JPH05301086A - コンクリ−ト及びアスファルト廃棄物からの骨材の調製法 - Google Patents
コンクリ−ト及びアスファルト廃棄物からの骨材の調製法Info
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- JPH05301086A JPH05301086A JP13181892A JP13181892A JPH05301086A JP H05301086 A JPH05301086 A JP H05301086A JP 13181892 A JP13181892 A JP 13181892A JP 13181892 A JP13181892 A JP 13181892A JP H05301086 A JPH05301086 A JP H05301086A
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 建設物を取壊した際に出るコンクリート廃棄
物更には道路を改修する際に生じるアスファルト廃棄物
から骨材を回収し、資源の有効利用を計れる。 【構成】 切出設備から切出しした原料をふるい設備に
供給し、骨材調製可能原料と不良原料に分別し、一方切
出設備を通過できなかった原料を破砕装置に供給して8
0mm以下に破砕し、この破砕物をふるい設備に供給
し、骨材調製可能原料と30mmを越える破砕物を破砕
装置に供給して再破砕した後にふるい設備に供給し、こ
れから出てくる0〜30mmの破砕物をゴミ除去装置に
供給した後、ふるい設備に供給し、4mmを越える破砕
物を破砕装置に供給して4mm以下に破砕するとともに
破砕物に被膜したピッチ等を除去した後に分級設備に供
給し、0.074mm〜4mmの破砕物をふるい設備に
供給し、これから出てくる4mm以下の破砕物を分級設
備に供給し、0.074〜4mmの骨材として回収す
る。
物更には道路を改修する際に生じるアスファルト廃棄物
から骨材を回収し、資源の有効利用を計れる。 【構成】 切出設備から切出しした原料をふるい設備に
供給し、骨材調製可能原料と不良原料に分別し、一方切
出設備を通過できなかった原料を破砕装置に供給して8
0mm以下に破砕し、この破砕物をふるい設備に供給
し、骨材調製可能原料と30mmを越える破砕物を破砕
装置に供給して再破砕した後にふるい設備に供給し、こ
れから出てくる0〜30mmの破砕物をゴミ除去装置に
供給した後、ふるい設備に供給し、4mmを越える破砕
物を破砕装置に供給して4mm以下に破砕するとともに
破砕物に被膜したピッチ等を除去した後に分級設備に供
給し、0.074mm〜4mmの破砕物をふるい設備に
供給し、これから出てくる4mm以下の破砕物を分級設
備に供給し、0.074〜4mmの骨材として回収す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンクリート及びアス
ファルト廃棄物からの骨材の調製法に係り、その目的は
建設物を取壊した際に出るコンクリートの破片やその他
廃棄すべきコンクリート固型化物(以下コンクリート廃
棄物と称す)更には道路を改修する際に生じるアスファ
ルト廃棄物等から骨材を回収し、資源の有効利用を計る
コンクリート及びアスファルト廃棄物からの骨材の調製
法の提供にある。
ファルト廃棄物からの骨材の調製法に係り、その目的は
建設物を取壊した際に出るコンクリートの破片やその他
廃棄すべきコンクリート固型化物(以下コンクリート廃
棄物と称す)更には道路を改修する際に生じるアスファ
ルト廃棄物等から骨材を回収し、資源の有効利用を計る
コンクリート及びアスファルト廃棄物からの骨材の調製
法の提供にある。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリートやアスファルト廃棄
物はそのまま埋立処分されることが多い。しかしなが
ら、産業廃棄物であるコンクリート廃棄物やアスファル
ト廃棄物は近年その廃棄場所がなく問題となっている。
一方、自然保護、環境保全の観点から、川砂や山砂(岩
