JPH05305211A - 空気清浄器 - Google Patents
空気清浄器Info
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- JPH05305211A JPH05305211A JP4109702A JP10970292A JPH05305211A JP H05305211 A JPH05305211 A JP H05305211A JP 4109702 A JP4109702 A JP 4109702A JP 10970292 A JP10970292 A JP 10970292A JP H05305211 A JPH05305211 A JP H05305211A
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- JP
- Japan
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- air
- main body
- discharge
- wind direction
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- Ventilation (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 汚れ度の高い空気が室の左右どちらの側にあ
るかを検出し、その空気を早期に浄化できるようにす
る。 【構成】 本体1内にファン装置5,6およびフィルタ
装置10を設け、ファン装置5,6により室内の空気を
吸入口2から吸入してフィルタ装置10により浄化した
後、吐出口3,4から室内に吐出するようにする。ま
た、本体1の左右両側にガスセンサ30,31を設け、
このガスセンサ30,31が検出する汚れ度により、室
の左右両側のうち、いずれの側の空気がより汚れている
かを検知する。そして、その検知結果に基づいて、風向
変換装置29の吐出口3の風向板14或いは吐出口4の
風向板15の向きを左右に変化させ、吐出口3,4から
の吐出風を汚れた空気が存在する側に吹き出させる。汚
れた空気は吐出風に乗じて本体1の吸入口2から吸入さ
れ、フィルタ装置10により浄化される。
るかを検出し、その空気を早期に浄化できるようにす
る。 【構成】 本体1内にファン装置5,6およびフィルタ
装置10を設け、ファン装置5,6により室内の空気を
吸入口2から吸入してフィルタ装置10により浄化した
後、吐出口3,4から室内に吐出するようにする。ま
た、本体1の左右両側にガスセンサ30,31を設け、
このガスセンサ30,31が検出する汚れ度により、室
の左右両側のうち、いずれの側の空気がより汚れている
かを検知する。そして、その検知結果に基づいて、風向
変換装置29の吐出口3の風向板14或いは吐出口4の
風向板15の向きを左右に変化させ、吐出口3,4から
の吐出風を汚れた空気が存在する側に吹き出させる。汚
れた空気は吐出風に乗じて本体1の吸入口2から吸入さ
れ、フィルタ装置10により浄化される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広い室に設置する場合
に好適し、汚れ度の高い側の空気を強制的に循環させて
効率良く浄化できるようにした空気清浄器に関する。
に好適し、汚れ度の高い側の空気を強制的に循環させて
効率良く浄化できるようにした空気清浄器に関する。
【0002】
【従来の技術】空気清浄器は、本体内にファン装置およ
びフィルタ装置を備え、ファン装置により室内空気を吸
入口から吸入してフィルタ装置により浄化した後、吐出
口から室内に吐出する構成である。そして、吐出口から
吐出された空気は、やがて吸入口から吸入され再び吐出
口から吐出されるというように室内を循環するので、汚
れた室内空気はその循環風に乗じて本体内に吸入されフ
ィルタ装置により浄化されるものである。
びフィルタ装置を備え、ファン装置により室内空気を吸
入口から吸入してフィルタ装置により浄化した後、吐出
口から室内に吐出する構成である。そして、吐出口から
吐出された空気は、やがて吸入口から吸入され再び吐出
口から吐出されるというように室内を循環するので、汚
れた室内空気はその循環風に乗じて本体内に吸入されフ
ィルタ装置により浄化されるものである。
【0003】かかる空気清浄器には、室内空気の汚れ度
を検出するガスセンサを備えたものがある。これは、一
般に壁掛式のものとして構成され、本体の吐出口には手
動式の風向調節板が設けられている。そして、ガスセン
サにより検出された汚れ度が設定値以上になると、ファ
ン装置が一定時間駆動されるようになっており、この運
転中、例えば煙草を吸っている人が居る場合、風向調節
板により吐出風の向きを煙草の煙りが漂っている側に変
換すると、その煙りで汚染された空気は吐出風(循環
風)に乗じて早期に吸入口から吸入されるようになるの
で、室内空気の浄化が効率良く行われるものである。
を検出するガスセンサを備えたものがある。これは、一
般に壁掛式のものとして構成され、本体の吐出口には手
動式の風向調節板が設けられている。そして、ガスセン
サにより検出された汚れ度が設定値以上になると、ファ
ン装置が一定時間駆動されるようになっており、この運
転中、例えば煙草を吸っている人が居る場合、風向調節
板により吐出風の向きを煙草の煙りが漂っている側に変
換すると、その煙りで汚染された空気は吐出風(循環
風)に乗じて早期に吸入口から吸入されるようになるの
で、室内空気の浄化が効率良く行われるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ガスセンサ付の空
気清浄器は一般に大きい室の空気浄化のために使用され
る。広い室で煙草を吸ったりすると、室全体の空気が汚
れることは勿論であるが、特に煙草を吸っている人が居
る場所では他の場所に比べて汚れ度が高い。このような
場合、上述したように風向板の向きを調節して吐出風を
煙りの漂っている場所に向ければ良いが、このように一
々風向板の向きを調節することは面倒であり、一般には
行われない。特に、煙草を吸っている人が別の場所に移
った場合、その都度、風向板の向きを変えるような面倒
