JPH05296336A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents
自動変速機の変速制御装置Info
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- JPH05296336A JPH05296336A JP10297692A JP10297692A JPH05296336A JP H05296336 A JPH05296336 A JP H05296336A JP 10297692 A JP10297692 A JP 10297692A JP 10297692 A JP10297692 A JP 10297692A JP H05296336 A JPH05296336 A JP H05296336A
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- shutoff valve
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Links
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 abstract 4
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Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】自動変速機を強制的に中立状態にする非常用遮
断弁の正常作動確認を運転者が意図した駐車時のみに行
うことによって正常作動確認を可能とし、非常用遮断弁
の作動の信頼性を上げる。 【構成】車両の操作履歴から運転者の意図した駐車状態
と判断された場合、非常用遮断弁を一時的に作動させて
正常作動確認を行う。
断弁の正常作動確認を運転者が意図した駐車時のみに行
うことによって正常作動確認を可能とし、非常用遮断弁
の作動の信頼性を上げる。 【構成】車両の操作履歴から運転者の意図した駐車状態
と判断された場合、非常用遮断弁を一時的に作動させて
正常作動確認を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、変速レンジの切換え
を電気的に行うよう構成した自動変速機の変速制御装置
に関するものである。
を電気的に行うよう構成した自動変速機の変速制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に車両用の自動変速機の変速レン
ジの切換えは、自動変速機の油圧制御部に備えられてい
る変速レンジ設定用油路切換弁を手動操作して行うよう
になっているが、変速レンジ設定用油路切換弁を電気的
に制御して変速レンジの切換えを行うよう構成したもの
が特公昭52−10178号公報に記載されている。こ
のような電気的に制御して変速レンジを切換えるものに
おいては、機械的なリンク機構がないため電気系統の故
障等により所期の変速レンジを達成できない虞れがあ
る。その対策として、所期の変速レンジを設定できない
時に油圧源から変速レンジ設定用油路切換弁への油圧の
供給を遮断して強制的に自動変速機を中立状態にする非
常用遮断弁を備えるようにしている。しかしながら、電
気系統の故障等がない限り非常用遮断弁は長期に渡り作
動しないため、電気系統の故障等で強制的に中立状態と
したい場合に、非常用遮断弁への異物噛み込み等で非常
用遮断弁が動きにくい可能性がある。そこで停車時の
み、電気系統の故障等がない時にも非常用遮断弁を一時
的に作動させて非常用遮断弁への異物噛み込み等を防ぎ
つつ、非常用遮断弁の正常作動を確認する方法が考えら
れる。
ジの切換えは、自動変速機の油圧制御部に備えられてい
る変速レンジ設定用油路切換弁を手動操作して行うよう
になっているが、変速レンジ設定用油路切換弁を電気的
に制御して変速レンジの切換えを行うよう構成したもの
が特公昭52−10178号公報に記載されている。こ
のような電気的に制御して変速レンジを切換えるものに
おいては、機械的なリンク機構がないため電気系統の故
障等により所期の変速レンジを達成できない虞れがあ
る。その対策として、所期の変速レンジを設定できない
時に油圧源から変速レンジ設定用油路切換弁への油圧の
供給を遮断して強制的に自動変速機を中立状態にする非
常用遮断弁を備えるようにしている。しかしながら、電
気系統の故障等がない限り非常用遮断弁は長期に渡り作
動しないため、電気系統の故障等で強制的に中立状態と
したい場合に、非常用遮断弁への異物噛み込み等で非常
用遮断弁が動きにくい可能性がある。そこで停車時の
み、電気系統の故障等がない時にも非常用遮断弁を一時
的に作動させて非常用遮断弁への異物噛み込み等を防ぎ
つつ、非常用遮断弁の正常作動を確認する方法が考えら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし停車時に非常用
遮断弁を作動させることによって中立状態で故障してし
まった場合、路上で発進が困難になることが考えられ、
正常作動の確認をすることが困難であった。以上のよう
な問題に鑑み、本発明は非常用遮断弁の正常作動確認は
運転者が意図した駐車時のみに行うことによって正常作
動確認を可能とし、電気系統故障時の非常用遮断弁の作
動の信頼性を上げることを目的とする。
遮断弁を作動させることによって中立状態で故障してし
まった場合、路上で発進が困難になることが考えられ、
正常作動の確認をすることが困難であった。以上のよう
な問題に鑑み、本発明は非常用遮断弁の正常作動確認は
運転者が意図した駐車時のみに行うことによって正常作
