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JPH05326968A - 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法

Info

Publication number
JPH05326968A
JPH05326968A JP13321492A JP13321492A JPH05326968A JP H05326968 A JPH05326968 A JP H05326968A JP 13321492 A JP13321492 A JP 13321492A JP 13321492 A JP13321492 A JP 13321492A JP H05326968 A JPH05326968 A JP H05326968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
type impurity
conductivity
concentration
impurity region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13321492A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Miyasato
達也 宮里
Kanji Hirano
幹二 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP13321492A priority Critical patent/JPH05326968A/ja
Publication of JPH05326968A publication Critical patent/JPH05326968A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 EPROMトランジスタの書き込みを速める
ためにチャンネル直下のドレイン近傍に注入されるP型
不純物領域がしきい値電圧に影響しないようにし、EP
ROMトランジスタのパターニングをサイドウォール形
成前に行うことでサイドウォールの残渣によるエッチン
グ異常を防止する。 【構成】 フローティングゲート型不揮発性半導体記憶
装置のEPROM領域12にゲートを設け、このゲート
にサイドウォール7を形成した後、通常のイオン注入法
と斜めイオン注入法を用いて、ソース、ドレイン領域と
なる低濃度N型不純物領域8(a)と高濃度N型不純物
領域9を形成し、かつEPROM領域12のP型半導体
基板1にP型不純物領域10を形成する。従って、サイ
ドウォールの残渣の悪影響なく、閾値に影響せず、書き
込みを速めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置及びその製造
方法に関し、特にEPROM(ElectricallyProgrammabl
e ROM)等の紫外線消去型の不揮発性半導体記憶装置及
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の急速な微細化によ
り、通常トランジスタ領域はホットキャリア耐性の向上
を図るため、ゲートの両側にサイドウォールを形成した
LDD型のドレイン構造を有するのが一般的となってき
ている。
【0003】しかし、フローティングゲート型不揮発性
半導体記憶装置(以下ではEPROMと略す)の場合ゲ
ート電極及びドレイン領域に高電圧を印加し、ゲート電
極直下のドレイン領域近傍でアバランシェ型のブレーク
ダウンを起こさせる。そしてその時発生したホットエレ
クトロンがフローティングゲートに注入することによっ
てしきい値電圧が変化する。その変化を利用し、不揮発
性の記憶を行なっている。そのため、EPROMはアバ
ランシェ型のブレークダウンが発生しやすいシングルド
レイン構造を有するのが一般的であった。したがって、
EPROM領域はサイドウォールを形成しないシングル
ドレイン構造を、周辺トランジスタ領域はサイドウォー
ルを形成するLDD型ドレイン構造をとるという複雑な
工程を行っていた。
【0004】また、EPROMにおいては一般に、トラ
ンジスタの書き込みを速くするためにゲート電極を形成
する前にゲート電極直下の深部に半導体基板と同一導電
型低濃度不純物領域をソース領域からドレイン領域にま
