欠陥準位を介したキャリア発生が強電界により助長さ
れることに起因する。前記キャリアの増大を防ぐ方法と
してドレイン接合部近傍の電界を緩和することを目的と
した、デュアル・ゲ−ト構造やLDD構造を適用したも
のが提案されているが、素子面積が増大する上、トラン
ジスタのオン特性が悪くなるので、素子の微細化、高速
動作性能の保持という点で、必ずしも充分ではなかっ
た。
【0003】また、poly-Si 薄膜の結晶性を良くして
結晶欠陥準位密度を低減する方法として、レーザアニー
ルによる固相成長法があるが、結晶性の向上、結晶粒の
大粒径化を図って高エネルギー密度のレーザを照射する
と、表面平坦性が悪くなり、特性のバラツキが大きくな
るという問題点があった。
結晶欠陥準位密度を低減する方法として、レーザアニー
ルによる固相成長法があるが、結晶性の向上、結晶粒の
大粒径化を図って高エネルギー密度のレーザを照射する
と、表面平坦性が悪くなり、特性のバラツキが大きくな
るという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の事情に
鑑み、素子サイズを増加させることなく、またオン特性
を劣化させることなく、オフ電流の少ない薄膜トランジ
スタを提供することを課題とする。
鑑み、素子サイズを増加させることなく、またオン特性
を劣化させることなく、オフ電流の少ない薄膜トランジ
スタを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記してい
る。なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説
明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、
本発明の範囲を実施例に限定するためではない。前記課
題を解決するために、本出願の第1発明の薄膜トランジ
スタは、ソース電極部(2s)、ドレイン電極部(2d)
およびそれらの間に形成されたチャネル領域(2c)が
多結晶シリコン(poly-Si)により形成された薄膜トラ
ンジスタ(TFT)において、前記チャネル領域(2
c)のソース/ドレイン接合付近の結晶粒界が、トラン
ジスタ動作時の電流方向と平行になっていることを特徴
とする。また、本出願の第2発明の薄膜トランジスタの
製造方法は、ソース電極部(2s)、ドレイン電極部
(2d)およびそれらの間に形成されたチャネル領域
(2c)が多結晶シリコン(poly-Si)により形成さ
れ、前記チャネル領域(2c)のソース/ドレイン接合
付近の結晶粒界が、トランジスタ動作時の電流方向と平
行になっている薄膜トランジスタ(TFT)の製造方法
において、前記多結晶シリコン(poly-Si)にレーザ照
射して結晶成長を行わせてから、前記チャネル領域(2
c)にシリコンイオン注入を行ってアモルファス化した
後、熱処理して前記チャネル領域(2c)に結晶成長を
行わせることを特徴とする。
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記してい
る。なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説
明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、
本発明の範囲を実施例に限定するためではない。前記課
題を解決するために、本出願の第1発明の薄膜トランジ
スタは、ソース電極部(2s)、ドレイン電極部(2d)
およびそれらの間に形成されたチャネル領域(2c)が
多結晶シリコン(poly-Si)により形成された薄膜トラ
ンジスタ(TFT)において、前記チャネル領域(2
c)のソース/ドレイン接合付近の結晶粒界が、トラン
ジスタ動作時の電流方向と平行になっていることを特徴
とする。また、本出願の第2発明の薄膜トランジスタの
製造方法は、ソース電極部(2s)、ドレイン電極部
(2d)およびそれらの間に形成されたチャネル領域
(2c)が多結晶シリコン(poly-Si)により形成さ
れ、前記チャネル領域(2c)のソース/ドレイン接合
付近の結晶粒界が、トランジスタ動作時の電流方向と平
行になっている薄膜トランジスタ(TFT)の製造方法
において、前記多結晶シリコン(poly-Si)にレーザ照