動確認を可能とし、電気系統故障時の非常用遮断弁の作
動の信頼性を上げることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の自動変速機の変
速制御装置は図1に示すように、油圧源と、油圧源に連
通する変速レンジ設定用油路切換弁と、油圧源と変速レ
ンジ設定用油路切換弁との連通を遮断して自動変速機を
中立状態にすることが可能な非常用遮断弁と、変速レン
ジ設定用油路切換弁を電気的に作動させる信号を出力す
る変速レンジ切換部と、変速レンジ設定用油路切換弁あ
るいは変速レンジ切換部の異常時に非常用遮断弁を作動
させる非常用遮断弁制御手段と、を備えた自動変速機の
変速制御装置と、車両の操作履歴を検出する操作履歴検
出手段と、車両の操作履歴から駐車状態を判定する駐車
状態判定手段と、駐車状態の時に非常用遮断弁を一時的
に作動させる第二の非常用遮断弁制御手段と、から構成
される。
速制御装置は図1に示すように、油圧源と、油圧源に連
通する変速レンジ設定用油路切換弁と、油圧源と変速レ
ンジ設定用油路切換弁との連通を遮断して自動変速機を
中立状態にすることが可能な非常用遮断弁と、変速レン
ジ設定用油路切換弁を電気的に作動させる信号を出力す
る変速レンジ切換部と、変速レンジ設定用油路切換弁あ
るいは変速レンジ切換部の異常時に非常用遮断弁を作動
させる非常用遮断弁制御手段と、を備えた自動変速機の
変速制御装置と、車両の操作履歴を検出する操作履歴検
出手段と、車両の操作履歴から駐車状態を判定する駐車
状態判定手段と、駐車状態の時に非常用遮断弁を一時的
に作動させる第二の非常用遮断弁制御手段と、から構成
される。
【0005】
【作用】この発明の自動変速機の変速制御装置では、変
速レンジの切換えは変速レンジ設定用油路切換弁を変速
レンジ切換部からの信号に基づいて電気的に作動させる
ことによって行う。変速レンジ設定用油路切換弁あるい
は変速レンジ切換部の異常時は、非常用遮断弁が作動し
て油圧源と変速レンジ設定用油路切換弁との連通を遮断
し自動変速機を強制的に中立状態にする。また変速レン
ジ設定用油路切換弁と変速レンジ切換部が共に正常の場
合であっても、車両の操作履歴から駐車状態を判定した
時は非常用遮断弁を一時的に作動させる。
速レンジの切換えは変速レンジ設定用油路切換弁を変速
レンジ切換部からの信号に基づいて電気的に作動させる
ことによって行う。変速レンジ設定用油路切換弁あるい
は変速レンジ切換部の異常時は、非常用遮断弁が作動し
て油圧源と変速レンジ設定用油路切換弁との連通を遮断
し自動変速機を強制的に中立状態にする。また変速レン
ジ設定用油路切換弁と変速レンジ切換部が共に正常の場
合であっても、車両の操作履歴から駐車状態を判定した
時は非常用遮断弁を一時的に作動させる。
【0006】
【実施例】以下、本発明をさらに具体的に明らかにする
ために、本発明の実施例について添付の図面を参照しつ
つ詳細に説明する。
ために、本発明の実施例について添付の図面を参照しつ
つ詳細に説明する。
【0007】図2は本発明の第1実施例のシステム構成
図で、10は自動変速機、20は自動変速機10の油圧
制御部、30は自動変速機10の変速制御部、40は自
動変速機のレンジ制御部をそれぞれ表す。
図で、10は自動変速機、20は自動変速機10の油圧
制御部、30は自動変速機10の変速制御部、40は自
動変速機のレンジ制御部をそれぞれ表す。
【0008】変速制御部30には車速信号、スロットル
開度信号、ブレーキ信号、エンジン水温信号、パターン
セレクト信号等の各種信号と、レンジ制御部40からの
レンジ信号が入力され、油圧制御部20のソレノイドバ
ルブS1,S2,SLuに信号を出力し、自動変速機1
0の各変速段への自動切換えを行っている。またソレノ
イドバルブS3にも信号を出力し、後述の非常用遮断弁
60の制御を行っている。
開度信号、ブレーキ信号、エンジン水温信号、パターン
セレクト信号等の各種信号と、レンジ制御部40からの
レンジ信号が入力され、油圧制御部20のソレノイドバ
ルブS1,S2,SLuに信号を出力し、自動変速機1
0の各変速段への自動切換えを行っている。またソレノ
イドバルブS3にも信号を出力し、後述の非常用遮断弁
60の制御を行っている。
【0009】レンジ制御部40にはプッシュボタン式レ
ンジセレクトスイッチ45の接点信号、油圧制御部20
のマニュアルバルブ50の位置を検出するマニュアルバ
ルブ位置センサ59の検出信号、エンジンの稼動、停止
を検出するためのイグニッションキー46からのON・
OFF信号が入力され、変速制御部30、マニュアルバ
ルブ作動用ECU44、レンジインジケータ43および
ボイスナビゲーションECU41に信号が出力される。
ンジセレクトスイッチ45の接点信号、油圧制御部20
のマニュアルバルブ50の位置を検出するマニュアルバ
ルブ位置センサ59の検出信号、エンジンの稼動、停止
を検出するためのイグニッションキー46からのON・
OFF信号が入力され、変速制御部30、マニュアルバ
ルブ作動用ECU44、レンジインジケータ43および
ボイスナビゲーションECU41に信号が出力される。
【0010】マニュアルバルブ作動用ECU44はレン
ジ制御部40から入力されるレンジ信号に基づいて、マ
ニュアルバルブ50を作動するためのマニュアルバルブ
作動用モータ58に作動信号を出力する。レンジインジ
ケータ43は、運転席前面の計器パネルなどに設けら
れ、レンジ制御部40から出力されるレンジ信号に基づ
いて対応した表示部分が点灯される。またボイスナビゲ
ーションECU41は、各種構成部品が故障、正常復帰
等の時にレンジ制御部40から信号が入力され、スピー
カ42から音声を出して運転者に警告する機能を果た