石粉砕物)の採集は限定され、細骨材としての砂が涸渇
している。そこで、近年ではコンクリート廃棄物から、
鉄筋などの異物を取り除いて40mm以下に破砕し、道
路の基礎部分等に敷き詰める砕石として利用することも
試みに行われている。
物はそのまま埋立処分されることが多い。しかしなが
ら、産業廃棄物であるコンクリート廃棄物やアスファル
ト廃棄物は近年その廃棄場所がなく問題となっている。
一方、自然保護、環境保全の観点から、川砂や山砂(岩
石粉砕物)の採集は限定され、細骨材としての砂が涸渇
している。そこで、近年ではコンクリート廃棄物から、
鉄筋などの異物を取り除いて40mm以下に破砕し、道
路の基礎部分等に敷き詰める砕石として利用することも
試みに行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンクリート廃棄物を
粉砕し、粒度を揃えて砕石としての利用する方法や利用
量はまだ少なく、コンクリートの廃棄物の多くは無駄に
埋立処分されていた。ところが、今般、コンクリートや
アスファルト廃棄物の埋立や廃棄処分は、処分地の確保
が東京、大阪等の大都市を中心として段々難しくなって
きている。加えて、前記東京、大阪等の大都市では、建
設物の老朽化が目立ってきており、高度利用化も伴い、
約5%程度の建設物が解体されており、この建設物を解
体した時に大量のコンクリート廃棄物が出てしまい、一
層廃棄処分地を確保することが難しくなってきている。
一方、良質の細骨材となる砂は自然保護、環境保全の観
点から採取が制限され不足しがちで海砂は含有塩分がコ
ンクリート劣化をもたらすため使用は制限されている。
粉砕し、粒度を揃えて砕石としての利用する方法や利用
量はまだ少なく、コンクリートの廃棄物の多くは無駄に
埋立処分されていた。ところが、今般、コンクリートや
アスファルト廃棄物の埋立や廃棄処分は、処分地の確保
が東京、大阪等の大都市を中心として段々難しくなって
きている。加えて、前記東京、大阪等の大都市では、建
設物の老朽化が目立ってきており、高度利用化も伴い、
約5%程度の建設物が解体されており、この建設物を解
体した時に大量のコンクリート廃棄物が出てしまい、一
層廃棄処分地を確保することが難しくなってきている。
一方、良質の細骨材となる砂は自然保護、環境保全の観
点から採取が制限され不足しがちで海砂は含有塩分がコ
ンクリート劣化をもたらすため使用は制限されている。
【0004】この発明は上記事情に照らしてなされたも
ので、これまで無駄に捨てられていたコンクリートやア
スファルト廃棄物の有効利用を計ることができるか否か
を検討する過程でなされたものである。コンクリートや
アスファルト廃棄物を粉砕して分級しても、通常はその
まま細骨材として利用できない問題点があった。
ので、これまで無駄に捨てられていたコンクリートやア
スファルト廃棄物の有効利用を計ることができるか否か
を検討する過程でなされたものである。コンクリートや
アスファルト廃棄物を粉砕して分級しても、通常はその
まま細骨材として利用できない問題点があった。
【0005】コンクリート廃材には、鉄筋等の金属が含
まれているとともに、コンクリートの配合材として、砂
利、砂、セメントが含まれている。このようなコンクリ
ート廃材の粉砕物をそのままコンクリートの骨材として
使用すると、含まれているセメント分は本来強アルカリ
性で、コンクリートの硬化後、空気中の炭酸ガスや亜硫
酸ガスが雨水に溶けた酸性雨と反応してコンクリート中
で塩が形成され、強度低下等のコンクリート劣化をもた
らしてしまう虞があった。また、アスファルト廃材は通
常アスファルトが、砕石が60%程度、砂分が30%、
ピッチ分が6%程度含有されて構成されており、略同様
の組成となっている。このような組成のアスファルト廃
材を粉砕して分級すると、その配合から細骨材は表面に
必ずピッチの薄膜を被膜しており、このピッチ分がコン
クリート用細骨材として使用した場合には、油分が混在
し物理的性状や美観を損ね、望ましい細骨材ではなかっ
た。
まれているとともに、コンクリートの配合材として、砂