射して結晶成長を行わせてから、前記チャネル領域(2
c)にシリコンイオン注入を行ってアモルファス化した
後、熱処理して前記チャネル領域(2c)に結晶成長を
行わせることを特徴とする。
【0006】
【作用】前述の構成を備えた本出願の第1発明の薄膜ト
ランジスタは、ソース電極部(2s)、ドレイン電極部
(2d)およびそれらの間に形成されたチャネル領域
(2c)が多結晶シリコン(poly-Si)により形成され
た薄膜トランジスタ(TFT)において、前記チャネル
領域(2c)のソース/ドレイン接合付近の結晶粒界
が、トランジスタ動作時の電流方向と平行になっている
ので、結晶粒界がランダムな場合と比較して、前記チャ
ネル領域(2c)のドレイン接合部近傍(すなわち、高
電界領域)の結晶粒界面の面積が小さくなる。このた
め、結晶粒界面に生じる欠陥準位密度が減少する。した
がって、結晶粒界上の欠陥準位を介したキャリア発生が
減少するので、OFF電流が抑制される。
ランジスタは、ソース電極部(2s)、ドレイン電極部
(2d)およびそれらの間に形成されたチャネル領域
(2c)が多結晶シリコン(poly-Si)により形成され
た薄膜トランジスタ(TFT)において、前記チャネル
領域(2c)のソース/ドレイン接合付近の結晶粒界
が、トランジスタ動作時の電流方向と平行になっている
ので、結晶粒界がランダムな場合と比較して、前記チャ
ネル領域(2c)のドレイン接合部近傍(すなわち、高
電界領域)の結晶粒界面の面積が小さくなる。このた
め、結晶粒界面に生じる欠陥準位密度が減少する。した
がって、結晶粒界上の欠陥準位を介したキャリア発生が
減少するので、OFF電流が抑制される。
【0007】また、前述の構成を備えた本出願の第2発
明の薄膜トランジスタの製造方法は、多結晶シリコンの
結晶成長過程がレーザ照射、およびシリコンイオン注入
後熱処理する2段階よりなる。前記レーザ照射により、
多結晶シリコンの結晶粒径は成長して大きくなる。その
後チャネル領域(2c)をシリコンイオン注入でアモル
ファス化してから熱処理すると、チャネル領域(2c)
においては、ソース/ドレイン接合部近傍から結晶成長
(固相成長)が始まる。したがって、チャネル領域(2
c)のソ−ス/ドレイン接合部近傍では、結晶粒界がチ
ャンネル長さ方向(電流方向)と平行に形成される。
明の薄膜トランジスタの製造方法は、多結晶シリコンの
結晶成長過程がレーザ照射、およびシリコンイオン注入
後熱処理する2段階よりなる。前記レーザ照射により、
多結晶シリコンの結晶粒径は成長して大きくなる。その
後チャネル領域(2c)をシリコンイオン注入でアモル
ファス化してから熱処理すると、チャネル領域(2c)
においては、ソース/ドレイン接合部近傍から結晶成長
(固相成長)が始まる。したがって、チャネル領域(2
c)のソ−ス/ドレイン接合部近傍では、結晶粒界がチ
ャンネル長さ方向(電流方向)と平行に形成される。
【0008】
【実施例】図1は本発明の薄膜トランジスタの一実施例
であるnチャネルのプレ−ナ型TFTの構造を示す図で
ある。図1において、絶縁基板1上には、poly-Si 材
料製のソース/ドレイン電極2が形成されている。前記
ソース/ドレイン電極2は、ソース電極部2s、ドレイ
ン電極部2d、それらの間を接続するチャネル領域2cか
ら構成されている。前記チャネル領域2cのソース/ド
レイン接合部近傍の結晶粒界は、トランジスタ動作時の
電流方向と平行になっている(これについては後で詳述
する)。前記ソース/ドレイン電極2上にはゲート絶縁
膜(SiO2膜)3が形成され、前記ゲート絶縁膜3上に
はゲート電極(poly-Si)4が形成されている。前記ゲ
ート電極4上には層間絶縁膜(SiO2)5が形成されて
いる。前記層間絶縁膜5には前記ソース電極部2sおよ
びドレイン電極部2dに連通するコンタクトビア5sおよ
び5dが形成されている。前記層間絶縁膜5上にはAl
(アルミニウム)の配線6が設けられており、配線6
は、前記コンタクトビア5sおよび5dを介して前記ソー
ス電極部2sおよびドレイン電極部2dと接続されてい
る。前記配線6の上面は素子保護膜(ポリイミド膜)7
により被覆されている。
であるnチャネルのプレ−ナ型TFTの構造を示す図で
