JPH0531738B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0531738B2 JPH0531738B2 JP58233394A JP23339483A JPH0531738B2 JP H0531738 B2 JPH0531738 B2 JP H0531738B2 JP 58233394 A JP58233394 A JP 58233394A JP 23339483 A JP23339483 A JP 23339483A JP H0531738 B2 JPH0531738 B2 JP H0531738B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- temperature
- oxygen sensor
- oxygen concentration
- sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は酸酸素センサの温度制御装置、特に内
燃機関の排気中の酸素濃度を検出する酸素センサ
の活性化温度を維持する温度制御装置に関する。
燃機関の排気中の酸素濃度を検出する酸素センサ
の活性化温度を維持する温度制御装置に関する。
従来、酸素濃度を検出する手段として磁気式、
密度式、熱伝導式等の酸素濃度検出器が用いられ
ている。この内でも特にジルコニア等の固体電解
質を用いた限昇電流式の酸素濃度検出器はリニア
な出力特性上から内燃機関等の精密な燃焼制御用
センサとして注目されている。
密度式、熱伝導式等の酸素濃度検出器が用いられ
ている。この内でも特にジルコニア等の固体電解
質を用いた限昇電流式の酸素濃度検出器はリニア
な出力特性上から内燃機関等の精密な燃焼制御用
センサとして注目されている。
ところで、酸素濃度検出器による酸素濃度の検
出は検出器出力の安定した領域でかつほぼ一定の
温度で行なうことが重要である。そのため例えば
自動車用の内燃機関においては内燃機関の排気温
を制御したりあるいは排気温が低い場合にはヒー
ターにより酸素濃度検出器を活性化したり(特開
昭57−48648)またヒーター兼用の温度測定装置
を酸素濃度検出器内に設け温度がほぼ一定化する
ようにヒーターの発熱量を制御していた(特開昭
57−192852号)。
出は検出器出力の安定した領域でかつほぼ一定の
温度で行なうことが重要である。そのため例えば
自動車用の内燃機関においては内燃機関の排気温
を制御したりあるいは排気温が低い場合にはヒー
ターにより酸素濃度検出器を活性化したり(特開
昭57−48648)またヒーター兼用の温度測定装置
を酸素濃度検出器内に設け温度がほぼ一定化する
ようにヒーターの発熱量を制御していた(特開昭
57−192852号)。
ところが上記の従来技術の内、排気温を制御す
る方法は内燃機関の運転に大きな制約を及ぼし
又、排気低温時単にヒーター加熱する方法では酸
素濃度検出器の温度を迅速に昇温させるのに役立
つが一定の温度に維持するのは困難である。さら
に酸素濃度検出器内に温度検出装置を備えたよう
な場合にはセンサー自体の構造が複雑となり量産
が困難で故障の可能性も高くなるとともに、ヒー
ター兼用の温度検出装置ではヒーターそのものの
温度を検出してしまい酸素濃度検出部分はまだ低
温であるような事態も生じ、精密な内燃機関制御
に支障を生じる可能性もあつた。
る方法は内燃機関の運転に大きな制約を及ぼし
又、排気低温時単にヒーター加熱する方法では酸
素濃度検出器の温度を迅速に昇温させるのに役立
つが一定の温度に維持するのは困難である。さら
に酸素濃度検出器内に温度検出装置を備えたよう
な場合にはセンサー自体の構造が複雑となり量産
が困難で故障の可能性も高くなるとともに、ヒー
ター兼用の温度検出装置ではヒーターそのものの
温度を検出してしまい酸素濃度検出部分はまだ低
温であるような事態も生じ、精密な内燃機関制御
に支障を生じる可能性もあつた。
このような問題を解決するものとして、内燃機
関の運転状態に応じた熱量を酸素センサに与える
ことにより、内燃機関の状態にかかわらず、酸素
センサの温度を活性状態に維持しようとするもの
がある 〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、電源電圧変動あるいは発熱手段の経年
抵抗値変化などがあつた場合は所望の発熱量とな
らない。従つて、実際には供給電力が不足してき
ているのにもかかわらず、最初から設定されてい
る電圧あるいは抵抗値に基づいて電力を供給する
ため、必要よりも少ない電力となり、酸素センサ
が十分に活性化しない状態で酸素量を検出してし
まうことになる。このため酸素センサが不正確な
出力をすることになる。
関の運転状態に応じた熱量を酸素センサに与える
ことにより、内燃機関の状態にかかわらず、酸素
センサの温度を活性状態に維持しようとするもの
がある 〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、電源電圧変動あるいは発熱手段の経年
抵抗値変化などがあつた場合は所望の発熱量とな
らない。従つて、実際には供給電力が不足してき
ているのにもかかわらず、最初から設定されてい
る電圧あるいは抵抗値に基づいて電力を供給する
ため、必要よりも少ない電力となり、酸素センサ
が十分に活性化しない状態で酸素量を検出してし
まうことになる。このため酸素センサが不正確な
出力をすることになる。
本発明は酸素センサの構造を複雑化させず、か
つ酸素センサの活性化を確実にして、正確な出力
を得ることができる酸素センサの温度制御装置の
提供を目的とする。
つ酸素センサの活性化を確実にして、正確な出力
を得ることができる酸素センサの温度制御装置の
提供を目的とする。
本発明の酸素センサの温度制御装置は、第1図
に例示するごとく、 内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手
段と、 前記内燃機関の排気中の酸素濃度を検出する酸
素センサを加熱する発熱手段と、 該発熱手段に供給される電力を指令信号に応じ
て調節する供給電力調節手段と、 前記発熱手段に実際に供給された電力を示す信
号を出力する電力検出手段と、 前記運転状態検出手段により検出された内燃機
関の運転状態に基づき前記発熱手段を加熱すべき
状態を判定する判定手段と、 該判定手段が加熱すべき状態であると判別した
場合に、前記酸素センサの目標温度に対応する必
要電力が供給されるように前記電力検出手段によ
り検出された検出電力に応じて前記供給電力調節
手段への指令信号を調節する発熱量制御手段と、 を備えることを特徴とする。
に例示するごとく、 内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手
段と、 前記内燃機関の排気中の酸素濃度を検出する酸
素センサを加熱する発熱手段と、 該発熱手段に供給される電力を指令信号に応じ
て調節する供給電力調節手段と、 前記発熱手段に実際に供給された電力を示す信
号を出力する電力検出手段と、 前記運転状態検出手段により検出された内燃機
