JPH0531558U - 家畜用自動給餌装置 - Google Patents
家畜用自動給餌装置Info
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- JPH0531558U JPH0531558U JP8683291U JP8683291U JPH0531558U JP H0531558 U JPH0531558 U JP H0531558U JP 8683291 U JP8683291 U JP 8683291U JP 8683291 U JP8683291 U JP 8683291U JP H0531558 U JPH0531558 U JP H0531558U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 家畜飼育に際し、家畜に特別な学習の必要性
やストレスを与える事なく、食餌に応じる自然な給餌を
することができ、しかもその際、粉状餌のブリッジ等に
よる餌詰まりが発生することがなく、必要量を食餌に応
じて円滑に吐出できる給餌装置を提供する。 【構成】 飼料受器1に垂下する飼料容器本体7を支柱
4とそれに嵌合する昇降ガイド5にホルダー6を介して
揺動可能に吊支し、支柱4にスクリュウロッド14を挿
入して支柱に冠した昇降ガイド5を回転可能に、かつ、
ピン12で舌片部21を回り止めして軸方向移動可能に
貫通させ、昇降ガイド5の上部でクランクハンドル13
をスクリュウロッド14に連結し、かつ、飼料容器本体
7の飼料排出口8に面する平盤状の吐出量調節台9を飼
料受器1の内底部に固定して構成した。
やストレスを与える事なく、食餌に応じる自然な給餌を
することができ、しかもその際、粉状餌のブリッジ等に
よる餌詰まりが発生することがなく、必要量を食餌に応
じて円滑に吐出できる給餌装置を提供する。 【構成】 飼料受器1に垂下する飼料容器本体7を支柱
4とそれに嵌合する昇降ガイド5にホルダー6を介して
揺動可能に吊支し、支柱4にスクリュウロッド14を挿
入して支柱に冠した昇降ガイド5を回転可能に、かつ、
ピン12で舌片部21を回り止めして軸方向移動可能に
貫通させ、昇降ガイド5の上部でクランクハンドル13
をスクリュウロッド14に連結し、かつ、飼料容器本体
7の飼料排出口8に面する平盤状の吐出量調節台9を飼
料受器1の内底部に固定して構成した。
Description
【0001】
本考案は家畜用自動給餌装置に関し、特に養豚場における給餌・給水において 、家畜に特別な学習の必要性やストレスを与える事なく、食餌に応じる自然な状 態での給餌をすることができ、しかもその際、飼料容器本体にブリッジ等による 餌詰まりが発生することがなく、必要量を食餌に応じて円滑に提供することがで きるようにしたものである。
【0002】
近時、家畜飼育場、とりわけ養豚場では豚が欲するときに餌を自由に摂取する ことができるように、各種飼料を混合した粉状の餌を自動的に給餌できるように することが多くなった。そのため、粉状の餌を所定の容器内に収納し、その容器 の出口にレバー等の開閉機構を取り付け、その開閉機構を豚が鼻先や口で縦や横 へ押したり、持ち上げることにより出口から餌が一定量づつ吐出するようにして いる。
【0003】 また、養豚場において、餌の食いが良好なため、所定の配管によって水を供給 し、餌と水を混ぜて水を飲みながら餌を食べられるようにしたウエット食餌器も 用いられている。
【0004】 なお、幼児期の子豚には、人工粉ミルクを与える必要があるが、人工粉ミルク はメッシュが小さくてブリッジが発生し易いので、容器内では餌詰まりを生じる ことが多いから、従来の給餌装置では与えることができなかった。そのため、必 要に応じて別途人手による給餌をする以外に方法がなかった。
【0005】
