JPH0537818Y2 - - Google Patents
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- JPH0537818Y2 JPH0537818Y2 JP1989063022U JP6302289U JPH0537818Y2 JP H0537818 Y2 JPH0537818 Y2 JP H0537818Y2 JP 1989063022 U JP1989063022 U JP 1989063022U JP 6302289 U JP6302289 U JP 6302289U JP H0537818 Y2 JPH0537818 Y2 JP H0537818Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- hoods
- short
- pair
- bearing
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Description
【考案の詳細な説明】
イ 考案の目的
(産業上の利用分野)
この考案は台所で使用される香辛料、調味料、
小型の食器、食品等その他人形などの装飾品フー
ド付き整理ケースに係るものであつて、特に上面
を覆う内外フードが左右若しくは前後にどちらか
らでも開閉出来る両開き型のものに関する。
小型の食器、食品等その他人形などの装飾品フー
ド付き整理ケースに係るものであつて、特に上面
を覆う内外フードが左右若しくは前後にどちらか
らでも開閉出来る両開き型のものに関する。
(従来の技術)
従来この種のケースとしては実開昭62−8529号
公報のものが知られている。この公報記載のもの
は前述の内外フードが受け皿の左右一対の軸受部
で水平な枢軸によつて、それぞれ開閉自在に形成
してある両開き型のものではあるが、内若くは外
のフードが開いた状態の安定は単にこれら各フー
ドの自重を利用しているだけである。
公報のものが知られている。この公報記載のもの
は前述の内外フードが受け皿の左右一対の軸受部
で水平な枢軸によつて、それぞれ開閉自在に形成
してある両開き型のものではあるが、内若くは外
のフードが開いた状態の安定は単にこれら各フー
ドの自重を利用しているだけである。
(考案が解決しようとする課題)
ところが比較的背の高い調味料容器等も収納出来
るようすると、前述の刊行物記載のものでは、フ
ードがその枢軸を中心とする半円筒形状であるた
めに、ケースの底面積も徒に大きくなり、場所取
る。
るようすると、前述の刊行物記載のものでは、フ
ードがその枢軸を中心とする半円筒形状であるた
めに、ケースの底面積も徒に大きくなり、場所取
る。
そこで前記水平軸よりなる枢軸部の位置を受け
皿部分よりも相当に高くし、フードの開閉部分を
小さくし、受け皿部分を深くして場所取らなくす
る事も考えられるが、今度は被収納物を出し入れ
する開口部分の寸法が小さくなり、被収納物の出
し入れが困難となる。また前記受け皿を浅くし、
フードの寸法を前記枢軸よりも下方に長くする
と、フードを開いたときに、フードの重心の移動
が少なく前記内外のフードが不安定となる。
皿部分よりも相当に高くし、フードの開閉部分を
小さくし、受け皿部分を深くして場所取らなくす
る事も考えられるが、今度は被収納物を出し入れ
する開口部分の寸法が小さくなり、被収納物の出
し入れが困難となる。また前記受け皿を浅くし、
フードの寸法を前記枢軸よりも下方に長くする
と、フードを開いたときに、フードの重心の移動
が少なく前記内外のフードが不安定となる。
従つて、この様な製品はまだ市場に出現してい
ない。
ない。
この考案は背丈が高く、収納容積の割合に底面
積は余り大きくなく、かつフードは両開き型であ
りながら、受け皿部分は浅く、被収納物の出し入
れ部分が大きく開口でき、然も各フードを開いた
状態で安定良く、被収納物の出し入れ中に、前記
