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JPH05308481A - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

Info

Publication number
JPH05308481A
JPH05308481A JP4108296A JP10829692A JPH05308481A JP H05308481 A JPH05308481 A JP H05308481A JP 4108296 A JP4108296 A JP 4108296A JP 10829692 A JP10829692 A JP 10829692A JP H05308481 A JPH05308481 A JP H05308481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light receiving
image
light
receiving unit
image sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4108296A
Other languages
English (en)
Inventor
So Sugino
創 杉野
Masao Funada
雅夫 舟田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP4108296A priority Critical patent/JPH05308481A/ja
Publication of JPH05308481A publication Critical patent/JPH05308481A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学レンズを用いることなく、結像距離の異
なる画像をその全面にわたって合焦状態かつ実用感度で
撮像する。 【構成】 微小開口13とイメージセンサー14からな
る複数の受光ユニット12を配置して受光ユニットアレ
イ1とし、この受光ユニットアレイ1の各イメージセン
サーに投射された画像の着目点を計算し、同一着目点の
イメージセンサー出力を加算して読み取り信号とする。 【効果】 画像の全面にわたって実用レベルの信号を得
ることができ、受光ユニット出力を記憶させておくこと
で、撮像後のピント調整ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像入力装置に係り、
特にレンズを用いることなく結像距離の異なる画像を当
該画像の全面にわたって合焦状態かつ実用感度で撮像す
ると共に、撮像後に撮像面の位置を電気的に変えること
のできる画像入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像を入力するための装置とし
て知られる撮像装置においては、結像レンズから異なる
距離にある複数の撮像対象(入力対象画像)あるいは同
一撮像対象の各部分がレンズから異なる距離にある場合
には、その距離の差がレンズによって決まる焦点深度内
でないと、すべての撮像対象あるいは撮像対象の各部を
合焦状態で撮像すことは不可能である。
【0003】図7はイメージセンサーを用いた従来の画
像入力装置を説明する模式図であって、07は光学レン
ズ(ガラスレンズ等)、08は撮像光線、010は入力
すべき画像の面、014はイメージセンサーの感度面
(撮像面)である。図示してように、光学レンズを用い
た画像入力装置では、入力すべき画像の面010からの
撮像光線08を光学レンズ07でイメージセンサーの感
度面014に結像する。すなわち、入力すべき画像の面
010にある在る点P0 の光像はレンズ07により、こ
の光学系の共役長Lの位置にあるイメージセンサーの感
度面014上の点P1 に結像する。そして、このイメー
ジセンサーの出力を画像入力信号とするものである。
【0004】また、上記のような光学レンズを用いるこ
となく、上記画像面の全面にわたって合焦状態で画像信
号を得るものとして、例えば特開平1−209884号
公報に開示されたピンホールを用いた撮像装置が知られ
ている。この公報記載の撮像装置は、ピンホールを通過
した画像の光像を一旦スクリーンに投影し、これを縮小
光学系でイメージセンサー上に結像して読み取り信号を
得るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、画像入力装置