利、砂、セメントが含まれている。このようなコンクリ
ート廃材の粉砕物をそのままコンクリートの骨材として
使用すると、含まれているセメント分は本来強アルカリ
性で、コンクリートの硬化後、空気中の炭酸ガスや亜硫
酸ガスが雨水に溶けた酸性雨と反応してコンクリート中
で塩が形成され、強度低下等のコンクリート劣化をもた
らしてしまう虞があった。また、アスファルト廃材は通
常アスファルトが、砕石が60%程度、砂分が30%、
ピッチ分が6%程度含有されて構成されており、略同様
の組成となっている。このような組成のアスファルト廃
材を粉砕して分級すると、その配合から細骨材は表面に
必ずピッチの薄膜を被膜しており、このピッチ分がコン
クリート用細骨材として使用した場合には、油分が混在
し物理的性状や美観を損ね、望ましい細骨材ではなかっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ちこの発明は、コンク
リート及びアスファルト廃棄物を原料受入設備に収納
し、この原料受入設備の下端放出口には切出設備を設
け、この切出設備から切出しされた原料を第一のふるい
設備に供給し、骨材調製可能原料と不良原料とに分別
し、一方切出設備を通過できなかった原料等を第一の破
砕装置に供給して80mm以下に破砕し、この80mm
以下に破砕した破砕物を第二のふるい設備に供給し、こ
の第二のふるい設備により0〜30mmの破砕物と30
mmを越える破砕物とに分別し、前記骨材調製可能原料
と第二のふるい設備から出てくる30mm以上の破砕物
を第二の破砕装置に供給して再破砕し、この再破砕した
破砕物を再度第二のふるい設備に供給し、この第二のふ
るい設備から出てくる0〜30mmの破砕物をゴミ除去
装置に供給し、木、紙屑等を除去した後、この0〜30
mmの破砕物を第三のふるい設備に供給して0〜4mm
の破砕物と4mmを越える破砕物とに分別し、この4m
mを越える破砕物を第三の破砕装置に供給して4mm以
下に破砕するとともに破砕物に被膜したピッチ等を除去
し、この4mm以下に破砕した破砕物を第一の分級設備
に供給し、0.074未満のセメント分の微粉末を分別
して0.074mm〜4mmの破砕物を再度第三のふる
い設備に供給し、この第三のふるい設備から出てくる4
mm以下の破砕物を第二の分級設備に供給し、0.07
4未満のセメント分の微粉末を分別して0.074〜4
mmの骨材として回収することを特徴とするコンクリー
ト及びアスファルト廃棄物からの骨材の調製法を提供す
ることにより前記従来の欠点を悉く解消した。
リート及びアスファルト廃棄物を原料受入設備に収納
し、この原料受入設備の下端放出口には切出設備を設
け、この切出設備から切出しされた原料を第一のふるい
設備に供給し、骨材調製可能原料と不良原料とに分別
し、一方切出設備を通過できなかった原料等を第一の破
砕装置に供給して80mm以下に破砕し、この80mm
以下に破砕した破砕物を第二のふるい設備に供給し、こ
の第二のふるい設備により0〜30mmの破砕物と30
mmを越える破砕物とに分別し、前記骨材調製可能原料
と第二のふるい設備から出てくる30mm以上の破砕物
を第二の破砕装置に供給して再破砕し、この再破砕した
破砕物を再度第二のふるい設備に供給し、この第二のふ
るい設備から出てくる0〜30mmの破砕物をゴミ除去
装置に供給し、木、紙屑等を除去した後、この0〜30
mmの破砕物を第三のふるい設備に供給して0〜4mm
の破砕物と4mmを越える破砕物とに分別し、この4m
mを越える破砕物を第三の破砕装置に供給して4mm以
下に破砕するとともに破砕物に被膜したピッチ等を除去
し、この4mm以下に破砕した破砕物を第一の分級設備
に供給し、0.074未満のセメント分の微粉末を分別
して0.074mm〜4mmの破砕物を再度第三のふる
い設備に供給し、この第三のふるい設備から出てくる4
mm以下の破砕物を第二の分級設備に供給し、0.07
4未満のセメント分の微粉末を分別して0.074〜4
mmの骨材として回収することを特徴とするコンクリー
ト及びアスファルト廃棄物からの骨材の調製法を提供す