ある。図1において、絶縁基板1上には、poly-Si 材
料製のソース/ドレイン電極2が形成されている。前記
ソース/ドレイン電極2は、ソース電極部2s、ドレイ
ン電極部2d、それらの間を接続するチャネル領域2cか
ら構成されている。前記チャネル領域2cのソース/ド
レイン接合部近傍の結晶粒界は、トランジスタ動作時の
電流方向と平行になっている(これについては後で詳述
する)。前記ソース/ドレイン電極2上にはゲート絶縁
膜(SiO2膜)3が形成され、前記ゲート絶縁膜3上に
はゲート電極(poly-Si)4が形成されている。前記ゲ
ート電極4上には層間絶縁膜(SiO2)5が形成されて
いる。前記層間絶縁膜5には前記ソース電極部2sおよ
びドレイン電極部2dに連通するコンタクトビア5sおよ
び5dが形成されている。前記層間絶縁膜5上にはAl
(アルミニウム)の配線6が設けられており、配線6
は、前記コンタクトビア5sおよび5dを介して前記ソー
ス電極部2sおよびドレイン電極部2dと接続されてい
る。前記配線6の上面は素子保護膜(ポリイミド膜)7
により被覆されている。
【0009】次に、前述の構成を備えた薄膜トランジス
タ(poly-Si TET)の製造方法を、図2を用いて説
明する。図2(A)において、絶縁基板(石英基板)1
上にLPCVD法によりpolyーSi膜(多結晶シリコン薄
膜)2”を1000オングストローム堆積する。図2
(B)において、前記多結晶シリコン薄膜2′を、島状
にパタ−ニングしてシリコンアイランド2’を形成して
から、レジスト膜R1を1.5μm塗布し、後にゲート直
下となる部分(チャネル領域2cに対応する部分)だけ
を除去する。この状態でシリコンイオンを80〜120
KeVで全面に照射してシリコンイオンのインプラテ−
ションを行う。そうすると、レジスト膜R1の除去され
た部分(チャネル領域2c)だけ非晶質化する。
タ(poly-Si TET)の製造方法を、図2を用いて説
明する。図2(A)において、絶縁基板(石英基板)1
上にLPCVD法によりpolyーSi膜(多結晶シリコン薄
膜)2”を1000オングストローム堆積する。図2
(B)において、前記多結晶シリコン薄膜2′を、島状
にパタ−ニングしてシリコンアイランド2’を形成して
から、レジスト膜R1を1.5μm塗布し、後にゲート直
下となる部分(チャネル領域2cに対応する部分)だけ
を除去する。この状態でシリコンイオンを80〜120
KeVで全面に照射してシリコンイオンのインプラテ−
ションを行う。そうすると、レジスト膜R1の除去され
た部分(チャネル領域2c)だけ非晶質化する。
【0010】図2(C)において、前記レジスト膜R1
を除去してから、6OO℃、60〜100時間のアニ−
ルにより固相成長アニ−ルを行うと、固相成長は点線の
矢印で示すように、多結晶シリコン領域(すなわち、ソ
ース電極部2s、およびドレイン電極部2d)から起き
る。このため、アニ−ルプロセス終了時の前記チャネル
領域2cの結晶粒の形状は、図3に示すようになる。即
ち、チャネル領域2cのソ−ス/ドレイン接合部近傍で
は、結晶粒界がチャンネル長さ方向(電流方向)と平行
に形成される。
を除去してから、6OO℃、60〜100時間のアニ−
ルにより固相成長アニ−ルを行うと、固相成長は点線の
矢印で示すように、多結晶シリコン領域(すなわち、ソ
ース電極部2s、およびドレイン電極部2d)から起き
る。このため、アニ−ルプロセス終了時の前記チャネル
領域2cの結晶粒の形状は、図3に示すようになる。即
ち、チャネル領域2cのソ−ス/ドレイン接合部近傍で
は、結晶粒界がチャンネル長さ方向(電流方向)と平行
に形成される。
【0011】図2(D)において、ゲ−ト絶縁膜3、お
よびゲ−ト電極層4′を形成する。図2(E)におい
て、前記ゲート電極層4′をパターニングしてゲート電
極4を形成してから、リンイオンインプラによるソ−ス
電極部2s、ドレイン電極部2dを完成する。次に前記ゲ
ート4上に層間絶縁膜(SiO2)5を形成し、その層間
絶縁膜5に、前記ソース電極部2sおよびドレイン電極
部2dに連通するコンタクトビア5sおよび5dを形成す
る。そして、前記層間絶縁膜5上にAl(アルミニウ
ム)の配線6が設ける。この配線6は、前記コンタクト
ビア5sおよび5dを介して前記ソース電極部2sおよび