なことはせず、このため汚れ度の高い場所の空気が浄化
されないうちに、運転時間が経過してファン装置が停止
してしまい、汚れた空気がそのまま残るという問題を生
ずる。
気清浄器は一般に大きい室の空気浄化のために使用され
る。広い室で煙草を吸ったりすると、室全体の空気が汚
れることは勿論であるが、特に煙草を吸っている人が居
る場所では他の場所に比べて汚れ度が高い。このような
場合、上述したように風向板の向きを調節して吐出風を
煙りの漂っている場所に向ければ良いが、このように一
々風向板の向きを調節することは面倒であり、一般には
行われない。特に、煙草を吸っている人が別の場所に移
った場合、その都度、風向板の向きを変えるような面倒
なことはせず、このため汚れ度の高い場所の空気が浄化
されないうちに、運転時間が経過してファン装置が停止
してしまい、汚れた空気がそのまま残るという問題を生
ずる。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、汚れ度の高い場所が本体の左右どちら
側にあるかを検知して、吐出風がその汚れ度の高い側に
向かって流れるように自動的に風向変換できる空気清浄
器を提供するにある。
で、その目的は、汚れ度の高い場所が本体の左右どちら
側にあるかを検知して、吐出風がその汚れ度の高い側に
向かって流れるように自動的に風向変換できる空気清浄
器を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の空気清浄器は、
本体内にファン装置およびフィルタ装置を備え、ファン
装置により室内の空気を吸入口から吸入してフィルタ装
置により浄化した後、吐出口から室内に吐出するものに
おいて、室内空気の汚れ度を検出するセンサを本体の左
右方向に関し一方向側および反対方向側に互いに対応し
た位置関係をもって配設し、吐出口に電動駆動源により
駆動されて吐出口からの吐出風の向きを左右方向に変化
させる風向変換装置を設け、左右方向両側のセンサのう
ちいずれかが設定値以上の汚れ度を検出したときファン
装置を運転し且つ両側のセンサの検出汚れ度の差が所定
値を越えていることを検知したとき風向変換装置を動作
させて吐出風の向きを汚れ度の大なる側に変換させる制
御手段を設けたことを特徴とするものである。
本体内にファン装置およびフィルタ装置を備え、ファン
装置により室内の空気を吸入口から吸入してフィルタ装
置により浄化した後、吐出口から室内に吐出するものに
おいて、室内空気の汚れ度を検出するセンサを本体の左
右方向に関し一方向側および反対方向側に互いに対応し
た位置関係をもって配設し、吐出口に電動駆動源により
駆動されて吐出口からの吐出風の向きを左右方向に変化
させる風向変換装置を設け、左右方向両側のセンサのう
ちいずれかが設定値以上の汚れ度を検出したときファン
装置を運転し且つ両側のセンサの検出汚れ度の差が所定
値を越えていることを検知したとき風向変換装置を動作
させて吐出風の向きを汚れ度の大なる側に変換させる制
御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】左右両側のセンサのうち、いずれかが設定値以
上の汚れ度を検出すると、ファン装置が運転される。こ
れにより、室内空気が吸入口から本体内に吸引され、フ
ィルタ装置により浄化されて吐出口から室内へと吐出さ
れる。そして、左右両側のセンサにより検出された汚れ
度の差が所定値を越えていることが検知されると、風向
変換装置が動作し、吐出風が汚れ度の高い側に向けて吐
出されるようになる。
上の汚れ度を検出すると、ファン装置が運転される。こ
れにより、室内空気が吸入口から本体内に吸引され、フ
ィルタ装置により浄化されて吐出口から室内へと吐出さ
れる。そして、左右両側のセンサにより検出された汚れ
度の差が所定値を越えていることが検知されると、風向
変換装置が動作し、吐出風が汚れ度の高い側に向けて吐
出されるようになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0009】空気清浄器の全体構成を示す図1におい
て、1は本体であり、この本体1は図7ないし図9に示
すように室Aの壁の上方部に掛け支持される。この本体
1の斜め上向きの上面には左右方向略全体にわたって吸
入口2が形成され、斜め下向きの下面には左吐出口3お
よび右吐出口4が横長に形成されている。
て、1は本体であり、この本体1は図7ないし図9に示
すように室Aの壁の上方部に掛け支持される。この本体
1の斜め上向きの上面には左右方向略全体にわたって吸
入口2が形成され、斜め下向きの下面には左吐出口3お
よび右吐出口4が横長に形成されている。
【0010】上記本体1内の吐出口3,4近くの左右両
側には、室内空気を吸入口2から吸入して左右の各吐出
口3,4から室内に吐出するファン装置5,6が配設さ
れている。このファン装置5,6は、いずれもモータ7
の回転軸7aに両吸込み形の多翼ファン8(左側のもの
のみ図示)を直結し、この多翼ファン8をファンケーシ
ング9により覆った構成のものである。なお、両吸込み
形の多翼ファン8とは、端板8aの両側に翼片8b,8
bを多数円筒状配列となるように突設し、各翼片8b,
8b列によりファンケーシング9の左右両側から空気を
吸込む形式のものを言い、モータ7の回転軸7aは端板
8aに連結されている。
側には、室内空気を吸入口2から吸入して左右の各吐出
口3,4から室内に吐出するファン装置5,6が配設さ
れている。このファン装置5,6は、いずれもモータ7
の回転軸7aに両吸込み形の多翼ファン8(左側のもの
のみ図示)を直結し、この多翼ファン8をファンケーシ
ング9により覆った構成のものである。なお、両吸込み
形の多翼ファン8とは、端板8aの両側に翼片8b,8
bを多数円筒状配列となるように突設し、各翼片8b,
8b列によりファンケーシング9の左右両側から空気を
吸込む形式のものを言い、モータ7の回転軸7aは端板
8aに連結されている。
【0011】また、上記本体1内の吸入口2の近くに
は、フィルタ装置10が配設されている。このフィルタ
装置10は、例えば不織布製のプレフィルタ11と、高
電圧が印加された放電線12aおよび電極板12bから