しかしながら、豚がレバー等の開閉機構を操作しなければならない従来の自動 給餌装置では、豚が鼻先や口でレバー等を動かす操作を自ら学習する必要がある が、豚の知能指数は中程度であって、条件反射を習得するのに時間がかかるため 、全ての豚がスムーズに食餌をすることができない。そのため、餌付けに時間が かかり、餌付けの当初は食餌ができず、既に学習し終えた他の豚が給餌された餌 を盗み取りすることとなり、豚の成長にバラツキが生じる。
【0006】 このように、従来の給餌の方法は豚の食餌に合わせた自然な方法ではなく、一 定の学習を強いるものであるから、豚はストレスを生じ易い。さらに、従来の給 餌装置では餌詰まりを生じ易くて、豚の食餌に併せて餌が自然な状態でスムーズ に吐出されない欠点がある。さらに、餌の吐出量を豚の成長度若しくは成育状況 に併せて適切に調節することは困難である。
【0007】 そこで、本考案は上記事情に鑑みて、豚が食餌をする自然な状態において、全 ての豚が特別な学習をしなくとも、満遍なく欲する食餌量を供給することができ る家畜用給餌器を提供するものである。
【0008】
本考案は上記課題を解決するため、飼料受器に垂下する飼料容器本体を昇降可 能、かつ、揺動可能に吊支し、飼料容器本体の飼料排出口に面する平盤状の吐出 量調節台を飼料受器に固定してなることを基本とする構成を提供する。そして、 飼料受器に垂下する飼料容器本体を支柱とそれに嵌合する昇降ガイドにホルダー を介して揺動可能に吊支し、支柱にスクリュウロッドを挿入して昇降ガイドを回 転可能、かつ、軸方向移動可能に貫通させるとともに、昇降ガイドの上部でクラ ンクハンドルをスクリュウロッドに連結し、かつ、飼料容器本体の飼料排出口に 面する平盤状の吐出量調節台を飼料受器に固定してなる構成を提供する。
【0009】 更に、飼料容器本体の下部に圧接する弾性体を支柱に固定した構成、飼料容器 本体の飼料排出口から内部に進入する棒状のブリッジ防止具を吐出量調節台に揺 動可能に載置してなる構成、飼料容器本体はその中心線を外れた前側に偏心した 配置の軸棒を介して揺動可能に吊支されている構成、飼料容器本体の飼料排出口 にその揺動範囲を規制するリングを配設した構成、吐出量調節台が飼料受器の底 部又は内側部に突設されている構成を提供する。
【0010】 また、飼料受器に所定間隔を有して垂下する固定筒を設け、その固定筒の上端 開口部から飼料容器本体を昇降調節可能、かつ、揺動可能に吊支し、飼料容器本 体の飼料排出口が固定筒の下端開口部から突出してなる構成を提供する。更に、 飼料受器に中空の固定筒を自立させた構成、飼料排出口に対面する平盤状の吐出 量調節台を飼料受器又は飼料容器本体に設けてなる構成を提供する。
【0011】
本考案によれば、家畜が食餌のために飼料受器に首を突っ込み飼料を食べる自 然な動作によって、飼料容器本体に鼻先等が当たり飼料容器本体が揺動し、又は 、食餌に際して鼻先や口先でブリッジ防止具がつつかれて揺動することにより、 飼料受器との間隔が変化して、飼料容器本体内に収納された粉状の餌が振動して ブリッジを起こさずに常にスムーズに吐出する。そして、吐出された飼料は家畜 の食餌によって減少し、飼料容器本体の揺動によって突き崩されるため、家畜の 食餌に応じて、飼料が順次円滑に吐出されることとなる。
【0012】 また、飼料容器本体を昇降させてその飼料排出口と吐出量調節台との間隔を適 宜調節すると、吐出量の調節とともに、ブリッジの発生し難い吐出量を設定でき る。したがって、家畜が欲する量の飼料が家畜の自然な食餌に応じて飼料容器本 体から自動的に吐出するため、家畜がレバー等を押すことを学習する必要がなく て、ストレスを生じることなく全ての家畜がスムーズに食餌できる。また、メッ シュが小さい人工ミルクでもブリッジが発生することがなくて、自動給餌を行う ことができる。
【0013】 このように、家畜の食餌に際する動きを利用して、飼料容器本体内に発生しが ちな餌のブリッジを阻止できるようにしたから、自動給餌が人手による何等の介 護もなく行うことができるようになり、家畜飼育の効率を向上させる。
【0014】