ドレイン電極部2dと接続する。次に前記配線6の上面
を図1に示す素子保護膜(ポリイミド膜)7により被覆
する。このようにして、前記図1に示すnチャンネルプ
レーナ型TFTを形成する。
よびゲ−ト電極層4′を形成する。図2(E)におい
て、前記ゲート電極層4′をパターニングしてゲート電
極4を形成してから、リンイオンインプラによるソ−ス
電極部2s、ドレイン電極部2dを完成する。次に前記ゲ
ート4上に層間絶縁膜(SiO2)5を形成し、その層間
絶縁膜5に、前記ソース電極部2sおよびドレイン電極
部2dに連通するコンタクトビア5sおよび5dを形成す
る。そして、前記層間絶縁膜5上にAl(アルミニウ
ム)の配線6が設ける。この配線6は、前記コンタクト
ビア5sおよび5dを介して前記ソース電極部2sおよび
ドレイン電極部2dと接続する。次に前記配線6の上面
を図1に示す素子保護膜(ポリイミド膜)7により被覆
する。このようにして、前記図1に示すnチャンネルプ
レーナ型TFTを形成する。
【0012】次に前記第1実施例の薄膜トランジスタ
(poly-Si TFT)の作用を説明する。poly-Si TF
Tにおけるリ−ク電流の増大は、ドレイン接合部近傍の
高電界と、その高電界領域に含まれる欠陥準位に起因す
る。欠陥準位は主に結晶粒界に存在するため、高電界領
域に含まれる結晶粒界面の面積を小さくすることによ
り、リーク電流を減少させることができる。図4にチャ
ネル領域2cのドレイン接合部近傍領域(すなわち高電
界領域)における結晶粒界面Sの分布を、本発明の製法
によるもの(A))と、従来のもの(B)とを比較して
示す。図4(A),(B)から明かなように、従来の製
法ではこの領域にはチャンネル幅方向Yに平行な粒界面
も含まれるため、この領域に含まれる粒界面の面積は、
従来のものに比べ大幅に減少している。これはこの領域
における粒界がすべて電流方向Xと平行に形成されてい
るためである。その結果、結晶粒界面に生じる欠陥準位
密度が減少する。
(poly-Si TFT)の作用を説明する。poly-Si TF
Tにおけるリ−ク電流の増大は、ドレイン接合部近傍の
高電界と、その高電界領域に含まれる欠陥準位に起因す
る。欠陥準位は主に結晶粒界に存在するため、高電界領
域に含まれる結晶粒界面の面積を小さくすることによ
り、リーク電流を減少させることができる。図4にチャ
ネル領域2cのドレイン接合部近傍領域(すなわち高電
界領域)における結晶粒界面Sの分布を、本発明の製法
によるもの(A))と、従来のもの(B)とを比較して
示す。図4(A),(B)から明かなように、従来の製
法ではこの領域にはチャンネル幅方向Yに平行な粒界面
も含まれるため、この領域に含まれる粒界面の面積は、
従来のものに比べ大幅に減少している。これはこの領域
における粒界がすべて電流方向Xと平行に形成されてい
るためである。その結果、結晶粒界面に生じる欠陥準位
密度が減少する。
【0013】次に、図5により、本発明の薄膜トランジ
スタおよびその製造方法の第2実施例を説明する。この
第2実施例の説明において、前記第1実施例の構成要素
に対応する構成要素には、第1実施例と同一の符号を付
して、重複する詳細な説明は省略する。この第2実施例
の薄膜トランジスタの構造は図面上前記第1実施例と同
様であるので、構造の説明は省略する。
スタおよびその製造方法の第2実施例を説明する。この
第2実施例の説明において、前記第1実施例の構成要素
に対応する構成要素には、第1実施例と同一の符号を付
して、重複する詳細な説明は省略する。この第2実施例
の薄膜トランジスタの構造は図面上前記第1実施例と同
様であるので、構造の説明は省略する。
【0014】図5(A)において、絶縁基板(石英基
板)1上にLPCVD法により、堆積温度550〜57
0℃で1000オングストロームのアモルファスシリコ
ンa−Si 2”を堆積し、基板温度を300〜450℃
に保ちながらエネルギー密度400〜500mJ/平方
cmのエキシマレーザLを照射した。図5(B)におい
て、前記レーザ照射により、前記a−Siはpoly-Si と
なり、その結晶粒径は0.2〜0.3μmとなった。
板)1上にLPCVD法により、堆積温度550〜57
0℃で1000オングストロームのアモルファスシリコ
ンa−Si 2”を堆積し、基板温度を300〜450℃
