JPH0540467Y2 - - Google Patents
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- JPH0540467Y2 JPH0540467Y2 JP7583988U JP7583988U JPH0540467Y2 JP H0540467 Y2 JPH0540467 Y2 JP H0540467Y2 JP 7583988 U JP7583988 U JP 7583988U JP 7583988 U JP7583988 U JP 7583988U JP H0540467 Y2 JPH0540467 Y2 JP H0540467Y2
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- Japan
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- vehicle
- inter
- distance
- driver
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Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、自車両から先行車両までの車間距離
を検出し、この車間距離が所定値より短くなつた
ときに警報を発生する車間距離検出装置に関す
る。
を検出し、この車間距離が所定値より短くなつた
ときに警報を発生する車間距離検出装置に関す
る。
(従来の技術)
従来の車間距離検出装置としては、例えば第6
図に示すようなものがあり、これは自車両から先
行車両までの距離を測定し、この距離が小さいこ
とを検出したとき、運転者に対し警報音を発する
ようにしたものである。
図に示すようなものがあり、これは自車両から先
行車両までの距離を測定し、この距離が小さいこ
とを検出したとき、運転者に対し警報音を発する
ようにしたものである。
以下、測距手段としてレーザレーダを用いた車
間距離検出装置について説明する。車両の前部に
設けられたレーザ光源である発光素子11が発光
素子駆動回路12によつて駆動されてレーザ光を
射出する。このレーザ光は先行車両の後部で反射
され、この反射光が受光素子13により検知され
る。マイクロコンピユータ14はこのレーザ光の
発光からその反射光の受光までの時間を計測し、
この時間により自車両から先行車両までの車間距
離を計算する。そして、マイクロコンピユータ1
4はこのようにして測定された車間距離を、自車
速検出手段15により検出された自車両の速度に
基づいて決定される基準車間距離と比較し、測定
された車間距離が基準車間距離より小さいとき、
車両の運転席に設けられた警報手段16を作動さ
せ、警報音を発生して当該車両の運転者に注意を
喚起するようになつている。
間距離検出装置について説明する。車両の前部に
設けられたレーザ光源である発光素子11が発光
素子駆動回路12によつて駆動されてレーザ光を
射出する。このレーザ光は先行車両の後部で反射
され、この反射光が受光素子13により検知され
る。マイクロコンピユータ14はこのレーザ光の
発光からその反射光の受光までの時間を計測し、
この時間により自車両から先行車両までの車間距
離を計算する。そして、マイクロコンピユータ1
4はこのようにして測定された車間距離を、自車
速検出手段15により検出された自車両の速度に
基づいて決定される基準車間距離と比較し、測定
された車間距離が基準車間距離より小さいとき、
車両の運転席に設けられた警報手段16を作動さ
せ、警報音を発生して当該車両の運転者に注意を
喚起するようになつている。
(考案が解決しようとする課題)
しかしながら、このような従来の車間距離検出
装置にあつては、車間距離が基準車間距離より小
さくなつたときに発生される警報音の音量は常に
一定となつていた。そのため運転者が比較的注意
して車両を運転していいる場合、あるいは注意が
散漫な状態で運転している場合であつても、運転
者は常に同じ大きさの警報音を聞くことになり、
場合によつては当該運転者が不快感を感じること
もあるという不具合があつた。例えば、交通の渋
滞により継続的な運転ができず、車両の発進及び
停止が繰り返されているときには、運転者の注意
力は十分であるが、このようなときに大きな警報
音が発せられることは運転者に不快感を与えるだ
けであつた。一方、長時間運転が継続されるとき
には、運転者は疲労し、注意力が低下しているこ
