[go: up one dir, main page]

JPH0534358Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0534358Y2
JPH0534358Y2 JP3122587U JP3122587U JPH0534358Y2 JP H0534358 Y2 JPH0534358 Y2 JP H0534358Y2 JP 3122587 U JP3122587 U JP 3122587U JP 3122587 U JP3122587 U JP 3122587U JP H0534358 Y2 JPH0534358 Y2 JP H0534358Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
sub
movable
piston component
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3122587U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63139352U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3122587U priority Critical patent/JPH0534358Y2/ja
Publication of JPS63139352U publication Critical patent/JPS63139352U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0534358Y2 publication Critical patent/JPH0534358Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車等のトルクコンバーターに使用
される直結用のロツクアツプダンパーに関する。
(従来技術及びその問題点) 一般にこの種のロツクアツプダンパーは第4図
に示すようにピストン構成体としてピストンプレ
ート14及びリテイニングプレート15を備え、
ピストン構成体をトーシヨンスプリング18を介
してタービン羽根車8に連結している。
このようなダンパーにおいて、ねじり時のヒス
テリシストルクは、第7図に示すようにトーシヨ
ンスプリング18とリテイニングプレート15の
保持部15dとの接触部分Aのみの摩擦で発生さ
せている。即ちトーシヨンスプリング18の圧縮
或は伸長時に、トーシヨンスプリング18とリテ
イニングプレート15が擦れるようにしている。
ところがトーシヨンスプリング18とリテイニ
ングプレート15との接触部分Aのみにおけるヒ
ステリシストルクだけでは、安定した十分なヒス
テリシストルクを発生させることは困難でり、ま
たヒステリシストルクを所望の大きさにコントロ
ールすることも困難である。
(考案の目的) 本考案の目的は、ピストン構成体の軸方向の円
滑な移動を確保し、しかも大きなヒステリシスト
ルクを発生出来るようにすることである。
(目的を達成するための技術的手段) 上記目的を達成するために本考案は、ドリブン
プレートの外周端部にドリブンプレートと一体的
に回転する複数個の可動サブプレートを、ドリブ
ンプレートに対して軸方向及び半径方向に移動可
能に備え、可動サブプレートの外周面にフエーシ
ングを設けると共に、上記フエーシングの半径方
向外方から対向する摩擦部をピストン構成体に形
成し、遠心力によりサブプレートを摩擦部に圧接
自在とし、ピストン構成体に円周方向に長いガイ
ド溝を形成し、該ガイド溝にサブプレートの突起
を係合して、サブプレートをピストン構成体に対
して回転方向移動可能かつピストン構成体と共に
軸方向移動可能としている。
(実施例) 第4図は本考案のロツクアツプダンパーが備え
られる自動車用トルクコンバーターの断面略図を
示しており、ハウジング1は円板状の端壁2と筒
状の周壁部3を備え、端壁2は入力軸(あるいは
エンジンのフライホイール)5に連結され、周壁
3の先端部はポンプ羽根車7の外周端部に連結さ
れている。ポンプ羽根車7に対向するタービン羽
根車8は出力軸10に一体的に連結されており、
タービン羽根車8とポンプ羽根車7の間にはワン
ウエイクラツチ12を有するステータ羽根車9が
配置されている。
ロツクアツプダンパーDはピストン構成体とし
てピストンプレート14及びリテイニングプレー
ト15を一体的に備え、ハウジング端壁2とター
ビン羽根車8の間に配置されている。ピストンプ
レート14の内周端部は出力軸10と一体の筒部
22の外周に軸方向移動自在に嵌合している。ピ
ストンプレート14のハウジング端壁2側の側面
には、ハウジング端壁2に〓間を隔てて対向する
環状フエーシング16が一体的に設けられてい
る。ピストンプレート14の両側にはそれぞれ油
室30,31が形成され、タービン羽根車側の油
室30は例えばタービン室内及びコントロールバ
ルブ等を介して油圧ポンプに連通しており、ポン
プ羽根車7とタービン羽根車8の回転速度比が略
1:1に近付くと、油室30の圧力を油室31の
圧力よりも高くして、両油室30,31の圧力差
によりピストンプレート14を端壁2側に移動
し、フエーシング16を端壁2に圧接するように
なつている。
リテイニングプレート15は環状に形成される
と共に、複数本のリベツト19によりピストンプ
レート14のタービン羽根車側の面に固着されて
いる。
第1図において、リテイニングプレート15の
外周端部には、軸方向と略平行にタービン羽根車
側に「へ」の字形に折り曲げられたトーシヨンス
プリング外側保持部15dが形成されると共に、
半径方向内方に断面形状コの字形に折れ曲がる突
起部15cが形成されている。さらに上記保持部
15dから半径方向内方に隔てた部分には、軸方
向と平行にタービン羽根車側に折り曲げられたト
ーシヨンスプリング内側保持部15a及び突起部
15bが形成されている。リテイニングプレート
15の両突起部15b,15c間にはドリブンプ
レート21の突起部21aが突入し、トーシヨン
スプリング18の回転方向端縁に当接自在となつ