では、その焦点位置が固定されていることが多いため容
易にその焦点位置を変更することができない。そのた
め、入力する画像が予め定めた画像面010からずれる
と、読み取り画像の鮮鋭度が欠けた所謂ボケた状態にな
る。
【0006】そして、撮像操作を行ってしまった後に、
焦点位置のズレに気がついても、あとからピント合わせ
の操作をすることができない。そのため、一瞬しか存在
しない画像を良好な品質で間違いなく撮像することは困
難である。また、光学レンズ07を用いたものでは、イ
メージセンサー感度面014(結像面=撮像面)と、入
力する画像の面010にある撮像対象画像との距離であ
る共役長Lが長くなり、装置の小型化の妨げになる。
【0007】一方、レンズによる結像を必要としない、
前記特開平1−209884号公報に開示の発明は、1
個のピンホールを経て得られるスクリーン上の画像を光
学レンズで縮小してイメージセンサー(撮像素子)に入
力するものであるが、この画像入力装置の構成では、ピ
ンホールを通過する光量が極めて少ないために、イメー
ジセンサーの出力レベルが小さく、したがって十分は大
きさの輝度値をもつ画像信号を実用的なスピードで得る
ことができないという問題がある。
【0008】本発明の目的は、光学レンズを用いること
なく小型で実用的な感度があり、また撮像面の位置を撮
像後に電気的に変えることのできる新規な画像入力装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、微小開口(ピンホール13)を有する遮
光部材と、この微小開口を通過した画像読み取り面から
の光を受光する複数の受光素子(イメージセンサー1
4)を有する複数の受光ユニット(12)をアレイ状に
配列してなる受光ユニットアレイ(1)と、前記複数の
受光ユニット(12)を構成する各受光素子から出力さ
れる読み取り信号を記憶する記憶手段(2)と、前記画
像読み取り面の任意の着目点からの光が到達する前記各
受光ユニット(12)の前記受光ユニットアレイ(1)
上での位置を計算する光路追跡計算手段(3)と、前記
光路追跡計算手段(3)の計算結果に基づいて前記記憶
手段(2)から同一の着目点に対応する前記各受光素子
の出力を選択的に読み出す選択読み出し手段(4)と、
前記選択読み出し手段(4)によって読み出された各受
光素子14の出力を加算する加算手段(5)と、を備え
たことを特徴とする。
【0010】また、本発明は、イメージセンサー(1
4)の感度面の上部に、ある距離をおいてピンホール
(13)を配置し、このピンホールと前記イメージセン
サの間の空間と外部の空間を光学的に隔離するように遮
光処理をほどこした複数の受光ユニット(12)を前記
ピンホールが同一方向を向くように2次元に配置した受
光ユニットアレイ(1)と、前記受光ユニットアレイ
(1)を構成する各受光ユニット(12)のイメージセ
ンサー(14)から出力される読み取り信号を記憶する
記憶手段(2)と、画像読み取り面の任意の着目点から
の光が到達する前記各受光ユニット(12)の前記受光
ユニットアレイ(1)上での位置を計算する光路追跡計
算手段(3)と、前記光路追跡計算手段(3)の計算結
果に基づいて前記記憶手段(2)から同一の着目点に対
応する前記各イメージセンサー(14)の出力を選択的
に読み出す選択読み出し手段(4)と、前記選択読み出
し手段(4)によって読み出された各イメージセンサー
(14)の出力を加算する加算手段(5)と、を備えた
ことを特徴とする。
【0011】また、本発明は、イメージセンサー(1
4)の感度面の上部に、ある距離をおいてピンホール
(13)を配置し、このピンホール(13)と前記イメ
ージセンサ(13)の間の空間と外部の空間を光学的に
隔離するように遮光処理をほどこした受光ユニット(1
2)を前記ピンホール(13)が同一方向を向くように
複数配置した受光ユニットアレイ(1)と、前記受光ユ
ニットアレイを構成する各受光ユニット(12)を構成
するイメージセンサー(14)から出力される読み取り
信号を記憶する記憶手段(2)と、画像読み取り面の任
意の着目点からの光が到達する前記各受光ユニットの前
記受光ユニットアレイ上での位置を計算する光路追跡計
算手段(3)と、前記光路追跡計算手段(3)の計算結
果に基づいて前記記憶手段(2)から同一の着目点に対
応する前記各受光素子の出力を選択的に読み出す選択読
み出し手段(4)と、前記選択読み出し手段(4)によ
って読み出された各イメージセンサー(14)の出力を
加算する加算手段(5)と、入力しようとする画像が存
