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JPH05298994A - 電磁リレー - Google Patents

電磁リレー

Info

Publication number
JPH05298994A
JPH05298994A JP4104497A JP10449792A JPH05298994A JP H05298994 A JPH05298994 A JP H05298994A JP 4104497 A JP4104497 A JP 4104497A JP 10449792 A JP10449792 A JP 10449792A JP H05298994 A JPH05298994 A JP H05298994A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
iron core
armature
yoke
magnetic flux
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4104497A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuki Nagamoto
光樹 永本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP4104497A priority Critical patent/JPH05298994A/ja
Publication of JPH05298994A publication Critical patent/JPH05298994A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Relay Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイルの逆起電圧吸収用にダイオードを接続
した場合の復帰時間をより短くできるようにする。 【構成】 鉄芯1 に巻回された第1のコイル2 と継鉄3
に巻回された第2のコイル4 とが、ダイオード8 を介し
て閉回路を形成するよう接続され、その閉回路にダイオ
ード8 の順方向電流が流れたとき、継鉄3 を流れる磁束
方向が互いに逆になるようそれぞれ巻回されている。そ
こで、第1のコイル2 を励磁していた電源9 をスイッチ
10により切ると、第1のコイル2 の逆起電流が第2のコ
イル4 を励磁し、第1のコイル2 による残留磁束を減少
させる磁束を発生させるとともに、その磁束が閉磁路を
形成するよう、接極子5 のテール部5cが継鉄3 に当接す
るときに吸引力が働き、従って接極子5 が鉄芯1 から釈
放され易くなり、コイルの逆起電圧吸収用として単にダ
イオードのみを接続した場合よりも、復帰時間が短くな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイルの逆起電圧吸収
用ダイオードが接続されて使用される電磁リレーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な電磁リレーとして、鉄芯
と、鉄芯に巻回されたコイルと、一端部が鉄芯に固着さ
れた継鉄と、基端部が継鉄の他端部に回動自在に支持さ
れて先端部が鉄芯に対し吸引釈放される接極子と、接極
子に応動して開閉される接点部と、を備えたものが存在
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の一般的
な電磁リレーにあっては、通常、スイッチによりコイル
の励磁電流を切ったとき、コイルのインダクタンスによ
り大きな逆起電圧が発生してスイッチの劣化を引き起こ
すので、その逆起電圧を吸収するためにコイルの両端に
ダイオードを接続することが多い。
【0004】しかしながら、ダイオードを介して流れる
逆起電流は、コイルの励磁電流として働いてコイルに残
留磁束を発生させ、それにより接極子が鉄芯から釈放さ
れるのを妨げられ、いわゆる復帰時間が長くなり、ひい
ては接点部の開離スピードが遅くなって開閉能力の低下
という問題もある。
【0005】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、コイルの逆起電圧吸収用
にダイオードを接続した場合の復帰時間をより短くでき
る電磁リレーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、鉄芯と、鉄芯に巻回さ
れた第1のコイルと、一端部が鉄芯に固着された継鉄
と、継鉄に巻回された第2のコイルと、基端部が継鉄の
他端部に回動自在に支持されて先端部が鉄芯に対し吸引
釈放される接極子と、接極子に応動して開閉される接点
部と、を備え、第1のコイルと第2のコイルとは、ダイ
オードを介して閉回路を形成するよう接続されその閉回
路にダイオードの順方向電流が流れたとき、継鉄を流れ
る磁束方向が互いに逆になるようそれぞれ巻回されてな
る構成にしてある。
【0007】さらに、請求項2記載のものは、前記接極
子は、前記鉄芯から釈放されたときに前記第2のコイル
の磁束が閉磁路を形成し得るよう前記継鉄に当接するテ
ール部が、基端部からさらに延長して形成された構成に
してある。
【0008】