たがって形成する工程をとっていた。
【0005】以上に示した従来の技術のEPROM領域
のシングルドレイン構造、EPROM周辺トランジスタ
領域のLDD型ドレイン構造及びEPROMのゲート電
極直下の低濃度不純物領域の形成方法を図9から図14
を用いて説明する。
【0006】図9に示すように、P型半導体基板1上に
素子分離のための選択酸化膜2を形成した後、フォトレ
ジスト14を用いてP型半導体基板1のEPROM領域
12上に深さが約0.3〜0.5μmのP型半導体基板1
と同一導電型の低濃度P型不純物領域19(注入量にし
て約3×1012/cm2)を形成する。
【0007】次に図10に示すように、第1ゲート酸化
膜3を成長させ、さらにその上にEPROM領域12の
フローティングゲートとなる第1多結晶シリコン膜4を
成長させ、リンドープした後、フォトレジスト14を用
いてパターニングし、EPROM領域12にのみ第1ゲ
ート酸化膜3及び第1多結晶シリコン膜4を残す。
【0008】次に図11に示すように、第2ゲート酸化
膜5、EPROM領域12のコントロールゲート及び周
辺トランジスタ領域13のゲートとなる第2多結晶シリ
コン膜6を成長させリンドープし、その後フォトレジス
ト14を用いて周辺トランジスタ領域のゲート6(b)
及び第2ゲート酸化膜5(b)をパターニングする。こ
のとき、EPROM領域12はフォトレジスト14で覆
われている。次に、低濃度N型不純物領域8を形成する
ために周辺トランジスタ領域13に例えば燐イオンをほ
ぼ垂直に注入量約5×1013/cm2を注入する。このと
きP型半導体基板1のEPROM領域12上は第2多結
晶シリコン膜6及び第1多結晶シリコン膜4に覆われて
いるため燐イオンは注入されない。
【0009】次に図12に示すように、HTO膜(高温
成長酸化膜)、もしくはTEOS膜(有機シリコンテト
ラエポキシシラン)を約250nm成長させドライエッチ
ング法によりゲート電極の側壁にサイドウォール7を形
成する。
【0010】次に図13に示すように、フォトレジスト
14を用いてEPROM領域12のコントロールゲート
6(a)、フローティングゲート4(a)、第1ゲート
酸化膜3(a)、第2ゲート酸化膜5(a)をパターニ
ングする。このとき、周辺トランジスタ領域13はフォ
トレジスト14で覆われている。
【0011】次に図14に示すように、EPROM領域
12及び周辺トランジスタ領域13に同時にN型不純物
である砒素イオンをほぼ垂直に低濃度N型不純物領域8
よりも浅い領域に例えば注入量にして約4×1015/cm
2注入する。その後の熱処理を経て、周辺トランジスタ
領域13の燐イオンだけを注入した低濃度N型不純物領
域8(a)は低濃度N型ソース、ドレイン領域となり、
砒素イオン及び燐イオンを注入した高濃度N型不純物領
域9は高濃度N型ソース、ドレイン領域となる。また、
EPROM領域12の砒素イオンを注入したN型不純物
領域11はソース領域及びドレイン領域となる。
【0012】なお図12から図14は熱処理による拡散
後の状態で不純物領域を表示している。その後の工程断
面図は省略するが通常のプロセスに従い、層間膜、コン
タクト孔、Al配線、表面保護膜を形成して完成する。
【0013】このようにしてEPROM領域12にはシ
ングルドレイン構造を、周辺トランジスタ領域13には
LDD型のソース、ドレイン構造を、EPROMのゲー
ト電極直下に低濃度不純物領域を形成していた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように上記した製
造方法では、第一にEPROM領域12をシングルドレ
イン構造に、周辺トランジスタ領域13をLDD型ソー
ス、ドレイン構造にするために、サイドウォール7の形
成を行ってからEPROM領域12のゲート電極のパタ
ーニングを行なうプロセスにせざるをえなかった。しか
しEPROM領域12のゲート電極を形成する領域が多
結晶シリコンの積層構造であるため表面の凹凸が激しく
周辺トランジスタ領域13のソース、ドレイン領域を形
成する際に用いたサイドウォール膜(HTO膜もしくは
TEOS膜等)の残膜が残ることがしばしばあり、EP
ROM領域12のパターニング(多結晶シリコン膜のド
ライエッチ)時に、ドライエッチング異常を発生する問
題点を有していた。以下にそのドライエッチング異常を
起こす過程を図15から図19を用いて説明する。