在する面の一点に着目し、前記着目点からの入力光が前
記複数の受光ユニット(12)のピンホール(13)を
通して前記イメージセンサー(14)の感度面に到達す
る場所にある画素の輝度値を加算してこれを前記着目点
の輝度値とする加算手段(5)とを備え、入力しようと
する画像が存在する面の全面についてこの着目点を走査
することにより画像信号を合成することを特徴とする。
【0012】さらに、本発明は、前記イメージセンサー
(14)の感度面の上部に、ある距離をおいてピンホー
ル(13)を配置し、このピンホール(13)と前記イ
メージセンサ(14)の間の空間と外部の空間を光学的
に隔離するように遮光処理をほどこした複数の受光ユニ
ット(12)を前記ピンホール(13)が同一方向を向
くように一方向に配置した受光ユニットアレイ(1’)
と、前記一方向と直交する他方向に移動可能に前記受光
ユニットアレイ(1’)を搭載した可動台(61)と、
前記受光ユニットアレイ(1’)を構成する各受光ユニ
ット(12)のイメージセンサー(14)から出力され
る読み取り信号を前記可動台(61)の移動にしたがっ
て順次記憶する記憶手段(21)と、画像読み取り面の
任意の着目点からの光が到達する前記各受光ユニット
(12)の前記受光ユニットアレイ(1’)上での位置
を計算する光路追跡計算手段(31)と、前記光路追跡
計算手段(31)の計算結果に基づいて前記記憶手段
(21)から同一の着目点に対応する前記各イメージセ
ンサー(12)の出力を選択的に読み出す選択読み出し
手段(41)と、前記選択読み出し手段(41)によっ
て読み出された各イメージセンサー(12)の出力を加
算する加算手段(51)と、を備えたことを特徴とす
る。
【0013】このように、本発明は、小型の所謂イメー
ジセンサー付きのピンホールカメラ形の撮像装置を構成
する複数の受光ユニットを2次元または1次元に配置
し、これらの受光ユニットから得られる画像信号のう
ち、対象画像の存在する画像入力面の着目点から発せら
れる光線の位置に対応する受光素子(イメージセンサ
ー)の出力信号を加算し、それを着目点の輝度値とする
操作を行って画像信号を取得することを特徴とするもの
である。
【0014】
【作用】以上のように構成した本発明は、ガラスレンズ
等の光学レンズを使わないため、画像入力装置を小型に
できると共に、撮影対象画像の特定の面を電気的に容易
に変えることができること、すなわち、結像光学系で言
うピント位置を自在に変更することが可能となる。
【0015】また、受光素子(イメージセンサー)から
の画像信号を記憶しておくことにより、撮像した後にこ
の記憶信号を用いてピント位置の調整ができる。さら
に、複数のユニットからの信号を加算処理するため、単
なるピンホールカメラに比較して十分な感度を得ること
ができるため、実用的に高速の画像読み取りが可能とな
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明による画像入力装置の
1実施例を説明する概略ブロツク図であって、1は受光
ユニットアレイ、2は記憶手段、3は行路追跡計算手
段、4は選択読み出し手段、5は加算手段、6は画像入
力信号である。
【0017】受光ユニットアレイ1は、微小開孔(ピン
ホール)13とこの微小開孔からの光線を受光して電気
信号を出力する受光素子(イメージセンサー)14を備
え、微小開孔13と前記受光素子14の空間と外部の空
間を光学的に隔離するように遮光処理を施した受光ユニ
ット12の複数個を画像の水平方向と垂直方向の2方向
(2次元)、またはその一方向(1次元)に配置して構
成される。
【0018】受光素子(イメージセンサー)14は、C
CD等の固体撮像素子を好適とし、その受像面に入射し
た光線の強弱に応じた電気信号(輝度信号)を時系列で
出力する。同図において、受光ユニットアレイ1の微小
開孔(ピンホール)13から入射した対象画像の光線は
受光素子14で検出されて電気信号に変換されて記憶手
段2に記憶される。
【0019】光路追跡計算手段3は、記憶手段2に記憶
された電気信号に対応する光線が当該受光ユニットアレ
イのどの位置から生成されたものかを計算し、この計算
結果に基づいて選択読み出し手段4が記憶手段2に記憶
された信号を読み出す。読み出された信号は、加算手段
6において入力した画像の存在する画像の面における同
一点についての加算処理を行い、これを画像入力信号と
して後段の画像処理回路に出力する。
【0020】図2は本発明にによる画像入力装置の実施
例に用いられる受光ユニットの説明図であって、この受