以下に本考案の実施例を図面に基づき説明する。図1は本考案にかかる家畜用 自動給餌装置の一実施例を示す一部破断斜視図で、図示のように、養豚場の床上 に載置する飼料受器1に、管体からなる支柱4の下端部をUボルト3等で連結し て垂直に立設し、その支柱4の内部にナット20を固定し、そのナット20に螺 合するスクリュウロッド14を支柱4の軸心線に沿って挿入し、そのスクリュウ ロッド14の上端部に管体からなる昇降ガイド5を貫通して支柱4に冠し、スク リュウロッド14の上端部にクランクハンドル13が軸着されている。
【0015】 スクリュウロッド14と昇降ガイド5とは、昇降ガイド5の外周部から内方の 径方向に挿入したボルト15がスクリュウロッド14に形成した周溝16に進入 して、スクリュウロッド14が昇降ガイド5から独立して回転可能に、しかし軸 方向では一体化して昇降できるように構成されている。昇降ガイド5はその下端 部に軸方向へ突出する所定長さの舌片部21を有し、その舌片部21は支柱4の 外周部に突設した一対のピン12,12間に挿入されており、したがって、スク リュウロッド14が回転しても昇降ガイド5は回転することなく、昇降できる。
【0016】 昇降ガイド5には径大の円筒体からなるホルダー6が連結されており、そのホ ルダー6には軸棒23を介し、ホルダー6よりも径小の飼料容器本体7が揺動可 能に支持されている。軸棒23はホルダー6の軸心線から外れた前側に配置され 、したがって、飼料容器本体7は偏心した一軸でホルダー6に吊支されている。 飼料容器本体7は漏斗状であって、飼料入口22と飼料排出口8を有する。飼料 排出口8付近の外周部を包囲して環状の揺動規制具10が支柱に取り付けられて いる。また、飼料排出口8に面して吐出量調節台9が飼料受器1の内底部に固定 されている。吐出量調節台9は揺動規制具10で飼料排出口8が揺動する範囲内 の面積を十分カバーできる程度の面積を有する平盤体である。
【0017】 そこで、上記実施例の作用につき説明すると、クランクハンドル13を正逆い ずれかに回転させてスクリュウロッド14を回転させ、昇降ガイド5を適宜の高 さに昇降調節して、飼料容器本体7の飼料排出口8と吐出量調節台9との間の間 隔寸法を適宜に定め、ついで、飼料容器本体7の飼料入口22から適宜のパイプ にて飼料を充填する。飼料容器本体7は偏心してホルダー6に吊支されているの で、飼料を収納すると飼料排出口8は揺動規制具10の範囲内で揺動して前側へ 傾くとともに、その飼料排出口8から飼料が吐出量調節台9上に吐出する。
【0018】 吐出した飼料を豚が嗅ぎ付けて食餌しようとし、飼料受器1に首を突っ込み、 吐出した飼料を口にするとともに、鼻先等で飼料排出口8付近を後側へ押すと、 飼料容器本体7は軸棒23を中心として飼料排出口8が揺動規制具10が規制す る範囲内で後方へ揺動し、その押しが解かれると自重で元の状態に戻り、かくす ることの繰り返しにて飼料容器本体7内の飼料が常に振動し、ブリッジを起こす ことなく下方へ移動するのである。
【0019】 なお、飼料排出口8と吐出量調節台9との間隔寸法が大き過ぎて吐出量が多い ときは、クランクハンドル13を回転させてスクリュウロッド14を回し、昇降 ガイド5を下方へ移動させて飼料容器本体7を適宜下降させればよい。この逆に 、飼料の吐出量が少な過ぎるときは、昇降ガイド5を上方へ移動させて飼料容器 本体7を適宜上昇させればよい。
【0020】 次に本考案の第2実施例を説明する。図2は断面側面図である。図示のように 、養豚場の床上等に載置固定する飼料受器31に支持部32を設け、その支持部 32にUボルト33にて管体からなる支柱34を延設し、その支柱34の上端部 に筒体からなる昇降ガイド35を嵌合し、昇降ガイド35にアーム36を固定し てそのアーム36に飼料容器本体37を吊支させ、その飼料容器本体37の下端 部を飼料受器31内に垂下させてある。アーム36と飼料容器本体37との軸棒 38は飼料容器本体37の中心線を外れた前側に位置しており、したがって、飼 料容器本体37は偏心していて揺動可能である。