なる放電部12と、メーンフィルタ13とから構成され
ており、吸入口2から吸入された空気は、プレフィルタ
11、放電部12およびメーンフィルタ13の順に通る
ようになっている。そして、まずプレフィルタ11で吸
入空気中から大きな埃が捕獲され、次に放電部12で細
かい埃や煙草の煙り粒子などの微細な汚染物質に帯電さ
れ、その後、帯電された汚染物質がメーンフィルタ13
に吸着して空気中から除去される。吸入空気はこのよう
にして浄化され、両吐出口3,4から吐出されるもので
ある。
は、フィルタ装置10が配設されている。このフィルタ
装置10は、例えば不織布製のプレフィルタ11と、高
電圧が印加された放電線12aおよび電極板12bから
なる放電部12と、メーンフィルタ13とから構成され
ており、吸入口2から吸入された空気は、プレフィルタ
11、放電部12およびメーンフィルタ13の順に通る
ようになっている。そして、まずプレフィルタ11で吸
入空気中から大きな埃が捕獲され、次に放電部12で細
かい埃や煙草の煙り粒子などの微細な汚染物質に帯電さ
れ、その後、帯電された汚染物質がメーンフィルタ13
に吸着して空気中から除去される。吸入空気はこのよう
にして浄化され、両吐出口3,4から吐出されるもので
ある。
【0012】前記両吐出口3,4には、図2に示すよう
に、吐出風の向きを左右方向に変換するための風向板1
4,15がそれぞれ複数個、例えば5個ずつ回動可能に
支持されている。この風向板14,15の回動可能な支
持構造は、図3に示すように、風向板14,15の下端
部の前後両側に突設された支軸16を吐出口3,4の内
側面に形成された略L字形の溝17に挿入して該溝17
の下端係合部17aに回動可能に係合させる、というも
のである。なお、図3には風向板14のみを図示し、風
向板14については図示を省略した。
に、吐出風の向きを左右方向に変換するための風向板1
4,15がそれぞれ複数個、例えば5個ずつ回動可能に
支持されている。この風向板14,15の回動可能な支
持構造は、図3に示すように、風向板14,15の下端
部の前後両側に突設された支軸16を吐出口3,4の内
側面に形成された略L字形の溝17に挿入して該溝17
の下端係合部17aに回動可能に係合させる、というも
のである。なお、図3には風向板14のみを図示し、風
向板14については図示を省略した。
【0013】上記風向板14,15の上端部には、図3
に示すように角棒状の連結軸18(風向板15のものに
ついては省略)が突設されており、各5個の風向板1
4,15の連結軸18はそれぞれ図2に示す連結板1
9,20に回動可能に連結されている。ここで、連結板
19,20に対する連結軸18の連結は、連結軸18の
途中部に形成された断面円形の部分18aを図4に示す
ように連結板19,20に形成された凹部21に嵌合す
ることによって行われている。なお、図4では連結板1
9側についてのみ示した。従って、連結板19,20が
左右方向に移動すると、各風向板14,15が左右方向
に斉一に回動する。
に示すように角棒状の連結軸18(風向板15のものに
ついては省略)が突設されており、各5個の風向板1
4,15の連結軸18はそれぞれ図2に示す連結板1
9,20に回動可能に連結されている。ここで、連結板
19,20に対する連結軸18の連結は、連結軸18の
途中部に形成された断面円形の部分18aを図4に示す
ように連結板19,20に形成された凹部21に嵌合す
ることによって行われている。なお、図4では連結板1
9側についてのみ示した。従って、連結板19,20が
左右方向に移動すると、各風向板14,15が左右方向
に斉一に回動する。
【0014】一方、図2に示すように、本体1の下面部
裏側における左右両吐出口3,4間には突部22が設け
られており、この突部22の中央に突設された掛合片2
2aと左側の連結板19の右端部および右側の連結板2
0の左端部との間には、連結板19および20をそれぞ
れ矢印BおよびC方向に付勢する引張りコイルばね2
3,24が張設されている。従って、左右両風向板14
はそれぞれ引張りコイルばね23,24により矢印Dお
よびE方向に回動付勢された状態にあり、その矢印Dお
よびE方向の回動は、それぞれ5枚の風向板14,15
のうち右端,左端の風向板が突部22に当接することに
よって止められるようになっている。そして、右端,左
端の風向板が突部22に当接した状態にあるとき、各風
向板14,15は図2に実線で示すように前向き状態に
ある。
裏側における左右両吐出口3,4間には突部22が設け
られており、この突部22の中央に突設された掛合片2
2aと左側の連結板19の右端部および右側の連結板2
0の左端部との間には、連結板19および20をそれぞ
れ矢印BおよびC方向に付勢する引張りコイルばね2
3,24が張設されている。従って、左右両風向板14
はそれぞれ引張りコイルばね23,24により矢印Dお
よびE方向に回動付勢された状態にあり、その矢印Dお
よびE方向の回動は、それぞれ5枚の風向板14,15
のうち右端,左端の風向板が突部22に当接することに
よって止められるようになっている。そして、右端,左
端の風向板が突部22に当接した状態にあるとき、各風
向板14,15は図2に実線で示すように前向き状態に
ある。
【0015】また、左吐出口3の左側および右吐出口4
の右側には、電動駆動源たるモータ25,26(図5参
照)を駆動源とする巻取装置27,28が設けられてい
る。これら巻取装置27,28はモータ25,26が起
動すると、紐27a,28aを巻取ローラ(図示せず)
に巻き取る構成のもので、その紐27a,28aの先端
部はそれぞれ左側の連結板19の左端部および右側の連
結板20の右端部に連結されている。従って、紐27
a,28aが巻き取られると、連結板19,20がそれ
ぞれ引張りコイルばね23,24の付勢力に抗して矢印
B,Cとは反対方向に移動するようになっている。そし
て、連結板19,20が矢印B,Cとは反対方向に移動
すると、これに伴い風向板14,15が矢印D,Eとは
反対方向に回動し、図2に二点鎖線で示すように右向
き、左向きの状態に変換される。
の右側には、電動駆動源たるモータ25,26(図5参
照)を駆動源とする巻取装置27,28が設けられてい
る。これら巻取装置27,28はモータ25,26が起