す。
ジ制御部40から入力されるレンジ信号に基づいて、マ
ニュアルバルブ50を作動するためのマニュアルバルブ
作動用モータ58に作動信号を出力する。レンジインジ
ケータ43は、運転席前面の計器パネルなどに設けら
れ、レンジ制御部40から出力されるレンジ信号に基づ
いて対応した表示部分が点灯される。またボイスナビゲ
ーションECU41は、各種構成部品が故障、正常復帰
等の時にレンジ制御部40から信号が入力され、スピー
カ42から音声を出して運転者に警告する機能を果た
す。
【0011】図3は油圧制御部20の油圧系統図の一例
で、50はマニュアルバルブ、60は非常用遮断弁をそ
れぞれ表す。
で、50はマニュアルバルブ、60は非常用遮断弁をそ
れぞれ表す。
【0012】各種の制御のための基本油圧となるライン
圧Plは、油溜2からオイルポンプ1で汲み上げるとと
もに加圧して発生させた油圧をレギュレータバルブ3に
よって調圧することにより得られ、トルクコンバータ
4、オイルクーラ5、油路7に送られるようになってい
る。
圧Plは、油溜2からオイルポンプ1で汲み上げるとと
もに加圧して発生させた油圧をレギュレータバルブ3に
よって調圧することにより得られ、トルクコンバータ
4、オイルクーラ5、油路7に送られるようになってい
る。
【0013】自動変速機10のレンジを設定するための
油路切換弁として従来から知られているマニュアルバル
ブ50はスプールバルブであって、その一端側のポート
53、54、56および基端側のポート51が、自動変
速機10のクラッチやブレーキなどの摩擦係合装置11
の係合・解放を制御する複数のシフトバルブ21に接続
されている。また中央部のポート52にライン圧Plが
供給され、さらに先端部と基端部にドレンポート55、
57が設けられている。マニュアルバルブ50は、マニ
ュアルバルブ作動用ECU44からの信号に基づいて作
動するマニュアルバルブ作動用モータ58によってスプ
ールがその軸線方向に移動するようになっている。
油路切換弁として従来から知られているマニュアルバル
ブ50はスプールバルブであって、その一端側のポート
53、54、56および基端側のポート51が、自動変
速機10のクラッチやブレーキなどの摩擦係合装置11
の係合・解放を制御する複数のシフトバルブ21に接続
されている。また中央部のポート52にライン圧Plが
供給され、さらに先端部と基端部にドレンポート55、
57が設けられている。マニュアルバルブ50は、マニ
ュアルバルブ作動用ECU44からの信号に基づいて作
動するマニュアルバルブ作動用モータ58によってスプ
ールがその軸線方向に移動するようになっている。
【0014】マニュアルバルブ50にライン圧Plを供
給する油路に介装される非常用遮断弁60は、マニュア
ルバルブ50等に異常が発生し所期のレンジを設定でき
ない時にマニュアルバルブ50へのライン圧Plの供給
を遮断するものである。非常用遮断弁60はマニュアル
バルブ50と同様にスプールバルブであり、三つのラン
ドを有するスプール61と、これを軸線方向で図2の右
方向に付勢するスプリング62と、信号圧室68を有し
ている。入力ポート66には油路7が接続される一方、
出力ポート64にはマニュアルバルブ50のポート52
に連通する油路9が接続されている。また、油路7から
分岐しオリフィス6を有する油路8がポート63と接続
し信号圧室68に連通している。
給する油路に介装される非常用遮断弁60は、マニュア
ルバルブ50等に異常が発生し所期のレンジを設定でき
ない時にマニュアルバルブ50へのライン圧Plの供給
を遮断するものである。非常用遮断弁60はマニュアル
バルブ50と同様にスプールバルブであり、三つのラン
ドを有するスプール61と、これを軸線方向で図2の右
方向に付勢するスプリング62と、信号圧室68を有し
ている。入力ポート66には油路7が接続される一方、
出力ポート64にはマニュアルバルブ50のポート52
に連通する油路9が接続されている。また、油路7から
分岐しオリフィス6を有する油路8がポート63と接続
し信号圧室68に連通している。
【0015】油路8上のオリフィス6とポート63の間
には変速制御部30から信号を受けて作動するソレノイ
ドバルブS3が設けられている。ソレノイドバルブS3
の非通電時にはソレノイドバルブS3の図示されないド
レンポートが閉じられ非常用遮断弁60の信号圧室68
にライン圧Plが作用し、スプール61は図2に上側に
示す状態になり、入力ポート66と出力ポート64とを
連通させ、油路9にライン圧Plを供給する(非常用遮
断弁60非作動状態)。ソレノイドバルブS3の通電時
にはソレノイドバルブS3のドレンポートが開いて油路
8から油圧が排圧されるので非常用遮断弁60の信号圧
室68にはライン圧Plが作用せず、スプール61は図
2に下側に示す状態になり、スプール61が入力ポート
66を閉じるとともに出力ポート64をドレンポート6
7に連通させ、油路9からライン圧Plを排圧するよう
になっている(非常用遮断弁60作動状態)。
には変速制御部30から信号を受けて作動するソレノイ
ドバルブS3が設けられている。ソレノイドバルブS3
の非通電時にはソレノイドバルブS3の図示されないド
レンポートが閉じられ非常用遮断弁60の信号圧室68
にライン圧Plが作用し、スプール61は図2に上側に
示す状態になり、入力ポート66と出力ポート64とを
連通させ、油路9にライン圧Plを供給する(非常用遮
断弁60非作動状態)。ソレノイドバルブS3の通電時
にはソレノイドバルブS3のドレンポートが開いて油路
8から油圧が排圧されるので非常用遮断弁60の信号圧
室68にはライン圧Plが作用せず、スプール61は図