に保ちながらエネルギー密度400〜500mJ/平方
cmのエキシマレーザLを照射した。図5(B)におい
て、前記レーザ照射により、前記a−Siはpoly-Si と
なり、その結晶粒径は0.2〜0.3μmとなった。
【0015】図5(C)において、前記多結晶シリコン
薄膜2”を、島状にパタ−ニングしてシリコンアイラン
ド2’を形成してから、全面にレジスト膜R1を0.8〜
1.2μm塗布し、後にゲート直下となる部分(チャネル
領域2cに対応する部分)だけを除去(開口)する。こ
の状態でシリコンイオンをドーズ量1〜5×(10の1
6乗)/平方cm、加速エネルギー1.0〜50KeVで
多重に注入することにより前記レジストR1の開口され
た部分の表面を平坦化するとともに、基板側まで完全に
アモルファス化した。図5(D)において、前記レジス
ト膜R1を除去した後、600℃で40〜50時間の熱
処理を行い、結晶成長させた。結晶成長は点線の矢印で
示すように、多結晶シリコン領域(すなわち、ソース電
極部2s、およびドレイン電極部2d)から起きる。この
ため、アニ−ルプロセス終了時の前記チャネル領域2c
の結晶粒の形状は、図3に示すように、チャネル領域2
cのソ−ス/ドレイン接合部近傍では、結晶粒界がチャ
ンネル長さ方向(電流方向)と平行に形成される。そし
て、チャネル領域2cのソース/ドレイン接合となる付
近では粒径が0.3〜0.4μm、チャネル領域2cのそ
れ以外の部分では約0.1μmとなった。
薄膜2”を、島状にパタ−ニングしてシリコンアイラン
ド2’を形成してから、全面にレジスト膜R1を0.8〜
1.2μm塗布し、後にゲート直下となる部分(チャネル
領域2cに対応する部分)だけを除去(開口)する。こ
の状態でシリコンイオンをドーズ量1〜5×(10の1
6乗)/平方cm、加速エネルギー1.0〜50KeVで
多重に注入することにより前記レジストR1の開口され
た部分の表面を平坦化するとともに、基板側まで完全に
アモルファス化した。図5(D)において、前記レジス
ト膜R1を除去した後、600℃で40〜50時間の熱
処理を行い、結晶成長させた。結晶成長は点線の矢印で
示すように、多結晶シリコン領域(すなわち、ソース電
極部2s、およびドレイン電極部2d)から起きる。この
ため、アニ−ルプロセス終了時の前記チャネル領域2c
の結晶粒の形状は、図3に示すように、チャネル領域2
cのソ−ス/ドレイン接合部近傍では、結晶粒界がチャ
ンネル長さ方向(電流方向)と平行に形成される。そし
て、チャネル領域2cのソース/ドレイン接合となる付
近では粒径が0.3〜0.4μm、チャネル領域2cのそ
れ以外の部分では約0.1μmとなった。
【0016】次に、図5(E)、(F)において、前記
第1実施例の図2(D),(E)と同様に、ゲ−ト絶縁
膜形成3、およびゲ−ト電極層4を形成する。すなわ
ち、前記ゲート電極層4を形成してから、リンイオンイ
ンプラによるソ−ス電極部2s、ドレイン電極部2dを完
成する。次に前記ゲート4上に層間絶縁膜(SiO2)5
を形成し、その層間絶縁膜5に、前記ソース電極部2s
およびドレイン電極部2dに連通するコンタクトビア5s
および5dを形成する。そして、前記層間絶縁膜5上に
Al(アルミニウム)の配線6を設ける。この配線6
は、前記コンタクトビア5sおよび5dを介して前記ソー
ス電極部2sおよびドレイン電極部2dと接続する。次に
前記配線6の上面を素子保護膜(ポリイミド膜)7によ
り被覆する。このようにして、前記図1に示すnチャン
ネルプレーナ型TFTを形成する。
第1実施例の図2(D),(E)と同様に、ゲ−ト絶縁
膜形成3、およびゲ−ト電極層4を形成する。すなわ
ち、前記ゲート電極層4を形成してから、リンイオンイ
ンプラによるソ−ス電極部2s、ドレイン電極部2dを完
成する。次に前記ゲート4上に層間絶縁膜(SiO2)5
を形成し、その層間絶縁膜5に、前記ソース電極部2s
およびドレイン電極部2dに連通するコンタクトビア5s
および5dを形成する。そして、前記層間絶縁膜5上に
Al(アルミニウム)の配線6を設ける。この配線6
は、前記コンタクトビア5sおよび5dを介して前記ソー
ス電極部2sおよびドレイン電極部2dと接続する。次に
前記配線6の上面を素子保護膜(ポリイミド膜)7によ