動すると、紐27a,28aを巻取ローラ(図示せず)
に巻き取る構成のもので、その紐27a,28aの先端
部はそれぞれ左側の連結板19の左端部および右側の連
結板20の右端部に連結されている。従って、紐27
a,28aが巻き取られると、連結板19,20がそれ
ぞれ引張りコイルばね23,24の付勢力に抗して矢印
B,Cとは反対方向に移動するようになっている。そし
て、連結板19,20が矢印B,Cとは反対方向に移動
すると、これに伴い風向板14,15が矢印D,Eとは
反対方向に回動し、図2に二点鎖線で示すように右向
き、左向きの状態に変換される。
【0016】しかして、上記説明から理解されるよう
に、左側の風向板14は前向き状態と右向きの状態とに
変換され、従って左吐出口3からの吐出風は、風向板1
4の向きにより前方に向かって吐出される場合と、右側
に向かって吐出される場合とに切換えられる。また、右
側の風向板15は前向き状態と左向きの状態とに変換さ
れ、従って右吐出口4からの吐出風は、風向板15の向
きにより前方に向かって吐出される場合と、左側に向か
って吐出される場合とに切換えられるものである。そし
て、このように吐出風の向きを左右に変換するための風
向板14,15、引張りコイルばね19,20および巻
取装置27,28は風向変換装置29を構成するもので
ある。
に、左側の風向板14は前向き状態と右向きの状態とに
変換され、従って左吐出口3からの吐出風は、風向板1
4の向きにより前方に向かって吐出される場合と、右側
に向かって吐出される場合とに切換えられる。また、右
側の風向板15は前向き状態と左向きの状態とに変換さ
れ、従って右吐出口4からの吐出風は、風向板15の向
きにより前方に向かって吐出される場合と、左側に向か
って吐出される場合とに切換えられるものである。そし
て、このように吐出風の向きを左右に変換するための風
向板14,15、引張りコイルばね19,20および巻
取装置27,28は風向変換装置29を構成するもので
ある。
【0017】さて、図1において、30および31は室
A内の空気の汚れ度を検出するためのセンサとしてのガ
スセンサであり、これらガスセンサ30,31は本体1
の左右方向に関し一方向側および反対方向側に互いに対
応した位置関係をもって配設、本実施例の場合には、本
体1の前面部に一方向側たる左方向側および反対方向側
たる右方向側に互いに対称位置関係となるように配設さ
れている。
A内の空気の汚れ度を検出するためのセンサとしてのガ
スセンサであり、これらガスセンサ30,31は本体1
の左右方向に関し一方向側および反対方向側に互いに対
応した位置関係をもって配設、本実施例の場合には、本
体1の前面部に一方向側たる左方向側および反対方向側
たる右方向側に互いに対称位置関係となるように配設さ
れている。
【0018】このガスセンサ30,31は検出信号とし
て空気の汚れ度に応じた大きさの電圧信号を出力し、そ
の検出信号は図5に示す制御手段としてのマイクロコン
ピュータ32に入力される。マイクロコンピュータ32
はA/D変換器を備えており、ガスセンサ30,31か
らの検出信号(電圧信号)をその大きさに応じたデジタ
ル値Lv ,Rv (以下、単に汚れ度Lv ,Rv と言う)
に変換する。そして、マイクロコンピュータ32は、ガ
スセンサ30,31からの検出信号および予め設定され
たプログラムに基づいてトライアック33ないし35を
介してファン装置5,6のモータ7、巻取装置27,2
8のモータ25,26を制御する。
て空気の汚れ度に応じた大きさの電圧信号を出力し、そ
の検出信号は図5に示す制御手段としてのマイクロコン
ピュータ32に入力される。マイクロコンピュータ32
はA/D変換器を備えており、ガスセンサ30,31か
らの検出信号(電圧信号)をその大きさに応じたデジタ
ル値Lv ,Rv (以下、単に汚れ度Lv ,Rv と言う)
に変換する。そして、マイクロコンピュータ32は、ガ
スセンサ30,31からの検出信号および予め設定され
たプログラムに基づいてトライアック33ないし35を
介してファン装置5,6のモータ7、巻取装置27,2
8のモータ25,26を制御する。
【0019】次に上記構成の作用を図6に示すフローチ
ャートをも参照しながら説明する。まず、図示しない電
源コードのプラグがコンセントに接続されると、マイク
ロコンピュータ32に電力が供給され、所定の初期化が
行われる(ステップS1)。次に、マイクロコンピュー
タ32はステップS2で左側のガスセンサ30が検出し
た空気の汚れ度Lv を読み込むと共に、ステップS3で
右側のガスセンサ31が検出した空気の汚れ度Rv を読
み込み、そしてステップS4でLv およびRvのうち、
いずれかが設定値C0 を越えているか否かを判断する。
室A内の空気が清浄である場合には、マイクロコンピュ
ータ32は、ステップS4で「NO」と判断するので、
両ファン装置5,6および両巻取装置27,28のモー
タ25,26を断電状態のままにして(ステップS
5)、ステップS2に戻り、以後、上述した動作を繰り
返す。
ャートをも参照しながら説明する。まず、図示しない電
源コードのプラグがコンセントに接続されると、マイク
ロコンピュータ32に電力が供給され、所定の初期化が
行われる(ステップS1)。次に、マイクロコンピュー
タ32はステップS2で左側のガスセンサ30が検出し
た空気の汚れ度Lv を読み込むと共に、ステップS3で
右側のガスセンサ31が検出した空気の汚れ度Rv を読
み込み、そしてステップS4でLv およびRvのうち、
いずれかが設定値C0 を越えているか否かを判断する。
室A内の空気が清浄である場合には、マイクロコンピュ
ータ32は、ステップS4で「NO」と判断するので、
両ファン装置5,6および両巻取装置27,28のモー
タ25,26を断電状態のままにして(ステップS
5)、ステップS2に戻り、以後、上述した動作を繰り
返す。
【0020】さて、例えば室A内で煙草を吸うと、その
煙りにより室A内の空気が汚れるので、ガスセンサ3
0,31により検出された汚れ度Lv ,Rv が設定値C
0 を上回るようになる。すると、マイクロコンピュータ
32はステップS4で「YES」となって、次のステッ