フードが誤つて閉じてしまうおそれのないフード
付き整理ケースとするものであり、かかる製品を
市場に提供することを目的とする。
積は余り大きくなく、かつフードは両開き型であ
りながら、受け皿部分は浅く、被収納物の出し入
れ部分が大きく開口でき、然も各フードを開いた
状態で安定良く、被収納物の出し入れ中に、前記
フードが誤つて閉じてしまうおそれのないフード
付き整理ケースとするものであり、かかる製品を
市場に提供することを目的とする。
ロ 考案の構成
(課題を解決する手段)
前記課題を解決するためにこの考案は受け皿部
の両側より一体に起立した一対の軸受部を有する
本体と四半円筒形状の内外フードとこれらを結合
する一対の短枢軸とよりなり、これらの各部材が
合成樹脂成形品よりなり、前記内外フードは相互
に向い合わせの状態で、これらの側壁部は前記本
体の一対の軸受部のそれぞれに対し、水平な単一
の軸線上位置において、共通の前記一対の短枢軸
によつてそれぞれ内外フードが独立して閉位置か
ら開位置まで回動自在に枢着してある両開き型の
ものにおいて、 前記内外のフードは、四半円筒形状の天蓋部
と、この下部に連なる垂直な平面コ字形状の垂直
側壁部とが形成してなり、 前記各軸受部と各短枢軸とは回動不能に嵌合し
てあり、内外フードと各短枢軸の嵌合面にそれぞ
れ独立して開位置で係止するクリツク機構が設け
てあり、このクリツク機構は、それぞれの短枢軸
に単一の軸方向に畝を持つかまぼこ型の係止突起
とこれと嵌合する軸方向の窪みが内外フードの短
枢軸嵌合孔にそれぞれ少なくとも1個づづ設けて
形成したものであることを特徴とするフード付き
整理ケースとする。
の両側より一体に起立した一対の軸受部を有する
本体と四半円筒形状の内外フードとこれらを結合
する一対の短枢軸とよりなり、これらの各部材が
合成樹脂成形品よりなり、前記内外フードは相互
に向い合わせの状態で、これらの側壁部は前記本
体の一対の軸受部のそれぞれに対し、水平な単一
の軸線上位置において、共通の前記一対の短枢軸
によつてそれぞれ内外フードが独立して閉位置か
ら開位置まで回動自在に枢着してある両開き型の
ものにおいて、 前記内外のフードは、四半円筒形状の天蓋部
と、この下部に連なる垂直な平面コ字形状の垂直
側壁部とが形成してなり、 前記各軸受部と各短枢軸とは回動不能に嵌合し
てあり、内外フードと各短枢軸の嵌合面にそれぞ
れ独立して開位置で係止するクリツク機構が設け
てあり、このクリツク機構は、それぞれの短枢軸
に単一の軸方向に畝を持つかまぼこ型の係止突起
とこれと嵌合する軸方向の窪みが内外フードの短
枢軸嵌合孔にそれぞれ少なくとも1個づづ設けて
形成したものであることを特徴とするフード付き
整理ケースとする。
また前記の課題を達成するためにこの考案のフ
ード付き整理ケースの前記各短枢軸は内外二重の
嵌合分解型であり、それぞれ外端面に鍔が形成し
てあり、外側軸の外周面には前記軸受部と固定す
るキー状突起と内外ケース嵌合部には軸方向の割
溝がそれぞれ設けてあり、内側軸には前記外側軸
の割溝部分を貫通して外側軸の外周面外に突出す
るクリツク機構の一方をなすかまぼこ型の係止突
起が半径方向に弾発的に出没可能に形成したもの
であることを特徴とする場合もある。
ード付き整理ケースの前記各短枢軸は内外二重の
嵌合分解型であり、それぞれ外端面に鍔が形成し
てあり、外側軸の外周面には前記軸受部と固定す
るキー状突起と内外ケース嵌合部には軸方向の割
溝がそれぞれ設けてあり、内側軸には前記外側軸
の割溝部分を貫通して外側軸の外周面外に突出す
るクリツク機構の一方をなすかまぼこ型の係止突
起が半径方向に弾発的に出没可能に形成したもの
であることを特徴とする場合もある。
(作用)
前述の様に構成しているこの考案の請求項第1
項記載のものにおいて、内外のフードが閉じてい
るときにおいては、共にその自重によつて安定し
ている。