【0015】なお、従来の技術には、ドライエッチング
異常を起こさない場合の製造工程を示している。
【0016】図15から図19は、図9から図14と異
なりEPROM領域12のみを示しており、サイドウォ
ール膜7(a)形成後からEPROM領域12のゲート
電極形成までの工程を示している。
【0017】図15に示すように第2多結晶シリコン膜
6の上にサイドウォール膜7(a)を形成する。その後
周辺トランジスタ領域にサイドウォールを形成するため
に、サイドウォール膜7(a)をエッチングすると図1
6に示すように第2多結晶シリコン膜6の表面の段差の
凹部にサイドウォール膜7(a)が残ってしまうことが
ある。その場合、その後第2多結晶シリコン膜6のエッ
チングを行うと図17に示すようにサイドウォール膜7
(a)とともに、サイドウォール膜7(a)が残ってい
る領域の下の第2多結晶シリコン膜6も残ることにな
る。
【0018】次に、第2ゲート酸化膜5のエッチングを
行うと図18に示すように残っていたサイドウォール7
(a)及び第2ゲート酸化膜5の大部分が除去される
が、残っていた第2多結晶シリコン膜6(c)及びその
直下の第2ゲート酸化膜5(a)はそのまま残る。その
後第1多結晶シリコン膜4のエッチングを行うと、図1
9に示すように第1多結晶シリコン膜4の大部分と残っ
ていた第2多結晶シリコン膜6(c)が除去される。し
かし、多結晶シリコン6(c)が残っていた領域の直下
の酸化膜5(a)は残る。酸化膜5(a)の一部が残っ
ているとその下の多結晶シリコン4(b)の一部が残り
電気的にはリークの原因になる。
【0019】第二にP型半導体基板1のEPROM領域
12上に注入されるP型半導体基板1と同一導電型の低
濃度P型不純物がフローティングゲート4(a)形成前
にチャネル全体にわたって注入されるためチャネル直下
全体に分布することとなり、チャネルの表面のP型不純
物濃度がこの注入に影響されて増加する。すなわち、し
きい値電圧の変動要因が増え、製造時の工程管理を複雑
にするという問題点が生じた。
【0020】本発明は上記課題を解決するもので、EP
ROM領域12のパターニング(多結晶シリコンのドラ
イエッチ)時に発生していたサイドウォール膜7(a)
の残膜による多結晶シリコンのドライエッチング異常を
防止することができ、かつEPROM領域12のP型半
導体基板1深くに注入するP型半導体基板1と同一導電
型の低濃度P型不純物がしきい値電圧に影響しないよう
にすることができる不揮発性半導体記憶装置及びその製
造方法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、不揮発性半導体記憶装置において、第一導
電型半導体基板上に形成されたゲート電極と、前記第一
導電型半導体基板に第二導電型不純物をイオン注入する
ことにより形成されるソース領域及びドレイン領域と、
少なくともゲート電極のドレイン側のエッジ直下に存在
しかつドレイン領域のみに接する第一導電型不純物領域
とから成るものである。
【0022】また、不揮発性半導体記憶装置の製造方法
において、第一導電型半導体基板上にゲート電極を形成
する工程と、前記第一導電型半導体基板に前記第一導電
型半導体基板と反対の導電型の第二導電型不純物をほぼ
垂直にイオン注入することによって低濃度第二導電型不
純物領域を形成する工程と、前記ゲート電極側壁にサイ
ドウォールを形成する工程と、前記低濃度第二導電型不
純物領域に第二導電型不純物をほぼ垂直にイオン注入す
ることによって前記低濃度第二導電型不純物領域より浅
い領域に高濃度第二導電型不純物領域を形成する工程
と、前記半導体基板に対してドレイン側からチャンネル
方向に向かって斜めに第二導電型不純物をイオン注入す
ることによって高濃度第二導電型不純物領域と低濃度第
二導電型不純物領域から成るソース領域及びドレイン領
域を形成する工程とを有し、前記ドレイン領域において
高濃度第二導電型不純物領域が横方向に広がり低濃度第
二導電型不純物領域と高濃度第二導電型不純物領域のチ
ャンネル側の端がゲートエッジでほぼ等しくなることを
特徴とするものである。
【0023】また、半導体基板上にゲート電極を形成す
る工程と、前記第一導電型半導体基板に第二導電型不純
物をイオン注入することによってソース領域及びドレイ
ン領域を形成する工程と、前記第一導電型半導体基板に