ることにより前記従来の欠点を悉く解消した。
【0007】
【実施例】以下、この発明によるコンクリート及びアス
ファルト廃棄物から骨材の調製法について図面を参照し
ながら具体的に説明する。図1と図2はこの発明に係る
骨材の調製法の一実施例を示すものであって、原料(1
0)には、コンクリート廃棄物及びアスファルト廃棄物
を用いる。この原料(10)はホッパー(1)に収納さ
れる。ホッパー(1)の下端放出口には切出設備(2)
を設けている。切出設備(2)として本実施例ではグリ
ズリーフィーダー(商品名)を使用し、原料(10)を
所定量ずつ連続的に切出しする。切出設備(2)から切
出しされた0〜60mmの原料(10)は搬送装置
(3)を介して第一のスクリーン(4)に供給され、骨
材調製可能原料(10)と不良原料(16)とに分別す
る。搬送装置(3)はベルトコンベア等の任意の装置を
使用する。
ファルト廃棄物から骨材の調製法について図面を参照し
ながら具体的に説明する。図1と図2はこの発明に係る
骨材の調製法の一実施例を示すものであって、原料(1
0)には、コンクリート廃棄物及びアスファルト廃棄物
を用いる。この原料(10)はホッパー(1)に収納さ
れる。ホッパー(1)の下端放出口には切出設備(2)
を設けている。切出設備(2)として本実施例ではグリ
ズリーフィーダー(商品名)を使用し、原料(10)を
所定量ずつ連続的に切出しする。切出設備(2)から切
出しされた0〜60mmの原料(10)は搬送装置
(3)を介して第一のスクリーン(4)に供給され、骨
材調製可能原料(10)と不良原料(16)とに分別す
る。搬送装置(3)はベルトコンベア等の任意の装置を
使用する。
【0008】一方、切出設備(2)を通過できなかった
原料(10)は第一の破砕装置(7)に供給される。第
一の破砕装置(7)は切出設備(2)を通過できなかっ
た原料(10)を細かく砕いて80mm以下とするもの
で、本実施例ではジョークラッシャー(商品名)を使用
している。第一の破砕装置(7)から出てくる破砕物
は、搬送装置(3)を介して第二のスクリーン(5)に
供給され、0〜30mmの破砕物と30mmを越える破
砕物とに分別する。
原料(10)は第一の破砕装置(7)に供給される。第
一の破砕装置(7)は切出設備(2)を通過できなかっ
た原料(10)を細かく砕いて80mm以下とするもの
で、本実施例ではジョークラッシャー(商品名)を使用
している。第一の破砕装置(7)から出てくる破砕物
は、搬送装置(3)を介して第二のスクリーン(5)に
供給され、0〜30mmの破砕物と30mmを越える破
砕物とに分別する。
【0009】第一のスクリーン(4)から出てくる30
mmを越える原料と、第二のスクリーン(5)から出て
くる30mmを越える破砕物は、搬送装置(3)を介し
て第二の破砕装置(8)に供給する。第二の破砕装置
(8)は、破砕物を更に細かく砕くもので、本実施例で
はインペラーブレーカー(商品名)を使用している。第
二の破砕装置(8)から出てくる再破砕物は、搬送装置
(3)を介して第二のスクリーン(5)に戻す。第二の
スクリーン(5)から出てくる0〜30mmの破砕物
は、搬送装置(3)を介してゴミ除去装置(14)に供
給される。このゴミ除去装置(14)には水力選別装置
を使用し、この水力選別装置で、木、紙屑等を除去した
後、この木、紙屑等を除去した破砕物は、第三のスクリ
ーン(6)に供給され、0〜4mmの破砕物と4mmを
越える破砕物とに分別する。4mmを越える破砕物は、
搬送装置(3)を介して第三の破砕装置(9)に供給す
る。第三の破砕装置(9)は4mmを越える破砕物を更
に細かく砕いて0〜4mmに破砕するとともに破砕物に
被膜したピッチ等を除去するもので、本実施例ではスー
パーサンダー(商品名)を使用している。第三の破砕装
置(9)から出てくる破砕物は、第一の分級装置(1
1)でふるい分けし、0.074未満のセメント分の微
粉末を分別して0.074〜4mmのものを搬送装置
(3)を介して第三のスクリーン(6)に戻す。第三の