2に下側に示す状態になり、スプール61が入力ポート
66を閉じるとともに出力ポート64をドレンポート6
7に連通させ、油路9からライン圧Plを排圧するよう
になっている(非常用遮断弁60作動状態)。
【0016】油路9上には油圧スイッチ70が設けられ
ており油路9にライン圧Plが供給されている時はO
N、供給されていない時はOFFに切換えられる。
ており油路9にライン圧Plが供給されている時はO
N、供給されていない時はOFFに切換えられる。
【0017】次に上述のごとき構成よりなる本発明の第
1実施例の変速制御装置の作用について説明する。
1実施例の変速制御装置の作用について説明する。
【0018】油溜2からオイルポンプ1で汲み上げら
れ、レギュレータバルブ3によって調圧されたライン圧
Plは、トルクコンバータ4に送られ、さらにトルクコ
ンバータ4からオイルクーラ5に送られる。またライン
圧Plは油路7を通って非常用遮断弁60の入力ポート
66に入る。
れ、レギュレータバルブ3によって調圧されたライン圧
Plは、トルクコンバータ4に送られ、さらにトルクコ
ンバータ4からオイルクーラ5に送られる。またライン
圧Plは油路7を通って非常用遮断弁60の入力ポート
66に入る。
【0019】通常、マニュアルバルブ50が正常に作動
している時は、非常用遮断弁60は作動していないので
図2の上側に示す状態になっている。すなわち、ソレノ
イドバルブS3を非通電にしソレノイドバルブS3のド
レンポートを閉じ信号圧室68にライン圧Plを作用さ
せ、入力ポート66と出力ポート64とを連通させてい
る。
している時は、非常用遮断弁60は作動していないので
図2の上側に示す状態になっている。すなわち、ソレノ
イドバルブS3を非通電にしソレノイドバルブS3のド
レンポートを閉じ信号圧室68にライン圧Plを作用さ
せ、入力ポート66と出力ポート64とを連通させてい
る。
【0020】出力ポート64から出たライン圧Plは油
路9を通ってマニュアルバルブ50のポート52に入
る。マニュアルバルブ50は前述のようにマニュアルバ
ルブ作動用ECU44からの作動信号に基づいて作動す
るマニュアルバルブ作動用モータ58によってスプール
がその軸線方向に移動することによってライン圧Plの
経路を各レンジに応じて切換えている。
路9を通ってマニュアルバルブ50のポート52に入
る。マニュアルバルブ50は前述のようにマニュアルバ
ルブ作動用ECU44からの作動信号に基づいて作動す
るマニュアルバルブ作動用モータ58によってスプール
がその軸線方向に移動することによってライン圧Plの
経路を各レンジに応じて切換えている。
【0021】各レンジに応じてマニュアルバルブ50の
ポート53、54、56、51から選択的に出力される
ライン圧Plは、変速制御部30からの信号に基づいて
ソレノイドバルブS1,S2,SLuによって作動する
複数のシフトバルブ21を経由して周知のごとく自動変
速機10のクラッチやブレーキなどの摩擦係合装置11
の係合・解放を行い、自動変速機10の各変速段を設定
する。
ポート53、54、56、51から選択的に出力される
ライン圧Plは、変速制御部30からの信号に基づいて
ソレノイドバルブS1,S2,SLuによって作動する
複数のシフトバルブ21を経由して周知のごとく自動変
速機10のクラッチやブレーキなどの摩擦係合装置11
の係合・解放を行い、自動変速機10の各変速段を設定
する。
【0022】マニュアルバルブ50あるいは電気系統に
故障が発生し、レンジセレクトスイッチ45の接点信号
とマニュアルバルブ位置センサ59の検出信号が異なる
時、すなわち所期の変速レンジを設定できない時には、
前述のようにソレノイドバルブS3を通電することによ
って非常用遮断弁60を作動させて図2の下側に示す状
態にし、マニュアルバルブ50へのライン圧Plの供給
を遮断して自動変速機10を強制的に中立状態にする。
そしてレンジ制御部40からボイスナビゲーションEC
U41に信号を出力して、運転者にスピーカ42によっ
て警告を与える。
故障が発生し、レンジセレクトスイッチ45の接点信号
とマニュアルバルブ位置センサ59の検出信号が異なる
時、すなわち所期の変速レンジを設定できない時には、
前述のようにソレノイドバルブS3を通電することによ
って非常用遮断弁60を作動させて図2の下側に示す状
態にし、マニュアルバルブ50へのライン圧Plの供給
を遮断して自動変速機10を強制的に中立状態にする。
そしてレンジ制御部40からボイスナビゲーションEC
U41に信号を出力して、運転者にスピーカ42によっ
て警告を与える。
【0023】しかしながら、長期にわたって非常用遮断
弁60を非作動のままにしておくと、異物噛み込み等に
よって作動しなければならない時に作動しなくなるの
で、マニュアルバルブ50が正常に作動している時で
も、非常用遮断弁60を作動させる。そこで、運転者が
駐車意思をもって駐車した時、すなわちイグニッション
キー46が一定時間OFFの後、イグニッションキーが
ONになった場合のパーキングレンジの時に非常用遮断
弁60を前述のように作動させて正常作動確認を行う。
この時、非常用遮断弁60を作動させるべくソレノイド
バルブS3を通電しているにも関わらず、油路9にライ
ン圧Plが供給されていて油圧スイッチ70がONにな
っている場合は非常用遮断弁60が作動せず故障してい
ることを意味するので、運転者にスピーカ42によって
警告する。
弁60を非作動のままにしておくと、異物噛み込み等に
よって作動しなければならない時に作動しなくなるの
で、マニュアルバルブ50が正常に作動している時で
も、非常用遮断弁60を作動させる。そこで、運転者が
駐車意思をもって駐車した時、すなわちイグニッション
