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JPH0540644Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0540644Y2
JPH0540644Y2 JP6350787U JP6350787U JPH0540644Y2 JP H0540644 Y2 JPH0540644 Y2 JP H0540644Y2 JP 6350787 U JP6350787 U JP 6350787U JP 6350787 U JP6350787 U JP 6350787U JP H0540644 Y2 JPH0540644 Y2 JP H0540644Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
auxiliary
generator
flywheel
vehicle
main generator
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP6350787U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63172201U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6350787U priority Critical patent/JPH0540644Y2/ja
Publication of JPS63172201U publication Critical patent/JPS63172201U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0540644Y2 publication Critical patent/JPH0540644Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、例えば自動車や気動車等の補助ブレ
ーキ装置に係り、特に発電機を利用した補助ブレ
ーキによつて制動力を得るようにした車両用補助
ブレーキ装置に関する。
(従来の技術) 自動車等が長い下り坂を下る場合には、通常エ
ンジンブレーキが用いられるが、エンジンブレー
キだけでは十分な制動力が得られない時には、常
用ブレーキが併用されることになる。しかし、長
時間にわたつて常用ブレーキを用いるとその温度
が上昇し、ブレーキシユーの焼損を起こす可能性
が生ずる。そこで、このような場合に自動車に制
動力を与えるためにエキゾーストブレーキを保護
するようにしている。
従来の補助ブレーキ、例えば発電機を用いた補
助ブレーキ装置としては、例えば、特開昭60−
77602号公報や特開昭61−223237号公報にみられ
るように、発電機の回転子部分をエンジンのフラ
イホイール外周部に設け、この回転子に対向する
ようにフライホイールハウジングに固定子部分が
取付けられている。
(考案が解決しようとする課題) このような従来の補助ブレーキ装置の欠点は、
ある程度までの下り坂であれば充分に補助ブレー
キとしての役割を果たすのであるが、急な下り坂
が続くようなときにはどうしてもエンジンブレー
キや常用ブレーキを多用することになり、燃費の
悪化やブレーキシユーの焼損を起こすおそれがあ
つた。
また、一台の発電機を用いた補助ブレーキ装置
だけで制動力を大きくしようとすれば、発電機が
大形化するとともにより大きなバツテリーが必要
となり、重量が大きくなつたりスペースを多くと
られたりするという問題点があつた。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされた
ものであり、制動能力を向上でき、また大きな制
動力を得たいときでもバツテリーの容量は同じで
よく、制動力を同じとするならばバツテリーをよ
り小型にでき、かつ、制動時に生ずる発電機の発
電出力を無駄なく有効に利用できる車両用補助ブ
レーキ装置を提供することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段および作用) 上記目的を達成するために本考案においては、
フライホイールハウジング内に主発電機ユニツト
と、補助発電機ユニツトとを有し、これらの両発
電機が車両の走行エネルギーを吸収して発電を行
うことにより車両の制動力として利用する車両用
補助ブレーキ装置において、主発電機ユニツト
は、主発電機回転子がフライホイールの外周部に
設けられ、主発電機固定子がフライホイールハウ
ジング内に前記主発電機回転子と対向して設けら
れ、かつ界磁電流がバツテリーから供給されるも
のとし、補助発電機ユニツトは、補助発電機回転
子がフライホイールの端面に設けられ、補助発電
機固定子がフライホイールハウジング内に前記補
助発電機回転子と対向して設けられ、かつ界磁電
流が前記主発電機ユニツトの発電出力から供給さ
れるようにした構成とする。
このように、本考案においては、上記のような
構成としたので、急な下り坂が続くようなときで
もエンジンブレーキや常用ブレーキの多用による
燃費の悪化やブレーキシユーの焼損を防止でき、
制動能力の向上および発電機の発電出力の有効利
用を図ることができる。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。
第2図は、本実施例に係る補助ブレーキ装置を
備えたエンジン12を示すものであつて、このエ
ンジン12の背面側には、発電機ユニツトが設け
られたフライホイールハウジング13が連設され
ている。
一方、フライホイールハウジング13の背面側
にはトランスミツシヨン14が設けられており、
このトランスミツシヨン14によつてエンジン1
2の回転数を所定の値に変速し、プロペラシヤフ
ト15を介して駆動輪へ伝達するように構成され
ている。
次に、上記フライホイールハウジング13内に設
けられた補助ブレーキ装置の構成について説明す
る。
フライホイールハウジング13内には、第1図