関の運転状態に基づき前記発熱手段を加熱すべき
状態を判定する判定手段と、 該判定手段が加熱すべき状態であると判別した
場合に、前記酸素センサの目標温度に対応する必
要電力が供給されるように前記電力検出手段によ
り検出された検出電力に応じて前記供給電力調節
手段への指令信号を調節する発熱量制御手段と、 を備えることを特徴とする。
判定手段が、運転状態検出手段から得られたデ
ータに基づいて、発熱手段の加熱すべき状態を判
定する。この判定結果により、発熱量制御手段
が、酸素センサの目標温度に対応する必要電力を
発熱手段に供給する。この供給が適切に行われる
ように、発熱量制御手段は前記電力検出手段によ
り検出された検出電力に応じて前記供給電力調節
手段への指令信号を調節する。このことにより、
酸素センサの活性化が適切になされる。
ータに基づいて、発熱手段の加熱すべき状態を判
定する。この判定結果により、発熱量制御手段
が、酸素センサの目標温度に対応する必要電力を
発熱手段に供給する。この供給が適切に行われる
ように、発熱量制御手段は前記電力検出手段によ
り検出された検出電力に応じて前記供給電力調節
手段への指令信号を調節する。このことにより、
酸素センサの活性化が適切になされる。
例えば、電源電圧変動あるいは発熱手段の経年
抵抗値変化などにより、電力の変動があつた場合
は、発熱量制御手段が、電力検出手段の出力に基
づきその変動を捉え、更にその変動に基づき供給
電力調節手段により、発熱手段に供給される電力
を調節する。このことにより、電源電圧変動ある
いは発熱手段の経年抵抗値変化があつても、常に
酸素センサを活性化でき、正確に酸素の濃度状態
を知ることができる。
抵抗値変化などにより、電力の変動があつた場合
は、発熱量制御手段が、電力検出手段の出力に基
づきその変動を捉え、更にその変動に基づき供給
電力調節手段により、発熱手段に供給される電力
を調節する。このことにより、電源電圧変動ある
いは発熱手段の経年抵抗値変化があつても、常に
酸素センサを活性化でき、正確に酸素の濃度状態
を知ることができる。
このように、酸素センサの活性化状態を維持す
るのに、温度検出装置を用いず、酸素センサへの
電力検出手段を用いているため、酸素センサに温
度検出手段を設けることなく、簡単な電力検出手
段を酸素センサとは別に設けるだけでよい。従つ
て、酸素センサの構造を複雑化させず、かつ酸素
センサを活性化を確実にして、正確な出力を得る
ことができる。
るのに、温度検出装置を用いず、酸素センサへの
電力検出手段を用いているため、酸素センサに温
度検出手段を設けることなく、簡単な電力検出手
段を酸素センサとは別に設けるだけでよい。従つ
て、酸素センサの構造を複雑化させず、かつ酸素
センサを活性化を確実にして、正確な出力を得る
ことができる。
次に本発明の実施例を図面とともに説明する。
第2図は自動車のエンジンの電子式燃料噴射装
置とそこに組み込まれた空燃比制御装置を示して
いる。即ち、1はエンジン2のシリンダ、3はシ
リンダヘツド4の各気筒の排気ポート5に連結さ
れた排気マニホールド、6はシリンダヘツド4の
吸気ポート7に連結された吸気マニホールドであ
り、吸気マニホールド6にはサージタンク8が接
続されている。サージタンク8には、図示省略エ
アクリーナからの吸入空気量を検出するエアフロ
メータ9が接続され、エアフロメータ9付近には
吸入空気温度を検出する吸気温センサ10が設置
されている。11はサージタンク8を介して各気
筒に送られる吸入空気量を制御するスロツトルバ
ルブ12を迂回する吸入空気のバイパス通路、1
3は吸気マニホールド6の吸気ポート7側先端付
近に設けられた燃料の噴射量を制御する燃料噴射
弁、14はスロツトルバルブ12の開度を検出す
るスロツトル開度センサであり、前者の燃料噴射
弁13は制御回路15により駆動制御され、後者
のスロツトルセンサ14はスロツトル開度に応じ
た信号を制御回路15に出力するように接続され
る。16は排気マニホールド3に取り付けられ、
排気中の酸素濃度を検出する酸素センサとしての
酸素濃度検出部と該検出部を加熱する発熱手段と
してのヒーター部とからなる空燃比センサ、17
はエンジン2の冷却水温を検出する水温センサ、
18はエンジン2の各点火プラグ18aに所定タ
イミングでイグナイタ19から出力される高電圧
を印印するデイストリビユータ、20はデイスト
リビユータ18に取り付けられエンジン2の回転
数に対応したパルス信号を発生する回転数センサ
であり、空燃比センサ16、水温センサ17、及
び回転数センサ20の各検出信号は、制御回路1
5に出力される。上記構成の内、エアフロメータ
9、吸気温センサ10、スロツトル開度センサ1
4、水温センサ17、回転数センサ20が内燃機
関の運転状態検出手段に該当する。又、制御回路
15は供給電力調節手段、電力検出手段、判定手
段及び発熱量制御手段を兼ねている。制御回路1
5の内、後述する通電制御回路38が供給電調節
手段に該当し、消費電力検出回路39が電力検出
手段に該当する。判定手段及び発熱量制御手段
は、マイクロコンピユータ37内で実行されるプ
ログラムで実現されている。
置とそこに組み込まれた空燃比制御装置を示して
いる。即ち、1はエンジン2のシリンダ、3はシ
リンダヘツド4の各気筒の排気ポート5に連結さ
れた排気マニホールド、6はシリンダヘツド4の
吸気ポート7に連結された吸気マニホールドであ
り、吸気マニホールド6にはサージタンク8が接
続されている。サージタンク8には、図示省略エ
アクリーナからの吸入空気量を検出するエアフロ
メータ9が接続され、エアフロメータ9付近には
吸入空気温度を検出する吸気温センサ10が設置
されている。11はサージタンク8を介して各気
筒に送られる吸入空気量を制御するスロツトルバ
ルブ12を迂回する吸入空気のバイパス通路、1
3は吸気マニホールド6の吸気ポート7側先端付
近に設けられた燃料の噴射量を制御する燃料噴射
弁、14はスロツトルバルブ12の開度を検出す
るスロツトル開度センサであり、前者の燃料噴射
弁13は制御回路15により駆動制御され、後者
のスロツトルセンサ14はスロツトル開度に応じ
た信号を制御回路15に出力するように接続され
る。16は排気マニホールド3に取り付けられ、
排気中の酸素濃度を検出する酸素センサとしての
酸素濃度検出部と該検出部を加熱する発熱手段と
してのヒーター部とからなる空燃比センサ、17
はエンジン2の冷却水温を検出する水温センサ、
18はエンジン2の各点火プラグ18aに所定タ
イミングでイグナイタ19から出力される高電圧
を印印するデイストリビユータ、20はデイスト
リビユータ18に取り付けられエンジン2の回転
数に対応したパルス信号を発生する回転数センサ
であり、空燃比センサ16、水温センサ17、及
び回転数センサ20の各検出信号は、制御回路1
5に出力される。上記構成の内、エアフロメータ
9、吸気温センサ10、スロツトル開度センサ1
4、水温センサ17、回転数センサ20が内燃機
関の運転状態検出手段に該当する。又、制御回路
15は供給電力調節手段、電力検出手段、判定手