【作用】請求項1記載のものによれば、第1のコイルに
接続していた直流電源をスイッチにより切ったとき、第
1のコイルの両端に逆起電圧が発生するが、第1のコイ
ルには第2のコイルをダイオードを介して接続した閉回
路が形成されているから、逆起電流がその閉回路にダイ
オードの順方向電流として流れて逆起電圧を吸収するこ
とになり、そうすると第1のコイルと第2のコイルと
は、継鉄を流れる磁束方向が互いに逆になるようそれぞ
れ巻回されているから、第1のコイルによる残留磁束が
減少し、接極子が鉄芯から釈放され易くなり、従って、
コイルの逆起電圧吸収用として単にダイオードのみを接
続した従来例の場合よりも、復帰時間が短くなる。
【0009】また、請求項2記載のものによれば、接極
子は、鉄芯から釈放されたとき、基端部からさらに延長
して形成されたテール部が、第2のコイルの磁束が閉磁
路を形成し得るよう継鉄に当接するから、その当接する
際の吸引力は接極子の先端部が鉄芯から釈放されるのを
助ける方向に働くことになり、従って、請求項1記載の
ものよりもさらに復帰時間が短くなる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図3に基づいて
以下に説明する。
【0011】1 は鉄芯で、磁性材料により、棒状に形成
されている。 2 は第1のコイルで、コイル枠21の巻胴部21a を介して
鉄芯1 に巻回されている。
【0012】3 は継鉄で、磁性材料により、L字状に折
曲して形成され、その一方片3aの一端部が鉄芯1 の基端
部に固着され、他方片3bがコイル枠21の両鍔部21b,21c
に跨がって鉄芯1 に平行に配設されている。
【0013】4 は第2のコイルで、継鉄3 の他方片3bに
巻回されている。 5 は接極子で、磁性材料により、平板状に形成され、そ
の基端部5aが継鉄3 の他方片3bの他端部に回動自在に支
持されて先端部5bが鉄芯1 の先端部に対し吸引釈放され
るようになっている。そして、基端部5aからさらに略L
字状に延長してテール部5cが形成され、このテール部5c
の端部は、接極子5 が鉄芯1 から釈放されたときに第2
のコイル4 に対し継鉄3 の他方片3bの折曲した側に当接
して第2のコイル4 の磁束が閉磁路を形成し得るように
なっており、また当接したときに所定の復帰位置となる
よう規制するためのものでもある。
【0014】6 は接点部で、固定接点6a及び可動接点6b
からなっている。コイル枠21の両鍔部21b,21c の一端部
及び他端部には、それぞれ固定接点端子6c及び可動接点
ばね端子6dが鉄芯1 に平行になるよう跨がって設けら
れ、その固定接点端子6cの先端部に固定接点6aが固着さ
れ、また可動接点ばね端子6dの先端部に基端部を固定し
て接極子5 の外側を鉄芯1 に直交する方向に配設した可
動接点ばね6eの先端部に可動接点6bが固着されている。
可動接点ばね6eは、先端部を接極子5 の先端部5bに固着
して接極子5 が鉄芯1 の先端部から釈放するよう付勢す
る復帰ばねも兼ねている。そして、接極子5 が鉄芯1 の
先端部に対し吸引釈放されると、それに応動して可動接
点6bが固定接点6aに接離し、開閉されるようになってい
る。
【0015】7 はカバーで、コイル枠21の一方鍔部21b
の外側部に嵌合して装着される。そして、基台でもある
一方鍔部21b からは、固定接点端子6c及び可動接点ばね
端子6dの一端部が外部接続用として導出され、また図示
していないが、第1のコイル2 及び第2のコイル4 の外
部接続用端子も適宜導出されている。
【0016】そこで、上記電磁リレーは、第1のコイル
2 と第2のコイル4 とは、ダイオード8 を介して閉回路
を形成するよう接続されるとともに、それぞれの巻方向
は、その閉回路にダイオード8 の順方向電流が流れたと
き、継鉄3 を流れる磁束方向が互いに逆になるよう巻回
され、また第1のコイル2 の両端には、直流電源9 とス
イッチ10との直列回路がダイオード8 に阻止されて第2
のコイル4 に電流が流れない方向にして接続されてい
る。
【0017】次に、動作を説明する。スイッチ10を閉じ
ると、図2(b) に示すように、直流電源9 の電流I1は、
ダイオード8 に阻止されて第2のコイル4 には流れず
に、第1のコイル2 にのみ流れる。そうすると、図2
(a) に示すように、第1のコイル2 の磁束Φ1 が流れる
ことにより、接極子5 は基端部5aを継鉄3 の他方片3bの
他端部に回動自在に支持されて先端部5bが鉄芯1 の先端
部に吸引される。
【0018】次いで、スイッチ10を開くと、第1のコイ
ル2 の両端に逆起電圧が発生し、図3(b) に示すよう
に、逆起電流I2が流れる。この逆起電流I2は、図2(a)
における第1のコイル2 の磁束Φ1 が減るのを阻止しよ
うとする方向、つまり直流電源9 の電流I1と同方向に流
れることになり、それは閉回路においてダイオード8 の
順方向電流となって逆起電圧を吸収し、スイッチ10を保
護する。よって、この逆起電流I2は、第1のコイル2 の
磁束Φ1 の残留磁束を発生させることになるが、第2の
コイル4 を励磁することにもなる。
【0019】そうすると、接極子5 が、図1に示す可動
接点ばね6eの復帰力により釈放される際、図3(a) に示
すように、第2のコイル4 の磁束Φ2 が第1のコイル2
