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JPH05319732A - 一方向吐出型オイルポンプを有する油圧エレベータの油圧回路 - Google Patents

一方向吐出型オイルポンプを有する油圧エレベータの油圧回路

Info

Publication number
JPH05319732A
JPH05319732A JP4154470A JP15447092A JPH05319732A JP H05319732 A JPH05319732 A JP H05319732A JP 4154470 A JP4154470 A JP 4154470A JP 15447092 A JP15447092 A JP 15447092A JP H05319732 A JPH05319732 A JP H05319732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
elevator
oil pump
valve
switching valve
Prior art date
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Granted
Application number
JP4154470A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0829909B2 (ja
Inventor
Fuminori Hasegawa
文典 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaisei Kogyo KK
Original Assignee
Kaisei Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaisei Kogyo KK filed Critical Kaisei Kogyo KK
Priority to JP4154470A priority Critical patent/JPH0829909B2/ja
Publication of JPH05319732A publication Critical patent/JPH05319732A/ja
Publication of JPH0829909B2 publication Critical patent/JPH0829909B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Elevator Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 一方向吐出のオイルポンプ(20)の吸入口とオ
イルタンク(3) との連通路に、タンク逆止弁(8) を設
け、オイルポンプの吐出口に回路切替弁(21)を設け、該
切替弁の一方の出口とエレベータのシリンダー(4) との
連通路に、シリンダー逆止弁(22)を設け、且つ該切替弁
の他方の出口とシリンダー逆止弁との連通路を分岐して
オイルタンクに通ずる上昇用ソレノイド付比例弁(11)を
設け、さらにシリンダーとオイルポンプの吸入口との連
通路に、ソレノイド付パイロット逆止弁(12)を設け、並
びに上記切替弁の他方の出口とオイルタンクとを下降用
ソレノイド付比例弁(6) を介して連通し、さらに上記切
替弁の他方の出口とオイルポンプの吸入口とを下降時逆
止弁(7) を介して連通してなる一方向吐出型オイルポン
プを有する油圧エレベータの油圧回路。 【効果】 従来の二方向吐出のオイルポンプを使用した
油圧エレベータに比べ、同一性能を維持でき、且つ部品
点数を減少できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧エレベータの油圧回
路に関し、特にオイル吐出方向を一方向としたオイルポ
ンプを使用した油圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来油圧エレベータの油圧ポンプは、通
常該エレベータの上昇時と下降時にはそれぞれ反対の方
向に回転させて用いている。即ちエレベータの上昇時に
ポンプの吸入口として作用させていた側を、下降時には
吐出口として使用するものである。
【0003】図2に従来の油圧エレベータの油圧回路の
一例を示す。運搬物はラム(5)に支持されたケージ(13)
内に収容され、シリンダー(4) 内に送られる油圧により
上昇又は下降するものである。
【0004】そこで先ずエレベータの上昇時の油圧回路
を説明すると、インダクションモーター(1) を回転して
定容量型オイルポンプ(2) を正転させ、図中で該オイル
ポンプ(2) の下方から上方にオイルを圧送して同方向に
油圧を発生させる。これによりオイルタンク(3) 内のオ
イルをサクションストレーナー(14)とタンク逆止弁(8)
を通して吸入し、さらにソレノイド付パイロット逆止弁
(12)を通してシリンダー(4) 内に圧送する。このときオ
イルポンプ(2) の吐出口には上昇用ソレノイド付比例弁
(11)が接続してあり、該比例弁(11)の開度によりオイル
ポンプ(2) による吐出オイルの一部をオイルタンク(3)
