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JPH05311809A - メッシュ状繊維補強材 - Google Patents

メッシュ状繊維補強材

Info

Publication number
JPH05311809A
JPH05311809A JP14650892A JP14650892A JPH05311809A JP H05311809 A JPH05311809 A JP H05311809A JP 14650892 A JP14650892 A JP 14650892A JP 14650892 A JP14650892 A JP 14650892A JP H05311809 A JPH05311809 A JP H05311809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mesh
wires
reinforcing material
intersection
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14650892A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Tanigaki
正治 谷垣
Satoshi Kosakata
諭 小坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
Priority to JP14650892A priority Critical patent/JPH05311809A/ja
Publication of JPH05311809A publication Critical patent/JPH05311809A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】安定した高品質のメッシュ状補強材を大量生産
する。 【構成】各々が紐状に形成されたワイヤ素子11a、1
1bを組み紐状に編み合わせる形で束ねて形成される複
数のワイヤ10a、10bを格子状に並べることにより
メッシュ5を成型加工する際に、交点12において交差
するワイヤ10a、10bのワイヤ素子11a、11b
を、互い違い上下に交差させる形で相互に絡み合わせて
おいてから、エポキシ樹脂13等を含浸硬化させてその
締結固定を図り、強い交点強度を効率的に得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構造物の補強材として
用いるに好適なメッシュ状繊維補強材に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のメッシュ状補強材を示す図
である。従来、メッシュ状補強材25を成型加工する場
合には、図4に示すように、各々が棒状に形成された補
強繊維材26を、その配設様態に合わせた形で格子状に
並べておいて、該補強繊維材26同士が交差する交点2
5a部分を結束、或いは接着する形で組み加工してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法では、メッシュ状補強材25全体が大面積であった
り、或いはその格子目が小ピッチであったりする場合
に、大量の交点25a部分をいちいち結束、或いは接着
等により処理する形で組み加工しなければならず、その
作業量は莫大なものになってしまう。このため、こうい
った方法ではメッシュ状補強材25を大量に製作する場
合にその効率が極めて悪いことに加えて、交点25a部
分の処理組付け状態により交点強度が低下する形で補強
材全体の品質が左右してしまう、といった不都合があっ
た。本発明は、上記事情に鑑み、効率的に大量生産する
ことが出来、安定した高品質を維持し得るメッシュ状補
強材を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、各々が紐
状に形成された繊維素子集合材(11a、11b)を束
ねて形成される複数の繊維体(10a、10b)を有
し、前記複数の繊維体(10a、10b)を格子状に並
べる形で形成したメッシュ状補強材(5)において、前
記メッシュ状補強材(5)に交点部(12)を、前記複
数の繊維体(10a、10b)が相互に交差する部分に
形成する形で設け、前記交点部(12)に樹脂材からな
る固定手段(13)を、前記複数の繊維体(10a、1
0b)中に含浸硬化させる形で設けて構成される。な
お、( )内の番号等は、図面における対応する要素を
示す、便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の
記載に限定拘束されるものではない。以下の
【作用】の欄についても同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により、本発明は、固定手段(1
3)が繊維素子集合材(11a、11b)を締結する形
で、交点部(12)において交差する繊維体(10a、
10b)の相対的な移動を阻止するように作用する。
【0006】
【実施例】図1は本発明によるメッシュ状補強材の一実
施例を示す平面図、図2は図1に示すメッシュ状補強材
の交点部分を示す平面図、図3は図2に示すメッシュ状
補強材の交点部分における繊維の交差状態を示す図、図
5は図1に示すメッシュ状補強材の別の実施例を示す
図、図6は図5に示すメッシュ状補強材の交点部分の拡
大図である。
【0007】メッシュ状補強材であるメッシュ5が配設
される例えば構築物1の屋上1aには、図1に示すよう
に、緑化構造2が設けられており、緑化構造2には漁網
状に編み上げられたメッシュ5が、屋上1a上に敷設さ
れたプレキャストコンクリート等からなるPC枠3の補
強部材として、該PC枠3を構成しているコンクリート
中に埋設定着された形で、図1紙面上に格子状をなすよ
うに展開配置されている。PC枠3には土壌6が充填収