光ユニット12は入力すべき画像の面10に対向した面
12−1にピンホール13を有し、ピンホール13とあ
る距離をおいて対向する面12−6にCCD等からなる
イメージセンサー14を備えている。上記ピンホール1
3とイメージセンサー14の間の空間を外部空間から隔
離するために、上記ピンホールを有する面12−1を含
めて全ての側面12−2,12−3,12−4,12−
5に遮光処理が施されている。
【0021】入力すべき画像の面10に存在する画像1
5のパターンは、受光ユニット12のピンホール13を
通してイメージセンサー14の受光面に投写される。イ
メージセンサー14は入力した画像15の投射画像16
の光線の強度(輝度)に対応した電気信号を読み取り出
力信号17として出力する所謂エリアイメージセンサー
である。
【0022】上記のイメージセンサー14としてCCD
を用いた場合は、当該CCDの受光面に投写された光線
に対応する電気信号を、その一方の方向(例えば、水平
方向)単位で時系列に出力する。図3は本発明における
光線追跡計算手段の説明図であって、前記図1に示した
本発明の実施例では、光線追跡計算手段3により、撮像
面の着目点からの光線がどの受光ユニットのイメージセ
ンサーのどの画素に到達したかを計算する。
【0023】以下、この計算方法を2個の受光ユニット
について説明する。図示したように座標軸x,y,zを
とり、入力すべき画像のある平面をSa、ピンホールP
1 ,P2 のある平面をSp、イメージセンサー14−
1,14−2のある平面をSbとする。これらの各平面
は、x−y平面に平行であり、そのz座標はそれぞれ、
za,zp,zbである。
【0024】この時、平面Sa上の着目点P(xa,y
a,za)からの光線は、受光ユニット12−1のピン
ホールP1 (xp1 ,yp1 ,zp)を通過し平面Sb
上の点B1 (xb1 ,yb1 ,zb)に到達する。ま
た、受光ユニット12−2のピンホールP2 (xp2
yp2 ,zp)を通過した光線は平面Sb上の点B
2 (xb2 ,yb2 ,zb)に到達する。
【0025】点B1 の座標は xb1 =(xp1 ・za+xa・zb−xp1 ・zb−xa・zp)/ (za−zp) ・・・・(1) yb1 =(yp1 ・za+ya・zb−yp1 ・zb−ya・zp)/ (za−zp) ・・・・(2) により計算する。
【0026】また、点B2 の座標は xb2 =(xp2 ・za+xa・zb−xp2 ・zb−xa・zp)/ (za−zp) ・・・・(3) yb2 =(yp2 ・za+ya・zb−yp2 ・zb−ya・zp)/ (za−zp) ・・・・(4) により計算する。
【0027】上記の式(1)(2)および式(3)
(4)によって計算したイメージセンサー14−1およ
び14−2上の点B1 ,点B2 に対応する画素の信号1
7−1と17−2は加算器18で加算され、着目点Pの
信号19として出力される。ここで算出された画素の信
号を図1の選択読み出し手段4によって各受光ユニット
12−1,12−62からのイメージセンサー読み取り
信号の中から選択して読み出す。読み出した信号は加算
手段5によって加算され、着目点Pの輝度信号とされ
る。
【0028】ここで、各受光ユニットからのイメージセ
ンサー読み取り信号を記憶手段2に記憶しておくことに
より、上記光線追跡計算処理の際に、イメージセンサー
の受光面(平面Sa)の位置(z座標)を変えること
で、一度撮像した画像データから、ピントの異なった画
像を得ることができる。図4は本実施例に使用される受
光ユニットアレイの構造例の説明図であって、受光ユニ
ットアレイ1は,複数の受光ユニット12を1方向とこ
の1方向と直交する方向にn×mの2次元に配置したエ
リアイメージセンサーとしたものである。したがって、
この受光ユニットアレイ1からはn×m個の信号が出力
される。
【0029】なお、同図では受光ユニット12をm方向
に1/2画素分ずらした配置としているが、これに換え
てn方向とm方向に整列配置してもよいものである。図
5は受光ユニットアレイの一例の構造を説明する展開斜
視図であって、薄膜技術によりガラスあるいはシリコン
の基盤の上に受光ユニットアレイを形成した例を示す。
【0030】まず、多数のイメージセンサーからなる2
次元イメージセンサー(エリアイメージセンサー)14
0が薄膜技術で形成配列されたセンサー基盤141の上
に遮光格子板120を重ねる。この遮光格子板120は
無反射処理を施した金属版やプラスチック板を格子状に
組み合わせてなる。そして、この遮光格子板120の上