に戻すことでエレベータの上昇開始時と上昇終了時にお
ける該エレベータの速度を調整してスムーズな乗り心地
を実現している。
【0005】次にエレベータの下降時にはシリンダー
(4) とオイルポンプ(2) との連通路にあるソレノイド付
パイロット逆止弁(12)を解除して、シリンダー(4) 内の
油圧を直接オイルポンプ(2) に供給する。ほぼ同時にイ
ンダクションモーター(1) を上記エレベータ上昇時とは
逆方向に回転して、オイルポンプ(2) によりオイルを上
方から下方へ送る。この際下降用ソレノイド付比例弁
(6) は閉じているので、オイルポンプ(2) の吐出口より
送られるオイルは下降時逆止弁(7) を通って再び該ポン
プ(2) の吸入口に戻る回路を循環する。
【0006】次に上記下降用ソレノイド付比例弁(7) を
徐々に開けることにより、上記循環しているオイルの一
部をオイルタンク(3) に少しずつ送る。そしてオイルタ
ンク(3) に戻るオイルの流量を徐々に増加させ、従って
シリンダー(4) から流出させるオイルの流量を次第に増
やしていくことでエレベータの下降開始直後にショック
のないスムーズな乗り心地を得ている。
【0007】そして下降用ソレノイド付比例弁(6) が全
開となった時には、一定流量のオイルがシリンダー(4)
からオイルタンク(3)に流出し続けるので、ケージ(13)
は一定スピードで下降し続ける。このときオイルポンプ
(2) は流れるオイルにより回転させられるので、これに
直結したインダクションモーター(1) は誘導発電機とし
て機能し、エネルギーを回収することができる。
【0008】またエレベータの下降終了時には下降用ソ
レノイド付比例弁(6) を徐々に閉じてゆくことにより、
シリンダー(4) からオイルタンク(3) に送るオイルの流
量を次第に減少させてゆっくりとした下降停止を図って
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のエレ
ベータの油圧回路では、エレベータの上昇下降に伴うシ
リンダー(4) 内へのオイルの流入流出の際に、油圧ポン
プ(2)は二方向に回転させなければならない。そしてこ
のように油圧ポンプを正逆の二方向に回転させるには、
該ポンプを駆動するインダクションモーター用の電装品
として電磁スイッチを2台設置するか、又は1台の電磁
スイッチで二方向回転させるには機械的な切替機が必要
である。しかしながらこれら電磁スイッチや切替機は高
価なものであり、コスト上昇を招いていた。
【0010】本発明はこれに鑑み種々検討の結果、一方
向の回転のみでエレベータの上昇と下降を賄える油圧回
路を開発したものである。
【0011】即ち本発明は、一方向吐出の定容量型オイ
ルポンプの吸入口とオイルタンクとを、オイルタンクか
ら該吸入口の方向に通ずるタンク逆止弁を介して連通
し、オイルポンプの吐出口に回路切替弁を設け、エレベ
ータの上昇時に開く回路切替弁の出口と油圧エレベータ
のシリンダーとを、回路切替弁側からシリンダーの方向
に通ずるシリンダー逆止弁を介して連通し、且つ上記エ
レベータの上昇時に開く回路切替弁の出口を上昇用ソレ
ノイド付比例弁を介してオイルタンクに連通し、さらに
シリンダーとオイルポンプの吸入口とを、ポンプ吸入口
からシリンダーの方向に通ずるソレノイド付パイロット
逆止弁を介して連通し、並びにエレベータの下降時に開
く上記回路切替弁の出口とオイルタンクとを下降用ソレ
ノイド付比例弁を介して連通し、さらに該回路切替弁の
出口とオイルポンプの吸入口とを、回路切替弁からオイ
ルポンプの吸入口の方向に通ずる下降時逆止弁を介して
連通してなることを特徴とするものである。
【0012】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。図1に
示すようにオイルタンク(3) と、インダクションモータ
ー(1) で駆動する一方向吐出の定容量型オイルポンプ(2
0)のオイル吸入口との連通路にサクションストレーナー
(14)とタンク逆止弁(8) を設け、該オイルポンプ(20)の
吐出口にはエレベータの上昇下降用回路切替弁(21)を設
けた。
【0013】また該回路切替弁(21)の出口側の一方に
は、エレベータの上昇用の油圧回路として、上昇用ソレ
ノイド付比例弁(11)を介してオイルタンク(3) と連通
し、さらにシリンダー逆止弁(22)を介してエレベータの
シリンダー(4) 内と連通する。このような油圧回路によ
れば、回路切替弁(21)を図のような状態とすることによ
り、前記の従来の油圧エレベータにおける場合と同様の
作動をさせることができる。
【0014】さらに本発明では、回路切替弁(21)の他方
の出口側には、下降用ソレノシド比例弁(6) を介してオ
イルタンク(3) に連通し、且つ下降時逆止弁(7) を介し
てオイルポンプ(20)の吸入口に連通し、及びシリンダー
(4) 内とこのオイルポンプ(20)吸入口とをソレノイド付
パイロット逆止弁(12)を介して連通した。
【0015】このように下降用に油圧回路を構成したこ
とにより、エレベータの下降開始時には回路切替弁(21)
を上記上昇時とは逆側に切り替え、モーター(1) を回転
してオイルポンプ(20)を作動し、オイルを該ポンプ(20)