段及び発熱量制御手段を兼ねている。制御回路1
5の内、後述する通電制御回路38が供給電調節
手段に該当し、消費電力検出回路39が電力検出
手段に該当する。判定手段及び発熱量制御手段
は、マイクロコンピユータ37内で実行されるプ
ログラムで実現されている。
上述した空燃比センサ16の構造を第3図イ,
ロに示す。
ロに示す。
第3図イにおいて16aは酸素濃度検出部であ
り断面U字状の鞘体を形成している。この酸素濃
度検出部16aの内面及び外面には電極層が設け
られ、その電極層に電気的に接続されているリー
ド線31a,31b間に所定電圧を印加すること
により、両電極層間に流れる電流を測定し排気マ
ニホールド3中を流れる排気の酸素濃度をを検出
する。また上記酸素濃度検出部16aの鞘体中に
はヒーター16bが挿入されておりリード線32
a,32b間に電圧を印加することにより発熱
し、酸素濃度検出部16aに対し熱量を供給す
る。酸素濃度検出部16aとヒーター16bとは
絶縁状態で組み合わされている。又、フード16
cが酸素濃度検出部を覆つており、そこに開けら
れている貫通孔16c1から排気が酸素濃度検出
部16aの表面に拡散現象により供給されるよう
構成されている。このフード16cは酸素濃度検
出部16aを保護すると共に排気マニホールド3
中を流れる排気からフード16c内へ拡散流入し
てくる酸素の濃度を均一化させるためのものであ
る。
り断面U字状の鞘体を形成している。この酸素濃
度検出部16aの内面及び外面には電極層が設け
られ、その電極層に電気的に接続されているリー
ド線31a,31b間に所定電圧を印加すること
により、両電極層間に流れる電流を測定し排気マ
ニホールド3中を流れる排気の酸素濃度をを検出
する。また上記酸素濃度検出部16aの鞘体中に
はヒーター16bが挿入されておりリード線32
a,32b間に電圧を印加することにより発熱
し、酸素濃度検出部16aに対し熱量を供給す
る。酸素濃度検出部16aとヒーター16bとは
絶縁状態で組み合わされている。又、フード16
cが酸素濃度検出部を覆つており、そこに開けら
れている貫通孔16c1から排気が酸素濃度検出
部16aの表面に拡散現象により供給されるよう
構成されている。このフード16cは酸素濃度検
出部16aを保護すると共に排気マニホールド3
中を流れる排気からフード16c内へ拡散流入し
てくる酸素の濃度を均一化させるためのものであ
る。
上記空燃比センサ16の酸素濃度検出部16
a、ヒーター16b及びフード16cは取付台座
16dにより固定一体化され、排気マニホールド
3に固着されている。
a、ヒーター16b及びフード16cは取付台座
16dにより固定一体化され、排気マニホールド
3に固着されている。
上記の空燃比センサ16のフード16cは一重
のフードであつたが第3図ロの如く排気中の酸素
濃度を更に均一化して取り込むために各々貫通孔
16e1,16f1を有する二重のフード16
e,16fを設けても良い。もちろんこれらの構
成も、適当な取付台座16gにより排気マニホー
ルド3に取り付けられている。
のフードであつたが第3図ロの如く排気中の酸素
濃度を更に均一化して取り込むために各々貫通孔
16e1,16f1を有する二重のフード16
e,16fを設けても良い。もちろんこれらの構
成も、適当な取付台座16gにより排気マニホー
ルド3に取り付けられている。
次に第4図に上述の制御回路15の構成を表わ
すブロツク図を示す。図において31は空燃比セ
ンサ16の酸素濃度検出部16aに所定の電圧を
印加するための印加電源、32は検出部16aに
流れる電流を検出するための抵抗、33は抵抗3
2における降下電圧を所定倍に増幅するための増
幅回路、34は増幅回路33からの出力信号、つ
まり排気中の酸素濃度に対応するアナログ信号
や、エアフロメータ9、吸気温センサ10、スロ
ツトル開度センサ14、水温センサ17等にて検
出されたアナログ信号を受け、デジタル信号に変
換するA/D変換器である。また35はマイクロ
コンピユータ37にて演算され、出力された制御
信号によつて制御される駆動回路を表わし、燃料
噴射弁13を駆動し、マイクロコンピユータ37
にて算出された所望量の燃料エンジン2に供給さ
せるための駆動信号を出力する回路である。イグ
ナイタ19もマイクロコンピユータ37にて、デ
イストリビユータ18へ高電圧を所定タイミング
で出力するよう制御されている。
すブロツク図を示す。図において31は空燃比セ
ンサ16の酸素濃度検出部16aに所定の電圧を
印加するための印加電源、32は検出部16aに
流れる電流を検出するための抵抗、33は抵抗3
2における降下電圧を所定倍に増幅するための増
幅回路、34は増幅回路33からの出力信号、つ
まり排気中の酸素濃度に対応するアナログ信号
や、エアフロメータ9、吸気温センサ10、スロ
ツトル開度センサ14、水温センサ17等にて検
出されたアナログ信号を受け、デジタル信号に変
換するA/D変換器である。また35はマイクロ
コンピユータ37にて演算され、出力された制御
信号によつて制御される駆動回路を表わし、燃料
噴射弁13を駆動し、マイクロコンピユータ37
にて算出された所望量の燃料エンジン2に供給さ
せるための駆動信号を出力する回路である。イグ
ナイタ19もマイクロコンピユータ37にて、デ
イストリビユータ18へ高電圧を所定タイミング
で出力するよう制御されている。
38も同様にマイクロコンピユータ37に制御
され、空燃比センサ16のヒーター部16bへの
通電制御、例えば通電量、通電時間の制御を行な
う通電制御回路である。上記ヒーター部16bに
て消費された電力は消費電力検出回路39により
検出され、マイクロコンピユータ37のRAM
(ランダムアクセスメモリ)中のデータとなる。
され、空燃比センサ16のヒーター部16bへの
通電制御、例えば通電量、通電時間の制御を行な
う通電制御回路である。上記ヒーター部16bに
て消費された電力は消費電力検出回路39により
検出され、マイクロコンピユータ37のRAM
(ランダムアクセスメモリ)中のデータとなる。
本実施例では上記構成の内、エアフロメータ
9、吸気温センサ10、スロツトル開度センサ1
4、水温センサ17、回転数センサ20からの出
力信号に基づいて制御回路15が、空燃比センサ
16のヒーター部16bへの供給電力量を制御す
ることとなる。
9、吸気温センサ10、スロツトル開度センサ1
4、水温センサ17、回転数センサ20からの出
力信号に基づいて制御回路15が、空燃比センサ
16のヒーター部16bへの供給電力量を制御す
ることとなる。
第5図に本実施例の要部であるヒーター部16
bの発熱制御を行なう第4図の通電制御回路38
及び消費電力検出部39について更に詳細に説明
する。ここで51は酸素濃度検出部を表わし、5
2はヒーター部を表わしている。53は通電制御
回路に該当するサイリスタ又はトランジスタから
なるスイツチング回路を表わし、マイクロコンピ
ユータ37側からの出力により、所定量ヒーター
部52へ電流を供給する。上記マイクロコンピユ
ータ37からの出力は第6図に示すごとくのデユ
ーテイDのパルス信号にて行なわれ、デユーテイ