の磁束Φ1 と逆方向に発生して残留磁束を減少させ、さ
らに、この磁束Φ2 は閉磁路を形成するよう接極子5 の
テール部5cが継鉄3 の他方片3bに当接して復帰位置を規
制されるときの吸引力としても働くことになり、従っ
て、コイルの逆起電圧吸収用として単にダイオードのみ
を接続した従来例の場合よりも、接極子5 は鉄芯1 から
釈放され易くなって復帰時間はそれだけ短くなり、ひい
ては接点部6 の開離スピードが速くなって開閉能力も良
くなるという効果を奏することになる。
【0020】なお、本実施例では、第2のコイル4 の磁
束Φ2 は、接極子5 の復帰位置を規制するテール部5cに
より閉磁路を形成するようになっているが、接極子5 の
復帰位置を別の手段で規制してテール部5cによる磁束Φ
2 の閉磁路が形成されない場合でも、テール部5cの吸引
力分はなくなるが、磁束Φ2 により第1のコイル2 の磁
束Φ1 の残留磁束を減少させることによる効果は奏する
ことになる。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載のものによれば、第1のコ
イルに接続していた直流電源をスイッチにより切ったと
き、第1のコイルの両端に逆起電圧が発生するが、第1
のコイルには第2のコイルをダイオードを介して接続し
た閉回路が形成されているから、逆起電流がその閉回路
にダイオードの順方向電流として流れて逆起電圧を吸収
することになり、そうすると第1のコイルと第2のコイ
ルとは、継鉄を流れる磁束方向が互いに逆になるようそ
れぞれ巻回されているから、第1のコイルによる残留磁
束が減少し、接極子が鉄芯から釈放され易くなり、従っ
て、コイルの逆起電圧吸収用として単にダイオードのみ
を接続した従来例の場合よりも、復帰時間が短くなる。
【0022】また、請求項2記載のものによれば、接極
子は、鉄芯から釈放されたとき、基端部からさらに延長
して形成されたテール部が、第2のコイルの磁束が閉磁
路を形成し得るよう継鉄に当接するから、その当接する
際の吸引力は接極子の先端部が鉄芯から釈放されるのを
助ける方向に働くことになり、従って、請求項1記載の
ものよりもさらに復帰時間が短くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面正面図である。
【図2】同上の接極子が吸引されるときの状態を示す説
明図である。
【図3】同上の接極子が釈放されるときの状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 鉄芯 2 第1のコイル 3 継鉄 4 第2のコイル 5 接極子 5a 基端部 5b 先端部 5c テール部 6 接点部 8 ダイオード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄芯と、鉄芯に巻回された第1のコイル
    と、一端部が鉄芯に固着された継鉄と、継鉄に巻回され
    た第2のコイルと、基端部が継鉄の他端部に回動自在に
    支持されて先端部が鉄芯に対し吸引釈放される接極子
    と、接極子に応動して開閉される接点部と、を備え、第
    1のコイルと第2のコイルとは、ダイオードを介して閉
    回路を形成するよう接続されその閉回路にダイオードの
    順方向電流が流れたとき、継鉄を流れる磁束方向が互い
    に逆になるようそれぞれ巻回されてなることを特徴とす
    る電磁リレー。
  2. 【請求項2】 前記接極子は、前記鉄芯から釈放された
    ときに前記第2のコイルの磁束が閉磁路を形成し得るよ
    う前記継鉄に当接するテール部が、基端部からさらに延
    長して形成されたことを特徴とする請求項1記載の電磁
    リレー。
JP4104497A 1992-04-23 1992-04-23 電磁リレー Pending JPH05298994A (ja)

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JP4104497A JPH05298994A (ja) 1992-04-23 1992-04-23 電磁リレー

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019181359A1 (ja) * 2018-03-23 2019-09-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 電磁継電器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019181359A1 (ja) * 2018-03-23 2019-09-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 電磁継電器
CN111902902A (zh) * 2018-03-23 2020-11-06 松下知识产权经营株式会社 电磁继电器
JPWO2019181359A1 (ja) * 2018-03-23 2021-02-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 電磁継電器
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