ている。ドリブンプレート21はタービン羽根車
8に固着されている。
第4図のV矢視図を示す第5図において、外側
保持部15dは円周方向に間隔を隔てて複数個形
成されており、内側保持部15aは上記外側保持
部15dに対応する位置に複数個形成され、両保
持部15d,15aにより各トーシヨンスプリン
グ18の外側及び内側を回転方向移動可能に保持
している。リテイニングプレート15の両突起部
15b、15cは各トーシヨンスプリング18間
に形成され、トーシヨンスプリング18の回転方
向端縁に当接或は対向している。
本考案の要部であるヒステリシストルク発生機
構を第1図により説明すると、ドリブンプレート
21の外周端部には円周方向に間隔を隔てて複数
個の支持アーム21bが形成されており、該支持
アーム21bは半径方向外方へと延び、支持アー
ム21bの外周端部には該アーム21bに対して
軸方向及び半径方向に移動可能に可動サブプレー
ト33が嵌合している。可動サブプレート33の
外周面にはフエーシング35が接着されており、
一方ピストンプレート15の外周端部には上記フ
エーシング35に半径方向外方から対向する円筒
状摩擦部37が一体に形成されている。
可動サブプレート33のピストンプレート14
側の端部には半径方向外方に突出する突起33b
が一体に形成され、一方摩擦部37には第2図に
示すように円周方向に長いガイド溝38が形成さ
れ、該ガイド溝38に上記サブプレート33の突
起33bが係合している。即ちサブプレート33
はピストンプレート14に対して円周方向には移
動可能であるが軸方向にはピストンプレート14
と共に移動する。なお突起33bとガイド溝38
の円周方向端縁との〓間Lは、ピストンプレート
14とドリブンプレート21の間の最大ねじり角
に対応する移動距離より大きく設定されている。
第3図において可動サブプレート33の円周方
向端部には半径方向内方に延びる舌部33aが形
成され、該舌部33aがアーム21bの円周方向
端縁に係合することにより、可動サブプレート3
3はドリブンプレート22と一体的に回転するよ
うになつている。またサブプレート33及びフエ
ーシング35は摩擦部37の形状に沿うように円
弧形に形成されている。
作動について説明する。まずトルクコンバータ
ー全体の作動を簡単に説明すると、第4図におい
て入力軸5からハウジング1に伝達された回転ト
ルクは、ポンプ羽根車7から内部の作動油を介し
てタービン羽根車8に伝達され、タービン羽根車
8から出力軸10に伝達される。
タービン羽根車8とポンプ羽根車7の速度比が
1:1に近付くと、両油室30,31間の圧力差
により、ピストンプレート14を端壁2側に移動
させ、フエーシング16を端壁2に圧接する。そ
れにより端壁2からタービン羽根車8へと直接ト
ルクが伝達される。このトルクは第1図の両突起
部15b,15cからトーシヨンスプリング18
を介してドリブンプレート21に伝達され、さら
に第4図のタービン羽根車8から出力軸10へと
伝達される。
トルク伝達時は、トーシヨンスプリング18が
突起部15b,15cとドリブンプレート21の
突起部21aの間で圧縮されることにより、ピス
トンプレート14及びリテイニングプレート15
がドリブンプレート21に対して相対的に捩れ、
これによりトルク振動が吸収される。
サブプレート33の作動について説明すると、
第1図のサブプレート33はドリブンプレート2
1と一体的に回転するので、サブプレート33は
遠心力により半径方向外方に移動し、フエーシン
グ35は摩擦部37の内周面に押し付けられる。
摩擦部37とフエーシング35の間の摩擦力によ
りヒステリシストルクが発生し、それによりねじ
り振動による騒音等が効果的に防止される。上記
ヒステリシストルクは遠心力が増加するに従い増
加することになるので、回転数が増加するとヒス
テリシストルクは増大する。
またピストンプレート14が端壁2側に移動す
る際には、サブプレート33は突起33bを介し
てピストンプレート14と一体的に軸方向に移動
するので、ピストン移動の妨げになることはな
い。
またサブプレート33の配置数を調整すること
により、各種トルクコンバーターに適応したヒス
テリシストルクを発生させるようにすることがで
きる。
(別の実施例) (1) 第6図に示す実施例は、リテイニングプレー
ト15に摩擦部37を一体に形成した例であ
る。その他の部分は第1図の構造と同様であ
り、第1図と同じ部品には同じ番号を付してい
る。
(2) サブプレート33にこれを半径方向外方に軽
く付勢するばね機構を連結し、フエーシング3
5を予め摩擦部37に軽く接触させるようにし
ておくこともできる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によると: (1) ドリブンプレート21の外周端部に、遠心力
により半径方向外方に移動してピストン構成体
の摩擦部37に圧接する可動サブプレート33
を設けているので、サブプレート33のフエー
シング35と摩擦部37の摩擦により、第6図
の従来構造のヒステリシストルクより大きなヒ
ステリシストルクを発生させることができる。
従つて大きなヒステリシストルクが必要な各
種トルクコンバーターにも十分に対応すること
ができ、各トルクコンバーター毎に適切なヒス
テリシスクを発生させて、効果的に騒音等を防
止できる。
(2) サブプレート33の数を変更することによ
り、簡単にヒステリシストルクをコントロール
することができる。
(c) ドリブンプレート21の回転による遠心力に
よりフエーシング35と摩擦部37の圧接力を
得るようにしているので、必ずしもばね等の押
圧手段を備える必要はなく、構造が簡単であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したロツクアツプダンパ
ーの縦断面拡大図(第4図の部分の拡大図)、
第2図は第1図の矢視部分図、第3図は第1図
の−断面図、第4図は本考案によるロツクア
ツプダンパーを備えたトルクコンバーターの断面
略図、第5図は第4図の矢視図、第6図は別の
実施例の縦断面拡大図、第7図は従来例の縦断面