スクリーン(6)から出てくる0〜4mm以下の破砕物
を第二の分級装置(12)に供給し、0.074未満の
セメント分の微粉末を分別して0.074〜4mmのも
のを骨材(13)として回収する。
mmを越える原料と、第二のスクリーン(5)から出て
くる30mmを越える破砕物は、搬送装置(3)を介し
て第二の破砕装置(8)に供給する。第二の破砕装置
(8)は、破砕物を更に細かく砕くもので、本実施例で
はインペラーブレーカー(商品名)を使用している。第
二の破砕装置(8)から出てくる再破砕物は、搬送装置
(3)を介して第二のスクリーン(5)に戻す。第二の
スクリーン(5)から出てくる0〜30mmの破砕物
は、搬送装置(3)を介してゴミ除去装置(14)に供
給される。このゴミ除去装置(14)には水力選別装置
を使用し、この水力選別装置で、木、紙屑等を除去した
後、この木、紙屑等を除去した破砕物は、第三のスクリ
ーン(6)に供給され、0〜4mmの破砕物と4mmを
越える破砕物とに分別する。4mmを越える破砕物は、
搬送装置(3)を介して第三の破砕装置(9)に供給す
る。第三の破砕装置(9)は4mmを越える破砕物を更
に細かく砕いて0〜4mmに破砕するとともに破砕物に
被膜したピッチ等を除去するもので、本実施例ではスー
パーサンダー(商品名)を使用している。第三の破砕装
置(9)から出てくる破砕物は、第一の分級装置(1
1)でふるい分けし、0.074未満のセメント分の微
粉末を分別して0.074〜4mmのものを搬送装置
(3)を介して第三のスクリーン(6)に戻す。第三の
スクリーン(6)から出てくる0〜4mm以下の破砕物
を第二の分級装置(12)に供給し、0.074未満の
セメント分の微粉末を分別して0.074〜4mmのも
のを骨材(13)として回収する。
【0010】このように、分級装置(11)、(12)
で、0.074〜4mmの骨材(13)と0.074m
m未満のセメント分等のダスト(15)を分別すること
ができるので、空気中の炭酸ガスや亜硫酸ガスが雨水に
溶けた酸性雨と反応してコンクリート中で塩を形成する
ことがなく、良質な骨材を得ることができる。
で、0.074〜4mmの骨材(13)と0.074m
m未満のセメント分等のダスト(15)を分別すること
ができるので、空気中の炭酸ガスや亜硫酸ガスが雨水に
溶けた酸性雨と反応してコンクリート中で塩を形成する
ことがなく、良質な骨材を得ることができる。
【0011】
【発明の効果】この発明は以上詳述した如く、コンクリ
ート及びアスファルト廃棄物を原料受入設備に収納し、
この原料受入設備の下端放出口には切出設備を設け、こ
の切出設備から切出しされた原料を第一のふるい設備に
供給し、骨材調製可能原料と不良原料とに分別し、一方
切出設備を通過できなかった原料等を第一の破砕装置に
供給して80mm以下に破砕し、この80mm以下に破
砕した破砕物を第二のふるい設備に供給し、この第二の
ふるい設備により0〜30mmの破砕物と30mmを越
える破砕物とに分別し、前記骨材調製可能原料と第二の
ふるい設備から出てくる30mm以上の破砕物を第二の
破砕装置に供給して再破砕し、この再破砕した破砕物を
再度第二のふるい設備に供給し、この第二のふるい設備
から出てくる0〜30mmの破砕物をゴミ除去装置に供
給し、木、紙屑等を除去した後、この0〜30mmの破
砕物を第三のふるい設備に供給して0〜4mmの破砕物
と4mmを越える破砕物とに分別し、この4mmを越え
る破砕物を第三の破砕装置に供給して4mm以下に破砕
するとともに破砕物に被膜したピッチ等を除去し、この
4mm以下に破砕した破砕物を第一の分級設備に供給
し、0.074未満のセメント分の微粉末を分別して
0.074mm〜4mmの破砕物を再度第三のふるい設
備に供給し、この第三のふるい設備から出てくる4mm
以下の破砕物を第二の分級設備に供給し、0.074未
満のセメント分の微粉末を分別して0.074〜4mm
の骨材として回収することを特徴とするコンクリート及
びアスファルト廃棄物からの骨材の調製法であるから、
以下の効果を奏する。すなわち、分級装置により、0.