項記載のものにおいて、内外のフードが閉じてい
るときにおいては、共にその自重によつて安定し
ている。
次にこの考案の整理ケースに被収納物を出し入
れする時には、内又は外の何れかのフードをその
重みに抗して持ち上げるように一対の短枢軸周り
に回動させて開き、そのフードをその可動範囲の
終端まで開けると、そのフード開位置に対応する
クリツク機構の一方の窪み(又は係止突起)が短
枢軸の前記クリツク機構の他方の係止突起(又は
窪み)に掛合して、開いた状態で安定する。
れする時には、内又は外の何れかのフードをその
重みに抗して持ち上げるように一対の短枢軸周り
に回動させて開き、そのフードをその可動範囲の
終端まで開けると、そのフード開位置に対応する
クリツク機構の一方の窪み(又は係止突起)が短
枢軸の前記クリツク機構の他方の係止突起(又は
窪み)に掛合して、開いた状態で安定する。
各フードを閉じる時には前記と逆の方向に力を
加えると、前記係止突起と窪みの係合は外れて、
フードは閉じる。
加えると、前記係止突起と窪みの係合は外れて、
フードは閉じる。
また請求項第2項記載の考案において、前記請
求項第1項の作用をなすときに、殊に係止突起が
各窪みと掛合離脱するときに、半径方向に弾発的
に若干移動する。
求項第1項の作用をなすときに、殊に係止突起が
各窪みと掛合離脱するときに、半径方向に弾発的
に若干移動する。
(実施例)
次にこの考案の代表的な実施例に就いて具体的
に説明する。
に説明する。
(実施例の構成)
平面長方形状の受け皿部10の両側より一体に
起立した一対の軸受部11を有する本体Aと内外
フードB1,B2とこれらを結合する一対の短枢軸
C1,C2とよりなり、これらの各部材が合成樹脂
成形品より形成してある。
起立した一対の軸受部11を有する本体Aと内外
フードB1,B2とこれらを結合する一対の短枢軸
C1,C2とよりなり、これらの各部材が合成樹脂
成形品より形成してある。
前記本体Aの起立する左右一対の軸受部11は
扁平な各筒柱形状をしており、これら一対の軸受
部11の内外の起立壁12a,12bを貫通して
同一線上に軸受孔13a,13bがそれぞれ穿設
してある。これら軸受孔13a,13bのうちそ
れぞれ外起立壁12aの軸受孔13aにはキー溝
14がそれぞれ設けてある。
扁平な各筒柱形状をしており、これら一対の軸受
部11の内外の起立壁12a,12bを貫通して
同一線上に軸受孔13a,13bがそれぞれ穿設
してある。これら軸受孔13a,13bのうちそ
れぞれ外起立壁12aの軸受孔13aにはキー溝
14がそれぞれ設けてある。
前記内外フードB1,B2は透明な硬質合成樹脂
成形品よりなり、これらの凡その形状は丸みのあ
る半箱形状であり、それぞれ前記受け皿10の周
辺の半分強の平面コ字形状の垂直側壁部20a,
20bとこれに滑らかに連なる半円筒状の天蓋部
21a,21bとよりなり、前記内外フードB1,
B2を向い合わせることによつて、前記受け皿1
0上において、ドーム状空間が形成されるように
してあり、前記内外フードB1の垂直側壁部20
aの内、相対抗する側壁部22aには軸嵌合孔2
3aが穿設してあり、他方同様に外フードB2の
相対抗する側壁部22bには軸嵌合孔23bが穿
設してあり、これら軸嵌合孔23a,23bは、
前記の軸受孔13a及び13bと同径としてあ
る。
成形品よりなり、これらの凡その形状は丸みのあ
る半箱形状であり、それぞれ前記受け皿10の周
辺の半分強の平面コ字形状の垂直側壁部20a,
20bとこれに滑らかに連なる半円筒状の天蓋部
21a,21bとよりなり、前記内外フードB1,
B2を向い合わせることによつて、前記受け皿1
0上において、ドーム状空間が形成されるように
してあり、前記内外フードB1の垂直側壁部20
aの内、相対抗する側壁部22aには軸嵌合孔2
3aが穿設してあり、他方同様に外フードB2の
相対抗する側壁部22bには軸嵌合孔23bが穿