対してドレイン側からチャンネル方向に向かって斜めに
第一導電型不純物をイオン注入することによって第一導
電型不純物領域を形成する工程とを有するものである。
【0024】
【作用】本発明は上記した構成により、第一に高濃度第
二導電型不純物領域及び低濃度第二導電型不純物領域か
ら成るソース領域及びドレイン領域を形成した後に、斜
めに第二導電型不純物をイオン注入することによって低
濃度第二導電型不純物領域と高濃度第二導電型不純物領
域のチャンネル側の端がゲートエッジでほぼ等しくなる
ようにしているのでLDD型ソース、ドレイン領域を形
成した後ドレイン領域を、シングルドレインと同様の特
性を持つ構造にすることができる。
【0025】第二に第一導電型半導体基板上にゲート電
極、ソース領域及びドレイン領域を形成した後に斜めに
第一導電型不純物をイオン注入しているのでチャンネル
表面には低濃度第一導電型不純物領域がほとんど形成さ
れず、ドレイン領域付近だけに第一導電型不純物領域を
形成することができるものである。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図2から図
8を参照にしながら説明する。
【0027】図2に示すように、従来の技術と同様の方
法でP型半導体基板1上に選択酸化膜2を形成した後、
選択酸化膜2で分離されたEPROM領域12と周辺ト
ランジスタ領域13上に、第1ゲート酸化膜3を成長さ
せ、続いてフローティングゲート電極となる第1多結晶
シリコン膜4を成長させる。その後、リンドープを経て
通常のフォトリソグラフィー技術とエッチング技術でフ
ォトレジスト14を用いて、EPROM領域12上にの
み第1ゲート酸化膜3及び第1多結晶シリコン膜4を残
す。
【0028】次に図3に示すようにフォトレジスト14
を取り除いた後、第2ゲート酸化膜5を成長させ、続い
てコントロールゲート6(a)及び周辺トランジスタ領
域のゲートとなる第2多結晶シリコン膜6を成長させ
る。その後、リンドープを経てフォトレジスト14を用
いて通常のフォトリソグラフィー技術とエッチング技術
でEPROM領域12上にコントロールゲート6(a)
及びフローティングゲート4(a)から成るEPROM
のゲート電極を形成する。この時周辺トランジスタ領域
13はフォトレジスト14によって覆われている。
【0029】次に図4に示すように図3に示したフォト
レジスト14を取り除いた後、EPROM領域12をフ
ォトレジスト14で覆い、通常のフォトリソグラフィー
技術とエッチング技術を用い周辺トランジスタ領域のゲ
ート6(b)を形成する。
【0030】次に図5に示すようにフォトレジスト14
を取り除いた後、EPROM領域12と周辺トランジス
タ領域13の両方にN型不純物である燐イオンを、通常
のイオン注入法によりほぼ垂直に例えば加速電圧40k
eV、注入量約5×1013/cm2で注入し低濃度N型不
純物領域8を形成する。
【0031】次に図6に示すように、たとえばHTO膜
もしくはTEOS膜を厚さ約250nmまで成長させ、通
常のドライエッチング技術を用いてゲート電極側壁にサ
イドウォール7を形成する。そして、改めてN型不純物
である砒素イオンを、通常のイオン注入法によりほぼ垂
直に、たとえば加速電圧40keV、注入量約4×10
15/cm2で注入し低濃度N型不純物領域8より浅い領域
に高濃度N型不純物領域9を形成する。低濃度N型不純
物領域8のうち砒素イオンが注入されなかった領域を低
濃度N型不純物領域8(a)とし、高濃度N型不純物領
域9及び低濃度N型不純物領域8(a)によりLDD型
のドレイン領域及びソース領域が構成されている。
【0032】次に図7に示すように、フォトレジスト1
4を用いて周辺トランジスタ領域13を覆い、P型半導体
基板1のうちEPROM領域12のみに対してN型不純
物の砒素イオン及びP型不純物のボロンイオンを、ドレ
イン側からチャンネル方向に向かって斜めイオン注入法
によりそれぞれ例えば、加速電圧40keV及び加速電
圧150keV、注入量約1×1015/cm2及び注入量
約3×1012/cm2、で注入する。その後、900℃、
60分程度のアニールを実施し拡散層の活性化を行な
う。
【0033】このとき砒素イオンの注入によりEPRO
M領域12の高濃度N型不純物領域9はサイドウォール
7下に拡がりゲートエッジにとどき低濃度N型不純物領
域8(a)のチャンネル側の端と一致する。よってチャ