り被覆する。このようにして、前記図1に示すnチャン
ネルプレーナ型TFTを形成する。
【0017】次に、前述の第2実施例の薄膜トランジス
タ(poly-Si TET)の製造方法の作用を説明する。
前記第2実施例の製造方法で製造された薄膜トランジス
タ(poly-Si TFT)では、ソース/ドレイン接合部
近傍のチャネル領域(poly-Si膜)2cは、ソース/ド
レイン領域の大粒径poly-Siを核とした横方向固相成長
によるものであるため、結晶性がきわめて良好である
上、結晶粒界が少なくなっている。すなわち、この領域
における欠陥準位密度は従来に比べて大幅に減少してい
る。このことにより、ドレイン近傍への電界集中に起因
する欠陥準位を介したキャリア発生の頻度は減少し、O
FF電流が抑制された。さらにチャネル領域2cにおい
ては、高エネルギ密度エキシマレーザ照射(図5(A)
参照)に起因する表面平坦性の悪さは、それに引き続く
高密度のシリコンイオン注入(図5(C)参照)により
回復される。そのため、表面平坦性の悪さに起因する特
性のバラツキや移動度の低下はない。
タ(poly-Si TET)の製造方法の作用を説明する。
前記第2実施例の製造方法で製造された薄膜トランジス
タ(poly-Si TFT)では、ソース/ドレイン接合部
近傍のチャネル領域(poly-Si膜)2cは、ソース/ド
レイン領域の大粒径poly-Siを核とした横方向固相成長
によるものであるため、結晶性がきわめて良好である
上、結晶粒界が少なくなっている。すなわち、この領域
における欠陥準位密度は従来に比べて大幅に減少してい
る。このことにより、ドレイン近傍への電界集中に起因
する欠陥準位を介したキャリア発生の頻度は減少し、O
FF電流が抑制された。さらにチャネル領域2cにおい
ては、高エネルギ密度エキシマレーザ照射(図5(A)
参照)に起因する表面平坦性の悪さは、それに引き続く
高密度のシリコンイオン注入(図5(C)参照)により
回復される。そのため、表面平坦性の悪さに起因する特
性のバラツキや移動度の低下はない。
【0018】以上、本発明による薄膜トランジスタの実
施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸
脱することなく、種々の設計変更を行うことが可能であ
る。
施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸
脱することなく、種々の設計変更を行うことが可能であ
る。
【0019】たとえば、実施例においては、nチャネル
のプレ−ナ型TFTの製造方法を用いたが、pチャネル
TFTに対しても適用できる。また、プレ−ナ型に限ら
ず、逆スタガ型などのTFTに対しても応用することが
可能である。また、前記第2実施例の図5(D)で説明
した熱処理による結晶成長過程終了後に、更に、400
〜500mJ/平方cmのエキシマレーザ照射を行うこ
とにより、結晶粒内部の欠陥密度をさらに低減すること
が可能であり、トランジスタのオン特性を改善すること
が可能である。
のプレ−ナ型TFTの製造方法を用いたが、pチャネル
TFTに対しても適用できる。また、プレ−ナ型に限ら
ず、逆スタガ型などのTFTに対しても応用することが
可能である。また、前記第2実施例の図5(D)で説明
した熱処理による結晶成長過程終了後に、更に、400
〜500mJ/平方cmのエキシマレーザ照射を行うこ
とにより、結晶粒内部の欠陥密度をさらに低減すること
が可能であり、トランジスタのオン特性を改善すること
が可能である。
【0020】
【発明の効果】前述の本発明の薄膜トランジスタは、ソ
−ス/ドレイン接合部近傍の結晶粒界が、電流方向と平
行になっているために、高電界領域における欠陥準位密
度が実効的に減少する。結晶粒界上の欠陥準位を介した
キャリア発生が減少するので、OFF電流が抑制され
る。すなわち、リ−ク電流の増大が抑制される。また、
トランジスタのオフ電流の、ゲ−ト電圧に依存しての増
大は、素子サイズを増大させたり、オン特性を劣化させ
ることなく、抑制される。また、本発明の薄膜トランジ
スタの製造方法は、前記本発明の薄膜トランジスタを確
実に製造することができる。
−ス/ドレイン接合部近傍の結晶粒界が、電流方向と平
行になっているために、高電界領域における欠陥準位密