設してあり、これら軸嵌合孔23a,23bは、
前記の軸受孔13a及び13bと同径としてあ
る。
これら軸嵌合孔23a又は23bの周りはフー
ド外側壁より側方に若干張出した肉厚部24a,
24bとしてある。また前記軸嵌合孔23aの内
周面にはそれぞれ軸方向の溝状の窪み28が他方
軸嵌合孔23bには、同様の窪み29が設けてあ
る。これら窪み28,29の位置に就いては後述
する。
ド外側壁より側方に若干張出した肉厚部24a,
24bとしてある。また前記軸嵌合孔23aの内
周面にはそれぞれ軸方向の溝状の窪み28が他方
軸嵌合孔23bには、同様の窪み29が設けてあ
る。これら窪み28,29の位置に就いては後述
する。
前記内外フードB1,B2は前記の軸嵌合孔23
a,23b部分が前記本体Aの一対の軸受部11
の軸受孔13a,13bと一直線になつて、これ
らに短枢軸C1,C2が挿入されて、内外フードB1,
B2と本体Aが短枢軸C1,C2によつて枢着してあ
り、前記各軸受部11と各短枢軸C1,C2とは回
動不能に嵌合してある。
a,23b部分が前記本体Aの一対の軸受部11
の軸受孔13a,13bと一直線になつて、これ
らに短枢軸C1,C2が挿入されて、内外フードB1,
B2と本体Aが短枢軸C1,C2によつて枢着してあ
り、前記各軸受部11と各短枢軸C1,C2とは回
動不能に嵌合してある。
実施例においては前述の短枢軸C1,C2はそれ
ぞれ内外に嵌合する二重の外軸30と内軸31と
により形成してあり、それぞれの内外軸30の一
端には鍔32がまた内軸31の一端には鍔33が
一体に形成して共にキヤツプ形状となつている。
ぞれ内外に嵌合する二重の外軸30と内軸31と
により形成してあり、それぞれの内外軸30の一
端には鍔32がまた内軸31の一端には鍔33が
一体に形成して共にキヤツプ形状となつている。
前記外軸30の外径は前記軸受部11の外側か
ら軸受孔13a及び13bに丁度挿入できる寸法
としてあり、その外周面44には前記軸受孔13
aのキー溝14に嵌合するキー34が一体に形成
してある。また後述の内軸31の掛合鈎突起42
と掛合させる掛合孔35が前記外軸30の外周円
筒部を貫通して半径方向に穿設してある。また外
軸30の鍔32が設けてある外端とは反対側の内
端から軸方向に割溝36が切り込んで形成してあ
る。この割溝36の位置は前記掛合孔35のない
部分であればよく、実施例ではこれらの掛合孔3
5と割溝36の位置は外軸30の軸線周りに相互
に180°ずらして設けてある。
ら軸受孔13a及び13bに丁度挿入できる寸法
としてあり、その外周面44には前記軸受孔13
aのキー溝14に嵌合するキー34が一体に形成
してある。また後述の内軸31の掛合鈎突起42
と掛合させる掛合孔35が前記外軸30の外周円
筒部を貫通して半径方向に穿設してある。また外
軸30の鍔32が設けてある外端とは反対側の内
端から軸方向に割溝36が切り込んで形成してあ
る。この割溝36の位置は前記掛合孔35のない
部分であればよく、実施例ではこれらの掛合孔3
5と割溝36の位置は外軸30の軸線周りに相互
に180°ずらして設けてある。
前記内軸31は全体として若干弾性を有する硬
質合成樹脂成形品よりなり、前記軸受部11に嵌
合した外軸30の内端からこの内側に丁度嵌合出
来る外径を持ち、その内軸31の外周面37には
係止突起38が一体に設けてあり、この係止突起
38は外軸30と組み立てた状態において、前記
外軸30の割溝36を半径方向に貫通し、外軸3
0の外周面44よりも外周に突出する形状として
ある。この係止突起38は内軸31の軸方向の畝
を持つかまぼこ型をしており、係止突起38とそ
の内軸31の内端に設けた鍔33の付け根部分に
は円周方向の溝39が穿設してあつて、前記係止
突起38が若干この内軸31の半径方向に弾発的
に移動可能にしてある。またこの内軸31の一部
には軸方向に平行な第2割溝40によつて形成さ
