JPH053734U - バツクアツプリング損傷防止機構 - Google Patents
バツクアツプリング損傷防止機構Info
- Publication number
- JPH053734U JPH053734U JP5706591U JP5706591U JPH053734U JP H053734 U JPH053734 U JP H053734U JP 5706591 U JP5706591 U JP 5706591U JP 5706591 U JP5706591 U JP 5706591U JP H053734 U JPH053734 U JP H053734U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- backup ring
- backup
- gap
- seal
- Prior art date
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- Pending
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- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 圧力機器のシール部に用いられているバック
アップリングの損傷防止を計る。 【構成】 圧力機器のシール部に用いられているバック
アップリング6は、一般に硬い材質の合成樹脂などが使
用されているが、容器3内の圧力が超高圧になった場合
シール部の容器に僅かな隙間があったりすると、バック
アップリングがその隙間に押し込まれて損傷しシールの
寿命が短くなる。バックアップリングが容器の隙間に押
し込まれないような保護リングを用いて、バックアップ
リングの損傷を防止する。
アップリングの損傷防止を計る。 【構成】 圧力機器のシール部に用いられているバック
アップリング6は、一般に硬い材質の合成樹脂などが使
用されているが、容器3内の圧力が超高圧になった場合
シール部の容器に僅かな隙間があったりすると、バック
アップリングがその隙間に押し込まれて損傷しシールの
寿命が短くなる。バックアップリングが容器の隙間に押
し込まれないような保護リングを用いて、バックアップ
リングの損傷を防止する。
Description
【0001】
本考案は、液圧機器のシール機構に係り、詳しくはバックアップリングの損傷
防止機構に関する。
【0002】
図4は液圧機器41の断面図で、P部は液圧機器の内部の作動液42が外部へ
洩れるのを防止するためのシール機構である。
図5は上記P部の拡大図で、43は容器、44はその蓋、45はシール(Oリ
ング)、46はバックアップリングである。作動液42が高圧でしかも蓋44と
容器43との間に僅かな隙間Bがある時は、シール45は比較的柔らかいゴムま
たは合成樹脂などでできているため、その隙間Bに押し込まれて損傷することが
ある。これを防止するため、バックアップリング46が通常用いられている。
【0003】
図6は別の例で、高圧プランジャポンプ50の例である。図6において51は
ポンプケース、52はプランジャ、54、55、56、57、58はシール機構
である。ポンプ室60が高圧になったとき弾性シール57のためバックアップリ
ング58が設けられていて、プランジャ52と調整ねじ59との間に隙間Cがあ
っても弾性シール57を保護している。
【0004】
しかし、一般に使用されているバックアップリングの材質は比較的硬い合成樹
脂などであるが、図4における作動液42や図6におけるポンプ室60の圧力
が超高圧になった場合、バックアップリングでも隙間BやCに押し込まれて損傷
することがある。本考案はこのようなときにも損傷することのないバックアップ
リングを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】
本考案は、前述のような隙間があってもバックアップリングが高圧のため変形
して隙間に押し込まれないように、バックアップリングの隙間付近を硬い金属で
カバーしてバックアップリングの変形を防ごうとしたものである。
【0006】
図1にその1実施例を、図2には図1の応用例を示す。
図1は図4の圧力機器のP部つまり図5に相当する部分に本考案を実施した実
施例で、1の圧力機器は容器3に蓋4をあてて作動液の洩れるのを5のOリング
とそのバックアップリング6でシールしている。容器3と蓋4との間に僅かでは
あるがKの隙間があって且つ容器内2の圧力が非常な高圧になるため、バックア
ップリング6の保護リング7を設けたものである。この保護リング7は材料とし
て鋼材のような硬い材料を用いることによって隙間Kにバックアップリングが押
し込まれて破損するのを防止している。
【0007】
図2は図1の保護リング7が三角形の断面をしているのに対して、保護リング
7aはL字形の断面にして、製造をしやすくしたものである。
【0008】
図3は図6に示す高圧プランジャポンプのシール部のバックアップリング58
を本考案により改善したた実施例である。
図3において、21はポンプケース22はプランジャ、23は位置決めのリン
グ、24は支持リング、25は弾性リング、26、27はそれぞれ弾性シール、
28はバックアップリング、29は調整ねじである。30はポンプ室で、プラン
ジャ22がこの図で左右に往復運動することによりポンプ室30に作動液が吸入
圧縮されて高圧が発生する。24は比較的硬い樹脂でできた支持リングで、ポン
プ室30の高圧を受けてその力を弾性リング25に伝達する。弾性シール26は
弾性リング25が受けた力でポンプケース21の内面に押しつけられ、弾性シー
ル27は同様に弾性リング25が受けた力でプランジャ22の外面に押しつけら
れて高圧の作動液が外部に洩れるのをシールする。28はバックアップリングで
あるが、ポンプケース21と調整ねじ29との間の僅かな隙間M,またプランジ
ャ22と調整ねじ29との間の僅かな隙間Nにバックアップリングが押し込まれ
て破損するのを防止するために、保護リング28a、28bを設けたものである
。保護リングの断面形状は図3では三角形であるが、図2で示したようにL形で
もよく、また四角形でもよい。
【0009】
上述したように、保護リングを有するバックアップリングは特に高圧時僅かな
隙間に押し込まれて破損することが防止でき、シールの寿命を長く保つことがで
きるので、その実用的価値は極めて高いものである。
【図1】圧力機器のシール部における本考案実施例の断
面図である。
面図である。
【図2】図1の実施例の応用例の断面図である。
【図3】プランジャポンプのシール部における本考案実
施例の断面図である。
施例の断面図である。
【図4】圧力機器のシール部の従来技術の断面図であ
る。
る。
【図5】図4のシール部の拡大断面図である。
【図6】プランジャポンプの従来技術の断面図である。
1 圧力機器
2 容器内
3 容器
4 蓋
5 Oリング
6 バックアップリング
7 保護リング
7a 保護リング
21 ポンプケース
22 プランジャ
23 位置決めリング
24 支持リング
25 弾性リング
26 弾性シール
27 弾性シール
28 バックアップリング
28a 保護リング
28b 保護リング
29 調整ねじ
30 ポンプ室
Claims (2)
- 【請求項1】 圧力機器のシール部に用いられるバック
アップリングにおいて、そのバックアップリングの一部
に保護リングを設けてなるバックアップリング損傷防止
機構。 - 【請求項2】 保護リングの数は必要に応じ1個もしく
は2個を用いた請求項1記載のバックアップリング損傷
防止機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5706591U JPH053734U (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | バツクアツプリング損傷防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5706591U JPH053734U (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | バツクアツプリング損傷防止機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053734U true JPH053734U (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=13045047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5706591U Pending JPH053734U (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | バツクアツプリング損傷防止機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH053734U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006070568A1 (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-06 | Nok Corporation | 密封装置 |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP5706591U patent/JPH053734U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006070568A1 (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-06 | Nok Corporation | 密封装置 |
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