ンネル付近においては従来構造と同様のシングルドレイ
ン構造をとることができる。
【0034】また、ボロンのイオン注入により低濃度P
型不純物領域10はゲート電極のドレイン側のエッジ直
下に存在し、かつドレイン領域のみに接する。なお、図
5から図7は熱処理による拡散の状態で表示しており、
EPROM領域12の拡大図を図1に示す。上記実施例
で用いた低濃度P型不純物領域は、高濃度N型不純物領
域9の濃度と比較して低濃度であるのであってP型半導
体基板1の濃度に対して低濃度であるわけではない。
【0035】その後図8に示すように、既知の方法で層
間膜15、コンタクト孔16、アルミニウム配線17、
表面保護膜18を形成する。
【0036】なお、本実施例においてはEPROM領域
12のコントロールゲート6(a)と周辺トランジスタ
領域のゲート6(b)の材料として多結晶シリコン膜を
用いて説明したが、他にアルミニウム、高融点金属をゲ
ート電極材料として用いても差し支えない。また、N型
半導体基板を用いてPチャネル型トランジスタとして形
成してもよい。各イオン注入についても所定の特性が得
られるのであればその順序は問わない。アニールについ
ても目的を果たすことができれば順序は問わない。
【0037】また、本実施例はLDD型ドレイン構造を
形成した後チャンネル付近においてシングルドレイン構
造と同じ特性をもつドレイン領域を形成するという第一
の特徴と、ゲート電極のドレイン側のエッジ直下に存在
し、かつドレイン領域のみに接する低濃度P型不純物領
域を形成するという第二の特徴とを有する工程をとって
いたが、どちらか一方の特徴だけを有する工程をとって
もそれぞれに関しては同様の効果が得られ、何ら問題は
ない。
【0038】また、本実施例では、低濃度P型不純物領
域10はドレイン領域全体に接する領域に形成していた
が、ドレイン領域の側面のみに接しかつチャンネル直下
のP型半導体基板1の表面にほとんど存在しないような
領域に形成してもよい。つまり、低濃度P型不純物領域
10は少なくともゲート電極のドレイン側のエッジ直下
さえ存在すればよい。
【0039】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば第一に高濃度第二導電型不純物領域及び低濃
度第二導電型不純物領域から成るソース領域及びドレイ
ン領域を形成した後に、低濃度第二導電型不純物領域と
高濃度第二導電型不純物領域のチャンネル側の端がゲー
トエッジでほぼ等しくすることができるので,LDD型
ドレイン領域を形成するために必要なサイドウォール膜
の残膜がシングルドレイン構造を形成する領域に残るこ
とがなくなる。従ってそれらが原因で生じる多結晶シリ
コン膜のドライエッチング異常を防止することができ、
LDD型ソース、ドレイン構造をもつトランジスタとシ
ングルドレイン構造をもつトランジスタを同一基盤上に
形成する半導体装置の製造方法を提供できる。
【0040】第二に第一導電型半導体基板上にゲート電
極、ソース領域及びドレイン領域を形成した後に斜めに
第一導電型不純物をイオン注入しているので、少なくと
もゲート電極のドレイン側のエッジ直下に存在しかつド
レイン領域のみに接する領域に第一導電型不純物を形成
することができるので、チャンネル表面の第一導電型不
純物濃度に影響を与えずに書き込みを速くするのに必要
な低濃度第一導電型不純物領域を形成することができ
る。つまりチャンネル表面の第一導電型不純物濃度の増
加に伴って生じるしきい値電圧の変動要因を発生させず
にすみ、製造時の工程管理を簡単にすることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における半導体装置のEPR
OM領域の拡大断面図
【図2】本発明の一実施例における製造方法の工程断面
【図3】本発明の一実施例における製造方法の工程断面
【図4】本発明の一実施例における製造方法の工程断面
【図5】本発明の一実施例における製造方法の工程断面
【図6】本発明の一実施例における製造方法の工程断面
【図7】本発明の一実施例における製造方法の工程断面
【図8】本発明の一実施例における製造方法の工程断面
【図9】従来の製造方法の工程断面図
【図10】従来の製造方法の工程断面図
【図11】従来の製造方法の工程断面図
【図12】従来の製造方法の工程断面図
【図13】従来の製造方法の工程断面図