拡大図である。1……ハウジング、5……入力
軸、7……ポンプ羽根車、8……タービン羽根
車、10……出力軸、14,15……ピストンプ
レート,リテイニングプレート、(ピストン構成
体)、18……トーシヨンスプリング、21……
ドリブンプレート、33……サブプレート、35
……フエーシング、37……摩擦部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力側のハウジングとタービン羽根車の間にピ
    ストン構成体を軸方向移動自在に配置し、ピスト
    ン構成体の外周端部の突起部とタービン羽根車側
    のドリブンプレートの突起部の間にトーシヨンス
    プリングを円周方向圧縮自在に配置し、ピストン
    構成体の軸方向の移動によりピストン構成体をハ
    ウジングに圧接自在としたトルクコンバーター用
    ロツクアツプダンパーにおいて、ドリブンプレー
    トの外周端部にドリブンプレートと一体的に回転
    する複数個の可動サブプレートを、ドリブンプレ
    ートに対して軸方向及び半径方向に移動可能に備
    え、可動サブプレートの外周面にフエーシングを
    設けると共に、上記フエーシングの半径方向外方
    から対向する摩擦部をピストン構成体に形成し、
    遠心力によりサブプレートを摩擦部に圧接自在と
    し、ピストン構成体に円周方向に長いガイド溝を
    形成し、該ガイド溝にサブプレートの突起を係合
    して、サブプレートをピストン構成体に対して回
    転方向移動可能かつピストン構成体と共に軸方向
    移動可能としたことを特徴とするトルクコンバー
    ター用ロツクアツプダンパー。
JP3122587U 1987-03-04 1987-03-04 Expired - Lifetime JPH0534358Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3122587U JPH0534358Y2 (ja) 1987-03-04 1987-03-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3122587U JPH0534358Y2 (ja) 1987-03-04 1987-03-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63139352U JPS63139352U (ja) 1988-09-13
JPH0534358Y2 true JPH0534358Y2 (ja) 1993-08-31

Family

ID=30836763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3122587U Expired - Lifetime JPH0534358Y2 (ja) 1987-03-04 1987-03-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0534358Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007009991A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Exedy Corp ダンパー機構及び流体式トルク伝達装置のロックアップ装置
JP5332837B2 (ja) * 2009-04-07 2013-11-06 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 発進装置
KR101973976B1 (ko) * 2017-11-30 2019-04-30 현대 파워텍 주식회사 토크컨버터

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63139352U (ja) 1988-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2795430B2 (ja) 振動ダンパ組立体
JP2557778Y2 (ja) トルクコンバータ用ロックアップ装置
JPS63251661A (ja) トルクコンバ−タ用のダンパ−装置
JP3752404B2 (ja) トルクコンバータ用ロックアップ装置
JPH06294458A (ja) ロックアップクラッチを有する流体力学的なトルクコンバータ
JPH0669504U (ja) トルクコンバータ用ロックアップ装置
JPH0624604Y2 (ja) トルクコンバ−タ−用ロツクアツプダンパ−
US5401213A (en) Clutch and damper assembly
JP3522451B2 (ja) ロックアップクラッチ
JPH0348434Y2 (ja)
JPH0534358Y2 (ja)
US5482151A (en) Lockup unit for torque converter having a friction element
JP4709760B2 (ja) 多機能手段を備える自動車用の摩擦クラッチ
JP3577671B2 (ja) 特に自動車用の流体力学的結合装置
US5597355A (en) Torsional damper with guided friction blocks
KR100264845B1 (ko) 댐퍼 기계장치
JP3682214B2 (ja) トルク伝達装置
JP3934403B2 (ja) 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置
KR100634274B1 (ko) 비틀림 댐퍼 및 마찰 링 조립체
JP3608247B2 (ja) トルクコンバータのロックアップクラッチ
JPH0643860B2 (ja) トルクコンバータ用のダンパー機構
JPH0735158Y2 (ja) トルクコンバータのロックアップダンパー装置
JPH01150067A (ja) ロックアップクラッチの摩擦装置
JPH0562665B2 (ja)
JPH0534361Y2 (ja)