キー46が一定時間OFFの後、イグニッションキーが
ONになった場合のパーキングレンジの時に非常用遮断
弁60を前述のように作動させて正常作動確認を行う。
この時、非常用遮断弁60を作動させるべくソレノイド
バルブS3を通電しているにも関わらず、油路9にライ
ン圧Plが供給されていて油圧スイッチ70がONにな
っている場合は非常用遮断弁60が作動せず故障してい
ることを意味するので、運転者にスピーカ42によって
警告する。
【0024】逆に、非常用遮断弁60を作動させた後、
非作動にするべくソレノイドバルブS3を非通電にして
いるにも関わらず、油路9にライン圧Plが供給されな
いで油圧スイッチがOFFになっている場合は非常用遮
断弁60が作動側で故障していることを意味するので運
転者にスピーカ42によって警告する。
非作動にするべくソレノイドバルブS3を非通電にして
いるにも関わらず、油路9にライン圧Plが供給されな
いで油圧スイッチがOFFになっている場合は非常用遮
断弁60が作動側で故障していることを意味するので運
転者にスピーカ42によって警告する。
【0025】次に図4と図5のフローチャートに基づい
て本発明の第1実施例の制御内容を説明する。
て本発明の第1実施例の制御内容を説明する。
【0026】まずデータやフラグなどの初期化を行い必
要なデータを読み込み、ステップ1に進む。
要なデータを読み込み、ステップ1に進む。
【0027】ステップ1においてエンジンが稼動してい
るか停止しているかを判断するためにイグニッションキ
ー46がONかOFFかの判断を行う。エンジンが稼動
していてイグニッションキー46がONと判断された場
合はステップ2に進む。
るか停止しているかを判断するためにイグニッションキ
ー46がONかOFFかの判断を行う。エンジンが稼動
していてイグニッションキー46がONと判断された場
合はステップ2に進む。
【0028】ステップ2においてフラグFgが1か0か
の判断を行う。フラグFgはイグニッションキー46が
以前ONであれば後述のステップ3で1にセットされて
おり、以前OFFであれば後述のステップ7で0にリセ
ットされている。以前からエンジンが稼動していてフラ
グFgが1と判断された場合は図5のステップ9に進
む。
の判断を行う。フラグFgはイグニッションキー46が
以前ONであれば後述のステップ3で1にセットされて
おり、以前OFFであれば後述のステップ7で0にリセ
ットされている。以前からエンジンが稼動していてフラ
グFgが1と判断された場合は図5のステップ9に進
む。
【0029】ステップ1においてエンジンが停止してい
てイグニッションキー46がOFFと判断された場合は
ステップ6に進む。
てイグニッションキー46がOFFと判断された場合は
ステップ6に進む。
【0030】ステップ6においてフラグFgが1か0か
の判断を行う。フラグFgが1と判断された場合は以前
はエンジンが稼動していて、エンジンが停止した直後と
いうことを意味するからステップ7に進み、フラグFg
を0にリセットし、エンジンOFFタイマTgoffの
カウントをスタートさせ制御を終了する。エンジンOF
FタイマTgoffはエンジンの停止時間を計測するタ
イマである。
の判断を行う。フラグFgが1と判断された場合は以前
はエンジンが稼動していて、エンジンが停止した直後と
いうことを意味するからステップ7に進み、フラグFg
を0にリセットし、エンジンOFFタイマTgoffの
カウントをスタートさせ制御を終了する。エンジンOF
FタイマTgoffはエンジンの停止時間を計測するタ
イマである。
【0031】ステップ6においてフラグFgが0と判断
された場合は以前からエンジンが停止しているから制御
を終了する。
された場合は以前からエンジンが停止しているから制御
を終了する。
【0032】ステップ2においてフラグFgが0と判断
された場合は以前はエンジンが停止していて、エンジン
が始動した直後ということを意味するからステップ3に
進みフラグFgを1にセットし,ステップ4に進む。
された場合は以前はエンジンが停止していて、エンジン
が始動した直後ということを意味するからステップ3に
進みフラグFgを1にセットし,ステップ4に進む。
【0033】ステップ4においてエンジンOFFタイマ
TgoffがT0以上か否かの判断を行う。エンジンO
FFタイマTgoffがT0以上と判断された場合は、
運転者が意図したエンジン停止と判断できるので非常用
遮断弁60の作動を許可するべくステップ5に進みフラ
グFaを1にセットして図5のステップ9へ進む。フラ
グFaは非常用遮断弁60の作動を許可する場合に1に
セットされるフラグである。
TgoffがT0以上か否かの判断を行う。エンジンO
FFタイマTgoffがT0以上と判断された場合は、
運転者が意図したエンジン停止と判断できるので非常用
遮断弁60の作動を許可するべくステップ5に進みフラ
グFaを1にセットして図5のステップ9へ進む。フラ
グFaは非常用遮断弁60の作動を許可する場合に1に
セットされるフラグである。
【0034】ステップ4においてエンジンOFFタイマ
TgoffがT0以上でないと判断された場合は、運転
者が意図したエンジン停止ではないと判断できるのでフ
ラグFaはそのままで図5のステップ9へ進む。
TgoffがT0以上でないと判断された場合は、運転
者が意図したエンジン停止ではないと判断できるのでフ
ラグFaはそのままで図5のステップ9へ進む。
【0035】ステップ9においてフラグFnが1か0か
の判断を行う。フラグFnは非常用遮断弁60が以前O
Nであれば後述のステップ13で1にセットされてお
り、以前OFFであれば後述のステップ18で0にリセ
ットされている。以前から非常用遮断弁60がOFFで