プS6で両ファン装置5,6のモータ7に通電して空気
浄化運転を開始し、その運転状態のまま一定時間、例え
ば20分をカウントするステップS7に移行する。
煙りにより室A内の空気が汚れるので、ガスセンサ3
0,31により検出された汚れ度Lv ,Rv が設定値C
0 を上回るようになる。すると、マイクロコンピュータ
32はステップS4で「YES」となって、次のステッ
プS6で両ファン装置5,6のモータ7に通電して空気
浄化運転を開始し、その運転状態のまま一定時間、例え
ば20分をカウントするステップS7に移行する。
【0021】空気浄化運転が開始された状態では、風向
変換装置27の両巻取装置27,28のモータ25,2
6は断電状態にある。このため、両風向板14,15は
共に前向きの状態にあり、両ファン装置5,6により吸
入口2から吸入され、フィルタ装置10により浄化され
た空気は、左右の両吐出口3,4から前方斜め下方に向
けて吹き出される。この場合、吐出風は図6で矢印Fで
示すように室A内を循環して再び吸入口2から本体1内
に吸入されるが、室A内の汚れた空気は、このように循
環する吐出風に乗じて吸入口2から吸入され、フィルタ
装置10により浄化された後、再び両吐出口3,4から
吐出されるようになる。
変換装置27の両巻取装置27,28のモータ25,2
6は断電状態にある。このため、両風向板14,15は
共に前向きの状態にあり、両ファン装置5,6により吸
入口2から吸入され、フィルタ装置10により浄化され
た空気は、左右の両吐出口3,4から前方斜め下方に向
けて吹き出される。この場合、吐出風は図6で矢印Fで
示すように室A内を循環して再び吸入口2から本体1内
に吸入されるが、室A内の汚れた空気は、このように循
環する吐出風に乗じて吸入口2から吸入され、フィルタ
装置10により浄化された後、再び両吐出口3,4から
吐出されるようになる。
【0022】しかして、ステップS7での20分のタイ
ムカウントを終了すると、マイクロコンピュータ32は
次のステップS8に移行する。このステップS8で、マ
イクロコンピュータ32は、前記ステップS2およびS
3で読み込んだ汚れ度Lv ,Rv の差(絶対値)が設定
値C0 を越えているか否か、すなわち両ガスセンサ3
0,31が検出した汚れ度Lv ,Rv に所定値C1 を越
えた差があるか否かを判断する。
ムカウントを終了すると、マイクロコンピュータ32は
次のステップS8に移行する。このステップS8で、マ
イクロコンピュータ32は、前記ステップS2およびS
3で読み込んだ汚れ度Lv ,Rv の差(絶対値)が設定
値C0 を越えているか否か、すなわち両ガスセンサ3
0,31が検出した汚れ度Lv ,Rv に所定値C1 を越
えた差があるか否かを判断する。
【0023】ところで、煙草を吸う人が図7に示すよう
に本体1の前方或いはその近辺に居る場合には、その人
と本体1の左右両側に設けられている各ガスセンサ3
0,31との間の距離は略等しいから、煙草の煙りが室
A内に拡散していった場合、両ガスセンサ30,31が
検出する汚れ度Lv ,Rv は略等しくなる。このため、
煙草を吸う人が本体1の前方或いはその近辺に居る場合
には、マイクロコンピュータ32はステップS8におい
て「NO」と判断する。
に本体1の前方或いはその近辺に居る場合には、その人
と本体1の左右両側に設けられている各ガスセンサ3
0,31との間の距離は略等しいから、煙草の煙りが室
A内に拡散していった場合、両ガスセンサ30,31が
検出する汚れ度Lv ,Rv は略等しくなる。このため、
煙草を吸う人が本体1の前方或いはその近辺に居る場合
には、マイクロコンピュータ32はステップS8におい
て「NO」と判断する。
【0024】ステップS8で「NO」と判断した場合、
マイクロコンピュータ32は、ステップS2に戻り、そ
の後、ステップS3およびステップS4を順に実行す
る。そして、それまでの空気浄化運転により室A内の空
気が浄化されていた場合には、ステップS4で「NO」
と判断し、ステップS5に移行して両ファン装置5,6
を停止させ、以上により空気浄化運転を終了する。ま
た、ステップS4でLv ,Rv のいずれかが設定値C0
を越えていた場合には、マイクロコンピュータ32は、
ステップS4で「YES」と判断し、次の20分をカウ
ントするステップS7を実行した後、新たに読み込んだ
Lv ,Rv の差が所定値C1 を越えているか否かを判断
するステップS8に移行する。
マイクロコンピュータ32は、ステップS2に戻り、そ
の後、ステップS3およびステップS4を順に実行す
る。そして、それまでの空気浄化運転により室A内の空
気が浄化されていた場合には、ステップS4で「NO」
と判断し、ステップS5に移行して両ファン装置5,6
を停止させ、以上により空気浄化運転を終了する。ま
た、ステップS4でLv ,Rv のいずれかが設定値C0
を越えていた場合には、マイクロコンピュータ32は、
ステップS4で「YES」と判断し、次の20分をカウ
ントするステップS7を実行した後、新たに読み込んだ
Lv ,Rv の差が所定値C1 を越えているか否かを判断
するステップS8に移行する。
【0025】しかして、煙草を吸う人が図8或いは図9
に示すように本体1の前方ではなく、左側或いは右側に
寄った場所に居る場合には、室Aの左側或いは右側とで
煙りの濃度に差が出る。このため、左側のガスセンサ3
0或いは右側のガスセンサ31がより高い汚れ度を検出
するようになり、この結果、Lv ,Rv の差が設定値C
0 を越えることとなって、マイクロコンピュータ32は
ステップS8において「YES」と判断する。そして、
ステップS8で「YES」と判断した場合、マイクロコ
ンピュータ32は、ステップS9に移行し、Lv がRv
より大きいか否かを判断する。
に示すように本体1の前方ではなく、左側或いは右側に
寄った場所に居る場合には、室Aの左側或いは右側とで
煙りの濃度に差が出る。このため、左側のガスセンサ3
0或いは右側のガスセンサ31がより高い汚れ度を検出
するようになり、この結果、Lv ,Rv の差が設定値C
0 を越えることとなって、マイクロコンピュータ32は
ステップS8において「YES」と判断する。そして、
ステップS8で「YES」と判断した場合、マイクロコ