Dの割合で、ヒーター部52への通電量が制御さ
れる。
bの発熱制御を行なう第4図の通電制御回路38
及び消費電力検出部39について更に詳細に説明
する。ここで51は酸素濃度検出部を表わし、5
2はヒーター部を表わしている。53は通電制御
回路に該当するサイリスタ又はトランジスタから
なるスイツチング回路を表わし、マイクロコンピ
ユータ37側からの出力により、所定量ヒーター
部52へ電流を供給する。上記マイクロコンピユ
ータ37からの出力は第6図に示すごとくのデユ
ーテイDのパルス信号にて行なわれ、デユーテイ
Dの割合で、ヒーター部52への通電量が制御さ
れる。
又、54は消費電力検出回路に該当するA/D
変換回路であり、第5図中の点P1とP2との電
圧をデジタル量に変換してマイクロコンピユータ
37へ出力されている。56は電圧検出用の抵抗
であり、Tmは電源から電圧が印加されている端
子を示す。
変換回路であり、第5図中の点P1とP2との電
圧をデジタル量に変換してマイクロコンピユータ
37へ出力されている。56は電圧検出用の抵抗
であり、Tmは電源から電圧が印加されている端
子を示す。
このような構成において、点P1に値V1の電
圧がかかつており、点P2に値V2の電圧がかか
つている場合、A/D変換器54により検出され
る電圧はV1,V2である。このことから内燃機関
の運転状態から演算されたヒーター部52への必
要な供給電力量Wを実現するためには、スイツチ
ング回路53の動作時の抵抗がヒーター部52、
抵抗56に比して無視できればば、次式(1)を満足
するデユーテイDのパルス信号をマイクロコンピ
ユータ37からスイツチング回路53へ出力すれ
ばよい。
圧がかかつており、点P2に値V2の電圧がかか
つている場合、A/D変換器54により検出され
る電圧はV1,V2である。このことから内燃機関
の運転状態から演算されたヒーター部52への必
要な供給電力量Wを実現するためには、スイツチ
ング回路53の動作時の抵抗がヒーター部52、
抵抗56に比して無視できればば、次式(1)を満足
するデユーテイDのパルス信号をマイクロコンピ
ユータ37からスイツチング回路53へ出力すれ
ばよい。
W=(V1−V2)・V2/r・D(%)/100…(1)
上記構成においてスイツチング回路53の抵抗
が無視できなければ点P2はヒーター部52と抵
抗56との間としてもよい。
が無視できなければ点P2はヒーター部52と抵
抗56との間としてもよい。
他の例として、第7図に示すごとく定電流回路
71を設け、ヒーター部52への通電をスイツチ
ング回路72にて制御するものとしてもよい。こ
の場合ヒーター部52への供給電力とマイクロコ
ンピユータ37からスイツチング回路72への出
力パルススのデユーテイDとの関係は、定電流回
路71の制御により流される電流をi0とすると次
式(2)のごとくになる。
71を設け、ヒーター部52への通電をスイツチ
ング回路72にて制御するものとしてもよい。こ
の場合ヒーター部52への供給電力とマイクロコ
ンピユータ37からスイツチング回路72への出
力パルススのデユーテイDとの関係は、定電流回
路71の制御により流される電流をi0とすると次
式(2)のごとくになる。
W=(V1−V2)・i0・D(%)/100 …(2)
又、別の例として第8図に示すごとく、電圧
0の定電圧電源81を用い、A/D変換器82はヒ
ーター部52による電圧降下後の電圧V2を点P
3にて求めるようにしてもよい。ここで83はス
イツチング回路、84は抵抗値rの電圧検出用抵
抗である。この場合のWとDとの関係は次式のご
とくになる。
0の定電圧電源81を用い、A/D変換器82はヒ
ーター部52による電圧降下後の電圧V2を点P
3にて求めるようにしてもよい。ここで83はス
イツチング回路、84は抵抗値rの電圧検出用抵
抗である。この場合のWとDとの関係は次式のご
とくになる。
W=(V0−V2)・V2/r・D(%)/100…(1−1
) 次に上述した構成において各運転状態検出手段
からの入力信号に基づきヒーター部の発熱量を制
御する。この場合はヒーター部へ供給される電力
量を制御するマイクロコンピユータ37にて実行
されるプログラムのフローチヤートを説明する。
) 次に上述した構成において各運転状態検出手段
からの入力信号に基づきヒーター部の発熱量を制
御する。この場合はヒーター部へ供給される電力
量を制御するマイクロコンピユータ37にて実行
されるプログラムのフローチヤートを説明する。
第9図はそのプログラムの第一例を示すフロー
チヤートである。ここにおいて110は各種変
数、フラグを初期設定するステツプを表わす。1
20は空燃比センサ16が活性状態にあるか否か
を判定するステツプを表わす。空燃比センサ16
が活性であるか否かは酸素濃度検出部16aの固
体電解質素子に2種の電圧をかけることによりそ
の時流れる電流の差が所定値以下の場合活性と判
断したり、また同様な固体電解質素子に対する電
圧の正負を逆転させてその時流れる電流値の差を
比較したり、あるいは燃料カツト中に排気中の酸
素濃度を測定したりしてセンサが活性か否かを判
定する。130は予め設定されているデユーテイ
でヒーター部16bを制御するステツプを表わ
す。140は内燃機関の運転状態を表わす各種パ
ラメータ、例えば吸入空気量、燃料噴射量、冷却
水温、機関回転数等を読み込むステツプを表わ
す。150は排気流量を測定算出するステツプを
表わす。排気流量は上記ステツプ140で求めら
れた吸入空気量Q0とパラレルであるので、その
Q0に一定係数掛けることによつて求められる。
160は上記ステツプ140及び150にて求め
られたデータから排気温度の予想値Tを算出する
ステツプを表わす。この演算は例えば実験により
上記各種パラメータに基づくマツプから演算され
る。170は上記ステツプ160にて求められた
排気温度Tが酸素濃度検出部16aの目標温度で
あるT0未満か否かの判定をするステツプを表わ
す。180はヒーター部16bを加熱すべき電力
量を決定する制御信号のデユーテイ計算を行なう
ステツプを表わす。この計算は次のような方法に
よつてデーテイDを求める。まず温度T0の酸素
濃度検出部16aから流出する熱量Kは雰囲気温
度Tとの差の2乗に比例し気体流量Qに比例する
ので上記Kは次式(3)のように表わされる。
チヤートである。ここにおいて110は各種変
数、フラグを初期設定するステツプを表わす。1
20は空燃比センサ16が活性状態にあるか否か
を判定するステツプを表わす。空燃比センサ16
が活性であるか否かは酸素濃度検出部16aの固
体電解質素子に2種の電圧をかけることによりそ
の時流れる電流の差が所定値以下の場合活性と判
断したり、また同様な固体電解質素子に対する電
圧の正負を逆転させてその時流れる電流値の差を
比較したり、あるいは燃料カツト中に排気中の酸
素濃度を測定したりしてセンサが活性か否かを判
定する。130は予め設定されているデユーテイ
でヒーター部16bを制御するステツプを表わ
す。140は内燃機関の運転状態を表わす各種パ
ラメータ、例えば吸入空気量、燃料噴射量、冷却