【0021】 飼料容器本体37は漏斗状であり、上部が広く開口して飼料排出口39が収束 されており、その飼料排出口39に面する平盤状の吐出量調節台40が飼料受器 31の内底に固定されている。飼料排出口39の内部に挿入する棒状のブリッジ 防止具41が飼料排出口39から飼料容器本体37の内部に挿入され、そのブリ ッジ防止具41の下部は略T字型をして吐出量調節台40に揺動可能に載置され 、かつ、外方へ張り出している。また、飼料容器本体37内に突出する棒状のブ リッジ防止具42が設けられている。さらに、飼料排出口39付近の外周面に圧 接する板ばね等の弾性体43が支柱34に取り付けられ、この弾性体43は飼料 容器本体37を常に図の右方へ押して飼料容器本体37が垂直状態を維持するよ うになっている。
【0022】 一方、昇降ガイド35は支柱34に沿って昇降できるように構成されている。 すなわち、昇降ガイド34の上底部にクランクハンドル44にて回転可能なスク リュウロッド45を軸中心部に抜け落ち不能に係合させて垂下させ、そのスクリ ュウロッド45を支柱34に内嵌固定した環体46にねじ係合させてある。昇降 ガイド35には軸方向へ延設したストッパー47が一体形成され、このストッパ ー47の幅よりも若干大きい間隔を有してストッパーピン48,48が支柱34 に突設されている。
【0023】 上記第2実施例の作用につき説明すると、飼料容器本体37の上部開口に餌を 供給するパイプ49を配置して飼料容器本体37の内部に餌を満たし、豚がいつ でも給餌を受けることができるようにする。飼料容器本体37内に収納された餌 は吐出量調節台40に落下して外方へ出て飼料受器31に落下し、餌が飼料排出 口39から出ることを豚が確認できる。
【0024】 そこで、豚が食餌のために飼料受器31に首を突っ込んで餌を食べ、その鼻先 等でブリッジ防止具41が動かされると、ブリッジ防止具41が揺動し、飼料容 器本体37内の餌が振動してブリッジを発生することなく、飼料排出口39から 吐出量調節台40にスムーズに落下する。
【0025】 また、豚の鼻先で飼料排出口39が支柱34側へ押されることがあれば、飼料 容器本体37はアーム36で軸支されているので、弾性体43の力に抗して支柱 34側へ揺動するが、豚の鼻先が飼料排出口39から離れると飼料容器本体37 は元の状態に復帰できる、かくして、飼料容器本体37自体が揺動することによ り、内部の餌がブリッジを起こすことを阻止できる。
【0026】 給餌量を調節する必要があれば、飼料容器本体37内に餌を満たす前に、すな わち飼料容器本体37を空にした状態で、クランクハンドル44を正逆回転操作 してスクリュウロッド45を正逆いずれかに回転させることにより、飼料排出口 39と吐出量調節台40との間隔を適宜調節する。この間隔の適切な設定が、餌 のブリッジをなくすることにもつながるので大切である。
【0027】 次にこの考案の第3実施例を図3に基づき説明する。この例は第2実施例の変 形であって、飼料容器本体37をアーム36で支柱34に直接支持せしめ、その 飼料容器本体37に直径方向の支持部37aを設け、その支持部37aに軸支部 37bを設けてスクリュウロッド14aを回転自在に支持せしめ、そのスクリュ ウロッド14aの上端部にクランクハンドル44を、下端部に吐出量調節台40 を連結し、吐出量調節台40には飼料排出口39を包囲する接触棒41aを周縁 に垂直に立設してある。飼料容器本体37の飼料排出口39近傍には弾性体43 の先端部が当接し、その弾性体43の基端部は支柱34にボルト33で固定され ている。
【0028】 そこで上記第3実施例の作用について説明すると、家畜が吐出量調節台40を 鼻先や口先でつつくと、接触棒41aが揺動して飼料排出口39を振動させると ともに、スクリュウロッド14aが揺動して飼料を掻き回し、飼料が飼料排出口 39からスムーズに排出される。また、家畜が食餌に際して鼻先や口先で飼料排 出口39の外周面をつつくと、飼料容器本体37が弾性体43の力に抗して移動 するとともに、弾性体43の蓄勢された力で飼料容器本体37の下端部が元の位 置にもどり、これによって内部の飼料が揺動してブリッジを起こすことなく飼料 排出口39からスムーズに排出される。