ンピュータ32は、ステップS9に移行し、Lv がRv
より大きいか否かを判断する。
【0026】ここで、図8に示すように煙草を吸う人が
本体1の左側に寄った場所に居たとすると、Lv の方が
Rv より大きいので、マイクロコンピュータ32はステ
ップS9で「YES」と判断し、次のステップS10で
右側の巻取装置28のモータ26に通電する。すると、
紐28aが巻き取られることにより、右側の連結板20
が矢印Cとは反対方向に移動して右吐出口4の風向板1
5を矢印Eとは反対方向に回動させる。このため、右吐
出口4からの吐出風の向きは左方斜め下向きに変換され
ることとなる。
本体1の左側に寄った場所に居たとすると、Lv の方が
Rv より大きいので、マイクロコンピュータ32はステ
ップS9で「YES」と判断し、次のステップS10で
右側の巻取装置28のモータ26に通電する。すると、
紐28aが巻き取られることにより、右側の連結板20
が矢印Cとは反対方向に移動して右吐出口4の風向板1
5を矢印Eとは反対方向に回動させる。このため、右吐
出口4からの吐出風の向きは左方斜め下向きに変換され
ることとなる。
【0027】また、図9に示すように煙草を吸う人が本
体1の右側に寄った場所に居たとすると、Rv の方がL
v より大きいので、マイクロコンピュータ32はステッ
プS9で「NO」と判断し、ステップS11に移行して
左側の巻取装置27のモータ25に通電する。すると、
紐27aが巻き取られることにより、左側の連結板19
が矢印Bとは反対方向に移動して左吐出口3の風向板1
4を矢印Dとは反対方向に回動させる。このため、左吐
出口3からの吐出風の向きは右方斜め下向きに変換され
ることとなる。
体1の右側に寄った場所に居たとすると、Rv の方がL
v より大きいので、マイクロコンピュータ32はステッ
プS9で「NO」と判断し、ステップS11に移行して
左側の巻取装置27のモータ25に通電する。すると、
紐27aが巻き取られることにより、左側の連結板19
が矢印Bとは反対方向に移動して左吐出口3の風向板1
4を矢印Dとは反対方向に回動させる。このため、左吐
出口3からの吐出風の向きは右方斜め下向きに変換され
ることとなる。
【0028】そして、上述のように右側或いは左側の風
向板15或いは14が矢印Eとは反対方向或いは矢印D
とは反対方向に回動させると、マイクロコンピュータ3
2はステップS2に戻り、以後、ステップS3およびス
テップS4を順に実行する。このとき、室A内の空気の
浄化が未だ完全でないとすると、マイクロコンピュータ
32は、その後、更に20分間そのままの状態で空気浄
化運転を継続する。
向板15或いは14が矢印Eとは反対方向或いは矢印D
とは反対方向に回動させると、マイクロコンピュータ3
2はステップS2に戻り、以後、ステップS3およびス
テップS4を順に実行する。このとき、室A内の空気の
浄化が未だ完全でないとすると、マイクロコンピュータ
32は、その後、更に20分間そのままの状態で空気浄
化運転を継続する。
【0029】この運転中、右側の風向板15が矢印Eと
は反対方向に回動されていた場合には、右吐出口4から
の吐出風が左側に向かって吹き出るため、左側の風向板
14が前向きのままであっても、左吐出口3からの吐出
風も右吐出口4からの吐出風の影響を受けて左側に向き
を変えるようになる。このため、両吐出口3および4か
らの吐出風が図8に矢印Gで示すように左側に向かって
流れ、その結果、室Aの左側に漂っている煙草の煙りが
その風に乗じて吸入口2へと吸入され、フィルタ装置1
0により浄化されるようになる。
は反対方向に回動されていた場合には、右吐出口4から
の吐出風が左側に向かって吹き出るため、左側の風向板
14が前向きのままであっても、左吐出口3からの吐出
風も右吐出口4からの吐出風の影響を受けて左側に向き
を変えるようになる。このため、両吐出口3および4か
らの吐出風が図8に矢印Gで示すように左側に向かって
流れ、その結果、室Aの左側に漂っている煙草の煙りが
その風に乗じて吸入口2へと吸入され、フィルタ装置1
0により浄化されるようになる。
【0030】また、左側の風向板14が矢印Dとは反対
方向に回動されていた場合には、左吐出口3からの吐出
風が右側に向かって吹き出るため、右側の風向板15が
前向きのままであっても、右吐出口4からの吐出風も左
吐出口3からの吐出風の影響を受けて右側に向きを変え
るようになる。このため、両吐出口3および4からの吐
出風が図9に矢印Hで示すように右側に向かって流れ、
その結果、室Aの右側に漂っている煙草の煙りがその風
に乗じて吸入口2へと吸入され、フィルタ装置10によ
り浄化されるようになる。
方向に回動されていた場合には、左吐出口3からの吐出
風が右側に向かって吹き出るため、右側の風向板15が
前向きのままであっても、右吐出口4からの吐出風も左
吐出口3からの吐出風の影響を受けて右側に向きを変え
るようになる。このため、両吐出口3および4からの吐
出風が図9に矢印Hで示すように右側に向かって流れ、
その結果、室Aの右側に漂っている煙草の煙りがその風
に乗じて吸入口2へと吸入され、フィルタ装置10によ
り浄化されるようになる。
【0031】そして、ステップS7で20分のタイムカ
ウントを終了すると、マイクロコンピュータ32は、次
にステップS8に移行して前述したと同様にしてLv ,
Rvの差が所定値C1 を越えているか否かを判断し、越
えている場合には、前述したようにステップS9に移行
する。ここで、煙草を吸っている人が例えば図8に示す
ように室Aの左側から図9に示す右側に移った場合に
は、Rv の方がLv よりも大きくなるので、マイクロコ
ンピュータ32はステップS11に移行して、右側の巻
取装置28のモータ26を断電して左側の巻取装置27
のモータ25に通電するようになる。このため、右側の
風向板15が引張りコイルばね24の付勢力により矢印
E方向に回動して前向きの状態に戻ると共に、左側の風
向板14が巻取装置27により矢印Dとは反対方向に回
動されて右向きの状態に変換されるので、吐出風の向き
が右側に変換されるようになるものである。
ウントを終了すると、マイクロコンピュータ32は、次
にステップS8に移行して前述したと同様にしてLv ,