とが多いが、このようなときには警報音を大きく
する方が適切であつた。
装置にあつては、車間距離が基準車間距離より小
さくなつたときに発生される警報音の音量は常に
一定となつていた。そのため運転者が比較的注意
して車両を運転していいる場合、あるいは注意が
散漫な状態で運転している場合であつても、運転
者は常に同じ大きさの警報音を聞くことになり、
場合によつては当該運転者が不快感を感じること
もあるという不具合があつた。例えば、交通の渋
滞により継続的な運転ができず、車両の発進及び
停止が繰り返されているときには、運転者の注意
力は十分であるが、このようなときに大きな警報
音が発せられることは運転者に不快感を与えるだ
けであつた。一方、長時間運転が継続されるとき
には、運転者は疲労し、注意力が低下しているこ
とが多いが、このようなときには警報音を大きく
する方が適切であつた。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的とする処は、運転者の注意力に応じた音
量の警報音に調整することができ、快適で安全な
車両の運転を行うことができるようにした車間距
離検出装置を提供することにある。
その目的とする処は、運転者の注意力に応じた音
量の警報音に調整することができ、快適で安全な
車両の運転を行うことができるようにした車間距
離検出装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
上記の目的を達成するため、本考案は、自車両
と先行車両との距離を測定する測定手段と、 測定した距離が予め設定される値よりも小であ
るときに警報音を発生する警報手段と、 自車両の走行速度を検出する自車速検出手段
と、 検出された走行速度が所定速度以下となる走行
状態を検出する走行状態検出手段と、 所定時間内に前記走行状態を検出した回数を計
数する計数手段と、 計数された回数の増加に対応して、前記警報手
段に対し警報音の音量を小さくする制御を行う制
御手段と を有することを特徴とする。
と先行車両との距離を測定する測定手段と、 測定した距離が予め設定される値よりも小であ
るときに警報音を発生する警報手段と、 自車両の走行速度を検出する自車速検出手段
と、 検出された走行速度が所定速度以下となる走行
状態を検出する走行状態検出手段と、 所定時間内に前記走行状態を検出した回数を計
数する計数手段と、 計数された回数の増加に対応して、前記警報手
段に対し警報音の音量を小さくする制御を行う制
御手段と を有することを特徴とする。
(作用)
本考案の車間距離検出装置においては、自車両
から先行車両までの距離が小さいことが検出され
たときに出される警報音を、自車速検出手段によ
つて計測される所定時間内における自車両の走行
速度が所定速度よりも小となる回数に対応させて
変更するようにしている。すなわち、前記走行速
度から、計数手段が所定速度よりも小となる回数
を計数し、この計数された回数から、制御手段が
所定時間あたりの回数に応じて警報音の音量を制
御する。
から先行車両までの距離が小さいことが検出され
たときに出される警報音を、自車速検出手段によ
つて計測される所定時間内における自車両の走行
速度が所定速度よりも小となる回数に対応させて
変更するようにしている。すなわち、前記走行速
度から、計数手段が所定速度よりも小となる回数
を計数し、この計数された回数から、制御手段が
所定時間あたりの回数に応じて警報音の音量を制
御する。
(実施例)
以下、本考案の実施例について添付図面を参照
して説明する。
して説明する。
第1図は本考案の車間距離検出装置の一実施例
を示す構成図である。この車間距離検出装置はレ
ーザレーダを用いることにより、自車両から先行
車両までの車間距離を測定し、この車間距離が小
さいことを検出したとき、運転者に対し警報音を
発するようになつている。即ち、この車間距離検
出装置は、車両の前部に設けられた発光素子1
と、この発光素子1を駆動する発光素子駆動回路
2と、発光素子1から射出されるレーザ光の反射
光を受光する受光素子3とから成るレーザレーダ
を備えている。そして、マイクロコンピユータ4
によつて、発光素子1によりレーザ光が発光され
てから、このレーザ光が先行車両の後部で反射さ
れ、受光素子3により受光されるまでの時間が計
測され、この計測時間にレーザ光の速度C=3.0
×108(m/s)を乗算してさらに2で除算するこ
とにより自車両から先行車両までの車間距離Dが