れた弾性舌41の外側先端に前記外軸30の掛合
孔35と掛合できる掛合鈎突起42が設けてあ
る。また前記外軸30と内軸31とは相互に周方
向に回転しないよう一部に異形部43が形成して
ある(第1図及び第4図参照)。
質合成樹脂成形品よりなり、前記軸受部11に嵌
合した外軸30の内端からこの内側に丁度嵌合出
来る外径を持ち、その内軸31の外周面37には
係止突起38が一体に設けてあり、この係止突起
38は外軸30と組み立てた状態において、前記
外軸30の割溝36を半径方向に貫通し、外軸3
0の外周面44よりも外周に突出する形状として
ある。この係止突起38は内軸31の軸方向の畝
を持つかまぼこ型をしており、係止突起38とそ
の内軸31の内端に設けた鍔33の付け根部分に
は円周方向の溝39が穿設してあつて、前記係止
突起38が若干この内軸31の半径方向に弾発的
に移動可能にしてある。またこの内軸31の一部
には軸方向に平行な第2割溝40によつて形成さ
れた弾性舌41の外側先端に前記外軸30の掛合
孔35と掛合できる掛合鈎突起42が設けてあ
る。また前記外軸30と内軸31とは相互に周方
向に回転しないよう一部に異形部43が形成して
ある(第1図及び第4図参照)。
前記内外フードB1,B2と各短枢軸C1,C2と嵌
合面にはそれぞれクリツク機構が形成してある。
クリツク機構の詳細については後述する。
合面にはそれぞれクリツク機構が形成してある。
クリツク機構の詳細については後述する。
前述の本体Aと内外フードB1,B2及び短枢軸
C1,C2は次のように組立られる。先ず内外フー
ドB1,B2を向い合わせて、これらの天蓋部分2
0a,20bを重ねて、更に軸嵌合孔23aと2
3bの位置を合わせ、これらを本体Aの一対の軸
受11間に置き、各軸受部11の軸受孔13a,
13bの外側より前記短枢軸C1,C2の一部であ
る外軸30をキー突起34を軸受孔13aのキー
溝に合わせて前記外軸30を軸受孔13a,13
bに挿入し、それぞれの内端部分を更に外フード
B2及び内フードB1の軸嵌合孔23b及び23a
に挿入する。
C1,C2は次のように組立られる。先ず内外フー
ドB1,B2を向い合わせて、これらの天蓋部分2
0a,20bを重ねて、更に軸嵌合孔23aと2
3bの位置を合わせ、これらを本体Aの一対の軸
受11間に置き、各軸受部11の軸受孔13a,
13bの外側より前記短枢軸C1,C2の一部であ
る外軸30をキー突起34を軸受孔13aのキー
溝に合わせて前記外軸30を軸受孔13a,13
bに挿入し、それぞれの内端部分を更に外フード
B2及び内フードB1の軸嵌合孔23b及び23a
に挿入する。
而して、前記短枢軸C1,C2の一部である内軸
31をそれぞれ内外フードB1,B2の内側より前
記外軸30の内側に挿入する。この時内軸31の
突起38の位置を外軸30の割溝36の位置に合
わせて押し込むと、内軸31の弾性舌41の掛合
鈎突起42が外軸30の掛合孔35に掛合し、組
立は完了する(第1図及び第3図参照)。
31をそれぞれ内外フードB1,B2の内側より前
記外軸30の内側に挿入する。この時内軸31の
突起38の位置を外軸30の割溝36の位置に合
わせて押し込むと、内軸31の弾性舌41の掛合
鈎突起42が外軸30の掛合孔35に掛合し、組
立は完了する(第1図及び第3図参照)。
前述の内外フードB1,B2と各短枢軸C1,C2と
のクリツク機構は次の様に構成してある。即ち前
記外軸30の外周面44より突出する単一の前記
係止突起38と掛合出来る軸線方向の溝状の窪み
28の各位置は内外フードB1,B2が開いた位置
に対応して設けてあり、然も各フードB1,B2は
閉じた位置から対応する前記窪み28,28と掛
合するまでの回動角はそれぞれ90°より若干大き
いく95°前後に形成してある(第1図参照)。
のクリツク機構は次の様に構成してある。即ち前
記外軸30の外周面44より突出する単一の前記