【図14】従来の製造方法の工程断面図
【図15】従来の製造方法においてドライエッチング異
常を起こす場合の工程断面図
【図16】従来の製造方法においてドライエッチング異
常を起こす場合の工程断面図
【図17】従来の製造方法においてドライエッチング異
常を起こす場合の工程断面図
【図18】従来の製造方法においてドライエッチング異
常を起こす場合の工程断面図
【図19】従来の製造方法においてドライエッチング異
常を起こす場合の工程断面図
【符号の説明】
1 P型半導体基板 2 選択酸化膜 3 第1ゲート酸化膜 4 第1多結晶シリコン膜 4(a) フローティングゲート 4(b) 第1多結晶シリコン膜 5 第2ゲート酸化膜 5(a) 第2ゲート酸化膜 5(b) 第2ゲート酸化膜 6 第2多結晶シリコン膜 6(a) コントロールゲート 6(b) 周辺トランジスタ領域のゲート 6(c) 第2多結晶シリコン膜 7 サイドウォール 7(a) サイドウォール膜 8 低濃度N型不純物領域 8(a) 低濃度N型不純物領域 9 高濃度N型不純物領域 10 低濃度P型不純物領域 11 N型不純物領域 12 EPROM領域 13 周辺トランジスタ領域 14 フォトレジスト 15 層間膜 16 コンタクト孔 17 アルミニウム配線 18 表面保護膜 19 低濃度P型不純物領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一導電型半導体基板上に形成されたゲー
    ト電極と、前記第一導電型半導体基板に第二導電型不純
    物をイオン注入することにより形成されるソース領域及
    びドレイン領域と、少なくともゲート電極のドレイン側
    のエッジ直下に存在しかつドレイン領域のみに接する第
    一導電型不純物領域とからなる不揮発性半導体装置。
  2. 【請求項2】第一導電型半導体基板上にゲート電極を形
    成する工程と、前記第一導電型半導体基板に前記第一導
    電型半導体基板と反対の導電型の第二導電型不純物をほ
    ぼ垂直にイオン注入することによって低濃度第二導電型
    不純物領域を形成する工程と、前記ゲート電極側壁にサ
    イドウォールを形成する工程と、前記低濃度第二導電型
    不純物領域に第二導電型不純物をほぼ垂直にイオン注入
    することによって前記低濃度第二導電型不純物領域より
    浅い領域に高濃度第二導電型不純物領域を形成する工程
    と、前記半導体基板に対してドレイン側からチャンネル
    方向に向かって斜めに第二導電型不純物をイオン注入す
    ることによって高濃度第二導電型不純物領域と低濃度第
    二導電型不純物領域から成るソース領域及びドレイン領
    域を形成する工程とを有し、前記ドレイン領域において
    高濃度第二導電型不純物領域が横方向に広がり低濃度第
    二導電型不純物領域と高濃度第二導電型不純物領域のチ
    ャンネル側の端がゲートエッジでほぼ等しくなることを
    特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の不揮発性半導体装置の製
    造方法であって、半導体基板上にゲート電極を形成する
    工程と、前記第一導電型半導体基板に第二導電型不純物
    をイオン注入することによってソース領域及びドレイン
    領域を形成する工程と、前記第一導電型半導体基板に対
    してドレイン側からチャンネル方向に向かって斜めに第
    一導電型不純物をイオン注入することによって第一導電
    型不純物領域を形成する工程とを有する不揮発性半導体
    記憶装置の製造方法。
JP13321492A 1992-05-26 1992-05-26 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 Pending JPH05326968A (ja)

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JP13321492A JPH05326968A (ja) 1992-05-26 1992-05-26 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法

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