計算されるようになつている。
を示す構成図である。この車間距離検出装置はレ
ーザレーダを用いることにより、自車両から先行
車両までの車間距離を測定し、この車間距離が小
さいことを検出したとき、運転者に対し警報音を
発するようになつている。即ち、この車間距離検
出装置は、車両の前部に設けられた発光素子1
と、この発光素子1を駆動する発光素子駆動回路
2と、発光素子1から射出されるレーザ光の反射
光を受光する受光素子3とから成るレーザレーダ
を備えている。そして、マイクロコンピユータ4
によつて、発光素子1によりレーザ光が発光され
てから、このレーザ光が先行車両の後部で反射さ
れ、受光素子3により受光されるまでの時間が計
測され、この計測時間にレーザ光の速度C=3.0
×108(m/s)を乗算してさらに2で除算するこ
とにより自車両から先行車両までの車間距離Dが
計算されるようになつている。
一方、マイクロコンピユータ4は自車速検出手
段5により自車速Vfを検出すると共に、車間距
離Dを微分して自車両と先行車両との相対速度を
求め、この相対速度を自車速Vfに加算して先行
車両の速度Vaを算出する。
段5により自車速Vfを検出すると共に、車間距
離Dを微分して自車両と先行車両との相対速度を
求め、この相対速度を自車速Vfに加算して先行
車両の速度Vaを算出する。
次に、マイクロコンピユータ4は基準車間距離
の算出を行なう。今、自車両及び先行車両のブレ
ーキング時の減速度を共にαとすると、第2図に
示すように、速度Vaで先行している先行車両が
ブレーキ操作を行ない減速したとき、先行車両の
停止距離はVa2/2αとなる。一方、先行車両の後
部ブレーキランプの点灯により、運転者は先行車
両がブレーキを掛けていることを知るが、この場
合、運転者がブレーキ操作を行ない、自車両を停
止させるまでに進む距離は、運転者が先行車両の
ブレーキランプの点灯を見てからブレーキペダル
を踏むまでの反応時間をTRとすると、Vf・TR+
Vf2/2αとなる。従つて、安全な走行を行なうた
めには、車間距離Dは最低Vf・TR+(Vf2−
Va2)/2α以上必要になり、この最低限必要な車
間距離を基準車間距離とする。
の算出を行なう。今、自車両及び先行車両のブレ
ーキング時の減速度を共にαとすると、第2図に
示すように、速度Vaで先行している先行車両が
ブレーキ操作を行ない減速したとき、先行車両の
停止距離はVa2/2αとなる。一方、先行車両の後
部ブレーキランプの点灯により、運転者は先行車
両がブレーキを掛けていることを知るが、この場
合、運転者がブレーキ操作を行ない、自車両を停
止させるまでに進む距離は、運転者が先行車両の
ブレーキランプの点灯を見てからブレーキペダル
を踏むまでの反応時間をTRとすると、Vf・TR+
Vf2/2αとなる。従つて、安全な走行を行なうた
めには、車間距離Dは最低Vf・TR+(Vf2−
Va2)/2α以上必要になり、この最低限必要な車
間距離を基準車間距離とする。
そして、マイクロコンピユータ4は車間距離D
を基準車間距離Vf・TR+(Vf2−Va2)/2αと比
較し、車間距離Dが当該基準車間距離より小さい
とき、D/A変換器6を介して車両の運転席に設
けられた警報手段7を作動させ、チヤイム等の警
報音を発生させる。ここで、警報手段7に接続さ
れたD/A変換器6に供給される警報信号は、所
定時間内での自車両の停止回数が多くなるに従つ
て警報手段7の警報音が小さくなるように設定さ
れている。即ち、マイクロコンピユータ4は自車
速検出手段5により検出される自車速が0か否か
を判別することにより、自車両が停止状態にある
か否かを判断し、所定時間(例えば、10分間、あ
るいは1時間)内の自車両に停止回数を計測する
ようになつている。そして、マイクロコンピユー
タ4は、例えば第3図にしめすグラフによつて表
わされている関係に従い、この停止回数が多くな
るに従つて警報手段7の警報音が小さくなるよう
にD/A変換器6への警報信号を決定する。ま
た、このような所定時間内の自車両の停止回数の
計測はマイクロコンピユータ4によつて随時行な
われ、常に最新の警報手段が決定される。
を基準車間距離Vf・TR+(Vf2−Va2)/2αと比
較し、車間距離Dが当該基準車間距離より小さい
とき、D/A変換器6を介して車両の運転席に設
けられた警報手段7を作動させ、チヤイム等の警
報音を発生させる。ここで、警報手段7に接続さ
れたD/A変換器6に供給される警報信号は、所