フラグFnが0と判断された場合はステップ10に進
む。
の判断を行う。フラグFnは非常用遮断弁60が以前O
Nであれば後述のステップ13で1にセットされてお
り、以前OFFであれば後述のステップ18で0にリセ
ットされている。以前から非常用遮断弁60がOFFで
フラグFnが0と判断された場合はステップ10に進
む。
【0036】ステップ10において油圧スイッチ70が
ONかOFFかの判断を行う。油圧スイッチ70は非常
用遮断弁60が作動して油路9を遮断している場合はO
FFで、非常用遮断弁60が作動せずに油路9を遮断し
ていない場合はONになっている。ステップ9において
フラグFnが0と判断されステップ10において油圧ス
イッチがONと判断された場合は非常用遮断弁60は正
常であることを意味するのでステップ11に進む。
ONかOFFかの判断を行う。油圧スイッチ70は非常
用遮断弁60が作動して油路9を遮断している場合はO
FFで、非常用遮断弁60が作動せずに油路9を遮断し
ていない場合はONになっている。ステップ9において
フラグFnが0と判断されステップ10において油圧ス
イッチがONと判断された場合は非常用遮断弁60は正
常であることを意味するのでステップ11に進む。
【0037】ステップ11においてセレクトレンジがパ
ーキングレンジか否かの判断を行う。パーキングレンジ
と判断された場合はステップ12に進む。
ーキングレンジか否かの判断を行う。パーキングレンジ
と判断された場合はステップ12に進む。
【0038】ステップ12においてはフラグFaが1か
0かの判断を行う。フラグFaが1と判断された場合
は、非常用遮断弁60の作動が許可されているのでステ
ップ13に進み、非常用遮断弁60をONにして非常用
遮断弁60を作動させる。また、非常用遮断弁ONタイ
マTnonのカウントをスタートさせ、フラグFnを1
にセットし制御を終了する。非常用遮断弁ONタイマT
nonは非常用遮断弁60の作動時間を計測するタイマ
である。
0かの判断を行う。フラグFaが1と判断された場合
は、非常用遮断弁60の作動が許可されているのでステ
ップ13に進み、非常用遮断弁60をONにして非常用
遮断弁60を作動させる。また、非常用遮断弁ONタイ
マTnonのカウントをスタートさせ、フラグFnを1
にセットし制御を終了する。非常用遮断弁ONタイマT
nonは非常用遮断弁60の作動時間を計測するタイマ
である。
【0039】ステップ11、12においてそれぞれ、セ
レクトレンジがパーキングレンジ以外、フラグFaが0
と判断された場合は制御を終了する。
レクトレンジがパーキングレンジ以外、フラグFaが0
と判断された場合は制御を終了する。
【0040】ステップ9において非常用遮断弁60がO
NでフラグFnが1と判断された場合はステップ17に
進む。
NでフラグFnが1と判断された場合はステップ17に
進む。
【0041】ステップ17において油圧スイッチ70が
ONかOFFかの判断を行う。ステップ9においてフラ
グFnが1と判断されステップ16において油圧スイッ
チ70がOFFと判断された場合は非常用遮断弁60は
正常に作動して油路9を遮断していることを意味するの
でステップ18に進み、非常用遮断弁60をOFFに
し、非常用遮断弁OFFタイマTnoffのカウントを
スタートさせ、フラグFnを0にリセットし、フラグF
aを0にリセットし制御を終了する。非常用遮断弁OF
FタイマTnoffは非常用遮断弁60の非作動時間を
計測するタイマである。
ONかOFFかの判断を行う。ステップ9においてフラ
グFnが1と判断されステップ16において油圧スイッ
チ70がOFFと判断された場合は非常用遮断弁60は
正常に作動して油路9を遮断していることを意味するの
でステップ18に進み、非常用遮断弁60をOFFに
し、非常用遮断弁OFFタイマTnoffのカウントを
スタートさせ、フラグFnを0にリセットし、フラグF
aを0にリセットし制御を終了する。非常用遮断弁OF
FタイマTnoffは非常用遮断弁60の非作動時間を
計測するタイマである。
【0042】逆にステップ9においてフラグFnが1と
判断されステップ17において油圧スイッチ70がOF
Fと判断された場合はステップ19に進む。
判断されステップ17において油圧スイッチ70がOF
Fと判断された場合はステップ19に進む。
【0043】ステップ19において非常用遮断弁ONタ
イマTnonがT2以上か否かの判断を行う。非常用遮
断弁ONタイマTnonがT2以上と判断された場合は
非常用遮断弁60が非作動側で故障していることを意味
するからステップ20に進みレンジ切換を禁止して、運
転者に警告しステップ21に進み、非常用遮断弁60の
フェール解除制御を行い制御を終了する。
イマTnonがT2以上か否かの判断を行う。非常用遮
断弁ONタイマTnonがT2以上と判断された場合は
非常用遮断弁60が非作動側で故障していることを意味
するからステップ20に進みレンジ切換を禁止して、運
転者に警告しステップ21に進み、非常用遮断弁60の
フェール解除制御を行い制御を終了する。
【0044】ステップ19において非常用遮断弁ONタ
イマTnonがT2以下と判断された場合は制御を終了
する。
イマTnonがT2以下と判断された場合は制御を終了
する。
【0045】ステップ9においてフラグFnが0と判断
されステップ10において油圧スイッチがOFFと判断
された場合はステップ14に進む。
されステップ10において油圧スイッチがOFFと判断
された場合はステップ14に進む。
【0046】ステップ14において非常用遮断弁OFF
タイマTnoffがT2以上か否かの判断を行う。非常
用遮断弁OFFタイマTnoffがT2以上と判断され