係止突起38と掛合出来る軸線方向の溝状の窪み
28の各位置は内外フードB1,B2が開いた位置
に対応して設けてあり、然も各フードB1,B2は
閉じた位置から対応する前記窪み28,28と掛
合するまでの回動角はそれぞれ90°より若干大き
いく95°前後に形成してある(第1図参照)。
前述のクリツク機構としては前記実施例の他係
止突起をそれぞれ1個づつ内外フードB1,B2の
軸嵌合孔23a及び23bの内周面に設けて、短
枢軸C1及びC2の外周面にこれと掛合出来る掛合
溝を設けてもこの考案の実施例に含まれる。
止突起をそれぞれ1個づつ内外フードB1,B2の
軸嵌合孔23a及び23bの内周面に設けて、短
枢軸C1及びC2の外周面にこれと掛合出来る掛合
溝を設けてもこの考案の実施例に含まれる。
前述のクリツク機構は各フードB1,B2が閉じ
た位置においても掛合するようにもう一ケ所掛合
窪みを設けてもよい。
た位置においても掛合するようにもう一ケ所掛合
窪みを設けてもよい。
(実施例の作用)
叙上の様に構成しているこの実施例のものを使
用するには、先ずこのケースの前記内外フード
B1,B2が閉じているときには、前記係止突起3
8は内外フードB1,B2の窪み28及び29から
外れ、内外フードB1,B2は自重によつて閉じた
状態となつている。
用するには、先ずこのケースの前記内外フード
B1,B2が閉じているときには、前記係止突起3
8は内外フードB1,B2の窪み28及び29から
外れ、内外フードB1,B2は自重によつて閉じた
状態となつている。
次に内外フードB1,B2内何れか一方を開ける
ときには内外フードB1、又はB2の下端部のつま
み47又は48を持つて短枢軸C1,C2の周りに
持ち上げるように回動させ、次に内外フードB1、
又はB2が完全に開いた状態になると前記係止突
起38は窪み28又は29に掛合して係止される
(第1図二重鎖線参照)。
ときには内外フードB1、又はB2の下端部のつま
み47又は48を持つて短枢軸C1,C2の周りに
持ち上げるように回動させ、次に内外フードB1、
又はB2が完全に開いた状態になると前記係止突
起38は窪み28又は29に掛合して係止される
(第1図二重鎖線参照)。
この状態で被収納物を受け皿部10の上に出し
入れする。内外フードB1、又はB2を閉じるとき
には前とは逆方向に力を加え、係止突起38と窪
み28又は29の掛合を外し、これら内外フード
B1、又はB2を下降させる。
入れする。内外フードB1、又はB2を閉じるとき
には前とは逆方向に力を加え、係止突起38と窪
み28又は29の掛合を外し、これら内外フード
B1、又はB2を下降させる。
ハ 考案の効果
前述の様に構成し作用をなすこの考案のものに
於いては、背丈が高く、底面積は余り大きいもの
であつても、内外フードは両開き型にすることが
出来るし、受け皿部は浅く、被収納物の出し入れ
部分が大きく開口でき、然も各フードは開いた状
態で安定良く、被収納物の出し入れ中に、前記フ
ードが誤つて閉じてしまうおそれのない。
於いては、背丈が高く、底面積は余り大きいもの
であつても、内外フードは両開き型にすることが
出来るし、受け皿部は浅く、被収納物の出し入れ
部分が大きく開口でき、然も各フードは開いた状
態で安定良く、被収納物の出し入れ中に、前記フ
ードが誤つて閉じてしまうおそれのない。
また前記クリツク機構はそれぞれの短枢軸に単
一の軸方向に畝を持つかまぼこ型係止突起とこれ
と嵌合する軸方向の窪みが内外フードの軸嵌合孔
にそれぞれ1個づづ設けて形成したものであるか
ら、各短枢軸には係止突起がそれぞれ1個でよ
く、これら各短枢軸の構造が複雑にならず、丈夫
に形成できる。
一の軸方向に畝を持つかまぼこ型係止突起とこれ
と嵌合する軸方向の窪みが内外フードの軸嵌合孔
にそれぞれ1個づづ設けて形成したものであるか
ら、各短枢軸には係止突起がそれぞれ1個でよ
く、これら各短枢軸の構造が複雑にならず、丈夫