容されており、土壌6中には樹木7が植設配置されてい
る。
【0008】メッシュ5は、その各々が繊維束状に形成
された複数の合成樹脂製のワイヤ10を有しており、ワ
イヤ10には、その伸延方向を図1左右方向である矢印
A、B方向にそれぞれ向けた形で組付け配置された複数
のワイヤ10aと、その伸延方向をワイヤ10aの伸延
方向である矢印A、B方向と交差する方向である矢印
C、D方向にそれぞれ向けた形で組付け配置された複数
のワイヤ10bの、2種類の配向方向の異なるワイヤ1
0a、10bにより構成されている。メッシュ5は、ワ
イヤ10a、10bが、図2に示すようにその交点12
部分を介して交差する形で、図1に示すように格子状に
組み加工されており、各ワイヤ10a、10bは、図3
に示すように複数の合成樹脂製のワイヤ素子11a、1
1bが、組紐状に編み合わせられる形でそれぞれ束状に
形成されて構成されている。各ワイヤ素子11a、11
bは、単に該それぞれのワイヤ素子11a、11bが構
成しているワイヤ10a、10bの全体配向方向が異な
るだけの全くの同一のワイヤ素子11であり、ワイヤ素
子11はこれを構成している一本一本の繊維がその配向
方向を略一致させた形で紐状に形成されている。メッシ
ュ5は、図3に示すようにその交点12部分において交
差する各ワイヤ10a、10bが、それぞれのワイヤ素
子11a、11bが互い違い上下に交差する形で相互に
絡み合っており、メッシュ5には、ワイヤ10a、10
bの交点12部分に、該交点部12の固定手段である図
示されないエポキシ樹脂13が含浸されている。メッシ
ュ5は、当該エポキシ樹脂13の硬化により、互い違い
上下に交差して相互に絡み合う複数のワイヤ素子11
a、11bが一体に締結されて、これにより各ワイヤ1
0a、10bが固定された形で、複数の交点12が図1
矢印A、B方向と矢印C、D方向にそれぞれ所定の間隔
La、Lbをなすように、その形状が格子状に保持され
ている。
【0008】メッシュ5は以上のような構成を有してい
るので、該メッシュ5は予めこれを工場等において格子
状に組み上げ加工する形で格子状に成型する。即ち、メ
ッシュ5を成型する際には、複数のワイヤ素子11を組
み紐状に組み上げる形で繊維束状に形成して、ワイヤ1
0を成型するが、この際、その配向方向がそれぞれ異な
る各ワイヤ10a、10bのワイヤ素子11a、11b
を、予め設定された交点12部分において互い違い上下
に交差して相互に絡ませる形で(即ち公知の漁網等を編
み上げ加工する手法により)、メッシュ5をその全体形
状が格子状をなす形で、所定の大きさに編み組み加工す
る。こうしておいてから、メッシュ5を、拡げた状態の
侭、エポキシ樹脂13中に含浸し、該エポキシ樹脂13
を適宜硬化させる。すると、メッシュ5は、交点12部
分において互い違い上下に交差して相互に絡み合う複数
のワイヤ素子11a、11bがエポキシ樹脂13により
一体に締結されて、これにより該交点部12において交
差する各々のワイヤ10a、10bが固定された形で、
複数の交点12が図1矢印A、B方向と矢印C、D方向
にそれぞれ所定の間隔La、Lbをなすように形成され
て、その形状が図1に示すように格子状をなすように成
型される。こうして、工場等により予めその品質が安定
している形で、格子状に成型されたメッシュ5は、これ
を屋上1a等の施工現場において、PC枠3等の該メッ
シュ5が配設支持される部分の形状に合わせて切断する
だけで、これを直ちに所定の配置に固定することが出
来、従ってその施工現場における作業量は極めて少なく
て済む。従って、PC枠3等の面積が大面積である場合
にも、極めて効率的且つ短時間で、ここに緑化構造2に
必要とされるメッシュ5を適格に配設することが出来
る。
【0009】ところで、メッシュ5は、例えばこれを緑
化構造2において樹木7を植設するためのPC枠3の補
強部材として用いる場合に、予め図1矢印A、B方向及
び矢印C、D方向に背反する形で緊張力を導入する場合
がある。この際、メッシュ5を構成している複数のワイ
ヤ10の各々は、複数の樹脂製のワイヤ素子11が、組
紐状に編み合わせられる形でそれぞれ束状に形成されて
いるところから、不要な伸びを生ずることなく十分な引
張強度を発現することが出来る。また、メッシュ5には
こうして緊張力が導入される以外に、例えば樹木7が風
を受けることにより、図1紙面上に示す平面方向に不均
一な、大荷重を受けることがある。この際、メッシュ5
は各交点12部分において、その伸延方向を矢印A、B
方向に向けた形のワイヤ10aのワイヤ素子11aと、
その伸延方向を矢印C、D方向に向けた形のワイヤ素子
11bが、互い違い上下に交差して相互に絡み合う形
で、これがエポキシ樹脂13により締結固定されている
ことから、該ワイヤ素子11a、11bが交点12で交
差するワイヤ10a、10bの相対的な移動を阻止する
形になり、その交点12間に設定された相互の間隔L
a、Lbが大小することなく、十分な不均一大荷重に耐
えることが出来る。
【0010】なお、上述した実施例においては、交点1
2部分において交差する各ワイヤ10a、10bが、そ
れぞれのワイヤ素子11a、11bが互い違い上下に交
差する形で相互に絡み合った状態でエポキシ樹脂13に
より締結固定されている例を述べたが、メッシュ5の各
ワイヤ10a、10b等のワイヤは、図5又は図6に示
すように、交点12部分で交差する各々のワイヤ10
a、10bが単に結び付けられる形で交差した状態で、
図示されないエポキシ樹脂13或いはこれと同等の硬化
性樹脂を含浸硬化させることにより、ワイヤ素子11
a、11bを締結して、これによりワイヤ10a、10
bを固定するように構成されていても構わない。また、
本発明によるメッシュは、図5又は図6に示すメッシュ
5’のように、該メッシュを構成しているワイヤ10
a、10b等のワイヤが必ずしも一本づつ相互に交差す