定時間内での自車両の停止回数が多くなるに従つ
て警報手段7の警報音が小さくなるように設定さ
れている。即ち、マイクロコンピユータ4は自車
速検出手段5により検出される自車速が0か否か
を判別することにより、自車両が停止状態にある
か否かを判断し、所定時間(例えば、10分間、あ
るいは1時間)内の自車両に停止回数を計測する
ようになつている。そして、マイクロコンピユー
タ4は、例えば第3図にしめすグラフによつて表
わされている関係に従い、この停止回数が多くな
るに従つて警報手段7の警報音が小さくなるよう
にD/A変換器6への警報信号を決定する。ま
た、このような所定時間内の自車両の停止回数の
計測はマイクロコンピユータ4によつて随時行な
われ、常に最新の警報手段が決定される。
尚、警報手段7の警報音の音量の大きさの設定
については第3図に示すものに限らず、車両の停
止回数が増加するに従つて警報音の大きさが単調
に減少するものであればよい。
については第3図に示すものに限らず、車両の停
止回数が増加するに従つて警報音の大きさが単調
に減少するものであればよい。
しかして、マイクロコンピユータ4は、前述し
たように先行車両と自車両との車間距離が基準車
間距離を下回つたとき、この警報信号をD/A変
換器6に出力するようにされている。そしてD/
A変換器6はこの警報信号に応じた大きさの電圧
を出力し、警報手段7はこの出力電圧の大きさに
応じた音量でチヤイムを鳴らすようになつてい
る。
たように先行車両と自車両との車間距離が基準車
間距離を下回つたとき、この警報信号をD/A変
換器6に出力するようにされている。そしてD/
A変換器6はこの警報信号に応じた大きさの電圧
を出力し、警報手段7はこの出力電圧の大きさに
応じた音量でチヤイムを鳴らすようになつてい
る。
尚、前述した運転者が先行車両ブレーキランプ
の点灯を見てから自車両のブレーキペダルを踏む
までの反応時間TRは、その初期値が例えば0.6秒
に設定されており、初期の状態においては、車間
距離の検出の際にこの値が用いられる。また走行
を開始して車間距離検出装置の警報手段7の警報
音が鳴つたときには、警報音が鳴つてから運転者
がブレーキペダルを踏むまでの時間が計測され、
この時間が前記反応時間TRとして再設定される。
すなわち、第1図に示すように、マイクロコンピ
ユータ4にはブレーキペダルの操作が行なわれた
ことを検出する。
の点灯を見てから自車両のブレーキペダルを踏む
までの反応時間TRは、その初期値が例えば0.6秒
に設定されており、初期の状態においては、車間
距離の検出の際にこの値が用いられる。また走行
を開始して車間距離検出装置の警報手段7の警報
音が鳴つたときには、警報音が鳴つてから運転者
がブレーキペダルを踏むまでの時間が計測され、
この時間が前記反応時間TRとして再設定される。
すなわち、第1図に示すように、マイクロコンピ
ユータ4にはブレーキペダルの操作が行なわれた
ことを検出する。
このブレーキ検出手段8は、例えば第4図に示
すようにブレーキペダル9が運転者によつて踏ま
れると当該ブレーキペダル9に固着された導体板
10が接点A及びBに接触しマイクロコンピユー
タ4の入力端子Pの入力電圧をハイレベルからロ
ーレベルに変えるようになつているものである。
そして、マイクロコンピユータ4はその入力端子
Pの入力電圧がローレベルか否かを判断すること
により、運転者がブレーキペダルを踏んだか異か
を判別するようになつている。
すようにブレーキペダル9が運転者によつて踏ま
れると当該ブレーキペダル9に固着された導体板
10が接点A及びBに接触しマイクロコンピユー
タ4の入力端子Pの入力電圧をハイレベルからロ
ーレベルに変えるようになつているものである。
そして、マイクロコンピユータ4はその入力端子
Pの入力電圧がローレベルか否かを判断すること
により、運転者がブレーキペダルを踏んだか異か
を判別するようになつている。
しかして、マイクロコンピユータ4は車間距離
が基準車間距離を下回つたことを検出して警報音
を発した後、運転者がブレーキペダルを踏むまで
の時間を内部カウンタにより計測し、この計測時
間を次回以降の車間距離における基準車間距離の
算出時の反応時間TRとして用いるようにされて
いる。
が基準車間距離を下回つたことを検出して警報音
を発した後、運転者がブレーキペダルを踏むまで
の時間を内部カウンタにより計測し、この計測時
間を次回以降の車間距離における基準車間距離の
算出時の反応時間TRとして用いるようにされて