水温、機関回転数等を読み込むステツプを表わ
す。150は排気流量を測定算出するステツプを
表わす。排気流量は上記ステツプ140で求めら
れた吸入空気量Q0とパラレルであるので、その
Q0に一定係数掛けることによつて求められる。
160は上記ステツプ140及び150にて求め
られたデータから排気温度の予想値Tを算出する
ステツプを表わす。この演算は例えば実験により
上記各種パラメータに基づくマツプから演算され
る。170は上記ステツプ160にて求められた
排気温度Tが酸素濃度検出部16aの目標温度で
あるT0未満か否かの判定をするステツプを表わ
す。180はヒーター部16bを加熱すべき電力
量を決定する制御信号のデユーテイ計算を行なう
ステツプを表わす。この計算は次のような方法に
よつてデーテイDを求める。まず温度T0の酸素
濃度検出部16aから流出する熱量Kは雰囲気温
度Tとの差の2乗に比例し気体流量Qに比例する
ので上記Kは次式(3)のように表わされる。
K=A・Q・(T−T0)2 …(3)
ここでAは比例定数である。また酸素濃度検出
部16aから流出する熱量と同じ量の熱量をヒー
ター16bから供給することにより酸素濃度検出
部16aの温度を目標温度T0に一定に設定でき
るため酸素濃度検出部16aがヒーター16bか
ら受け取る熱量K0はヒーター部16bに与えら
れる電力Wに比例し次式(4)のような関係がある。
部16aから流出する熱量と同じ量の熱量をヒー
ター16bから供給することにより酸素濃度検出
部16aの温度を目標温度T0に一定に設定でき
るため酸素濃度検出部16aがヒーター16bか
ら受け取る熱量K0はヒーター部16bに与えら
れる電力Wに比例し次式(4)のような関係がある。
K0=B・W=K …(4)
ここでBは比例定数である。
上記(3)、(4)式よりヒーター部16bに供給され
る電力Wは次式(5)のようになる。
る電力Wは次式(5)のようになる。
W=A/B・Q・(T−T0)2 …(5)
ここで例えば第5図に示したような回路を用い
るとすれば前述した式(1)により(V1−V2)・
V2/r・D/100=A/B・Q・(T−T0)2の関係が成立 するので D=A/B・Q・(T−T0)2/(V1−V2)・V2/r
・100…(6) となる。尚、式(1)、(2)、(1−1)の演算に用い
る変数の内、V1,V2の値は、前述したごとく、
A/D変換器54,82の出力値を読み込んで用
いる。このデユーテイのDの計算結果を用いてス
イツチング回路53を制御すれば酸素濃度検出部
51は所定温度T0に維持されることになる。
るとすれば前述した式(1)により(V1−V2)・
V2/r・D/100=A/B・Q・(T−T0)2の関係が成立 するので D=A/B・Q・(T−T0)2/(V1−V2)・V2/r
・100…(6) となる。尚、式(1)、(2)、(1−1)の演算に用い
る変数の内、V1,V2の値は、前述したごとく、
A/D変換器54,82の出力値を読み込んで用
いる。このデユーテイのDの計算結果を用いてス
イツチング回路53を制御すれば酸素濃度検出部
51は所定温度T0に維持されることになる。
次に190はデユーテイを0にするスイツチを
表わす。これは雰囲気度Tが目標温度T0以上で
あるので、もはやヒーター部16bに通電する必
要がないからである。200は上記ステツプ18
0,190にて求められたデユーテイDによりヒ
ーター部16bを制御するステツプを表わす。
表わす。これは雰囲気度Tが目標温度T0以上で
あるので、もはやヒーター部16bに通電する必
要がないからである。200は上記ステツプ18
0,190にて求められたデユーテイDによりヒ
ーター部16bを制御するステツプを表わす。
上述の如くのプログラムが開始されると、まず
ステツプ110にて初期設定がなされ、次いでス
テツプ120にて空燃比センサ16が活性か否か
が判定され、活性でなければステツプ130が実
行され予め設定されたデユーテイDでヒーター1
6bを制御する。これはまだ空燃比センサ16が
冷却された状態にあるので、昇温のために設定さ
れたデユーテイDでヒーター16bを制御し、迅
速に酸素濃度検出部16aの温度を上昇させるた
めである。一方、センサ16が活性化されステツ
プ120にて「YES」と判定された場合、ステ
ツプ140にて各種パラメータが読み込まれ、次
いでステツプ150にて排気流量が演算される。
次いでステツプ160にて排気温度が求められ、
次いでステツプ170にて排気温度Tが目標温度
T0未満か否かが判定される。ここでT<T0であ
れば、酸素濃度検出部16aが活性化温度以下に
ならないようにT0に保持すべく、ステツプ18
0のデユーテイ計算がなされ、一方、T≧T0で
あれば「NO」と判定され、もはや加熱する必要
がないので、ステツプ190にてデユーテイは0
に設定される。次いでステツプ200にてデユー
テイDにてヒータ制御がなされ、再度ステツプ1
20に戻る。
ステツプ110にて初期設定がなされ、次いでス
テツプ120にて空燃比センサ16が活性か否か
が判定され、活性でなければステツプ130が実
行され予め設定されたデユーテイDでヒーター1
6bを制御する。これはまだ空燃比センサ16が
冷却された状態にあるので、昇温のために設定さ
れたデユーテイDでヒーター16bを制御し、迅
速に酸素濃度検出部16aの温度を上昇させるた
めである。一方、センサ16が活性化されステツ
プ120にて「YES」と判定された場合、ステ
ツプ140にて各種パラメータが読み込まれ、次
いでステツプ150にて排気流量が演算される。
次いでステツプ160にて排気温度が求められ、
次いでステツプ170にて排気温度Tが目標温度
T0未満か否かが判定される。ここでT<T0であ
れば、酸素濃度検出部16aが活性化温度以下に
ならないようにT0に保持すべく、ステツプ18
0のデユーテイ計算がなされ、一方、T≧T0で
あれば「NO」と判定され、もはや加熱する必要
がないので、ステツプ190にてデユーテイは0
に設定される。次いでステツプ200にてデユー
テイDにてヒータ制御がなされ、再度ステツプ1
20に戻る。
上記処理の内、ステツプ160,170の処理
が判定手段としての処理に該当し、ステツプ18
0,200の処理が発熱量制御手段としての処理
に該当する。
が判定手段としての処理に該当し、ステツプ18
0,200の処理が発熱量制御手段としての処理
に該当する。
本実施例はこのように構成されていることによ
り空燃比センサ16部分に温度検出部を有さずと
も、その酸素濃度検出部16aの温度を活性化温
度以上でかつ一定に維持することができるもので
ある。そのため空燃比センサ16を複雑な構造と
することなく、簡単な構造のものを用いればよ
く、製造歩留りも高く故障も少なく、又部品も少
ないので省資源に貢献できるものである。
り空燃比センサ16部分に温度検出部を有さずと
も、その酸素濃度検出部16aの温度を活性化温
度以上でかつ一定に維持することができるもので
ある。そのため空燃比センサ16を複雑な構造と
することなく、簡単な構造のものを用いればよ
く、製造歩留りも高く故障も少なく、又部品も少