に形成できる。
また請求項第2項記載の前記クリツク機構が、
前記各短枢軸は内外二重の嵌合分解型であり、そ
れぞれ外端面に鍔が形成してあり、外軸の外周面
には前記軸受部と固定するキー状突起と内外ケー
ス嵌合部には軸方向の割溝がそれぞれ設けてあ
り、内軸には前記外側軸の割溝部分を貫通して外
側軸の外周面外に突出するクリツク機構の一方を
成すかまぼこ型の係止突起が半径方向に弾発的に
出没可能に形成したものである場合は、各内外フ
ードの軸嵌合孔は固定されている外軸の外周面で
確実に枢着され、内軸の係止突起は内外フードの
回動時に半径方向のみの力が作用し、係止突起の
出没作用が軽快で、各内外フードの操作が軽快と
なる。
前記各短枢軸は内外二重の嵌合分解型であり、そ
れぞれ外端面に鍔が形成してあり、外軸の外周面
には前記軸受部と固定するキー状突起と内外ケー
ス嵌合部には軸方向の割溝がそれぞれ設けてあ
り、内軸には前記外側軸の割溝部分を貫通して外
側軸の外周面外に突出するクリツク機構の一方を
成すかまぼこ型の係止突起が半径方向に弾発的に
出没可能に形成したものである場合は、各内外フ
ードの軸嵌合孔は固定されている外軸の外周面で
確実に枢着され、内軸の係止突起は内外フードの
回動時に半径方向のみの力が作用し、係止突起の
出没作用が軽快で、各内外フードの操作が軽快と
なる。
(実施例固有の効果)
実施例のものにおいては個々の請求項の効果を
全て奏する他、内外フードB1,B2の形状がその
軸嵌合孔23a,23bまでの垂直側壁部20
a,20b部分の高さと天蓋部21a,21bの
高さがほぼ同じ程度、つまりこれら内外フード
B1,B2を水平にしたときに、その軸嵌合孔23
a又は23bの軸線の左右に於いて、重さが殆ど
同一か若しくは垂直側壁部20a,20bの方が
天蓋部21a,21bより重い場合であつても、
クリツク機構である窪み28,29と係止突起3
8との掛合によつて係止されるから、これら内外
フードB1,B2は開いた状態で安定し、前記内外
フードB1,B2の形状をこれらによつて囲まれる
底面積の割合に背の高い形状にも出来、台所の調
理台近傍の比較的狭隘な場所に置くことが出来
る。
全て奏する他、内外フードB1,B2の形状がその
軸嵌合孔23a,23bまでの垂直側壁部20
a,20b部分の高さと天蓋部21a,21bの
高さがほぼ同じ程度、つまりこれら内外フード
B1,B2を水平にしたときに、その軸嵌合孔23
a又は23bの軸線の左右に於いて、重さが殆ど
同一か若しくは垂直側壁部20a,20bの方が
天蓋部21a,21bより重い場合であつても、
クリツク機構である窪み28,29と係止突起3
8との掛合によつて係止されるから、これら内外
フードB1,B2は開いた状態で安定し、前記内外
フードB1,B2の形状をこれらによつて囲まれる
底面積の割合に背の高い形状にも出来、台所の調
理台近傍の比較的狭隘な場所に置くことが出来
る。
図面はこの考案の代表的な実施例を示すもので
あつて、第1図は全体の縦断側面図、第2図は外
観斜視図、第3図はクリツク機構及び枢着部分の
縦断正面図、第4図はクリツク機構及び枢軸の分
解斜視図である。 図中主な符号、A……本体、10……受け皿
部、11……軸受部、13a,13b……軸受
孔、14……キー溝、B1,B2……内外フード、
23a,23b……軸嵌合孔、28,29……窪
み、C1,C2……短枢軸、34……キー突起、3
8……係止突起。
あつて、第1図は全体の縦断側面図、第2図は外
観斜視図、第3図はクリツク機構及び枢着部分の
縦断正面図、第4図はクリツク機構及び枢軸の分
解斜視図である。 図中主な符号、A……本体、10……受け皿
部、11……軸受部、13a,13b……軸受
孔、14……キー溝、B1,B2……内外フード、
23a,23b……軸嵌合孔、28,29……窪
み、C1,C2……短枢軸、34……キー突起、3