いる。
また、上述した車間距離検出装置のマイクロコ
ンピユータ4で実行されるプログラムの一例を第
5図のフローチヤートに示す。以下、このフロー
チヤートに基づいて説明する。まず、ステツプ1
では、運転者の反応時間TRを初期値0.6秒に設定
し、以後、ステツプ2以降の処理が繰り返され
る。ステツプ2では、レーザ光による車間距離D
の計測が行われ、次のステツプ3では、この車間
距離Dを微分することにより、先行車両と自車両
との相対速度が演算される。そして、次のステツ
プ4では、自車速検出手段5により、自車速Vf
が測定される。ここで、この自車速Vfの測定と
ともに、自車速Vfが0か否かの判別が行なわれ、
自車速Vfが0であれば、車両の停止回数計測用
のカウンタに1が加算される。そして、タイマに
よる所定時間の経過毎にこの停止回数計測用カウ
ンタの値が読まれ、第3図に示す関係に従つて
D/A変換器6への警報信号が設定される。尚、
停止回数計測用のカウンタはこの警報信号の設定
毎に0にリセツトされる。更に、次のステツプ5
では、ステツプ4で測定された自車速Vfにステ
ツプ3で演算された相対速度を加算することによ
り、先行車両の速度Vaの計算を行なう。
ンピユータ4で実行されるプログラムの一例を第
5図のフローチヤートに示す。以下、このフロー
チヤートに基づいて説明する。まず、ステツプ1
では、運転者の反応時間TRを初期値0.6秒に設定
し、以後、ステツプ2以降の処理が繰り返され
る。ステツプ2では、レーザ光による車間距離D
の計測が行われ、次のステツプ3では、この車間
距離Dを微分することにより、先行車両と自車両
との相対速度が演算される。そして、次のステツ
プ4では、自車速検出手段5により、自車速Vf
が測定される。ここで、この自車速Vfの測定と
ともに、自車速Vfが0か否かの判別が行なわれ、
自車速Vfが0であれば、車両の停止回数計測用
のカウンタに1が加算される。そして、タイマに
よる所定時間の経過毎にこの停止回数計測用カウ
ンタの値が読まれ、第3図に示す関係に従つて
D/A変換器6への警報信号が設定される。尚、
停止回数計測用のカウンタはこの警報信号の設定
毎に0にリセツトされる。更に、次のステツプ5
では、ステツプ4で測定された自車速Vfにステ
ツプ3で演算された相対速度を加算することによ
り、先行車両の速度Vaの計算を行なう。
そして、次のステツプ6で、基準車間距離
Vf・TR+(Vf2−Va2)/2αの計算を行うと共に、
ステツプ2で測定した車間距離Dをこの基準車間
距離と比較し、車間距離Dが基準車間距離以上の
ときは、前記ステツプ2に進み、車間距離Dが基
準車間距離より小さいときは、ステツプ7に進
む。
Vf・TR+(Vf2−Va2)/2αの計算を行うと共に、
ステツプ2で測定した車間距離Dをこの基準車間
距離と比較し、車間距離Dが基準車間距離以上の
ときは、前記ステツプ2に進み、車間距離Dが基
準車間距離より小さいときは、ステツプ7に進
む。
そして、ステツプ7では、D/A変換器6に警
報信号が出力され、これと共に計測用カウンタが
起動され、次のステツプ8で、本プログラムの実
行が一旦待機状態にされる。しかしながら、運転
者によりブレーキペダルが踏まれ、入力端子Pの
入力電圧がローレベルになると、計測用のカウン
タが停止されると共に、本プログラムの実行がス
テツプ8からステツプ9に進められる。この結
果、計測用のカウンタには運転者の実際の反応時
間が求められる。そして、ステツプ9では、ステ
ツプ7の実行によつて出された警報が車両の運転
開始後の最初の警報か否かが判別され、その答が
肯定(Yes)のときは、反応時間TRの再設定が行
われ、運転者の実際の反応時間が基準車間距離の
算出に用いられるようにされた後、前記ステツプ
2に進むようにされる。
報信号が出力され、これと共に計測用カウンタが
起動され、次のステツプ8で、本プログラムの実
行が一旦待機状態にされる。しかしながら、運転
者によりブレーキペダルが踏まれ、入力端子Pの
入力電圧がローレベルになると、計測用のカウン
タが停止されると共に、本プログラムの実行がス
テツプ8からステツプ9に進められる。この結
果、計測用のカウンタには運転者の実際の反応時
間が求められる。そして、ステツプ9では、ステ
ツプ7の実行によつて出された警報が車両の運転
開始後の最初の警報か否かが判別され、その答が
肯定(Yes)のときは、反応時間TRの再設定が行
われ、運転者の実際の反応時間が基準車間距離の