からこの遮光格子板と同じピッチで多数のピンホール1
3を形成した遮光板12−1を重ねて、受光ユニットア
レイを構成する。
【0031】上記の受光ユニットアレイ1の受光ユニッ
ト配列ピッチは、必要とする解像度や輝度に応じて選択
する。ピンホール13を形成した遮光板12−1とイメ
ージセンサー140の間の距離は、例えば10mm程度
とする。図6は本発明による画像入力装置の他の実施例
を説明する概略構成図であって、図1と同一符号は同一
部分に対応し、1’は複数個の受光ユニット12を1方
向(X)に直線状に配列したラインイメージセンサーと
した受光ユニットアレイであり、この受光ユニットアレ
イを可動台61の上に配置したものである。
【0032】可動台61は、モータ63の駆動プーリ6
4と図示しない装置架台に固定した従動プーリ65間に
架張されたワイヤー66で上記1方向と直交する方向
(Y)に設置したレール62−1,62−2上を上記Y
方向に移動できるように設けられている。この可動台6
1を図示のY方向に移動させることにより、2次元の撮
像面67を走査できることになる。
【0033】なお、この可動台の構成およびその移動機
構は上記の構造に限るものではなく、他の任意の構造を
採用できるものである。本実施例では、前記光線の追跡
による輝度情報の合成は、撮像しようとする面の直線上
(イメージセンサー1’の延在方向)で着目点を走査す
ることによって行なわれるため、前述の光線の追跡はx
軸についてのみ行うことになり、前記実施例と比較する
と、可動台61とその移動機構を必要とする点を除い
て、画像処理回路の構成が簡単になる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ガラスレンズ等の光学レンズを使わないため、画像入力
装置を小型にできると共に、撮影対象画像の特定の面を
電気的に容易に変えることができること、すなわち、結
像光学系で言うピント位置を自在に変更することが可能
となる。
【0035】また、受光素子からの画像信号を記憶して
おくことにより、撮像した後にこの記憶信号を用いてピ
ント位置の調整ができ、複数の受光ユニットからの信号
を加算処理するため、実用的に十分な感度を備えた画像
入力装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による画像入力装置の1実施例を説明
する概略ブロツク図である。
【図2】 本発明による画像入力装置の実施例に用いら
れる受光ユニットの説明図である。
【図3】 本発明による画像入力装置の実施例に用いら
れる光線追跡計算手段の説明図である。
【図4】 本発明による画像入力装置の実施例に使用さ
れる受光ユニットアレイの構造例の説明図である。
【図5】 本発明による画像入力装置における受光ユニ
ットアレイの一例の構造を説明する展開斜視図である。
【図6】 本発明による画像入力装置の他の実施例を説
明する概略構成図である。
【図7】 イメージセンサーを用いた従来の画像入力装
置を説明する模式図である。
【符号の説明】
1,1’・・・・受光ユニットアレイ、2・・・・記憶
手段、3・・・・行路追跡計算手段、4・・・・選択読
み出し手段、5・・・・加算手段、6・・・・画像入力
信号、10・・・・入力すべき画像の面、12・・・・
受光ユニット、13・・・・微小開孔(ピンホール)、
14・・・・受光素子(イメージセンサー)、15・・
・・画像、16・・・・投射画像、17・・・・読み取
り出力信号、61・・・・可動台、62−1,62−2
・・・・レール、63・・・・モータ、64・・・・駆
動プーリ、65・・・・従動プーリ65、66・・・・
ワイヤー、67・・・・撮像面。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微小開口を有する遮光部材と、この微小
    開口を通過した画像読み取り面からの光を受光する複数
    の受光素子を有する複数の受光ユニットをアレイ状に配
    列してなる受光ユニットアレイと、 前記複数の受光ユニットを構成する各受光素子から出力
    される読み取り信号を記憶する記憶手段と、 前記画像読み取り面の任意の着目点からの光が到達する
    前記各受光ユニットの前記受光ユニットアレイ上での位
    置を計算する光路追跡計算手段と、 前記光路追跡計算手段の計算結果に基づいて前記記憶手
    段から同一の着目点に対応する前記各受光素子の出力を
    選択的に読み出す選択読み出し手段と、 前記選択読み出し手段によって読み出された各受光素子