074mm未満のセメント分の微粉末を分別することが
できるため、空気中の炭酸ガスや亜硫酸ガスが雨水に溶
けた酸性雨と反応してコンクリート中で塩を形成するこ
とがなく、良質な骨材を得ることができ、更に分級装置
により、アスファルト破砕物中のピッチ分を除去するこ
とがでるため、油分がなく物理的性状や美観を損ねるこ
とのない良質な骨材を得ることができ、骨材として、資
源再利用、自然保護の観点から優れた効果を奏する骨材
となる。
ート及びアスファルト廃棄物を原料受入設備に収納し、
この原料受入設備の下端放出口には切出設備を設け、こ
の切出設備から切出しされた原料を第一のふるい設備に
供給し、骨材調製可能原料と不良原料とに分別し、一方
切出設備を通過できなかった原料等を第一の破砕装置に
供給して80mm以下に破砕し、この80mm以下に破
砕した破砕物を第二のふるい設備に供給し、この第二の
ふるい設備により0〜30mmの破砕物と30mmを越
える破砕物とに分別し、前記骨材調製可能原料と第二の
ふるい設備から出てくる30mm以上の破砕物を第二の
破砕装置に供給して再破砕し、この再破砕した破砕物を
再度第二のふるい設備に供給し、この第二のふるい設備
から出てくる0〜30mmの破砕物をゴミ除去装置に供
給し、木、紙屑等を除去した後、この0〜30mmの破
砕物を第三のふるい設備に供給して0〜4mmの破砕物
と4mmを越える破砕物とに分別し、この4mmを越え
る破砕物を第三の破砕装置に供給して4mm以下に破砕
するとともに破砕物に被膜したピッチ等を除去し、この
4mm以下に破砕した破砕物を第一の分級設備に供給
し、0.074未満のセメント分の微粉末を分別して
0.074mm〜4mmの破砕物を再度第三のふるい設
備に供給し、この第三のふるい設備から出てくる4mm
以下の破砕物を第二の分級設備に供給し、0.074未
満のセメント分の微粉末を分別して0.074〜4mm
の骨材として回収することを特徴とするコンクリート及
びアスファルト廃棄物からの骨材の調製法であるから、
以下の効果を奏する。すなわち、分級装置により、0.
074mm未満のセメント分の微粉末を分別することが
できるため、空気中の炭酸ガスや亜硫酸ガスが雨水に溶
けた酸性雨と反応してコンクリート中で塩を形成するこ
とがなく、良質な骨材を得ることができ、更に分級装置
により、アスファルト破砕物中のピッチ分を除去するこ
とがでるため、油分がなく物理的性状や美観を損ねるこ
とのない良質な骨材を得ることができ、骨材として、資
源再利用、自然保護の観点から優れた効果を奏する骨材
となる。
【図1】この発明に係るコンクリート及びアスファルト
廃棄物から骨材の調製法の一実施例のフローシートであ
る。
廃棄物から骨材の調製法の一実施例のフローシートであ
る。
【図2】図1と同じくフローシートである。
1 ホッパー 2 切出設備 3 搬送装置 4 第一のスクリーン 5 第二のスクリーン 6 第三のスクリーン 7 第一の破砕装置 8 第二の破砕装置 9 第三の破砕装置 10 原料 11 第一の分級装置 12 第二の分級装置 13 骨材 14 ゴミ除去装置 15 ダスト 16 不良原料
Claims (1)
- 【請求項1】 コンクリート及びアスファルト廃棄物を
原料受入設備に収納し、この原料受入設備の下端放出口
には切出設備を設け、この切出設備から切出しされた原
料を第一のふるい設備に供給し、骨材調製可能原料と不
良原料とに分別し、一方切出設備を通過できなかった原
料等を第一の破砕装置に供給して80mm以下に破砕
し、この80mm以下に破砕した破砕物を第二のふるい
設備に供給し、この第二のふるい設備により0〜30m
mの破砕物と30mmを越える破砕物とに分別し、前記
骨材調製可能原料と第二のふるい設備から出てくる30
mm以上の破砕物を第二の破砕装置に供給して再破砕
し、この再破砕した破砕物を再度第二のふるい設備に供
給し、この第二のふるい設備から出てくる0〜30mm
の破砕物をゴミ除去装置に供給し、木、紙屑等を除去し
た後、この0〜30mmの破砕物を第三のふるい設備に
供給して0〜4mmの破砕物と4mmを越える破砕物と
に分別し、この4mmを越える破砕物を第三の破砕装置
に供給して4mm以下に破砕するとともに破砕物に被膜
したピッチ等を除去し、この4mm以下に破砕した破砕
物を第一の分級設備に供給し、0.074未満のセメン
ト分の微粉末を分別して0.074mm〜4mmの破砕
物を再度第三のふるい設備に供給し、この第三のふるい
設備から出てくる4mm以下の破砕物を第二の分級設備
に供給し、0.074未満のセメント分の微粉末を分別
して0.074〜4mmの骨材として回収することを特
徴とするコンクリート及びアスファルト廃棄物からの骨
材の調製法。
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JP13181892A JP2538484B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | コンクリ―ト及びアスファルト廃棄物からの骨材の調製法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2538484B2 JP2538484B2 (ja) | 1996-09-25 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-04-23 JP JP13181892A patent/JP2538484B2/ja not_active Expired - Fee Related
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