算出に用いられるようにされた後、前記ステツプ
2に進むようにされる。
一方、ステツプ9の答が否定(No)のときは、
反応時間TRの再設定は行わず、前記ステツプ2
に進む。尚、本プログラムにおいては、上述のよ
うに最初の警報音が鳴つたときの運転者の実際の
反応時間を基準車間距離の算出に用いるようにし
たが、これに限らず、より正確な反応時間を求め
るため、例えば、運転開始後の最初の警報が発せ
られたときから運転開始後、例えば5回目までの
警報が発せられたときの運転者の実際の反応時間
の平均を求め、これを基準車間距離の算出時の反
応時間TRとして用いるようにしてもよい。
反応時間TRの再設定は行わず、前記ステツプ2
に進む。尚、本プログラムにおいては、上述のよ
うに最初の警報音が鳴つたときの運転者の実際の
反応時間を基準車間距離の算出に用いるようにし
たが、これに限らず、より正確な反応時間を求め
るため、例えば、運転開始後の最初の警報が発せ
られたときから運転開始後、例えば5回目までの
警報が発せられたときの運転者の実際の反応時間
の平均を求め、これを基準車間距離の算出時の反
応時間TRとして用いるようにしてもよい。
次に、上記のように構成した車間距離検出装置
の作用を説明する。
の作用を説明する。
車両の走行中において、自車両が先行車両に接
近し、レーザレーダにより測定される車間距離が
基準車間距離を下回ると、警報手段7による警報
チヤイムが鳴る。この警報チヤイムにより車両の
運転者に対し、車間距離が不十分であることが知
らされる。そして、交通が渋滞してきたとは、車
両の停止回数が多くなるが、この車両の停止回数
はマイクロコンピユータ4内の停止回数計測用カ
ウンタに記録され、所定時間内の停止回数が多く
なるに従つて警報チヤイムの音量が小さくなる
(第3図参照)。従つて交通の渋滞時等において車
両が頻繁な停止を繰り返すような場合には運転者
が比較的注意して車両を運転している状態である
と推定され、警報チヤイムが小音量で鳴らされ
る。
近し、レーザレーダにより測定される車間距離が
基準車間距離を下回ると、警報手段7による警報
チヤイムが鳴る。この警報チヤイムにより車両の
運転者に対し、車間距離が不十分であることが知
らされる。そして、交通が渋滞してきたとは、車
両の停止回数が多くなるが、この車両の停止回数
はマイクロコンピユータ4内の停止回数計測用カ
ウンタに記録され、所定時間内の停止回数が多く
なるに従つて警報チヤイムの音量が小さくなる
(第3図参照)。従つて交通の渋滞時等において車
両が頻繁な停止を繰り返すような場合には運転者
が比較的注意して車両を運転している状態である
と推定され、警報チヤイムが小音量で鳴らされ
る。
また、車両の停止回数が少なく、継続的な運転
が行われることにより、運転者の疲労が蓄積し、
注意が散漫な状態で運転者が車両を運転している
と推定されるときは、運転者の注意を喚起するの
に適した音量の警報チヤイムが鳴るようにされ
る。
が行われることにより、運転者の疲労が蓄積し、
注意が散漫な状態で運転者が車両を運転している
と推定されるときは、運転者の注意を喚起するの
に適した音量の警報チヤイムが鳴るようにされ
る。
一方、警報チヤイムを聞いた運転者がブレーキ
ペダルを踏むと、警報チヤイムが鳴つてからブレ
ーキペダルが踏まれるまでの時間が運転者の反応
時間とされ、この時間に基づいて前記基準車間距
離が算出され、警報チヤイムがなる時期が個々の
運転者の運転感覚に適合するようにされる。
ペダルを踏むと、警報チヤイムが鳴つてからブレ
ーキペダルが踏まれるまでの時間が運転者の反応
時間とされ、この時間に基づいて前記基準車間距
離が算出され、警報チヤイムがなる時期が個々の
運転者の運転感覚に適合するようにされる。
上述のような車間距離検出装置によれば、車両
の運転者の疲労の程度による注意力に応じた音量
で、且つ個々の運転者の運転間隔に適合した時期
に、警報チヤイムが鳴るようにでき、いずれの運
転者に対しても違和感や不快感を感じさせないよ
うにでき、従つて、より快適な車両の運転を行え
るようにすることができる。また、警報チヤイム
がなる時期は自動的に設定されるので、車両の運
転者が代わるごとにこの設定を行わなければなら
ない煩わしさを解消することができる。
の運転者の疲労の程度による注意力に応じた音量
で、且つ個々の運転者の運転間隔に適合した時期
に、警報チヤイムが鳴るようにでき、いずれの運
転者に対しても違和感や不快感を感じさせないよ