    の出力を加算する加算手段と、 を備えたことを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】 イメージセンサーの感度面の上部に、あ
    る距離をおいてピンホールを配置し、このピンホールと
    前記イメージセンサの間の空間と外部の空間を光学的に
    隔離するように遮光処理をほどこした複数の受光ユニッ
    トを前記ピンホールが同一方向を向くように2次元に配
    置した受光ユニットアレイと、 前記受光ユニットアレイを構成する各受光ユニットのイ
    メージセンサーから出力される読み取り信号を記憶する
    記憶手段と、 画像読み取り面の任意の着目点からの光が到達する前記
    各受光ユニットの前記受光ユニットアレイ上での位置を
    計算する光路追跡計算手段と、 前記光路追跡計算手段の計算結果に基づいて前記記憶手
    段から同一の着目点に対応する前記各イメージセンサー
    の出力を選択的に読み出す選択読み出し手段と、 前記選択読み出し手段によって読み出された各イメージ
    センサーの出力を加算する加算手段と、 を備えたことを特徴とする画像入力装置。
  3. 【請求項3】 イメージセンサーの感度面の上部に、あ
    る距離をおいてピンホールを配置し、このピンホールと
    前記イメージセンサの間の空間と外部の空間を光学的に
    隔離するように遮光処理をほどこした受光ユニットを前
    記ピンホールが同一方向を向くように複数配置した受光
    ユニットアレイと、 前記受光ユニットアレイを構成する各受光ユニットを構
    成するイメージセンサーから出力される読み取り信号を
    記憶する記憶手段と、 画像読み取り面の任意の着目点からの光が到達する前記
    各受光ユニットの前記受光ユニットアレイ上での位置を
    計算する光路追跡計算手段と、 前記光路追跡計算手段の計算結果に基づいて前記記憶手
    段から同一の着目点に対応する前記各受光素子の出力を
    選択的に読み出す選択読み出し手段と、 前記選択読み出し手段によって読み出された各イメージ
    センサーの出力を加算する加算手段と、 入力しようとする画像が存在する面の一点に着目し、前
    記着目点からの入力光が前記複数の受光ユニットのピン
    ホールを通して前記イメージセンサーの感度面に到達す
    る場所にある画素の輝度値を加算してこれを前記着目点
    の輝度値とする加算手段とを備え、 入力しようとする画像が存在する面の全面についてこの
    着目点を走査することにより画像信号を合成することを
    特徴とする画像入力装置。
  4. 【請求項4】 イメージセンサーの感度面の上部に、あ
    る距離をおいてピンホールを配置し、このピンホールと
    前記イメージセンサの間の空間と外部の空間を光学的に
    隔離するように遮光処理をほどこした複数の受光ユニッ
    トを前記ピンホールが同一方向を向くように一方向に配
    置した受光ユニットアレイと、 前記一方向と直交する他方向に移動可能に前記受光ユニ
    ットアレイを搭載した可動台と、 前記受光ユニットアレイを構成する各受光ユニットのイ
    メージセンサーから出力される読み取り信号を前記可動
    台の移動にしたがって順次記憶する記憶手段と、 画像読み取り面の任意の着目点からの光が到達する前記
    各受光ユニットの前記受光ユニットアレイ上での位置を
    計算する光路追跡計算手段と、 前記光路追跡計算手段の計算結果に基づいて前記記憶手
    段から同一の着目点に対応する前記各イメージセンサー
    の出力を選択的に読み出す選択読み出し手段と、 前記選択読み出し手段によって読み出された各イメージ
    センサーの出力を加算する加算手段と、 を備えたことを特徴とする画像入力装置。
JP4108296A 1992-04-28 1992-04-28 画像入力装置 Pending JPH05308481A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005002213A1 (ja) * 2003-06-30 2005-01-06 Japan Science And Technology Agency 開放孔を通過する波動として伝播する情報の中間結像および撮像装置並びに撮像方法

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