ないので省資源に貢献できるものである。
また電源電圧変動あるいはヒーター部16bの
経年抵抗値変化があつても、消費電力検出回路3
9にてその変動変化を検出して、通電制御回路3
8からヒーター部16bへの供給電力量に反映さ
せているので、常に酸素濃度検出部16aを活性
化でき、正確に酸素の濃度状態を知ることができ
る。
経年抵抗値変化があつても、消費電力検出回路3
9にてその変動変化を検出して、通電制御回路3
8からヒーター部16bへの供給電力量に反映さ
せているので、常に酸素濃度検出部16aを活性
化でき、正確に酸素の濃度状態を知ることができ
る。
このように、酸素濃度検出部16aの活性化状
態を維持するのに、温度検出装置を用いず、ヒー
ター部16bへの電力を検出する消費電力検出回
路39を用いているため、酸素濃度検出部16a
に対して温度検出装置を設けることなく、簡単な
消費電力検出回路39を、空燃比センサ16以外
の場所である制御回路15に設けるだけでよい。
従つて、空燃比センサ16の構造を複雑化させ
ず、かつ酸素濃度検出部16aの活性化を確実に
して、正確な出力を得ることができる。
態を維持するのに、温度検出装置を用いず、ヒー
ター部16bへの電力を検出する消費電力検出回
路39を用いているため、酸素濃度検出部16a
に対して温度検出装置を設けることなく、簡単な
消費電力検出回路39を、空燃比センサ16以外
の場所である制御回路15に設けるだけでよい。
従つて、空燃比センサ16の構造を複雑化させ
ず、かつ酸素濃度検出部16aの活性化を確実に
して、正確な出力を得ることができる。
次に制御プログラムの第二例としてのフローチ
ヤートを第10図に示す。温度制御装置としては
第5図に示す構成を用いているものとする。
ヤートを第10図に示す。温度制御装置としては
第5図に示す構成を用いているものとする。
ここで210は各種変数、フラグを初期設定す
るステツプを表わす。220は運転条件が中負荷
定常態であるかどうかを判定するステツプを表わ
す。この中負荷定常状態とはエンジン回転数があ
る値の範囲、例えば1500〜3000r.p.m.で回転し、
かつ変動率が小さく、吸入空気量がある範囲内、
例えば全負荷時の1/10〜1/8の程度でその変動が
小さいような運転状態を言う。ここで運転状態が
定常状態でなく「NO」と判定されれば、本ルー
チンにての処理は終了する。一方、運転状態が中
負荷定常状態になつた場合には、ステツプ220
にて「YES」と判定され、ステツプ230に処
理が移り、例えばトランジスタで構成されたヒー
ター駆動回路であるスイツチング回路53に通電
を開始し、その時のタイマーカウンタの値をマイ
クロコンピユータ37のRAM中に格納する。次
いでステツプ240にてV1,V2の値を読み込み、
次いでステツプ250にて予め中負荷定常状態に
て排気温が到達している温度雰囲気中で必要と予
想される総電力W(回転数と吸入空気量とをパラ
メータとしたWのマツプとしてもよい)と上記ス
テツプ240にて取り込まれたV1,V2よりデユ
ーテイDが演算される。次いでステツプ260に
てスイツチング回路53へ通電すべき設定周期
T2と上記ステツプ250にて求められたデユー
テイDから通電時間T1が演算される。この計算
はT1=T2×D/100で与えられる。この設定周期
T2とはこの周期により通電、非通電がなされた
場合、ヒーター部52、酸素濃度検出部51の温
度変化の脈動が無視できる程度とする。。次いで
ステツプ270では通電開始時点T0と通電時間
T1から通電停止時点T0+T1を計算し、次のステ
ツプ280にてタイマーカウンタとT0+T1が一
致した時にスイツチング回路53への通電を停止
する。次いでステツプ290にて通電開始時点
T0と周期T2より通電開始時点を計算し、ステツ
プ220に戻る。
るステツプを表わす。220は運転条件が中負荷
定常態であるかどうかを判定するステツプを表わ
す。この中負荷定常状態とはエンジン回転数があ
る値の範囲、例えば1500〜3000r.p.m.で回転し、
かつ変動率が小さく、吸入空気量がある範囲内、
例えば全負荷時の1/10〜1/8の程度でその変動が
小さいような運転状態を言う。ここで運転状態が
定常状態でなく「NO」と判定されれば、本ルー
チンにての処理は終了する。一方、運転状態が中
負荷定常状態になつた場合には、ステツプ220
にて「YES」と判定され、ステツプ230に処
理が移り、例えばトランジスタで構成されたヒー
ター駆動回路であるスイツチング回路53に通電
を開始し、その時のタイマーカウンタの値をマイ
クロコンピユータ37のRAM中に格納する。次
いでステツプ240にてV1,V2の値を読み込み、
次いでステツプ250にて予め中負荷定常状態に
て排気温が到達している温度雰囲気中で必要と予
想される総電力W(回転数と吸入空気量とをパラ
メータとしたWのマツプとしてもよい)と上記ス
テツプ240にて取り込まれたV1,V2よりデユ
ーテイDが演算される。次いでステツプ260に
てスイツチング回路53へ通電すべき設定周期
T2と上記ステツプ250にて求められたデユー
テイDから通電時間T1が演算される。この計算
はT1=T2×D/100で与えられる。この設定周期
T2とはこの周期により通電、非通電がなされた
場合、ヒーター部52、酸素濃度検出部51の温
度変化の脈動が無視できる程度とする。。次いで
ステツプ270では通電開始時点T0と通電時間
T1から通電停止時点T0+T1を計算し、次のステ
ツプ280にてタイマーカウンタとT0+T1が一
致した時にスイツチング回路53への通電を停止
する。次いでステツプ290にて通電開始時点
T0と周期T2より通電開始時点を計算し、ステツ
プ220に戻る。
上記処理の内、ステツプ220の処理が判定手
段としての処理に該当し、ステツプ230〜29
0の処理が発熱量制御手段としての処理に該当す
る。
段としての処理に該当し、ステツプ230〜29
0の処理が発熱量制御手段としての処理に該当す
る。
本実施例はこのように構成されていることによ
り、特に酸素濃度検出部51が不活性化するおそ
れのある排気温が比較的低い中負荷定常状態にお
いては、その排気温がほぼ予想できるので、この
状態にて必要とする発熱量の見込量を設定し、ヒ
ーター部52への電力供給量を予想して供給する
ことにより、酸素濃度検出部51の温度をほほぼ
一定の状態に保持することが可能となるものであ
る。このようにして単にヒーター部52を有する
空燃比センサにおいてその酸素濃度検出部51の
温度を、簡単な構造で一定化させることができる
ものである。
り、特に酸素濃度検出部51が不活性化するおそ
れのある排気温が比較的低い中負荷定常状態にお
いては、その排気温がほぼ予想できるので、この
状態にて必要とする発熱量の見込量を設定し、ヒ
ーター部52への電力供給量を予想して供給する
ことにより、酸素濃度検出部51の温度をほほぼ
一定の状態に保持することが可能となるものであ
る。このようにして単にヒーター部52を有する
空燃比センサにおいてその酸素濃度検出部51の
温度を、簡単な構造で一定化させることができる