るように構成されていなくとも差し支えない。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
々が紐状に形成されたワイヤ素子11a、11b等の繊
維素子集合材を束ねて形成される複数のワイヤ10a、
10b等の繊維体を有し、前記複数の繊維体を格子状に
並べる形で形成したメッシュ5等のメッシュ状補強材に
おいて、前記メッシュ状補強材に交点12等の交点部
を、前記複数の繊維体が相互に交差する部分に形成する
形で設け、前記交点部にエポキシ樹脂13(図示せず)
等の樹脂材からなる固定手段を、前記複数の繊維体中に
含浸硬化させる形で設けて構成したので、固定手段が繊
維素子集合材を締結する形で、交点部において交差する
繊維体の相対的な移動を阻止することが出来る。これに
より、メッシュ状補強材は交点部がずれない形で、高い
交点強度を保持することが出来る。従って、メッシュ状
補強材は、交点部で相互に交差する繊維体を前記固定手
段の硬化前状態にあるエポキシ樹脂液等中に含浸させて
これを硬化させることにより、各々の繊維素子集合材を
締結してこれにより繊維体を固定する形に、予め工場加
工しておくことにより、その品質を高く安定維持するこ
とが出来ると共に、これを効率的に大量生産することが
出来る。そして、繊維体は各々が紐状に形成された繊維
素子集合材を組み紐状に編みあわせることによりこれを
束ねて形成すれば、交点部において相互に交差する繊維
体の各々の繊維素子集合材が互い違い上下に絡み合う形
になるので、尚一層大きな交点強度を保持することが可
能となる。従って、メッシュ状補強材は大面積、安定的
な高強度が必要とされる構造物の補強材として用いられ
る場合に、一層顕著にその効果を発現することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるメッシュ状補強材の一実施例を示
す平面図である。
【図2】図1に示すメッシュ状補強材の交点部分を示す
平面図である。
【図3】図2に示すメッシュ状補強材の交点部分におけ
る繊維の交差状態を示す図である。
【図4】従来のメッシュ状補強材を示す図である。
【図5】図1に示すメッシュ状補強材の別の実施例を示
す図である。
【図6】図5に示すメッシュ状補強材の交点部分の拡大
図である。
【符号の説明】
5……メッシュ状補強材(メッシュ) 10a、10b(10)……繊維体(ワイヤ) 11a、11b(11)……繊維素子集合材(ワイヤ素
子) 12……交点部(交点)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々が紐状に形成された繊維素子集合材を
    束ねて形成される複数の繊維体を有し、 前記複数の繊維体を格子状に並べる形で形成したメッシ
    ュ状補強材において、 前記メッシュ状補強材に交点部を、前記複数の繊維体が
    相互に交差する部分に形成する形で設け、 前記交点部に樹脂材からなる固定手段を、前記複数の繊
    維体中に含浸硬化させる形で設けて構成した、メッシュ
    状補強材。
JP14650892A 1992-05-12 1992-05-12 メッシュ状繊維補強材 Pending JPH05311809A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14650892A JPH05311809A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 メッシュ状繊維補強材

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JP14650892A JPH05311809A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 メッシュ状繊維補強材

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JPH05311809A true JPH05311809A (ja) 1993-11-22

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ID=15409221

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JP14650892A Pending JPH05311809A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 メッシュ状繊維補強材

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JP (1) JPH05311809A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0970800A2 (en) * 1998-06-12 2000-01-12 Foster-Miller, Inc. Continuous intersecting braided composite structure and method of making same
JP2016084145A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 大日本印刷株式会社 液体充填ノズル用積層板およびその製造方法、ならびに液体充填装置
CN115350383A (zh) * 2022-08-30 2022-11-18 铂珑生物科技(苏州)有限公司 一种球囊导管系统

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CN115350383B (zh) * 2022-08-30 2023-05-23 铂珑生物科技(苏州)有限公司 一种球囊导管系统

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