に示すように、クランクシヤフト1の先端部に固
着されたフライホイール2が配されている。そし
て、このフライホイール2の外周部には主発電機
回転子3が配されており、側面には円周方向に沿
つて補助発電機回転子4,5が配されている。
これに対して、フライホイールハウジング13
側には、第1図に示すように、主発電機回転子3
に対向するように、主発電機固定子6が設けら
れ、これらにより主発電機ユニツト16が形成さ
れ、また、補助発電機回転子4,5に対向するよ
うに、補助発電機固定子7,8が設けられ、これ
らにより補助発電機ユニツト17,18が形成さ
れている。
また、各発電機固定子6,7,8は制御回路9
に接続されており、この制御回路9はバツテリー
10及び負荷抵抗11に接続されている。
なお、フライホイール2の外周部に設けた発電機
を主発電機としたのは、回転半径が大きい程大き
な制動トルクが得られるためである。
次に、以上の構成からなる補助ブレーキ装置の動
作について説明する。
本実施例の補助ブレーキ装置を備えた車両が長
い下り坂を下る場合には、例えば運転席に設けら
れた1段目の補助ブレーキスイツチ(図示せず)
を投入する。すると、バツテリー10から界磁電
流が制御回路9を通つて主発電機固定子6に流
れ、主発電機は車両の走行エネルギーを吸収して
発電を行い、これにより車両に制動力が作用する
ことになる。こうして、この補助ブレーキ装置の
制動力によつて車両が制動される。
さらに、もつと急な下り坂においては、2段
目、3段目の発電ブレーキスイツチ(図示せず)
を順次投入する。
すると、今まで負荷抵抗11に流れ、消費され
ていた主発電機ユニツト16の発電出力は制御回
路9を介して補助発電機ユニツト17,18の界
磁電源となり、この結果補助発電機による制動が
行われ、総合的に制動能力が増大する。
このように、本実施例によれば従来は熱として
外部に消費されていた主発電機ユニツト16の発
電出力をフライホイールハウジング13内に組み
込まれた補助発電機ユニツト17,18の界磁電
源として利用することにより、より大きな制動力
を保持し、かつ小型・軽量化の要求を満たすこと
のできるエネルギー効率の良い車両用補助ブレー
キ装置を提供することが可能となる。さらに、上
記補助発電機の発電出力は制御回路9により必要
な大きさに制御することにより、車両に搭載され
た他の家電機器などの電気機器の駆動電源として
も利用することができる。
なお、本実施例においては、補助発電機ユニツ
トを2台設けた場合について説明したが、補助発
電機ユニツトの台数はこれに限るものではなく必
要に応じて適宜選択するば良い。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、補助ブ
レーキとしての制動能力を向上でき、さらに大き
な制動力を必要とする場合においても、バツテリ
ー容量を大きくする必要がなく、小型・軽量で制
動能力の大きい効率の良い補助ブレーキ装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る補助ブレーキ
装置の断面図、第2図は自動車の駆動装置の配置
例を示した概略図である。 1……クランクシヤフト、2……フライホイー
ル、3……主発電機回転子、4,5……補助発電
機回転子、6……主発電機固定子、7,8……補
助発電機固定子、9……制御回路、10……バツ
テリー、11……負荷抵抗、12……エンジン、
13……フライホイールハウジング、14……ト
ランスミツシヨン、15……プロペラシヤフト、
16……主発電機ユニツト、17,18……補助
発電機ユニツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フライホイールハウジング13内に設置された
    主発電機ユニツト16と、補助発電機ユニツト1
    7,18とを有し、これら両発電機が車両の走行
    エネルギーを吸収して発電を行うことにより車両
    の制動力として利用する車両用補助ブレーキ装置
    において、 主発電機ユニツト16は、主発電機回転子3が
    フライホイール2の外周部に設けられ、主発電機
    固定子6がフライホイールハウジング13内に前
    記主発電機回転子3と対向して設けられ、かつ界
    磁電流がバッテリー10から供給されるものであ
    り、 補助発電機ユニツト17,18は、補助発電機
    回転子4,5がフライホイール2の端面に設けら
    れ、補助発電機固定子7,8がフライホイールハ
    ウジング13内に前記補助発電機回転子4,5と
    対抗して設けられ、かつ界磁電流が前記主発電機
    ユニツトの発電出力から供給されるものである 車両用補助ブレーキ装置。
JP6350787U 1987-04-28 1987-04-28 Expired - Lifetime JPH0540644Y2 (ja)

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JP6350787U JPH0540644Y2 (ja) 1987-04-28 1987-04-28

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JP6350787U JPH0540644Y2 (ja) 1987-04-28 1987-04-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63172201U JPS63172201U (ja) 1988-11-09
JPH0540644Y2 true JPH0540644Y2 (ja) 1993-10-15

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JPS63172201U (ja) 1988-11-09

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