ものである。
また第一例のプログラムと同様に、電源電圧変
動あるいはヒーター部16bの経年抵抗値変化が
あつても、消費電力検出回路39にてその変動変
化を検出して、通電制御回路38からヒーター部
16bへの供給電力量に反映させているので、常
に酸素センサを活性化でき、正確に酸素の濃度状
態を知ることができる。
動あるいはヒーター部16bの経年抵抗値変化が
あつても、消費電力検出回路39にてその変動変
化を検出して、通電制御回路38からヒーター部
16bへの供給電力量に反映させているので、常
に酸素センサを活性化でき、正確に酸素の濃度状
態を知ることができる。
このように、酸素濃度検出部16aの活性化状
態を維持するのに、温度検出装置を用いず、ヒー
ター部16bへの電力を検出する消費電力検出回
路39を用いているため、酸素濃度検出部16a
に対して温度検出装置を設けることなく、簡単な
消費電力検出回路39を、空燃比センサ16以外
の場所である制御回路15に設けるだけでよい。
従つて、空燃比センサ16の構造を複雑化させ
ず、かつ酸素濃度検出部16aの活性化を確実に
して、正確な出力を得ることができる。
態を維持するのに、温度検出装置を用いず、ヒー
ター部16bへの電力を検出する消費電力検出回
路39を用いているため、酸素濃度検出部16a
に対して温度検出装置を設けることなく、簡単な
消費電力検出回路39を、空燃比センサ16以外
の場所である制御回路15に設けるだけでよい。
従つて、空燃比センサ16の構造を複雑化させ
ず、かつ酸素濃度検出部16aの活性化を確実に
して、正確な出力を得ることができる。
本発明は酸素センサを加熱する発熱手段におけ
る発熱量を内燃機関の運転状態検出手段によつて
検出されたデータに基づいて算出することによ
り、酸素センサを特に複雑な構造とすることな
く、酸素センサの温度を活性温度以上の一定温度
に保持することが可能となり酸素センサの内燃機
関への適用を容易なものとしている。このような
簡単な構造のため故障の低減にもつながり製造も
容易で歩留も高くなり特別の部品を要しないため
省資源にも貢献する。
る発熱量を内燃機関の運転状態検出手段によつて
検出されたデータに基づいて算出することによ
り、酸素センサを特に複雑な構造とすることな
く、酸素センサの温度を活性温度以上の一定温度
に保持することが可能となり酸素センサの内燃機
関への適用を容易なものとしている。このような
簡単な構造のため故障の低減にもつながり製造も
容易で歩留も高くなり特別の部品を要しないため
省資源にも貢献する。
また電源電圧変動あるいは発熱手段の経年抵抗
値変化などにより、電力の変動があつた場合は、
発熱量制御手段が、電力検出手段の出力に基づき
その変動をを捉え、更にその変動に基づき供給電
力調節手段により、発熱手段に供給される電力を
調節する。このことにより電源電圧変動あるいは
発熱手段の経年抵抗値変化があつても、常に酸素
センサを活性化でき、正確に酸素の濃度状態を知
ることができる。
値変化などにより、電力の変動があつた場合は、
発熱量制御手段が、電力検出手段の出力に基づき
その変動をを捉え、更にその変動に基づき供給電
力調節手段により、発熱手段に供給される電力を
調節する。このことにより電源電圧変動あるいは
発熱手段の経年抵抗値変化があつても、常に酸素
センサを活性化でき、正確に酸素の濃度状態を知
ることができる。
このように、酸素センサの活性化状態を維持す
るのに、温度検出装置を用いず、発熱手段に対す
る電力検出手段を用いているため、酸素センサに
温度検出手段を設けることなく、簡単な電力検出
手段を酸素センサとは別に設けるだけでよい。従
つて、酸素センサの構造を複雑化させず、かつ酸
素センサを活性化を確実にして、正確な出力を得
ることができる。
るのに、温度検出装置を用いず、発熱手段に対す
る電力検出手段を用いているため、酸素センサに
温度検出手段を設けることなく、簡単な電力検出
手段を酸素センサとは別に設けるだけでよい。従
つて、酸素センサの構造を複雑化させず、かつ酸
素センサを活性化を確実にして、正確な出力を得
ることができる。
第1図は本発明の基本的構成を示すブロツク
図、第2図は本発明第1実施例の概略構成図、第
3図イはそこに用いられる空燃比センサの構造を
示す要部断面図、第3図ロは他の構造の空燃比セ
ンサの要部断面図、第4図は第1実施例に用いら
れる制御回路のブロツク図、第5図は空燃比セン
サのヒーター制御の詳細を表わすブロツク図、第
6図は制御信号のパルス波形を表わすパルス波形
図、第7図は空燃比センサのヒーター制御の他の
例を表わすブロツク図、第8図はヒーター制御の
更に別の例の構成を表わすブロツク図、第9図は
一制御例のフローチヤート、第10図は他の制御
例のフローチヤートを表わす。 2…内燃機関、3…排気マニホールド、9…エ
アフロメータ、10…吸気温センサ、13…燃料
噴射弁、14…スロツトル開度センサ、15…制
御回路、16…空燃比センサ、16a,51…酸
素濃度検出部、16b,52…ヒーター部、37
…マイクロコンピユータ、38…通電制御回路、
39…消費電力検出回路。
図、第2図は本発明第1実施例の概略構成図、第
3図イはそこに用いられる空燃比センサの構造を
示す要部断面図、第3図ロは他の構造の空燃比セ
ンサの要部断面図、第4図は第1実施例に用いら
れる制御回路のブロツク図、第5図は空燃比セン
サのヒーター制御の詳細を表わすブロツク図、第
6図は制御信号のパルス波形を表わすパルス波形
図、第7図は空燃比センサのヒーター制御の他の
例を表わすブロツク図、第8図はヒーター制御の
更に別の例の構成を表わすブロツク図、第9図は
一制御例のフローチヤート、第10図は他の制御
例のフローチヤートを表わす。 2…内燃機関、3…排気マニホールド、9…エ
アフロメータ、10…吸気温センサ、13…燃料
噴射弁、14…スロツトル開度センサ、15…制
御回路、16…空燃比センサ、16a,51…酸
素濃度検出部、16b,52…ヒーター部、37
…マイクロコンピユータ、38…通電制御回路、
39…消費電力検出回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出
手段と、 前記内燃機関の排気中の酸素濃度を検出する酸
素センサを加熱する発熱手段と、 該発熱手段に供給される電力を指令信号に応じ
て調節する供給電力調節手段と、 前記発熱手段に実際に供給された電力を示す信
号を出力する電力検出手段と、 前記運転状態検出手段により検出された内燃機
関の運転状態に基づき前記発熱手段を加熱すべき
状態を判定する判定手段と、 該判定手段が加熱すべき状態であると判別した
場合に、前記酸素センサの目標温度に対応する必
要電力が供給されるように前記電力検出手段によ
り検出された検出電力に応じて前記供給電力調節
手段への指令信号を調節する発熱量制御手段と、 を備えることを特徴とする酸素センサの温度制御
装置。 2 前記運転状態検出手段が、前記内燃機関の吸
入空気量を検出する吸入空気量検出部と排気温度
を検出する排気温度検出部とを備え、 前記発熱手段が、前記酸素センサに付設された