【0029】 次にこの考案の第4実施例を図4,図5に基づき説明する。図4は、飼料容器 本体50を飼料受器51に自立させた逆漏斗状をした固定筒52の上端部にリン グ53を介して高さ調節可能に吊支したものであって、飼料排出口54は固定筒 52の内部においてリングからなる揺動規制具55に嵌め込まれてその範囲内で 揺動可能である。固定筒52には豚が首を突っ込むことのできる開口部56が設 けられている。
【0030】 図5は、飼料受器61に自立させた固定筒57を筒状体に形成した図4の変形 例である。飼料容器本体58はケーシング57の上端部に、直径方向で相対向し て切り欠き設けた軸支部59,59に係合するピン60で揺動可能に支持されて いる。飼料排出口62は飼料受器61の底面に所定間隔を有して垂下している。
【0031】 さらにこの考案の第5実施例を図6,図7に基づき説明する。図6は、飼料受 器71に付設した支持体72にホルダー73を介して固定筒74を垂設し、その 固定筒74に飼料容器本体75を遊嵌してその上端部をリング76で止め、揺動 可能に吊支してある。吐出量調節台79は締付リング77で固定筒74に飼料排 出口78と所定間隔を有して固定されている。図7は図6の改良であって、吐出 量調節台79を飼料受器71の片側に水平状態で固定してある。
【0032】 また、上記図6,7の変形例を図8乃至図11に基づき説明する。図8,図9 は、吐出量調節台80を飼料受器71の内底面に固定したものであり、図8は飼 料排出口78の揺動範囲内をカバーする単独の構成であり、図9は飼料受器71 の長手方向へ形成したものである。飼料容器本体75は共に円筒体であり、リン グ76で固定筒74に揺動可能に遊嵌してその上端部を止めてある。なお、図9 では、飼料容器本体75の飼料排出口78の範囲を規制するリング81が設けら れている。
【0033】 図10,図11は、飼料容器本体75の飼料排出口78を収束したものであり 、また、図10では吐出量調節台82は支持体72に固定して飼料排出口78の 下部に垂下する構成とし、図11では吐出量調節台83が飼料受器71の底部に 飼料排出口78の揺動範囲内をカバーできる面積で全面に固定されている。なお 、図10,図11はメッシュの小さな粉状ミルクなどの給餌に都合良くしたもの である。
【0034】 なお、上記実施例において、吐出量調節台9,40,80,83は飼料受器の 底面よりも高く突出していることが必要であり、それによって飼料容器本体7, 37,75の飼料排出口8,39,78から吐出した餌が飼料受器1,31,7 1の底面に落下することを目的とする。したがって、吐出量調節台9,40,8 0,83は、図6に示したように、飼料排出口78に吊り下げ固定し、若しくは 図7に示したように、飼料受器71の片側に水平に突設してもよい。
【0035】 若しくは、図8に示したように、飼料受器71の内底部の片側に固定してもよ く、図9に示したように、内底部片側に長手方向へ一体化して固定してもよいし 、図10に示したように、飼料受器71の内底部から浮かせて吊り下げてもよく 、また、図11に示したように、内底部の幅方向で全面に固定してもよい。図1 1において、固定筒74はクランクハンドル84を有するスクリュウロッド85 で支持部72に昇降可能に支持されていて、飼料排出口78と吐出量調節台83 との間隔を適宜調節できる。さらに、飼料容器本体75の下端部に弾性体86が 当接している。
【0036】 また、吐出量調節台9,40,80,83は飼料排出口8,39が揺動する範 囲内の面積があればよいが、飼料容器本体7,37,75毎に設けても、若しく はまとめて複数を一体的に連接したもの(図9参照)としてもよい。
【0037】