8……係止突起。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1) 受け皿部の両側より一体に起立した一対の
軸受部を有する本体と四半円筒形状の内外フー
ドとこれらを結合する一対の短枢軸とよりな
り、これらの各部材が合成樹脂成形品よりな
り、前記内外フードは相互に向い合わせの状態
で、これらの側壁部は前記本体の一対の軸受部
のそれぞれに対し、水平な単一の軸線上位置に
おいて、共通の前記一対の短枢軸によつてそれ
ぞれ内外フードが独立して閉位置から開位置ま
で回動自在に枢着してある両開き型のものにお
いて、 前記内外のフードは、四半円筒形状の天蓋部
と、この下部に連なる垂直な平面コ字形状の垂
直側壁部とが形成してなり、 前記各軸受部と各短枢軸とは回動不能に嵌合
してあり、内外フードと各短枢軸の嵌合面にそ
れぞれ独立して開位置で係止するクリツク機構
が設けてあり、このクリツク機構はそれぞれの
短枢軸に単一の軸方向に畝を持つかまぼこ型の
係止突起とこれと嵌合する軸方向の溝状の窪み
が内外フードの短枢軸嵌合孔にそれぞれ少なく
とも1個づづ設けて形成したものであることを
特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
のフード付き整理ケース。 2) 前記各短枢軸は内外二重の嵌合分解型であ
り、それぞれ外端面に鍔が形成してあり、前記
各短軸の一部を為す外軸の外周面には前記軸受
部と固定するキー状突起と、軸方向の割溝がそ
れぞれ設けてあり、内軸には前記外軸の割溝部
分を貫通して外軸の外周面外に突出するクリツ
ク機構の一方をなすかまぼこ型の係止突起が半
径方向に弾発移動可能に形成したものであるこ
とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
記載のフード付き整理ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989063022U JPH0537818Y2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989063022U JPH0537818Y2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH033274U JPH033274U (ja) | 1991-01-14 |
JPH0537818Y2 true JPH0537818Y2 (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=31592704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989063022U Expired - Lifetime JPH0537818Y2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0537818Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4741831B2 (ja) * | 2004-11-24 | 2011-08-10 | 宇部日東化成株式会社 | 梱包箱 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5622778Y2 (ja) * | 1978-04-19 | 1981-05-28 |
-
1989
- 1989-05-31 JP JP1989063022U patent/JPH0537818Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH033274U (ja) | 1991-01-14 |
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