うにでき、従つて、より快適な車両の運転を行え
るようにすることができる。また、警報チヤイム
がなる時期は自動的に設定されるので、車両の運
転者が代わるごとにこの設定を行わなければなら
ない煩わしさを解消することができる。
[考案の効果]
以上説明してきたように、本考案によれば、そ
の構成を、所定時間内の自車両の速度が所定速度
以下の走行状態の回数に対応して、車間距離が小
さくなつたときに発する警報音の音量を変更する
ようにしたため、運転者の注意力に応じた音量の
警報音とすることができ、より快適な車両の運転
を行うことができる。
の構成を、所定時間内の自車両の速度が所定速度
以下の走行状態の回数に対応して、車間距離が小
さくなつたときに発する警報音の音量を変更する
ようにしたため、運転者の注意力に応じた音量の
警報音とすることができ、より快適な車両の運転
を行うことができる。
第1図は本考案の車間距離検出装置の構成図、
第2図は基準車間距離の算出手順の説明図、第3
図は第1図に示す車間距離検出装置が発する警報
音の音量の特性図、第4図は車両のブレーキ検出
装置の構成図、第5図は第1図の車間距離検出装
置のマイクロコンピユータ内で実行されるプロク
ラムのフローチヤート、第6図は従来の車間距離
検出装置の構成図である。 1……発光素子、3……受光素子、4……マイ
クロコンピユータ、5……自車速検出手段、7…
…警報手段。
第2図は基準車間距離の算出手順の説明図、第3
図は第1図に示す車間距離検出装置が発する警報
音の音量の特性図、第4図は車両のブレーキ検出
装置の構成図、第5図は第1図の車間距離検出装
置のマイクロコンピユータ内で実行されるプロク
ラムのフローチヤート、第6図は従来の車間距離
検出装置の構成図である。 1……発光素子、3……受光素子、4……マイ
クロコンピユータ、5……自車速検出手段、7…
…警報手段。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 自車両と先行車両との距離を測定する測定手段
と、 測定した距離が予め設定される値よりも小であ
るときに警報音を発生する警報手段と、 自車両の走行速度を検出する自車速検出手段
と、 検出された走行速度が所定速度以下となる走行
状態を検出する走行状態検出手段と、 所定時間内に前記走行状態を検出した回数を計
数する計数手段と、 計数された回数の増加に対応して、前記警報手
段に対し警報音の音量を小さくする制御を行う制
御手段と を有することを特徴とする車間距離検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7583988U JPH0540467Y2 (ja) | 1988-06-09 | 1988-06-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7583988U JPH0540467Y2 (ja) | 1988-06-09 | 1988-06-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01179292U JPH01179292U (ja) | 1989-12-22 |
JPH0540467Y2 true JPH0540467Y2 (ja) | 1993-10-14 |
Family
ID=31300892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7583988U Expired - Lifetime JPH0540467Y2 (ja) | 1988-06-09 | 1988-06-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0540467Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2785234B2 (ja) * | 1991-08-28 | 1998-08-13 | 本田技研工業株式会社 | 障害物警告装置 |
-
1988
- 1988-06-09 JP JP7583988U patent/JPH0540467Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01179292U (ja) | 1989-12-22 |
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