【考案の効果】 以上説明した本考案によれば、家畜が欲する時に欲する量の給餌を受けるため に飼料受器に首を突っ込み飼料を食べる自然な動作によって、飼料容器本体に鼻 先等が当たり飼料容器本体が揺動し、又は、食餌に際して鼻先や口先でブリッジ 防止具がつつかれて揺動することにより、飼料受器との間隔が変化して、飼料容 器本体内に収納された粉状の餌が振動してブリッジを起こさずに常にスムーズに 吐出する。そして、吐出された飼料は家畜の食餌によって減少し、飼料容器本体 の揺動によって突き崩されるため、家畜の食餌に応じて、飼料が順次円滑に吐出 されることとなる。
【0038】 このように、家畜の食餌に際する動きを利用して、飼料容器本体内に発生しが ちな餌のブリッジを阻止できるようにしたから、自動給餌が人手による何等の介 護もなく行うことができるようになり、家畜飼育能率を向上させる。
【0039】 そのため、家畜が欲するときに欲する量の飼料を自動的に供給することができ 、しかも飼料の自動的な供給は家畜の本能のままの食餌によって行われるので、 家畜が条件反射を特別に学習する必要がなく、ストレスも生じないため全ての家 畜が満足に食餌できるようになり、多数の家畜の成育にバラツキ生じることもな く、その商品価値を向上させる。
【0040】 さらに、給餌量の調整は飼料容器本体を昇降させてその下端開口部と吐出量調 節台との間隔を適宜調節できるから、家畜の飼育状況に応じた適切な給餌ができ るとともに、メッシュの小さな人工粉ミルクでもブリッジなく供給することがで きる。しかも構成は簡単でコストも低廉であり、清掃やメンテナンスが短時間に 容易に行える、等の効果を奏する。
【図1】本考案の第1実施例を示す一部破断斜視図。
【図2】本考案の第2実施例を示す断面側面図。
【図3】本考案の第3実施例を示す断面側面図。
【図4】本考案の第3実施例を示す斜視図。
【図5】図5の変形例を示す斜視図。
【図6】本考案の第4実施例を示す断面側面図。
【図7】図6の変形例を示す断面側面図。
【図8】本考案の第5実施例を示す断面側面図。
【図9】図8の変形例を示す断面側面図。
【図10】図8の変形例を示す断面側面図。
【図11】図8の変形例を示す断面側面図。
1,31,51,61,71…飼料受器 4,34,72…支柱 5…昇降ガイド 36…アーム 7,37,50,58,75…飼料容器本体 8,39,54,78…飼料排出口 9,40,79,80,82,83…吐出量調節台 41,42…ブリッジ防止具 43…弾性体 13,44,84…クランクハンドル 14,14a…スクリュウロッド
Claims (15)
- 【請求項1】 飼料受器に垂下する飼料容器本体を揺動
可能に吊支するとともに、飼料容器本体の飼料排出口に
対面する平盤状の吐出量調節台を設けてなることを特徴
とする家畜用自動給餌装置。 - 【請求項2】 飼料受器に垂下する飼料容器本体を昇降
可能、かつ、揺動可能に吊支してなることを特徴とする
家畜用自動給餌装置。 - 【請求項3】 飼料受器に垂下する飼料容器本体を昇降
可能、かつ、揺動可能に吊支し、飼料容器本体の飼料排
出口に面する平盤状の吐出量調節台を飼料受器に固定し
てなることを特徴とする家畜用自動給餌装置。 - 【請求項4】 飼料受器に垂下する飼料容器本体を支柱
とそれに嵌合する昇降ガイドにホルダーを介して揺動可
能に吊支し、支柱にスクリュウロッドを挿入して昇降ガ
イドを回転可能、かつ、軸方向移動可能に貫通させると
ともに、昇降ガイドの上部でクランクハンドルをスクリ
ュウロッドに連結してなることを特徴とする家畜用自動
給餌装置。 - 【請求項5】 飼料受器に垂下する飼料容器本体を支柱
とそれに嵌合する昇降ガイドにホルダーを介して揺動可
能に吊支し、支柱にスクリュウロッドを挿入して昇降ガ
イドを回転可能、かつ、軸方向移動可能に貫通させると
ともに、昇降ガイドの上部でクランクハンドルをスクリ
ュウロッドに連結し、かつ、飼料容器本体の飼料排出口
に面する平盤状の吐出量調節台を飼料受器に固定してな
ることを特徴とする家畜用自動給餌装置。 - 【請求項6】 飼料受器に垂下する飼料容器本体を支柱
とそれに嵌合する昇降ガイドにアームを介して揺動可能