た場合は非常用遮断弁60が作動側で故障していること
を意味するからステップ15に進み運転者に走行不能を
警告しステップ16に進み、非常用遮断弁60のフェー
ル解除制御を行い制御を終了する。
タイマTnoffがT2以上か否かの判断を行う。非常
用遮断弁OFFタイマTnoffがT2以上と判断され
た場合は非常用遮断弁60が作動側で故障していること
を意味するからステップ15に進み運転者に走行不能を
警告しステップ16に進み、非常用遮断弁60のフェー
ル解除制御を行い制御を終了する。
【0047】ステップ14において非常用遮断弁OFF
タイマTnoffがT2以下と判断された場合制御を終
了する。
タイマTnoffがT2以下と判断された場合制御を終
了する。
【0048】以上のように本発明の第1実施例において
は、駐車状態の判定はエンジンの停止時間が所定時間以
上か否かを検出することによって行うことができる。
は、駐車状態の判定はエンジンの停止時間が所定時間以
上か否かを検出することによって行うことができる。
【0049】次に本発明の第2実施例について説明す
る。第2実施例のシステム構成図も第1実施例と基本的
に同じであるため、システム構成図の説明は省略し、以
下第1実施例と異なる制御内容について図5と図6のフ
ローチャートに基づいて説明する。
る。第2実施例のシステム構成図も第1実施例と基本的
に同じであるため、システム構成図の説明は省略し、以
下第1実施例と異なる制御内容について図5と図6のフ
ローチャートに基づいて説明する。
【0050】まずデータやフラグなどの初期化を行い必
要なデータを読み込み、ステップ30に進む。
要なデータを読み込み、ステップ30に進む。
【0051】ステップ30においてエンジンが稼動して
いるか停止しているかを判断するためにイグニッション
キー46がONかOFFかの判断を行う。エンジンが稼
動していてイグニッションキー46がONと判断された
場合はステップ31に進む。
いるか停止しているかを判断するためにイグニッション
キー46がONかOFFかの判断を行う。エンジンが稼
動していてイグニッションキー46がONと判断された
場合はステップ31に進む。
【0052】ステップ31においてフラグFgが1か0
かの判断を行う。フラグFgはイグニッションキー46
が以前ONであれば後述のステップ32で1にセットさ
れており、以前OFFであれば後述のステップ36で0
にリセットされている。以前からエンジンが稼動してい
てフラグFgが1と判断された場合は図5のステップ9
に進む。
かの判断を行う。フラグFgはイグニッションキー46
が以前ONであれば後述のステップ32で1にセットさ
れており、以前OFFであれば後述のステップ36で0
にリセットされている。以前からエンジンが稼動してい
てフラグFgが1と判断された場合は図5のステップ9
に進む。
【0053】ステップ30においてエンジンが停止して
いてイグニッションキー46がOFFと判断された場合
はステップ33に進む。
いてイグニッションキー46がOFFと判断された場合
はステップ33に進む。
【0054】ステップ33においてフラグFgが1か0
かの判断を行う。フラグFgが1と判断された場合は以
前はエンジンが稼動していて、エンジンが停止した直後
ということを意味するからステップ34に進む。
かの判断を行う。フラグFgが1と判断された場合は以
前はエンジンが稼動していて、エンジンが停止した直後
ということを意味するからステップ34に進む。
【0055】ステップ34においてセレクトレンジがパ
ーキングレンジか否かの判断を行う。セレクトレンジが
パーキングレンジと判断された場合は、運転者がパーキ
ングレンジに設定してからエンジンを停止したことにな
るので、運転者が意図したエンジン停止と判断でき、非
常用遮断弁60の作動を許可するべくステップ35に進
みフラグFaを1にセットしてステップ36へ進み、フ
ラグFgを0にリセットして制御を終了する。
ーキングレンジか否かの判断を行う。セレクトレンジが
パーキングレンジと判断された場合は、運転者がパーキ
ングレンジに設定してからエンジンを停止したことにな
るので、運転者が意図したエンジン停止と判断でき、非
常用遮断弁60の作動を許可するべくステップ35に進
みフラグFaを1にセットしてステップ36へ進み、フ
ラグFgを0にリセットして制御を終了する。
【0056】逆に、ステップ34においてセレクトレン
ジがパーキングレンジ以外と判断された場合は、運転者
がパーキングレンジに設定する前にエンジンを停止した
ことになるので、運転者が意図したエンジン停止ではな
いと判断できるのでフラグFaはそのままでステップ3
6へ進みフラグFgを0にリセットして制御を終了す
る。
ジがパーキングレンジ以外と判断された場合は、運転者
がパーキングレンジに設定する前にエンジンを停止した
ことになるので、運転者が意図したエンジン停止ではな
いと判断できるのでフラグFaはそのままでステップ3
6へ進みフラグFgを0にリセットして制御を終了す
る。
【0057】ステップ33においてフラグFgが0と判
断された場合は以前からエンジンが停止しているから制
御を終了する。
断された場合は以前からエンジンが停止しているから制
御を終了する。
【0058】ステップ31においてフラグFgが0と判
断された場合は以前はエンジンが停止していて、エンジ
ンが始動した直後ということを意味するからステップ3
2に進みフラグFgを1にセットし,図5のステップ9
に進む。
断された場合は以前はエンジンが停止していて、エンジ
ンが始動した直後ということを意味するからステップ3
2に進みフラグFgを1にセットし,図5のステップ9
に進む。