Rvの差が所定値C1 を越えているか否かを判断し、越
えている場合には、前述したようにステップS9に移行
する。ここで、煙草を吸っている人が例えば図8に示す
ように室Aの左側から図9に示す右側に移った場合に
は、Rv の方がLv よりも大きくなるので、マイクロコ
ンピュータ32はステップS11に移行して、右側の巻
取装置28のモータ26を断電して左側の巻取装置27
のモータ25に通電するようになる。このため、右側の
風向板15が引張りコイルばね24の付勢力により矢印
E方向に回動して前向きの状態に戻ると共に、左側の風
向板14が巻取装置27により矢印Dとは反対方向に回
動されて右向きの状態に変換されるので、吐出風の向き
が右側に変換されるようになるものである。
【0032】そして、空気浄化運転により室A内の空気
が浄化された場合には、マイクロコンピュータ32は、
ステップS4で「NO」となり、ステップS5に移行し
て両ファン装置5,6を停止させると共に通電状態にあ
る巻取装置27のモータ25或いは巻取装置28のモー
タ26を断電し、ステップS2に戻る。
が浄化された場合には、マイクロコンピュータ32は、
ステップS4で「NO」となり、ステップS5に移行し
て両ファン装置5,6を停止させると共に通電状態にあ
る巻取装置27のモータ25或いは巻取装置28のモー
タ26を断電し、ステップS2に戻る。
【0033】このように本実施例によれば、室A内の空
気の汚れが本体1の左右方向両側で異なっていた場合に
は、これを両ガスセンサ30,31の検出汚れ度Lv ,
Rvに基づいてどちら側がより汚れているかを検知し、
汚れ度が高い側に吐出風の向きを自動的に変換させるの
で、汚れた空気を残したまま空気浄化運転を終了してし
まうことがなくなる。
気の汚れが本体1の左右方向両側で異なっていた場合に
は、これを両ガスセンサ30,31の検出汚れ度Lv ,
Rvに基づいてどちら側がより汚れているかを検知し、
汚れ度が高い側に吐出風の向きを自動的に変換させるの
で、汚れた空気を残したまま空気浄化運転を終了してし
まうことがなくなる。
【0034】しかも、例えば煙草を吸う人が居場所を変
える等して、汚れ度の高い側が反対側に移った場合に
は、両ガスセンサ30,31の検出汚れ度Lv ,Rv の
高低が逆になることにより、汚れ度の高い側が反対側に
移ったことを検知して、その高い汚れ度の側に吐出風の
向きを自動的に変換するので、汚れ度の高い側が移って
もやはり汚れた空気を残したまま空気浄化運転を終了し
てしまうことがない。
える等して、汚れ度の高い側が反対側に移った場合に
は、両ガスセンサ30,31の検出汚れ度Lv ,Rv の
高低が逆になることにより、汚れ度の高い側が反対側に
移ったことを検知して、その高い汚れ度の側に吐出風の
向きを自動的に変換するので、汚れ度の高い側が移って
もやはり汚れた空気を残したまま空気浄化運転を終了し
てしまうことがない。
【0035】なお、上記実施例では、ガスセンサ30,
31を本体1の左右両側に設けたが、例えば室Aの左右
両側の壁、或いは室Aの天井の左右両側に設けるように
しても良い。また、上記実施例では、吐出風を右或いは
左に変換する場合、左側の風向板14だけ或いは右側の
風向板15だけを右向き或いは左向きとなるように回動
させるようにしたが、これは両風向板14を共に右向き
或いは左向きとなるように回動させるように構成しても
良い。更に、上記実施例では、2台のファン装置5,6
を設けたが、これは1台のファン装置で対応するように
しても良い。その他、本発明は上記し且つ図面に示す実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更して実施できるものである。
31を本体1の左右両側に設けたが、例えば室Aの左右
両側の壁、或いは室Aの天井の左右両側に設けるように
しても良い。また、上記実施例では、吐出風を右或いは
左に変換する場合、左側の風向板14だけ或いは右側の
風向板15だけを右向き或いは左向きとなるように回動
させるようにしたが、これは両風向板14を共に右向き
或いは左向きとなるように回動させるように構成しても
良い。更に、上記実施例では、2台のファン装置5,6
を設けたが、これは1台のファン装置で対応するように
しても良い。その他、本発明は上記し且つ図面に示す実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更して実施できるものである。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、左
右両側に設けられたセンサにより、汚れ度の高い箇所が
左右どちらの側にあるかを検知し、その検知結果に基づ
き、本体からの吐出風がその汚れの高い側に向かって流
れるように風向変換装置を自動調節できるので、汚れ度
の高い空気を効率良く本体に吸入してフィルタ装置によ
り浄化でき、汚れた空気が残ったまま空気浄化運転を終
了してしまうおそれがないという優れた効果を奏するも
のである。
右両側に設けられたセンサにより、汚れ度の高い箇所が
左右どちらの側にあるかを検知し、その検知結果に基づ
き、本体からの吐出風がその汚れの高い側に向かって流
れるように風向変換装置を自動調節できるので、汚れ度
の高い空気を効率良く本体に吸入してフィルタ装置によ
り浄化でき、汚れた空気が残ったまま空気浄化運転を終
了してしまうおそれがないという優れた効果を奏するも
のである。
【図1】本発明の一実施例における空気清浄器を一部破
断して示す斜視図
断して示す斜視図
【図2】吐出口部分の縦断正面図
【図3】風向変換装置の一部分を分解して示す斜視図
【図4】風向板と連結板との連結状態を示す部分縦断正
面図
面図
【図5】電気的構成を示すブロック図
【図6】空気浄化運転の制御内容を示すフローチャート
【図7】煙草を吸う人が本体の前方に居る場合の状態説
明図
明図
【図8】煙草を吸う人が室の左方側に居る場合の状態説
明図
明図
【図9】煙草を吸う人が室の右方側に居る場合の状態説
明図
明図
1本体、2は吸入口、3,4は吐出口、5,6はファン
装置、10はフィルタ装置、14,15は風向板、1
9,20は連結板、23,24は引張りコイルばね、2