に吊支するとともに、飼料容器本体の下部に圧接する弾
性体を支柱に固定し、支柱にスクリュウロッドを挿入し
て昇降ガイドをクランクハンドルで回転可能、かつ、軸
方向移動可能に設けてなることを特徴とする家畜用自動
給餌装置。 - 【請求項7】 飼料受器に垂下する飼料容器本体を支柱
とそれに嵌合する昇降ガイドにアームを介して揺動可能
に吊支するとともに、飼料容器本体の下部に圧接する弾
性体を支柱に固定し、支柱にスクリュウロッドを挿入し
て昇降ガイドをクランクハンドルで回転可能、かつ、軸
方向移動可能に設け、かつ、飼料容器本体の飼料排出口
に面する平盤状の吐出量調節台を飼料受器に固定してな
ることを特徴とする家畜用自動給餌装置。 - 【請求項8】 飼料容器本体の飼料排出口から内部に進
入する棒状のブリッジ防止具を吐出量調節台に揺動可能
に載置してなる請求項1,3,5,7記載の家畜用自動
給餌装置。 - 【請求項9】 飼料容器本体はその中心線を外れた前側
に偏心した配置の軸棒を介して揺動可能に吊支されてい
る請求項1,2,3,4,5,6,7,8に記載の家畜
用自動給餌装置。 - 【請求項10】 飼料容器本体の飼料排出口にその揺動
範囲を規制するリングを配設したことを特徴とする請求
項1,2,3,4,5,6,7,8,9に記載の家畜用
自動給餌装置。 - 【請求項11】 吐出量調節台が飼料受器の底部又は内
側部に突設されている請求項1,3,5,8に記載の家
畜用自動給餌装置。 - 【請求項12】 飼料受器に所定間隔を有して垂下する
固定筒を設け、その固定筒の上端開口部から飼料容器本
体を昇降調節可能、かつ、揺動可能に吊支し、飼料容器
本体の飼料排出口が固定筒の下端開口部から突出してな
ることを特徴とする家畜用自動給餌装置。 - 【請求項13】 飼料受器に中空の固定筒を自立させ、
その固定筒の上端開口部から飼料容器本体を昇降調節可
能、かつ、揺動可能に吊支してなることを特徴とする家
畜用自動給餌装置。 - 【請求項14】 飼料排出口に対面する平盤状の吐出量
調節台を飼料受器に設けてなる請求項12,13記載の
家畜用自動給餌装置。 - 【請求項15】 飼料排出口に対面する平盤状の吐出量
調節台を飼料容器本体に設けてなる請求項12,13記
載の家畜用自動給餌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8683291U JPH0531558U (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 家畜用自動給餌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8683291U JPH0531558U (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 家畜用自動給餌装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0531558U true JPH0531558U (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=13897791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8683291U Pending JPH0531558U (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 家畜用自動給餌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0531558U (ja) |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP8683291U patent/JPH0531558U/ja active Pending
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