度が実効的に減少する。結晶粒界上の欠陥準位を介した
キャリア発生が減少するので、OFF電流が抑制され
る。すなわち、リ−ク電流の増大が抑制される。また、
トランジスタのオフ電流の、ゲ−ト電圧に依存しての増
大は、素子サイズを増大させたり、オン特性を劣化させ
ることなく、抑制される。また、本発明の薄膜トランジ
スタの製造方法は、前記本発明の薄膜トランジスタを確
実に製造することができる。
【図1】 図1は本発明の薄膜トランジスタの第1実施
例(および第2実施例)であるnチャネルのプレ−ナ型
TFTの構造を示す図である。
例(および第2実施例)であるnチャネルのプレ−ナ型
TFTの構造を示す図である。
【図2】 図2は同実施例の薄膜トランジスタの製造方
法の説明図である。
法の説明図である。
【図3】 図3は同実施例の薄膜トランジスタのチャネ
ル領域2cのソ−ス/ドレイン接合部近傍の結晶粒界を
示す平断面図である。
ル領域2cのソ−ス/ドレイン接合部近傍の結晶粒界を
示す平断面図である。
【図4】 図4は同実施例の薄膜トランジスタのチャネ
ル領域2cのドレイン接合部近傍領域(すなわち高電界
領域)における結晶粒海面の分布を示す図で、その
(A)は本発明の製法によるもの、その(B)は従来の
ものを示す図である。
ル領域2cのドレイン接合部近傍領域(すなわち高電界
領域)における結晶粒海面の分布を示す図で、その
(A)は本発明の製法によるもの、その(B)は従来の
ものを示す図である。
【図5】 図5は本発明の薄膜トランジスタの製造方法
の第2実施例の説明図である。
の第2実施例の説明図である。
2…ソース/ドレイン電極、2c…チャネル部、2d…ド
レイン電極部、2s…ソース電極部、
レイン電極部、2s…ソース電極部、
Claims (2)
- 【請求項1】 ソース電極部、ドレイン電極部およびそ
れらの間に形成されたチャネル領域が多結晶シリコン
(poly-Si)により形成された薄膜トランジスタ(TF
T)において、前記チャネル領域のソース/ドレイン接
合付近の結晶粒界が、トランジスタ動作時の電流方向と
平行になっていることを特徴とする薄膜トランジスタ。 - 【請求項2】 ソース電極部、ドレイン電極部およびそ
れらの間に形成されたチャネル領域が多結晶シリコン
(poly-Si)により形成され、前記チャネル領域のソー
ス/ドレイン接合付近の結晶粒界が、トランジスタ動作
時の電流方向と平行になっている薄膜トランジスタ(T
FT)の製造方法において、前記多結晶シリコンにレー
ザ照射して結晶成長を行わせてから、前記チャネル領域
にシリコンイオン注入を行ってアモルファス化した後、
熱処理してチャネル領域に結晶成長を行わせることを特
徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19680791A JPH0541519A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19680791A JPH0541519A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0541519A true JPH0541519A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16363979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19680791A Pending JPH0541519A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0541519A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6376860B1 (en) | 1993-06-12 | 2002-04-23 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device |
US6730549B1 (en) | 1993-06-25 | 2004-05-04 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method for its preparation |