の下方から上方に流す。同時に下降用ソレノイド付比例
弁(6) を徐々に開け始める。その直後にソレノイド付パ
イロット逆止弁(12)を開けることにより、シリンダー
(4) 内のオイルをオイルポンプ(20)の吸入口に供給する
回路を開く。
【0016】このような油圧回路によれば、オイルポン
プ(20)は一定容量を図において下方から上方へ常時排出
しているため、エレベータの下降開始直後ではその排出
オイルの一部は下降用ソレノイド付比例弁(6) の開度に
従った量だけ該比例弁(6) を通過してオイルタンク(3)
に戻るが、オイルの大部分は下降時逆止弁(7) を通って
再び該ポンプ(20)の吸入口に戻ることになる。即ちオイ
ルポンプ(20)から排出されるオイルのうち下降用ソレノ
イド付比例弁(6) を通ってオイルタンク(3) に戻るオイ
ルの量が該比例弁(6) の開度に従って0%から次第に大
きくなるにつれて、オイルポンプ(20)→回路切替弁(21)
→下降時逆止弁(7) →オイルポンプ(20)と循環するオイ
ル量は100 %から次第に少なくなっていく。
【0017】このように上記比例弁(6) が徐々に開く動
作をしている間はエレベータの下降速度は徐々に増速さ
れていく。即ちこの間はエレベータの下降速度は比例弁
(6)の開度により決まる。
【0018】ところで本実施例で用いた下降用ソレノイ
ド付比例弁(6) は全開となった際には、オイルポンプ(2
0)により排出される一定流量のオイル量よりも大きい流
量のオイルが通過できる口径を有している。従って該比
例弁(6) が次第に開いて全開となる過程で該弁(6) を通
過する流量がオイルポンプ(20)による最大吐出量と一致
した以後は、エレベータの下降速度は上記比例弁(6) の
開度には無関係となり該オイルポンプ(20)を通過する最
大流量で決定され、これによりエレベータは全速下降を
開始する。なおこのとき前記従来例と同様にオイルポン
プ(20)に直結したインダクションモーター(1) は誘導発
電機として機能し、エネルギーを回収することができ
る。
【0019】そしてエレベータの減速から停止の間は、
先ず下降用ソレノイド比例弁(6) を次第に閉じていきオ
イルポンプ(20)を通過する最大流量と該比例弁(6) を通
過する流量と一致した以後、該比例弁(6) を通過するオ
イル量を次第に減少させ、下降時逆止弁(7) を通って循
環するオイル量を徐々に増加させていく。そして下降用
ソレノイド付比例弁(6) を完全に閉じることによりエレ
ベータの下降を停止する。続いてオイルポンプ(20)を停
止させた後ソレノイド付パイロット逆止弁(12)を閉じ
る。
【0020】
【発明の効果】このように本発明によれば一方向のみに
吐出するオイルポンプを使用しても、従来の二方向吐出
型のオイルポンプを使用した場合と比べて同様の性能を
有する油圧エレベータが得られるので、部品点数が低減
できコスト削減に顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す油圧回路図である。
【図2】従来例を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
1 インダクションモーター 2 二方向吐出の定容量型オイルポンプ 3 オイルタンク 4 シリンダー 5 ラム 6 下降用ソレノイド付比例弁 7 下降時逆止弁 8 タンク逆止弁 9,10 安全弁 11 上昇用ソレノイド付比例弁 12 ソレノイド付パイロット逆止弁 13 ケージ 14 サクションストレーナー 20 一方向吐出の定容量型オイルポンプ 21 上昇下降用回路切替弁 22 シリンダー逆止弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向吐出の定容量型オイルポンプの吸
    入口とオイルタンクとを、オイルタンクから該吸入口の
    方向に通ずるタンク逆止弁を介して連通し、オイルポン
    プの吐出口に回路切替弁を設け、エレベータの上昇時に
    開く回路切替弁の出口と油圧エレベータのシリンダーと
    を、回路切替弁側からシリンダーの方向に通ずるシリン
    ダー逆止弁を介して連通し、且つ上記エレベータの上昇
    時に開く回路切替弁の出口を上昇用ソレノイド付比例弁
    を介してオイルタンクに連通し、さらにシリンダーとオ
    イルポンプの吸入口とを、ポンプ吸入口からシリンダー
    の方向に通ずるソレノイド付パイロット逆止弁を介して
    連通し、並びにエレベータの下降時に開く上記回路切替
    弁の出口とオイルタンクとを下降用ソレノイド付比例弁
    を介して連通し、さらに該回路切替弁の出口とオイルポ
    ンプの吸入口とを、回路切替弁からオイルポンプの吸入
    口の方向に通ずる下降時逆止弁を介して連通してなるこ
    とを特徴とする一方向吐出型オイルポンプを有する油圧
    エレベータの油圧回路。
JP4154470A 1992-05-21 1992-05-21 一方向吐出型オイルポンプを有する油圧エレベータの油圧回路 Expired - Lifetime JPH0829909B2 (ja)

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