抵抗発熱体を備え、 前記発熱量制御手段が、前記吸入空気量検出部
により検出された吸入空気量と前記排気温度検出
部により検出された排気温度とに基づき前記供給
電力調節手段への指令信号を調節するよう構成さ
れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の酸素センサの温度制御装置。 3 前記発熱量制御手段が、前記運転状態検出手
段により検出された運転状態の変動が所定範囲内
にある場合、前記発熱手段の発熱量を所定量に維
持するように前記供給電力調節手段への指令信号
を調節するよう構成されていることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の酸素センサの温度制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58233394A JPS60125553A (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | 酸素センサの温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58233394A JPS60125553A (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | 酸素センサの温度制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60125553A JPS60125553A (ja) | 1985-07-04 |
JPH0531738B2 true JPH0531738B2 (ja) | 1993-05-13 |
Family
ID=16954396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58233394A Granted JPS60125553A (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | 酸素センサの温度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60125553A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4753204A (en) * | 1986-09-30 | 1988-06-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Air-fuel ratio control system for internal combustion engines |
JP2546395B2 (ja) * | 1989-11-24 | 1996-10-23 | 日本電装株式会社 | 酸素センサのヒータ制御故障診断装置 |
JP3467808B2 (ja) * | 1992-12-02 | 2003-11-17 | 株式会社デンソー | 酸素濃度判定装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2731541C2 (de) * | 1977-07-13 | 1992-04-23 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Verfahren und Einrichtung zur Steuerung einer Meßsonden-Heizung, insbesondere in Kraftfahrzeugen |
-
1983
- 1983-12-09 JP JP58233394A patent/JPS60125553A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60125553A (ja) | 1985-07-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4543176A (en) | Oxygen concentration detector under temperature control | |
US6789533B1 (en) | Engine control system | |
US6258232B1 (en) | Gas component concentration measuring apparatus | |
US4561402A (en) | Method and system for internal combustion engine oxygen sensor heating control, synchronizing heater voltage detection with heater energization, and calculating power loss | |
US5656190A (en) | Controller for a heater for an air-fuel ratio sensor and a method thereof | |
JPH049260B2 (ja) | ||
JPS61291748A (ja) | エンジンの制御装置 | |
US6550305B2 (en) | Activation diagnosis method and activation diagnosis apparatus for air-fuel ratio sensor | |
JP2002257779A (ja) | ガス濃度センサのヒータ制御装置 | |
JPH07122627B2 (ja) | 酸素濃度センサ用ヒータの制御装置 | |
US4596138A (en) | Measuring apparatus for internal combustion engine | |
JP3524373B2 (ja) | 空燃比センサのヒータ制御装置 | |
JPH0578668B2 (ja) | ||
JP3056365B2 (ja) | 酸素濃度センサの制御装置 | |
JPH0531738B2 (ja) | ||
JPH11344466A (ja) | ガス濃度センサのヒータ制御装置 | |
GB2327268A (en) | Determining resistance of an exhaust gas concentration sensor | |
JPS61132851A (ja) | 酸素濃度センサ用ヒ−タの電力量制御装置 | |
JP2004300987A (ja) | エンジンの電子ガバナ | |
JP3869629B2 (ja) | 空燃比センサの活性判定装置 | |
JPH10111269A (ja) | 酸素濃度検出装置 | |
JP2511087B2 (ja) | 酸素濃度センサのヒ―タ温度制御装置 | |
JPS60202348A (ja) | 酸素センサ用ヒ−タの制御装置 | |
JPH11271264A (ja) | ガス濃度センサの温度制御装置 | |
JPH0568653B2 (ja) |