【0059】図5のステップ9以降は第1実施例と同一
であるので説明を省略する。
であるので説明を省略する。
【0060】以上のように本発明の第二実施例において
は、駐車状態の判定はエンジンを停止させる時にパーキ
ングレンジになっているか否かを検出することによって
行うことができる。
は、駐車状態の判定はエンジンを停止させる時にパーキ
ングレンジになっているか否かを検出することによって
行うことができる。
【0061】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、本発明がこのような具体例にのみ限定されるもの
ではないことは言うまでもないところであり、特許請求
の範囲に記載の範囲内で種々の実施態様が包含されるも
のである。
たが、本発明がこのような具体例にのみ限定されるもの
ではないことは言うまでもないところであり、特許請求
の範囲に記載の範囲内で種々の実施態様が包含されるも
のである。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、車両
の操作履歴を検出して、運転者が意図した駐車状態と判
断された時に非常用遮断弁を一時的に作動させて非常用
遮断弁の正常作動を確認するので、万一正常作動を確認
している途中に非常用遮断弁が作動したままの状態で故
障して自動変速機が中立状態になっても車両は駐車状態
であるため移動の必要はなく、自車および他車に支障を
きたすことなく非常用遮断弁の正常作動を確認すること
ができる。
の操作履歴を検出して、運転者が意図した駐車状態と判
断された時に非常用遮断弁を一時的に作動させて非常用
遮断弁の正常作動を確認するので、万一正常作動を確認
している途中に非常用遮断弁が作動したままの状態で故
障して自動変速機が中立状態になっても車両は駐車状態
であるため移動の必要はなく、自車および他車に支障を
きたすことなく非常用遮断弁の正常作動を確認すること
ができる。
【図1】 クレーム対応図
【図2】 本発明の一実施例のシステム構成図
【図3】 油圧制御部20の油圧系統図
【図4】 本発明の第1実施例のフローチャート
【図5】 本発明の第1、第2実施例のフローチャート
【図6】 本発明の第2実施例のフローチャート
10・・・自動変速機 20・・・油圧制御部 30・・・変速制御部 40・・・レンジ制御部 50・・・マニュアルバルブ 60・・・非常用遮断弁
Claims (1)
- 【請求項1】 油圧源と、 油圧源に連通する変速レンジ設定用油路切換弁と、 油圧源と変速レンジ設定用油路切換弁との連通を遮断し
て自動変速機を中立状態にすることが可能な非常用遮断
弁と、 変速レンジ設定用油路切換弁を電気的に作動させる信号
を出力する変速レンジ切換部と、 変速レンジ設定用油路切換弁あるいは変速レンジ切換部
の異常時に非常用遮断弁を作動させる非常用遮断弁制御
手段と、 を備えた自動変速機の変速制御装置において、 車両の操作履歴を検出する操作履歴検出手段と、 車両の操作履歴から駐車状態を判定する駐車状態判定手
段と、 駐車状態の時に非常用遮断弁を一時的に作動させる第二
の非常用遮断弁制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10297692A JPH05296336A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 自動変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10297692A JPH05296336A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 自動変速機の変速制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05296336A true JPH05296336A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14341776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10297692A Pending JPH05296336A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05296336A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007107598A (ja) * | 2005-10-13 | 2007-04-26 | Toyota Motor Corp | 車両用自動変速機の油圧制御装置 |
JP2008121805A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Toyota Motor Corp | 車両用油圧制御装置 |
-
1992
- 1992-04-22 JP JP10297692A patent/JPH05296336A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007107598A (ja) * | 2005-10-13 | 2007-04-26 | Toyota Motor Corp | 車両用自動変速機の油圧制御装置 |
JP2008121805A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Toyota Motor Corp | 車両用油圧制御装置 |
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