US8411713B2 (en) | 2002-08-19 | 2013-04-02 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Process and system for laser crystallization processing of film regions on a substrate to minimize edge areas, and structure of such film regions |
US8440581B2 (en) | 2009-11-24 | 2013-05-14 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Systems and methods for non-periodic pulse sequential lateral solidification |
US9646831B2 (en) | 2009-11-03 | 2017-05-09 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Advanced excimer laser annealing for thin films |
-
1991
- 1991-08-06 JP JP19680791A patent/JPH0541519A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6376860B1 (en) | 1993-06-12 | 2002-04-23 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device |
CN100399125C (zh) * | 1993-06-12 | 2008-07-02 | 株式会社半导体能源研究所 | 具有薄膜晶体管的器件 |
US6730549B1 (en) | 1993-06-25 | 2004-05-04 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method for its preparation |
US6756657B1 (en) | 1993-06-25 | 2004-06-29 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of preparing a semiconductor having controlled crystal orientation |
US7148094B2 (en) | 1993-06-25 | 2006-12-12 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method for its preparation |
US8411713B2 (en) | 2002-08-19 | 2013-04-02 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Process and system for laser crystallization processing of film regions on a substrate to minimize edge areas, and structure of such film regions |
US9646831B2 (en) | 2009-11-03 | 2017-05-09 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Advanced excimer laser annealing for thin films |
US8440581B2 (en) | 2009-11-24 | 2013-05-14 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Systems and methods for non-periodic pulse sequential lateral solidification |
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