5,26はモータ(電動駆動源)、27,28は巻取装
置、27a,28aは紐、29は風向変換装置、30,
31はガスセンサ、32はマイクロコンピュータ(制御
手段)である。
装置、10はフィルタ装置、14,15は風向板、1
9,20は連結板、23,24は引張りコイルばね、2
5,26はモータ(電動駆動源)、27,28は巻取装
置、27a,28aは紐、29は風向変換装置、30,
31はガスセンサ、32はマイクロコンピュータ(制御
手段)である。
Claims (1)
- 【請求項1】 本体内にファン装置およびフィルタ装置
を備え、ファン装置により室内の空気を吸入口から吸入
してフィルタ装置により浄化した後、吐出口から室内に
吐出するものにおいて、前記本体の左右方向に関し一方
向側および反対方向側に互いに対応した位置関係をもっ
て配設され室内空気の汚れ度を検出するセンサと、前記
吐出口に設けられ電動駆動源により駆動されて吐出口か
らの吐出風の向きを左右方向に変化させる風向変換装置
と、前記左右方向両側のセンサのうちいずれかが設定値
以上の汚れ度を検出したとき前記ファン装置を運転し且
つ両側のセンサの検出汚れ度の差が所定値を越えている
ことを検知したとき前記風向変換装置を動作させて吐出
風の向きを汚れ度の大なる側に変換させる制御手段とを
具備してなる空気清浄器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4109702A JPH05305211A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 空気清浄器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4109702A JPH05305211A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 空気清浄器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05305211A true JPH05305211A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=14517050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4109702A Pending JPH05305211A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 空気清浄器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05305211A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013047135A2 (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-04 | シャープ株式会社 | 空気清浄機 |
JP2013072584A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Sharp Corp | 空気清浄機 |
JP2013072583A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Sharp Corp | 空気清浄機 |
JP2015064147A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | 大和ハウス工業株式会社 | 空気清浄装置および空気清浄システム |
WO2016027352A1 (ja) * | 2014-08-21 | 2016-02-25 | 三菱電機株式会社 | 空気清浄機及び空気清浄機能を有する設備機器 |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP4109702A patent/JPH05305211A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013047135A2 (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-04 | シャープ株式会社 | 空気清浄機 |
JP2013072584A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Sharp Corp | 空気清浄機 |
JP2013072583A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Sharp Corp | 空気清浄機 |
WO2013047135A3 (ja) * | 2011-09-27 | 2013-05-30 | シャープ株式会社 | 空気清浄機 |
US9266118B2 (en) | 2011-09-27 | 2016-02-23 | Sharp Kabushiki Kaisha | Air purifier |
JP2015064147A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | 大和ハウス工業株式会社 | 空気清浄装置および空気清浄システム |
WO2016027352A1 (ja) * | 2014-08-21 | 2016-02-25 | 三菱電機株式会社 | 空気清浄機及び空気清浄機能を有する設備機器 |
JPWO2016027352A1 (ja) * | 2014-08-21 | 2017-04-27 | 三菱電機株式会社 | 空気清浄機及び空気清浄機能を有する設備機器 |
CN106662350A (zh) * | 2014-08-21 | 2017-05-10 | 三菱电机株式会社 | 空气净化器以及具有空气净化功能的设备机器 |
TWI622739B (zh) * | 2014-08-21 | 2018-05-01 | 三菱電機股份有限公司 | 空氣清淨機及具有空氣清淨功能的設備機器 |
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